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ふれあいいきいきサロン・ミニデイサービス
参加者アンケート 報告書
令和2年9月
社会福祉法人 宝塚市社会福祉協議会
目次
1.アンケートの概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P1
2.参加者について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P2
3.参加者の背景について ・・・・・・・・・・・・・・・・・P4
4.基本チェックリスト集計 ・・・・・・・・・・・・・・・・P7
5.基本チェックリストの比較 ・・・・・・・・・・・・・・・P9
(参考資料)アンケート用紙添付 (【4】基本チェックリスト)・・・P11
1.アンケートの概要(P11 アンケート用紙添付)
(1)目的
宝塚市内で居場所(通い場)となっているサロン等の活動に参加している方にアンケート調査を行い、
活動の傾向や健康・介護予防への効果を測定するため
(2)期間
令和元年12月~令和2年2月
(3)対象
①当会が行う「ふれあいいきいきサロン支援事業」を活用するサロンの参加者
②ミニデイサービスの参加者 計600名
(4)方法
①ヒアリング調査
②郵送による送付・返信
(5)サマリー・考察
①介護予防や社会参加としての重要な役割がある。
・参加した効果として「人との交流の機会が増えた」「外出する機会が増えた」という回答が多く、サロ
ンが社会参加の機会であることを参加者が実感していることがわかる。
・5 年以上の参加している割合が高く、サロンに行くことに楽しさや生きがいを持ち、生活の中で習慣化
していることがうかがえる。
・また、参加者はサロン以外に、家族・友人との交流、自宅内外での運動やサークル活動に参加している
割合が高く、普段から社会参加への意識が高いことがわかった。
・90 代の方は、口腔機能や精神状態が安定しており、サロンを通じた会話や社会参加が身体的・精神的機
能にも作用していることが想定される。
②参加しやすい場所は 10 分圏域
・サロンへのアクセスは全体の約 60%が徒
歩で 10 分以内という回答だった。サロンに
参加しやすい距離が徒歩 10 分以内という前
提のもと、高齢者の足で徒歩 10 分圏域は、
約 500 メートル範囲と仮説を立てれば、宝塚
市内(西谷除く)のサロンはサロンにアクセ
スしやすい形ではないかと考える。
③障害当事者の社会参加が少ない
・参加者の障害者手帳保持者の割合は、精神障害・療育においてはほとんどおらず、サロンには、
障害当事者が参加している実態があまりないことがわかった。
障害当事者の社会参加・活躍できる場づくりをすすめていくため、地域の身近な居場所づくりと
なっているサロンへの啓発等が必要となってくる。
※次ページ以降、各設問の回答詳細を記述
500 メートル範域でサロンの位置に
ポイントを置いた地図
2.参加者について
(1)男女比について
(2)年齢層について
(3)世帯構成
(4)介護保険サービスの利用状況
(5)認定を受けている人の内訳
性別 人数 割合
男性 106 人 17.7%
女性 480 人 80.0%
年代 人数 割合
90 代 28 人 4.7%
80 代 236 人 39.3%
70 代 261 人 43.5%
60 代 51 人 8.5%
60 歳未満 7 人 1.1%
平均年齢 78.3 歳
構成 人数 割合
夫婦 2 人世帯 204 人 34.0%
独居 203 人 33.8%
その他 134 人 22.3%
回答 人数 割合
認定を受けていない 407 人 67.8%
認定を受けている 124 人 20.7%
申請中 2 人 0.3%
回答 人数 割合
要支援 1 45 人 36.3%
無回答 その他 37 人 29.8%
要支援 2 23 人 18.5%
要介護 19 人 15.3%
アンケートからわかったこと
・平均年齢は78.3歳で80%が女性の参加者。
・世帯構成は、独居・夫婦のみ世帯の割合が高い。
・要介護認定者は全体の約20%の割合。そのうち、要支援1の方が多かった。
・障害者手帳は身体障害者手帳保持者が多く、療育・精神障害者は少ない傾向にあった。
0 100 200 300
90代
80代
70代
60代
60歳未満
年齢層(平均78.3歳)
0 200 400 600
男性
女性
男女比
0 50 100 150 200 250
夫婦2人世帯
独居
その他
世帯構成
0 100 200 300 400 500
認定を受けていない認定を受けている
申請中
介護保険の認定
0 10 20 30 40 50
要支援1
無回答その他
要支援2
要介護
認定者内訳
(6)障害者手帳の所持について
(7)障害者手帳の内訳(49 名の内訳)
回答 人数 割合
無 464 人 77.3%
無回答 94 人 15.7%
有 49 人 8.2%
回答 人数 割合
身体 26 人 59.2%
無回答 22 人 44.9%
その他 1 人 2%
0 200 400 600
無
無回答
有
障害者手帳の有無
0 10 20 30
身体
無回答
その他
手帳の内訳
3.参加の背景について
(1)参加年数
(2)参加したきっかけ(複数回答)
(その他の記述内訳:多かった順に記述)
・サロンの立ち上げメンバーなので
・自分で探して
・病院のすすめ
・市役所からの紹介
年数 人数 割合
1 年未満 33 人 5.5%
1 年以上 77 人 12.8%
2 年以上 57 人 9.5%
3 年以上 115 人 19.2%
4 年以上 37 人 6.2%
5 年~9 年 127 人 21.2%
10 年以上 117 人 19.5%
回答 人数
家族・友人の声かけ 279 人
自治会・コミュニティたより 92 人
その他 76 人
民生委員・児童委員 54 人
