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大器出現!
ご予約お問合せ
http://www.gcenter-hyogo.jp 0798-68-0255※未就学児童のご入場はご遠慮ください。※やむを得ない事情により、出演者、曲目等が変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。主催:兵庫県、兵庫県立芸術文化センター芸術文化センターチケットオフィス インターネット予約10:00AM~5:00PM
月曜休み※祝日の場合翌日
日2:00PM 7720132013 2828
A:¥2,000 B:売切
辻本 玲チェロ・リサイタル
[チェロ] 辻本 玲 [ピアノ] 須関 裕子バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番ドヴォルザーク:森の静けさピアソラ:オブリヴィオン(忘却)ラフマニノフ:ヴォカリーズフランク:チェロ・ソナタ
デビュー・コンサートがいきなり大ホールでした。今振り返っていかがでしたか?
初めてのリサイタルで、この大きな空間をピアニストと2人で満たさないといけない、ということでとても緊張したのを覚えています。でも、関西のお客様はとてもノリがよくて、すごく演奏がしやすかったですね。
今回の「及川浩治トリオ“Bee”」のメンバーに呼ばれたり、アンサンブルでも大活躍ですね。共演された方から必ず「また辻本さんと」と声がかかると聞きました。
アンサンブルが好きなんです。チェロというのは、もちろんソロ楽器としても魅力的ですが、一番多い役割は「支える」こと。音域が低いので、室内楽などでは支える役割が多い。音楽をあまり勉強したことがない人から見ると、チェロパートって簡単に見えるんですよ。音が少なく、ポーン、ポーンと言う感じで。でも、その一音で全てを支配しないといけない。逆にその一音で全てが崩れる。チェロは、音楽の骨格なんです。そこを勉強するのがすごく楽しく、また難しいところですね。それが自分のソロの演奏にも返ってくるような気がします。
そして次回のソロ・リサイタル。冒頭はバッハの無伴奏組曲です。
実は、デビュー・リサイタルでバッハの無伴奏を入れたかったんです。でもいきなりそれは大胆すぎる…ということで断念しました。今回は、その念願のバッハを1曲目に弾きます。
ベートーヴェンとフランクのソナタ。充実のプログラムですね。
前回は小品が多かったですが、今回はどっしりした曲を選びました。ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第3番は、チェロのレパートリーでは定番の曲。ベートーヴェンは古典派の作曲家ですが、既にちらほらとロマンティックな薫りがしてきて、でもやっぱりベートーヴェン特有の構築された感じもある。そこがすごく好きですね。フランクはベルギーの作曲家ですが、フランスの匂いがすごくする。和声の微妙な感じとか、ちょっと横滑りしていくようなところもあって、素敵な曲です。その他の3曲はチェロ“バラード特集”。チェロの魅力をたっぷり味わってもらえるプログラムだと思います。
アメリカ、フィラデルフィアご出身…ですが、関西弁ですね。
11歳で帰国して、豊中に小学校6年生から中学、高校と住んでいました。実家は今も豊中です。アメリカで育ちましたが、両親が大阪出身だったので、家の中はちょっとした大阪地区という感じでした。お笑い番組も大好きで、練習が終わって、夜、録画しておいた番組を見るのが至福の時ですね。(笑)
7月が楽しみです。ありがとうございました。
◎プロフィール辻本 玲(チェロ)1982年生まれ。7歳よりチェロを始める。11歳まで米国フィラデルフィアで過ごし、東京芸術大学音楽学部器楽科を首席で卒業(アカンサス音楽賞受賞)。 2003年、第72回日本音楽コンクール第2位、併せて「聴衆賞」受賞。 07年度青山音楽賞新人賞受賞。 06年、07年、ヴァイオリニスト五嶋みどり氏が主催する「Community Engagement Program」に参加し、世界各地で共演。
辻本
玲
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五嶋みどり氏も称賛する才能五嶋みどり氏が“自然体で、音楽の最も大切な要素であるLOVEが伝わる演奏”と称賛するチェリスト・辻本玲さん。2011年の芸術文化センターでのデビュー・リサイタルでは、スケールの大きな音色で、まさに “大器”出現を感じさせてくれました。その辻本さん待望の2回目のリサイタルが7月28日㈰、大ホールで開催されます。今年3月、及川浩治トリオ“Bee”に出演した辻本さんに、終演後お話を伺いました!
[チェロ]
Ⓒ飯島隆
2011年3月、芸術文化センターでのデビュー・リサイタルより Ⓒ飯島隆
Rei TsujimotoRei Tsujimoto