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YASKAWA YASKAWA YASKAWA YASKAWA MOTOWELD-P350/500 MOTOWELD-P350/500 MOTOWELD-P350/500 MOTOWELD-P350/500 取扱説明書 取扱説明書 取扱説明書 取扱説明書 この説明書は、最終的に本製品をお使いになる方のお手元に確実に届けられるよう、お取り この説明書は、最終的に本製品をお使いになる方のお手元に確実に届けられるよう、お取り この説明書は、最終的に本製品をお使いになる方のお手元に確実に届けられるよう、お取り この説明書は、最終的に本製品をお使いになる方のお手元に確実に届けられるよう、お取り 計らい願います。 計らい願います。 計らい願います。 計らい願います。 株式会社 株式会社 株式会社 株式会社 安川電 安川電 安川電 安川電資料番号 HW0480492

MOTOWELD-P350/500 取扱説明書 - ftp.ruigongye.comftp.ruigongye.com/200806/HW0480492(MIG).pdf · 22/49/49 本取扱説明書は motoweld-p350/500 の操作を中心として、本システムの実

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MOTOWELD-P350/500MOTOWELD-P350/500MOTOWELD-P350/500MOTOWELD-P350/500取扱説明書取扱説明書取扱説明書取扱説明書

この説明書は、最終的に本製品をお使いになる方のお手元に確実に届けられるよう、お取りこの説明書は、最終的に本製品をお使いになる方のお手元に確実に届けられるよう、お取りこの説明書は、最終的に本製品をお使いになる方のお手元に確実に届けられるよう、お取りこの説明書は、最終的に本製品をお使いになる方のお手元に確実に届けられるよう、お取り

計らい願います。計らい願います。計らい願います。計らい願います。

株式会社株式会社株式会社株式会社    安川電安川電安川電安川電機機機機

資料番号 HW0480492

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本取扱説明書はMOTOWELD-P350/500の操作を中心として、本システムの実

作業への応用および適切な保守点検をしていただくために、安全上の諸注意、仕

様の詳細説明、保守点検上の必要事項についてまとめたものです。必ず一読を願

い、十分にご理解いただいたうえで、お取り扱いいただくようお願いいたします。

また、安全についての一般事項は、「安全マニュアル」に記載しています。こ

の取扱説明書を読む前に必ず熟読していただき、正しくお使いいただくようお願

いいたします。

一般注意事項一般注意事項一般注意事項一般注意事項

・ 取扱説明書に掲載している図解は、細部を説明するために、カバーまたは安全のた

めの遮へい物を取り外した状態で描かれている場合があります。この製品を運転す

るときは、必ず規定どおりのカバーや遮へい物を元どおりに戻し、取扱説明書にし

たがって運転してください。

・ 取扱説明書に記載している図および写真は、代表事例であり、お届けした製品と異

なる場合があります。

・ 取扱説明書は、製品の改良や仕様変更、および取扱説明書自身の使いやすさの向上

のために適宜変更することがあります。その場合、取扱説明書の資料番号を更新し、

改訂版として発行します。

・ 損傷や紛失などにより、取扱説明書を注文される場合は、当社代理店または各取扱

説明書裏表紙に記載している最寄りの当社営業所に、表紙の資料番号を連絡してく

ださい。

・ お客様による製品の改造は、当社の保証範囲外ですので責任を負いません。

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目次

安全上の注意 ―――― 4/49

1.構成と仕様 ―――― 9/49

2.設置と接続 ―――― 10/49

3.溶接準備 ―――― 18/49

4.溶接施工 ―――― 19/49

5.使用上の注意 ―――― 26/49

6.内蔵機能について ―――― 29/49

7.保守と点検 ―――― 32/49

8.接続図 ―――― 33/49

9.サービス部品表 ―――― 36/49

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安全上の注意●ご使用の前に、この取扱説明書をよくお読みのうえ、正しくお使いください。

●この取扱説明書に示した注意事項は、機器を安全にお使いいただき、あなたや他の人々への危害や損害

を未然に防止するためのものです。

●本機は安全性に十分考慮して設計・製作されていますが、ご使用にあたってはこの取扱説明書の注意事項

を必ず守ってください。これらを守らずに使用しますと、死亡または重傷などの重大な人身事故を引き

起こす場合があります。

● 機器の取扱いを誤った場合、いろいろなレベルの危害や損害の発生が想定されます。この取扱説明書中

の記述では、そのレベルをつぎの3つのランクに分類し、注意喚起シンボルとシグナル用語で警告表示

しています。これらの注意喚起シンボルとシグナル用語は、機器の警告ラベルにも全く同じ意味で用い

られています。

注意喚起シンボル シグナル用語 内        容

高度の危険

取扱いを誤った場合に、極めて危険な状態が起こる可能性が

あり、死亡または重傷を受ける可能性が想定される場合。

危 険

取扱いを誤った場合に、危険な状態が起こる可能性があり、

死亡または重傷を受ける可能性が想定される場合。

注 意

取扱いを誤った場合に、危険な状態が起こる可能性があり、

中程度の傷害や軽傷を受ける可能性が想定される場合およ

び物的損害のみの発生が想定される場合。

 注意喚起シンボルは、一般的な場合を示しています。

 上に述べる重傷とは失明、けが、やけど(高温、低温)、感電、骨折、中毒などの、後遺症が出るもの

および治療に入院や長期の通院を要するものをいいます。また、中程度の傷害や軽傷とは、治療に入院や

長期通院を要さないけが、やけど、感電などをいい、物的損傷とは、財産の破損、および機器の損傷に係

わる拡大損害をいいます。

 さらに機器の取扱いのうえで、「しなければならないこと」と、「してはならないこと」を、下記の通

り表示しています。

強  制 しなければならないこと

禁  止 してはならないこと

シンボルは、一般的な場合を示しています。

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安全に関して守っていただきたい事項

重大な人身事故を避けるために、必ずつぎのことをお守りください。

1. この溶接電源は安全性に十分考慮して設計・製作されていますが、ご使用にあたってはこの取扱説明

書の注意事項を必ず守ってください。これらを守らずに使用しますと、死亡または重傷などの重大な

人身事故を引き起こす場合があります。

2. 入力側の動力源の工事、設置場所の選定、高圧ガスの取扱い・保管および配管、溶接後の製造物の保

管および廃棄物の処理などは、法規および貴社社内基準に従ってください。

3. 溶接電源や溶接作業場所の周囲には、不用意に人が立ち入らないようにしてください。

4. 心臓のペースメーカを使用している人は、医師の許可があるまで操作中の溶接電源や溶接作業場所の

周囲に近づかないでください。(溶接電源は通電中周囲に磁場を発生し、ペースメーカの作動に悪影

響を及ぼします。)

5. この溶接電源の据付け、保守点検、修理は、安全を確保するため、溶接電源をよく理解し、訓練され

た人または有資格者が行ってください。

6. この溶接電源の操作は、安全を確保するため、この取扱説明書をよく理解し、安全な取扱いができる

知識と技能のある人が行ってください。

7. この溶接電源を、溶接以外の用途に使用しないでください。

感電を避けるために、必ずつぎのことをお守りください。

* 帯電部に触れると、致命的な電撃ややけどを負うことがあります。

1. 溶接電源のケースおよび母材または母材と電気的に接続された治具などは、電気工事士の有資格者が

法律(電気設備技術基準)で定められた接地工事を実施してください。

2. 据付けや保守点検は、必ず配電箱の開閉器によりすべての入力側電源を切って、5分以上経過してか

ら行ってください。入力側電源が投入されていれば、溶接電源の入力回路および溶接電源内部は帯電

しています。溶接電源の出力が出ている状態では、電極と母材およびこれらに接触している金属部分

は帯電しています。また、入力電源を切っても、コンデンサは充電されていることがありますので、

充電電圧が無いことを確認してから、作業を行ってください。

3. 入力および出力ケーブルは容量不足のものや、損傷したり導体がむきだしになったものを使用しない

でください。

4. ケーブルの接続部は確実に締め付け、絶縁してください。

5. 母材側ケーブルは、できるだけ溶接する箇所の近くに接続してください。

6. 溶接電源のケースやカバーを取り外したまま使用しないでください。

7. 入力端子箱や出力端子箱を覆っているカバーは、必ず取り付けてから使用してください。

8. 破れたり濡れた手袋を使用しないでください。常に乾いた絶縁手袋を使用してください。

9. 高所で作業するときは、命綱を使用してください。

10. 保守点検は定期的に実施し、損傷した部分は即時に修理してから使用してください。

11. 使用していないときは、すべての装置の入力側電源を切ってください。

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溶接で発生するアーク光、飛散するスパッタやスラグ、騒音から、あなたや

