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CONTENTS オピニオン 新型肺炎の正しい恐がり方 マーケットイベント・カレンダー 今週の注目点米予備選挙と新型肺炎の影響 グローバル・マーケットビュー 1.グローバル新型肺炎への警戒和らぎ、買い戻しが加速 2.日本新型肺炎への過度な警戒感が後退 3.米国主要企業の決算発表は情報技術セクター中心へ 4.新興国新興国株式は新型肺炎の影響が重石に 今週のトピック 「銘柄カプセル」シリーズ無人店舗関連 国内・海外主要企業決算発表スケジュール 「野村ウィークリー」シリーズ今週のレポート紹介 2/10 2/10 2020 Vol.76 202027日発行 野村證券 投資情報部 Nomura Weekly 野村ウィークリー <今週のトピック>「銘柄カプセル」シリーズ無人店舗関連

NomuraWeekly - 野村證券...1 オピニオン 野村ウィークリー2020年1月20日号 オピニオン-4-2 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990

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CONTENTS

オピニオン 新型肺炎の正しい恐がり方

• マーケットイベント・カレンダー今週の注目点︓米予備選挙と新型肺炎の影響

• グローバル・マーケットビュー1.グローバル︓新型肺炎への警戒和らぎ、買い戻しが加速2.日本︓新型肺炎への過度な警戒感が後退3.米国︓主要企業の決算発表は情報技術セクター中心へ4.新興国︓新興国株式は新型肺炎の影響が重石に

• 今週のトピック「銘柄カプセル」シリーズ︓無人店舗関連

• 国内・海外主要企業決算発表スケジュール

• 「野村ウィークリー」シリーズ︓今週のレポート紹介

2/102/102020Vol.76

2020年2月7日発行

野村證券投資情報部

Nomura Weekly野村ウィークリー<今週のトピック>「銘柄カプセル」シリーズ︓無人店舗関連

オピニオン1

野村ウィークリー 2020年2月10日号

オピニオンオピニオン

新型肺炎の感染拡大が続き、日を追うごとに感染者数が加速度的に増加しています。それに対応して、移動制限とともに中国で春節後の生産活動が抑制されるなど、経済への悪影響が懸念され、金融市場でリスク回避的な動きが強まりやすくなっています。短期的には警戒を続ける必要があります。

先週号の本誌のトピックで、2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)の際の訪日外国人の動きを整理しました。患者増加数のピークアウトが転機だったわけですが、株価の動きも同様だったと言えます。

2003年初を基準に日本、米国、香港、中国市場の代表的な株価指数を比較すると、SARSの中心地であった香港のハンセン指数、および日経平均株価が3月から4月にかけて1割程度下落し、患者増加数がピークをつけたのと同時期の4月下旬に反転しました。当時は米国による対イラク戦争や日本の不良債権問題への警戒感もありましたから、すべてがSARS要因ということではなかったでしょう。しかし、患者増加数のピークアウトが市場の底入れにつな

がっていた可能性は、今回も参考にできそうです。

当時と異なり、世界経済に占める中国経済の存在感が大きいため、中国経済の下振れとともに製造業のサプライチェーン寸断による世界経済への悪影響が懸念されます。ただし、感染症拡大による経済活動の停滞は一時的な可能性が高いと考えられます。移動制限に穴があると言っても、その効果は徐々に表れ、感染拡大は抑止されるでしょう。その後、感染拡大を恐れて停滞していた人々の消費活動は復調すると期待されます。

また、製造業のサプライチェーンも短期的にはかなりの悪影響を受けることになります。しかし、経済全体としては、需要不足ではなく供給途絶による悪影響ですから、終息とともに復旧し、必要以上に落ち込んだ在庫を積み増す動きも出るでしょう。さらに、一時的停滞が過剰債務問題の悪化などにつながらないように中国政府による対策も想定されます。感染症拡大が景気後退につながるとは言えないでしょう。

新型肺炎で、2020年度の企業業績回復期待に水を差される形になりましたが、こうした視点で状況を見守ることが必要です。それよりも、当面は一人一人が予防に注力して、感染拡大を避けましょう。

新型肺炎の正しい恐がり方

2003年の日本、米国、香港、中国の主要株価指数の動き4月下旬に患者増加数がピーク、合わせて香港と日本の株価はボトムアウト

(注)WHOは世界保健機関。株価については、2003年1月初めを100とした指数として表記。ボックスの中の数字は、それぞれのイベントのあった月/日を示す。(出所)ブルームバーグおよび各種報道等より野村證券投資情報部作成

85

90

95

100

105

110

115

120

125

130

2003/1 2003/2 2003/3 2003/4 2003/5 2003/6 2003/7 2003/8 2003/9

(2003/1/1=100)

日経平均株価(左軸)

ハンセン指数(左軸)

上海総合指数(左軸)

NYダウ(左軸)

3/20 イラク戦争5/17 大手銀行に公的資金注入決定

7/5WHO、終息宣言

4/2WHO、広東省・香港に渡航延期

勧告

4/16 WHO、SARSの原因ウイルス発表

(年/月)

マーケットイベント・カレンダー

マーケットイベント・カレンダー

2

野村ウィークリー 2020年2月10日号

市場の関心は、いよいよ始まった民主党の予備選挙・党員集会と新型肺炎の状況、および経済活動への影響に集まっています。

2月3日(月)に行われたアイオワ州での党員集会では、事前の下馬評を覆すブティジェッジ候補の躍進とバイデン候補の低迷が最大のサプライズでした。11日(火)に予備選挙が行われるニューハンプシャー州での支持率は、1位サンダース候補、2位バイデン候補にブティジェッジ候補とウォーレン候補が続いています。また、全米ではバイデン候補が1位、サンダース候補が2位であり、簡単には決着がつかないのではないかと考えられます。市場ではバイデン、ブティジェッジの穏健派対サンダース、ウォーレンの急進左派との図式が意識されており、後者のいずれかの候補が優勢となれば、リスクオフ要因との見方が大勢なようです。

日本では10日(月)の1月景気ウォッチャー調査が、初めて新型肺炎の影響を織り込んだ統計になります。「予想」の低下は避けがたいと思いますが、現在の状況を確認する上で、回答者のコメントが注目されます。米国では14日(金)に1月の小売売上高と鉱工業生産、2月の消費者マインド速報値が公表されます。ISM製造業景況指数と同様、1月の統計は新型肺炎の影響をどの程度織り込んでいるのか確認しにくいですが、景気実勢を確認する上では見逃せません。また、11日(火)にパウエルFRB議長が議会証言を行います。市場で利下げ観測が台頭していることから、新型肺炎の蔓延を受けた政策判断変更の有無が注目されます。欧州では14日(金)にドイツの10-12月期実質GDP速報が発表されます。外需、設備投資の低迷を内需がどの程度相殺できるかが注目です。 (尾畑 秀一)

(注)イベントは全てを網羅しているわけではない。◆は政治・政策関連、□は経済指標、●はその他イベント(カッコ内は日本時間)。休場・短縮取引は主要な取引所のみ掲載。各種イベントおよび経済指標の市場予想(ブルームバーグ集計に基づく中央値)は2020年2月7日時点の情報に基づくものであり、今後変更される可能性もあるためご留意ください。(出所)各種資料・報道、ブルームバーグ等より野村證券投資情報部作成

今週の注目点︓米予備選挙と新型肺炎の影響

日 本 米 国 欧州・アジア・その他2/8(土) ●シカゴ・オートショー(~17日) ◆アイルランド総選挙

9(日) ◆前橋市長選挙 ◆カメルーン議会選挙

10(月)

