New 忙しい社長の為の超・スピード学習法 Mindset編 - Amazon S3 · 2017. 12. 18. · はじめにライバルに差がつく「競争力」を獲得する為の全て。

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忙しい社長の為の超・スピード学習法忙しい社長の為の超・スピード学習法Mindset編Mindset編

こんな風に「脳のクセ」を利用して一生懸命勉強することなく

他人の何倍もの成果を出すなんて、、、ルール違反でしょうか？

過去最大、全米で最も成功した”催眠療法センター”の元オーナーが教える脳科学・人間心理を”利用”して、あなたのビジネスの成長速度を 2倍、3倍、5倍以上にも高める…社長のための超スピード学習法

この「ラピッドラーニング」は、リッチが過去に実施し、大盛況に終わった90分に渡るセミナーの内容を一部スクリプトにして公開したものです。

このラピッドラーニングは、人間の脳のちょっとした仕組みを利用し、あなたにマーケティング情報やビジネスの構築に必要な情報を、できる限り短い時間で消化吸収し、それらを活用する能力を身に付けることを可能にしてくれます。（リッチは、インターネットマーケティングの世界に入る前、4年に渡って催眠療法センターの経営をし、自らも催眠術師として活躍していたため、脳科学・心理学についての知識は非常に豊富です。）

なので、、何かを学習する前にこの内容を知っておけば、あなたの学習スピードは格段に上がるでしょう。そして、成果を出すために必要な知識・情報だけを無駄なく吸収し、成果を出すスピードも上げることができるでしょう。リッチが、0から起業した催眠療法の世界で、どうやって瞬く間にアメリカ最大の催眠療法センターフランチャイズを構築したのか？　そして、こちらも0から参入したインターネットマーケティングの世界で、1年半足らずで10億円近い年商を叩き出し、第一人者とまで呼ばれるようになれたのか？このような圧倒的な結果を残せたのは、リッチが誰よりも速く教材をマスターし、誰よりも早くその内容を活用することができたからだったのです。なので、あなたもこの脳科学に裏付けされた、高速学習テクニックを活用すれば、、同じような成功体験を味わうがことできるようになるでしょう。

STRATEGIC PROFITSチーム


<目次>

はじめにライバルに差がつく「競争力」を獲得する為の全て。膨大な情報処理、それを活用する方法を知る人物ーリッチシェフレン。超高速学習の為に重要なスキルを身につける５つのステップ短期間で専門性を高め、超一流と肩を並べる事が出来た原点高い学習能力を最大限に活かす為のマインドセット全ての人間に備わっている学習能力が高まる３度の機会

Part1 -マインドセット- どのような考え方をする必要があるのか？

Chapter1 成果を上げるマインドセット…………………………………………09 最先端の研究から脳力をUPさせる為に有効な”2つのおすすめサイト” ほとんどの人が間違った脳の使い方をしている「ジャストイン・ケース」と「ジャストイン・タイム」考えるクセを作る方法と２つの情報戦略利益に直結する学習のための重要なポイント学習はまぎれもない、時間の投資である学習から投資リターンを最大限に得る「学習計画３ステップ」脳の処理速度を上げる最大の障害とその克服法

Chapter2 学習の本来の姿「ホーリスティックラーニング」…………………………………15 アインシュタインの脳解剖で発見された、天才の「学習のコツ」コンセプトを理解する事が学習速度を向上させる脳の活性化と成長に役立つ日誌の活用法一流のスキルを最短距離で身につける状態依存学習忙しい社長のための、ちょっとズルいセールスライティング速習法 90分で最高のパフォーマンスを実現する覚醒レベルの秘密


途中で挫折する事が多い？だったらこの２つの方法の試してみてください。脳が自動で答えを見つけ出す魔法の質問ポイントのまとめ１「脳は筋肉で鍛えることが出来る」ポイントのまとめ２「学習≠大量の情報を収集する事」

Chapter3 あなたの集中力をMAXまで高める方法………………………22 計画を確実に完了する「プロジェクトラーニング」の秘訣脳の働きと集中力を高める方法集中力を奪う邪魔者を排除する２つの方法体を動かせば、学習でより多くの事を吸収することが出来る学習効率を上げる適度な睡眠量を知るための最も簡単な方法脳の機能向上に役立つサプリメント


はじめに

ライバルに差がつく「競争力」を獲得する為の全て。

もしもし、リッチ？

リッチ・シェフレン（以下、リッチ）：やあ、トッド。

トッド：よし、オーケー。では、今晩のセミナーの内容をかいつまんでご説明します。今日リッチがお伝えするのは、超スピード学習法の一部です。あなたの得意とするニッチ市場で、ライバルを超える競争力を獲得するためのすべてです。それは、マーケティング情報やビジネスの構築に必要な情報を、できる限り短時間で消化吸収し、それらを活用する能力を身に付けることによって可能となります。

なぜそれで強い競争優位性を獲得できるのかは、リッチが教えてくれるでしょう。

先ほどお話しした通り、今晩お伝えするのは、彼が身に付けた超スピード学習法に関する最新の知見や発見だけではありません。彼がどのようにして莫大な量の情報を吸収し、それらを利用可能な実৷的ステップにまで落とし込むことができたのかを、リッチの戦術や戦略も含めて学びましょう。

どうぞこのレポートを最後までお読みください。

膨大な情報処理、それを活用する方法を知る人物ーリッチシェフレン。

さて、リッチにバトンタッチする前に、リッチをご存知ない方のために、お伝えしておきたいことがあります。インターネット・マーケティングの世界において、情報を吸収しそのエッセンスを抽出するということにかけて、リッチの右に出る者はおそらくいません。

スピード学習法あるいは超スピード学習法、マーケティング、ビジネスの構築、そしてそれらを組み合わせて駆使する手法において、彼は超一流なのです。まさにエキスパート中のエキスパートです。今晩は皆さんにとって、非常に充実した時間となるでしょう。

