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北九州における 産業用ロボット導入支援の取り組み 公益財団法人北九州産業学術推進機構<FAIS> ロボット技術センター 野瀬 由喜男

北九州における 産業用ロボット導入支援の取り組み · 第7回ものづくり日本大賞 九州経済産業局長賞受賞 項目 27年度 fy2015 28年度 fy2016

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北九州における産業用ロボット導入支援の取り組み

公益財団法人北九州産業学術推進機構<FAIS>ロボット技術センター 野瀬 由喜男

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本日の内容

◇ 北九州産業学術推進機構<FAIS>紹介

◇ 産業用ロボット導入支援の取り組み

◇ 他機関との連携

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官営八幡製鉄所(1901-)

国際貿易港(1889-)

発達した鉄道網(1890-)

アジアのゲートウェイ

人口:94.0万人(2019.8)

面積:491.95km2(2018.6)

GDP:3兆6872億円(2016)

「ものづくりのまち」として発展豊かな自然やブランド食材

関門海峡たこ合馬のたけのこ

若松特選トマト

小倉牛

豊前海一粒かき

北九州地域の代表的企業

TOTO 安川電機 トヨタ自動車

・日産自動車

日本製鉄 三菱ケミカル三菱マテリアル

北九州市のプロフィール

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進む「知の集積」~進出大学・産学連携施設~早稲田大学大学院

情報生産システム研究科情報生産システム研究センター

九州工業大学大学院

生命体工学研究科ヒューマンライフIT開発センター

北九州市立大学

国際環境工学部大学院国際環境工学研究科

共同研究開発センター(産学連携センター2号館)

学術情報センター(図書室、情報処理施設)

福岡大学大学院工学研究科

情報技術高度化センター(産学連携センター3号館)

事業化支援センター(産学連携センター4号館)

技術開発交流センター(産学連携センター5号館)

産学連携センター(産学連携センター1号館)

北九州学術研究都市

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■理 事 長:

■平成30年度事業費(支出決算額)

■職 員 数:

■ミッション:

■主な取り組み:

FAIS <北九州学術研究都市のコーディネーター>

( フ ェ イ ス )

FAIS

公益財団法人 北九州産業学術推進機構

Kitakyushu Foundation for the Advancement of

Industry, Science and Technology

松永 守央

65名(令和元年5月1日 現在)(市派遣、県派遣、民間出向者を含む)

:約18.5億円

(うち、国等の受託研究等約0.9億円)

自立できる産業づくり(人材育成・雇用の確保、街のイメージづくり、街の資源の活用、リサーチ・パークの機能強化)

生産性向上、中小企業支援、産学連携、キャンパス運営

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産業用ロボット導入支援の取り組みと連携

北九州商工会議所

::

市内中小企業::

大学・高専::

研究開発機関(大学・企業)

システムインテグレータ

中小製造業

・北九州生産性向上推進会議

・北九州SIerネットワーク協議会

・導入前検証(FS)事業、未活用領域実証事業

・北九州市導入支援補助金

・スマートものづくり応援隊事業

・生産性向上スクール

北九州産業学術推進機構(ロボット技術センター)

北九州市産業経済局(産業イノベーション推進室)

・北九州ロボットフォーラム

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北九州生産性向上推進会議

生産性向上シンポジウム

平成30年12月開催の「革新的生産性向上フォーラム」

を受け、平成31年2月に「北九州生産性向上推進会議」

を設置。

学術研究都市3大学・高専・商工会議所・北九州市

等と連携し、ロボット・IoT・AI等を活用した生産性向上

に取り組むことを確認。

令和元年10月、第2回北九州生産性向上推進会議とし

て生産性向上シンポジウムを学術研究都市にて開催。

市内企業の生産性向上の取り組み事例を紹介し、提

示された課題や要望をもとにパネルディスカッションを実

施。

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導入支援活動(スマートものづくり応援隊事業の活動も含む)

第7回ものづくり日本大賞九州経済産業局長賞受賞

項目 27年度FY2015

28年度FY2016

29年度FY2017

30年度FY2018

企業訪問 174件360件

(市外72件)242件

(市外37件)188件

(市外37件)

育成講座・セミナー

8回 10回 19回 16回

見学件数 40件 39件 115件 82件

ロボット導入支援実績

年度 導入件数

H25年度 3件

H26年度 5件

H27年度 4件

H28年度 4件

H29年度 6件

H30年度 6件

R1年度

連携・協力機関:

