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20183月改訂 シリカモノリス捕集剤MonoTrap® MonoTrap ® Monolithic Material Sorptive Extraction シリカモノリス捕集剤 濃縮分析の常識を変える 画期的な捕集ツール MonoTrap とは ........................................................ 2 MonoTrap の捕集・抽出方法 .................................. 4 MMSE 法と従来法の比較 ......................................... 5 MonoTrap キットラインアップ .............................. 6 MonoTrap アクセサリーラインアップ ................... 7 溶媒抽出用 MonoTrap ............................................. 8 溶媒抽出用 MonoTrap アプリケーション ............ 10 加熱脱離用 MonoTrap ........................................... 14 加熱脱離装置 HandyTD TD265 ............................ 15 加熱脱離用 MonoTrap アプリケーション ............ 16 皮膚ガス用サンプラー MonoTrap SG .................. 22 Contents

MonoTrap - gls.co.jp · 3 特 長 MonoTrap DCC18 MonoTrap DSC18 Methylpyrazine beta.-Linanool Cineol Limonene Caprylic acid Indole 2,6-Dimethylpyrazine 0 % 20 % 40 % 60 % 80 % 100

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Page 1: MonoTrap - gls.co.jp · 3 特 長 MonoTrap DCC18 MonoTrap DSC18 Methylpyrazine beta.-Linanool Cineol Limonene Caprylic acid Indole 2,6-Dimethylpyrazine 0 % 20 % 40 % 60 % 80 % 100

2018年3月改訂シリカモノリス捕集剤MonoTrap®

MonoTrap®Monolithic Material Sorptive Extraction

東 京 営 業 部大 阪 支 店横 浜 支 店東 北 営 業 所筑 波 営 業 所北 関 東 営 業 所千 葉 営 業 所名 古 屋 営 業 所広 島 営 業 所九 州 営 業 所

総 合 技 術 セ ン タ ーカスタマーサポートセンター福 島 工 場

TEL.03(5323)6611TEL.06(6220)0500TEL.045(985)7900TEL.024(534)2191TEL.029(858)3700TEL.048(667)1611TEL.043(248)2441TEL.052(931)1761TEL.082(233)1101TEL.092(738)6633

TEL.04(2934)2121TEL.04(2934)1100TEL.024(533)2244

FAX.03(5323)6622FAX.06(6220)0601FAX.045(985)7901FAX.024(536)1518FAX.029(858)3780FAX.048(667)1656FAX.043(248)2485FAX.052(931)1814FAX.082(233)1110FAX.092(738)6636

FAX.04(2934)2128FAX.04(2934)3361FAX.024(534)2139

本 社 〒163-1130 東京都新宿区西新宿6丁目22番1号 新宿スクエアタワー 30FTEL.03(5323)6611  FAX.03(5323)6622https://www.gls.co.jp E-mail: [email protected]

安全に関するご注意ご使用前には必ず「取扱説明書」をよくお読みのうえ、正しくお使いください。

●掲載している価格には消費税が含まれていません。●改良のため、型式、価格、仕様などにつきましては予告なしに変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

●本カタログに掲載している会社名および製品名は、それぞれ該当する各社の商標、または登録商標です。●本文中には TM および ® マークは明記しておりません。●データに起因し、直接的または間接的に生じたいかなる損害に対しましても、当社が責任を負うものではありません。また、記載事項につきましては予告無しに改訂する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

20180308KH3T

MonoTrap、InertCap は、ジーエルサイエンス株式会社の日本における登録商標です。

https://www.gls.co.jp

本カタログの内容は、2018年3月時点のものです。

シリカモノリス捕集剤

濃縮分析の常識を変える画期的な捕集ツール

MonoTrap とは........................................................ 2

MonoTrap の捕集・抽出方法.................................. 4

MMSE 法と従来法の比較......................................... 5

MonoTrap キットラインアップ .............................. 6

MonoTrap アクセサリーラインアップ ................... 7

溶媒抽出用 MonoTrap............................................. 8

溶媒抽出用 MonoTrap アプリケーション ............10

加熱脱離用 MonoTrap...........................................14

加熱脱離装置 HandyTD TD265 ............................15

加熱脱離用 MonoTrap アプリケーション ............16

皮膚ガス用サンプラー MonoTrap SG ..................22

Contents

Page 2: MonoTrap - gls.co.jp · 3 特 長 MonoTrap DCC18 MonoTrap DSC18 Methylpyrazine beta.-Linanool Cineol Limonene Caprylic acid Indole 2,6-Dimethylpyrazine 0 % 20 % 40 % 60 % 80 % 100

2 M o n o l i t h i c M a t e r i a l S o r p t i v e E x t r a c t i o n

MonoTrap® MonoTrap®とは

濃縮分析の常識を変える画期的な捕集ツール

MonoTrap®Monolithic Material Sorptive Extraction = MMSE

MonoTrap は、連続孔(スルーポア)を有するモノリス構造体で、シリカ骨格に細孔を持つ、表面積の大きい高純度シリカゲルです。捕集能力が高く、濃縮分析の常識を変える画期的な捕集剤で、気体・液体を問わずあらゆるサンプルに対応が可能なツールです。このシリカモノリスを使用する濃縮・抽出方法をMMSE と呼びます。

MonoTrap 捕集模式図試料はモノリス構造の連続孔(スルーポア)を通過し、シリカ骨格表面に化学修飾された官能基や骨格内外に含まれている活性炭などに捕集されます。150m2/g 以上という大きな表面積により、高い捕集効率を発揮します。また、シリカ表面は、不活性化処理を施しています。

シリカモノリス構造母材の高純度シリカゲルを均一な三次元網目構造(モノリス構造)にすることで、高い通気性、通液性を持っています。

Basedonmonolithictechnology,MerckKGaA,Darmstadt,Germany(本製品は、MerckKGaA 社のモノリス技術を基にし、弊社の技術を組み合わせた製品です。)

MonoTrap 捕集模式図例(活性炭含有タイプ)

活性炭試料ODS基(C18基)

活性炭

ODS基(C18基)

試料

シリカモノリス構造

連続孔(スルーポア)連続孔(スルーポア) 骨格に細孔(メソポア)骨格に細孔(メソポア)

モノトラップ

Page 3: MonoTrap - gls.co.jp · 3 特 長 MonoTrap DCC18 MonoTrap DSC18 Methylpyrazine beta.-Linanool Cineol Limonene Caprylic acid Indole 2,6-Dimethylpyrazine 0 % 20 % 40 % 60 % 80 % 100

3

特長

MonoTrap DCC18 MonoTrap DSC18

Methylpyrazine

beta.-Linanool

Cineol

Limonene

Caprylic acid

Indole

2,6-Dimethylpyrazine

0 %

20 %

40 %

60 %

80 %

100 %

吸着剤含有MonoTrap の高い捕集能力右図は、活性炭とODS 基を合わせ持つハイブリッドタイプのDCC18 と、ODS 基のみのタイプであるDSC18 による回収率の違いを示しています。疎水性の高い成分の回収率は同程度ですが、DCC18 は、リナロールやリモネンなど官能基を有する極性化合物、環状構造の化合物では回収率が向上します。

方法:標準試料をMonoTrapDCC18、DSC18 を入れた   バイアル(44mL 容量)へ直接添加し、回収率を算出。   (抽出溶媒:ジクロロメタン)

開封後すぐに使用可能MonoTrapは洗浄、コンディショニング済みです。開封後すぐに使用が可能です。

高い捕集効率試料負荷量が大きく、溶媒抽出でも充分な測定感度を得ることができます。また、加熱脱離用は、溶媒で希釈されずにGC、GC/MS に導入されるため、さらなる高感度分析が可能です。

短時間で捕集が可能モノリス構造により、流路抵抗がとても小さいため、試料や溶媒は骨格内を容易に拡散します。官能基や吸着剤に効率的に接することができるため、捕集に時間がかかりません。

