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会社案内 A701L

日本ポールNihon Pall Ltd A701L

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会社案内

A701L

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日頃は、ポール製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

ポール社は、Dr.Pallによって1946年、米国で設立されました。以来ろ過技術による流体

クリーン化製品とサービスの提供ひとすじの事業に励んでまいりました。そして世界の

ろ過技術の進歩・改善に貢献してきました。

ポール製品は、1966年に日本の市場に紹介されて以来、各マーケットのお客さまに広く

受け入れられてまいりました。これもひとえにお客さまからのご信頼、ご支援の賜と厚く

お礼申し上げます。

現在、ポール社は、アメリカ、ヨーロッパ、アジアを三極として、世界に工場を稼働させ、

また、主要先進国に多くの販売拠点を持つグローバルカンパニーとして活動しております。

2002年4月には、USフィルター社のFSG部門(Filtration & Separation Group)を買収

し、全世界で社員数11,000人を擁する企業グループとなりました。

日本におきましても、2002年11月に、ポール・エフエスジー・ジャパン㈱、ポール日本シュー

マッハー㈱を日本ポール㈱に合併し、日本における事業の統合を行いました。これにより、

ろ過と分離に関して、研究レベルから生産スケールまで幅広いマーケットにおいて途切れる

ことのない製品のラインナップと、今まで以上に強力な技術サポートと顧客サービスをご提供

できる体制を整えることができました。

これを機に、お客さまのニーズを満たす技術を開発し提供して行く「ろ過・分離のエンジニア

リングカンパニー」として、全社員が一丸となって努力してまいります。どうぞ、今後とも

更なるご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役

ごあいさつ

乙武  豊

代表取締役 川田 典昭

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エアロパワー インダストリアル

ライフサイエンス

ポール ろ過・分離・精製

技術

ライフサイエンス

インダストリアル エアロパワー

■医療 ■医薬品 ■バイオテクノロジー

■建設機械、産業機械 ■製鉄機械、発電設備 ■航空・宇宙 ■軍事用車輛・船舶

■半導体、LCD、高純度化学品 ■光学製品、磁気記録材料 ■印刷、ペイント ■ポリマー、ファインケミカル ■石油化学、石油精製 ■火力・原子力発電 ■食品・飲料

ポールは精密ろ過と高性能分離・精製の 分野で活躍しています。

液体や気体の中に存在する微粒子やバクテリア

などは、生産効率や加工精度を低下させるだ

けでなく、製品の品質を劣化させる原因にも

なります。ますます高集積度化が進む半導体

の場合、生産工程で使用されるガスや薬液は、

微粒子の存在を許さない「完璧なクリーン化」

が求められています。また、医薬品製造プロセス

中の徹底した除菌管理は、現在では不可欠の

条件とされています。こうした目に見えない

ミクロンサイズ、サブミクロンサイズの微粒子

などを完全に除去するのがポールフィルター

の役割です。

また、各種化学薬品の製造工程で使用される

高価な触媒の回収や、酵素、ウイルス、血液製剤

の分離・濃縮など、広範囲の用途にポール高性

能分離システムが活躍しています。

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食品の代表的な殺菌工程として、加熱

殺菌法が広く普及しています。保存を

必要とする容器入りビールにも、長い

間加熱殺菌法が採用されてきました。

一方で、“生ビールの鮮度を何とか容

器入りビールの中に保てないものか”

も長年のテーマでした。この実現を

技術的にサポートしたのがフィルター

による非加熱除菌システムです。酵母

やバクテリアを完璧にシャットアウト

することで、容器入り生ビールが可能

になったのです。

■生ビール

白血病や再生不良性貧血などの患者は、

繰り返し輸血を受けますが、輸血時に

副作用で発熱などを起こすことがあり

ます。この副作用を防止するためには、

主原因である血液製剤中の白血球を

除去することが有効です。ポール白血

球除去フィルターはめざましい治療

効果をあげています。「患者保護」が

私たちの願いです。

■輸血の副作用防止

多数の乗客を運ぶジェット旅客機の機

内空気には、有害なバクテリアや細か

な異物、煙草の煙などが多数存在して

います。この有害な汚染空気を除去

するために最新のジェット旅客機では、

ポールの細菌ろ過技術と航空宇宙技

術により開発された機内空気清浄用

フィルター(キャビンエアフィルター)