九州経済産業局、福岡県、北九州市、

北九州商工会議所、税理士会、法人会、

銀行

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導入検討の各段階に応じたきめ細かい導入支援

FS

• 事業費 1,000万円• 1件あたり最大200万円(補助率 2/3)• 導入に向けた事前検証

実証

• 事業費 1,200万円• 1件あたり最大600万円(補助率 2/3)• 未活用領域への導入実証

導入

• 事業費 1,500万円• 1件あたり最大500万円(補助率 1/2)• 産業用ロボットの導入

ロボット導入を支える補助金

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スマートものづくり応援隊事業を活用。中小企業の生産性向上や新事業開拓を目指しロボット、IoT、AIといった新技術の導入をコーディネートできる人材を育成するスクール。

基礎編:2講座IoT編: 6講座ロボット編:6講座

今年度の参加者はのべ250名の見込み。

ロボット編では各地区のSIer企業と連携し市場動向も含めた講座を開催。

①産業用ロボット基礎 ②ロボット活用

③ロボットビジョン ④協働ロボット体験

⑤ロボットシミュレータ活用

⑥ロボット・IoT連携体験

ロボット・IoT・AI等を活用した生産性向上スクール

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北九州システムインテグレータ・ネットワーク協議会

●会員企業の開拓(13社へ強化)

●先進事例視察、展示会等の出展・PR

●ネットワークの強化に向けた仕組みづくり検討

●モデル事業の実施(導入事例検討会)

●イベントへの協力

⚫地域の中小ものづくり企業の先端技術導入(ロボット・IoT・AI)の担い手として期待されるシステムインテグレータ企業群に対する総合的な支援を行う。

⚫システムインテグレータ企業の共同・協業体制を構築、モデル事業の実施などを通じて、新たなビジネスモデルの創出を目指す。

⚫システムインテグレータの専門技術の高度化のため、情報交換、勉強会等を開催するとともに、ロボット工業会、SIer協会等との連携を図る。

事業概要

実施項目

1/21-22九州初の「九州SIer DAYS」北九州市開催

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北九州ロボットフォーラムは、ロボットの研究開発から実証化・事業化を目指した取り組みを強

化しロボット産業の拠点化を図ります。

北九州ロボットフォーラムの概要

◇設立の経緯・世界的な産業用ロボットメーカーやロボットベンチャー企業などに加え、大学・研究機関等の集積があり、さまざまな研究開発が北九州地域で行われている。・北九州市はロボット産業を次世代産業の一つとして掲げ、福岡県・福岡市・北九州市の三者で「ロボット産業振興会議」を設立するなど、先進的な取り組みを進めている。・北九州市が、我が国有数のロボット産業拠点としてさらに発展してゆくためには、実証から実用化・事業化を地域が一体となって進めていく必要があり、その推進母体として「北九州ロボットフォーラム」が2006年に設立された。

◇役割・ロボット研究開発の支援 ・実用化・事業化の支援 ・セミナー・展示会の開催 ・情報発信・交流の促進◇組織会長: 九州工業大学学長副会長:北九州商工会議所副会頭、安川電機開発研究所長、北九州工業高等専門学校校長事務局:北九州市、北九州産業学術推進機構会員: 238団体・個人(令和元年11月現在) うち70%は市内の団体・個人

(企業は140社、うち市内企業55%、中小企業80%)

北九州ロボットフォーラム

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◇内閣府 地方大学・地域産業創生交付金

首長のリーダーシップの下、産学官連携により、

地域の中核的産業の振興や専門人材育成などを

行う優れた取組を、新たな交付金により重点的に

支援

◇採択:全国7地域(申請16地域)

・市レベルは本市のみ(他は県レベル)

・九州では本市のみ

◇推進体制北九州市

北九州産業学術推進機構

(株)安川電機

九州工業大学

(株)戸畑ターレット工作所

(株)福岡銀行(北九州銀行協会)

新設の交付金事業に採択! 北九州市の提案

◇ロボット産業振興による地方大学・

地域産業の創生 事業費:約17億円(5年間)

地域企業の生産性革命実現

人材育成若者定着

ロボット産業振興

キラリと光る地方大学

未来のロボット開発 地域の生産性革命

採択決定 共同記者会見

(平成30年10月24日)

安全・安心

教示レス

高度な作業能力

「安川テクノロジーセンタ(仮称)」における未来のロボット開発(安川電機・九工大)

地域ものづくり企業の生産性革命に向けた導入支援

研究開発 導入支援

内閣府から採択ロボットテクノロジーを活用した地方大学・地域産業創生事業

安川電機、九州工業大学、地元企業等と連携し産業創生を

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さらなる生産性向上を支えて・・・

国際ロボット展出展

海岸清掃搬送ロボデモ

産業ロボット支援センター

ものづくり人材育成風景

システムインテグレータ ユーザー企業

FAIS

研究開発

導入支援

実証モデル、製品の提供

ニーズの提供、検証結果のフィードバック

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ご清聴ありがとうございました