□12月国際収支(8:50)□1月景気ウォッチャー調査(14:00) 予想:(現状)39.0 (12月:39.8) 予想:(先行き)43.7 (12月:45.4)

◆サンフランシスコ連銀デイリー総裁講演(ダブリン、翌3:45)◆フィラデルフィア連銀ハーカー総裁講演(翌5:15)

●休場(タイ)□(中)1月物価統計(10:30) 予想:(CPI)前年比+4.9% (12月:+4.5%) 予想:(PPI)前年比0.0% (12月:-0.5%)□(中)1月社会融資総量(※10-15日予定)

11(火)

●建国記念の日(休場) ●3年物国債入札(翌3:00)◆民主党予備選挙(ニューハンプシャー州)◆共和党予備選挙(ニューハンプシャー州)◆フィラデルフィア連銀ハーカー総裁講演(ダブリン、20:00)◆パウエルFRB議長半期議会証言(下院)(24:00)◆セントルイス連銀ブラード総裁講演(翌3:30)◆ミネアポリス連銀カシュカリ総裁講演(翌4:15)◆2月米国エネルギー情報局(EIA)月報

●イラン・イスラム革命記念日●シンガポール航空ショー(~16日)□(英)10-12月期実質GDP速報値(18:30) 予想:前期比-0.1% (7-9月:+0.4%)

12(水)

□1月工作機械受注(速報)(15:00) ●10年物国債入札(翌3:00)◆フィラデルフィア連銀ハーカー総裁講演(22:30)◆パウエルFRB議長半期議会証言(上院)(24:00)□週間石油在庫統計(EIA)(2/7時点)(翌0:30)

◆ロシア投資フォーラム(ソチ、~14日)◆(NZ)金融政策会合・結果発表(10:00) 予想:(政策金利)1.00% (前回:1.00%)◆2月石油輸出国機構(OPEC)月報□(ユーロ圏)12月鉱工業生産(19:00) 予想:前月比-0.2% (11月:+0.2%)

13(木)

□1月国内企業物価指数(8:50) 予想:前年比+1.5% (12月:+0.9%)

●30年物国債入札(翌3:00)□1月消費者物価指数(22:30) 予想:(総合)前年比+2.5% (12月:+2.3%) 予想:(コア)前年比+2.2% (12月:+2.3%)□新規失業保険申請件数(2/8の週)(22:30)

◆(メキシコ)金融政策会合・結果発表(翌4:00) 予想:(政策金利)7.00% (前回:7.25%)◆2月国際エネルギー機関(IEA)月報

14(金)

●株価指数オプション2月物の特別清算指数(SQ)算出●非上場大手生保各社4-12月期決算発表(※中旬)◆雨宮日銀副総裁講演(19:00) (東京証券取引所主催セミナー)□12月第3次産業活動指数(13:30) 予想:前月比+0.3% (11月:+1.3%)

◆米政府、対中関税の一部引き下げ開始(1200憶ドル規模15%→7.5%)(※中国も同日対米関税を一部引き下げ)◆クリーブランド連銀メスター総裁講演(翌1:45)□1月小売売上高(22:30) 予想:前月比+0.3% (12月:+0.3%)□1月鉱工業生産(23:15) 予想:前月比-0.3% (12月:-0.3%)□2月消費者マインド速報値(ミシガン大学、24:00) 予想:98.9 (1月:99.8)

◆ミュンヘン安全保障会議(独・ミュンヘン、~16日)□(独)10-12月期実質GDP速報値(16:00) 予想:前期比+0.1% (7-9月:+0.1%)□(ユーロ圏)10-12月期実質GDP改定値(19:00) 予想:前期比+0.1% (速報:+0.1%、7-9月:+0.2%)□(ユーロ圏)12月貿易統計(19:00)

2020年2月中

■10‐12月期実質GDP(1次速報値)(17日) ◆1月FOMC議事録(19日)◆民主党党員集会(ネバダ州)(22日)◆民主党予備選挙(サウスカロライナ州)(29日)◆米大統領経済報告書発表(下旬)◆2021財政年度予算教書提出(月中)

◆1月ECB政策理事会議事録(20日)◆イラン議会選挙(21日)◆G20財務相・中央銀行総裁会議(サウジアラビア・リヤド、22-23日)◆独ハンブルグ特別市議会選挙(23日)●世界最大級のモバイル機器見本市「MWCバルセロナ」(西・バルセロナ、24-27日)

次 週 以 降 の 主 要 イ ベ ン ト (2月15日以降)

注目

注目

注目

注目

注目

注目

注目

注目

注目

注目

注目

グローバル・マーケットビュー

グローバル・マーケットビュー3

グローバル

日本

野村ウィークリー 2020年2月10日号

主要アセット週間騰落ランキング 【2020年1月31日~2月6日】

前週の世界株式市場は、長期休場明けの中国株式市場の下げが限定的だったことや、新型肺炎の感染拡大への過度な警戒が和らいだことに加え、中国の財政・金融政策発動への期待、好調な米経済指標などを手掛かりに買い戻し優勢の展開となりました。業種別に見ると、グローバルでは、ほぼ全面高の相場展開の中、情報技術、ヘルスケア、素材、金融、通信サービス、資本財など、幅広い業種で上昇が目立ちました。為替市場では、リスク回避スタンスの後退を受けて、英ポンドを除き円安方向へ大きく揺り戻しの動きとなりました。 (山内正一郎)

前週の世界株式市場は、長期休場明けの中国株式市場の下げが限定的だったことや、新型肺炎の感染拡大への過度な警戒が和らいだことに加え、中国の財政・金融政策発動への期待、好調な米経済指標などを手掛かりに買い戻し優勢の展開となりました。業種別に見ると、グローバルでは、ほぼ全面高の相場展開の中、情報技術、ヘルスケア、素材、金融、通信サービス、資本財など、幅広い業種で上昇が目立ちました。為替市場では、リスク回避スタンスの後退を受けて、英ポンドを除き円安方向へ大きく揺り戻しの動きとなりました。 (山内正一郎)

新型肺炎への過度な警戒感が後退

【前週】 米国を中心に重要統計が概ね良好な結果となったことに加えて、新型肺炎への過度な警戒感が後退し、日経平均は堅調な推移となりました。【今週】 10日に1月景気ウォッチャー調査が発表されます。足元の現状判断の改善ペースは小幅にとどまっており、消費税増税や暖冬による内需への影響を確認する上でも注目されます。12日には、1月工作機械受注(速報)が発表されます。受注額の減少が縮小しているかが注目です。企業の決算発表も山場を迎えます。12日にはソフトバンクグループが予定しており、ファンド事業の業績改善が見られるかに注目が集まります。 (滝沢 弘量)

【前週】 米国を中心に重要統計が概ね良好な結果となったことに加えて、新型肺炎への過度な警戒感が後退し、日経平均は堅調な推移となりました。【今週】 10日に1月景気ウォッチャー調査が発表されます。足元の現状判断の改善ペースは小幅にとどまっており、消費税増税や暖冬による内需への影響を確認する上でも注目されます。12日には、1月工作機械受注(速報)が発表されます。受注額の減少が縮小しているかが注目です。企業の決算発表も山場を迎えます。12日にはソフトバンクグループが予定しており、ファンド事業の業績改善が見られるかに注目が集まります。 (滝沢 弘量)

(注)データ系列は日次終値ベース。直近値は2020年2月6日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成

(注)業種別株価は、グローバルがS&P Global 1200指数(GICS11業種)ベース、日本がTOPIX17業種ベース。業種表記は一部略称。為替ランキングは対円レートの騰落(プラスが円安)。直近値は2020年2月6日(中国上海総合の騰落は1月23日との比較)。 (出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成