高不活性窒素化合物、硫黄化合物、ハロゲン化合物など、吸着活性の高い成分も容易に脱離が可能で、幅広い香気成分や悪臭成分のサンプリングにも有効です。

多彩なサンプリング方法ヘッドスペースガスサンプリング、浸漬・振とうサンプリング、パッシブサンプリングなど、多彩な方法で使用できます。

少量の溶媒で効率的に抽出が可能(溶媒抽出)溶媒抽出時、溶媒全体が連続孔(スルーポア)中を効率よく移動するため、表面全体に均一に接することで、捕集した成分の脱離が早く、少量の溶媒で迅速に抽出することができます。有機溶媒の種類は限定されません。(ジクロロメタンも使用可能)

豊富なラインアップPDMS(PolydimethylSiloxane)相や化学修飾したODS 基(C18基)をはじめ、極性化合物に対応する活性炭やグラファイトカーボンを組み合わせたハイブリッドタイプまで、豊富な種類をとりそろえています。

注)⃝MonoTrap は、コンディショニング済みですが、使用条件によってはブランクピークが検出される場合があります。ご使用になる条件であらかじめブランクを確認してください。⃝MonoTrap は捕集能力が高いため、開封状態の保存は雰囲気中の成分を吸着して汚染の原因になります。必ず密封状態で保存してください。(保存に関しての詳細は取扱説明書を参照してください。)⃝目的の感度によっては、ブランクが目立つ場合もあります。必ずブランクテストを行い、実分析と比較することをお薦めします。⃝お客様の分析系や試料濃度によっては、基材由来のSiOピークが目立つ場合があります。その際は、ブランク測定に使用した捕集剤を捕集に使用することができます。または、エージング装置などで、ヘリウムを10mL/min以上パージしながら250℃で10分程度ベーキングを行なってください。注入口から取り出した後、分析場所への保管・運搬は、ブランクレベルを把握できている清浄なバイアルを使用してください。

溶媒抽出用

無極性 極性

高沸点 低沸点対象成分

脱離効率高

高捕集能力

加熱脱離用

吸着剤を含有しないタイプ(DSC18、RSC18)

活性炭含有タイプ(DCC18、RCC18)

吸着剤を含有しないタイプ(RSC18TD)

グラファイトカーボン含有タイプ(RGC18TD)

PDMS(PolydimethylSiloxane)相タイプ(RGPSTD)

MonoTrap シリーズの特性

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4 M o n o l i t h i c M a t e r i a l S o r p t i v e E x t r a c t i o n

MonoTrap® MonoTrap® の捕集・抽出方法

ヘッドスペースガスサンプリング

MTStand に MTHolder を立たせMonoTrap の穴に通すように差し込みます。

先端を洗浄したペンチでMTHolder をつかみセプタムに差し込みます。

バイアルにサンプルを入れ、MonoTrap を浮かべます。

生花など、自然な状態で香気成分の捕集に有効です。

そのままバイアルにキャップしてセット完了です。

ハンドレスシェーカー&専用ホルダー2本までバイアルをセットできます。

MonoTrap を専用のガラスチューブに入れ、加熱脱離装置にて脱離します。オートサンプラーによる連続分析の場合、ガラスチューブを自動キャッピングできる装置の使用をお薦めします。

開封後すぐにサンプリングを行えます。

GC用のオートサンプラーバイアルおよびインサートを使用し、抽出します。

Rod タイプからの抽出方法

Disk タイプからの抽出方法

浸漬・振とうサンプリング パッシブサンプリング

注)専用のサンプリングバッグを用意していますので、詳細はP.10を参照してください。

①抽出溶媒をMTExtractCup に入れます。②捕集後のMonoTrap を入れます。③超音波を伝えるために純水をMTExtractCup に接する程度入れ、バイアルを閉めます。

④超音波を照射(5分程度)します。

溶媒抽出 加熱脱離

① ② ③ ④

MonoTrap は撥水性があり、水面に浮いた状態で捕集できます。加温、攪拌には振とう水槽*をお薦めします。また加温しない場合は、ハンドレスシェーカー(Cat.No.8500-50000)、専用ホルダー(Cat.No.8500-50001)をお薦めします。*:振とう水槽は EYELA 社製 NTS-4000Bシリーズを推奨します。バイアルラックも用意していますので、詳細はお問い合せください。

捕集後のMonoTrap から直ちに抽出しない場合は、容量の小さい密閉容器に入れて冷蔵保存してください。溶媒抽出では、すばやく抽出を行い、抽出した後の溶媒の冷蔵保存をお薦めします。注意

溶媒抽出 加熱脱離

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MMSE 法と従来法の比較

●加熱脱離用MonoTrap®ブルーチーズの香りを捕集した後、加熱脱離装置を用いて分析を行いました。クロマトグラムより、MonoTrapRGPSTD が最も効率よく成分を捕集していることがわかります。

40℃30 分間静置捕集(HS)各捕集ツール

6.5g

各捕集ツールとの比較 -ブルーチーズ香気成分

3.00

2.75

2.50

2.25

2.00

1.75

1.50

1.25

1.00

0.75

0.50

0.25

0.005.0 7.5 10.0 12.5 15.0 17.5 20.0 22.5 25.0 27.5 30.0

Time(min)

(×10,000,000)

※注 1

MonoTrapRGPSTD

他社 PDMS 製品 A

他社 PDMS 製品 B ブルーチーズ香気成分の捕集(MonoTrapRGPSTD)

他社 PDMS 製品 Bではクライオフォーカスを使用していないため、低沸点成分(トップノート)の情報が得られていません。

●溶媒抽出用MonoTrap®活性炭含有のMonoTrapDCC18 は、IogPが低い成分から高い成分まで、つまり親水性から疎水性までの各成分について、高い回収率が得られます。抽出溶媒がアセトニトリルやメタノールに限定される他社製品と異なり、MonoTrap は、ジクロロメタンなどのより抽出力の高い溶媒でも抽出することができ、高い回収率を得ることができます。

捕集(浸漬・振とう法)DCC18(活性炭含有)

1枚

捕集(浸漬・振とう法)他社 PDMS製品 A

1個

標準試料25µL

15%NaCl 水溶液 20mL

60℃30分90rpm

60℃30分マグネチックスターラーで撹拌

ジクロロメタン 200µL アセトニトリル 200µL

1µL 注入スプリットレス

溶媒抽出 溶媒抽出

GC/MS GC/MS

標準試料:リモネン、シネオール、β -リナロール、メチルピラジン、     2,6- ジメチルピラジン、インドール、カンフル、オクタン酸、     クマリン、2'- アセトナフトン、各 200µg/mLinMethanol

MonoTrapDCC18(活性炭含有)と他社 PDMS製品Aの回収率(抜粋)

成分 logP MonoTrapDCC18(活性炭含有)

他社PDMS 製品A

Methylpyrazine 0.21 18.8% 0.6%2,6-Dimethylpyrazine 0.54 30.7% 1.8%

Indole 2.14 32.0% 3.5%Cineol 2.74 107.0% 30.5%Linalool 2.97 97.0% 29.8%

140 %

120 %

100 %

80 %

60 %

40 %

20 %

0 %

回収

0 1 2logP

3 4 5

MonoTrap DCC18(活性炭含有) 他社 PDMS 製品A

1µL 注入スプリットレス

ブルーチーズ

TD-GC/MS

ConditionsSystemColumn

Col.Temp.CarrierGas

Desorb Temp. Time Flow SplitCryoTrappingInjectionTemp.Detection

:GC/MS-ThermalDesorption:InertCapPure-WAX0.32mmI.D.×60m,df=0.50µm:40℃ (3min)-6℃ /min-250℃ (30min):He,1mL/min(constantflow)

:250℃:5min:7mL/min:Splitless:-150℃:250℃:MSScan(m/z28.5-600)

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6 M o n o l i t h i c M a t e r i a l S o r p t i v e E x t r a c t i o n