他の人々を守るため、保護具を使用してください。

* アーク光は目の炎症や皮膚のやけどの原因になります。

* 飛散するスパッタやスラグは、目を痛めたりやけどの原因になります。

* 騒音は、聴覚に異常をきたすことがあります。

1. 溶接作業や溶接の監視を行う場合には、十分なしゃ光度を有するしゃ光めがね、または溶接用保護面

を使用してください。

2. スパッタやスラグから目を保護するため、保護めがねを使用してください。

3. 溶接用革製保護手袋、長袖の服、脚カバー、革前かけなどの保護具を使用してください。

4. 溶接作業場所の周囲に保護幕を設置し、アーク光が他の人々の目に入らないようにしてください。

5. 騒音が高い場合には、防音保護具を使用してください。

溶接で発生するヒュームやガスから、あなたや他の人々を守るため、保護具

などを使用してください。

*溶接で発生するヒュームやガスを吸引すると、健康を害する原因になります。

*狭い場所での溶接作業は、空気の不足を生じ、窒息する危険性があります。

1. ガス中毒や窒息を防止するため、法規(労働安全衛生法、粉塵障害防止規則)で定め

られた局所排気設備を使用するか、または有効な呼吸用保護具を使用してください。

2. 狭い場所での溶接では必ず十分な換気をするか、呼吸用保護具を着用するとともに、訓練された監視

員のもとで作業させてください。

3. 脱脂、洗浄、噴霧作業の近くでは、溶接作業を行わないでください。(これらの作業の近くで溶接作

業を行うと、非常に有害なガスを発生させることがあります。)

4. 亜鉛めっき、鉛またはカドミウム鋼板などの被覆鋼板は、被覆材を除去してから溶接するか呼吸用保

護具を着用して作業してください。(これらの被覆鋼板を溶接すると、有害なヒュームを発生します。)

火災や爆発、破裂を防ぐために、必ずつぎのことをお守りください。

* スパッタや溶接直後の熱い母材は、火災の原因となります。

* ケーブルの不完全な接続部や、鉄骨などの母材側電流経路に不完全な接触部があると、

通電による発熱によって、火災を引き起こすことがあります。

* ガソリンなどの入った(可燃物用)の容器にアークを発生させると、爆発することがあ

ります。

* 密閉されたタンクやパイプなどを溶接すると、破裂することがあります。

1. 飛散するスパッタが可燃物に当らないよう、可燃物を取り除いてください。取り除けない場合は、不

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然性カバーで可燃物を覆ってください。

2. 可燃性ガスの近くでは、溶接しないでください。

3. 溶接直後の熱い母材を、可燃物に近づけないでください。

4. 溶接作業場の近くに消火器を配し、万一の場合に備えてください。

5. 天井、床、壁などの溶接では、隠れた側にある可燃物を取り除いてください。(発火するおそれがあ

ります。)

6. ケーブルの接続部は確実に締め付け、絶縁してください。

7. 母材側ケーブルは、できるだけ溶接する箇所の近くに接続してください。

8. 内部にガスが入ったガス管や、密閉されたタンクやパイプを溶接しないでください。

ガスボンベの転倒や、ガス流量調整器の破裂を防ぐため、必ずつぎのことを

お守りください。

* ガスボンベが転倒すると、人身事故を負うことがあります。

* ガスボンベには高圧ガスが封入されておりますので、取扱いを誤ると高圧

 ガスが吹き出し、人身事故を負うことがあります。

1. ガスボンベの取扱いに関しては、法規と貴社社内規準に従ってください。

2. ガス流量調整器は、当社附属品または当社推奨品をお使いください。

3. 使用前に、ガス流量調整器の取扱説明書を読んで、注意事項を守ってください。

4. ガスボンベを、専用のガスボンベ立てに固定してください。

5. ガスボンベを、高温にさらさないでください。

6. ガスボンベのバルブをあけるときは、吐出口に顔を近づけないでください。

7. ガスボンベを使用しないときは、必ず保護キャップを取り付けてください。

8. ガスボンベに溶接トーチを掛けたり、電極がガスボンベに触れないようにしてください。

回転部はけがの原因になりますので、必ずつぎのことをお守りください。

* 冷却扇やワイヤ送給装置の送給ロールなどの回転部に、手、指、髪の毛、

 衣類などを近づけると、巻き込まれてけがをすることがあります。

1. 溶接電源のケースやカバーを取り外したまま使用しないでください。

2. 保守点検、修理などでケースを外す時は、溶接電源をよく理解し、訓練された人または有資格者が行

い、溶接電源の周囲に囲いをするなど、不用意に人が近づかないようにしてください。

3. 回転中の冷却扇や送給ロールに、手、指、髪の毛、衣類などを近づけないでください。

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ご参考ご参考ご参考ご参考

1 据付け、操作、保守点検、修理に関する関連法規・資格

(1) 据付けに関して

* 電気工事士の資格を有する人

* 電気設備技術基準 第 18条 接地工事の種類、第3種、特別第3種

第 28条 外箱の接地

第 41条 地絡

第 251条 被溶接材の接地

* 労働安全衛生規則 第 325条 アーク光の区画と保護

第 333条 漏電ブレーカ

第 593条 保護具

* 粉じん障害防止規則 第 1条

第 2条

(2) 操作に関して

* 労働安全衛生規則 第 36条第 3号 労働安全衛生特別教育(安全衛生特別教育規程第 4条)

* JIS/WESの有資格者

* 労働安全衛生規則に基づいた教育の受講者

(3) 保守点検、修理に関して

* 溶接電源製造者による教育または社内教育の受講者で溶接電源をよく理解した者

2. 保護具等の関連規格

JIS Z 3950 溶接ヒューム濃度の測定方法

JIS Z 8731 騒音レベルの測定方法

JIS Z 8735 振動レベルの測定方法

JIS Z 8812 有害紫外線の測定方法

JIS Z 8813 浮遊粉じん濃度の測定方法通則

JIS T 8113 溶接用革製保護手袋

JIS T 8141 しゃ光保護具

JIS T 8142 溶接用保護面

JIS T 8147 硬質プラスチックレンズ入り保護めがね

JIS T 8148 産業用ゴグル形保護めがね

JIS T 8151 防じんマスク

JIS T 8160 微粒子状物質防じんマスク

JIS T 8161 防音保護具

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 この取扱説明書は、MOTOWELD-P350/500のセットアップや使用方法、および、取扱上の注意点に

ついてまとめたものです。

 ご使用になる前に、かならず一読を願い、十分にご理解いただいた上で、お取り扱いいただく

ようにお願いいたします。

1.構成と使用1.構成と使用1.構成と使用1.構成と使用

定格使用

溶接電源名称 MOTOWELD-P350 MOTOWELD-P500

溶接電源形式 YWE-P350-AJ2 YWE-P500-AJ2

200/220 200/220定格入力電圧 [ V ]

-10% ~ +10% (3相)

定格周波数 [ H z ] 50/60

[ k V A ] 18 27.5定格入力

[ k W ] 15 24.3

定格出力電流 [ A ] 50 ~ 350 50 ~ 500

定格出力電圧 [ V ] 16 ~ 36 16 ~ 42

定格使用率 [ % ] 60 100

ワイヤ送給速度 [ m / m i n ] 2 ~ 15.5

出力設定信号範囲(アナログ 電圧) [ V ] 0 ~ 14

ガスプリフロー時間 [ s e c ] 0

ガスアフターフロー時間 [ s e c ] 0.2

ワイヤスローダウン速度 [ m / m i n ] 2

ロボットインターフェイス YASNAC XRC仕様

始端検出電圧 [ V ] 280 (-20% ~ +20%)

外形寸法

(W×D×H)

[ m m ]

362 × 725 × 641

重量 [ k g ] 45 82

ヒューズ 3A,8A,10A

各1

5A,8A,10A

各 1

標準付属品

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2.設置と接続2.設置と接続2.設置と接続2.設置と接続