地域包括支援センター 26 人
社協の紹介 25 人
掲示板・チラシ 24 人
無回答 15 人
ケアマネージャー 9 人
0 50 100 150
1年未満
1年以上
2年以上
3年以上
4年以上
5年~9年
10年以上
参加年数
アンケートからわかったこと
・参加年数は 5 年以上参加している割合が40%以上。
・「家族・友人からの声かけ」をきっかけに参加している割合が一番高い。
・参加する目的は「健康維持」「仲間づくり」が多く、参加した効果として「人との交流の機会が増えた」
「外出する機会が増えた」という回答が多かった。
・自宅からサロンのアクセスは、所要時間は約60%の人が10分以内と回答し、交通手段は徒歩の方
の方が約60%だった。
・
0 50 100 150 200 250 300
家族・友人より
自治会・コミュニティたより
その他
民生委員・児童委員
地域包括支援センター
社協の紹介
掲示板・チラシ
無回答
ケアマネージャー
参加したきっかけ
(3)参加する目的
(その他の記述内訳)
・西宮市にもかかわらずお声をかけていただいた
・主催者のヘルプ(ボランティア)として参加
・特に災害時支援
・病気をしたために
・人とのまじわりの中に入りたい
・サロンの催しに興味があり、家が近所だったため
(4)参加してよかったこと
回答 人数
人との交流が増えた 489 人
外出する機会が増えた 239 人
体力が向上した 189 人
相談できる相手が増えた 176 人
体調が安定した 161 人
誰かの力になれた 110 人
達成感が得られた 85 人
寝つきが良くなった 46 人
悩み事が減った 45 人
食欲が増した 37 人
特になし 22 人
その他 21 人
(その他の記述)
・太ももに筋肉がついた ・精神面で安定した
・この場にいれていただきありがたい ・満足感がある
・義母の楽しみが増えた
・家族以外の人と話ができる
回答 人数
健康維持 427 人
仲間づくり 424 人
情報交換 275 人
認知症予防 240 人
メンバー同士の助け合い 193 人
食事 91 人
体調の変化への気づき・
対応(見守り)
86 人
特になし 12 人
その他 11 人
0 100 200 300 400 500
健康維持
仲間づくり
情報交換
認知症予防
メンバー同士の助け合い
食事
体調の変化への気づき・対応(見守り)
特になし
その他
参加する目的(複数回答)
0 100 200 300 400 500 600
人との交流が増えた
外出する機会が増えた
体力が向上した
相談できる相手が増えた
体調が安定した
誰かの力になれた
達成感が得られた
寝つきが良くなった
悩み事が減った
食欲が増した
特になし
その他
参加して良かったこと(複数回答)
(5)自宅からサロンまでの所要時間
(6)自宅からサロンまでの交通手段
(7)サロン活動参加以外に取り組んでいること
(その他の記述)
・テレビの放送大学の講座を毎日受講中
・麻雀月 1 回、カラオケ、etc
・規則正しい生活、自分で楽しめる、趣味を持つ
・ボランティア 大工さん
・週一回のボーリング自転車にて伊丹へ
・6㎞歩・ラジオ体操・ゴルフ・子供の見守り(朝)
・音楽など
時間 人数 割合
5 分以内 165 人 27.5%
5 分~10 分 181 人 30.2%
10~20 分 156 人 26.0%
20 分以上 29 人 4.8%
無回答 69 人 11.5%
手段 人数 割合
徒歩 376 人 62.7%
車 33 人 5.5%
自転車 32 人 5.3%
その他 13 人 2.2%
無回答 146 人 24.3%
回答 人数
家族、知人近隣と交流している 420 人
栄養バランスに気を付けている 332 人
地域の活動(自治会、老人クラブ)
などに参加
312 人
自宅で定期的に体を動かしている 285 人
自宅以外での活動(市の講座や運動サ
ークル、スポーツクラブ等)に参加
257 人
その他 45 人
特に取り組んでいることはない 41 人
0 50 100 150 200
5分以内
5分~10分
10~20分
20分以上
無回答
自宅からサロンまでの所要時間
0 100 200 300 400
徒歩
車
自転車
その他
無回答
交通手段
0 100 200 300 400 500
家族、知人近隣と交流…
栄養バランスに気を付…
地域の活動(自治会、…
自宅で定期的に体を動…
自宅以外での活動(市…
その他
特に取り組んでいるこ…
サロン活動以外の取り組み
4.基本チェックリスト集計(P11基本チェックリスト添付)
(アンケートからわかること)
・サロンに参加されている方で、年代別に比較したところ、運動機能、口腔機能、精神状態におい
て、年代別に大きな差異はなく、安定している。
精
神
状
態
口
腔
機
能
運
動
機
能
日常生活関連動作 外出の機会
認知機能
5.基本チェックリストの比較
A サロン参加者で要支援の認定有
B サロン参加者で介護認定無し
C 地域包括支援センターへ介護相談をされた要支援の認定有
(1)AとBの比較
日常生活関連動作、運動機能、精神状態においては、Bの方が良い結果となっている。
(2)AとCの比較
運動機能面においてはAの方が約20%良い結果となっている。
(3)BとCの比較
Bの方が「友人の家を訪ねている方」が 40%以上多く、「昨年と比べて外出の機会が減っていない」方が
20%以上多い結果となっている。CよりBの方が友人関係や外出の機会を維持されている方が多い結果と
なっている。
から聞き取った
基本チェックリストの結果
C 包括で一般相談を受けている
要支援の認定有(
16
8名)
B 介護認定無し(
40
7名)
A要支援の認定有
(
12
4名)
基本チェックリストの結果
日 常 生 活 関 連 動 作 口 腔 機 能 外 出 の 機 会 認 知 機 能 精 神 状 態
運 動 機 能