18.2/10.100

0.0243/23

0.0257/2

10/90.161

-0.03819.1/4

3/50.010

-0.0903/28

4/17-0.006

-0.2858/29

12/230.016

-0.40-0.30-0.20-0.100.000.100.20

2018/1 2018/7 2019/1 2019/7 2020/1

(%)

(年/月)

日本10年債利回り

日経平均 23873ドル円 109.99長期金利 -0.017

2020/02/06

18.1/2324124

206173/23

10/224270

2114910/29

12/322574

1915512/25

19.4/2522307

204086/4

7/2521756

202618/26

12/1724066

2297720.1/30

17000

18000

19000

20000

21000

22000

23000

24000

25000(円)

日経平均株価

104.7318.3/23

10/3114.53

107.6719.1/3

4/24112.19

105.308/12

20.1/20110.18

102

104

106

108

110

112

114

116(円/米ドル)

米ドル・円相場円安・ドル高↑円高・ドル安↓

世界主要株価・REIT・商品 業種別株価(グローバル)

業種別株価(日本)

主要通貨(対円レート)

主要国・国債利回り

-3.7-1.2-1.1-0.6

0.50.80.91.31.41.41.51.72.22.62.93.03.13.13.74.04.04.24.54.64.65.15.15.4

-10 -5 0 5 10

中国上海総合WTI原油先物

NY金先物東証REIT豪ASX200

ジャカルタ総合メキシコボルサ

ブラジルボベスパタイSET

インドSENSEXロシアRTS米国REIT台湾加権

トルコISTN100日経平均FTSE100南アTOP40

TOPIXS&P500

NYダウ仏CAC40

フィリピン総合香港ハンセン

独DAXNASDAQ総合

香港H株韓国総合

伊FTSE MIB

(%)

-0.60.30.50.7

1.11.41.41.51.51.7

2.22.22.32.42.6

-2 0 2 4英ポンド

スイスフランユーロ中国元

カナダドルNZドルトルコリラ米ドル

ブラジルレアルインドルピー

豪ドル南アフリカランドインドネシアルピア

メキシコペソロシアルーブル

(%)

円高 ↔ 円安

0.31.31.41.5

2.53.03.03.2

3.84.1

5.4

0 2 4 6 8公益事業エネルギー不動産

生活必需品一般消費財

資本財通信サービス

金融素材

ヘルスケア情報技術

(%)

2.12.42.42.52.62.82.93.03.13.13.23.23.23.33.74.1

5.0

0 2 4 6 8不動産銀行

運輸・物流素材・化学鉄鋼・非鉄商社・卸売

食品小売

自動車・輸送機情報通信サービス

建設・資材エネルギー資源

機械電機・精密

金融(除く銀行)電力・ガス医薬品

(%)

1 トルコ10年 10.51 0.282 米国5年 1.46 0.153 豪州10年 1.08 0.144 米国10年 1.64 0.145 米国2年 1.45 0.136 ドイツ10年 -0.37 0.077 英国10年 0.58 0.068 日本10年 -0.02 0.059 メキシコ10年 6.66 0.0310 インド10年 6.45 -0.1511 南アフリカ10年 8.82 -0.1612 ブラジル10年 6.48 -0.23

利回り(%)

変化幅(%pt)

グローバル・マーケットビュー 4

米国

新興国

野村ウィークリー 2020年2月10日号

【前週】 新型肺炎の感染拡大に対し、中国が積極的な対策を行ったことで懸念が後退したことに加え、米企業の概ね好調な決算発表により株価は上昇しました。【今週】 1月小売売上高(14日)、1月鉱工業生産(同)などの重要指標が発表されます。また、ニューハンプシャー州で民主・共和各党の予備選挙(11日)が開かれます。決算では、アプライド・マテリアルズ(12日)や、シスコシステムズ(同)、ショッピファイ(同)、アリスタ・ネットワークス(13日)などが発表します。エヌビディア(13日)の決算発表ではゲーム、データセンター、車載など各需要先の見通しを確認したいと考えます。 (小野﨑通昭)

【前週】 新型肺炎の感染拡大に対し、中国が積極的な対策を行ったことで懸念が後退したことに加え、米企業の概ね好調な決算発表により株価は上昇しました。【今週】 1月小売売上高(14日)、1月鉱工業生産(同)などの重要指標が発表されます。また、ニューハンプシャー州で民主・共和各党の予備選挙(11日)が開かれます。決算では、アプライド・マテリアルズ(12日)や、シスコシステムズ(同)、ショッピファイ(同)、アリスタ・ネットワークス(13日)などが発表します。エヌビディア(13日)の決算発表ではゲーム、データセンター、車載など各需要先の見通しを確認したいと考えます。 (小野﨑通昭)

(注)政策金利はFF金利誘導目標上限レート。データ系列は日次終値ベース。直近値は2020年2月6日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成

新興国株式は新型肺炎の影響が重石に

【前週】 新興国株式は、新型肺炎の感染拡大抑制策や、中国の資金供給など景気下支え策への期待により反発しました。インドでは、2020年度政府予算案の内容が失望され、相場は一時下落しましたが、1月の製造業PMIの改善が好感され反転しました。【今週】 新型肺炎の感染拡大に対する根強い懸念から、しばらくは新興国株式の重石になることが予想されます。中国の春節後に延期していた生産が再開されるか、貿易相手国の企業活動の今後を考える上で注目されます。また、中国の景気支援策に対する期待感は高まっており、追加の金融・財政政策の有無に注目が集まります。

(坪川 一浩)

【前週】 新興国株式は、新型肺炎の感染拡大抑制策や、中国の資金供給など景気下支え策への期待により反発しました。インドでは、2020年度政府予算案の内容が失望され、相場は一時下落しましたが、1月の製造業PMIの改善が好感され反転しました。【今週】 新型肺炎の感染拡大に対する根強い懸念から、しばらくは新興国株式の重石になることが予想されます。中国の春節後に延期していた生産が再開されるか、貿易相手国の企業活動の今後を考える上で注目されます。また、中国の景気支援策に対する期待感は高まっており、追加の金融・財政政策の有無に注目が集まります。

(坪川 一浩)

主要企業の決算発表は情報技術セクター中心へ

(注)データ系列は日次終値ベース。直近値は2020年2月6日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成

18.1/2626616

235333/23

10/326828

2179212/24

19.4/2326656

248155/31

7/1527359

254798/14

20.2/629379

21000220002300024000250002600027000280002900030000(ドル)

NYダウNYダウ 29379NASDAQ 9572長期金利 1.642

2020/02/06

18.5/173.111

2.7815/29

2.8108/24

11/83.237

2.36719.3/27

4/172.594

1.4579/3

11/81.942

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

2018/1 2018/7 2019/1 2019/7 2020/1

(%)

(年/月)米10年債利回り政策金利

18.1/267505

67772/8

3/127588

68704/2

8/298109

619212/24

19.5/38164

73336/3

7/268330

77268/5

20.2/69572

6000650070007500800085009000950010000

(ポイント)

NASDAQ総合

70

80

90

100

110

120

130

140

150

160

2018/1 2018/7 2019/1 2019/7 2020/1

(2018年初=100)

日経平均

(年/月)

インドネシアJCI

ブラジルボベスパ

香港H株メキシコボルサ

インドSENSEX

ベトナムVN

トルコISTN100

ブラジルボベスパ 150.8インドSENSEX 122.2トルコISTN100 106.0日経平均 104.9ベトナムVN 95.4インドネシアJCI 94.2香港H株 91.9メキシコボルサ 90.2

2020/2/6

5

野村ウィークリー 2020年2月10日号

年月 導入企業 概要

2018年4月MonotaRO(モノタロウ)

