Monolithic IC MM3324...MITSUMI ACチャージャ用リチウムイオン2次電池充電制御IC MM3324 ブロック図 VDD VREF TDET CE CFB2 CFB1 GND TP3 TP2 LED-G LED-R CNT PROG

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MITSUMI ACチャージャ用リチウムイオン2次電池充電制御IC MM3324

ACチャージャ用リチウムイオン2次電池充電制御ICMonolithic IC MM3324

概要　本ICは電池の温度を監視し、温度によって充電電流・充電電圧を変化させる特性を持つ充電制御ICであり、2011年施行予定の安全規格に対応しています。また、従来外付け部品で対応していた充電FET・電流センス抵抗を内蔵した上、逆流防止機能を付加し、コストパフォーマンスに優れた製品となっております。

特長（1） 2011年施行予定の安全規格に先駆けて電池温度監視・制御機能を内蔵しています。低温時、高温時に満充電電圧・充電電流を変化させ、安全性を確保しています。

（2）充電FET、電流センス抵抗を内蔵することで、部品コストおよび部品のマウント代の削減が可能です。（3） 1次側制御機能内蔵のため、充電制御だけでなく電池電圧に追従した高効率な充電が可能です。

また、発熱も最小限に抑えております。

パッケージTSOP-16D

用途ACチャージャ



ブロック図

VDD

VREF

TDET

CE

CFB2 CFB1 GND

TP3

TP2

LED-G

LED-R

CNT

PROG

BAT

1.3Vreferencevoltage

Regulator

2.5Vreferencevoltage

Battery temperaturedetection

BAT voltage control

BATconstantvoltagecontrol

BATconstantcurrentcontrol

BATovervoltageundervoltagedetection

BATprechargedetection

BATfull chargingdetection

BATrechargedetection

VDDconstantvoltagecontrol

Adaptorovervoltageundervoltagedetection

Chipenablecontrol

Thermalshutdown

Oscillator Timer

LEDdisplaylogic

VDDcontrol

Chargecontrol

Reversecurrentdetection Current

detection

TP1

端子接続図

LED-G LED-R CE VREF TDET GND NC VDD

CFB1 CFB2 TP1 CNT TP2 PROG TP3 BAT

16 15 14 13 12 11 10 9

1 2 3 4 5 6 7 8

TSOP-16D(TOP VIEW)

1 CFB1 9 VDD2 CFB2 10 NC3 TP1 11 GND4 CNT 12 TDET5 TP2 13 VREF6 PROG 14 CE7 TP3 15 LED-R8 BAT 16 LED-G



端子説明

ピンNo. 端子名入出力説明等価回路図1 CFB1 Input BAT端子定電圧制御位相補償用端子

CFB1-CNT間に外付けのコンデンサを接続し、位相補償することにより発振を改善します。

BATVDD

CFB1

GND

2 CFB2 Input VDD端子定電圧制御位相補償用端子CFB2-CNT間に外付けのコンデンサを接続し、位相補償することにより発振を改善します。

VDD

CFB2

GND

3 TP1 Input テスト用端子1タイマテスト用端子です。通常使用時は、OPENにして下さい。

TP1

GND

4 CNT Output BAT端子、VDD端子定電圧制御、定電流制御用フォトカプラの発光ダイオードドライブ端子ダイオードのカソード側を接続します。

CNT

GND


TP2

GND

6 PROG Input 外付け抵抗値によりVDD入力時の充電電流を設定します。抵抗値を小さくすると充電電流を大きくすることが可能です。

PROG

GND


TP3

GND



ピンNo. 端子名入出力説明等価回路図8 BAT Input 電池電圧入力端子

電池電圧を検出して、充電を制御します。

BAT

GND

VDD

9 VDD Input 電源入力端子10 NC NC11 GND Input GND端子12 TDET Input 温度検出入力端子

基準電圧（VREF）から、外付けの抵抗とサーミスタにて抵抗分割した電位を与えて下さい。TDET端子が所定の電位にならないとリセットがかかった状態になります。

TDET

GND

VDD

13 VREF Output 基準電源出力端子約2.5Vの基準電圧を出力しています。温度検出の基準電源に使用します。

VREF

GND

14 CE Input チップイネーブル端子（アクティブHigh）

CE

GND

VDD

15 LED-R Output LED-R出力端子NMOS-TrのOPENドレイン出力です。

GND

LED-R

16 LED-G Output LED-G出力端子NMOS-TrのOPENドレイン出力です。

GND

LED-G



推奨動作条件

項目記　　号定　　　　格単　　　位動作温度 TOPR -40～+75 ℃電源電圧 VOPR 2.7～5.9 V

注：※1 基板サイズ：50×50×1mm 材質：紙フェノール層数：片面配線率：70%

最大定格（特記なき場合Ta=25℃）

項　　　目記　　号定　　　　　格単　　　位保存温度 TSTG -55～+150 ℃動作温度 TOPR -40～+85 ℃電源電圧 VDDMAX -0.3～+6 V