というわけで、リッチ。これからの約85分間でどんなことを伝えようとしているのか、みんなに話してくれないかな？

リッチ：トッド。ご紹介ありがとう。では、早速今晩の内容を説明します。まずその前に、このセミナーを受講してくれてありがとう。


受講者のあなたは、オンラインでもオフラインでも、常に物事が変化する昨今において、学習法が何よりも重要なスキルだということを理解しています。なので、情報を迅速に捉えて、それを活用する能力を身に付ける必要があると思っているのです。

我々はある意味同類です。この電話の向こうにあなたがいるというのは実に素晴らしいことです。

超高速学習の為に重要なスキルを身につける５つのステップ

ではまず、5つのステップについて説明します。

1.-マインドセット- どのような考え方をする必要があるのか。

2.-準備- 学習に対する最高の心構えを、どのようにして整えるのか。

3.-インプット- 必要な情報をできる限り迅速に、保持できる形で取り込む方法。

4.インプットした情報の処理方法。情報を保持するだけでなく、考えなくても自動的に情報を上手に活かせるようにするためです。

５.情報の最適な活用方法

以上が5つのステップ――マインドセット、準備、インプット、処理、活用――です。

トッドが言ったように、これから、私が行ってきたこと、その方法、その理由を、具体的に話していきます。それは、私がこれまで携わってきた様々な業種のビジネスでの成功すべてに関わるものです。小売業に携わっていた頃、私はすぐに業界屈指の知識人の一人になり、催眠療法の世界では、瞬く間に最大の催眠療法センターチェーンを構築しました。

そういうことを達成できたのは、誰よりも速く教材をマスターしたから、そして何より「ストラテジック・プロフィッツ」のおかげです。あなたがこのテクニックを手に入れて活用すれば、同じような成功体験をすることができるのです。賢明な人なら、この時代で勝ち残ろうとしているでしょうし、あなたもそういう人になり得るのです。


短期間で専門性を高め、超一流と肩を並べる事が出来た原点

私は、これからあなたに伝授する戦略が、私のビジネスの成功やお金儲けといった素晴らしいことすべてに役立ったということだけを伝えたかったわけではありません。私は、私が最も尊敬する人物、たとえばジェイ・エイブラハム、ゲイリー・ベンシベンガ、ゲイリー・ハルバート（亡くなりましたが）といったマーケティングの伝説的人物と肩を並べられるようになったのです。

彼らは、ジョン・カールトンのように、かつては私の学習対象だった人たちです。私は短期間で専門性を極めて、彼らと肩を並べるまでになり、今では友達として、意見を交換し合っています。私は、ゼロから、非常に短期間で、こうした人物と同じだけの知識を持ち合わせるまでになったのです。これこそが、今晩取り上げようとしていることであり、その原点でもあるのです。

トッドが説明した通り、今晩は駆け足で進みます。プレビューのようなものだと思ってください。駆け足で進むのは、あなたがメリットを最大限享受できるようにするためです。ワークブックをやりたいでしょうが、ワークブックはまだ送っていません。このセミナーに集中してほしいからです。ワークブックをやるのではなく、私が話していることをよく聞いて、メモしてください。それが、効果的な学習戦略の1つだからです。後で、ワークブック、トランスクリプト、オーディオをお送りします。

こうすることで、あなたは何度も情報を消化することになり、そこから最大限のメリットを引き出すことが可能となります。


Part1 -マインドセット-

どのような考え方をする必要があるのか？


Chapter1 成果を上げるマインドセット

高い学習能力を最大限に活かす為のマインドセット

初めに、マインドセットについて話します。学習が行われる仕組みについて知るべきことは何か、また、ある事を学習しようと決めたとき考えるべきことは何か、ということを真に理解する、これが非常に大切です。

最初に伝えたいのは、知能は固定的なものではないということです。かつて知能は固定されたものだと考えられていましたが、この2年間で、「神経可塑性」と呼ばれることに関して多くの研究が為されてきました。その研究によって、脳は新しいネットワークを構築することが可能で、これまで考えられていたよりも高い学習能力があることが分かりました。チャンスは人生で3回あります。

全ての人間に備わっている学習能力が高まる３度の機会

1回目は人生の初期で、脳が未成熟で成長段階にあるとき。2回目は脳が負傷した際、喪失箇所を補完しようとするとき。そして3回目は、大人になってから、何か新しいことを学ぶとき。何か新しいことを学ぶときには必ず、脳に新しいネットワークが生まれます。それが新たな違いをもたらすのです。これは我々にとって、信じられないほどの朗報です。それが、学習法を学ぶことがメタスキルである根拠だからです。つまり、人には、自らの頭を良くし続ける能力が備わっているということなのです。

最先端の研究から脳力をUPさせる為に有効な”2つのおすすめサイト”

この流れに沿って、神経可塑性に関する話を進めましょう。神経可塑性に興味があって、ここで今から教えようとしていることだけでなく、さらに研究の最先端を知りたい方に、お勧めのサイトが2つあります。1つは www.sharpbrains.com で、その名の通りシャープブレイン、切れる頭のサイトです。サイエンティフィック・アメリカン関係の神経学者によるサイトですから、非常に質の高いサイトで、何かを売りつけられたりする心配はありません。そしてもう1つはルモシティで、これもశ常に有益なサイトです。Lumosityと綴ります。 www.lumosity.com には、知能を高


めることが証明されたゲームが掲載されています。この二つの優れたサイトを今チェックしないでください。

同時に2つのことに集中することはできませんし、自分をごまかすことになりますからね。この2つのサイトをメモしておいてください。メモできなくても、後ほどお伝えします。最先端の研究に触れることのできる2つのサイトです。

ほとんどの人が間違った脳の使い方をしている

先ほど言った通り、知能は固定的なものではないことを理解することが重要です。次に、ほとんどの方が脳の使い方を間違っていることについて話します。脳の使い方を間違っている方は、絶えず苦労します。いつも上り坂で、下り坂で楽になることはありません。知る必要のあることを学ぶとき、常に苦労が伴うのです。最初にはっきりさせておきたいのは、あなたの学習は「ジャストインケース」なのか、「ジャストインタイム」なのかということです。