工事用資材や工具などの資材を取り扱う事業者向け直販サイト大手モノタロウが業界初の無人店舗としてオープンした。

2018年12月 トライアル全国でディスカウントストア約200店を運営するトライアルカンパニーは、パナソニック等と連携し、日本初となる夜間無人店を福岡県にオープンした。

2019年7月JR東日本リテール

ネット

東日本旅客鉄道の完全子会社であるJR東日本リテールネットは、セルフレジを活用したキャッシュレス・無人店舗「NewDays 武蔵境nonowa口店」をオープンした。

2019年8月 ローソンローソン氷取沢町店(横浜市磯子区)で、午前0時~午前5時までスマート店舗(深夜省人化)の実験を開始した。

無人店舗を実現するテクノロジー近年出店が始まっている無人店舗は、商品の補充など管理業務以外は無人で、例えば、入店時の顔認証システムと退店時の決済システムでそれぞれ管理されています。無人店舗では、AI(人工知能)の活用により、カメラで商品を認識して決済を進め、レジそのものを無くすことまで進んでいます。また、顔認証やキャッシュレス化により蓄積された購買データを店内の陳列や仕入れの最適化、商品のセール情報を配信する等のマーケティングに活用することができます。

海外では、ネット専業事業者の実店舗展開が加速米国や中国では、無人店舗が続々と誕生しています。特に、ネット専業者が実店舗で消費者との接点を設けようとする動きが加速しています。2016年にアマゾン・ドットコムが開業した無人店舗アマゾン・ゴーでは、スマートフォンでの決済により、顧客の不満として挙がりやすい「レジ待ちの時間」が解消されています。一方で、店内に宅配ロッカーを配置し、インターネットで購入した商品の受け取りを可能にするなど、顧客の利便性を高める試みも出てきています。各企業は、ネットと実店舗双方で顧客の購買体験を向上させることで売上高拡大を図っています。

日本では無人店舗が登場し始めている2019年7月、JR東日本スタートアップとサインポストはこれまでに進めてきた無人AI決済店舗の本格的な事業化に向けて、合弁会社を2019年7月に設立しました。また、2019年9月に、NTTデータが中国の企業と提携し、レジ無しデジタル店舗の出店サービスを小売業向けに提供すると発表するなど、無人店舗開業に向けた取組みが進んでいます。無人店舗を実現する端末やソフトウェアを提供する企業に加え、顧客の購買データを分析する企業等が注目されます。

~ 「銘柄カプセル」シリーズ ~

無人店舗関連

今週のトピック

今週のトピック

無人店舗を実現するテクノロジー(イメージ図)

直近の無人店舗の主な事例

画像による商品識別

IoT(センサー)

RFID(注1)

来店客の認識

商品の認識 決済

顔認証 スマホ認証生体認証

動線把握

クレジット・スマホ決済

誰が何を買ったか把握 対価の決済

(注1)電波を用いて物品や人物を自動的に識別するための技術全般を指す。(注2)全てを網羅しているわけではない。(出所)各種資料より野村證券投資情報部作成

(注)全てを網羅しているわけではない。(出所)各種資料より野村證券投資情報部作成

顧客の購買体験向上(イメージ図)

棚から商品を選びカゴに入れる・・・

レジで待ち、カゴからカゴへ商品が移される・・・

再度袋詰め・・・

棚から選び、自分の袋に入れて、退店

(注)全てを網羅しているわけではない。(出所)各種資料より野村證券投資情報部作成

(有人店舗の場合)

(無人店舗の場合)・レジ待ちの時間なし・カゴから袋に移し替える必要なし→顧客の購買体験は向上する

6

野村ウィークリー 2020年2月10日号

テーマ コード 銘柄名 概要

3996 サインポスト JR東日本スタートアップ(東日本旅客鉄道グループ)と無人AI決済店舗の共同開発を進めている。本格的な事業化に向けて2019年7月に合弁会社「TOUCH TO GO」を設立した。

6701 日本電気 (2651)ローソンが実施するスマート店舗(深夜省人化)実験において、入店管理システムやセルフレジなどを提供している。

6752 パナソニック (8028)ファミリーマートと協業で、顔認証決済、電子棚札、モバイルオーダー等IoTを活用した次世代型コンビニエンスストアの実証実験店を2019年4月にオープンした。

9020 東日本旅客鉄道 (3996)サインポストとの合弁会社「TOUCH TO GO」は、2020年春に開業するJR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」構内に、無人AI決済店舗の1号店をオープンすると発表した。

3694 オプティム カメラや入退店ゲート、各種センサー等から取得した情報のAI解析等店舗管理支援サービスを提供する。2018年から(3064)MonotaRO初の実店舗(無人店舗)を共同運営している。

3784 ヴィンクス 小売・流通業向けPOS(販売時点情報管理)システムを提供している。2018年2月に(6752)パナソニックと無人店舗の技術開発などで業務提携すると発表した。

4739 伊藤忠テクノソリューションズ2019年12月、(8001)伊藤忠商事と共同で次世代型店舗の実現を支援するサービスの提供を開始すると発表した。店舗に設置するセンサーやカメラからデータを活用したマーケティング、メーカーと小売・流通などのデータ連携まで、統合的なサービスを提供する。

9613 NTTデータカメラやセンサーからのデータ解析を得意とする中国のクラウドピック社と業務提供し、QRコードで認証入店することで、手に取った商品をそのまま持ち帰ることのできるレジ無しデジタル店舗出店サービスを2019年9月より小売業界向けに提供開始した。

A3311/AMZN US アマゾン・ドットコム 2016年にシアトルで無人コンビニ「アマゾン・ゴー」を開業した。利用者はスマートフォンの専用アプリに

表示されるQRコードをゲートにかざして入場すれば、退店時にレジを通らなくても会計が済む。

無人店舗技術等

ソフトウェア・データ分析等

18.9/42050.50

19.7/112035.80

20.2/52071.02

474.…

1307.0018.12/24

1685.0619.10/3

200400600800

10001200140016001800200022002400

2016 2017 2018 2019 2020

13週移動平均26週移動平均52週移動平均

(ドル)

(年)

(A3311 / AMZN) アマゾン・ドットコム

16.12/201190

18.1/91424

18.10/21607

20.1/211588

91516.6/24

100417.4/20

105118.3/5

114418.12/25

800

900

1000

1100

1200

1300

1400

1500

1600

1700

2016 2017 2018 2019 2020

13週移動平均26週移動平均52週移動平均

(円)

(年)

(9613) NTTデータ

18.1/182585

18.9/182544

20.1/223365

92716.1/29

185618.7/6

189218.11/1

500

1000

1500

2000

2500

3000

3500

4000

2016 2017 2018 2019 2020

13週移動平均26週移動平均52週移動平均

(円)

(年)

(4739)伊藤忠テクノソリューションズ

17.6/81772

18.9/112685

19.6/173825

20.2/64700

88516.1/21

105018.2/6

200019.5/23

260419.11/7

0

500

1000

1500

2000

2500

3000

3500

4000

4500

5000

2016 2017 2018 2019 2020

13週移動平均26週移動平均52週移動平均

(円)

(年)

(3694)オプティム

<ご参考>無人店舗関連銘柄の一例

<ご参考>週足株価チャート(抜粋)

(注)株価は日本株は2020年2月6日時点、米国株は2月5日時点。証券コードは野村コード/ブルームバーグコードの順。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成

今週のトピック

(澤田 麻希)