が採用されており快適で健康な空の

旅に役立っています。

■機内の空気清浄

ハ イ ラ イ ト

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ライフサイエンス Bio Pharmaceuticals, Medical, Scientific & Laboratory Services

最先端分野へ、最新技術と最適製品をお届けします。

製薬業界では、医家向け医薬品のうち、無菌

製剤(注射液、輸液、点眼薬、ワクチン)の生産

工程でポールフィルターが使われています。

例えば、ワクチンの最終除菌、無菌空気や無菌

水の供給などです。さらに、バイオテクノロ

ジーや発酵工程で必要な無菌空気の供給、

ドリンク剤の除菌および清澄化、バイオ製剤

生産工程のウイルス除菌にも使われています。

また、体外診断薬の製造などバイオテクノロ

ジーの最先端でも活躍しています。

医療分野では、手術室や集中治療室、各病棟

などの最前線でポールフィルターが使われて

います。輸血による発熱などの副作用を防ぐ

輸血用フィルターをはじめとして、高カロリー

輸液ライン用輸液フィルター、人工呼吸器・

麻酔回路からの細菌や異物の侵入を未然に

防ぐ呼吸器回路フィルター、心臓手術の体外

循環に使用される血液フィルターなど、院内感

染対策や患者の副作用減少に役立っています。

■注射剤 ■無菌水 ■バイオテクノロジー製剤 ■ピュアスチーム ■血液製剤 ■無菌エア・ガス ■インターフェロン ■輸液 ■点眼薬 ■輸血用血液製剤 ■ワクチン ■呼吸器回路 ■酵素液 ■体外循環 ■ドリンク剤

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タンパクの分離・濃縮

医薬品 輸血

呼吸器回路

人工心肺回路

注射剤

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エアロパワー Machinery & Equipment, Aerospace, Mobile & Industrial OEM

あらゆる産業機械、輸送機器の信頼性と生産性を支える 「トータル・クリンリネス・マネージメント」というコンセプトを推進しています。

お客様の利益創出と環境保全に貢献する為に、

製品の開発、加工製造から組立までのあらゆ

る製造プロセスに必要な流体の清浄度管理技

術を提供しています。

産業機械分野では、永年の経験に培われたろ過・

分離技術に高い信頼を得ています。

製鉄では原材料搬送設備から圧延・メッキまで、

製紙ではパルプ製造から抄紙・塗工まで、自動

車製造ラインでの部品加工・洗浄から塗装まで、

幅広く展開しています。

世界的には、自動車・建設機械の車載用フィル

ターの開発・製造を行っています。

航空宇宙分野では、航空機、船舶、特殊車両や、

それらの地上支援機材における流体の清浄度

管理に広く活躍しています。例えば、航空機に

おける流体(機体油圧駆動用、エンジン用潤滑

及び燃料、エンジン吸気等)を清浄化するフィ

ルターやセパレーターを開発しており、最近で

は油空圧のみならず海水淡水化等の造水装置

においてもポールの製品並びに技術が広く活

用されています。

■自動車 ■航空機 ■建設機械 ■ヘリコプター ■製鉄設備 ■ロケット ■製紙機械 ■船舶 ■発電設備 ■特殊車両 ■工作機械 ■地上支援器材 ■洗浄機

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航空機

建設機械 シールドマシーン(トンネル掘削機)