MonoTrap® MonoTrap®キットラインアップ

スタートアップキット何種類かのMonoTrap を試したい場合に必要なパーツをまとめた、便利なキットです。

品名 内容 Cat.No. 価格

MMSEStartUpKITforSE(溶媒抽出用)

●MonoTrapDCC18、RCC18、DSC18、RSC18各 20 個●MTHolder5 本●MTStand1 個●MTExtractCupwithVial5 本● CleanPinHoleSeptumwithVial5 本● 200µLガラスインサート(フラットボトム)40 本

1050-79001 58,000

MMSEStartUpKITforTD(加熱脱離用OPTIC/LINEX)

●MonoTrapRSC18TD、RGC18TD、RGPSTD各 10 個●MTHolder5 本●MTStand1 個● CleanPinHoleSeptumwithVial5 本●MonoTrapTDLinerforOPTIC/LINEX3 本

1050-78001 63,000

MMSEStartUpKITforTD(加熱脱離用T-Dex/ATD/TD-20)

●MonoTrapRSC18TD、RGC18TD、RGPSTD各 10 個●MTHolder5 本●MTStand1 個● CleanPinHoleSeptumwithVial5 本●MonoTrapTDLinerforT-Dex/ATD/TD-203 本

1050-78002 63,000

注)HandyTDTD265 用のスタートアップキットMMSEStartUpKITfoTD についてはお問い合せください。

トライアルキットMonoTrap を初めて使用する場合に気軽にお試しいただけるお薦めのキットです。

品名 内容 Cat.No. 価格

MonoTrapTrialKitforSE(溶媒抽出用)

● MonoTrap10 個(下記の 4種類から 1種類を選択してください)MonoTrapDCC18、RCC18、DSC18、RSC18

● MTHolder1 本●MTExtractCupwithVial1 本● CleanPinHoleSeptumwithVial1 本

1050-07900 15,000

MonoTrapTrialKitforTD(加熱脱離用)

● MonoTrapTD10 個(下記の 3種類から 1種類を選択してください)MonoTrapRSC18TD、RGC18TD、RGPSTD

●専用ガラスチューブ1 本(HandyTD用、OPTIC/LINEX用、T-DEX/ATD/TD-20用など各装置に対応するチューブを選択可能です)

●MTHolder1 本● CleanPinHoleSeptumwithVial1 本

1050-07800 15,000

1050-07900 1050-07800

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アクセサリー

MonoTrap®専用ガラスチューブ

MonoTrapでのサンプリング・溶媒抽出・加熱脱離に最適なアクセサリーです。

MonoTrapでの加熱脱離で用いるガラスチューブです。各社の加熱脱離装置に対応するガラスチューブをラインアップしています。

MonoTrap®アクセサリーラインアップ

品名 入数 Cat.No. 価格

MTHolder 5 本 1050-79003 10,000

MTStand 1 個 1050-79004 7,500

MTExtractCupwithVial(20mL) 5 本 1050-79005 10,000

CleanPinHoleSeptumwithVial(40mL) 72 本 1050-79006 23,000

200µLガラスインサート(フラットボトム) 500 本 1030-17211 15,000

品名 入数 Cat.No. 価格

MonoTrapTDLinerforHTD(石英ウール付) 1本 1003-75005 8,600

MonoTrapTDLinerforOPTIC/LINEX 1 本 1003-75001 6,500

MonoTrapTDLinerforT-DEX/ATD/TD-20 1 本 1003-75002 8,500

MTHolder(1050-79003) MTStand(1050-79004)

CleanPinHoleSeptumwithVial(1050-79006)

MonoTrapTDLinerforHTD(1003-75005)

MonoTrapTDLinerforOPTIC/LINEX(1003-75001)

MonoTrapTDLinerforT-DEX/ATD/TD-20(1003-75002)

200µLガラスインサート(1030-17211)

MTExtractCupwithVial(1050-79005)

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8 M o n o l i t h i c M a t e r i a l S o r p t i v e E x t r a c t i o n

溶媒抽出用MonoTrap®選択方法MonoTrapは様々な装置環境や用途に対応する製品をラインアップしています。どのタイプを使用するか検討する際には下記を参考にしてください。

溶媒抽出用MonoTrap®製品ラインアップ品名 外観 形状 サイズ*

吸着剤・官能基・固定相入数 Cat.No. 価格

活性炭 グラファイトカーボン

ODS 基(C18 基) PDMS

MonoTrapDCC18 Disk 直径10mm厚さ1mm ● ● 50 枚 1050-72101 23,000

MonoTrapRCC18 Rod 直径2.9mm長さ5mm ● ● 50 個 1050-72201 23,000

MonoTrapDSC18 Disk 直径10mm厚さ1mm ● 50 枚 1050-71101 23,000

MonoTrapRSC18 Rod 直径2.9mm長さ5mm ● 50 個 1050-71201 23,000

*:各製品の中心には、直径 1mmの貫通孔が開いています。MonoTrapDCC18、RCC18 は特許登録済の技術を使用した製品です。

MonoTrap シリーズの名称は、各製品の特性を表しています。 ① ② ③ ④

 例)MonoTrap R G C18 TD     ①形状…D:ディスク(円盤)状、R:ロッド(円柱)状     ②吸着剤…C:活性炭含有、G:グラファイトカーボン含有、S:吸着剤なし     ③官能基、固定相…C18:シリカ母材にODS 基(C18 基)を化学結合・エンドキャップ処理

PS:シリカ母材に PDMS(PolydimethylSiloxane)相をコーティング・エンドキャップ処理     ④脱離方法…記載なし :溶媒抽出、TD:加熱脱離

MonoTrap® 溶媒抽出用MonoTrap®

汎用GCでの分析、熱分解・熱変性しやすい成分の分析、繰り返し行いたい分析

溶媒抽出での分析がおすすめ

ファーストチョイス網羅的に捕集したい

無極性成分を中心に捕集したい

活性炭含有タイプがおすすめ C18 結合タイプがおすすめRSC18 はオートサンプラーバイアルおよびインサートで抽出できます。

RCC18 はオートサンプラーバイアルおよびインサートで抽出できます。DCC18 DSC18 RSC18RCC18

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溶媒抽出のコツ

さらに高感度で分析するために

短時間・少量の溶媒で抽出することができます。必要最低溶媒量はDisk タイプ 1枚あたり200µL、Rod タイプ 1個あたり 100µL です。

Diskタイプからの抽出は、専用の抽出カップMTExtractCup(Cat.No.1050-79005)を使用すると便利です。MonoTrap と抽出溶媒をMTExtractCupに入れて、超音波を照射して抽出します。

Rodタイプからの抽出は、インサート入りのオートサンプラー用バイアルにMonoTrapと抽出溶媒を入れ超音波を照射して抽出します。抽出液を他の容器に移し替えることなく、そのままオートサンプラーでGCへ注入できます。その際、オートサンプラーの針がバイアル内のMonoTrapに当たらないように、針の高さを調節してください。

抽出溶媒としてジクロロメタン、アセトン、メタノール、エタノール、ヘキサンなど、種類を問わず使用できます。回収率を上げるには、抽出力の高いジクロロメタンやヘキサン:アセトン=1:1の混合溶媒をお薦めします。

抽出時に、超音波の照射をお薦めします。5分程度の超音波照射で、充分に抽出できます。一方、5分以上超音波を照射すると、回収率が下がる場合があるため注意が必要です。超音波によりバイアルが加熱されると、溶媒の揮発により内圧が上がります。そのまま開封すると危険なため、超音波照射後はバイアルを充分に冷却してからキャップを開けてください。注)照射強度に依存します。照射時間・強度はお手持ちの装置で確認してください。

さらに高感度で分析したい場合は、抽出液に不活性ガスを吹き付けるなどして濃縮することをお薦めします。ただし、低沸点成分は揮発する恐れがあるため、注意が必要です。不活性ガスを吹き付けた後、バイアル壁面に試料が残っている可能性があります。メスアップする際には、バイアル壁面を溶媒で数回洗い込んでください。

