あらゆる企業で、デジタルトランスフォーメーションが行われています。その目的は、ますます多様化する顧客の要求に応えること。そして、他社との競争で優位に立つことです。このデジタルトランスフォーメーションには、アプリケーションを迅速に配備し、管理すると同時に、これらのアプリケーションを支えるITインフラを設計できる能力が不可欠です。ダウンタイムや、パフォーマンスの低下が発生すると、ITリソースの効率が悪くなり、生産性も下がって収益の悪化につながります。

デジタル変革を実現し、デジタルネイティブへと進化するために、インフラの担当者や開発者は様々な課題に挑戦しています。パブリックとプライベートを含むマルチクラウドでも、短期間でインフラを構成し、プロビジョニングしなくてはなりません。このような異種インフラで、信頼性、パフォーマンス、可用性を維持しながらビジネスアプリケーションを作ることが、今後ますます重要になってくるでしょう。そのうえ、アプリケーションの配備を加速させるためには、操作が簡単であることや、開発者が自分で管理できることが必要です。しかし、これらすべてを実現できれば、企業はアプリケーションを革新し、短い期間でそれを市場に出せるはずです。

その変革に、NGINX Controllerが力を貢献しますNGINX Controllerを使えば、マルチクラウド環境で複数のNGINX Plusサーバーを簡単に管理することができます。直観的なウィザードスタイルのインターフェイスを使用して、ロードバランシング、URLルーティング、SSLターミネーションなどの機能を、NGINX Plusのすべてのインスタンスに対して構成することが可能です。NGINX Plusの全インスタンスに対する高度なモニタリング機能とアラート機能は、アプリケーションの可用性、パフォーマンス、信頼性を向上させるのに役立ちます。またNGINX Controllerでは、主要な指標から深遠なインサイトを入手することができます。また、ベストプラクティスをもとに作られる先見的なアドバイスを利用することで、インフラのパフォーマンスにどのような問題が発生した場合でも、リアルタイムに検出してすばやく解決することができます。

NGINX Controllerでは、ポリシー規定型のアプローチに従って管理が行われます。ステージングやプロダクションなど、あらゆるアプリケーション環境に対して別々に管理を構成できるため、アプリケーションのデプロイがさらに高速になります。

• 管理の手軽さ – 1つに集約された管理インターフェイスにより、複数のNGINX Plusインスタンスを簡単にモニタリングおよび管理することができます。

• ビジビリティ – NGINX Plusのすべてのインスタンスと、その基盤であるOSについて、200のパフォーマンスKPIから深遠なインサイトを得ることができます。

• コントロール – ベストプラクティスに従うことで、時間を節約しながらSLAを満たし、パフォーマンスの課題を識別して、問題を解決することができます。

• アジリティ – 環境ごとにポリシーを作成することで、新しいアプリケーションを短期間でデプロイすることができます。

• マルチクラウドに対応 – パブリックとプライベートを問わず、どのクラウドにでもNGINX Controllerを配備することで、マルチクラウド環境で動作するNGINX Plusインスタンスを管理できます。

詳しくはnginx.comをご覧ください

NGINX Controllerを使用するメリット

アプリケーションのためのミッションコントロール

NGINX CONTROLLER

トラブルシューテ

ィング

評価

デプロイ

NGINX CONTROLLER

REST API

GUI

IT/開発業務

チューニング

構成

モニター

オンプレミス

マルチクラウド

Azure

アプリアプリ

アプリアプリ

アプリアプリ

アプリアプリアプリ

トラブルシューテ

ィング

評価

デプロイ

プラットフォーム

NGINX CONTROLLERの機能リアルタイムのモニタリングとアラート作成アプリケーションのパフォーマンスについて、重要なインサイトが得られます。• 毎秒のリクエスト数、アクティブな接続数、帯域幅の使用率など、重要な指標をグラフで表示

• CPU使用率、400/500エラーヘルスチェックなど100以上の指標から検出されるエラーに対し、指定したしきい値を基にアラートを送信

• REST APIを使用すれば、あらゆるモニタリングツールから必要なものを選んで簡単に統合が可能

ダッシュボードNGINX Plusインスタンスで発生する問題を監視し、すばやく解決することができます。• ロードバランシングの指標を集約し、一目で確認できるダッシュボード