「ジャストイン・ケース」と「ジャストイン・タイム」

製造業では、ジャストインタイムで製造するようになり、大量の在庫を抱えることはもうありません。必要に応じて利用できる工程で製品を製造しているのです。多くの無駄な学習は、将来に備えてジャストインケースで行われるものなのです。何かおもしろいことや好きなことをみつけては、「もしかしたら勉強しておいた方がいいかも…」おもしろいウェブサイトやおもしろい広告を見つけては、「手に入れておいた方がいいかも…」「勉強しておいた方がいいかも…」という具合です。

情報過多の昨今、情報に接するときにそのような方法を取るべきではありません。そのような方法で情報に接していると、学び終えたときには既にその情報は古くなっているでしょう。情報は常に変化します。あなたが今学んだことを、1年半の間に利用する計画がないのなら、実際に使うときにはもう古くなっているのです。それは既に最先端の情報ではなく、全く役に立たなくなっているかもしれません。それでは、広く浅い、目的のない人になってしまいます。おそらくここが最も肝心なところですが、学習は、目的中心で考えなければなりません。

ジャストインタイムで考えてください。ジャストインタイムで学ぶということは、今まさに必要なものを学ぶということです。あなたの目的地がどこで、そこに到達するために何を知る必要があるかを知るということです。それらに特化して学ぶということなのです。そうすれば、望み通りの成果が得られます。学んだことをより早く活用して、目標を達成できるでしょう。目標とは、なぜ学びたいのか、何を学ぶのか、ということのそもそもの原動力であるはずです。

このように、ジャストインタイムとジャストインケースは別物なのです。


考えるクセを作る方法と２つの情報戦略

次に、情報の種類に応じて、異なる2つの戦略があることを説明しましょう。世の中には特定情報と一般情報があります。今日、ジェイ・エイブラハムとそれについて話をしました。というのも、私たちの戦略が似ているからです。私たちは特定の学習を行っているときには、特定の情報を探します。自分が何を求めているかを知っていますし、それを見つけよう、学ぼうとします。これが特定情報ということです。

しかし、常に特定の事柄について学習するわけではありません。たとえば、書店で『最高いのビジネス書100選』という本を見つけて読みたいと思っても、もちろん構いません。そうしたタイプの読書や、ビデオを見たり聞いたりしての学習をしたいときには、一般的なアプローチを取ってください。一般的なアプローチとは、それを自分の人生や仕事にどのように応用できるだろうか、この情報をどう活用できるだろうかと常に自問することです。

一般情報に接しながらこのように自問していると、一般情報と人生を関連付けることがだんだん容易になってくるのが分かります。最初は少し努力がいるかもしれませんが、「これはどう使えるか」「どう応用できるか」と頻繁に質問しているうちに、いつも無意識に質問をしている自分に気づくでしょう。そうなればしめたものです。なぜなら、一般的なことを学ぶときはいつでも、応用することを考える癖がつくからです。これは強力なスキルです。

利益に直結する学習のための重要なポイント

リッチ：トッド、ここまでで何か質問は？

トッド：ないよ。君はポイントを非常に明確にしてくれたね。皆さん、ジャストインタイムの学習という重要ポイントをよく理解してください。今まさに必要なものを学ぶ、今求めていることを学ぶ。目の前の利益のために学ぶのであって、将来的に必要なもののために時間を費やすのではない。6カ月後か8カ月後、あるいはいつか必要になるかもしれないものに時間を費やすのではなく、あなたの弱点やビジネスなどにとって、今ここで必要な教材に集中すること。

バッチリだ。素晴らしいよ！

リッチ：よし、では続けよう。次のポイントです。まだマインドセットの話ですよ。一般概念の重要ポイントをしっかり理解してください。そうすれば、特定情報やテクニックをより大きな全体像に当てはめることができます。これは重要なので、後でその理由を話します。


学習から投資リターンを最大限に得る「学習計画３ステップ」

次のポイントは、学習を投資だとみなすことです。学習はまぎれもなく、時間の投資です。製品やプログラムやコースやセミナーなどの購入は、投資なのです。時間とお金を投資しているのです。ですから、投資のリターンは何かを考えるのは当たり前です。投資のリターンを得るには、ジャストインタイムの投資が先決です。つまり、その時点で学習の優先事項は何かを知るということで、それがリターンに影響を及ぼすことになるのです。

1,成功に不可欠な要素を特定し、何を学習するか決める

次に、それが何かを見つけます。いくつか方法がありますが、第1の方法は、どんなレベルであれ、あなたが望む成功をおさめるのに不可欠な要因は何か、つまり、あなたがすべきことや、あなたのビジネスが必要としているものは何かを特定することです。あなたのビジネスを3つ、5つ、7つ、あるいは2つに分けてください。いくつでも構いません。

あなたにとって意味のある分け方で結構です。たとえば、オンラインマーケティングでは、よくトラフィック、リスト、オファーに分けます。トラフィックを獲得して、それをリストに載せ、さらにオファーできれば、マーケティングパズルのピースを3つ手に入れたことになります。それらは私のマーケティングにとって、成功に不可欠な3つの要因です。その中であなたが苦手なものはありますか？苦手なものがあるとすれば、それはどれですか？さらに学習するのに、その中で最も影響力のありそうなものはどれでしょうか？このように自問することで、あなたは学習目標を定めていることになります。

「これを知っていれば…」「マスターすれば…」「さらに差別化できれば…」といったことを学べば、もっとお金を稼げるのです。つまり、最初のステップは、成功に不可欠な要因を特定し、何を学習するかを決めることになります。