DSC18

DSC18

RSC18

RSC18

DCC18

RCC18

RCC18

抽出量

Diskタイプ

Rodタイプ

抽出溶媒の選択

超音波の照射

活性炭含有タイプ抽出溶媒によって回収率に大きく相違がある場合があります。

不活性ガスでの濃縮にガス供給器シリバップCat.No.1030-44020

活性炭非含有タイプ抽出溶媒の違いによる回収率の差はあまりありません。

微量試料の採取にミニバイアルCat.No.1030-11112

DCC18

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10 M o n o l i t h i c M a t e r i a l S o r p t i v e E x t r a c t i o n

MonoTrap® 溶媒抽出用MonoTrap®アプリケーション

室温3時間静置

一輪

生花(くちなし)の香気成分分析

専用サンプリングバッグのご紹介

くちなしは香水に使用されています。最近では、シャンプーやボディーソープにも含まれています。活性炭を含有したMonoTrapDCC18 を用いて、くちなしの香気成分の簡易濃縮分析を行いました。三辺閉じのサンプリングバッグ*内部にMonoTrap をセットしパッシブサンプリングを行いました。活性炭の効果により、含窒素成分でありジャスミンに似ている香りのインドールを濃縮できました。

*:専用のサンプリングバッグについては下記を参照してください。捕集(パッシブ)MonoTrapDCC181 枚

ジクロロメタン 1000µL超音波照射5 分窒素パージにて 100µL まで濃縮

くちなし生花

溶媒抽出 /濃縮

GC/MS

1.β -cis-Ocimene2.β -Linalool3.Caryophyllene4.Benzoicacid,methylester5.α -Farnesene6.Benzylalcohol7.Indole8.BenzylBenzoate

注)標準試料による同定結果になります。

Time(min)

10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.00.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

4.5

5.0

(x1, 000, 000)TIC

1

2

3

4 5

6

7

8

パッシブサンプリングを行う際に便利な専用サンプリングバッグを用意しています。生花などフィールドサンプリングを実施する場合などで利用します。抽出バイアルの蓋と同じものをつけることが可能なため、サンプリングから溶媒抽出の工程をMonoTrap に直接触れることなく行えます。

品名 容量 入数 Cat.No. 価格

TK-5MTPassiveBag 5L 1 枚 1050-79007 7,500

TK-10MTPassiveBag 10L 1 枚 1050-79008 8,000

下図(左)のようにMonoTrapをセットして捕集します。下図(右)のMTExtractCupwith Vial(1050 - 79005)やCleanP in Hole Septumwith V ia l(1050 -79006)の蓋と口径が一緒であるため、そのまま取り付けることが可能です。

専用サンプリングバッグの一辺は開いているため、サンプルにかぶせることが可能です。

ConditionsSystemColumn

Col.Temp.CarrierGasInjectionDetectionSampleSize

:GC/MS:InertCapPure-WAX0.25mmI.D.×30m,df=0.25µm:40℃ (5min)-4℃ /min-250℃ (5min):He,120kPa:250℃ ,Splitless0.5min:MSScan(m/z40-350):1.0µL

Page 11: MonoTrap - gls.co.jp · 3 特 長 MonoTrap DCC18 MonoTrap DSC18 Methylpyrazine beta.-Linanool Cineol Limonene Caprylic acid Indole 2,6-Dimethylpyrazine 0 % 20 % 40 % 60 % 80 % 100

11

60℃30 分間静置

60℃12 時間静置

40mL のバイアルに20mL を入れる

40mL のバイアルに30g を入れる

捕集(HS)MonoTrapDCC181 枚

捕集(HS)MonoTrapRCC183 個

ジクロロメタン300µL超音波照射5 分

ジエチルエーテル500µL超音波照射5分

国産赤ワイン

溶媒抽出

溶媒抽出

GC/MS

GC/MS

赤ワインの香気成分分析

ヨーグルト香気成分分析

活性炭を含有したMonoTrapDCC18 を用いて、ヘッドスペースサンプリングにより国産赤ワインの香気成分の簡易濃縮分析を行いました。60℃に加温することで、30分という短時間の捕集で多くの情報を得ることができました。赤ワインの分析ですが、バナナ様の果実臭(酢酸イソアミル)やバラの香り(フェニルエチルアルコール)などを検出することができました。

活性炭を含有したMonoTrapRCC18を用いて、健康食品として注目されているヨーグルト(プレーン)の香気成分を捕集しました。酸味系のヘキサン酸やデカン酸などが検出できました。

注)ライブラリ検索結果になります。 赤文字…文献掲載成分     ([食べ物]香り百科事典 日本香料協会編集)

7.5 10.0 12.5 15.0 17.5 20.0 22.5 25.0 27.5

0.0

0.1

0.2

0.3

0.4

0.5

0.6

0.7

0.8

0.9

1.0

1.1

(x1,000,000)TIC

32

33

Time(min)

1

2

3

4 5

6 78

9

10

11

12

1314

15

16

17

18 19

20

21

2223

24

25

26

27

28

2930

31

Time(min)10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0

0.25

0.50

0.75

1.00

1.25

1.50

1.75

2.00

2.25

2.50

2.75

3.00(x1,000,000)

TIC

123

4

5

6

7

8

9

10

1112

1314

ConditionsSystemColumn

Col.Temp.CarrierGasInjectionDetectionSampleSize

:GC/MS:InertCapPure-WAX0.25mmI.D.×30m,df=0.25µm:40℃(5min)-4℃ /min-220℃:He,1mL/min:250℃ ,Splitless:MSScan(m/z35-500):1.0µL

1.2,2,6-Trimethyl-6-vinyltetrahydropyran2.Isoamylacetate3.Limonene4.1-Pentanol5.Ethylhexanoate6.Maleicanhydride7.3-Methylpentanol8.1,1-Dimethoxy-2-propanol9.Ethyl2-hexenoate10.1-Hexanol11.cis-3-Hexen-1-ol12.Nonanal13.cis-2-Hexen-1-ol14.Ethyl2-hydroxy-3-methylbutanoate15.Ethyloctanoate16.Furfural17.2-Ethyl-1-hexanol

18.Benzaldehyde19.3-Ethyl-4-methylpentanol20.2-Bornene21.n-Propylpropionate22.Ethyldl-2-hydroxycaproate23.β-Cyclocitral24.Ethyldecanoate25.α-D-Galactopyranosemethylglycoside26.Diethylsuccinate27.3-(Methylthio)-1-propanol28.1,5,8-Trimethyl-1,2-dihydronaphthalene29.Hexanoicacid30.BenzylAlcohol31.PhenylethylAlcohol32.Diethyldl-malate33.Octanoicacid

1.2-Heptanone2.D-Limonene3.2-Nonanone4.Aceticacid5.Furfural6.(3-Methyl-oxiran-2-yl)-methanol7.2-Undecanone8.Butanoicacid9.Hexanoicacid10.Octanoicacid11.δ -Decalactone12.n-Decanoicacid13.Benzenecarboxylicacid14.Dodecanoicacid

注)ライブラリ検索結果になります。  赤文字は標準試料による同定結果です。

捕集イメージ

捕集イメージ

ヨーグルト(プレーン)

Time(min)10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0

0.25

0.50

0.75

1.00

1.25

1.50

1.75

2.00

2.25

2.50

2.75

3.00(x1,000,000)

TIC

123

4

5

6

7

8

9

10

1112

1314

ConditionsSystemColumn

Col.Temp.CarrierGasInjectionDetectionSampleSize

:GC/MS:InertCapPure-WAX0.25mmI.D.×30m,df=0.25µm:40℃ (5min)-6℃ /min-250℃ (5min):He,95kPa:250℃ ,Splitless:MSScan(m/z55-400):1.0µL

Page 12: MonoTrap - gls.co.jp · 3 特 長 MonoTrap DCC18 MonoTrap DSC18 Methylpyrazine beta.-Linanool Cineol Limonene Caprylic acid Indole 2,6-Dimethylpyrazine 0 % 20 % 40 % 60 % 80 % 100