(注)すべての銘柄を網羅しているわけではない。証券コードは野村コード/ブルームバーグコードの順。(出所)各種資料より野村證券投資情報部作成

7

野村ウィークリー 2020年2月10日号

海外

(注)すべてを網羅しているわけではない。日本企業はTOPIX500採用企業および他市場主要企業の決算発表日を掲載(時価総額5000憶円以上)。決算発表日の時間は日本時間で表示。決算期(年/月)のQ1~Q4は第1~第4四半期決算。海外企業は米国および欧州株式市場に上場する主要企業(ADR、GDR銘柄を含む)を掲載。海外企業のコードはブルームバーグコード(US:米国、LN:英国、FP:フランス、GY:ドイツ、SM:スペイン、IM:イタリア、NA:オランダ、BB:ベルギー、SW:スイス、SS:スウェーデン、NO:ノルウェー、FH:フィンランド、DC:デンマーク、ID:アイルランド、HK:香港)。図表は2020年2月7日時点のブルームバーグ情報(見込みを含む)に基づいており、今後変更となる可能性もあるためご留意ください。 (出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成

国内・海外主要企業決算発表スケジュール

国内・海外主要企業決算発表スケジュール

日本 ※詳細版は別紙「グローバルエクイティ」に掲載しております

2/10 12:00 20/03 Q3 2433 博報堂DYHD 2/13 15:00 19/12 Q4 4912 ライオン2/10 16:00 20/03 Q3 3289 東急不動産HD 2/13 13:00 20/03 Q3 5020 JXTGHD2/10 16:00 20/03 Q3 3291 飯田グループHD 2/13 17:00 20/03 Q3 7201 日産自動車2/10 13:00 20/03 Q3 3402 東レ 2/13 15:00 19/12 Q4 8113 ユニ・チャーム2/10 19/12 Q4 6465 ホシザキ 2/13 15:00 20/03 Q3 8593 三菱UFJリース2/10 15:00 20/09 Q1 6965 浜松ホトニクス 2/13 15:00 20/03 Q3 8729 ソニーFH2/10 15:00 20/03 Q3 8802 三菱地所 2/13 15:00 20/03 Q3 8830 住友不動産2/10 15:00 20/03 Q3 9142 九州旅客鉄道 2/13 15:00 20/03 Q3 9006 京浜急行電鉄2/12 15:00 19/12 Q4 1605 国際石油開発帝石 2/14 15:00 20/03 Q3 2181 パーソルHD2/12 12:00 20/03 Q3 1802 大林組 2/14 15:00 19/12 Q4 2503 キリンHD2/12 12:00 20/03 Q3 1812 鹿島建設 2/14 13:00 19/12 Q4 4578 大塚HD2/12 20/03 Q3 4732 ユー・エス・エス 2/14 20/03 Q3 4581 大正製薬HD2/12 15:00 20/03 Q3 5411 JFEホールディングス 2/14 15:00 19/12 Q4 4927 ポーラ・オルビスHD2/12 15:00 20/03 Q3 6273 SMC 2/14 15:00 20/03 Q3 5019 出光興産2/12 15:00 20/03 Q3 6367 ダイキン工業 2/14 15:00 20/03 Q3 6098 リクルートHD2/12 15:00 19/12 Q4 6723 ルネサスエレクトロニクス 2/14 15:00 20/03 Q3 6178 日本郵政2/12 15:00 19/12 Q4 7272 ヤマハ発動機 2/14 15:00 19/12 Q4 6326 クボタ2/12 15:00 19/12 Q4 7309 シマノ 2/14 20/03 Q3 6502 東芝2/12 15:00 20/03 Q3 7911 凸版印刷 2/14 15:00 20/03 Q3 7181 かんぽ生命保険2/12 20/03 Q3 7912 大日本印刷 2/14 15:00 20/03 Q3 7182 ゆうちょ銀行2/12 15:00 20/03 Q3 9005 東急 2/14 15:00 20/06 Q2 7747 朝日インテック2/12 14:00 20/03 Q3 9041 近鉄グループHD 2/14 20/03 Q3 8630 SOMPOホールディングス2/12 15:00 20/03 Q3 9984 ソフトバンクグループ 2/14 20/03 Q3 8725 MS&ADインシュアランスGHD2/13 14:00 20/03 Q3 1925 大和ハウス工業 2/14 16:00 20/03 Q3 8750 第一生命HD2/13 15:00 19/12 Q4 2502 アサヒグループHD 2/14 16:30 20/03 Q3 8766 東京海上HD2/13 15:00 19/12 Q4 2579 コカ・コーラ ボトラーズジャパンHD 2/14 15:00 20/03 Q3 8795 T&Dホールディングス2/13 16:00 19/12 Q4 2587 サントリー食品インターナショナル 2/14 12:00 20/03 Q3 9435 光通信2/13 15:00 19/12 Q4 2702 日本マクドナルドHD 2/17 15:00 19/12 Q4 5108 ブリヂストン2/13 15:30 19/12 Q4 3436 SUMCO 2/18 15:00 19/12 Q4 4704 トレンドマイクロ2/13 15:00 19/12 Q4 3659 ネクソン2/13 15:00 19/12 Q4 4324 電通グループ2/13 15:00 19/12 Q3 4587 ペプチドリーム2/13 15:00 19/12 Q4 4612 日本ペイントHD2/13 15:00 19/12 Q4 4755 楽天

