9
自己の採精.した に女なる他の斡苗底よ o 特に 地方の小費精甫百は東京 b 仕入し て居る o 故に善良なる精子小賀直も き然不良精子を小費するこご屡 寅底は供人穂子の検査を受げて後に のちの甚だ多いのである o 故に是等小菅業者は仕入 に嘗 b 一度検査を受けたる上に費買するこごが最 安全の方法でゐる o 五、採精業者叉は大種子宮にあっ定は自己の販費 子の善良ならんこさは自己替業の大騒展策である故 に進んで自己販寅の種子は種子按査所に逸って検査 を受けじ上保諮問附に τ 取引すべきである o 而して此 事たる易々ごして而色管業者には得る所甚ピ大なる こさである。 六、精子被査所にては欧米諸圃に於けるが如〈叉我 般物検査の知く大積苗商叉は採稲葉者ご特約を結ん 万賑費精子の全部を検査し n 公封し τ 版質せしめ一方 其奇麗稲荷直及其阪貿荷予を一一般に紹介するは良方 法である o 然るごきは地方の小買業者は勿論共両購 為者も亦弘前穂積予を喜んで購入するぞあらう。 七.精子按査所に 宜に之を賀行し叉一方 及病晶害物を研究して作 若し夫れ同時に作物の育積を y 昭子検査所 の仕事は賓に農界に大なる効果 因に記す嚢に明治四十三年稿筒一 他の同志相計って東京高輪岩崎男僻邸 郡市研究所を設りて大に柿苗の研究及取締 さし化が一時中止の止む無き仁到った o 依って予は 財閥法人大原奨農曾農業研究所にては年来柿市の 究さ共に精子検査を賀行しつ h 以て全闘に精子検査 事業の盛に起らんこさを促して居る。(精子被査規定 を附鎌にす J 1111L.TJji 果樹栽培 K 就て 地震一樹一一醐小山盆太 私は農事の素養な〈し τ 果樹の栽培に従事致しまし たもの故夏に依るぺき理想な〈唯果樹其物を師さし まさずるの外な〈之れに教へもれ之に導かれ主夫か

果樹栽培 1111Lousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/4/49172/... · 樹を師友さして私の心に費 ... 及び配合生じ肥効にも及ぼし葉樹をして豊産ならしむるご不肥の方法及び種類等に依、主果樹の畿根に大剛係

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Page 1: 果樹栽培 1111Lousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/4/49172/... · 樹を師友さして私の心に費 ... 及び配合生じ肥効にも及ぼし葉樹をして豊産ならしむるご不肥の方法及び種類等に依、主果樹の畿根に大剛係