工作機械

製紙機械

製鉄設備

自動車燃料・変速器

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インダストリアル

多様なフィルター製品群が、幅広いニーズに応えます。

ポールフィルターは、身近なあらゆる工業製品

の生産工程で使われています。エレクトロニ

クス製品、例えば、半導体の製造では、超高純

度の薬品、ガス、水、フォトレジストのろ過に、オ

ールテフロン、オールメタル、その他各種の精

密フィルターが重要な役割を果たしています。

また、シリコンウェハー、フォトマスク、防塵フィ

ルム、封止剤等の生産工程でもポールフィル

ターが使われています。

近年、化学・石油化学製品の生産工程でも、

自動化や環境対策の強化が叫ばれています。

ポール自動逆洗システムは、排ガス中に同伴

し飛散する触媒や製品パウダーの回収に使われ、

経済効果のみならず、環境保護にも大きく

貢献しています。

食品・飲料業界では消費者の嗜好の多様化

にともなって、ろ過の用途が広がっています。

生ビール、生酒、ミネラルウォーター、さらに、

食酢、液糖、ソフトドリンク、ウーロン茶などの

日常生活に密着した製品にも使われています。

■IC/LSI ■複写機感光ドラム ■DRAM ■インク ■個別半導体 ■プラスチックレンズ ■液晶ディスプレイ ■光ファイバー ■フォトレジスト ■プリント基板 ■半導体製造装置 ■プラスチックフィルム ■半導体製造用ガス ■合成繊維 ■各種溶剤 ■触媒回収 ■水、純水 ■石油化学 ■高純度化学品 ■ポリマー ■ブラウン管 ■石油精製 ■光ディスク ■火力発電設備 ■ハードディスク ■原子力発電設備 ■フロッピーディスク ■ビール ■ビデオテープ ■アルコール飲料 ■オーディオテープ ■清涼飲料 ■写真フィルム ■ミネラルウォーター ■印画紙 ■調味料

Microelectronics, Fuels & Chemicals, Food & Beverage,Power Generation, Water Processing

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半導体

光ディスク 石油化学

プラスチックレンズ

飲料

液晶ディスプレイ

原子力発電設備

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応用技術研究所(SLS) Scientific & Laboratory Services

お客さまのろ過の問題を科学的に分析・解決します。

SLSは、お客さまのろ過に関する現場での

問題を解決するために設けられた、ポール

独特の研究体制です。

世界のポール・グループ各社(アメリカ、イギ

リス、日本、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、

シンガポールなど)のSLSには、生物学、発酵

工学、化学、電子工学、機械工学など、さまざま

なバックグラウンドを持つ研究者と技術者が

配置されており、各国のSLSは、常に連携を

保ち、ろ過に関する情報交換を行っています。

日本ポールのSLSは、日本国内およびアジア

地域の個々のお客さまのろ過に関連する

あらゆる問題を科学的に分析し、お客さまの

ご要望にお応えするろ過技術を提供します。

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応用技術研究所(SLS)

エネルギー分散型X線分析装置付走査型電子顕微鏡(XES付SEM)ICP-MS分析装置

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開発部(R&D) Research & Development

独自の新製品開発で明日のポールを創造します。

開発部は、アメリカ、ヨーロッパの開発部門と

連携して、日本市場から要求される新製品の

開発を行っています。特に日本の技術が世界

を先導するエレクトロニクス分野では、常に

高性能の新製品開発が要求され、その進歩

にあわせて早期に製品化するように努めて

います。

新製品開発には、フィルター設計のための

ろ過の機構や材料の研究という基礎技術から、

成型加工、組立加工というような製品化技術

まで、幅広く、かつ高度な専門技術が必要です。

さらに新製品製造のために、新規生産プロ

セスや装置の開発も行っています。

ポールの製品思想は、常に他社の追随を許さ

ない独自の新製品を市場に導入することに

あります。製造が「今日」の仕事をしていると

すれば、開発は「明日」のポールの基盤を

支える仕事をしています。

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筑波工場 Tsukuba Plant

日本・アジアの生産拠点として、高品質の製品を供給します。

ポール・グループは、全世界の市場に製品を

供給するために、世界各地に生産拠点を

持っています。その中で、筑波工場は、日本を

はじめとするアジア地域の生産拠点となって

います。日本の優れた製造技術ときめ細かい

品質管理により、高品質の各種精密フィルター

を短い納期で供給する役割を担っています。

筑波工場には、設計、生産プロセス、品質管理、

生産管理の専門技術者を配置しています。また、

先端技術の進歩に対応したクリーンルームや

自動化された生産設備と生産管理、在庫管理、

CADなどのコンピューター・システムによって、

お客さまのニーズに迅速に応えられる体制を

整えています。

13 筑波工場

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ポール・コーポレーションの概要

ポール社は、“流体清浄化”と、“流体の高性能分離”

という専門分野で独自のフィルターメディアに

よる精密フィルターと高性能分離システムを

開発、製造、販売しています。最近では、逆流

フィルターや限外ろ過による高性能分離シス

テムなどの新製品を市場に投入し、お客様の

ご要望にお応えしています。

ポール・グループはアメリカ、アジア、ヨーロッパ

の世界三極体制を整え、全製品をISO9001の

認証を受けた複数の工場で製造していますの

で、常に優れた品質の製品をお届けできます。

また、ろ過の問題について専門知識と経験を

積んだスタッフが、世界各地を結ぶネットワーク

を駆使して的確なアドバイスを行い、お客様に

技術サービスを提供しています。

ポールは独自の高い技術力によってお客様の

さまざまな要求にお応えし、経済的で信頼できる

ろ過システムを提供し続けています。

ろ過・分離ひとすじに半世紀 ポールは世界最大の精密ろ過・分離の専業メーカーです。

社   名 : Pall Corporation

本社所在地 : 米国、ニューヨーク州、 イーストヒルズ市(ロングアイランド)