12 M o n o l i t h i c M a t e r i a l S o r p t i v e E x t r a c t i o n

MonoTrap® 溶媒抽出用MonoTrap®アプリケーション

キャベツ腐敗臭由来の揮発性成分分析

すりおろししょうが香気成分分析

茶色になったキャベツからくさいにおいを感じることがあります。これは辛味成分であるイソチオシアネートがスルフィド化合物に分解されるためです。そこで、活性炭を含有したMonoTrapRCC18 を用いて、新鮮なキャベツと腐敗させたキャベツ揮発性成分のスクリーニング分析を行いました。腐敗が進むことによって生成する硫黄化合物が確認できました。

活性炭を含有したMonoTrapDCC18を用いて、すりおろししょうがの香気成分の簡易濃縮分析を行いました。しょうが香気に高く寄与している成分が複数捕集できました。薬味としても多用されているしょうがですが、レモンの香りの様な爽やかな香り成分のシトラールを検出することができました。

100mL のバイアルに千切り25g を入れる

40mL のバイアルに市販のチューブタイプ3.8g を入れる

60℃一定期間放置

60℃2 時間静置

新鮮なキャベツ 60℃で 3日間放置して腐敗させたキャベツ

ジエチルエーテル /n- ペンタン= 1:1混合溶媒500µL超音波照射5 分

ジクロロメタン200µL超音波照射5分

室温3 時間静置

Time(min)10.0 12.5 15.0 17.5 20.0 22.5 25.0 27.5 30.0 32.5

0.00

0.25

0.50

0.75

1.00

1.25

1.50

1.75

(x100,000)

新鮮なキャベツ

Dimethyl disulfide

Dimethyl trisulfide

SS

SSS

SS

60 ℃中 7日

60 ℃中 3日

Time(min)10.0 12.5 15.0 17.5 20.0 22.5 25.0 27.5 30.0 32.5

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

4.5

5.0

5.5

6.0

(x10,000,000)

TIC

1

2

34

5

6

7

8 91011

12 13

1415

16

17

18

19

20 21

22

23

2425

2627

28

キャベツ

すりおろししょうが

腐敗

捕集(パッシブ)MonoTrapRCC183 個

捕集(HS)MonoTrapDCC181 個

溶媒抽出

溶媒抽出

GC/FPD

GC/MS

ConditionsSystemColumn

Col.Temp.CarrierGasInjectionDetectionSampleSize

:GC/MS:InertCapPure-WAX0.25mmI.D.×60m,df=0.25µm:40℃(5min)-6℃ /min-250℃:He,1.2mL/min:250℃ ,Splitless:MSScan(m/z28.5–600):1.0µL

ConditionsSystemColumn

Col.Temp.CarrierGasInjectionDetectionSampleSize

:GC/FPD:InertCapAQUATIC0.25mmI.D.×60m,df=1.00µm:40℃ (5min)-6℃ /min-220℃ (10min):He,1mL/min:220℃ ,Split50:1:FPD(S):1.0µL

1.α-Pinene2.Camphene3.β-Pinene4.β-Myrcene5.2,5-Dimethylhex-5-en-3-yn-2-ol6.D-Limonene7.Eucalyptol8.1,4-Cyclohexadiene,3-ethenyl-1,2-dimethyl-9.Bicyclo[3.2.1]oct-2-ene,3-methyl-4-methylene-10.m-Cymene11.2-Heptanol12.5-Hepten-2-one,6-methyl-13.Linalool14.β-Terpineol

15.4-Terpineol16.Cyclohexanol,1-methyl-4-(1-methylethyl)-17.Isobornylformate18.Citral19.cis-Carveol20.p-menth-1-en-8-ol21.Borneol22.Unknown23.Citral24.Naphthalene,2,3,4,4a,5,6-hexahydro-1,4a-dimethyl-7-(1-methylethyl)-25.α-Farnesene26.Citronellol27.β-Sesquiphellandrene28.2,6-Octadien-1-ol,3,7-dimethyl-,(Z)-

注)標準試料での定性は行なっておりません。  ライブラリ検索結果になります。

Page 13: MonoTrap - gls.co.jp · 3 特 長 MonoTrap DCC18 MonoTrap DSC18 Methylpyrazine beta.-Linanool Cineol Limonene Caprylic acid Indole 2,6-Dimethylpyrazine 0 % 20 % 40 % 60 % 80 % 100

13

燃焼物由来の揮発性成分分析 火災で発生する焼き焦げ臭は、臭気の中でも非常に閾値の低い臭気に分類されます。そこで、ガソリンをかけた木材を燃焼し、消火後の回収物から揮発する成分について活性炭を含有するMonoTrapRCC18を用いて簡易濃縮分析を行いました。回収物からは、燃焼に使用されたガソリンに由来する成分などが多数検出しました。

室温 1時間静置

捕集後のMonoTrap を取り出し、超純水で軽く流し、表面の土・汚れを除去

土の上の木材(12.75g)にガソリン(10mL)をかけて燃焼し、水により消火した土部分

アセトン200µL超音波照射5 分

1.2-Methylpentane2.3-Methylpentane3.Hexane4.Methylcyclopentane5.2-Methylhexane6.2,3-Dimethylpentane7.3-Methylhexane8.Trimethylpentane9.Heptane10.Benzene11.Trimethylpentane12.Trimethylpentane13.2-Methylheptane14.Toluene15.2-Methyloctane

16.Ethylbenzene17.m.p-Xylene18.o-Xylene19.Propylbenzene20.Ethylmethylbenzene21.Trimethylbenzene22.Ethylmethylbenzene23.Trimethylbenzene24.Propyltoluene25.Cymene26.Indane27.Cymene28.1-Ethyl-3,5-dimethylbenzene29.Naphthalene30.1-Methylnaphthalene

10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

4.5

5.0(x1,000,000)

TIC

Time(min)

123 4 56

78

9 101112

13

14

15 16

17

1819

20

2122

23

242526

2728

2930

注)ライブラリ検索結果になります。(8,11,12:異性体、20,22:異性体、21,23:異性体、25,27:異性体)

燃焼中

回収した土部

コピー用紙由来の揮発性成分分析 オフィス内に設置された印刷機器から不快なにおいを感じるときがあります。そこで、活性炭を含有するMonoTrapRCC18 を使用し、紙からの揮発成分をヘッドスペース法にて簡易濃縮分析しました。カラー印刷前後で揮発成分に大きな違いを確認することができました。

60℃3 日静置

左 :カラー印刷前 右 :カラー印刷後

ジクロロメタン500µL超音波照射5 分

1. カラー印刷前の紙 2. カラー印刷後の紙

(x1,000,000) (x1,000,000)

10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0

-カラー印刷後

-カラー印刷前

-カラー印刷後

-カラー印刷前

カラー印刷後

カラー印刷前

拡大

0.00.51.01.52.02.53.03.54.04.55.05.56.06.57.0

Time(min)

Time(min)16.0 16.5 17.0 17.5 18.0 18.5 19.0 19.5 20.0 20.5

0.51.01.52.02.53.03.54.04.55.05.56.06.57.0

注)ライブラリ検索結果になります。

1-Isopropenyl -4-methylbenzene Indene

ConditionsSystemColumn

Col.Temp.CarrierGasInjectionDetectionSampleSize

:GC/MS:InertCapAQUATIC0.25mmI.D.×60m,df=1.00µm:40℃(5min)-4℃/min-220℃:He,1mL/min:220℃ ,Split50:1:MSScan(m/z30-600):1.0µL

ConditionsSystemColumn

Col.Temp.CarrierGasInjectionDetectionSampleSize

:GC/MS:InertCapPure-WAX0.25mmI.D.×30m,df=0.25µm:40℃ (5min)-4℃/min-250℃:He,1mL/min:250℃ ,Splitless:MSScan(m/z35-500):1.0µL