2. 1 設置場所

本機は下記のような環境で使えるようになっております。

(1) 屋内の乾燥したところで、壁や周囲の品物から少なくとも30㎝以上離れた場所

(2) 直射日光、風雨にさらされない場所

(3) 周囲温度が-10~40℃の状態

(4) 標高1000mを超えない場所

(5) 通常のアーク溶接によって起こる程度のガス及び微粉の存在する状態

ただし、溶接のスパッタやサンダー掛け時の金属製微粉が直接かからない場所

 [設置時のご注意]

   本機は底面部のキャスタにより容易に移動できるようになっています。

  設置後は安全のため輪止め等により装置が動かないように固定してからご使用ください。

    なお、運搬時の注意については2.8項をご参照ください。

2. 2 接地工事のご注意

(1) 溶接電源が接地されていないとケースに帯電したり、動作不安定の原因になりますので

確実な接地工事(第3種 接地工事)を実施してください。

(2) 接地方法は「接地」と指定した端子に14㎜2以上の接地導線を接続してください。

(図2-1参照)

接地の際には 必ず配電盤の開閉器を切ってから作業してください。

法令では電源電圧200Vで使用される場合は第3種接地となります。

施工は配線工事業者(電気工事士)に依頼してください。

(3) 母材は必ず接地(第3種接地工事)してください。木材等で浮かして使用される場合

にも必ず母材は接地してください。 (電気設備技術基準 第251条)

(4) 電源配線盤アースと溶接電源アース間にプールや池があり、リーク電流がプールや池

に集中する所は接地と併せ両接地間をケーブルで接続しリーク電流がケーブルに流

れるよう配慮してください。

2. 3 必要な電源設備容量と接続ケーブル

本機の定格電源電圧は3相200V/220V(切替スイッチにより選択)です。本

機には電圧補償回路が設けてありますので、定格電源電圧から±10%以内の電源電圧

変動がありましても支障なく溶接できますが、溶接施工上できるだけ安定な電源をご利

用ください。定格電源電圧から10%以上変動すると適正な溶接条件が得られなくなり、

機器のトラブルを生じることがあります。

接続する入力側ケーブルの太さ及びヒューズ定格電流は、表2-1のものをご使用ください。

また、安全のため、溶接電源ごとに必ずノーヒューズブレーカかヒューズ付開閉器を取

り付けてください。

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     ノーヒューズブレーカを用いるときは、表2-1の定格電流を満足するものとし、こ

の定格電流の600%の電流における引き外し動作が1秒以上のブレーカ(一般に、モ

ータ用ブレーカ)をご使用ください。ブレーカの定格が小さいときや、電源電圧が高い

とき、溶接電源の電源投入時にブレーカがトリップする場合がありますのでご注意くだ

さい。

表2-1 電源設備容量と接続ケーブル 350A(500A)

電源設備容量   (kVA)    20(30)

ヒューズ定格電流 ( A )    75(100)

入力側ケーブル  ( ㎜2 )    14以上

出力側ケーブル  ( ㎜2 )    38(60)以上 注

接地ケーブル   ( ㎜2 )    14以上

注:必ず溶接用ケーブルをご使用ください。なお、250A以上の大電流でご使用

の場合には十分な太さのケ-ブルをご使用ください。ケーブルが細いと異常な

発熱により火傷や火災の原因になりますのでご注意ください。

2. 4 漏電ブレーカとの組合わせ

工事現場や湿度の高い場所、その他鉄板上、鉄骨上、定盤上等導電性の高い場所にお

いて本溶接電源を使用する場合は、漏電遮断器の設置が法令により義務づけられていま

す。(労働安全衛生規則 第333条 他) この様な場合、溶接電源ごとに電流感度が

30mAの漏電遮断器を接続してください。なお、漏電遮断器の品種、電流感度によっ

ては溶接電源のインバータ動作による高周波電流により誤動作する場合がありますので、

インバータ用として、適切な物を選択してください。

2.5 電気系統の接続 配電盤の開閉器を切ってから配線してください。

接続部に一個所でも接触不良があると満足な溶接結果が得られません。特に被溶接

物(母材)の溶接部は治具などを使って確実に行ってください。

(1) 電源の接続

  図 2-1 の接続図により、正しく接続してください。また、ご使用になる電源電圧(2

00Vまたは220V)にあわせて溶接電源内部の200V/220V切替スイッチを

切り替えてください。

(2) 溶接側の接続

  図 2-2の接続図により、正しく接続してください。

炭酸ガスやMAGガスアークでは、母材をマイナス、トーチ(ワイヤ)をプラスに接続

して溶接します。(これを逆極性、または棒プラスといいます。)

(3) 制御ケーブルの接続

 溶接電源正面のコネクタと、ワイヤ送給装置および背面のロボットインターフェース

コネクタと、ロボットコントローラからの制御ケーブル(プラグ付)を接続します。プラ

グは回転が止まるまで確実にしめつけます。

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図2-1 溶接電源背面側の接続

モード切替ケーブル

溶接指令ケーブル

伝送ケーブル

ロボットコントローラへ

配電盤

ブレーカ

入力電源 200/220V

三相 50/60Hz

入力端子カバー

第3種接地

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図2-2 溶接電源前面側の接続

(4)接 地

安全のため溶接電源の背面下部に接地端子(圧着端子)が設けてあります。14mm2以

上のケーブルで接地(第3種 接地工事)をしてください。

また、母材のアースは図2-2に示すように、必ず母材側にて個別に接地(第3種 接

地工事)をしてください。接続がされてない場合、母材に電圧を生じ感電する危険があり

ます。 なお、溶接電源と母材間は専用の母材ケーブルで接続してください。

また、ロボット用の接地とは別にしてください。

2. 6 ガス系統の接続

2.6.1 混合ガス、炭酸ガス溶接のとき

(1) ガスボンベの取付口のゴミを取り除き、炭酸ガス、MAGガスおよびアルゴンガス

兼用圧力調整器を取り付けます。この時ガスの品質、ボンベの種類に問題がないか確

認します。

(2) ワイヤ送給装置に付いているガスホースを圧力調整器出口に差し込み、ホースバン

ドで確実に締め付けます。

(3) 炭酸ガス圧力調整器の加温用ヒータ差し込みコンセントを溶接電源背面の専用コン

セントに接続します。このコンセントは調整器加温専用であり、他の目的に使用でき

ません。

溶接パワーケーブル(+側)

溶接パワーケーブル(-側)

ワイヤ送給装置制御ケーブル

ワイヤ送給装置へ

ワーク(母材)へ

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2.6.2 溶接用ガスとガスボンベについての注意

    ガスボンベは高圧のため取り扱いには十分

   注意が必要です。ガス調整器添付の「取扱説明

   書」も御参考の上、丁寧に取り扱ってください。

   (1)ガスボンベの置き場所

ガスボンベは直射日光が当たらない、所定

の「ガス容器設置場所」を定めて使用するよ

うにしてください。

やむをえず溶接現場に置く時は柱やボンベ

立てに垂直に固定して、倒れないようにしな

ければなりません。また、溶接アーク等で周

囲から加熱されないようご注意ください。

                             

(2)ガスボンベの種類

 炭酸ガスを充填しているボンベには『サイホン式でない』一般のものと『サイホン

式』の2種類があります。

     付属の炭酸ガス圧力調整器をそのままサイホン式ボンベに取り付けますと、ガスが

液状のまま圧力調整器に入りますので減圧機構が働きません。 そのため事故の原因

となりますので、ササササイホン方式ボンベは絶対に使用しないでください。イホン方式ボンベは絶対に使用しないでください。イホン方式ボンベは絶対に使用しないでください。イホン方式ボンベは絶対に使用しないでください。