資 本 金 : 1億2,241万ドル(約147億円*)

総 資 産 : 25億5,285万ドル(約3,063億円*)

全世界社員数 : 11,000人

*1ドル=120円で換算

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ポール本社(米国ニューヨーク州イーストヒルズ)

ポール・ヨーロッパ(イギリス・ポーツマス)

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ポール・コーポレーションは、全世界のポール・グループでの連結決算方式をとっています。

2006年度の売上高は20億1,690万ドル(2,420億円*)、純利益は1億4,549万ドル(174億円*)を計上しています。

過去10年間の売上高成長率は、年平均10%の高い伸びを示しています。

*1ドル=120円で換算

(百万ドル) (百万ドル)

(百万ドル) (百万ドル)

売上高(1997~2006) 純利益(1997~2006)

地域別売上高(2006年度) マーケット別売上高(2006年度)

過去10年間の業績(ポール社の連結決算)

インダストリアル 60%

ライフサイエンス 40%

エアロ スペース $190.2

マイクロ エレクトロニクス $258.3

一般産業 $772.0

バイオサイエンス・ 製薬

$352.3 

メディカル $444.0

145,4

20062006

2,016

2005

151,5

2004

103,2

2003

93,6

1998

67,3

1997

73,2

118,0

2002

2001

51,5

1999 2000

146,6

140,8

2005

1,770

2004

1,613

2003

1,1471,087

1,062

1,235

1,290

1998 1999 2000

1997

2001 2002

1,224

1,902

40%

24%

36%

ヨーロッパ地域 $806.0アメリカ地域

$727.5

アジア 地域 $483.3

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ポールは、地球規模でお客さまへのサービス体制を整えています。

世界のサービスネットワーク World Service Network

ポールフィルター・ベイジン(中国) ポール・ロシア ポール・ポーランド

ポール・オーストリア

ポール・イタリア ポール・スイス

ポール・スペイン

ポール・フランス

ポール・ヨーロッパ (イギリス)

ポール・ドイツ

ポール・コリア(韓国)

ポール・フィルトレーション (PFL、シンガポール)

ポール・コーポレーション

現地法人

駐在事務所

工場

SLS

ポール・オーストラリア

ポール・サウスアフリカ

PFL台湾

日本ポール

ポール・インディア

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ポール・ブラジル

ポール・プエルトリコ

ポール・コーポレーション (ポール・グループ本社)

ポール・カナダ

ポール・メキシコ

社     名

本     社

設     立

資 本 金

事 業 内 容

代表取締役 従 業 員 数

日本ポール株式会社 Nihon Pall Ltd.

〒163-6017 東京都新宿区西新宿6-8-1 103(6901)5800

1982年7月1日

11億2千万円

「ろ過・分離・精製のエンジニアリングカンパニー」 として以下のことを行う。 •精密フィルター製造、輸入販売 •精密ろ過、高性能分離・精製に関する 試験、研究、技術の提供 •ポール製品指定販売代理店への支援活動

乙武 豊、 川田 典昭 417名(2007年3月現在)

日本ポールの会社概要

ポール インダストリアル プレジデント: ジョナサン・ウィーナー 〒163-6017 東京都新宿区西新宿6-8-1 マイクロエレクトロニクス 103(6901)5700 食品フィルター 103(6901)5760 ウォータープロセス 103(6901)5950 エネルギー・化学  ケミカル 103(6901)5780  パワージェネレーション 103(6901)5770 エアロスペース 103(6901)5860 メカトロニクス 103(6901)5790 インダストリアルOEM 103(6901)5790 ポール ライフサイエンス プレジデント: 川田 典昭 〒141-0031 東京都品川区西五反田1-5-1 製薬フィルター 103(3495)8340 メディカル 103(3495)8310 応用技術研究所 〒300-0315 茨城県稲敷郡阿見町大字香澄の里46 1029(889)1951

筑波工場 〒300-0315 茨城県稲敷郡阿見町大字香澄の里46 1029(889)0001

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