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小地域福祉活動の再開に向けた
感染拡大予防ガイドライン
社会福祉法人四日市市社会福祉協議会
更新 令和2 年5 月29日
第2版
*このガイドラインは社会情勢にあわせて常に更新をいたします。
更新状況につきましては四日市市社会福祉協議会ホームページ
(https://yonshakyou.jimdo.com/)をご参照ください。
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目次
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
1、実施・再開に当たっての基本的な考え方について・・・・・・・・・・・3
2、場面ごとの注意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
(1)再開・実施を決定していく際の注意事項・・・・・・・・・・・・・・5
(2)参加を募集する際に参加者に周知すること・・・・・・・・・・・・・6
(3)当日の受付時の注意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
(4)参加者に対する注意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
(5)会場の環境整備および注意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
(6)その他の留意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
3、小地域福祉活動Reスタート応援パックについて・・・・・・・・・・・・13
4、作成にあたって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
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はじめに
政府による緊急事態宣言の区域指定から三重県が解除され、四日市市としても令和2年5
月15日に新型コロナウィルス感染症に係る四日市市主催行事中止等の対応方針の見直しが
ありました。今後は、自主的な感染防止のための取組を進めながら、地域活動やイベント等
の自粛緩和を行っていきましょう。
本ガイドラインは、国の「新型コロナウィルス感染症対策基本方針」や「新型コロナウィ
ルス感染症拡大防止にむけた三重県指針」「四日市市主催行事中止等の対応方針の見直し」
を受けて、小地域福祉活動を再開するに当たってのガイドラインや、開催時における感染拡
大予防のための留意点についてまとめたものです。これらを参考にしながら小地域福祉活
動、地域イベントなどをそれぞれの特性にあわせて準備を整えて事業を再開していきましょ
う。
なお、このガイドラインは、必ずしも十分な科学的な知見が集積されている訳ではありま
せん。現段階で得られている知見等に基づき作成しています。今後の情報の集積及び各地域
の感染状況を踏まえて、随時見直していく予定です。
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1.再開・実施に当たっての基本的考え方について
四日市市社会福祉協議会では、小地域福祉活動の再開・実施について各種団体等の「自主
判断」としています。一方で今後も感染を拡大させないようにするためにも、四日市市がす
すめる対応方針に基づき、再開・実施の判断をしていく必要があります。5月23日から公共
施設等の使用が可能となったことから順次、地域福祉活動の自粛を緩和していただければと
考えています。
また、5月23日~6月30日まで、活動再開・実施にむけた準備期間として位置づけ、活動
相談窓口の設置、活動再開に必要な用品(小地域福祉活動Reスタート応援パック)の配布
を進めていきます。
実施・再開の目安について
1) 市公共施設の使用が可能であること
2) 四日市市主催行事中止等の対応方針の見直しに基づくこと
3) 四日市市社会福祉協議会が作成した「小地域福祉活動再開・実施にむけたガイドラ
イン」を参考に活動をすること
人材、社会資源や予算などにより、実施の判断に迷われた際は、四日市市、四日市市社会
福祉協議会への相談をお願いします。
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参考:四日市市の指針「新型コロナウィルス感染症にかかる四日市市主催行事の中止および公共施設の臨時休
業・休館等について」
(1) 県外で開催する行事や県外からの参加が見込まれる行事は、5月31日までは中止または延期とする。6
月1日から6月18日までについては、北海道、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県(以下「5都道県」とい
う。)で開催する行事や5都道県からの参加が見込まれる行事を中止または延期とする。
(2) 不特定の方が集まる行事や、参加者が特定できる場合においても感染防止対策を十分に講じることができ