許容損失IC単体 Pd1 0.3

W基板実装時（※1） Pd2 0.8

電気的特性（特記なき場合Ta=25℃ , VDD=5.0V）

項目記号測定条件最小標準最大単位

消費電流 IDD 1 2 mA基準電圧 VREF 2.5 V

VDD検出電圧 L VDDL VDD=H→L 2.35 2.45 2.55 V

VDD検出電圧 Lヒステリシス電圧幅（※1） VDDLW 50 100 150 mV

VDD検出電圧 H VDDH VDD=L→H 5.50 5.70 5.90 V

VDD検出電圧 Hヒステリシス電圧幅（※1） VDDHW 50 100 150 mV

VDD端子制御電圧 VDD 4.4 4.5 4.6 VBAT端子リーク電流 IBAT 4 μA

BAT端子制御電圧（VBAT1>VBAT2）

VBAT1 VT2




予備充電電流精度 APRECHG IPRECHG=55mA -35 +35 %

急速充電電流精度 AFSTCHG

VT2




初回電圧検出ディレイタイム TFTV 0.117 0.146 0.175 s

LED-R 点滅周期TBL1 充電停止VT1＜TDET≦VT2,VT6＜TDET≦VT7 1.874 2.342 2.810 sTBL2 異常充電禁止 0.937 1.171 1.405

CE入力電圧L VCEL Charge OFF threshold 0 0.3 VCE入力電圧H VCEH Charge ON threshold 2 VDD VCE端子入力電流 ICE 10 20 μA

注：※ 本ICが壊れ制御が効かなくなった場合、安全な方向となる保証はできません。本IC以外のもので、保護をするようにして下さい。

　　※ 温度検出はB定数4250K（25/50℃）（村田製作所 NCP15WF104F03RC）での設定値にしてあります。　　※ 過放電電池の場合、急速充電電流（IFSTCHG2）の1/10の充電を約149.5s間行ない、その間に予備充電へ