会社名決算発表日 決算期 コード 会社名 決算発表日 決算期 コード 会社名 決算発表日 決算期 コード

2/10 寄り前 19/12 Q4 AGN US アラガン 2/13 引け後 19/12 Q4 EXPE US エクスペディア 2/19 19/12 Q4 NTES US ネットイーズ(ADR)2/10 19/12 Q4 ML FP ミシュラン 2/13 引け後 19/12 Q4 GDDY US ゴーダディ 2/19 20/09 Q1 VIAB US バイアコム2/10 19/12 Q4 MONC IM モンクレール 2/13 寄り前 19/12 Q4 INCY US インサイト 2/19 引け後 19/12 Q4 WMB US ウィリアムズ2/10 引け後 19/12 Q4 RNG US リングセントラル 2/13 寄り前 19/12 Q4 LIN GY リンデ 2/20 寄り前 19/12 Q4 CBS US CBS2/10 19/12 Q4 SCCO US サザン・コッパー 2/13 引け後 19/12 Q4 MAT US マテル 2/20 寄り前 19/12 Q1 CS FP アクサ2/11 寄り前 19/12 Q4 AI FP エア・リキード 2/13 寄り前 19/12 Q4 NESN SW ネスレ 2/20 19/12 Q4 ED US コンソリデーテッド・エジソン2/11 引け後 19/12 Q4 AKAM US アカマイ・テクノロジーズ 2/13 寄り前 19/12 Q4 NICE US ナイス(ADR) 2/20 寄り前 19/12 Q4 EN FP ブイグ2/11 寄り前 19/12 Q4 D US ドミニオン・リソーシズ 2/13 引け後 20/01 Q4 NVDA US エヌビディア 2/20 20/10 Q1 HPE US ヒューレット・パッカード・エンタープライズ2/11 19/12 Q4 DAI GY ダイムラー 2/13 19/12 Q4 ORA FP オランジュ 2/20 19/12 Q4 LLOY LN ロイズ・バンキング・グループ2/11 寄り前 19/12 Q4 EXC US エクセロン 2/13 寄り前 19/12 Q4 PEP US ペプシコ 2/20 19/12 Q4 MAERSKB DC APモラー・マースク2/11 引け後 19/12 Q4 GT US グッドイヤー・タイヤ&ラバー 2/13 20/06 Q2 RI FP ペルノ・リカール 2/20 寄り前 19/12 Q4 NEM US ニューモント・マイニング2/11 寄り前 19/12 Q4 HAS US ハズブロ 2/13 20/09 Q1 TKA GY ティッセンクルップ 2/20 寄り前 19/12 Q4 REP SM レプソル2/11 寄り前 19/12 Q4 HLT US ヒルトン・ワールドワイド 2/13 引け後 19/12 Q4 VIV FP ビベンディ 2/20 寄り前 19/12 Q4 SO US サザン2/11 引け後 19/12 Q4 LYFT US リフト 2/13 引け後 19/12 Q4 YELP US イェルプ 2/20 寄り前 19/12 Q4 SREN SW スイス・リー2/11 寄り前 19/12 Q4 UA US アンダーアーマー 2/13 寄り前 19/12 Q4 ZTS US ゾエティス 2/20 寄り前 19/12 Q4 TEF SM テレフォニカ2/12 引け後 20/10 Q1 AMAT US アプライド・マテリアルズ 2/13 19/12 Q3 ZURN SW チューリッヒ・インシュアランス・グループ 2/20 引け後 19/12 Q4 VALE US ヴァーレ(ADR)2/12 引け後 19/12 Q4 CDNS US ケイデンス・デザイン・システムズ 2/14 19/12 Q4 ACA FP クレディ・アグリコル 2/20 引け後 20/07 Q2 ZS US ゼットスケーラー2/12 引け後 20/07 Q2 CSCO US シスコシステムズ 2/14 19/12 Q4 AZN LN アストラゼネカ 2/21 寄り前 19/12 Q4 ALV GY アリアンツ2/12 寄り前 19/12 Q4 CVS US CVSヘルス 2/14 19/12 Q4 BYND US ビヨンド・ミート 2/21 寄り前 20/10 Q1 DE US ディア2/12 引け後 19/12 Q4 EQIX US イクイニックス 2/14 19/12 Q4 RBS LN RBS 2/24 19/12 Q4 BRK/A US バークシャー・ハサウェー2/12 寄り前 19/12 Q4 GOLD US バリック・ゴールド 2/14 19/12 Q4 RNO FP ルノー 2/24 引け後 20/07 Q2 INTU US インテュイット2/12 19/12 Q4 HEIA NA ハイネケン 2/17 引け後 20/06 Q3 BHP US BHPグループ(ADR) 2/24 引け後 20/10 Q1 KEYS US キーサイト・テクノロジーズ2/12 寄り前 19/12 Q4 KER FP ケリング 2/18 引け後 20/10 Q1 A US アジレント・テクノロジー 2/24 引け後 20/07 Q2 PANW US パロアルト・ネットワークス2/12 引け後 20/04 Q3 NTAP US ネットアップ 2/18 引け後 19/12 Q4 DVN US デボン・エナジー 2/25 引け後 20/01 Q4 CRM US セールスフォース・ドットコム2/12 寄り前 19/12 Q4 SHOP US ショッピファイ 2/18 寄り前 19/12 Q4 FLR US フルアー 2/25 寄り前 20/01 Q4 HD US ホーム・デポ2/12 引け後 19/12 Q4 TRIP US トリップアドバイザー 2/18 19/12 Q2 GLEN LN グレンコア 2/25 寄り前 19/12 Q4 LNG US シェニエール・エナジー2/13 寄り前 19/12 Q4 AIG US AIG 2/18 19/12 Q4 HSBA LN HSBCホールディングス 2/25 20/01 Q4 M US メーシーズ2/13 19/12 Q4 AIR FP エアバス 2/18 寄り前 20/04 Q3 MDT US メドトロニック 2/25 20/10 Q1 TOL US トール・ブラザーズ2/13 引け後 19/12 Q4 ANET US アリスタ・ネットワークス 2/18 引け後 19/12 Q4 NTR US ニュートリエン2/13 寄り前 20/03 Q3 BABA US アリババ・グループ(ADR) 2/18 寄り前 20/01 Q4 WMT US ウォルマート2/13 19/12 Q4 BARC LN バークレイズ 2/19 寄り前 20/10 Q1 ADI US アナログ・デバイセズ2/13 寄り前 19/12 Q4 CBK GY コメルツ銀行 2/19 引け後 19/12 Q4 ALB US アルベマール2/13 寄り前 19/12 Q4 CSGN SW クレディ・スイス・グループ 2/19 寄り前 19/12 Q4 DTE GY ドイツ・テレコム2/13 寄り前 19/12 Q4 DUK US デューク・エナジー 2/19 引け後 19/12 Q4 MOS US モザイク

会社名決算発表日 決算期 コード 会社名 決算発表日 決算期 コード 会社名 決算発表日 決算期 コード

「野村ウィークリー」シリーズ

「野村ウィークリー」シリーズ︓今週のレポート紹介

【マクロ】 景気と投資の視点

【世界株式】 グローバルエクイティ

【為替・株式】 マーケットアウトルック

【テクニカル】チャートから考える今後の相場展望

8

野村ウィークリー 2020年2月10日号

編集 服部 哲郎 佐々木 文之 伊藤 高志若生 寿一 村山 誠 三木 直史坪川 一浩 尾畑 秀一 丹羽 紘子岡田 公現 小髙 貴久 加藤 南澤田 麻希 岩本 竜太郎 小野﨑 通昭滝沢 弘量

新型肺炎リスクへの投資スタンス新型肺炎の影響を懸念して、神経質な相場展開が続いています。投資戦略としては短期終息なら株式投資、長期化なら債券投資が有益でしょう。その判断がつかない間の投資対象としてはREITが注目されます。東証REIT指数の相場特性を踏まえれば、いずれのシナリオにも対処可能であり、仮に日本銀行のよる追加緩和が超長期金利の予想外の低下をもたらした場合でも、価格上昇に加え、相対的に高い利回りの確保が期待できます。

新型肺炎への警戒和らぎ、買い戻しが加速前週の世界株式市場は、長期休場明けの中国株式市場の下げが限定的だったことや、新型肺炎の感染拡大への過度な警戒が和らいだことに加え、中国の財政・金融政策発動への期待、好調な米経済指標などを手掛かりに買い戻し優勢の展開となりました。業種別に見ると、ほぼ全面高の相場展開の中、情報技術、ヘルスケア、素材、金融、資本財など、幅広い業種で上昇が目立ちました。

トルコリラ投資の視点トルコでは、過去半年にわたる大幅利下げの実施などを背景に消費が持ち直しつつある一方、巨額の外貨建て債務を抱える企業による投資が落ち込み、成長の足かせとなっています。今後、景気刺激効果が現れ、トルコ経済が回復に向かうかが注目されます。また、米議会が対トルコ制裁法案の成立に向けた動きを再び活発化する可能性や地政学リスクにも注意が必要です。(1月24日時点)

日経平均株価は大幅上昇、24000円処を超えるか注目日経平均株価は一時23000円を割り込みましたが、その後大きく値を戻しています。ただ、同安値を2016~18年までの長期上昇局面内の3度の押しを参考とした場合、値幅や日柄面で、やや調整不足感は否めません。足元で多くのフシのある24000円の水準に接近しており、まずは今年1月高値(24083円)や2018年10月高値(24270円)を上放れとなるか注目されます。

「野村ウィークリー(2020年2月10日号)」

野村證券投資情報部(2020年2月7日発行)

部長 西澤 隆編集長 山内 正一郎副編集長 横山 恭一郎 業績予想・株価レーティング付与

野村證券エクイティ・リサーチ部、インスティネットLLC (「ILLC」)、野村国際(香港)、モーニングスター社

※各レポートはいずれも原則金曜日に更新。ただし「グローバルエクイティ」は金曜16時ごろ、「マーケットアウトルック」は第2・第4金曜日18時ごろに更新しています。

9

野村ウィークリー 2020年2月10日号

株価レーティングについて

野村グループの株式リサーチの個別銘柄およびセクターのレーティングシステム定義レーティングシステムは、マネジメントによる一定の裁量の下、ベンチマークに対する個別企業の予想パフォーマンスを表す相対システムです。アナリストの目標株価は、現時点での株式の内在妥当価値の評価です。目標株価の計算方法は、ディスカウント・キャッシュフロー、期待ROE、相対評価等を含み、アナリストが定義します。アナリストは、(目標株価-株価)/株価として定義された、目標株価までの予想アップサイド/ダウンサイドに言及することもあります。