別の例では、たとえば、ペイパークリックについて学習して、グーグルアドワーズのエキスパートになりたいとすると、その学習内容を、キーワードリサーチ、適切なキーワードの選択、適切なキャンペーン設定、キャンペーン構成、入札価格、グループやアドワーズのコピーなどに細分化できます。まず全体をあらゆるパーツに細分化して、各パーツを学んでから、再度組み立てるのです。トラフィック、リスト、オファーなどのマクロレベルや、ペイパークリック戦略のようなミクロレベルなど、あらゆるレベルでこれと同じことができます。これは非常に有効かつ重要なことです。そうした方がいい理由については、さらに話を進めるうちに分かるでしょう。

2,これを知ったらどれだけ多く稼げるだろう？と自問する


次に、「これを知ったらどれだけ多く稼げるだろう？」と自問してください。収入はどれだけ増えるのか？今分からなくても結構ですが、できるだけ推測してください。回りに尋ねたり、簡単な調査をしたりして、増収分がどの程度になるのかを推測してください。そうできないなら、その学習は場当たり的なものだということです。

今日この戦略を学んだら、明日その学習を続ける意味がありません。できる限り推測することは、何も推測しないよりましです。学びたいことリストにざっと目を通して、どれが最も影響力がありそうかを推測することは、あなたに最大の利益をもたらすのに役立ちます。それが一つの判断基準となるのです。

3,投資時間とリターンを考慮して到達目標を設定する。

次の判断基準は、その学習に必要な時間です。仲間に聞いたり、フォーラムに言って人に直接尋ねたりすれば簡単に分かりますが、ある程度の知識があれば、予測することができます。投資時間とリターンを考慮して到達目標を設定してください。ゴールを設定するのです。

ゴールしたらXドル増収するというコンテストと考えてもいいでしょう。特に起業家なら、そうした観点から学習を捉えれば、リターンがあるので、わくわくするはずです。そうする理由は、単におもしろいからとか、そうしたいからというだけではなく、そうした方がより稼げるからなのです。

目的にかなったジャストインタイムの学習は、理にかなった学習計画を立てるのに役立ちます。

脳の処理速度を上げる最大の障害とその克服法

次に取り上げたいポイントは、学習速度を上げることです。今、あなたがどんなに速く学習していても、もっと速く学習できるように脳を訓練することができます。実際、脳にはその能力が備わっているのです。あなたが現在行っている方法ではそれを達成できないでしょうから、今晩はその方法を伝授します。

私は若い頃、自動車事故にあいました。16歳で事故にあって、死ぬかと思いました。車が横転して2回転したんです。私と同じような経験をした人は、「その時突然、時間がスローダウンした」とよく言いますが、時間が実際にスローダウンしたわけでないことは確かです。たった3秒に見えるはずの時間は…現実にわずか3秒だったのですが、私には30秒から45秒くらいに感じられたのです。時間が遅く進むと感じられたのは、私の脳の処理速度が上がったからでした。私を守ろうと、脳がスピードアップしたのです。


あなたにも同じ能力があります。脳を今よりもずっと速く働かせるための訓練ができるのです。今から2分間でそれを話します。脳の処理速度を上げる際に最大の障害となるのは、最初からうまくやろうとしてしまう気持ちです。

「する価値があることには、最初は失敗がつきもの」という諺がありますが、ここには多くの真実があります。学ぶということは、できるようになりたい何かを学ぶことであり、初めは全く知識のない状態から始めなければなりません。誰にとってもそれは非常に難しいことです。

本をすごい速度で10分間読み飛ばしても、何も理解できていなければ、その読書は実際、生産的だとは言えません。しかし、脳がそのスピードに慣れてくると、順応して、突然理解できるようになるのです。限界を突破する唯一の方法は、最初からうまくやろうとしないことです。これは、オーディオやビデオ、そして、能力をフルに使ったあらゆる戦略を取る場合でも同じです。最初からうまくやろうとしないでください。

Chapter2 学習の本来の姿

「ホーリスティックラーニング」

次は「ホリスティックラーニング」です。多くの方が、学習に対して間違ったイメージを抱いています。学習は情報の蓄積ではありません。手当たり次第に情報を集めて、万全な危機管理をすることが、学習の本来の姿ではありません。少なくとも起業家にとってそうでないことは確かです。学習とは、ネットワークを築くことです。既に知っていることと、知らなければならないこと、そして今学んでいることとの間にネットワークを作ることです。つまり、現在と未来と過去をつなぐ橋を架けることなのです。

アインシュタインの脳解剖で発見された、天才の「学習のコツ」

アインシュタインが亡くなって、脳が調査されました。彼の脳のサイズは私たちと同じでしたが、脳内により多くのネットワークを持っていました。今学んでいることと、過去に学んだこととを関連づけるとき、常にネットワークが形成されます。これは私が知っている何に似ているだろう？それとこれはどこが似ていて、どこが違うのだろう？このようにして、脳内ネットワークを形成すると、かなり速い速度で、物事を思い出したり、記憶したり、応用したりする能力が高まります。なので、より速い速度で学習し、情報を整理することができるのです。つまり、学習とは、ネットワークの構築なのです。


ネットワークを構築しようとする際、混乱することがありますが、その混乱が何なのかを理解してください。まず、学習は他の事と何ら違いがないことに気づいてください。何事も、コンフォートゾーンを超えたときに成功するものです。

コンフォートゾーンに留まっている限り、成功の可能性は低いので、コンフォートゾーンを超えなければなりません。そしてその時に、脳をより速く働かせる訓練と、初めはうまくやろうとしないことが、非常に重要になってきます。誰でも混乱した経験はあると思いますが、混乱するということは、脳がネットワークを探している最中なのです。これは素晴らしいことです。脳がパワーアップし始めた証拠だからです。

コンセプトを理解する事が学習速度を向上させる

点と点をつないで、物事の関係性を理解しながら混乱を解消していくことには、素晴らしいメリットがあります。そうすることがだんだん簡単になってくるのです。学習がどんどん簡単になります。また、知識が増えれば増えるほど、より多くの事柄を連結して考えるため、たとえば、あなたと私が同じ本を読んでも、全く違った結論に達するかもしれません。それは、私の方が、連結する事柄をたくさん持っているからです。