自己の採精.したものでな〈全〈採積業者叉は比較的

に女なる他の斡苗底よb仕入れたものであるo特に

地方の小費精甫百は東京、京都、大阪等よb仕入し

て居るo故に善良なる精子小賀直も柿.子の鑑別力な

き然不良精子を小費するこご屡々である故に是等小

寅底は供人穂子の検査を受げて後に販費したき希望

のちの甚だ多いのであるo故に是等小菅業者は仕入

に嘗b

一度検査を受けたる上に費買するこごが最も

安全の方法でゐるo

五、採精業者叉は大種子宮にあっ定は自己の販費種

子の善良ならんこさは自己替業の大騒展策である故

に進んで自己販寅の種子は種子按査所に逸って検査

を受けじ上保諮問附に

τ取引すべきであるo而して此

事たる易々ごして而色管業者には得る所甚ピ大なる

こさである。

六、精子被査所にては欧米諸圃に於けるが如〈叉我

般物検査の知く大積苗商叉は採稲葉者ご特約を結ん

万賑費精子の全部を検査しn公封し

τ版質せしめ一方

其奇麗稲荷直及其阪貿荷予を一一般に紹介するは良方

法であるo然るごきは地方の小買業者は勿論共両購

為者も亦弘前穂積予を喜んで購入するぞあらう。

七.精子按査所にては精子取締の方法を研究して遁

宜に之を賀行し叉一方には精子に混入せる雑草稿子

及病晶害物を研究して作物保護上に壷すぺきである

若し夫れ同時に作物の育積を兼ね行は

y昭子検査所

の仕事は賓に農界に大なる効果を脅すイ主である。

因に記す嚢に明治四十三年稿筒一、白津南博士、予及其‘

他の同志相計って東京高輪岩崎男僻邸内に怠立東京

郡市研究所を設りて大に柿苗の研究及取締に壷きん

さし化が一時中止の止む無き仁到ったo依って予は

財閥法人大原奨農曾農業研究所にては年来柿市の研

究さ共に精子検査を賀行しつh

以て全闘に精子検査

事業の盛に起らんこさを促して居る。(精子被査規定

を附鎌にすJ

1111L.TJji

果樹栽培K就て

地震一樹一一醐小山盆太

私は農事の素養な〈し

τ果樹の栽培に従事致しまし

たもの故夏に依るぺき理想な〈唯果樹其物を師さし

まさずるの外な〈之れに教へもれ之に導かれ主夫か

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此れかさ押しあてがひ根無能C種々様々の失敗を重

ね寵に其端緒を見出したるやの成あるのみにして未

r得たる所の分量は甚だ些少にて諸君に費してお話

し致す迄には至b居bませぬ、されぎ其従事する年

月の久し告ため多少の経験あるを以1其所蔵のめる

所市川を申述ぺ一は識者の御叱正を諦ひ一は未経験者

の参考に併せがさ欲するのであbます、然れ共唯果

樹を師友さして私の心に費bたるに過ぎぎれば之を

言葉に現す事は私心は出来難〈殊に話は拙〈且抵は

常に言語は浮なbさ信令るのであります、只今由甲述

べる所は私は或る物の停であhます故に比の言語に

は味ひはなきものま御承知を願ひた〈其言葉に山中述

ぺ得

gる所に酸いか辛いか知ちぎれ

J

とも多少の味を

有するものどして暫〈御辛抱あらん事を切仁希望致

します。本日は果樹栽培中の一たる私の栽培したる

挑、梨、」卒果等の

ム山崎

rMVγfrrに就て柳か御清聴を煩し以て

其及ば

Fる動につき御敬一部あらんこごを願ひます。

拐私は果樹栽培中最も離しき事柄なりさ信令るもの

・は此の施肥の方法、施肥の時期、施肥の柿類、施肥

に闘する事柄なbご厩じ

τ居ちます、何さなれば施

大A

肥の方法及び種類等に依、主果樹の畿根に大剛係を

生じ肥効にも及ぼし葉樹をして豊産ならしむるご不

結果ならしむるごの相違を生喧しむ其時機及び配合

に依りて却って我が目的を害し後悔しにる事度々あ

ち殊に葉年の降るさ照るさに依b其降るにも照るに

も果樹の費育の時期に依b大差を生じ枕〈に泣か

れぬ思を潟すこまあち賓に厄分千高なる色のは此施

肥の事情、あります甲山して忍川県明栽培の目的を達せ

しむるものは第一根にして開二葉であるさ信十るの

であ、ります、根ぜ』葉に故障を生じたる時は必令結果

は不良さ古るか品質劣悪さなるかは事賓の謹明する

所であります此の椴さ葉に於て申分なき時は必今豊

産にして品質優美なるものを得らるh

のぜあ

bます

故にAWJrrrrr

-するは栽培上吏要なるものご信じ

ます、某根に於て私の経験しにる柿類中葉根の優良

さなすものを大別してこま認めて居bます一は細〈.

