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Vol.02
PACIFIC CONSULTANTS CO.,LTD.
パパシコシコン潜入ルポン潜入ルポ日々精力的に活動をしているパシコン社内に潜入。知られざるダイナミックな現場がそこにあった!
October 2014
国土保全事業のなかでも、最大級のスケールを持つ港湾整備。責任重大だからこそやりがいがある。そんな仕事にチャレンジする荒木さんの日々に密着。
国土保全事業本部港湾部
事業マネジメント本部事業開発部佐藤 早苗
荒木 大志
鈴木 崇之
交通基盤事業本部道路部(現職:本社 経営企画部)
パシコン入社後に東京医科歯科大学大学院で学び、着実にキャリアを重ねる佐藤さんが選んだのは、大きな変革の時を迎えようとする医療福祉分野だ。
お客様の課題をどう解決に導くか。徹底的に取材するところから仕事をはじめるという鈴木さん。「人対人」の関係が基本という、そのスタイルとは。
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www.pacific.co.jp
ルポライター:Mr.プラスラスラ
大きな絵を描く、夢を世界に広げる…。国土保全事業のなかでも、最大級のスケールを持つ港湾整備。責任重大だからこそやりがいがある仕事という荒木さんの、チャレンジの日々を追った。
国土保全事業本部港湾部
荒木 大志 Daishi Araki
広島大学大学院工学研究科で社会環境システムについて学んだ後、2007年に入社。現在、国土保全事業本部 港湾部 港湾整備室で、東京港および名古屋港の港湾計画策定業務、国際コンテナ戦略港湾の物流効率化検討調査業務などに取り組む。
計画をどう実現するか、実際に整備するうえでの課題はどこにあるのか…。荒木さんは、必ず自分自身の目で確かめる。どこを見るか、何を確認するか、培われた経験が活きる瞬間だ。
2020年に開催が決まった東京オリンピック。大型クルーズ船のターミナルが計画されるなど、東京港の整備も
ダイナミックに変わろうとしている。計画策定に携わる荒木さんにとって、ここから数年は、そのような業務にも関
わる日々になるはずだ。「プロジェクトのスタートになる計画策定に携わることは、大きな責任でもあり、やりがいで
もある」という荒木さん。頭のなかには、すでに新しい絵が描かれているのかもしれない。
Report 03図面では、見えないもの
産業動向、経済情勢も絶えずチェック。例えば、シェールガスの輸出解禁といったトピックも、港湾の利用状況に大きな影響をもたらすのだ。
Report 05今の情報を、次の戦略に
会議では、牽引力も問われる
管理者の視点と、技術者の視点と
施設整備には、港湾利用者のニーズの把握や、経済・産業動向の推移を、長期的な視点で判断することが求められる。国内主要メーカー輸出入部門の責任者などに、インタビューする機会も多い。
Report 02身につけた知識で、本音を引き出す
夢の実現に向けてパシコンの海外研修制度に参加したことで、もともと持っていた“新興国等で何もないところから港をつくりたい”という夢をより身近に感じることができたという。
Report 06
地震が起きた場合に、緊急物資輸送に対応するのも港湾の役割のひとつ。東日本大震災の経験を活かし、災害対策も進められている。技術的アプローチと政策側からのアプローチ、両方の視点で提案できるのは、パシコンならではだ。
Report 04
マスタープランの策定には、橋梁や道路、トンネルなどの広範な知識も必要だ。荒木さんが呼びかけ、各分野のプロが集まる。年齢や入社年度は関係なく、自由に、柔軟に、社内の知識を活用できる。それが、パシコン流だ。
Report 01
01現場File
「責任をやりがいに」荒木さんには、そんな姿を見せてもらった
日本の未来を創造する仕事って魅力的に見える
プロの意見をまとめるのもプロの力か
PACIFIC CONSULTANTS CO.,LTD.