今日学ぶ方法で、新しいネットワークを作り続ければ、やがてあなたも私と同じか、私を超えるレベルに到達できます。これからその方法を伝授しますが、まずはコンセプトを理解することが大切です。それこそが学習なのです。学習とは、歴史上の事実や年号を闇雲に覚えることではありません。それは学校の試験の役に立つかもしれませんが、お金儲けの役には立ちません。ビジネスの成長の役に立たないのは確かなのです。

考える時間を持つこと。ほとんどの人が思考に十分な時間を割いていません。私は日誌をつけています。私は日誌で、大いに思考を巡らせるのです。ジョン・リースと話したのですが、彼は黄色いリーガルパッドに考えを書いているそうです。どこに書いても結構ですが、私の好みは日誌です。保存できるし、数年分を整理できるからです。

あとで読み返して、その時考えていたことや自分の思考パターンが分かれば、それを修正することができます。私は、人生の最高いの師の1人は自分自信だと思います。なぜなら、自分が学ぶべきことを知る手がかりは、過去の経験にあるからです。だから私は日誌をつけています。


脳の活性化と成長に役立つ日誌の活用法

私は日誌で思考します。日誌でネットワークを構築します。現在学んでいることを、過去に学んだことや別の分野に関連付けるのです。思考を巡らせ続けて、ネットワークを構築するのです。また、アイデアや考えの記録にも日誌を利用しています。ダイアグラムやマインドマップをよく書きますが、それらについては後ほど解説します。ともかく、思考に時間を割くべきです。

ティモシー・フェリスは彼の著書『「週4時間」だけ働く。』の中で鋭い指摘をしています。思考する代わりに、読書やビデオやオーディオを視聴している方がいる、と書いたのです。そんなことではいけません。インプットしたものを処理しなければなりません。処理が必要なのです。

本やビデオやオーディオで、語られ書かれ話されていることに注意を払うだけでは不十分です。それだけでは、あなたが目指す目的地には到達できません。情報を入手したら、情報の関連付けを行って、ネットワークを構築しなければなりません。

そしてそれを行うのに最適な場所が、私の場合は日誌ですが、学習日誌でも構いません。日誌でも、学習日誌でも、黄色いリーガルパッドでも、ともかく思考に時間を割いてください。物事の関連性を考えるのに時間を割くことは、脳の活性化と成長に役立つのです。

一流のスキルを最短距離で身につける状態依存学習

これを示す実例を1つ紹介します。あなたの脳を活性化するような凄い例ですし、他では絶対聞けないビッグなお知らせもあります。セールスライティングのスキルを例に挙げましょう。私には、世界一流のセールスライターの友人が大勢いるので、私はセールスライティングについて熱心に研究しました。セールスライティングのあらゆるコースを受講して、多くの書物を読みましたが、セールスライティングもほかの多くのスキルと同じように、本やビデオなどで学習すれば、一定のレベルに到達することができます。

でも、そうした知識のほかに、一連のスキルを身につける必要があるのです。2年前、私は自分のセールスライティング能力のなさに苛立っていました。別のコースを受講しても、うまく書けるようにならないことは分かっていました。

既にセールスライティングの特徴を完全に理解していましたが、その通りにコピーを作ることができなかったのです。私は日誌でよく考えました。私は、販売方法やセールスレターのあらゆる構成要素や、構成要素に何が必要かを知っていましたが、欠けているのは、力強いコピーを書くための実用的なボキャブラリーだということに気づいたのです。強い動詞や、人を安心させるような保証の書き方、読み手を即座に引き付けるオープニングの書き方が欠けていたのです。


問題解決のためにさらに学習する必要はなく、ボキャブラリーの問題だということに気づいた私は、数百万ドル分もの商品を売り上げた最高のセールスレターやコントロールレターを、音読して録音しました。感情を込めて音読して、BGMも入れました。それから、それを何度も繰り返し聞いたのです。そして、座ってコピーを書くときには、セールスレターに録音したのと同じ音楽を聞くようにしました。その結果、状態依存学習により、お手本レターの言葉の選択やリズムが脳に根付いたのです。信じられないほどうまくいきました。

実際信じられないほどうまくいったので、AWAI（アメリカン・ライターズ＆アーティスツ社）は皆さんが同じことをできるよう、1カ月ほど後に新製品を発売します。世界最高のセールスレターを取り上げ、適切なBGMをつけたオーディオ教材です。実用的なボキャブラリーを早く学習できるように、1カ月に2巻お届けします。

忙しい社長のための、ちょっとズルいセールスライティング速習法

これはビッグニュースです。あなたは、この製品を発売と同時に入手できるよう予約できますし、自分で作ることもできます。これは2つの理由で重要です。1つは、偉大なコピーを学ぶ最も手っ取り早い方法だからです。セールスライティングに興味があるなら、これは決定的なアドバイスです。でも、これをより高い視点から理解してください。メタレベルから眺めてほしいのです。つまり、思考に時間を費やし、物事の本質を理解して「今、何が問題なのか？このスキルを伸ばすために知るべきことは何なのか？」と自問しなければ、こんな風にブレイクスルーできません。そもそもブレイクスルーするために努力するのです。そして、思考に時間を費やさないと、ブレイクスルーは起こりません。

90分で最高のパフォーマンスを実現する覚醒レベルの秘密

次は、あなた自信をもっとよく知るということです。自分自身をもっとよく知るべきです。セールスライティングはその良い例ですが、他にも自分について知っておいた方がいい事柄があります。1つはたとえば、人間にはサイクルがあり、1サイクルは約90分だということです。