ない場合は、当面の間中止または延期とする。
(3) 上記を除く行事については、感染防止対策を十分に行ったうえで実施することとする。なお、行事実施の
判断にあたっては、6月18日までは屋内であれば 100人以下かつ収容定員*1)の半分以下の参加人数、屋外
であれば 200人以下かつ人と人との距離を十分に確保できることを目安とし、以降については、「三重県指針
ver.2」の催物等の開催にかかる参加人数、収容率等の目安に基づき段階的に要件緩和を行う。
参考:「三重県指針 ver.2」の催物等の開催にかかる参加人数、収容率等の目安
期間 屋内 屋外
5月26日から 参加人数 100人以下 200人以下
6月18日まで 収容率等 50%以内 十分な間隔
6月19日から 参加人数 1,000人以下
7月9日まで 収容率等 50%以内 十分な間隔
7月10日から 参加人数 5,000人以下
7月31日まで 収容率等 50%以内 十分な間隔
*1)収容率等、十分な間隔の考え方
十分な間隔とは「できるだけ2mあける」とされています。収容定員の目安として2m×2m=4㎡に1
人が定員を目安に会場の収容人数を計算していきましょう。
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2 場面ごとの注意事項
(1)再開・実施を決定していく際の注意事項
感染リスクへの対応が整わない場合は中止又は延期するなど、慎重な対応をとることが必
要です。「四日市市主催行事中止等の対応方針の見直し」「新しい生活様式」を参考に開催
の実施・再開を進めていきましょう。施設によっては、活動内容によって使用を制限されて
いる場合があります。事前に施設と打ち合わせをしていきましょう。
実施にむけて不安がある場合については、四日市市、四日市市社会福祉協議会、福祉関係
機関等に相談して一緒に対応策を考えていきましょう。
●感染リスク予防のための重要なポイント
1) 参加者への手洗いや消毒の推奨を行うこと
2) 参加者にマスクの着用を求めること
3) 発熱や咳症状がみられる方には参加自粛を要請すること
4) 高齢の方や基礎疾患をお持ちの方で感染リスクを心配される方には参加自粛を要請
すること
5) 3つの密(密閉、密集、密接)を回避すること
6) 密閉された空間で大声での発声や歌唱などを行わないこと
7) 行事の前後や休憩時間などの交流を極力控えること
出典:四日市市 HPより
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(2)参加を募集する際に参加者に周知すること
募集の際に体調が悪い場合は無理に参加をしないこと、マスクを着用することなど「新し
い生活様式」にそった対応をお願いする必要があります。
1)広報などに記載する例
例1)マスクを着用して参加しましょう!
例2)以下の事項に該当する場合は、自主的に参加を見合わせてください
① 本人の体調がよくない場合(例:発熱・風邪の症状がある場合)
② 同居家族や身近な人の体調がよくなかったり、感染が疑われる方がいる場合
③ 過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、
地域への渡航又は当該在住者との濃厚接触がある場合
例3)当日、感染防止のために主催者が決めたことにご協力をお願いします
・マイタオルを持参して参加しましょう!
・ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保にご協力ください。
・こまめな手洗い、消毒にご協力ください。
・換気のため窓を開けての開催となることがあります。
・・・etc
活動内容によって、必要な内容は違いますので、記載例を参考に案内ちらしなどを作成して
ください。
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(3)当日の受付時の注意事項
主催者は、当日の受付時に参加者が密になることへの防止や、安全に開催・実施するた
め、以下に配慮して受付事務を行うことが必要です。
1)受付窓口には、手指消毒剤を設置すること。
2)発熱や風邪の症状がある人は入場しないように呼び掛けること。
(状況によっては、発熱者を体温計などで特定し入場を制限することも考えられる。)
3)人と人が対面する場所は、最低でも1mの距離を確保したり、正面での会話をしない
ように心がけるなど接触を少なくすること。
4)参加者が距離をおいて並べるように目印の設置等を行うこと。
5)受付を行うスタッフには、マスクを着用させること。
6)混雑を極力避けるように努力すること。
7)参加者受付名簿を作成して参加者が特定できるようにすること。
8)受付場所に注意喚起を促す資料等を掲載すること。
掲載①・②を参照
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(4)参加者に対する注意事項
1)参加者の特定および体調の確認
主催者は、当日に参加者の受付名簿を作成し参加者が特定できるようにするとともに
本人の体調について確認すること。 様式1参加者名簿(コロナ対応)