業務の中には、有識者による会議を開催し、意見を計画に反映することもある。スケジューリングや資料作成、意見のとりまとめも計画策定の重要なステップだ。第一線で活躍する有識者や大御所の先生方の話を聞く機会もあり、非常に勉強になる。
Report 05立場の違いの緩衝材として
病院のあるべき姿を導くには、市民や運営主体の自治体担当者だけでなく、現場で働く医師や看護師、スタッフなど、さまざまなステークホルダーの考えを反映しなければならない。打ち合わせ、インタビューにも熱がこもる。
Report 03それぞれの想いを最大化
Report 01次のフェーズへと渡すバトン
事業マネジメント本部事業開発部
02現場File
変革の時を迎えている日本の医療福祉。佐藤さんは、「自分がやりたい仕事」として、そんな医療福祉分野を選んだ。大学では社会福祉を専攻、入社後、東京医科歯科大学大学院で学び、着実にキャリアを重ねる佐藤さんの仕事をレポートする。
佐藤 早苗 Sanae Sato
2009年入社。東京医科歯科大学大学院医療管理政策学コース修了。事業マネジメント本部 事業開発部 ウェルネスデザイン室所属。病院建て替え時の構想・計画策定、経営改善などの病院コンサルティング、自治体の医療福祉事業支援に取り組む。
佐藤さんは、「先輩女性社員を見ていると、女性だから不利ということはないし、子どもがいても、本人の努力と周
囲のサポートで仕事が続けられる会社」と、パシコンの働きやすさについて語ってくれた。自身も、柔軟な働き方が
できる環境を活かし、入社後に大学院で学んでいる。医療・福祉分野で新たな事業を立ち上げる構想もあるなか、
ライフスタイルが変わっても、さらに仕事の幅を広げていきたいという佐藤さん、今後の活躍に期待したい。
理想があれば、課題も見える
高齢化が加速する日本。病院も、20年後、30年後の医療ニーズを的確に捉える必要がある。将来、地域の人口や疾病がどう変化するのか。詳細なデータの収集と、そこから何を読み取るかが求められる。
Report 02読み取る目、活かす発想
佐藤さんの仕事は、計画書や報告書として結実する。以前に支援した世田谷区の介護サービスのモデル事業では、その成果をもとに、新たなサービスとして介護保険制度が創立されるとともに、地域包括ケアシステム構築に向けた参考事例として国の事例集に取り上げられた。
体調を崩して通院した病院でも、診療科などの機能や患者サービス、動線などが気になるという佐藤さん。事例調査で施設を見る視線は、プロフェッショナルそのものだ。
Report 04
その成果が、達成感にReport 06
千葉県のある病院の建て替えプロジェクト。中期構想及び整備基本方針策定に携わった佐藤さんは、設計を担当する建築部スタッフとミーティングを重ねている。地域が求める病院をカタチにするには、制度政策・経営など、ソフトの視点も不可欠だ。
佐藤さんの笑顔からパシコンの働きやすさが
分かるな
見る、聞く、考えるそこから答えを導くのも佐藤さんのスタイルだ
大切なのは自分の可能性を信じることか
PACIFIC CONSULTANTS CO.,LTD.
お客様の課題をどう解決に導くか。鈴木さんは、徹底的に取材するところから仕事をはじめるという。「人対人」の関係が基本という鈴木さんにとって、コンサルティングとはどのような仕事なのだろう。
鈴木 崇之 Takayuki Suzuki
2008年入社。北海道支社勤務を経て、交通基盤事業本部 道路部 道路整備室に所属(現在は本社 経営企画部)。高速道路の施工計画、道路設計業務、景観設計などに携わる。茨城大学大学院理工学研究科では、都市システム工学を専攻。
道路供用までにクリアしなければならない課題は多い。釧勝トンネル(仮称)から白糠IC(仮称)、阿寒IC(仮称)へと続く区間を手がけた北海道横断自動車道では、現地踏査もひんぱんに実施した。道東の山林を歩くには、ヒグマ対策も必須だったという。
「コンサルティングは人と人とのつながり。どんな経験も役に立つ」という鈴木さん。現在携わっている、国が管理
する高速道路の維持管理計画業務にも、北海道時代に数多く携わっていた北海道開発局の業務経験が活きて
いるという。「どんな小さな仕事でも、お客様が満足する成果を出したい」というポリシーは、経験のなかで磨かれ、
関わる人すべての満足へとつながっていくのかもしれない。
Report 04現場視察に、ヒグマ対策
自治体、大学とパシコン、産官学の連携で行われた実証実験。車線幅員等の変更で、ドライバーのストレスはどう変わるのか、心拍データを分析した。土木という枠にとどまらない多様な知識、ノウハウが求められるシーンだ。
Report 05枠にとらわれない知識と経験を
北海道支社時代は1日に10回以上の電話、50通を超えるメールに対応したこともあったという。お客様に頼られる存在だった証だ。
Report 01顧客に、まっすぐ向き合って
「ちょっといいですか?」が出発点
道路事業は、さまざまな業務へと連携する中心にもなる。自身の仕事が、トンネルや橋梁など、他部門の仕事につながっていくことも、鈴木さんのやりがいのひとつだ。
Report 02情報の共有が、次の可能性へ
人間性を知ると、課題が見える発注書に書かれたニーズの背景には、何があるのか。徹底的なコミュニケーションで人間性までわかれば、本当の課題が見えてくるというのが鈴木さんのスタイル。
Report 06
こまったら地盤のプロに聞く、構造のプロに聞く。ちょっとした会話から、課題解決のヒントが見つかるという鈴木さん。時には、立ち話をきっかけに、大きなプロジェクトに発展することもある。
Report 03
03現場File
交通基盤事業本部道路部
いつも全力投球の鈴木さんどうやらパシコンにはそんな人が多いらしい
「人が好き」そんな雰囲気が鈴木さんの魅力だ
仕事の場ではポジティブであれということか