その1サイクルの中でも、覚醒レベルが高い時と低い時があるので、自分が今どちらにいるのかが分かれば、1サイクルの中のそれぞれのタイミングで最適な仕事をすることができます。それには、1日を通して自分のエネルギーレベルを記録することです。そうすれば一定のパターンが分かります。それほど時間は掛かりません。

おそらく1日か2日で十分でしょう。一般的には、覚醒レベルが高いとき重要な知的作業に集中し、覚醒レベルが低いときには、それと正反対の、洞察問題解決のような創造的な試みに集中する傾


向があります。覚醒レベルが低くかつ脳の活性レベルが高い時には、通常、若干意識が後退しやすく、右脳と左脳の連結が比較的良好なため、そうした時間帯にはより創造的になることができます。

人の脳には、創造的になる時間帯と、直線的論理的思考になる時間帯とがあります。脳が最も活性化している90分間に、これらすべてが起こるのですから、あなた自身の場合はどうなのかを、ぜひ知ってください。

途中で挫折する事を防ぐ２つの方法

次に、自分についてもっと知るべき事柄は、いつもどこで挫折するかということです。私が大学生だった頃、あらゆる自己啓発本を読みましたが、エクササイズをまったくしませんでした。自己啓発本を読んだだけなので、当然、人生は変わりませんでした。実践のない読書だったからです。著者が、エクササイズが重要だと考えているのなら、読書自体に意味はありません。エクササイズを実践して初めて、望みの目的地にずっと速く到達するのに役立つのです。

あなたはどこで挫折しますか？本のエクササイズをやらないことですか？今までに購入したプログラムを完了しなかったことはありますか？学習過程のどこで挫折するのでしょう？これを理解することは極めて重要です。これを理解すれば、自分を出し抜けるからです。たとえば、購入したプログラムを完了できそうにないのなら、次の2つの方法のいずれかを試してください。

1つは、すぐに活用してみることです。何かを学んだらすぐにそれを活用して、その後またプログラムに戻ります。2つめは、まずは最後まで猛スピードでざっと目を通した後、再び最初に戻ります。自分自身に勝つためには、何かしなければなりません。その最適な方法は、自分の裏をかくことです。自分の裏をかくには、自分を知らなければなりません。自分をよく知ることが、正しい学習戦略の策定に役立つのです。

脳が自動で答えを見つけ出す魔法の質問

次は好奇心です。「なぜ？」というのは重要な質問です。好奇心は「なぜ」の一言に集約できます。脳は好奇心を抱くようにできていますが、学校などで教育を受けるうちに、なぜか好奇心を抑制され、やがて失ってしまいます。でも、全員がそうというわけではなく、なかには好奇心が強い人もいます。好奇心を抱いて質問をして、何かを解明しようとするのです。私の知っている非常に賢明な人たちは皆、好奇心が旺盛です。


毎日ジェイとよく話をしますが、彼はいつも「なぜそれが有効なんだい？」と私にしつこく尋ねますし、私も同じことを彼に尋ねます。そうすることで、ネットワークが構築されます。意識しなくても、脳が勝手にそうしてくれるのです。このように、脳を躾けてください。先ほど話したように、ネットワークが多ければ多いほど、新しいことの学習やブレイクスルーが容易になるからです。ネットワークがブレイクスルーを起こすのです。なので、好奇心旺盛でいてください。

私はタクシーに乗るたびに「景気はどう？」と運転手に尋ねます。雨の日には、雨によって乗客数は減るのか増えるのか？夜遅い時間には、日中はもっと忙しかったか、それとも夜の方が忙しいかと尋ねます。私はとにかく、いつも学ぼうとしているのです。

今日、オフィスの角を曲がった所にあるシガーバーで、トッドにそのことを話しました。そこのオーナーのジョーに、私はいつも「何曜日が一番忙しかった？マージンをいくら稼いだ？」と尋ねます。シガーバーを開きたいからじゃなくて、純粋な好奇心からです。そのような好奇心は、ネットワークの構築に役立ちます。

1日に10回「なぜ」と尋ねることを習慣にしてください。1日10回「なぜ」と尋ねるのを習慣にすれば、多くのチャンスと解決策が突然目の前に現れてビックリするでしょう。それは、脳がネットワークを構築してフル回転しているからなのです。「なぜ」と考えることは、ネットワークを育てる素晴らしい方法です。「なぜ」と尋ねることでネットワークが構築され、それがブレイクスルーを起こすことを覚えておいてください。

トッド：リッチ、60秒だけいいかな？

リッチ：いいよ。

ポイントのまとめ１「脳は筋肉で鍛えることが出来る」

トッド：皆さんに聞いてもらいたいことがあります。1つは、リッチと一緒にいるといつも楽しいということです。それは好奇心と関係があって、彼は誰かと話をすることに常に関心があるんです。このことを皆さんにお話しするのは、あらゆるソースから学べるということ、そしてそうすべきだということを理解してほしいからです。

彼が話した通り、好奇心を開発し、育むことは素晴らしいことです。より多くの情報を頭に入れれば、引き出せる情報もそれだけ豊富になります。Eメールキャンペーンの文章を書いたり、ブログに投稿しようとしているとき、あるいは、あらゆるネットワークを構築して創造性を刺激し、なんとかビジネス上のブレイクスルーを見出そうとしているとき…そんなときに引き出せる情報が大幅に増加するのです。


リッチに再びバトンタッチする前に、重要なポイントを2つ、大急ぎで強調しておきます。彼には話すべきことが山ほどあるため、時間の関係上、十分に解説できない部分があることを予めご了承ください。

まず、ぜひ理解しておいてほしいのは、先ほどリッチが話した通り、自分の学習能力やスピードに満足していないのなら、学習速度を上げるよう脳を訓練することは可能だということです。脳は、もっと効率的に、もっと上手に学習したり、情報を吸収したりできるよう訓練することが可能です。それを聞いて安心したでしょう。これは上腕二頭筋や大腿四頭筋を鍛える方法が開発できるというのと同じことです。いわば脳の筋肉を鍛えるようなものです。