• 正常に処理されたリクエストと、タイムリーなレスポンスの数を測定するアプリケーションヘルススコア

• ダッシュボードはそれぞれの環境で固有の指標をモニタリングするようカスタマイズが可能

NGINX CONTROLLERの機能予測的なアドバイス 構成アナライザーを使用して以下のことができます。• 何千という顧客から学習した内容に基づき、パフォーマンスとセキュリティを強化する

• ベストプラクティスを利用ことでより高いSLAを実現 以下に関して、先見的で実行可能なアドバイスが得られます

– コンフィギュレーション – セキュリティ – SSLのステータス

シンプルな構成管理以下の操作に対して、直観的なウィザード形式のユーザーインターフェイスが用意されています。• NGINX Plusの構成• ボタン操作だけでデプロイできるロードバランサ―• アップストリームサーバーへのトラフィックルーティング

• SSLキーと証明書の管理

ポリシー規定型の管理以下の環境に対して個別にポリシーを作成し、構成することで、アプリケーションの配備を加速させることができます。• ステージング• プロダクション• 事業別

NGINX Controllerは、NGINXアプリケーションプラットフォームの一部です。このプラットフォームは、性能、信頼性、セキュリティ、拡張性を備えたアプリケーションを開発するために必要なすべての機能を集約した製品スイートです。NGINXアプリケーションプラットフォー ムは、ロードバランシングとアプリケーションデリバリーを行うNGINX Plus、セキュリティを保護するNGINX WAF、アプリケーションコードを実行するNGINX Unit、それら全体の監視と管理を行うNGINX Controllerで構成されています。

NGINXについてNGINXは現代のウェブの中核を成す存在であり、世界で最も利用者の多いウェブサイトやアプリケーションの半数で使用されています。NGINXのオープンソースプロジェクトは2002年に始まりましたが、Igor Sysoevのビジョンが功を奏し、また忠実なユーザーコミュニティの熱心な支援によって、過去10年間で飛躍的な成長を遂げました。今日では何百万というイノベーターがNGINXとNGINX Plusを選び、パフォーマンス、信頼性、セキュリティ、拡張性を備えたウェブサイトとアプリケーションを顧客に提供しています。

詳しくはnginx.comをご覧いただくか、 nginx-inquiries@nginx.com までＥメールでお問い合わせください。

NGINXおよびNGINX PlusはNGINX, Inc.の登録商標です。

NGINX Controllerは、NGINX Plusのインスタンスを管理することができます。

コントローラの技術仕様RAM 8GB

CPU（速度とコア数） 8コア以上で、2GHz以上のCPU

ホストのボリューム/パーティションサイズ

アプリボリューム毎に40GB

Firewall • DB: 5432TCP（コントローラホストからの受信）• コントローラ: 443TCP （顧客のネットワークからの受信）• コントローラ: 8443TCP（エージェントのネットワークからの受信）• コントローラのSwagger API: 5003

• コントローラのインストール/アップグレード: 5001

環境 オンプレミス、または任意のパブリッククラウド環境でデプロイ可能。ただし、CPU、RAM、ディスク容量が上記の仕様を満たすこと

サポートされるDockerバージョン 17.x、18.x

Docker Compose 1.13.0以降Postgres DB 対応

サポートされるPostgres DBのバージョン

9.5、9.6

Postgres DBの構成上の要件 ユーザーはanalytics、common_1、data_1、systemの各DBに対して書込み権限を持つこと

エージェントの技術仕様 NGINX Plusのインスタンスを管理するために、軽量なエージェントをターゲットのNGINX Plusインスタンスにインストールする必要があります。エージェントは現在、以下のLinuxフレーバーで公式にパッケージ化され、サポートされています。

• Ubuntu 14.04 “trusty” (i386/amd64/arm64)

• Ubuntu 16.04 “xenial” (i386/amd64/arm64)

• Ubuntu 18.04 “bionic” (amd64)

• Debian 8 “jessie” (i386/amd64)

• Debian 9 “stretch” (i386/amd64)

• RHEL/CentOS/OEL 6 (i386/amd64)

• RHEL/CentOS/OEL 7 (i386/amd64)

• Amazon Linux 2017.09 (amd64)

NGINX CONTROLLERの技術仕様