試料

捕集(パッシブ)MonoTrapRCC182 個

洗浄

溶媒抽出

GC/MS

捕集MonoTrapRCC185 個

コピー用紙

溶媒抽出

GC/MS

それぞれ裁断したものを 10g100mL のバイアルに入れる

Page 14: MonoTrap - gls.co.jp · 3 特 長 MonoTrap DCC18 MonoTrap DSC18 Methylpyrazine beta.-Linanool Cineol Limonene Caprylic acid Indole 2,6-Dimethylpyrazine 0 % 20 % 40 % 60 % 80 % 100

14 M o n o l i t h i c M a t e r i a l S o r p t i v e E x t r a c t i o n

加熱脱離用MonoTrap®選択方法

加熱脱離用MonoTrap®製品ラインアップ

MonoTrapは様々な装置環境や用途に対応する製品をラインアップしています。どのタイプを使用するか検討する際には下記を参考にしてください。

品名 推奨使用温度 外観 形状 サイズ*1

吸着剤・官能基・固定相入数 Cat.No. 価格

活性炭 グラファイトカーボン

ODS 基(C18 基) PDMS

MonoTrapRGC18TD*2 200℃ Rod 直径2.9mm長さ10mm ● ● 30 個 1050-74201 28,000

MonoTrapRSC18TD*2 200℃ Rod 直径2.9mm長さ10mm ● 30 個 1050-73201 28,000

MonoTrapRGPSTD*2 250℃ Rod 直径2.9mm長さ10mm ● ● 30 個 1050-74202 28,000

* 1:各製品の中心には、直径 1mmの貫通孔が開いています。* 2:加熱脱離用のMonoTrapは、アンプルに個別包装されています。MonoTrapRGC18TD、RGPSTD は特許登録済の技術を使用した製品です。

MonoTrap シリーズの名称は、各製品の特性を表しています。 ① ② ③ ④

 例)MonoTrap R G C18 TD     ①形状…D:ディスク(円盤)状、R:ロッド(円柱)状     ②吸着剤…C:活性炭含有、G:グラファイトカーボン含有、S:吸着剤なし     ③官能基、固定相…C18:シリカ母材にODS 基(C18 基)を化学結合・エンドキャップ処理

PS:シリカ母材に PDMS(PolydimethylSiloxane)相をコーティング・エンドキャップ処理     ④脱離方法…記載なし :溶媒抽出、TD:加熱脱離

高感度分析、加熱脱離装置を使用した分析、低沸点の成分の分析

加熱脱離での分析がおすすめ

ファーストチョイス網羅的に捕集したい

耐熱性に優れたものが良い

無極性成分を中心に捕集したい 網羅的に捕集したい

MonoTrap® 加熱脱離用MonoTrap®

グラファイトカーボン含有PDMS化学結合タイプがおすすめ

RGPSTD

グラファイトカーボン含有C18結合タイプがおすすめ

RGC18TD

C18結合タイプがおすすめ

RSC18TD

Page 15: MonoTrap - gls.co.jp · 3 特 長 MonoTrap DCC18 MonoTrap DSC18 Methylpyrazine beta.-Linanool Cineol Limonene Caprylic acid Indole 2,6-Dimethylpyrazine 0 % 20 % 40 % 60 % 80 % 100

15

← TDプラグ

← Oリング← ガラスチューブ← MonoTrap

133 mm

275 mm

222 mm

高感度分析が求められる場合、加熱脱離の試料導入が有効です。加熱脱離装置HandyTDTD265は捕集剤MonoTrapによる高感度分析を「気軽に」「簡便に」行うことができます。

GC注入口を利用し、捕集剤に濃縮された揮発性成分を加熱脱離により試料導入する装置です。捕集剤MonoTrapと併せて使用できます。

HandyTDの更に詳しい情報につきましては、「HandyTDカタログ」に掲載しています。送付をご希望、またHandyTDの詳細に関してはお近くの支店または営業所へお問い合せください。

HandyTDTD265

MonoTrap® 専用ガラスチューブ

HandyTDTD265カタログ

加熱脱離装置HandyTDTD265

さらに高感度に分析したい方へ加熱脱離装置による分析のご紹介

品名 入数 Cat.No. 価格

HandyTDTD265本体 1台 2709-80000 1,400,000

HandyTDTD265は特許登録済の技術を使用した製品です。

品名 入数 Cat.No. 価格

MonoTrapTDLinerforHTD(石英ウール付)

1本 1003-75005 8,600

捕集剤MonoTrapをガラスチューブへ装填してそのまま分析可能

Page 16: MonoTrap - gls.co.jp · 3 特 長 MonoTrap DCC18 MonoTrap DSC18 Methylpyrazine beta.-Linanool Cineol Limonene Caprylic acid Indole 2,6-Dimethylpyrazine 0 % 20 % 40 % 60 % 80 % 100

16 M o n o l i t h i c M a t e r i a l S o r p t i v e E x t r a c t i o n

MonoTrap® 加熱脱離用MonoTrap®アプリケーション

コロン香気成分分析(加熱脱離と溶媒抽出の比較)HandyTDTD265 とMonoTrapを用いて、市販のコロンの揮発性成分の簡易分析を行いました。加熱脱離用MonoTrapRGPSTDとMonoTrapRCC18それぞれで捕集を行い、分析結果を比較しました。MonoTrapRGPSTDはHandyTDTD265で加熱脱離し、MonoTrapRCC18はジクロロメタンで溶媒抽出しました。溶媒抽出の場合、GC/MSへ導入できるのは抽出液のうちの数µLであるため、GCへの試料導入量が少なくなり、加熱脱離と比較して感度の面では劣ります。しかし、抽出液を手元に残すことが可能なため、再分析が可能です。一方、加熱脱離の場合、捕集したものを一度の分析で使いきってしまうため、分析を再検討する場合は前処理からやり直す必要があります。しかし、希釈の影響がないため、圧倒的に高感度を得ることができます。

ConditionsSystem

Column

Col.Temp.CarrierGasInjection

DetectionSampleSize

:ThermalDesorption-GC/MS(加熱脱離)GC/MS(溶媒抽出):InertCapPure-WAX0.25mmI.D.×60m,df=0.25µm:40℃(5min)-6℃ /min-250℃:He,2.0mL/min:250℃Split9:1(加熱脱離),Splitless(溶媒抽出):MSScan(m/z45-450):1.0µL(溶媒抽出)

HandyTDTD265ConditionsDesorbTemp.DesorbPress.

:40℃-45℃ /sec-250℃(1.5min):114kPa

40mL バイアルにワンプッシュする

60℃30 分間静置

ジクロロメタン200µL超音波照射5 分

コロン

溶媒抽出

GC/MSTD-GC/MS

捕集(HS)MonoTrapRCC181 個MonoTrapRGPSTD1 個

RCC18RGPSTD

Time(min)

Page 17: MonoTrap - gls.co.jp · 3 特 長 MonoTrap DCC18 MonoTrap DSC18 Methylpyrazine beta.-Linanool Cineol Limonene Caprylic acid Indole 2,6-Dimethylpyrazine 0 % 20 % 40 % 60 % 80 % 100

17

制汗剤香気成分分析HandyTDTD265 とMonoTrapを用いて、液体制汗剤の香気成分のスクリーニング分析を行いました。15 分間のサンプリングで、爽やかさを付与するテルペン類やメントール類、花様の香気を呈するベンジルアセテートなどが検出されました。

ConditionsSystemColumn

Col.Temp.CarrierGasInjectionDetection

:ThermalDesorption-GC/MS:InertCapPure-WAX0.32mmI.D.×60m,df=0.50µm:40℃(5min)-6℃ /min-250℃:He,2.0mL/min:250℃ ,Split9:1:MSScan(m/z45-450)

HandyTDTD265ConditionsDesorbTemp.DesorbPress.

