13
ページ1 Dell Technologies が提供する一貫性のあるハイブリッド クラウド 2019 12 企業独自の柔軟性の実現 Copyright ©2019 Moor Insights & Strategy Internal Use - Confidential DELL TECHNOLOGIES が提供する一貫性のあるハイブリッド クラウドによって実現される企業独自の柔軟性 クラウド インフラストラクチャ プラットフォーム全体で一貫性のあるクラウド管理によって IT 部門を支援 概要 クラウド コンピューティング プラットフォームには豊富な選択肢があるため、企業でパブリックとプライベートの両方のクラウ ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド プラットフォームの管理プレーンを共通化すること は、アプリケーション チームが必要とする柔軟性を実現するための優れた戦略となります。チームが開発と運用を行って いるアプリケーションはそれぞれ可用性、コスト、およびパフォーマンスの要件が異なるため、パブリック クラウドとプライ ベート クラウドの両方(すなわち、ハイブリッド クラウド)の機能を利用できると便利です 1 異種クラウド環境での運用における課題は、クラウド プラットフォームごとに別々のツール セットを使用するという状況に 陥りやすいことです。特に、パブリック クラウドの場合はそれが顕著です。その結果、使用するクラウドが離れ小島のよう に分断され、IT 部門がポリシーの適用、セキュリティ、コンプライアンス、コスト管理、サービス レベルの維持といった管 理面で一貫性を確保することが困難になります。開発者はアプリケーションとデータの移植に限界があることを知ってい るので、すべてのアプリケーションを一番問題の少ないクラウドの孤島に詰め込もうとします。最適かどうかは二の次で す。その場合、組織は真に一貫性のあるハイブリッド クラウド エクスペリエンスの恩恵を受けられず、テクノロジーの限界 によってクラウド戦略が制限されます。 これは、この 10 年にわたって解決が待たれている困難な課題です。パブリック クラウドとプライベート クラウドにまたがっ て使用できるよう設計されているクラウド ソフトウェア プラットフォームは複数あります。例えば、OpenStack ではプライ ベート クラウドが導入されましたが、スケーラビリティの高いパブリック クラウドは使用できないままです。パブリック クラウド 1 一般に、複数のパブリック クラウドを使用することを「マルチ クラウド」と呼んでいます。また、これをプライベート クラウドとともに使用する場合 は、「ハイブリッド マルチクラウド」と呼ぶこともあります。このホワイトペーパーでは、便宜上、このような組み合わせはすべて「ハイブリッド クラウ ド」と呼ぶことにします。

Moor Insights: Dell Technologies Delivers Consistent Hybrid Cloud … · 2020. 7. 13. · ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: Moor Insights: Dell Technologies Delivers Consistent Hybrid Cloud … · 2020. 7. 13. · ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド

ページ1 Dell Technologiesが提供する一貫性のあるハイブリッド クラウド 2019年 12月

企業独自の柔軟性の実現

Copyright ©2019 Moor Insights & Strategy

Internal Use - Confidential

DELL TECHNOLOGIESが提供する一貫性のあるハイブリッド

クラウドによって実現される企業独自の柔軟性 クラウド インフラストラクチャ プラットフォーム全体で一貫性のあるクラウド管理によって IT部門を支援

概要

クラウド コンピューティング プラットフォームには豊富な選択肢があるため、企業でパブリックとプライベートの両方のクラウ

ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド プラットフォームの管理プレーンを共通化すること

は、アプリケーション チームが必要とする柔軟性を実現するための優れた戦略となります。チームが開発と運用を行って

いるアプリケーションはそれぞれ可用性、コスト、およびパフォーマンスの要件が異なるため、パブリック クラウドとプライ

ベート クラウドの両方(すなわち、ハイブリッド クラウド)の機能を利用できると便利です1。

異種クラウド環境での運用における課題は、クラウド プラットフォームごとに別々のツール セットを使用するという状況に

陥りやすいことです。特に、パブリック クラウドの場合はそれが顕著です。その結果、使用するクラウドが離れ小島のよう

に分断され、IT部門がポリシーの適用、セキュリティ、コンプライアンス、コスト管理、サービス レベルの維持といった管

理面で一貫性を確保することが困難になります。開発者はアプリケーションとデータの移植に限界があることを知ってい

るので、すべてのアプリケーションを一番問題の少ないクラウドの孤島に詰め込もうとします。最適かどうかは二の次で

す。その場合、組織は真に一貫性のあるハイブリッド クラウド エクスペリエンスの恩恵を受けられず、テクノロジーの限界

によってクラウド戦略が制限されます。

これは、この 10年にわたって解決が待たれている困難な課題です。パブリック クラウドとプライベート クラウドにまたがっ

て使用できるよう設計されているクラウド ソフトウェア プラットフォームは複数あります。例えば、OpenStackではプライ

ベート クラウドが導入されましたが、スケーラビリティの高いパブリック クラウドは使用できないままです。パブリック クラウド

1 一般に、複数のパブリック クラウドを使用することを「マルチ クラウド」と呼んでいます。また、これをプライベート クラウドとともに使用する場合

は、「ハイブリッド マルチクラウド」と呼ぶこともあります。このホワイトペーパーでは、便宜上、このような組み合わせはすべて「ハイブリッド クラウ

ド」と呼ぶことにします。

Page 2: Moor Insights: Dell Technologies Delivers Consistent Hybrid Cloud … · 2020. 7. 13. · ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド

ページ2 Dell Technologiesが提供する一貫性のあるハイブリッド クラウド 2019年 12月

企業独自の柔軟性の実現

Copyright ©2019 Moor Insights & Strategy

Internal Use - Confidential

プロバイダーが最近提供を開始したハイブリッド オプションは、プロバイダー自体のプライベート クラウド インフラストラク

チャ構成に制限されています。そうした中、Dell Technologies Cloudだけが、VMware Cloud Foundationを介し

て、プライベート インフラストラクチャと大手パブリック クラウド(Amazon Web Services(AWS)、Microsoft

Azure、Google Cloud Platform)にまたがる複数のクラウド環境全体で一貫性のあるハイブリッド クラウド プラット

フォーム エクスペリエンスを提供しています。

Dell Technologies Cloudでは、VMware Cloud Foundationの一貫性のあるハイブリッド クラウド エクスペリエン

スと、独自に統合された Dell EMC インフラストラクチャのオプションを組み合わせることにより、包括的なクラウド ソ

リューションを形成しています。Dell EMC インフラストラクチャのオプションには、Dell Technologies Cloud

Platform、Cloud Foundation と管理が統合された VxRailハイパーコンバージド インフラストラクチャ(HCI)、

ストレージ、コンピューティング、ネットワーキングの最適な組み合わせを実現する Dell Technologies Cloudの検証

済み設計(PowerOne コンバージド インフラストラクチャ(CI)など)があります。これらを Dell Technologiesの

パブリック クラウド オプション(VMware Cloud on AWSや Microsoft Azure VMwareソリューションなど)と組み

合わせることで、幅広いクラウド インフラストラクチャ オプションを提供しており、どのオプションでも開発者とオペレーター

に一貫性のあるエクスペリエンスをもたらします。Dell Technologiesは、ご利用のアプリケーション ポートフォリオ全体

を最適に使用できるよう、一貫性のあるハイブリッド クラウド エクスペリエンスを提供する唯一のプロバイダーです。

クラウド コンピューティングのチャンスと課題

組織で適切なクラウド戦略の指針を定める際に、複数のチームから異議が出ることがよくあります。高い弾力性を備え

たインフラストラクチャ容量や先進的なアプリケーション開発機能の使用を優先したいアプリケーション チームは、多くの

場合、パブリック クラウドに重点を置くことを主張します。他のチームは、プライベート クラウド機能への投資を主張しま

す。そうしたチームは、パフォーマンス、制御、コスト、場所に関する要件があるため、利用するアプリケーションに合わせ

てインフラストラクチャの特定の側面をコントロールすることが必要な場合があります。とりわけ、既存のアプリケーションの

占有容量は重要です。

ここに、ハイブリッド クラウドの価値と最適な柔軟性をすべてのチームに提供するというビジョンを実現するチャンスがあり

ます。一方、その際に管理と使用が分断されないようにしなければならないという課題があります。ビジネス バリューと

Page 3: Moor Insights: Dell Technologies Delivers Consistent Hybrid Cloud … · 2020. 7. 13. · ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド

ページ3 Dell Technologiesが提供する一貫性のあるハイブリッド クラウド 2019年 12月

企業独自の柔軟性の実現

Copyright ©2019 Moor Insights & Strategy

Internal Use - Confidential

要件に基づいてアプリケーションに適した着地点を選択できるようにするには、IT部門がすべての環境で一貫性のある

ハイブリッド クラウド エクスペリエンスを実現する必要があります。これは、組織のアプリケーション ポートフォリオ全体でパ

ブリック クラウドとプライベート クラウドの最適な使用を総合的に定義し、クラウド全体での移植性を実現するための共

通のインフラストラクチャ モデルと運用モデルを用意することを意味します。

パブリック クラウド インフラストラクチャを使用する上位 3つの理由は次のとおりです。

• 容量の弾力性および豊富な機能やサービスを利用して、迅速にアプリケーションを開発できる

• 容量の消費量の変動が激しかったり、予想が難しかったりするアプリケーションのコストを削減できる

• ディザスター リカバリーやデータ保持など、特定のユース ケースのコスト効率が高まる

一方、プライベート クラウド インフラストラクチャを使用する上位 4つの理由としては、次のようなものがあります。

• 特定のパフォーマンス要件(帯域幅やレイテンシーなど)を持つアプリケーションがある

• インフラストラクチャへのアクセスと構成を完全に制御し、ポリシー、セキュリティ、コンプライアンスの要件に対応

できる

• 容量の消費量が予測でき、アプリケーションの運用コストを最適化できる

• 特定の国のデータ主権規制による場所の要件がある

次のユース ケースでは、これらの理由が、パブリック クラウドとプライベート クラウドのどちらが適しているか判断する際の

明確な指針となる場合があることが示されています。その他のケースでは、アプリケーションのライフサイクル全体を含

め、慎重に検討する必要があるトレードオフについて明らかにします。

パブリック クラウドのユース ケース

パブリック クラウドは、アプリケーション チームに機敏性がもたらされるという理由で人気が出ました。開発者は、一般的

に、短期間の作業のためにすぐに利用できるコンピューティング容量を必要としています。このような動的な容量のニー

ズは、特に拡張性テストを実施する際に重要になることがあります。特殊な予算を組まなくても容量を柔軟にプロビ

ジョニングできるため、使用できないとか、プロジェクトに遅延が発生するといったリスクを回避できます。同時に、使用

Page 4: Moor Insights: Dell Technologies Delivers Consistent Hybrid Cloud … · 2020. 7. 13. · ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド

ページ4 Dell Technologiesが提供する一貫性のあるハイブリッド クラウド 2019年 12月

企業独自の柔軟性の実現

Copyright ©2019 Moor Insights & Strategy

Internal Use - Confidential

率が低くなる場合のあるインフラストラクチャへの投機的な支出を削減することもできます。さらに、パブリック クラウド プ

ラットフォームでは、ホストされたデータベース、アプリケーション コンポーネント、コグニティブ サービスなど、さまざまなプ

ラットフォーム サービス機能が提供されています。コグニティブ サービスは、非常に大規模な人工知能モデルを基盤に

しており、音声テキスト変換、コンピューター ビジョン、テキスト分析などの機能に利用されます。特定の業界向けでは

ないこうしたプラットフォーム サービスにより、アプリケーションを迅速に開発できるようになるため、個々の企業が独自に

開発や保守を行う必要がほぼなくなります。

2つ目に、パブリック クラウド インフラストラクチャの弾力性によって、占有容量が一定ではないアプリケーションのインフ

ラストラクチャ コストを削減することもできます。これに関してよく挙げられている例として、季節による変動が激しい e コ

マース ビジネスなどがあります。そうしたビジネスでは、容量の最大ニーズに合わせてプライベート インフラストラクチャを

導入すると、年間ベースでは使用率が低くて無駄になってしまいます。オンライン/モバイル ゲーミング アプリケーションな

ど、容量ニーズの予測が困難なビジネスも、このような容量の弾力性からメリットを受けることができます。このような

ケースでは、インフラストラクチャの弾力性が非常に高く、数分以内に容量を変更できるため、予測される使用量に基

づいてコンピューティングを調達するという高リスクの決定を回避することができます。バッチ ジョブとして実行される分析

ワークロードなど、ときどきしか容量を使用しないものの、予測可能な容量ニーズを持つアプリケーションも、少し微妙で

はありますが該当例になります。

3つ目として、ほとんどすべての企業は、通常のホスティング環境でアプリケーションの高可用性を確保するとともに、大

規模停電、異常気象、その他の最悪のケースに伴うディザスター リカバリー シナリオでも運用を維持できるようにする

必要があります。パブリック クラウドの弾力性を利用すれば、通常は使用しない専用のインフラストラクチャを調達する

ことなく、アプリケーションの再インスタンス化に必要なデータ レプリケーションが可能になります。さらに、プライベート イン

フラストラクチャからパブリック クラウドにデータをコピーして保存することもできます。クラウド ストレージ サービスでは、ア

クセス パフォーマンスおよびストレージ コストを引き換えに、個々の企業が社内で実現できるよりも高い柔軟性が提供

されます。例えば、パブリック クラウドのコールド ストレージは、磁気テープ ストレージと同程度のコストで利用できます。

これにより、取得時間が大幅に短縮され、信頼性も高まります。

Page 5: Moor Insights: Dell Technologies Delivers Consistent Hybrid Cloud … · 2020. 7. 13. · ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド

ページ5 Dell Technologiesが提供する一貫性のあるハイブリッド クラウド 2019年 12月

企業独自の柔軟性の実現

Copyright ©2019 Moor Insights & Strategy

Internal Use - Confidential

プライベート クラウドのユース ケース

一方、パフォーマンス、制御、コスト、場所に関する特定の要件を持つアプリケーションにとってプライベート クラウドが最

適なソリューションとなるユース ケースは数多く存在します。

まず、アプリケーションのパフォーマンス プロファイルで必要な帯域幅やレイテンシー特性をパブリック クラウドでは実現で

きない、あるいはアプリケーションのユーザーに提供できない場合、プライベート クラウドが最適な選択肢となります。プ

ライマリーSoR として使用されるトランザクション負荷の高いシステムは、通常、クラスター ノード間での非常に高いス

ループットと並外れて低いレイテンシーの通信を使用することを前提に設計されています。このような通信は、パブリック

クラウド環境では実現が困難な場合があります。Oracle DB、IBM DB2などを基盤とした SAPの ERP Central

Component(ECC)といった従来型の ERPアプリケーションは、一般的にこのケースに該当します。

SAP S/4HANAなどの一部の最新アプリケーションは、プライベート インフラストラクチャのオプションと同様に、パブリッ

ク クラウドが提供する大幅な垂直スケールが可能なメイン メモリーとインテル® Optane™ メモリーを使用することで、

ハイブリッド クラウドのどちら側でも動作させることができます。ただし、SAP HANAにハイブリッド クラウドを選択するの

は定石というよりも例外であるため、ERPは従来のプライベート クラウドに導入するという選択肢が引き続き非常に一

般的です。Oracle RAC、IBM DB2、Microsoft SQL Serverなどの大幅な垂直スケールが可能なリレーショナル

データベースを基盤として利用するよう設計された他のほとんどの従来型エンタープライズ アプリケーションは、アプリケー

ション クラスター ノードとデータベース クラスター ノード間の通信が高スループットかつ低レイテンシーであるだけでなく、

そのパフォーマンスの一貫性も非常に厳しく求められます。そのため、パブリック クラウドの 10Gbや最新の 100Gb

Ethernet と、プライベート インフラストラクチャの Infinibandや Fibre Channelネットワーク ファブリックのどちらを利用

するかが大きな問題となっています。後者は単一テナントで使用するために設計されているので、パブリック クラウドでは

ニッチなベア メタル インフラストラクチャ構成でしか利用できません。

ほぼリアルタイムの要求/応答エクスペリエンスを実現するために、パブリック クラウドからの厳しいターンアラウンドを求め

るアプリケーションを実行しているユーザーやデバイスは、スループットを維持しつつレイテンシーの変動を抑えるという難

題にも直面しています。製造環境や医療機関での環境に使用されるエッジ デバイスでも、アラームとアクションに関す

る自動化された意思決定ループにデータを供給する分析において厳しいタイミングが求められるため、同様にプライ

ベート インフラストラクチャを必要とする場合があります。これらのアプリケーションがビジネス(または患者)にとって非

常に重要なシステムである場合、接続が失われるとさらに大きな影響が出ます。

Page 6: Moor Insights: Dell Technologies Delivers Consistent Hybrid Cloud … · 2020. 7. 13. · ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド

ページ6 Dell Technologiesが提供する一貫性のあるハイブリッド クラウド 2019年 12月

企業独自の柔軟性の実現

Copyright ©2019 Moor Insights & Strategy

Internal Use - Confidential

プライベート クラウドの 2つ目の一般的なユース ケースは、組織のポリシーによってプライベート インフラストラクチャの

使用が求められるようなアプリケーションの導入です。コンプライアンスやセキュリティの規制条件を満たすために、プライ

ベート インフラストラクチャを独自に制御する必要が生じる場合があります。特に、教育機関、金融サービス、政府機

関、医療機関など、厳格な規制を受けている業界では、コンプライアンス主導型のポリシーが一般的です。これらの業

界では、プライベート インフラストラクチャでのみ実現できる、アクセス、構成、および検証についての独自基準に従って

そうした規制に対応する必要があります。仮想環境やコンテナー環境での運用を想定せずに開発された多くのレガ

シー アプリケーションでは、セキュリティが 1つの課題となっています。このようなアプリケーションは、パブリック クラウドでは

対応できない固有のセキュリティ要件を持つ環境でのみ利用できます。パブリック クラウドでは、マルチテナント環境に

対応するために、基本的なセキュリティ対策を欠いた、古くてサポートされていないオペレーティング システムやドライ

バーが許容されています。パブリック クラウド ベンダーでも、専用のベア メタル サーバー、お客様所有のキーを使用した

組み込みの暗号化、数々のコンプライアンス基準の達成など、リソースの隔離とセキュリティ機能の追加によって、こうし

た面でいくらか対応を進めてはいます。しかし、コンプライアンスとセキュリティの面が対応済みであったとしても、組織は

一般的に、戦略上アプリケーションとデータを完全に制御する必要があるため、特定のミッションクリティカルなアプリケー

ションはオンプレミスに配置することを義務付けるポリシーを維持しています。

3つ目として、プライベート クラウドを使用すると、一部のワークロードのコスト効率が向上する場合があります。一般的

に企業にとってミッションクリティカルな従来のアプリケーションとエッジ アプリケーションに共通する特徴は、継続的に運用

される点であり、そのため、クラウド ネイティブ アプリケーションに比べて日々の容量プロファイルにあまり変動がありませ

ん。十分な規模のプライベート インフラストラクチャを持ち、成熟度の高い運用機能に投資を続けてきた企業が確実

にそのインフラストラクチャを予測して利用できる場合は、通常、最も大幅なディスカウントを利用できるパブリック クラウ

ドのコンピューティング モデルと比較してもコスト削減を達成できます。

最後に、グローバル企業は、パブリック クラウド リージョンがない国や最寄りのパブリック クラウド リージョンからかなり離

れた場所では、プライベート クラウド インフラストラクチャを用意する必要が生じることがあります。例えば、ドイツとロシア

では、ある種の市民データは国内に保持することが義務付けられています。ドイツにはパブリック クラウドが導入されて

いますが、ロシアでの導入計画を発表しているプロバイダーはまだありません。

Page 7: Moor Insights: Dell Technologies Delivers Consistent Hybrid Cloud … · 2020. 7. 13. · ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド

ページ7 Dell Technologiesが提供する一貫性のあるハイブリッド クラウド 2019年 12月

企業独自の柔軟性の実現

Copyright ©2019 Moor Insights & Strategy

Internal Use - Confidential

最適なソリューションとしてのハイブリッド クラウド

パブリック クラウドとプライベート クラウドで対処可能な課題は絶えず変化しており、それに応じてアプリケーションごとに

どちらのクラウドを選ぶべきかは変動します。パブリック クラウドは、100Gb Ethernetなどのハイ パフォーマンス ネット

ワーキングや、最大 24TBのメモリーを備えたサーバーによる大幅な垂直スケールが可能なコンピューティングを利用す

ることで、パフォーマンス機能が向上し続けています。一方、プライベート クラウドの弾力性もパブリック クラウドと対抗で

きるくらい向上し続けており、大部分のアプリケーションのニーズに対応できるようになっています。ほとんどのアプリケー

ションは一貫性が高く予測可能です。それ以外の多くのアプリケーションでも、容量消費量の変動が小規模から中規

模程度で、数週間にわたる増加率が十分 50%以内に収まっています。そのため、インフラストラクチャ プロバイダーで

は、このレベルの容量の増加に対応した従量課金制のオプションを提供する消費モデルを導入しています。

その結果、企業は利用するアプリケーションの多くについて最適な運用環境を継続的に見直しています。例えば、

GPUベースのコンピューティングには元来プライベート インフラストラクチャが必要でした。パブリック クラウド ホスティング

ではベア メタル クラウド コンピューティングを仮想化できなかったり利用できなかったからです。今ではアプリケーション開

発に GPUベースのコンピューティングをパブリック クラウドでいつでも利用できるようになっています。しかし、石油/ガス、

自動車、航空宇宙など、非常に大規模なシミュレーションを実行している業界では、実稼働環境のアプリケーションを

完全に制御し、パフォーマンスをカスタマイズするために、依然としてプライベート クラウドでの運用が一般的です。

このことは、機械学習モデルとディープ ラーニング モデルの開発にも同様に当てはまります。このような開発では、CPU、

GPU、およびストレージ間の I/O帯域幅がパフォーマンスのスケーリングにとって極めて重要であり、コストと機能の両方に

影響を与えるからです。コスト面では、占有容量が小さくなると、インフラストラクチャへの投資効率が向上します。機能面

では、機械学習モデルやディープ ラーニング モデルのトレーニングにかかる時間によって、パフォーマンスの向上を判断でき

ます。トレーニングの実行時間が数時間から数分に短縮されると、データ サイエンス チームの実験と学習スピードが飛躍

的に向上します。例えば、最大規模の NVIDIA GPU対応サーバーは 16個のGPUを搭載していますが、パブリック ク

ラウド プロバイダー大手 3社が提供する最大規模の仮想マシンでも、GPUの数は 8個までです。16個のGPUを備え

たシステムという、プライベート インフラストラクチャにおける垂直スケールのメリットを活用すると、8個のGPUを備えたシス

テムの最大 10倍の速度で 4倍の規模の機械学習モデルをトレーニングできます2。これは、パブリック クラウドで 8個の

GPUを備えたサーバーを 2台使用した場合に得られるパフォーマンスをはるかに上回っています。この結果、モデルのト

2 16個の GPUを搭載した NVIDIA DGX-2サーバーおよび 8個の GPUを搭載した NVIDIA DGX-1サーバー:

https://www.nvidia.com/en-us/data-center/dgx-2

Page 8: Moor Insights: Dell Technologies Delivers Consistent Hybrid Cloud … · 2020. 7. 13. · ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド

ページ8 Dell Technologiesが提供する一貫性のあるハイブリッド クラウド 2019年 12月

企業独自の柔軟性の実現

Copyright ©2019 Moor Insights & Strategy

Internal Use - Confidential

レーニング ワークロードが継続的なものであり、パフォーマンスの向上からメリットが得られ、プライベート インフラストラクチャ

の SoRにあるビジネス データと関連付けることができるということが明らかな場合、パブリック クラウド上の実験をプライベー

ト クラウドの大規模な実稼働環境に移行できますし、多くの場合、実際に移行が行われます。

つまり、パブリック クラウドかプライベート クラウドかという選択は非常に相補的な関係にあるということです。これらのオプ

ションによって、実験開発から実稼働環境への移行や予測不可能な容量ニーズから比較的一貫性のある占有容量

への移行など、アプリケーション ライフサイクルのさまざまな段階に対応した特定用途向けのクラウド インフラストラクチャ

ソリューションが実現されます。

クラウド インフラストラクチャ間でのアプリケーションの移行について継続的に検討できる点が、ハイブリッド クラウドの実

用的な特徴です。ただし、そのためには、継続的な最適化を可能にするアプリケーションとデータの移植性が重要で

す。アプリケーションをコンテナー化できると、特定のインフラストラクチャ構成への依存からの抽象化が進みます。そのた

め、移植のハードルを低くする目的で、Kubernetesに基づくコンテナー プラットフォームが広く採用されるようになってい

ます。しかし、アプリケーションをシームレスに移植できるようにするためには、依然としてクラウドのプラットフォーム層にま

で手を入れる必要があります。コンテナーは、オペレーティング システム、仮想化、ドライバーといったクラウドの基盤とな

るコンピューティング スタックの間を橋渡しすることはできますが、ネットワークおよびストレージ アーキテクチャの違いや管

理のばらつきに対処することはできません。

クラウド環境全体での一貫性を実現するクラウド プラットフォームを使用しないと、クラウドごとに異なるツール セットを

利用することで運用が分断され、移植性を欠いたばらばらの使い方になります。IT部門には、ポリシー、セキュリティ、

コンプライアンス、コストの最適化を完全に管理できる一貫性のあるツール セットが不足しているため、アプリケーション

の運用に関する意思決定、移植性の向上、および移行計画を促進したり、浸透させたりすることができていません。

DELL TECHNOLOGIESが提供する一貫性のある独自のハイブリッド クラウド プラット

フォーム サービス

プライベート インフラストラクチャと大手パブリック クラウド(AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platform)に

またがり、クラウド環境全体で一貫性のあるクラウド プラットフォームを実現しているのは Dell Technologiesだけで

す。Dell Technologiesでは、VMware Cloud Foundation を、独自に統合された HCI、CI、および Dell

Technologies Cloudの検証済み設計にまたがるインフラストラクチャ製品と組み合わせ、よりカスタマイズされたネット

ワークおよびストレージ実装を実現しています。

Page 9: Moor Insights: Dell Technologies Delivers Consistent Hybrid Cloud … · 2020. 7. 13. · ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド

ページ9 Dell Technologiesが提供する一貫性のあるハイブリッド クラウド 2019年 12月

企業独自の柔軟性の実現

Copyright ©2019 Moor Insights & Strategy

Internal Use - Confidential

VMware Cloud Foundationは、VMwareソフトウェア デファインド データ センター(SDDC)のコア バンドル コン

ポーネント(コンピューティング仮想化のための vSphere、ストレージ仮想化のための vSAN、ネットワーク仮想化のた

めの NSX、クラウド管理用の vRealize Suite)を導入することにより、これらのパブリックおよびプライベート クラウド イ

ンフラストラクチャを基盤とした一貫性のあるクラウド プラットフォームを提供します。これにより、インフラストラクチャごと

の全クラウド コンピューティング リソースの管理だけでなく、vRealize Suiteを介したクラウド インフラストラクチャ全体の

管理を、IT部門の単一統合管理ビューにまとめることができます。AWS、Microsoft Azure、および Google Cloud

は、事前設定された、制約のある構成でハイブリッド クラウドのオプションを提供しています。Cloud Foundationはパ

ブリック クラウドとプライベート クラウドのインフラストラクチャにわたって共通の支援機能を独自に提供します。さらに、

SDDCでは、VMware PKSが SDDC上の Kubernetesプラットフォームとして実行されている場合、仮想マシン

ベースの移植性とコンテナー ベースの移植性がオプションとして提供されます。

スケールの効率性とアプリケーション固有のカスタマイズを組み合わせるためのプライベート クラウド オプション

プライベート クラウドについては、Dell Technologies Cloud Platformの HCIソリューションは、パブリック クラウドのイ

ンフラストラクチャ オプションとエクスペリエンスをプライベート クラウドに反映させることを望む企業にとって、最初の焦点

となります。パブリック クラウドでは、一連の標準化されたインフラストラクチャ プラットフォーム構成で数多くのアプリケー

ションに対応できることが実証されています。また、HCIに対応した VxRailは、一般的な比率でコンピューティング、

ネットワーク、およびストレージ リソースを使用するエンタープライズ アプリケーションの大部分を対象としています。この

設計ではオートメーションとコスト効率に重点を置いて、Cloud Foundationハイブリッド クラウド プラットフォームの基

盤となるプライベート インフラストラクチャに IaaS(サービスとしてのインフラストラクチャ)型のエクスペリエンスを大規模

に提供します。VxRailは VMware と共同で設計された唯一の HCIシステムであり、SDDC コンポーネントおよび

ハードウェア インフラストラクチャ コンポーネントの調整および事前検証済みのソフトウェア アップデートからファームウェア

までを提供します。完全なスタック統合と自動化されたライフサイクル管理により、HCI インフラストラクチャ レイヤーと

VMware クラウド ソフトウェア スタックの両方が SDDC Managerを介して管理されるため、大幅にリスクが低減さ

れ、ITの運用効率が向上します。VxRail Managerおよび SDDC Managerの各コンポーネントが統合されている

ため、自動化されたシームレスなアップデートとアップグレード プロセスが実現されます。これにより、組織は既知の正常

な状態から次の正常な状態へと迅速かつ安全にアップデートし、パッチを適用することができます。この調整により、お

Page 10: Moor Insights: Dell Technologies Delivers Consistent Hybrid Cloud … · 2020. 7. 13. · ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド

ページ10 Dell Technologiesが提供する一貫性のあるハイブリッド クラウド 2019年 12月

企業独自の柔軟性の実現

Copyright ©2019 Moor Insights & Strategy

Internal Use - Confidential

客様は、Cloud Foundationおよび VxRailのソフトウェア アップデートのリリースを Dell EMC と VMwareから非同

期的に導入することが可能になります。そのため、Cloud Foundation リリース サイクルの一環として信頼性が事前検

証された最新のクラウドおよび HCI ソフトウェアのメリットを享受することができます。これらのアップデートは、互換性検

証テスト用に遅延なく個別に導入することができます。このテストは Cloud Foundationをサポートする他の HCIおよ

びプライベート インフラストラクチャ ベンダーに対しても必要です。

また、組織は、Dell Technologies Cloudの検証済み設計(PowerOneを使用した CIオプションなど)を利用し

て、VxRail HCIのオプションを補完する、コンピューティングを中心としたネットワークおよびストレージの構成を柔軟に

行うこともできます。PowerOne CIオプションは、特定のネットワークおよびストレージ リソースの最適化を必要とする

ミッション クリティカルな従来のアプリケーションに適しています。これには、前述した大幅な垂直スケールが可能なリレー

ショナル データベースを基盤とする SAPやその他のアプリケーションなど、高いストレージ性能を必要とし、処理量が大

規模なアプリケーションが含まれます。また、機械学習モデルやディープ ラーニング モデルのトレーニング、推論アプリ

ケーションなど、高スループット ストレージに依存する処理負荷の高いアプリケーションもこれに含まれます。

Dell Technologies Cloudの検証済み設計は、Cloud Foundationで検証された、事前テスト済みの Dell EMC

ストレージ、コンピューティング、およびネットワーキング インフラストラクチャで利用でき、導入ガイダンスも用意されてい

ます。Dell Technologies Cloudの検証済み設計は、Dell EMC Unity XT、PowerMaxストレージ アレイ、および

PowerEdge MXサーバーでも利用できるようになりました。これらのオプションにより、個々のアプリケーションのストレー

ジ性能要件を満たす際に、既に Dell EMCストレージに投資している企業の柔軟性が向上します。Dell EMC

PowerEdge MXは Cloud Foundation との相互運用性をサポートしているため、IT部門はアプリケーションごとに

複数のシャーシにまたがって個々のドライブ レベルでストレージ リソースを管理およびスケーリングできるようになります。

IT部門は、この柔軟性によって、プライベート クラウドでのインフラストラクチャのカスタマイズの価値を実現できるため、

パブリック クラウドでは不可能なレベルで、従来のアプリケーションやエッジ アプリケーションに必要なパフォーマンスとコス

トの最適化が可能になります。

Page 11: Moor Insights: Dell Technologies Delivers Consistent Hybrid Cloud … · 2020. 7. 13. · ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド

ページ11 Dell Technologiesが提供する一貫性のあるハイブリッド クラウド 2019年 12月

企業独自の柔軟性の実現

Copyright ©2019 Moor Insights & Strategy

Internal Use - Confidential

管理の一貫性を実現するパブリック クラウド オプション

VMware Cloud Foundationは、大手パブリック クラウド プロバイダーにまたがるパブリック クラウドにおいて一貫した

管理エクスペリエンスを提供します。VMwareは、プライベート インフラストラクチャの VxRail上で行うのと同様に、

AWS上への Cloud Foundationの管理された導入を販売およびサポートし、お客様に代わって Cloud

Foundationの可用性と定期的なアップデートを維持します。これにより、プライベート インフラストラクチャとまったく同

様のユーザー エクスペリエンスがパブリック クラウド上でも実現されます。

Microsoft Azure と Google Cloudでも、Cloud Foundation と同様のサービスを利用できますが、どちらもパート

ナーが管理します。これらのサービスの販売、管理、サポートは、VMware、Microsoft、および Googleの共同マネー

ジド サービス パートナーが行っています。Microsoft Azure VMwareソリューションと Google Cloud VMwareソ

リューションは、どちらも CloudSimpleによって提供されます。Dell Technologiesの子会社である Virtustreamは、

年末までにサービスを導入する予定です(IBM Cloud for VMware Solutionsは、移行に備えた仮想マシンの移

植性の実現に利用できますが、Cloud Foundationの提供は行っておりません)。

Dell EMCでは、Microsoft Azure と組み合わせた Dell EMC Azure Stackソリューションや、Google Cloud

Kubernetes Engine と組み合わせた Google Cloud Anthosをサポートする Dell EMC VxFlexなど、競合するハ

イブリッド クラウド オプションをもれなく補完します。

CTA

組織が採用しているさまざまなパブリックおよびプライベート クラウド プラットフォームの管理機能に一貫性がないという

課題に直面している IT リーダーには、VMwareへの投資をプライベート インフラストラクチャから拡張して、自社のデー

タ センターとパブリック クラウドにまたがるハイブリッド クラウドの構築を検討することをお勧めします。Dell EMCのインフ

ラストラクチャと、VMware Cloud Foundation(とりわけ VxRail)との緊密な統合によって、一貫性のあるハイブリッ

ド クラウド エクスペリエンスを実現し、パブリック クラウド IaaS と同等のサービス レベルの運用とオートメーションをデータ

センターにもたらすことができます。Dell EMCのお客様は、Dell Technologiesのサービスとインフラストラクチャを使

用して、クラウド機能をデータ センターに導入できるかどうかを調べてください。

Page 12: Moor Insights: Dell Technologies Delivers Consistent Hybrid Cloud … · 2020. 7. 13. · ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド

ページ12 Dell Technologiesが提供する一貫性のあるハイブリッド クラウド 2019年 12月

企業独自の柔軟性の実現

Copyright ©2019 Moor Insights & Strategy

Internal Use - Confidential

大手パブリック クラウドおよびプライベート クラウド インフラストラクチャ プラットフォームにまたがって利用できるクラウド プ

ラットフォームを提供する唯一のインフラストラクチャおよびクラウド プラットフォーム プロバイダーである Dell

Technologiesは独自の方法で、IT部門が一貫性のあるハイブリッド クラウド エクスペリエンスを通じてアプリケーショ

ン チームを支援できるようにします。この一貫性により、アプリケーション チームは、新しいクラウド ネイティブ アプリケー

ションから既存のアプリケーションの改善や最新化に至るまで、自社のポートフォリオ全体でパブリック クラウドおよびプラ

イベート クラウドのオプションを最適な形で使用できるようになります。お客様のクラウドの取り組みをお手伝いする戦

略的なアドバイザーおよびプロバイダーとして、是非 Dell Technologies をご検討ください。

Page 13: Moor Insights: Dell Technologies Delivers Consistent Hybrid Cloud … · 2020. 7. 13. · ドを複数使用していることがよくあります。使用している複数のクラウド

ページ13 Dell Technologiesが提供する一貫性のあるハイブリッド クラウド 2019年 12月

企業独自の柔軟性の実現

Copyright ©2019 Moor Insights & Strategy

Internal Use - Confidential

このホワイトペーパーに関する重要な情報

コントリビュータ

Rhett Dillingham、Moor Insights & Strategy、副社長兼上席アナリスト

発行者

Patrick Moorhead、Moor Insights & Strategy、創業社長兼主席アナリスト

お問い合わせ先 このレポートについてご意見やご質問がある場合は、こちらまでお問い合わせください。Moor Insights & Strategyよりただちにご連絡させて

いただきます。

引用 本資料は、認定されている報道機関やアナリストが引用することができますが、著者名、著者の役職、および「Moor Insights&Strategy」

を明記して引用する必要があります。報道機関およびアナリスト以外が引用する場合は、Moor Insights&Strategyから事前に書面による

許可を得る必要があります。

ライセンス 本文書は、いかなるサポート資料も含め、Moor Insights & Strategyが所有しています。本文書は、Moor Insights & Strategyの事前

の書面による許可を得ることなく、いかなる形式でも複製、配布、または共有することはできません。

開示情報 本文書は、Dell Technologiesの委託を受けて作成されています。Moor Insights & Strategyは、本資料で言及されている多くのハイテ

ク企業に調査、分析、アドバイス、コンサルティングを提供します。Moor Insights & Strategyのどの従業員も、本文書で引用されている企

業に対して持分を保有していません。

免責事項 本文書に記載の情報は、情報提供のみを目的としており、技術的な誤り、不作為、誤植が含まれている場合があります。Moor Insights &

Strategyは、かかる情報の正確性、完全性、または妥当性に関する一切の保証を否認します。また、かかる情報の誤り、不作為、または

不備についても一切責任を負わないものとします。本文書は、Moor Insights & Strategyの見解に基づいて構成されており、事実陳述とし

て解釈されるべきではありません。本文書に記載されている意見は、予告なしに変更される場合があります。

Moor Insights & Strategyでは、予測および将来の見通しに関する記述を方向性の指標として提供しています。将来の事象について正

確な予測を行うものではありません。Moor Insights & Strategyの予測および将来の見通しに関する記述は、将来の見通しに関する当社

の現在の判断を表していますが、実際の結果が大きく異なる可能性のあるリスクおよび不確実性に晒されています。これらの予測および将来

の見通しに関する記述に過度の信頼を置かないようご注意願います。本文書の内容は、発行日現在における Moor Insights & Strategy

の見解が反映されています。新しい情報や将来の事象を考慮して、これらの見通しや将来の見通しに関する記述に修正を加えたり公表し

たりする義務は負わないものとします。