サイホン式ボンベの表示として、ボンベに部分的に色別している場合もありますが

業者により異なります。詳しくはガス購入先へご照会頂けるようお願いします。

なお、圧力が異常に高くなった場合、安全弁が動作します。この場合は直ちに使用を

中止し、異常の原因をよく確認して事故の発生を防止してください。

(3) 溶接用ガスの品質

アークをシールドする混合ガス、炭酸ガスあるいはアルゴンガス中に水分や不純物

が混入していると、溶接部にさまざまな悪影響を与えます。使用するガスとしては水

分含有率の少ない高純度のものが要求されます。

混合ガス混合ガス混合ガス混合ガスはアルゴン80%。CO2 20%のMAGガスを使用してください。ガス

混合比が一定で溶接品質の安定化に有効です。

炭酸ガス炭酸ガス炭酸ガス炭酸ガスは「溶接用」炭酸ガスまたはJIS-K1106第3種

(水分含有率0.005%以下)同等以上のものを使用してください。

とくに炭酸ガスで水分含有量が多い場合は溶接部によくないばかりでなく、ガス調

整器内部で水分が凍結してガスが出なくなることがあります。

図2-3 ボンベは倒れぬように固定する。

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(4) ガス圧力調整器流量計兼用

使用ガスにあったものを御使用ください。表2-2に圧力調整器の例を示します。

     表2-2 圧力調整器(流量計兼用)

No. 型 式 適合ガス 備 考

1 FCR-2505A CO2、MAG メータ:二次圧、流量表示兼用

ヒータ:AC100V※、190W

2 FR-2S Ar メータ:一次圧表示、流量はフロート式

ヒータ:なし

※MOTOWELD-Pシリーズは、アルゴンガス、MAGガスでの使用を標準としていますので、

ヒータ用のコンセント端子を準備していません。CO2ガスでご使用の場合は、ヒータコンセント

部にAC100Vを別途供給ください。

2. 7 環境の整備

(1) 防風対策

一般にシールドガスを用いる溶接に許される風の限界はほぼ1.5m/s程度以下

ですからこれ以上の風速がある時には作業を見合わせるか、防風処置(つい立てなど

を立てる)を行ってください。

屋内作業の場合でも、周囲で空気工具や扇風機を使用するときにはシールド効果に

十分気をつけてください。

(2) 換気について

シールドガスに用いる炭酸ガスがアーク熱によって解離し、わずかですが一酸化炭

素(CO)を発生します。

室内や容器内での作業のときは換気を施す必要があります。この場合、扇風機等

で風を吹きつけるのではなく、たまったガスを排気する(換気扇や排気ダクトを設

ける)方法をとってください。

(3) しゃ光処置

ヘルメット、ハンドシールドのしゃ光ガラスは、薄板の溶接ではアークも弱くア

ーク点の見やすさを考慮してJIS T8141のしゃ光度番号8~10番を、中

 図2-4 風を防いで溶接する    図2-5 換気要領の一例

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厚板の溶接ではアーク光が強いので10~13番を使用します。なおMAG溶接を

行う場合はCO2溶接に比べアーク光が更に強くなりますので、しゃ光度番号の大

きいものを使用します。

手溶接よりも強い紫外線を発生しますから目、皮膚の保護具は定期的に点検して

必ず着用してください。

またロボット操作時や溶接電源を外部制御入力信号により制御している場合、

溶接トーチの周りに適切なしゃ光板を設けてください。

不用意にアークが出たり、保護具不十分の第三者がアークを直視したりして、

目を痛めたり、やけどの原因となります。

 

               

            

   図2-6 防具の例

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2.8 運搬時の注意

      

・ 玉掛け、クレーン作業、フォークリフトの運転などの作業は、有資者により

行ってください。けが、破損のおそれがあります。

・ 過度の振動及び衝撃が加わらないように運搬してください。

精密機械ですので、性能に影響します。

 

(1) 本溶接電源のキャスタを使用して運搬する場合

キャスタで移動する場合はいつでも止まれる速度にてゆっくりと手押し移動させることを厳守してください。 走るように移動した場合、慣性力が働き移動方向を制御できな

くなり、事故の原因になります。

また、段差等は必ず止めてからゆっくり移動させ、装置に衝撃が加わらぬ様にしてください。坂、及び階段等の場所ではキャスタによる移動は危険ですので行わないでください。

(2) 本溶接電源の運搬時にクレーンを使用する場合

運搬前に次の確認を必ず行ってください。① 運搬前に溶接電源の重量(1.項参照)を確認し、質量に見合ったワイヤを選定して

ください。

② 運搬にはアイボルトを使用し、運搬前にアイボルトの締め付けを確認してください。

③ 以上の確認が終わってからクレーンで吊り揚げてください。

(3) 本溶接電源をフォークリフトで運搬する場合は次のことを厳守のうえ運搬作業を行って

ください。

① 安全に作業できる場所があることを確認のうえ、本溶接電源を設置場所に運搬してくだ

さい。

② 作業場所確認後、運搬通路にいる人に対し、警告を出し、安全な場所に退避させてくだ

さい。

③ 本溶接電源が転倒したり、ずれたりしないように確実に固定してください。

また、キャスタ部を輪留め等で確実に固定して、動かないようにしてください。 なお、カバーを過度に締め付けるとカバーが変形しますので、注意してください。

④ リフトを高く上げないようにしてください。

⑤ 溶接電源は精密機械です。運搬時に過度の振動、衝撃が加わらないように注意してくだ

さい。

運搬作業は、徐行速度で行ってください。

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3.溶接準備3.溶接準備3.溶接準備3.溶接準備

  No. 項目   内  容

1 ワイヤの準備 溶接方法に適したワイヤを送給装置にセットしてください。

2 トーチの確認 使用するワイヤ径に適したコンタクトチップがついているかど

うか確認してください。詳しくは、トーチの取扱説明書をご参照

ください。

3 配電盤のブレー

カを入れる

接続に誤りがないか確認してから、溶接電源の一次側が接続され

ているブレーカを入れてください。一次電源が投入されると、溶

接電源前面パネルの電源表示ランプ(受電表示)が点灯します。

4 溶接電源の電

源スイッチを

入れる

電源スイッチを「ON」すると、前面パネルの電圧計、電流計(デ

ジタル表示)が点灯します。

5 溶接条件

調整方法選択

スイッチ

溶接条件調整方法選択スイッチで「ロボット側」を選択してくだ

さい。「自己調整」は、溶接電源の機能確認等の場合に使用しま

す。

6 ワイヤインチン

ロボットコントローラよりインチング指令を出し、ワイヤがトー

チの先端から出てくるまで送り出してください。

7 ガス流量調整

(a) 溶接電源前面パネルのガスチェックスイッチを、「ガスチェック」側にしてください。

(b) ガスボンベのバルブを開いてください。(c) ガス圧力調整器のツマミを回して、溶接条件に適した流量に調整してください。流量は、15~25リットル/分が適正

で、溶接電流が大きいほど多くしてください。

(d) ガスチェックスイッチを「通常」側にしてください。

8 溶接方法の選択 溶接電源前面パネルの選択スイッチを、溶接方法にあわせて設定

してください。

9 終了

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4.溶接施工4.溶接施工4.溶接施工4.溶接施工 4.1 前面パネルの操作 1.主電源スイッチ

このスイッチを入れると、溶接電源の主電源が入ります。 2.電源表示ランプ

溶接電源に接続されている1次側電源から、電力が供給されているとき、このランプが点灯します。

3.電圧計

 主電源が入るとデジタルメータの表示が点灯します。溶接中は溶接電圧を表示し、溶接休止中は、溶接パルス条件の設定値が表示されます。

4.電流計

 主電源が入るとデジタルメータの表示が点灯します。溶接中は溶接電流を表示します。  溶接パルス条件伝送機能を使用している場合、溶接休止中に“-C-”の表示がされます。また、溶接電源に異常が発生した場合は、異常内容を示すアラームコードが表示され

ます。

5.条件調整方法選択スイッチ

 溶接条件(=溶接電流、溶接電圧)の調整を、ロボットコントローラからの指令でおこなうか、溶接電源の前面パネル上のボリュームでおこなうかを選択します。

 通常使用時は、ロボットコントローラからの指令で調整をおこなう“ロボット側”を選択してください。

1.主電源スイッチ

2.電源表示ランプ

3.電圧計 4.電流計 16.検出用高電圧出力表示ランプ

17.検出ランプチェックボタン

11.溶接パルス   モード選択   スイッチ

13.溶接パルス  条件表示選択   インジケータ

15.アーク特性   調整ボリューム

12.溶接パルス   条件調整   ボリューム/   選択スイッチ

5.条件調整方法  選択スイッチ6.溶接電圧 調整ボリューム7.溶接電流 調整ボリューム

8.材質選択    スイッチ

14.ガスチェックスイッチ 9.ワイヤ径選択スイッチ 10.電圧調整方法選択スイッチ

図4-1 前面パネルの操作

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6.溶接電圧調整ボリューム  条件調整方法選択スイッチが「自己調整」を選択している場合、このボリュームで溶接電圧の調整がおこなえます。