「個別企業」

「セクター」

目標株価アナリストがレポートにおいて企業の目標株価に言及した場合、その目標株価はアナリストによる当該企業の業績予想に基づくもので、今後12ヶ月での達成が期待されています。実際の株価は、当該企業の業績動向や、当該企業に関る市場や経済環境などのリスク要因により、目標株価に達しない可能性があります。

インスティネットLLCに関するご説明インスティネットLLC(Instinet, LLC)は、野村ホールディングスが100%出資する持ち株会社インスティネット・インコーポレイティッド(Instinet.Incorporated)の米国子会社です。

1またはBuy 当該銘柄の今後12ヶ月間におけるパフォーマンスが、ベンチマークを上回るとアナリストが予想する場合

2またはNeutral 当該銘柄の今後12ヶ月間におけるパフォーマンスが、ベンチマーク並みとアナリストが予想する場合

3またはReduce 当該銘柄の今後12ヶ月間におけるパフォーマンスが、ベンチマークを下回るとアナリストが予想する場合

レーティング保留(Suspended) 法令や社内規定などにより、一時的にレーティング、目標株価および業績予想を保留する場合

Not ratedまたは未付与 野村グループのレギュラーカバーの対象ではありません

強 気(Bullish) 当該セクターの今後12ヶ月間におけるパフォーマンスが、ベンチマークを上回るとアナリストが予想する場合

中 立(Neutral) 当該セクターの今後12ヶ月間におけるパフォーマンスが、ベンチマーク並みとアナリストが予想する場合

弱 気(Bearish) 当該セクターの今後12ヶ月間におけるパフォーマンスが、ベンチマークを下回るとアナリストが予想する場合

Not ratedまたはN/A 当該セクターにレーティングがない場合

株価レーティングについて

「野村グループ」とは、野村ホールディングス、およびその関連会社と子会社を指し、また、日本の野村證券(「NSC」)、英国のノムラ・インターナショナルplc(「NIplc」)、米国のノムラ・セキュリティーズ・インターナショナル・インク(「NSI」)、インスティネットLLC(「ILLC」)などが含まれます。野村グループ、その執行役、取締役、従業員は、関連法令、規則で認められている範囲内で、本資料中で言及している発行体の証券、商品、金融商品、またはそれらから派生したオプションやその他のデリバティブ商品、および証券について、自己勘定、委託、その他の形態による取引、買持ち、売持ち、あるいは売買を行う場合があります。野村證券の親会社である野村ホールディングスの子会社又は関連会社、野村證券の役員が役員を兼務している会社、野村グループが株式を合計1%以上保有している会社および野村證券が過去12ヶ月間に株券、新株予約権証券又は新株予約権付社債券の募集又は売出しに関し主幹事を務めた会社につきましては、http://www.nomuraholdings.com/jp/report/ をご参照ください。

ベンチマークは、以下の通りです。米国・欧州・日本を除くアジア︓個別企業の評価方法のベンチマークをご参照ください。http://go.nomuranow.com/research/globalresearchportal にあるディスクロージャーでご覧いただけます。グローバル・エマージング市場(除くアジア)︓評価方法に別途記載がない限りMSCIエマージング市場(除くアジア)。日本︓ラッセル野村Large Cap。

ベンチマークは以下の通りです。米国︓S&P500、欧州︓ダウ・ジョーンズSTOXX®600、グローバル・エマージング市場︓MSCIエマージング市場(除くアジア)、日本を含むアジア︓セクターレーティングがありません。

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モーニングスター社の投資判断に関するご説明/「Nomura21 Global」に関するご説明/世界産業分類基準(GICSⓇ)について

現在使われている投資判断決定の方法は2004年2月に導入されたものです。モーニングスター社の投資判断は、同社のアナリストがフリーキャッシュフローを基に独自のモデルを用いて算出する各銘柄の適正投資価値と株価の比較を基に決定されます。これは1つから5つの星の数で表現されます。アナリストが算出する投資価値に対し株価が割安と判断すれば、その度合いにより5つ星あるいは4つ星となり、その逆の場合は2つ星または1つ星となります。よって星の数が多いほど強気の判断となります。

投資判断には株価リスクも考慮され、同社は株価リスクを「低い」、「中程度」、「高い」、「非常に高い」、「極めて高い」の5段階で評価しています。これは会社の競争力の高さ(原文ではEconomic moat︓事業への参入障壁)と外的要因(イベントリスク)への対応力を検討して決定されます。外的要因とはキャッシュフロー予想には織り込みにくい、訴訟、法令・制度の変更、特定の製品・サービスへの依存度の高さが抱えるリスク等を指します。

競争力の高さの例①マーケットシェア、②生産コスト、③特許、商標、政府の認可や免許、④競争力の源泉を生む企業カルチャー、⑤顧客のスイッチコスト(取引先、使用ブランド等の変更に伴うコスト)、⑥ネットワーク効果(一企業が業界のデファクトスタンダードを築いた場合等に享受する付加価値)

モーニングスター社の概要と野村證券との関係米国モーニングスター社(Morningstar Inc.)は、1984年に現会長のジョセフ・マンスエート氏により設立された、個人向けの投信評価サービスを全米で初めて行った会社です。現在では米国の投信購入者の70~80%が同社の評価を重要な情報源としています。同社は投信の他、株式、債券の分析ツールも提供しております。モーニングスター社は証券会社、投信運用会社、銀行その他の金融機関と資本・提携関係にない独立調査会社です。

日本のモーニングスター株式会社(英文標記はMorningstar JapanK.K.)は1998年3月に設立され、2000年6月にナスダックジャパン(現 東証ジャスダック市場)に上場されました。 野村證券は1999年以降、モーニングスター社と投信、年金ビジネスで取引があります。また2003年11月より、当社は同社との有償契約に基づき、同社発行の英文米国株レポートのうち双方が合意した銘柄について当社が日本語に翻訳し発行しています。

モーニングスター社は株価の動きや適正投資価値、リスクファクターに関する見解の変更により、機動的に投資判断を変更します。ただし、影響力のある、新しい情報が発表された銘柄で適正投資価値の見直しに時間を要する場合は投資判断を「Under Review(保留)」とします。また、米国市場の取引時間中は投資判断の変更は行いません。アナリストが退職した場合等は投資判断を一旦「Suspension(停止)」とします。

モーニングスター社の投資判断(Morningstar Rating)に関するご説明

世界産業分類基準(GICSⓇ)

スタンダード&プアーズはモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)と共同で作成した世界産業分類基準(Global Industry ClassificationStandard=GICS)を採用しています。この世界産業分類基準の目的は投資調査及び資産運用のプロセスをより容易にすることによって、世界の金融専門家の便宜を図ることにあります。世界の投資家、投資顧問会社、投資アナリストなど各方面の専門家との議論に基づいて設計されたこの分類基準は正確、完全かつ標準化された産業の定義に対する世界の金融界のニーズに応えることを目的に作成されています。

世界産業分類基準は、11のセクター、24の産業グループ、69の産業、および158の産業サブグループからなっています。(2019年9月時点)業種の分類は主として売上高に基づいて行う一方、二義的な基準として利益を検討対象にするという方法を採用しており、事業毎または商品毎に精査・分析して行っています。