ポイントのまとめ２「学習≠大量の情報を収集する事」

もう1つリッチの話の中で強調しておきたい点、皆さんにぜひ理解しておいてほしい点があります。そのことについて初めてリッチから聞いたとき、私にとってはまさに目から鱗でした。それは、学習とは単に、より多くの情報を収集することではないということです。学習とは、多くの情報や事実、戦術や戦略をただ闇雲に頭に詰め込むことではなく、新たな情報との間に関係性を見出すことなのです。

それは、あなたが今日学ぶことを理解し、昨日学んだこととどのような関係にあるのかを考えることです。さらに今日学ぶことと明日学ぶ可能性があることを、理解して関連付けることなのです。そういうわけでリッチと私は時間を割いて、正しく考えるということについて話し合いました。

物事をより適切に、より深く考える人になりたいのなら、またリッチやジェイ・エイブラハムなど、一流のマーケターのように並外れた思考法を獲得したいのなら、考えることに習熟する方法は、ともかく思考することです。考えることに時間を費やし、現在学習中のこれらの事柄、新たなアイデア、戦術、戦略について考えるのです。学んで頭に詰め込むだけでなく、それらの事柄について考えることに時間を費やし、本に頼るだけではなく、自分で考えるのです。

リッチと交代する前にお伝えすべき最後のポイントは、あなたがいつも挫折するのはどこか？とリッチが問い掛けたときのことです。皆さん、ここでのポイントは、挫折に至った学習の仕方にを目を向けるということですよ。学習する際、どこでおかしくなったのか？言い換えれば、どこで挫折するのか？何が障害となっているのか？自分がどこで壁にぶつかっているのかを知るのは重要なことです。これからリッチが手短にお話ししますが、学習計画の策定は、その分野における自らの弱点を把握するところから始まります。弱点を考慮しながら、学習計画を立てていくのです。


リッチ、君はまだまだたくさんのことを話さなければならないんだよね。これ以上、時間を取りたくないな。君にマイクを戻すよ。

Chapter3 あなたの集中力をMAXまで高める方法

計画を確実に完了する「プロジェクトラーニング」の秘訣

リッチ：ありがとう、トッド。重要なポイントを改めて取り上げてくれたことに感謝するよ。最初にお断りしておきますが、確かにこれは魅力的な話ではありません。でもこの重要なポイントが分かれば、とても魅力的なことが本当に起こるんです。

これは、オーディオを3倍速で聞く方法やビデオを4倍速で見る方法に関する魅力的な事柄から、その価値を十分に引き出すために知っておかなければならない話です。適切な環境を作り、理解し、ネットワークを構築して初めて、価値を引き出すことができるのです。

次は、学習を1つのプロジェクトとして見なすこと、つまり、学習をプロジェクト状態に置くということについてです。大きな目標を掲げたとき、それをいかにして絶えず自分に言い聞かせるかということです。私なら「今これはプロジェクト状態にある」と言って聞かせます。

プロジェクト状態には複数のマイルストーンが存在するので、それらを1つの計画にまとめ上げます。それが、学習のあるべき姿です。自分の学習をプロジェクト状態におく必要があるのです。何かをマスターしたければ、それを達成するためのステップは何か？何が必要なのか？進捗状況の確認方法は？など、学習をプロジェクトのように扱うのです。

脳の働きと集中力を高める方法

次は集中です。集中は、すべての学習を強化します。何を学ぶにせよ、集中のレベルを深く強くすることで、より多くのことを学べます。ある研究では…数字は正確に覚えていませんが…邪魔や中断によって、気を散らされて集中できず、1時間に11回邪魔された人は、マリファナを吸った場合よりもテストの点数が低くなったそうです。これは集中できず、注意散漫になることのデメリットを示すものです。集中によって、あなたの脳の働きは高まります。

集中力を劇的に高める方法の1つに、時間管理のグル、デビッド・アレンが提唱する方法があります。彼は脳のRAM（記憶装置）をクリアすることについて述べています。すべてのことを頭から払拭するのです。気が散る状態というのは通常、誰かがあなたの邪魔をしているのではなく、あ


なたが自分自身の邪魔になるようなことをして、何かが意識に上ることによって生じます。邪魔者はあなたの頭の中にいるわけではなく、あなたとスペースを共有しているだけです。

集中力を奪う邪魔者を排除する２つの方法

気が散るのは通常、何か気になることがあるときです。つまり学習を始めたり学習時間を確保したりする前に、頭の中をクリアすることは、極めて有効です。注意散漫になる原因を自覚していないことはよくあります。どこかにあまり気の進まない電話をかける必要があり、それが不愉快なものになりそうなとき、そのことを考えるたびに午前中はずっと憂鬱になるでしょう。

このようなことが、集中力を奪うのです。それでも読んだり見たり聞いたりすることはできますが、そこから最大限の価値を引き出すことはできません。もっとも、時間と労力とエネルギーを費やせば、最大限の価値を引き出せるかもしれませんが…。

そこで、選択肢は2つです。1つは気になることを済ませてしまうこと。もう1つはそれを書き出し、その用事を済ませたら確認できるような場所に貼っておくこと。そうすれば頭の中がすっきりします。脳のRAMをクリアするのです。学習モードに入る前に「自分の頭の中に今何がある？」と問うのはとても良い習慣です。その答えは「何もない」であるべきです。あるいは、これから学習することに対する期待や興奮であるべきです。

何か心に引っ掛かるものがあると、犠牲を払うことになります。学習の効果は、そうしたものがないときほどには上がらないでしょう。

このように、気になることをリストにしたり、済ませてしまったりすることで、効率はかなり上がります。学習セッションからもずっと多くのものを吸収できるようになるでしょう。これが脳のRAMをクリアにするということです。