7.溶接電流調整ボリューム

 条件調整方法選択スイッチが「自己調整」を選択している場合、このボリュームで溶接電流の調整がおこなえます。

8.材質選択スイッチ

 溶接する材質にあわせて、スイッチを設定してください。

9.ワイヤ径選択スイッチ  溶接に使用するワイヤ径にあわせて、スイッチを設定してください。

10.電圧調整方法選択スイッチ  溶接電圧の調整方法を“一元”でおこなうか“個別”でおこなうかを設定します。  “一元”、“個別”の調整方法の詳しい説明については13ページをご参照ください。

11.溶接パルスモード選択スイッチ

 溶接パルスモードを下記の3パターンから選択します。① パルス無 (通常の短絡アーク溶接)

② 標準パルス

③ 高速パルス、または、小電流パルス

 各パルスモードの詳しい説明については、13ページをご参照ください。

12.溶接パルス条件調整ボリューム/選択スイッチ  それぞれのボリュームで、溶接パルス条件“パルス電圧”、“ベース電圧”、“パルス幅”の調整をおこなうことができます。また、選択スイッチで選択した項目は、電圧計に

現在の設定値を表示することができます。

 溶接パルス条件“パルス電圧”、“ベース電圧”、“パルス幅”の詳しい説明については、14ページをご参照ください。

13.溶接パルス条件表示選択インジケータ

 電圧計に表示される溶接パルス条件が、“Vp=パルス電圧”、“Vb=ベース電圧”、“Tp=パルス幅”の内どれであるかを示します。

14.ガスチェックスイッチ

 ガス流量調整などのために、強制的にガスバルブを開閉(“ガスチェック”側で開)させることができます。通常使用時は“通常”側を選択してください。

15.アーク特性調整ボリューム

 アークの特性を調整します。(+)側に回すと、“固い”アークになり、(-)側に回すと“柔らかい”アークになります。

16.検出用高電圧出力表示ランプ

 始端検出用の高電圧(DC300V)が出力されているときランプが点灯します。 17.検出ランプチェックボタン

 表示ランプと、検出信号の確認用のボタンです。  このボタンを押すと、“検出用高電圧出力表示ランプ”が点灯し(DC300Vは出力されません)、ロボットコントローラへの検出信号が出力されます。

注:始端検出機能を使用するためには、オプション基盤の追加が必要です。

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4.2 溶接条件調整

4.2.1 溶接電流、溶接電圧の調整  溶接電流(=ワイヤ送給速度)、溶接電圧は、それぞれ、“AWELD”、“VWELD”のロボットからのアナログ電圧による指令で調整します。

  注:“AWELD”、“VWELD”はロボットの命令です。このほかに、ARCSET命

令や溶接条件ファイルなどでも同様の調整をおこなえます。

 電圧調整の方法は、“個別(INDIVIDUAL)”と、“一元(AUTO ADJUSTMENT)”の2通り

があります。

4.2.2 溶接パルスモードについて  MOTOWELD-Pシリーズは、いくつかの溶接パルスモードを、前面パネルの選択スイッチ、もしくは、外部からの信号で切り替えて使用することができます。

 対象ワークにあわせて最適な溶接パルスモードを選択してください。 ・MIG溶接、MAG溶接(アルゴン混合ガス使用)では、標準パルスモードを適用すると、スパッタの少ない美しい溶接が可能です。

・炭酸ガス溶接や、溶接対象の板厚が薄い場合には、パルス無モードを適用してください。 ・溶接電流250A以上での高速溶接には、高速パルスモードを適用すると、安定性の高い高速溶接がおこなえます。

・アルミニウムの小電流溶接では、小電流パルスモードを適用すると50A以下での安定した溶接が可能です。

 注:小電流パルスモードは、P350でアルミニウムを選択している時のみ使用可能です。

溶接電源内で、ワイヤ送給速度(=溶接電流)に対する、溶接電圧の推奨値を提供します。

個別調整(AUTO ADJUSTMENT)と、一元調整( INDIVIDUAL ) の

電圧調整方法の違い

① 個別調整(INDIVIDUAL)

AWELD

ワイヤ送給速度

VWELD

溶接電圧

Φ1.2 Φ1.2

Φ0.9 Φ0.9

ロボットコントローラからは、溶接電流(=ワイヤ送給速度)、溶接電圧をそれぞれ直接指令します。

ワイヤ送給速度(=溶接電流)と、溶接電圧は、それぞれ無関係に制御されます。

ロボット命令の例: ARCSET AC=140A AV=17V

② 一元調整(AUTOADJUSTMENT)

AWELD

ワイヤ送給速度

ワイヤ送給速度

溶接電圧推奨値Φ1.2 Φ1.2

Φ0.9 Φ0.9

ロボットコントローラからは、溶接電流(=ワイヤ送給速度)と、溶接電圧の推奨値に対する微調整(増減)を指令します。 ロボット命令の例: ARCSET AC=140A AVP=95%

VWELD

溶接電圧調整   

増減値(±

0=100%)

100%

 t t t t

 V V V V

 t t t t

 V V V V

 t t t t

 V V V V

 t t t t

 V V V V

高速パルス

標準パルス

小電流パルス

パルス無

図4-2 溶接電流、溶接電圧の調整

図4-3-1 溶接パルスモードについて

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4.2.3 溶接パルス条件の調整

 溶接パルス条件の各設定項目と、出力されるパルス波形の関係について説明します。 -- 標準パルス --

 標準パルスモードでは、1種類のパルスを連続して出力する“シングルパルス”と、2種類の異なる波形を、交互に出力する“デュアルパルス”が使用できます。“デュアルパルス”

は、アルミ溶接でうろこ形状のビードを形成したり、とけ込み制御をおこなうために使用し

ます。通常の軟鋼やステンレスの溶接には“シングルパルス”でご使用ください。

注:“デュアルパルス”を使用する場合、溶接パルス条件伝送機能による設定が必要です。 ・シングルパルス

図4-3-2 シングルパルスの調整 ・デュアルパルス

図4-3-3 デュアルパルスの調整

VVVV

tttt0000

パルスピーク電圧 パルスピーク電圧 パルスピーク電圧 パルスピーク電圧 VpVpVpVp ベース電圧 ベース電圧 ベース電圧 ベース電圧 VbVbVbVb

パルスピーク時間 パルスピーク時間 パルスピーク時間 パルスピーク時間 TpTpTpTp

パルス間隔パルス間隔パルス間隔パルス間隔 溶接電圧指令(VWELD)で変化します。           VWELD=平均電圧

溶接パルス条件の設定値

直流シングルパルスの場合

“パルスピーク時間”、“パルスピーク電圧”、“パルスベース電圧”は、溶接電源の前面パネル、および、溶接パルス条件通信機能によって調整できます。

VVVV

tttt0000

パルスパルスパルスパルス1111出力時間出力時間出力時間出力時間 パルスパルスパルスパルス2222出力時間出力時間出力時間出力時間

パルスパルスパルスパルス1111 パルスパルスパルスパルス2222

パルスパルスパルスパルス1111ピーク時間ピーク時間ピーク時間ピーク時間 パルスパルスパルスパルス2222ピーク時間ピーク時間ピーク時間ピーク時間

パルスパルスパルスパルス1111ピーク電圧ピーク電圧ピーク電圧ピーク電圧

パルスパルスパルスパルス1111ベース電圧ベース電圧ベース電圧ベース電圧

パルスパルスパルスパルス2222ピーク電圧ピーク電圧ピーク電圧ピーク電圧

パルスパルスパルスパルス2222ベース電圧ベース電圧ベース電圧ベース電圧

パルス1、パルス2の“パルスピーク時間”、“パルスピーク電圧”、“パルスベース電圧”、および、“電圧低減”は、ロボットコントローラの溶接パルス条件通信機能によって調整できます。

