柿の木の剪定 平成 20年 3月 12日

今年、生まれて初めて剪定をするにあたり先生に半日個別指導をしてもらって、それな

りに理解した剪定方法を書きとめた。 ＜前提＞

1． 枝の日当たりをよくする 2． １０年以上たった木である 3． 次郎柿の剪定である

渋柿、富有柿なんかは、徒長枝の長さ、去年生った枝ぶりなどがチョット違うよ

うな気がする。しかし、その剪定方法は指導してもらってないので書けない。我

が家にも渋柿、富有柿などは１０本程度あるが、今年は次郎柿の剪定の方法でし

た。 4． 木の高さは台に乗らずに果実が収穫できる 5． 今年初めてするため実績がない ＜剪定方法＞ １．幹 ① １本の幹から日当たりよくするために均等に３～５本の太い枝になるよう仕立

てる（幹の垂直方向から６０度の角度になるように育てる＝逆さ三角錐のような

仕立て） ② そのうちの１本ごとに高いところから低いところへ枝が三角形になるようにす

る ③ それぞれの枝が上の枝の日陰にならないようにする（日陰になると１年目はいい

が翌年にその枝は枯れてしまうか細く勢いがなくなっていずれは枯れてしまう） ただし、上の枝と下の枝の間が５０ｃｍ以上あるときは残してもいい ④ 垂直に天に向かって伸びる枝（徒長枝が多い）は、切る（他の枝の影にならなけ

れば 1年ぐらいは実を生らしてもいいが翌年は切る）

悪い柿の形状：クリスマスツリーのような格好 良い柿の形状：一本の幹からクリスマスツリーのような格好の枝が６０度くらいの

角度で均等に３～５本出ている

２．枝（伐り返し） ① 親指以上の太さの枝は切れば切り口の横から新芽が出る（必ず出るとは限らない

ので新芽が出るようにと念じながら切る事） ② 何年も同じ位置で切り替えしているとこぶのようになってくるため１０年たっ

ても木は極端に大きくならない ③ 直径約４ｃｍ以上の枝を切った時は必ず防腐剤を塗っておく（私は“トップジン

Ｍペースト“を塗る） 放っておくと腐って木が陥没し、雑菌の温床になる

３．先枝の剪定 ① 枝を伐れば残した枝は太くなる ② 勢いのいい枝は養分を多く消費するため太く長くなり多くの実が生るが、周りの

枝が貧弱になるため出来るだけ切る（貧弱な枝を２～３本育ててその枝に生らし

ても同じ結果となるため目先の事より３～５年後を考えて） ③ 空いているところに伸ばしたい時は、勢いのいい枝だけ残す（②の反対）

④ 枝から小枝（先枝）が５～６本出ている場合、１～２本だけ残して切る。 ⑤ 残す小枝は、②or③のどちらかの選択で出来る限り水平 or 水平よりやや上向きの枝を残す 【残す小枝の選別】 ・ 芽が多い枝を残すようにする ・ 昨年結実した枝を切るようにする

追記 大体５年毎に木の幹の掃除（高圧洗浄機などで）をして、虫・雑菌を排除するのが好まし

い（時期は収穫後の初秋から冬）