:40℃-45℃ /sec-250℃ (1.5min):114kPa

40mL バイアルに500µL を入れる

室温15 分間静置

液体制汗剤

TD-GC/MS

捕集(HS)MonoTrapRGPSTD1 個

Time(min)

1

2

3

4

5 6

7

8

9

10

11

12

1.Ethanol2.Pinene3.Pinene4.Pinene5.Myrcene6.Terpinolene7.Limonene8.Terpinylmethylether9.Cymene10.Linalool11.Isopulegol12.Levomenthol

注)標準試料での定性は行なっておりません。  ライブラリ検索結果になります。

Page 18: MonoTrap - gls.co.jp · 3 特 長 MonoTrap DCC18 MonoTrap DSC18 Methylpyrazine beta.-Linanool Cineol Limonene Caprylic acid Indole 2,6-Dimethylpyrazine 0 % 20 % 40 % 60 % 80 % 100

18 M o n o l i t h i c M a t e r i a l S o r p t i v e E x t r a c t i o n

MonoTrap® 加熱脱離用MonoTrap®アプリケーション

蚊取線香揮発性成分分析HandyTDTD265 とMonoTrapを用いて、蚊取線香の揮発性成分のスクリーニング分析を行いました。MonoTrap の形状のシンプルさを活かし、通気口を設けたガラス器具の中に、火をつけた蚊取り線香とMonoTrapを入れて捕集しました。ピリジン類や芳香族化合物が多数検出されました。

3.62g

室温1 時間静置

蚊取線香

TD-GC/MS

捕集(HS)MonoTrapRGPSTD3 個

ConditionsSystemColumn

Col.Temp.CarrierGasInjectionDetection

:ThermalDesorption-GC/MS:InertCapPure-WAX0.25mmI.D.×60m,df=0.25µm:40℃(5min)-6℃ /min-250℃(10min):He,1.38mL/min:250℃ ,Split9:1:MSScan(m/z45-450)

HandyTDTD265ConditionsDesorbTemp.DesorbPress.

:40℃-45℃ /sec-250℃(1.5min):180kPa

1.Pyridine2.Methylpyridine3.Methylpyridine4.Octanenitrile5.Aceticacid6.2,3-Butanediol,dinitrate7.Trimethyldecane8.Methylcyclopentenone9.Methylcyclopentenone10.Pentadecene11.Furanmethanol

12.Methylimidazole13.Azulene14.Azulene15.Dihydropyran16.Methylcyclopentadione17.Ethylfuraldehyde18.Methylnaphthalene19.Methylnaphthalene20.Creosol21.Maltol22.Phenycarbamate

23.Dimethylnaphthalene24.Indanone25.Ethylguaiacol26.Cresol27.Cresol28.Eugenol29.Vinylguaiacol30.Methylimidazole31.Isoeugenol32.Indole33.Carboxamide34.Hydroxyphenol

注)標準試料での定性は行なっておりません。ライブラリ検索結果になります。

Time(min)

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19

ラベンダー揮発性成分分析HandyTDTD265 とMonoTrapを用いて、ラベンダーの花弁から生じる揮発性成分のスクリーニング分析を行いました。ラベンダーに特徴的に含まれるリナロールやリナリルアセテートや、桜餅、ショウノウ様の香気を有するクマリンなどの多くの香気成分を検出することができました。

40mL バイアルに花弁2g を入れる

60℃1 時間静置

ラベンダー

TD-GC/MS

捕集(HS)MonoTrapRGC18TD1 個 

ConditionsSystemColumn

Col.Temp.CarrierGasInjectionDetection

:ThermalDesorption-GC/MS:InertCapPure-WAX0.25mmI.D.×60m,df=0.50µm:40℃(5min)-10℃ /min-250℃:He,1mL/min:250℃ ,Split10:1:MSScan(m/z30-350)

HandyTDTD265ConditionsDesorbTemp.DesorbPress.

:室温-45℃ /sec-200℃(1.5min):140kPa

1.Pinene2.Camphene3.Pinene4.Sabinene5.Carene6.Myrcene7.Limonene8.Butylbutyrate9.Phellandrene10.Cineole11.Ocimene12.Ocimene

13.Octanone14.Hexylacetate15.Cymene16.Cymene17.Carene18.Octylacetate19.Hexylpropionate20.Octenylacetate21.Allo-Ocimene22.Undecatriene23.Hexylbutyrate24.Aceticacid

25.1-Octen-3-ol26.LinaloolOxide27.Terpineol28.Nonenal29.Linalooloxide30.Linalool31.Linalylacetate32.Camphor33.Nerylacetate34.Bornylacetate35.Caryophyllene36.Farnesene

37.Lavandulol38.Terpineol39.Borneol40.Geraniolacetate41.Carvone42.Cadinene43.Cuminaldehyde44.p-Cymen-8-ol45.Verbenone46.Caryophylleneoxide47.Cadinol48.Coumarin

注)標準試料での定性は行なっておりません。 ライブラリ検索結果になります。

1

2

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Time(min)

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20 M o n o l i t h i c M a t e r i a l S o r p t i v e E x t r a c t i o n

MonoTrap® 加熱脱離用MonoTrap®アプリケーション

焼いた肉の香気成分分析HandyTDTD265 とMonoTrapを用いて、焼いた肉(和牛カルビ)の香気成分のスクリーニング分析を行いました。和牛の特徴香気であり、甘い・桃様の香気を持つラクトン類が検出されました。

40mL バイアルに片面のみ 10 秒焼いた肉27.79gを入れる(油や調味料は不使用)

80℃15 分間静置

焼いた肉

TD-GC/MS

捕集(HS)MonoTrapRGPSTD2 個

ConditionsSystemColumn

Col.Temp.CarrierGasInjectionDetection

:ThermalDesorption-GC/MS:InertCapPure-WAX0.25mmI.D.×60m,df=0.25µm:40℃(5min)-6℃ /min-250℃:He,2.0mL/min:250℃ ,Split9:1:MSScan(m/z45-450)

HandyTDTD265ConditionsDesorbTemp.DesorbPress.

:40℃-45℃ /sec-250℃(1.5min):114kPa

1.Hexanal2.1-Butanol3.Heptanal4.2-Pentylfuran5.1-Pentanol6.Acetoin7.Octanal8.2-Methyl-3-octanone9.1-Hexanol10.Nonanal11.Aceticacid12.1-Octen-3-ol13.1-Heptanol14.2,3-Butanediol15.1-Octanol16.2,3-Butanediol

17.PropyleneGlycol18.(E)-2-Octen-1-ol19.Butyrolactone20.Butanoicacid21.(E)-2-Decenal22.2(5H)-Furanone23.2,4-Decadienal24.(E,E)-2,4-Decadienal25.Hexanoicacid26.2-(2-Butoxyethoxy)ethylacetate27.Dimethylsulfone28.1-(1H-Pyrrol-2-yl)ethanone29.Octanoicacid30.2-Phenoxyethanol31.Nonanoicacid

32.2-Heptadecanone33.Pyranone34.Heneicosane35.9-Heptadecanone36.Docosanal37.Heneicosane38.Heneicosane39.4-hydroxydihydro-2(3H)-Furanone40.Heneicosane41.δ-Undecalactone42.5-methyl-2,4-Imidazolidinedione43.Tetradecanoicacid44.δ-Dodecalactone45.n-Hexadecanoicacid46.Niacinamide 注)標準試料での定性は行なっておりません。

ライブラリ検索結果になります。

Time(min)

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みかん搾り汁の濃縮分析HandyTDTD265 とMonoTrapを用いて、みかん搾り汁の香気成分のスクリーニング分析を行いました。柑橘類に含まれるリモネンなどのテルペン類が多数検出されました。

ConditionsSystemColumn

Col.Temp.CarrierGasInjectionDetection

:ThermalDesorption-GC/MS:InertCapPure-WAX0.32mmI.D.×60m,df=0.50µm:40℃(5min)-6℃ /min-250℃(20min):He,1.6mL/min:250℃ ,Split10:1:MSScan(m/z29-500)

HandyTDTD265ConditionsDesorbTemp.DesorbPress.