パルスパルスパルスパルス2222電圧低減電圧低減電圧低減電圧低減

パルスパルスパルスパルス2平均電圧平均電圧平均電圧平均電圧

パルスパルスパルスパルス1平均電圧 平均電圧 平均電圧 平均電圧     (VWELDで調整)

溶接パルス条件の設定

デュアルパルスの場合 パルス1 パルス2 A300 P500/350

直流 直流 使用可 使用可直流 交流 使用可 なし交流 直流 使用可 なし交流 交流 使用可 なし

パルスの組合せパルスの組合せパルスの組合せパルスの組合せ

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-- 高速パルス --

 MOTOWELD-Pシリーズ特有の高速溶接対応パルス波形です。  このパルスは、P500で“高速パルス”を選択したときと、P350で“軟鋼”または、“ステンレス”選択時に“小電流パルス”を選択したときに使用することができます。

・高速パルス

図4-3-4 高速パルスの調整 -- 小電流パルス --

 MOTOWELD-P350特有の、アルミニウム小電流溶接用のパルス波形です。  P350で“アルミニウム”選択時に“小電流パルス”を選択すると使用できます。“軟鋼”および、“ステンレス”選択時には“高速パルス”が出力されます。

 パルス波形と各設定項目の関係は“標準パルス”の波形を参照してください。“小電流パルス”は、“標準パルス”と同様の波形形状で、より小電流域での安定性を向上させたパル

スモードになっています。

4. 3 ワイヤ突出し長さ

トーチのチップ先端からアーク点までのワイヤ寸法を突出し長さと呼びます。溶

接中はこの寸法を一定に保ってください。

本機ではワイヤ突出し長さ について、ワイヤ径φ1.2は15mm、φ0.9は1

0~15mmを標準としてください。

VVVV

tttt0000

パルスピーク電圧パルスピーク電圧パルスピーク電圧パルスピーク電圧

パルスベース電圧パルスベース電圧パルスベース電圧パルスベース電圧

パルスピーク時間パルスピーク時間パルスピーク時間パルスピーク時間 パルス出力時間パルス出力時間パルス出力時間パルス出力時間         (パルス間隔)

VWELDで調整

溶接パルス条件の設定

高速パルスの場合

“パルスピーク時間”、“パルスピーク電圧”、“パルス出力時間”は、溶接電源の前面パネル、および、溶接パルス条件通信機能によって調整できます。

注:高速パルスモードでは、溶接電圧指令(VWELD)を調整   しても、パルス間隔(=周波数)は変わりません。

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4. 5 溶接方向とトーチ角度

 トーチを溶接方向に約5~30°傾けて溶接する“後退法”(手溶接と同じ)とち

ょうどそのまま状態で逆方向に進む“前進法”のいずれも行えますが、一般には前進

法にて溶接します。

5°~30°

図4-4 溶接方向とトーチ角度

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4.6 延長ケーブルを接続するときの調整

延長ケーブルを接続使用すると延長ケーブル中で電圧降下が生じるため、トーチと溶接部

との間に実際に得られる出力は低下します。このような場合には、電圧調整指令値を目標電

圧値より高めに設定します。延長ケーブル中の電圧降下の目安を図4-5に示します。

なお、安定した溶接電圧を確保する為には、延長ケーブルはなるべく太いケーブルをご使用ください。

本図は60mm2の延長ケーブルを使用し

た場合の電圧降下と溶接電流の関係を示し

ています。往復とも延長ケーブルを使用す

れば、この図の倍の電圧降下になります。

本図は80mm2の延長ケーブルを使用し

た場合の電圧降下と溶接電流の関係を示し

ています。往復とも延長ケーブルを使用す

れば、この図の倍の電圧降下になります。

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5.使用上の注意5.使用上の注意5.使用上の注意5.使用上の注意

5.1 アラームメッセージ

 MOTOWELD-Pシリーズは、異常が発生すると、電圧計に下表のアラームメッセージを

表示して停止します。

No. 表示 異常 意味

1 E & 1入力過電流 溶接電源内部の回路に異常があります。

弊社サービス部門にご連絡ください。

2 E & 2

出力過電流 溶接電流が過大に流れました。

溶接ケーブルの(+)側と(-)側が短絡している

等の周辺機器の異常がないか確認してください。

3 E & 3 入力過電圧 入力電圧が230V異常に上昇しています。

4 E & 4温度異常 溶接電源内部の温度が上昇しています。使用率が定

格以内で使われているか確認してください。

5 E & 5 入力電圧不足 入力電圧が170V以下に低下しています。

6 E & 6 水圧不足 未使用

7 E & 7欠相 入力電源の3相の内、未接続もしくは、断線してい

るものがあります。

8 E & 8設定異常 溶接電源内部の設定(ディップスイッチ、PC通信)

に異常があります。

5. 2 電源スイッチがトリップした場合について

電源スイッチがトリップした場合には、再投入しないでお近くの弊社サービス部門

にご連絡ください。

もしも、トリップした状態から再投入しますと、溶接内部に故障があった場合に故

障箇所を拡大する事があります。

5. 3 溶接施工時の注意

(1) 溶接中、ワイヤは帯電しています。溶接場所を移動したときなど母材側に接触

しないようにしてください。なお本機は溶接起動 OFF後約2秒の電圧遅延時間

を設けています。その間溶接電圧が出ていますのでご注意ください。

 また始端検出中は約300Vの電圧が出力されていますので、絶対に手を触

れない様にしてください。

(2) コンジット・ケーブルの曲り

コンジットが極端に曲げられるとワイヤの送給がスムーズにおこなわれなく

なり、電流が減少して適正条件がずれてしまうことがありますので、コンジッ

トはできる限りまっすぐの状態でご使用ください。

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(3) 定格出力電流以上で溶接を行いますと、機内部品を焼損する原因になります。

定格電流以下で使用される場合の許容使用率は次式によって算出してください。

   定格電流  2

   使用電流

表5-1 MOTOWELD-Pシリーズの許容使用率

溶接電流(P350) 許容使用率 10分あたりの溶接時間 休止時間

350A 60% 6 分以下 4 分以上

320A 70% 7 分以下 3 分以上

300A 80% 8 分以下 2 分以上

280A 90% 9 分以下 1 分以上

270A以下 100% 連続使用可能 ――――――

注:P500は定格使用率 100%のため、500Aで連続使用が可能です。

(4) 電源スイッチの操作

溶接電源は強制風冷式ですから、電源スイッチは作業終了後すぐに切らず、

強制風冷用冷却扇の停止を確認してから切ってください。ただし、通電状態で

溶接電源、ワイヤ送給装置、トーチ等のケーブルを取外し、取付作業等は感電

の危険がありますので絶対行わないでください。

また電源の切り忘れ等に注意してください。

(5)冷却扇について

冷却扇は電源を入れると同時に回転します。電源ON後、アークを出さずに

約5分経過すると冷却扇は一旦停止しますが、溶接開始と同時に再び回転し、

溶接終了後約15分経過すると停止します。

(6) 溶接で発生するアーク光、飛散するスパッタ、スラグ、騒音から作業者や、他

の人を守る為に、溶接のアーク光やスパッタ、スラグが周囲に届かないように

溶接作業場所を保護幕等で囲った環境でご使用ください。

(7)設置環境

湿った地面や金属の床は感電防止の点からなるべく避けてください。また、

燃えやすいのもがあるところも避けてください。高熱のスパッタやスラグが

飛散して、火災の原因になります。

(8) 本機はガウジング作業には使用できません。

許容使用率 = 定格使用率 × %

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(9)電波障害について

溶接中ラジオ等に雑音が発生することがあります。

ラジオ等をお聞きになる場合は、できるだけ溶接電源から離してお聞きください。

また、バッテリー式でなくACl00V電源のラジオをご使用の場合、ACl00

Vの線と溶接トーチは近づけないでください。

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6.内蔵機能について6.内蔵機能について6.内蔵機能について6.内蔵機能について

6.1 外部接続端子

(1)外部 電流計/電圧計用端子

 外部設置の電流計/電圧計(アナログ式)用の端子を、溶接電源内部の Pr(RC)基盤上に用意し

ています。出力値にあわせた計器を接続してご使用ください。

図6-1 外部電流計/電圧計用端子

(2)外部機器からの溶接電源の制御

 前面パネルの「溶接パルスモード選択スイッチ」および「ガスチェックスイッチ」による、溶

接電源の制御を、外部信号によりロボットコントローラ等からおこなえます。

制御内容 端子台番号 開 閉 パネルスイッチ位置

ガスチェック 259-253A ガスバルブ閉 ガスバルブ開 "通常"