短〈四方八方に出で斉し《表土に揖〈旗張し葉樹幹

の三四尺許bの所迄に於て最も細担を無敢に接生し

恰も柳の根に於りる釦き吠態なるを優良なる根ざし

一は太〈長〈前後左右に披張して深〈土中に入b最

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も葉勢力の強盛なるるのを優良三信じて居bます故

に甲は乙さ全〈反艶のちのごなるのです、其前者は

唯今申し述べんごする桃梨京・果等の穂類にして後者

は葡萄の如〈新檎を出し

τ其新備に花を生守るもの

に就て認めたる根であ

bます、之れ素よb其品積閏

有の本能なる一へきる施肥の方法に依

bt之を左右し

.得色るh

程度一色亦貰に意外のものさ信守るのであ

b

ます.要するに其優良なbご信今る根の讃育を望め

ば是非立〈施肥の方法及其椅類、を撰揮せ

Fるぺから

ぎる事ご信じます、私の栽培は最も此の根の議育に

留意し理想の樹根を得んこ乏に努力説すのでゐ

bま

す、此理想の樹根を生唾しむれば先ブ以

τ成功戸認

むるのです、此の樹根を得なれば第二の葉も自然仁

満足し得

ιるイしご雄も病轟被害を弛れ

5る.を以て

此の葉の保護に向って込最も奮励するのです。

今試みに果樹の根は施肥する肥料の種類に依b如何

なる根の讃育を錯すやの一例を皐むれば諸君も既に

知了せらる主通b苗木・に於

τ見れば明瞭致'します

ο

也甫木時代の藤根の状況は大樹に至

bても同様費

bなき色の故に此苗木に徴すれば便利さ信じます、

蓮効肥料を施せば根は雌少イ大〈長〈費宵し遅効肥

料を施したる場合は細〈短く数多〈殊に毛細棋を無

敢に生十るのです常に速効肥料に於て細根少な〈之

に反し遅効肥料は毛細根最ち多

t畿育するのです事

貰に依bて如何に施肥の積類配合等に注意する・の果

樹栽培に必要なるやは申す迄もなきこごにて叉買に

厄合千寓なるも其閥係の著大なる潟ご存じます。

私は嘗て或老農よb稲の根に付いて教を諦ひ戚服致

し允る事を思ひ出します。其大要は米の取れるご米

の取れぬは何に依って生十るものなるやさの問を襲

せられま

L花、私が之に答へる事が出来ませんので

謹んで敬を諦ひました、ぜ」こλが意外に牧穫の多き

るのご叉存外少さ「ちのごあるイし其の雨栴株を知Lリ

居るや之叉反問せられました是亦賓験したる事なき

を以て其旨を答へたるに大喝一曹馬鹿者な

b日本の

園に産れ多少にても米作をなしつh

あbて其之を記

仁必付か吉るごは貫に大馬魔者であるさの大目玉を

頂戴

L一言め申開きる出家守其理の営然には閉口致

しまして卒身低頭其非を謝

L教へを請ひましko其

老農の云はるh

には

ム此爾者の稲株を洗って見よ箕根の叢育は如何に

なb居るや一

目明瞭たるべ

LEK反劃を生じ居れ

b-

大丸

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其牧穫に反曹の成績を生47る嘗然なb抑‘根は葉三

大開係を有するるのにで米の多少は建葉即ち命棄に

闘するものにて該建蔑の如何は即ち米の多少の岐る

所にしで此命棄の健全なる物を作るが米作者の宇一眼

であ