移行しないとき、本ICでは異常電池と判定します。　　※ 隣接端子同士の短絡や、各端子のVDD/GND短絡の場合、本ICが誤動作する可能性があります。



測定回路図

V

V

V

V

V

V

VA

A

A

A

A

A

A

A

V

V

VDD

NC

GND

TDET

VREF

CE

LED-R

LED-G

BAT

TP3

PROG

TP2

CNT

TP1

CFB2

CFB1

9

10

11

12

13

14

15

16

8

7

6

5

4

3

2

1

MM3324

VDD VDD

VDD

VDD



タイミングチャート

■ 正常に充電が行なわれた時

VDD

BAT端子電圧

充電電流

LED-R

LED-G

4.2V

0V

0A

ON

ON

ON

OFF OFF

OFF

VDD;ON VDD端子制御電圧start

4.2VOutputvoltage

2.0V2.9V

Low voltagedetection

Pre chargedetection

VDD端子制御電圧

BAT端子制御電圧

3.9VPre chargedetection再充電

満充電

予備充電急速充電

■ アダプタ異常の時

VDD

BAT端子電圧

充電電流

LED-R

LED-G

6V

0V

3V

0A

OFF

OFF

■ 電池セットミス（温度検出端子：オープン）

OFF

OFF

VDD

BAT端子電圧

充電電流

LED-R

LED-G

4.2V

0V

3V

0A


■ 過充電電池の時

OFF

OFF ON OFF ON OFF

VDD

BAT端子電圧

充電電流

LED-R

LED-G

4.2V

0V

4.35V

0A


0.073s以上　BAT端子過電圧で異常検出



■ 過放電電池の時

OFF

OFF ON ON OFFOFF

VDD

BAT端子電圧

充電電流

LED-R

LED-G

4.2V

0V

0V

0A


2V以下

149.5s0.146s急速充電×1/10mA

初回電圧検出ディレイ

電池電圧復帰せず（over2V）

■ 予備充電タイムアップの時

OFF

ON ON OFFOFF

VDD

BAT端子電圧

充電電流

LED-R

LED-G

4.2V

0V

0A


19min 59s

予備充電

電池電圧 2.9V以下電池電圧 2V以上

■ 急速充電タイムアップの時

OFF

ON ON OFFOFF

VDD

BAT端子電圧

充電電流

LED-R

LED-G

4.2V

0V

0A


5h 19min 53s

急速充電

電池電圧 2.9V以上

満充電検出せず

初回電圧検出ディレイ0.146s、初回充電149.5s

■ 満充電電池の時

OFF

ON

ON

OFF

VDD

BAT端子電圧

充電電流

LED-R

LED-G

4.2V

0V

4.2V

0A


0.146s初回電圧検出ディレイ

満充電検出

■ 再充電検出時の時

VDD

BAT端子電圧

充電電流

LED-R

LED-G

4.2V

0A

ON

ONOFF

OFF


3.9V再充電ディレイタイム

急速充電

0.073s



LED 表示

充電停止LED 表示：赤点滅2.34s cycle

充電フロースタート

初回電圧検出ディレイ146ms

電池温度チェック0～40℃No

電源投入（2.45≦ VDD）

常時判定スタート

アダプタ異常2.45Ｖ＜VDD＜5.70Ｖ

Yes

No

Yes

充電再開

充電フロー再スタート

電池セットチェックNo

Yes

電圧チェック2.0Ｖ＜VBAT＜4.35Ｖ

No

Yes

無灯電池電圧チェック4.20V≦VBAT＜4.35V

Yes

初回充電急速充電電流×1/10mA

149.5s

No

電池電圧チェック2.0V＜VBAT＜4.20V

No

Yes

No 電池電圧チェックVBAT＜2.9V

予備充電モード

20min TimerSTART

20min TimerTIME OUT

No

No

Yes

Yes

Yes

Yes

電池電圧チェック2.9V＜VBAT

急速充電CCモード

5h TimerSTART

5h TimerTIME OUT

Yes

Yes

No

No 電池電圧チェックCV≦VBAT

急速充電CVモード

5h TimerTIME OUT

Yes

No

No

Yes

満充電チェックVPROG＜0.2V

充電終了

電池電圧チェックVBAT＜3.9V

Yes

No

再充電

無灯

赤点灯

充電停止LED 表示：消灯

充電停止LED 表示：赤点滅2.34s cycle

電池なし判定タイマクリア

Yes

NoNo

電池温度チェックT＜-30℃ or 80℃＜Ｔ

電池温度チェック0～60℃

4.20V≦VBATで、次フローへ遷移します。

常時判定の結果、「充電停止」「異常充電禁止」の時は常時判定フローがLED制御を行ないます。これ以外では、充電フローのLED制御に従います。

正常値になった時、充電は再開されます。充電停止状態からの復帰許可温度は5～55℃となります。

初回充電前は、2.0Vチェックが無効になります。

0～10℃

10～45℃

45～60℃

CC=IFSTCHG1CV=4.200V



＊数値は全てtyp.値です。

電池充電中逆流検出

異常充電禁止

＊異常充電禁止後、電源抜き差し、電池抜き差しにて再スタート

LED 表示：赤点滅　1.17s cycle

CCモード時　充電電流

CVモード時　充電電流

0℃ 10℃ 45℃ 60℃

CC=IFSTCHG2CC=IFSTCHG1

CV=4.050VCV=4.200V

フローチャート



応用回路図

ACInput

ACAdapter

InputProtectionCircuit

Li-IonBatteryPack

VDD B+

TH

B-GND

VDD LED-R LED-G BAT

VREF

TDET

PROG

NC

GNDTP3TP2TP1

CE

CNT

CFB1

CFB2

MM3324

Portable Equipment

・これらの回路は参考例として代表的な応用例を示したもので、実際にご使用する場合は、十分ご検討の上、使用して頂くようお願いします。

・これらの回路を使用した事に起因する事故或いは損害等につきましては、当社はその責を負いかねますのでご了承下さい。

・これらの回路を使用した事により、弊社または第三者の工業所有権に対する侵害が発生した場合、弊社はその責を負いかねますのでご了承願います。・これらの回路でCNT端子（4pin）がVDDに短絡した場合、VDD電圧が上昇し続け、危険な状態になる可能性があります。実際に使用する場合は、十分検討して使用して頂くようお願いします。

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