高速パルス/

低電流パルス254-253A その他のモード 高速パルス/

低電流パルス"パルス無"

標準パルス 257-253A その他のモード 標準パルス "パルス無"

表6-1 外部機器からの制御端子

 注 : 上記の端子は、溶接電源内部で前面パネルの各スイッチと並列に接続されています。

溶接パルスモード選択では、「高速パルス/低電流パルス」→「標準パルス」→「パルス無」、

ガスチェックでは、「ガスチェック」→「通常」の順で優先度が高くなっています。

    2つ以上の信号を同時に入力した場合、優先度の高い信号の動作をおこないます。

Pr(RC)

TB2 TB3

209

211

527

526

1130

531

537

538

539

525

524

A V+ - +-

外部電流計/電圧計(アナログ)

外部電流計/電圧計用の出力値

電流計 電圧計

350A 400A/60mV 75V/75V

500A 600A/60mV 75V/75V

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6.2 内部スイッチの設定

MOTOWELD シリーズは下表の設定を内部スイッチによりおこなうことができます。出荷時は、

標準設定の状態に設定してありますので、ご使用のシステムにあわせて変更してください。

表6-2 内部スイッチの設定 (MOTOWELD-P350/500)

基盤名称 SW No. 標準設定 説  明

Pr(PS) SW 1 200V 入力電源電圧

200V:200V±10%

:220V±10%

Pr(MD5) SW 1 S ワイヤ送給装置の種類

S: シングルローラタイプ(YWE-WF310/510)

L: 4駆ローラタイプ(

注:”L”設定でシングルローラタイプ送給装置を使用すると、ワイヤ送給量が大きくなります。

SW 2 外 ガスバルブ取付位置

内: 溶接電源内部

外: 外部 (ワイヤ送給装置上)

Pr(MB) SW 3 ON 切替不可

SW 4 OFF 切替不可

DSW 3-1 OFF 切替不可

DSW 3-2 OFF 切替不可

DSW 3-3 OFF 切替不可

DSW 3-4 OFF 切替不可

DSW 3-5 ON 切替不可

Pr(CR- DSW 3-6 OFF 切替不可

CAP3) DSW 3-7 OFF 溶接終了時の球滴制御

ON: 無し

OFF: 有り

DSW 3-8 OFF ワイヤスロースタート

ON: 無し

OFF: 有り (約 2.5 m/分)

DSW 4-1 OFF 切替不可 (内部データクリア)

DSW 4-2 OFF 溶接パルス条件設定方法

ON: 高速パルス/低電流パルスのみ内部データを使用

OFF: すべてのパルス条件を、前面パネルで設定する

DSW 4-3 OFF 溶接パルス設定方法

ON: すべてのパルス条件で内部データを使用(内部データは、溶接パルス条件伝

送機能<RS232C通信>で設定可能)

OFF: すべてのパルス条件を、前面パネルで設定する

DSW 4-4 OFF 切替不可

DSW 4-5 OFF ガスプリフロー時間

ON: 0.4 秒

OFF: 内部パラメータを使用する(初期値 0秒)

DSW 4-6 OFF 切替不可

DSW 4-7 OFF 切替不可

DSW 4-8 OFF 切替不可

DSW 8-1 ON 切替不可

DSW 8-2 OFF 切替不可

DSW 8-3 OFF 切替不可

DSW 8-4 OFF 切替不可

DSW 8-5 OFF 切替不可

DSW 8-6 OFF 切替不可

DSW 8-7 OFF 切替不可

DSW 8-8 OFF 電流検出OFFディレイ時間

ON: なし

OFF: 内部パラメータを使用する(初期値 0秒)

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図6-2 溶接電源内部のスイッチ配置

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7.保守と点検7.保守と点検7.保守と点検7.保守と点検溶接電源を安全に能率よく運転するために定期的に保守点検を心がけるようにしてください。

内部および外部端子などを点検する場合には、必ず入力側配電盤の開閉器を切ってから点検し

てください。なお、使用直後に内部点検をするときは、電源内部コンデンサが充電されている

場合がありますので約5分間待ち、カバーをはずし点検をしてください。

      表7-1 保守と点検項目

日常の注意事項 3~6ケ月ごとの点検

(l)スイッチ類が確実に動作するか。

(2)冷却扇が電源スイッチの入/切により円

滑に回転し、背面から排気されている

か。

(3)異常な振動、うなり、臭いはないか、ガ

スが漏れていないか。

(4)ケーブルの接続部が異常に熱を持ってい

ないか。

(5)溶接ケーブルおよび接続部が異常に熱を

持っていないか。

(6) 入力電源ケーブル、溶接ケーブル等の接

続ケーブルにきずがつき、絶縁不良にな

っている所はないか。

(7)各接続部が緩んでいないか。

(1)塵埃の除去

乾いた圧縮空気を吹きつけ、塵埃を除去

します。変圧器やリアクタの巻線間の空

隙、半導体部に対しては特に丁寧に行いま

す。

(2) 電気的接読部分の点検

入力側、出力側端子などの外部配線との

接続部、内部配線の接続部などの締付ボル

トが緩んだり、錆などで接触が悪くなって

いるところはないかなど点検します。ボル

トの緩みは締め直し、錆などはヤスリで落

とし金属面同士が十分接触するようにして

ください。

(3)接地線

ケースが正しく接地されているかどうか

確かめてください。

年   間   総   合   補   修

不良部品の交換、ケース補修、絶縁劣化部の補強等の総合補修を行います。不良部品の交換は

月例点検の際手配したものを取揃え交換いたします。絶縁低抗は制御装置回路とケース間で1M

Ω以上あることが必要でこれ以下の時は劣化部の絶縁補強又は修理が必要です。

溶  接  電  源  の  部  品  寿  命

溶接電源は多くの部品から構成されており、これらの部品がすべて正常に動作しなければ本来

の機能を発揮することは出来ません。このため、定期的な点検により部品や装置が不具合に至る

前兆を出来るだけ早い時期に発見し、処置をする必要があります。

また、これらの部品は無期限に継続して使用できるものではなく、正常な使用状態に於いても、

耐用年数を経過すると、特性の変化や動作不良を起こし易くなります。

このため、溶接電源の性能を十分発揮するために、部品の定期交換をおすすめします。

一般的に定格仕様でご使用される場合(1日8時間、年間250日間)の部品交換の目安は、

下記を参考にしてください。

① 電解コンデンサ  約5年   ③ブレーカ、リレー類はご使用の頻度によって異なり

② 冷却ファン    約5年    ますが5年程度で新品と交換することをお勧めしま

                 す。

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9.サービス部品表9.サービス部品表9.サービス部品表9.サービス部品表

YWE-P350-AJ2 サービス部品表 (前面)

1台分数量項番 部品コード番号 部 品 名

350A

031 911639 ネオンランプ 1

102 911172 4芯 メタルコンセント 1

510 DTYP35510 前面パネル 1

514 DTCR50514 カバー(右) 1

515 DTCR50515 カバー(左) 1

520 DTR35520 フロントカバー 1

521 DTR35521 端子カバー 1

533 DTR35533 端子座(下) 1

534 DTR35534 端子 2

535 DTR35535 端子座(上) 1

767 ADG30767 ツマミ 6

774 DTCR35774 指示銘板 1

800 DTYA30800 キャスター 4

822 910844 押釦スイッチ 1

850 911653 発光ダイオード(赤) 1

863 DTE35012 ヒューズフリーブレーカ 1

864 DTYP35864 FFBホルダー 1

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  YWE-P350-AJ2 サービス部品表(ベース部)

1台分数量項番 部品コード番号 部 品 名

350A

001 DTD35001 制御変圧器 (モータ用) 1

002 DTCPL35002 変圧器 1

004 DTR35004 直流リアクタ(DCL2) 1

006 DTYP50006 制御変圧器 1

008 DTE50008 分流器 600A-60mV 1

500 DTYP35500 ベース 1

536 DTR35536 チョークコイル 1

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  YWE-P350-AJ2 サービス部品表(右側面)