1つの企業は各階層で1つのグループにしか入ることができません。3つ以上の分野にまたがって事業展開している多角化企業で、売上高または利益のどちらかが全体の半分以上を占める事業部門がない場合は、コングロマリット産業サブグループ(一般事業会社セクター)、またはマルチセクター持株会社産業サブグループ(金融セクター)に分類されます。

分類は投資対象ユニバースを十分に反映するよう、毎年見直しを行います。

世界産業分類基準(GICSⓇ)について

Nomura21 Globalにおける分析手法は、景気・金利・為替などのマクロ経済環境から株式市場の方向性を判断する「トップダウン・アプローチ」に基づき、続いてその中から成長が期待される産業やセクター、その先の個別銘柄へと選考を進め、組み入れ銘柄を決定しています。その際、野村證券エクイティ・リサーチ部などの調査リソースを活用し、テーマ性や企業の製品、サービスの競争力など、主に個別銘柄における成長性を判断することから選択を行う「ボトムアップ・アプローチ」についても、トップダウン・アプローチから決定された銘柄群がより合理的なものであるかどうかを検討する上で、有効な判断基準としています。

Nomura21 Globalは、野村證券エクイティ・リサーチ部の企業調査に基づいて、「Nomura21 Global 銘柄選定会議」(以下選定会議)において決定される参考銘柄群です。選定会議のメンバーは、野村證券エクイティ・リサーチ部と投資情報部の担当者で構成されています。原則、毎月開催される選定会議で、参考銘柄の入替えを決定します。

Nomura21 Globalは、「日本株」と「国内REIT、国内ETF、国内ETN」、「外国株」で構成されています。2017年4月号より、組み入れ上限をそれまでの40銘柄から25銘柄へと絞り込み、注目すべきテーマや銘柄をより明確になるようにしました。

Nomura21 Globalの業種分類は、「エネルギー」、「素材」、「資本財・サービス」、「一般消費財・サービス」、「生活必需品」、「ヘルスケア」、「金融」、「情報技術」、「コミュニケーション・サービス」、「公益事業」、「不動産」の11業種としています。また、野村證券が米国モーニングスター社(※)からレポートの提供を受けている銘柄も組み入れ対象としています。これらの銘柄は野村證券による企業調査が行われておりません。(※)米国モーニングスター社(Morningstar Inc.)は、証券会社、投信運用会社、銀行その他の金融機関と資本・提携関係にない独立調査会社です。野村證券は2003年11月より、同社との有償契約に基づき、同社発行の英文米国株レポートのうち双方が合意した銘柄について日本語に翻訳し発行しております。

「日本株投資戦略」の参考ポートフォリオについて野村證券エクイティ・リサーチ部では、株式ストラテジーレポート「日本株投資戦略」を毎月発行しています。同レポートにおいては、35銘柄で構成された参考ポートフォリオを提示しています。銘柄選定のプロセスが異なるため、Nomura21 Globalの参考銘柄と、日本株投資戦略の参考ポートフォリオの組み入れ銘柄は、必ずしも同一とならない場合があります。

「 Nomura21 Global 」 に関するご説明

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野村ウィークリー 2020年2月10日号

ご投資にあたっての注意点

ご投資にあたっての注意点

●当社で取り扱う商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等(国内株式取引の場合は約定代金に対して最大1.43%(税込み)(20万円以下の場合は、2,860円(税込み))の売買手数料、投資信託の場合は銘柄ごとに設定された購入時手数料(換金時手数料)および運用管理費用(信託報酬)等の諸経費、等)をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目論見書、等をよくお読みください。

●国内株式(国内REIT、国内ETF、国内ETN、国内インフラファンドを含む)の売買取引には、約定代金に対し最大1.43%(税込み)(20万円以下の場合は、2,860円(税込み))の売買手数料をいただきます。国内株式を相対取引(募集等を含む)によりご購入いただく場合は、購入対価のみお支払いいただきます。ただし、相対取引による売買においても、お客様との合意に基づき、別途手数料をいただくことがあります。国内株式は株価の変動により損失が生じるおそれがあります。

●外国株式の売買取引には、売買金額(現地約定金額に現地手数料と税金等を買いの場合には加え、売りの場合には差し引いた額)に対し最大1.045%(税込み)(売買代金が75万円以下の場合は最大7,810円(税込み))の国内売買手数料をいただきます。外国の金融商品市場での現地手数料や税金等は国や地域により異なります。外国株式を相対取引(募集等を含む)によりご購入いただく場合は、購入対価のみお支払いいただきます。ただし、相対取引による売買においても、お客様との合意に基づき、別途手数料をいただくことがあります。外国株式は株価の変動および為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。

○国内REIT国内REITは運用する不動産の価格や収益力の変動により損失が生じるおそれがあります。○国内ETF・ETN国内ETF・ETNは連動する指数等の変動により損失が生じるおそれがあります。○国内インフラファンド国内インフラファンドは運用するインフラ資産等の価格や収益力の変動により損失が生じるおそれがあります。

●信用取引には、売買手数料(約定代金に対し最大1.43%(税込み)(20万円以下の場合は、2,860円(税込み)))、管理費および権利処理手数料をいただきます。加えて、買付の場合、買付代金に対する金利を、売付けの場合、売付け株券等に対する貸株料および品貸料をいただきます。委託保証金は、売買代金の30%以上(オンライン信用取引の場合、売買代金の33%以上)で、かつ30万円以上の額が必要です。信用取引では、委託保証金の約3.3倍まで(オンライン信用取引の場合、委託保証金の約3倍まで)のお取引を行うことができるため、株価の変動により委託保証金の額を上回る損失が生じるおそれがあります。詳しくは、上場有価証券等書面、契約締結前交付書面、等をよくお読みください。

●債券を募集・売出し等その他、当社との相対取引によってご購入いただく場合は、購入対価のみお支払いいただきます。債券の価格は市場の金利水準の変化に対応して変動しますので、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込むことがあります。加えて、外貨建て債券は、為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。

●投資信託のお申込み(一部の投資信託はご換金)にあたっては、お申込み金額に対して最大5.5%(税込み)の購入時手数料(換金時手数料)をいただきます。また、換金時に直接ご負担いただく費用として、換金時の基準価額に対して最大2.0%の信託財産留保額をご負担いただく場合があります。投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用として、国内投資信託の場合には、信託財産の純資産総額に対する運用管理費用(信託報酬)(最大5.5%(税込み・年率))のほか、運用成績に応じた成功報酬をご負担いただく場合があります。また、その他の費用を間接的にご負担いただく場合があります。外国投資信託の場合も同様に、運用会社報酬等の名目で、保有期間中に間接的にご負担いただく費用があります。投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とするため、当該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により基準価額が変動します。従って損失が生じるおそれがあります。投資信託は、個別の投資信託ごとに、ご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。また、上記記載の手数料等の費用の最大値は今後変更される場合がありますので、ご投資にあたっては目論見書や契約締結前交付書面をよくお読みください。

野村證券株式会社金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第142号加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会

過去に国内で募集・売出しを行ったもの、または東証上場銘柄等を除いて、外国証券は我が国の金融商品取引法に基づく企業内容の開示が行われておりません。他社比較のためやスクリーニングなどにおいて、会社名の記載を行うことがありますが、これは投資勧誘を意図したものではありません。本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、金融商品取引法に定める外国証券情報、若しくは日本証券業協会規則に定める外国証券内容説明書ではありません。

本資料は投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。なお、使用するデータ及び表現等の欠落・誤謬等につきましては当社はその責を負いかねますのでご了承ください。また、本資料は提供させていただいたお客様限りでご使用いただきますようお願い申し上げます。