b本務である而して此建葉は根に依bで生十故

に米を取るは止根即ち一番上の上根を健全日積育せ

しむる事に留意せぎるぺから守之を健全に費育せし

むるは其肥料の柿類さ其時期及び方法に存す摘は水

援の際稿ぞ援付ば米の多散は明瞭なるものなち手に

株を引いて如何にも力が入れば米は有るものなb骨

折ら令に援ける様の稿には米は無きものなb宜しr、

賞験すイし寅物によりての研究にあらぎれば意外の

成績を来すぞさ教へられました本問題外の按なれぎ

も私に於では賞に有難き教へにして爾後賓験ぎに聞

いて其損なるに故服するさ同時に

A

果樹も亦其理を同じうする事を年さ共に確信す

るのであbます忍は此の大喝一曹骨身に秘み爾来些

末の事にも注意を掛ふ様致したしさの希望を生じま

した、此の一喝は在の果樹栽培に於て忘るイか九ぎ

るの大思なるものさなbT居炉ます。

唱。τ施肥するに嘗b我々栽培者の以て肥料ご寵むる

七。

ものは知何なるもの£解慢すぺきや抵の解.押さ申す

は貨にへシチキ極まる解曹な

b肥料は肥料にて別に

解揮の必要色なき筈

εあbませうが果樹栽培に於て

は輿へたる物よbも其果樹の殴取bたるるのを標準

ごせ

Fれば間違ひ易き事の様思ひます故に私は其果

樹の養分の不足なるものを肥料ご解揮しますのです

各成分皆養分なるにも拘ら守之を箪に其果樹よb見

で不足なる養分をのみ肥料ぜ』解四押するのであ

bます

故に肥料ごは葉不足する養分を補供するの調にし

τ

養分の不足なりれば施肥するの用なし我々の肝要さ

ずる所は其養分の不足するものを不足せしめ

gるに

在hごの考h

です依って此樹は何養分の如何になり

あるやを承知するるのを先さ震すのである其養分に

して不足なる場合に之を不足せしめざる様補給せば

我々栽培者は果樹よh-不足を受付ぬ積bです並行し夫

で費支なしさせば我々栽培者は常に何成分の不足し

居れるやに注意せぎるぺから守之れに詑意せんさせ

ば其の之を認むるの費

bなかるぺから十

t存じ此義

には少から十閉口致しました、就で椅々苦心しまし

て柳か必舟

bを致して居る次第である。

ム施肥の方法に於付る地方に依bT積々の仕習も

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あbて一様であ

bません依って私は私の考へを以て

施肥の標準施肥の方法等我園の施肥に費する我心情

ωを借用すの外なしごし

τ私極めに之乞極めたのであ

bます其施肥の標準及び方法は全〈私極の心暗に品刊

さ如何なる問迩ひがあるやも分bません其概要を申

越イて御教示を諦

οた〈存じます。

抑も施肥を別つ

τ原肥ご泡胞の二つまし葉原肥の槙

準を鎮の切れ味に求め迫肥は葉艶さ手飼bを標準

J

する事に致しました‘此の如-hせば先ブ以で其樹に

艶し養分の不足を補給すもに便利ならんさ信じます

前に申遁ぺ化遁b肥効は其年の天候に支配せられ色

々の状況を呈するのであ

bます故に原肥を

ム一鎮の切れ味に求hれば其年の果樹に揖取したる

現状を標準ざするに愚ち遁切かさ信じます若し窒素

に富み居れば其切味に於てやさし〈其昔に於てち之

を知るを得ぺし若し燐酸に富み居れば其切味に於て

強〈力めb昔も亦異れ