体を動かせば、学習でより多くの事を吸収することが出来る

この点についてお話しすべきことはあまりありません。どこでも聞ける話ですから。ほかで聞けそうな話をたくさんしようとは思いませんが、ただ1つだけ、ご存知かどうか確認しておきたいことがあります。それは毎日エクササイズをして体を動かしている人は、記憶力が良く、より長時間集中したり、注意を維持したり、学習期間中により多くを吸収したりすることができる傾向にあるということです。


私自身、初めてインターネットを手に入れたとき、全く体を動かさない習慣がついてしまいました。長時間パソコンの前にじっと座っていました。妻と一緒に毎朝散歩をするようになってからはずいぶんと改善されましたが。毎日昼ごろオフィスを出て、午後は散歩をします。たまにシガーバーやビーチにも行きますが、とにかく体を動かすよう努めています。

ローラーブレードとテニスはやりますが、体を動かすのが特に好きなタイプではありません。ただここで確認しておきたいのは、私が毎日体を動かしているのは、それが大きな違いを生むからだということです。このことはあらゆる研究が証明しています。

ですからこれは鼻であしらうようなことではなく、理解して心にとどめるべき話です。学習に時間を費やし、最大限の成果を上げ、ビジネスも成長させたいのなら、これはとても重要です。なぜなら実際に効果があるからです。体を動かさないなら、その代償は自分自身が払うことになります。

学習効率を上げる適度な睡眠量を知るための最も簡単な方法

次は睡眠です。私は、長時間眠らなくても平気なことで有名ですが、これは決して理想的なことではありません。睡眠は、長期記憶において極めて重要な役割を果たしています。それは、物事が短期記憶から長期記憶に移行する仕組みにあります。

ですから学習した後の睡眠は不可欠なのです。何かに集中し、最大の成果を上げるには、十分な休息が必要です。眠いときに脳を必死に働かせても、あまりよい成果は得られません。睡眠不足の代償はあなたが払うことになるのです。私はたまに眠りたくない日もあるので、普段から睡眠をと十分取るようにしています。だから長時間起きているということも比較的楽にできるのです。

適度な量の睡眠をとる方が、学習効率はずっと上がります。適度な睡眠量を知るための最も簡単な方法は、目覚まし時計なしで起きてみることです。普段起きているのとほぼ同じ時刻に目覚めれば、大丈夫。そうでない場合は睡眠不足かもしれません。

最終的につけを払わされる可能性があります。睡眠不足分を補う必要があるのです。これは時間数の問題ではありません。このことに関しては多くの研究がなされていますが、まだ結論は出ていません。速く学び、速く応用し、皆さんの中で最も頭の切れる人間になりたいなら、最終的に睡眠不足を補う必要があるのです。

十分に休息を取ると、寝不足のときと比べて創造性や問題解決能力が著しく改善するという研究結果もあります。睡眠不足や運動不足は、いずれ犠牲を払うことになるということをぜひ理解してください。仕事を終わらせるために、睡眠時間を2時間ほど削ってもいいと思われるかもしれませんが、睡眠時間の減少は効率の低下を招き、そのことを認識しているかどうかにかかわらず、あなた自身がそのつけを払うことになります。


脳の機能向上に役立つサプリメント

マインドセットのセクションの最後に付け加えたいことがあります。私が普段摂取しているサプリメントについてです。毎回リクエストがあるので、あなたにもお伝えしようと思いました。私は、脳の機能向上に大きな効果があると言われているアセチルLカルニチンを摂っています。

残念ながらこれらのドリンクを店頭で見つけても、どれも十分な量ではありません。通常は500mgくらいで、研究では3g必要だと言われています。私は栄養士ではないので摂取を勧めているのではなく、医者のアドバイスに基づいて、ただ自分がそうしているというだけです。あなたは私とは違うので、まずは医者に相談してください。

私はアセチルLカルニチンを3g摂っています。1日に3gです。サミーという製品です。これはナチュラルサプリメントで関節に効くのですが、気分も改善します。実際大きな違いを感じています。私は1200mg摂っていて、1日当たり$2~$3と結構高くつきますが、十分に価値があると思います。実際、気分も改善します。楽天的で機嫌のいいときは、よく学べるものです。

ご存知かどうか分かりませんが、コーヒーについても触れておきます。信じるかどうかは別にして、学習を始める段階で疲れていなければ、学習の前にコーヒーを飲むとより効果的に学習できるということが証明されています。コーヒーを飲めば効果的に学習できる上、より多くの記憶を保持することができます。このことを裏付ける研究はたくさんあります。

最後は、魚油（ぎょゆ）のオメガ3です。これは必須脂肪酸で、頭の回転が良くなると言われています。私はADDと診断されたとき、これが効くと言われ摂り始めました。確かに効きました。気分の改善やADDに効くようです。また脳内の細胞膜の機能向上にもある程度効き目があるため、何を学習するにも役立ちます。

最後に、特に脳機能向上のために摂っているサプリメントをご紹介します。フォーカス・フォーミュラと呼ばれる商品です。ビンポセチン、イチョウ、フペルジンが含まれます。どこのドラッグストアでも入手できます。統計上の特別な有意性はありません。

これが私の摂取しているサプリメントのすべてです。これらのサプリが私の成功に及ぼした影響を証明するために、サプリを採らなかった場合と採った場合の対照実験を行ったわけではありません。ただこれが、私の摂取しているものです。しばらく摂取して自分には効果がありそうなので、続けているだけです。


いかがだったでしょうか？

これはリッチシェフレンの「ラピッドラーニング」社長のための超・スピード学習法の中でも最も評価の高い部分を１部分だけ抜き出した特別レポートです。

特に、「ジャストイン・ケース」と「ジャストイン・タイム」の所は多くの方からコメントを頂いております。このレポートの内容が少しでもあなたの学習の役に立ったなら、嬉しく思います。

それでは、またどこかでお会い出来ることを楽しみにしています。

PS.

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New 忙しい社長の為の 超・スピード学習法 Mindset編 - Amazon S3 · 2017. 12. 18. · はじめに ライバルに差がつく「競争力」を獲得する為の全て。

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