:40℃-45℃ /sec-200℃(1.5min):92kPa

1.Hexanal2.D-Limonene3.2-Hexenal4.Terpinene5.Cymene6.1-Hexanol7.Nonanal8.Aceticacid9.Linalooloxide

10.Heptanol11.Linalooloxide12.Formicacid13.Linalool14.Octanol15.Terpineol16.Menthadienol17.Menthadienol18.Citral

19.Terpineol20.Isopiperitenol21.Isopiperitenol22.Dibutylformamide23.Carveol24.Dihydroxyacetone25.Dihyrdoxymaltol26.Dihydroactinidiolide27.Hydroxymethylfurfural

注)標準試料での定性は行なっておりません。  ライブラリ検索結果になります。

皮をむいて、実を刻んで搾る

40mL バイアルにみかん搾り汁30mL,NaCl9g を入れる

40℃1 時間静置

みかん

TD-GC/MS

捕集(浸漬・振とう法)MonoTrapRGC18TD2 個

みかん搾り汁塩析

15.0 17.5 20.0 22.5 25.0 27.5 30.0 32.5 35.0 37.5 40.0 42.5

0.0

0.1

0.2

0.3

0.4

0.5

0.6

0.7

0.8

0.9

1.0

1.1(x10.000.000)

TIC

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Time(min)

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22 M o n o l i t h i c M a t e r i a l S o r p t i v e E x t r a c t i o n

MonoTrap® 皮膚ガス用サンプラーMonoTrap®SG

仕様

皮膚ガス用サンプラー MonoTrap® SG ラインアップ

皮膚ガス用サンプラーMonoTrap® SG皮膚ガスとは?皮膚ガスは、吸入・経口摂取した化学物質の代謝や、皮膚表面の菌の作用による反応生成物などからなります。近年、皮膚ガスは病気のマーカーや体内に取り込まれた化学物質の代謝の評価などへの応用が期待されており、盛んに分析されています。しかしながら、皮膚ガスの放散量は極微量であるため、測定が難しいと言われています。

皮膚ガス用サンプラーMonoTrap® SGとは?皮膚ガス用サンプラーMonoTrapSGは、人体と直接接触せず空間で捕集することにより、皮膚ガスの捕集を可能にした製品です。捕集部分にMonoTrapを使用しています。MonoTrapSGを皮膚表面に医療用テープ等で固定すると、皮膚ガスが内部のMonoTrapに捕集されます。MonoTrapから溶媒抽出によって脱離させ、GC/MSなどで分析することにより、定性や放散フラックスによる定量を行うことができます。小型・軽量・電力不要のサンプラーのため、どこでも誰にでも捕集が可能です。

品名 捕集剤吸着剤・官能基・固定相

入数 Cat.No. 価格活性炭 グラファイト

カーボンODS 基(C18 基) PDMS

MonoTrapSGDCC18 MonoTrapDCC18 ● ●

10 組 1050-70001 22,000

20 組 1050-70002 38,000

注)MonoTrapSGDCC181 組は、運搬/抽出バイアルと捕集パッチがセットになっています。MonoTrapSGDCC181 箱に 1個ゴムラバーが付属しています。固定用テープは別途用意してください。

MonoTrap 活性炭含有 C18

脱離方法 溶媒抽出

MonoTrap直径 10mm

MonoTrap厚さ 1mm

捕集部分の面積 0.594cm2

バイアルの容量 6mL

捕集パッチ

MonoTrap

PTFE台座+

PTFEシート

運搬 /抽出バイアル

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23

皮膚ガス測定例

皮膚ガス算出

45才男性首筋

ジクロロメタン500µL

6 時間

検体

GC/MS

溶媒抽出

皮膚ガス捕集MonoTrapSGDCC18

Time(min)

Res

pons

e 1

2

ConditionsSystemColumn

Col.Temp.CarrierGasInjectionDetection

SampleSize

:GC/MS:InertCapPure-WAX0.25mmI.D.×30m,df=0.25µm:45℃(3min)-15℃ /min-250℃(5min):He,1mL/min:250℃ ,Split20:1:SIM(m/z43,86forDiacetyl,70,83fortrans-2-Nonenal):1.0µL

O

O1.Diacetyl 2.trans-2-Nonenal

GC/MS分析で得られた捕集量W(ng)から、捕集時間t(h)とMonoTrapSGDCC18の面積S’(cm2)より、各成分の放散フラックス量E(ngcm-2h-1)が求められます。

ジアセチル放散フラックス値

体の各部位ごとにジアセチルの放散フラックスを測定した結果です。部位により、ジアセチルの放散フラックスの値が違うことがわかります。

注)被験者:男性、45 歳、単位:ngcm-2h-1

E =放散フラックス(ngcm-2h-1)W=捕集量(ng)t =捕集時間(h)S’=捕集部分の面積(cm2)

捕集パッチを皮膚ガスを捕集したい部位に固定し、捕集します。注)MonoTrapSGを取り付ける際は、医療用テープの使用をお薦めします。

運搬/抽出バイアルにジクロロメタン500µLを注ぎ、逆さまにし超音波をあてて抽出します。

MonoTrapSGDCC18 は、東海大学関根嘉香先生のご協力により開発された製品です。本製品に関するデータは、東海大学関根嘉香先生にご提供いただいたデータです。

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2018年3月改訂シリカモノリス捕集剤MonoTrap®

MonoTrap®Monolithic Material Sorptive Extraction

東 京 営 業 部大 阪 支 店横 浜 支 店東 北 営 業 所筑 波 営 業 所北 関 東 営 業 所千 葉 営 業 所名 古 屋 営 業 所広 島 営 業 所九 州 営 業 所

総 合 技 術 セ ン タ ーカスタマーサポートセンター福 島 工 場

TEL.03(5323)6611TEL.06(6220)0500TEL.045(985)7900TEL.024(534)2191TEL.029(858)3700TEL.048(667)1611TEL.043(248)2441TEL.052(931)1761TEL.082(233)1101TEL.092(738)6633

TEL.04(2934)2121TEL.04(2934)1100TEL.024(533)2244

FAX.03(5323)6622FAX.06(6220)0601FAX.045(985)7901FAX.024(536)1518FAX.029(858)3780FAX.048(667)1656FAX.043(248)2485FAX.052(931)1814FAX.082(233)1110FAX.092(738)6636

FAX.04(2934)2128FAX.04(2934)3361FAX.024(534)2139

本 社 〒163-1130 東京都新宿区西新宿6丁目22番1号 新宿スクエアタワー 30FTEL.03(5323)6611  FAX.03(5323)6622https://www.gls.co.jp E-mail: [email protected]

安全に関するご注意ご使用前には必ず「取扱説明書」をよくお読みのうえ、正しくお使いください。

●掲載している価格には消費税が含まれていません。●改良のため、型式、価格、仕様などにつきましては予告なしに変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

●本カタログに掲載している会社名および製品名は、それぞれ該当する各社の商標、または登録商標です。●本文中には TM および ® マークは明記しておりません。●データに起因し、直接的または間接的に生じたいかなる損害に対しましても、当社が責任を負うものではありません。また、記載事項につきましては予告無しに改訂する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

20180308KH3T

MonoTrap、InertCap は、ジーエルサイエンス株式会社の日本における登録商標です。

https://www.gls.co.jp

本カタログの内容は、2018年3月時点のものです。

シリカモノリス捕集剤

濃縮分析の常識を変える画期的な捕集ツール

MonoTrap とは........................................................ 2

MonoTrap の捕集・抽出方法.................................. 4

MMSE 法と従来法の比較......................................... 5

MonoTrap キットラインアップ .............................. 6

MonoTrap アクセサリーラインアップ ................... 7

溶媒抽出用 MonoTrap............................................. 8

溶媒抽出用 MonoTrap アプリケーション ............10

加熱脱離用 MonoTrap...........................................14

加熱脱離装置 HandyTD TD265 ............................15

加熱脱離用 MonoTrap アプリケーション ............16

皮膚ガス用サンプラー MonoTrap SG ..................22

Contents