ι若し各成分共に肥効を奏す

るものは自然に業切味を生じます依って此切れ味を

標準ごして原肥を配合し各養分の不足なからんこさ

を専念注意致さねばなbません如何に注意しても痛

々の醐係に於て蜜育中其不足を認むるこさ往々ゐb

其不足を認むる時抱肥の必要を生令るのであ

bます

其の泊肥の標準は所謂葉艶ご手綱りさでゐる葉艶は

重じ窒素ご燐酸分を認め加里は手胸bに重きを置〈

のであbます其の葉艶の最も分り易き和梨赤龍晩三

吉に就きて申せば背〈黒十みたるものは窒素本場に

て酸燐の不足したるもの、若し黄色に過ぎたるもの

は前の反到にて燐酸に過ぎ窒棄の不足したるもの手

燭bに於て普き織地の絹物に綱るh

如き手綱bある

ものは.加盟の克分なる肥効を認め得らる4

し岩b

に於ても一面に議〈光b居るものは窒素よb生じ

ハ過ぎたる時は光bなし〉同じ〈洩〈光bて滑る様に

光bあるは重に加里の光bなるイし底よAV

深〈波の

如〈党を出すものは燐酸の効なる

べし其窒素焼駿加

里等の

A最弘通首の配合を得て申分なきものは葉原ぐ青

〈織にして葉阪の左右の底に少しぐ責を帯び其責味

の内よbピカ?/、ご覚を浮き出し之に手を網れば

バタ

9/khごして手答へゐるも'のたるべし若し此の

如き棄を有する果樹なれば其果賞は十二分に蜜育を

錯し外皮簿〈見hwτ光あb葉積回有の風味を存し其

味に於

τ府下するの惜しき思ひあらしむるは夏に麗

-11

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。なき所なb果賓の風味益に至らぎるものは施肥の

方法又は其間金に棋如ずるものあるを以てならん、

鳴呼進歩すべし進歩すぺし進歩の像地買に悼々たる

哉である。

か〈申せばそんな難しき事は容易に知b得らるべき

色のにあらぎるぺしさ思はるh

御方もあるイし、議

論なれば容易に解決も得られぎるイりれぜも之は事

責なるを以て何人にも注意の娃に至るゐらば盲者に

あらぎれば我目には償に知了

L得らるぺ・きを信子人

の血色を認むる如〈其如何あるやは多癖を要せぎる

4

し智者も不智者48眼あるものは之を見得らる々し

葉心なきもの之を認め得ぎるのみ心あれば必守知了

せざるを得今人の本智なればなb詑に美婦人あbご

せば如何、膏し〈何人も其美を認め得らるぺし要す

るに其心ゐるさ其心なきざに依bて別るのみ人の族

行地に於付る其人の異なるに依b其の見る所閉じか

ら今自然に

Auvrげrrを生守るものなb私

fもの眼に入る

ものは果樹ある所は素よb葉地の果樹に適するなら

んさ思はるh

所は一度汽車にて通過

Lたる地も容易

に見逃するのにあら守商人の商品に於りる雅人の骨

~

董に於付る皆同ヒ其心のある所に随って之を見得ら

るべきなb故に葉艶手間b・若〈は銃の切れ味に於で

果して如何三云ふの心ゐる入は何人ご雄も之を知了

し得らるφ

へきを信守若

L解し難しさ云ふの人あらば

質物を離れての研究か叉は心の夫に入ら

5るの

λさ

.評するを不嘗さなさぎるぺし。

私が肥料を其不足する養分さ解標した〈なhy

ますに

は脚か誇があるのです夫は嬬米が腹米に比し牧穂の