1台分数量項番 部品コード番号 部 品 名

350A

028 DTYP50028 プリント板組(CR-CAP3) 1

505 DTB30505 アイボルト M8 2

513 DTCR35513 カバー(上) 1

516 DTR35516 ピラー(右) 1

517 DTR35517 ピラー(左) 1

522 DTCR50522 パネルカバー 1

537 DTR35537 入力端子カバー 1

541 911788 ダイオード(RM250HB-10F) 4

542 DTCPL35542 短絡バー 2

570 DTCPL35570 ヒートシンク(R) 1

574 DTJ15574 取付座 4

580 DTR35580 入力端子 3

581 DTR35581 入力端子台 1

724 DTE50724 セメント抵抗 2

725 911646 ポリプロピレン (630V 0.01μF) 2

740 DTCPL35739 サーモスイッチ 1

743 DTE50743 ラインフィルター(LF) 2

775 DTYP50775 注意銘板 1

862 DTR35862 フィルタートランス(FT) 1

919 911785 冷却扇 2

981 DTR35981 ダイオードモジュール 1

982 896462 リレー 4

983 DTR35983 ポリプロピレンコンデンサ 6

1051 DTCR351051 キャスターザ 2

 

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   YWE-P350-AJ2 サービス部品表(左側面)

1台分数量項番 部品コード番号 部 品 名

350A

571 DTYP35571 ヒートシンク(L) 1

574 DTJ15574 取付座 4

710 911685 アルミ電解コンデンサ 2

717 895538 ダイオードブリッジ 1

726 911646 ポリプロピレンコン (630V 0.001μF) 4

730 911952 IGBT 2

733 DTDS35733 接続線組 1

739 DTCPL35739 サーモスイッチ 1

748 911674 ポリプロピレンコン (630V 3.3μF) 3

871 DTE50871 金皮抵抗 3W120kΩ 1

925 DTYA30925 板シャント抵抗器 1

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    YWE-P350-AJ2 サービス部品表(上面)

1台分数量項番 部品コード番号 部 品 名

350A

005 DTYP50005 制御変圧器(始端検出用) 1

013 910111 ガラス管ヒューズ(5A)(10ヶ入) 1

016 910153 ガラス管ヒューズ(10A)(10ヶ入) 1

017 911955 ガラス管ヒューズ(8A)(10ヶ入) 1

021 DTYA30021 プリント板組(DR7) 1

022 DTYP50022 プリント板組(PS2) 1

024 DTYP35024 プリント板組(MB4) 1

026 911960 プリント板組(MD5) 1

032 911640 サーキットボードスペーサ 24

553 DTYP35553 仕切板 1

600 DTYP50600 端子台 1

824 DTCR30824 プリント板組Pr(OP) 1

830 DTYP50830 プリント板組Pr(RC2) 1

831 DTYP35831 プリント板組Pr(MC2) 1

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   YWE-P350-AJ2 サービス部品表(背面部)

1台分数量項番 部品コード番号 部 品 名

350A

512 DTYP35512 背面板 1

535 DPL80535 チェーン 1

560 DTYP50560 RS-232Cコネクタ 1

630 DTR35630 アース端子 1

632 DTCR35632 ケーブルクランプ 1

770 DTYP50770 注意銘板 1

772 DTYP35772 主銘板 1

825 DTCR35825 コネクタ(ロボットインターフェース用) 1

918 895545 ファンガード 2

950 DTR35950 ゴムシート 4

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YWE-P500-AJ2 サービス部品表 (前面)

1台分数量項番 部品コード番号 部 品 名

500A

031 911639 ネオンランプ 1

102 911172 4芯 メタルコンセント 1

510 DTYP50510 前面パネル 1

514 DTRH50514 カバー(右) 1

515 DTRH50515 カバー(左) 1

520 DTR35520 フロントカバー 1

521 DTR35521 端子カバー 1

533 DTR35533 端子座(下) 1

534 DTR35534 端子 2

535 DTR35535 端子座(上) 1

774 DTCR35774 指示銘板 1

800 DTYA30800 キャスター 4

822 910844 押釦スイッチ 1

850 911653 発光ダイオード(赤) 1

863 DTG50863 サーキットプロテクタ(CP) 1

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  YWE-P500-AJ2 サービス部品表(ベース部)

1台分数量項番 部品コード番号 部 品 名

500A

001 DTD35001 制御変圧器 (モータ用) 1

002 DTD50002 変圧器(MT1) 1

003 DTD50003 変圧器(MT2) 1

004 DTHS50004 直流リアクタ(DCL2) 1

008 DTE50008 分流器 600A-60mV 1

500 DTYP50500 ベース 1

862 DTDS50862 フィルタートランス(FT) 1

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  YWE-P500-AJ2 サービス部品表(右側面)

1台分数量項番 部品コード番号 部 品 名

500A

028 DTYP50028 プリント板組(CR-CAP3) 1

505 DTB30505 アイボルト M8 2

513 DTR50513 カバー(上) 1

516 DTR35516 ピラー(右) 1

517 DTR35517 ピラー(左) 1

522 DTCR50522 パネルカバー 1

536 DTR35536 チョークコイル 1

537 DTR35537 入力端子カバー 1

541 911788 ダイオード(RM250B-10F) 8

542 DTDS50542 短絡バー 4

543 DTDS50543 短絡バー 1

572 DTDS50572 ヒートシンク(R) 1

574 DTJ15574 取付座 7

580 DTR35580 入力端子 3

581 DTR35581 入力端子台 1

713 DTDS50713 エアガイド 1

724 DTE5035724 セメント抵抗 4

725 911646 ポリプロピレンコンデンサ 4

739 DTA20739 サーマルガード 2

743 DTE50743 ラインフィルター(LF) 4

775 DTYP50775 注意銘板 1

919 911785 冷却扇 2

981 DTR35981 ダイオードモジュール 1

982 896462 リレー 2

983 DTR35983 ポリプロピレンコンデンサ 6

1051 DTCR351051 キャスターザ 2

 

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   YWE-P500-AJ2 サービス部品表(左側面)

1台分数量項番 部品コード番号 部 品 名

500A

571 DTDS50571 ヒートシンク(L) 1

574 DTJ15574 取付座 7

710 911685 アルミ電解コンデンサ 4

711 DTDS50711 コンデンサ接続線 2

713 DTDS50713 エアガイド 1

717 911981 ダイオード 3

730 911967 IGBT 2

733 DTDS50733 接続線 1

734 DTDS50734 接続線 2

735 DTDS50735 接続線 1

736 DTDS50736 接続線 2

739 DTA20739 サーマルガード 1

925 DTYA30925 板シャント抵抗器 1

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    YWE-P500-AJ2 サービス部品表(上面)

1台分数量項番 部品コード番号 部 品 名

500A

005 DTYP50005 制御変圧器(始端検出用) 1

006 DTYP50006 制御変圧器 1

013 910111 ガラス管ヒューズ(5A)(10ヶ入) 1

016 910153 ガラス管ヒューズ(10A)(10ヶ入) 1

017 911955 ガラス管ヒューズ(8A) 1

021 DTYA30021 プリント板組(DR7) 1

022 DTYP50022 プリント板組(PS2) 1

024 DTYP50024 プリント板組(MB4) 1

026 911960 プリント板組(MD5) 1

032 911640 サーキットボードスペーサ 20

553 DTYP50553 仕切板 1

554 DTYP50554 仕切板2 1

600 DTYP50600 端子台 1

824 DTCR30824 プリント板組Pr(OP) 1

830 DTYP50830 プリント板組Pr(RC2) 1

831 DTYP50831 プリント板組Pr(MC2) 1

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   YWE-P500-AJ2 サービス部品表(背面部)

1台分数量項番 部品コード番号 部 品 名

500A

512 DTYP50512 背面板 1

535 DPL80535 チェーン 1

560 DTYP50560 RS-232Cコネクタ 1

630 DTR35630 アース端子 1

632 DTCR35632 ケーブルクランプ 1

770 DTYP50770 注意銘板 1

772 DTYP50772 主銘板 1

825 DTCR35825 コネクタ(ロボットインターフェース用) 1

918 895545 ファンガード 2

950 DTR35950 ゴムシート 4