割合に少きは何故であるかさ考へたのです、果樹の

所信から其枯b気が多き震此の粘b気養分の不足す

る矯充分の畿育を得なき少るにはあら今やさ思びま

した故に燐酸、を糧米の間嘗に費し二倍乃至二倍竿位

の見込を以て試みに施しました其年は梗米に劃し別

に不足な

S程の牧穫を得ました爾来之を試みますに

燐醸の施量の制合さ儒米の牧量ご大差なきを知bま

して年々特に燐酸を多〈施しますが比較的牧穫は多

きゃに存じます。

ム葉肥料何成分にても養分に相違なきも之を軍に

不足の養分ご解樗致しますは三成分共に養分なbf」

の考へを持ちますさ施ず場合に三成分を各成分共に

施きYるを得ぎるの感を生守るのザゐbます、然る

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に前陳の如〈葉樹の養分の不足を輿へきへすればよ

しさすれば此樹には何養分が不足するや其不足する

ものを肥料さ認むるに依b之を補給するに醤b其施

肥の配合に特に注意を要するの便あるを以ての震仁

外ならぬのであbます。

今一ツ施肥に闘し御研究を希望致しますのは果樹の

貯蓄養分の知何を認むる方法である近来貯蓄養分に

就ては其必要なる事雑誌等にで散見致しますが其之

を認むるに知何の方法に依bたれば宜しきか厳年来

忍は苦心し

τ居bまず、な守苦心するかさ申します

さ落花後叉は豆大成は成熟前までに果賓の墜落する

は病晶害及生理的作用の外は何れも養分の不足に師

すぺ(殊に落花後一豆大時の墜落するちのは全〈此

A貯蓄養分の不足に鴫ずる事さ信じます然れば其

貯蓄養分の不足を見出し之を補給する事は栽培上必

要の事柄なるぺし然るに貯菩養分なるを以て其識別

に困るのであ

bます、私が唯今に於て知何さ存じま

すものは其花菅に於て之を橡想ずるのであ

bまず私

の考h

r其花曹の比較的文〈短〈能{克寅し

τ堅

〈締b居るものは其貯蓄養分の不足なきものにて其

詑曹の細〈・長〈且不充賓のものは其程度に依b程度

女不足し居れるやの戚ゐ

b敏度其物に認め

τ試みた

るに其都度肥効を認めて居bます果して是なるや此

貯蓄養分は果責採牧後施肥せば之を補足するるの多

かるぺき色病害等の鴬甚だし〈其不足を認むる時は

,如何にするや客年九月の初めよb私は病気の震園樹

に親しむを得ざるに至bました十月四日に久し振に

聞に出でたるに廿世紀さ晩三吉ごに限b白徹病に害

せられ其病勢激甚であるから花曹に及ばん事を思ひ

ム殺菌剤撒布を命じ蹄宅し十一月+二日漸〈鱒園

し十三日懸念する樹に到れば果して花奮さは云ひ得

ぎるの惨況であった其震寵に肥料の購入を諦ひ十一

月サ目前後に於て施肥したb本年一月に至b其肥効

を呈し二月末には初めて花曹さ帯するを得るに至っ

た開花結寛仁於ては全〈健樹さ差違なき迄に回復し

得られたのであ

bまず此の如き場合には十一月上中

旬に於て肥料の荷額を選み之を施肥して肥効を得た

るこご数度に及びました私は此の事賓に依b之を推

究せんさ欲すれざる之を畿見するの方法に於て

4b

以上の良法を研鎖せられ教示に客ならぎらんζ

ごを

望む込のであ

bます。

ム次に施肥の方法に就

τ越ますさ妙な昆理屈が出

七='

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るのです是は人の健康は其揖取する養分に比し運動

に効ある如{樹も亦活動せしむる所に樹の健康は存

し健康なるよb養分の憐取も多〈なる動植物其活動

の状態は異なれ

fも其理は一にあらんご信十るので

ある此所信を根本問題ごして之に依て其精類を撰み

北方法を考へるのである、而して樹の活動は人の如

〈動き能はぎる故に養分を構取するに先ブ勉め

τ毛

細根を生じ其根を挿し込み此根よb揖取せしむるに

其量を充分じ興へ

5る犠百揖取を困難ならしめ愈々

多〈掻取せんさせば少鍬の犠にては間に合はぬに依

b無限の細根を生や

Fるべから

Fる様なすを忍は樹

の活動を誘起せしむご一五ふのである、智へば人を養

ふごせば調理して据膳の取扱ひにせ歩先づ玄米ご薬

材を輿へ食せんごせば米を掲き煮て飯ごなし菜を料

理し碗を・洗ひ膳を拭

υ自ら勢働せぎれば食し龍はざ

るが如〈此の意味に於

τ取扱ふ意なb、然れば同然

に運動せぎるを得今葉漣勤によbて食進み食したる

色の能〈消化し養分を増加し以て健康なる如〈施き

れたる肥料を容易に殴牧し得Fる僕せば樹、も亦自ら

健康にして肥料掻取量多〈

ム病晶害の抵抗均も一段増進するものに似た

h昆

.{: 嗣

に角肥料を多〈施して・樹を旺盛ならしめんご欲する

は謀れるものに非十やご暢宇多量にも程度めれば一

概に評し韓〈叉牧穫多りれば其れ丈多肥なら

Fるぺ

からぎれざも其目的は樹をして健康ならしめ業施肥

の量よbもよb多〈強盛ならしむるを良法ざ信歩、

.故に肥料撰捧には最も注意し成るイ〈憤安{して此

目的に遁臆する込のを撰ぶを必要ならんさ信十私は

常に此の考へによbて撰揮すれぎも識乏し〈智足ら

ぎるを以て未だ其充分ならざるを械ごして居bます

如上の短見に依b原肥中基肥ぎなすものは骨解した

る養分を殴牧し細根を挿入せざれば之に養分を奥へ

ぎる如きものャ,基肥ごし

τ先ブ施し其上に種々考案

したる肥料を施し迫肥の場舎には葉原肥のある所ご

無き所の漣に施すを例ご

L其基肥を動かさ十分解し

たる養分は叉基肥に既牧・せしむる様施し再三輿ふる

こさゐ

bざする込基肥に多〈離れ

gる場所を謹むを

要ごなせb翌年原肥を施す場合にも其深さは基肥の

現るh

を度まし基肥を動かさHA

るに注意す而して

AU

桃梨悲・果の如きは成るぺ(謎〈施し上根を充分

酸育せしむるに留意して降雨の期にが、て樹遁地上に

菰竃等の類自然に覆ひ化る場合之を除りば白根二三

Page 9: 果樹栽培 1111Lousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/4/49172/... · 樹を師友さして私の心に費 ... 及び配合生じ肥効にも及ぼし葉樹をして豊産ならしむるご不肥の方法及び種類等に依、主果樹の畿根に大剛係

歩ab地表に露出する知〈上根の畿育したる色の其花

芽の着生に於て果貨の肥大に於て其色揮の優美に於

て遺憾なきものを産するは諸君の既に御承知の事さ

信今而して葡萄の却きものは根過の土を堀起きす穴

肥ごなすもの宜しからんご私の官験に於て戚じ

τ居

bます、故に径六歩計b長さ四尺の蹴棒にで其上端

を丁字形の如〈横に取手を附し下端細ぐ尖らしその

先よb一尺三寸許b上の所に足掛用の爪を制し上の

取手を雨手に

τ持も下の足掛に足を掛付地下に挿入

れ之を援取るに嘗bえ

rh施すぺき量さ其穴の散さ

に感じ庚狭の自由ならしむ之れも施肥の一ほたるを

信令るのである。

以上はなの抱肥に闘する大智にして之を慮用して

A千品世高化するを嘗然ご信子樹に犬小あ

b結果敢

に多少あ

b地質も種々あり傾訴も色々あ

b唯一吉齢を

以て遁ペ得.へきものさは信守られや'我の智衰を聞き

丹精を凝し遁嘗の時機に於て遁嘗の肥料を撰ぴ遁嘗

の方法に随って施し要は果樹其物を健康に

L養分を

不足せしめ余果樹をして本能を盛挿せしめ需用者を

して其美を賛し葉風味を賞せしむるに在b若し此の

如きを寅現

L得ぽ初めて天地の化育を費げ栽培者本

家の本務を壷し得たるの人ならんか。

梨姫心喰掻に就て

抗議

Ad点春

-、桃心折盆ミは梨姫

心喰轟の別名なり

桃心折識なるるのが始めて香じ表はるh

に至bたる

は明治三ポ

A年なb、きればそれよb少〈も南一一挙

前よb桃心折識による被害が人の注意を引きつh

る事は想像きる、本麟に於げる園聾家の談によれば

梨姫心喰晶による損害の栴顕著になbたるは明治三

十四五年の交な

bさの事なb後に遁ぺんごするが如

‘〈梨姫心喰晶さ桃心折識さが同一識の取bたる二撲

の食害法な

bざすれば上記の二晶による損害が略同

年頃に於て人目を引〈に至bしは嘗然なる事なるべ

し‘却説桃心折畠を始めて記されたる佐々木博士は

之が梨果をも害するものなるこさ凶考へられぎ

bし

もの』如〈叉梨姫芯喰の害じ掛bたる国義家もその

-h 豆