〔確認した方が良い項目〕
① 氏名、住所、連絡先(電話番号)※個人情報の取扱いに十分注意すること。
② 当日の体温
③ 咳(せき)、風邪の症状、だるさ(倦怠(けんたい)感)、息苦しさ(呼吸困
難)などの有無
④ 過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、
地域等への渡航又は当該在住者との濃厚接触の有無
2)マスク等の着用
参加者がマスクを準備しているか確認することが必要です。特に会話する時には、マ
スクの着用を求めましょう。
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(5)会場の環境整備および注意事項
1)手洗い場所の配慮すべき点
主催者は、参加者が開催・実施の間に手洗いをこまめに行えるよう、以下に配慮して
手洗い場所を確保することが必要です。
① 手洗い場には石鹸(ポンプ型が望ましい)を用意すること。
② 「手洗いは30 秒以上」等の掲示をすること。
③ 手洗い後に手を拭くためのペーパータオル(使い捨て)を用意することも効果的
(参加者にマイタオルの持参を求めてもよい。共有の布タオルや手指を乾燥させる
設備については使用しないようにすること。)
④ 手洗いが難しい場合は、アルコール等の手指消毒剤を用意すること。
⑤ 複数の参加者が触れると考えられる場所(洗面台や蛇口等)については、できる
範囲で消毒すること。
2)開催会場の配慮すべき点
室内で実施する場合には、換気の悪い密閉空間とならないよう、十分な換気を行う必
要があります。具体的には、換気設備を適切に運転することや、定期的に窓を開け外気
を取り入れる等の換気を行うことが考えられます。
① 広さにはゆとりを持たせ、他の参加者と密になることを避けること。(介助を行
う場合を除く)
② ゆとりを持たせることが難しい場合は、入室する参加者の数を制限すること。
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③ 室内又はスペース内で複数の参加者が触れると考えられる場所(ドアノブ、テー
ブル、椅子等)については、こまめに消毒すること。
④ 換気扇を常に回す、換気用の小窓を開ける等、換気に配慮すること。
3)トイレの配慮すべき点
トイレについても感染リスクが比較的高いと考えられることに留意することが必要で
す。
① トイレ内の複数の参加者が触れると考えられる場所(ドアノブ、水洗トイレのレ
バー、蛇口等)については、こまめに消毒すること。
② トイレの蓋を閉めて汚物を流すよう表示すること。
③ 手洗い場には石鹸(ポンプ型が望ましい)を用意すること。
④ 「手洗いは30 秒以上」等の掲示をすること。
⑤ 手荒い後に手をふくためのペーパータオル(使い捨て)を用意することも効果的
(参加者にマイタオルの持参を求めてもよい。共有の布タオルや手指を乾燥させる
設備については使用しないようにすること。)
4)飲食物の提供時の配慮すべき点
主催者は、飲食物を参加者に提供する際は、以下に配慮して行うことが求められます。
① 参加者が飲食物を手にする前に、手洗い、手指消毒を行うよう声を掛けること
② 飲料については、ペットボトルや使い捨ての紙コップで提供すること。
③ 参加者が同じトング等で大皿から取り分ける方式を避け、一人分を小皿(使い捨
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ての紙皿)に取り分けたものを参加者に提供するなど、工夫を行うこと。
④ 飲食物を取り扱うスタッフにはマスク、手袋を着用させること。
⑤ 指定場所以外で行わず、周囲の人となるべく距離をとって対面を避け、会話は控
えめにすること。
⑥ 回し飲みなどをしないこと。
5)ゴミの廃棄の配慮すべき点
鼻水、唾液などが付いたごみは、ビニール袋に入れて密閉して縛り、ゴミを回収する
人は、マスクや手袋を着用することが求められます。また、マスクや手袋を脱いだ後
は、必ず石鹸と流水で手を洗い、手指消毒することが必要です。
6)その他
①活動中に、唾や痰をはくことは極力行わないこと。
②タオル等の共用はしないこと。
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(6)その他の留意事項
主催者は、万が一感染が発生した場合に備え、個人情報の取扱いに十分注意しながら、
当日に参加者から提出を求めた書面((4)―1) 様式1参加者名簿(コロナ対応))
について、保存期間(少なくとも1月以上)を定めて保存しておくことが必要です。
また、終了後に、参加者から新型コロナウイルス感染症を発症したとの報告があった場
合や地域の生活圏において感染拡大の可能性が報告された場合の対応方針について、四日
市市や四日市市社会福祉協議会、福祉関係機関とあらかじめ検討しておくことが必要で
す。
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3、小地域福祉活動Reスタート応援パックについて
四日市市の各地区社会福祉協議会に登録して実施されている小地域福祉活動等が、このガ
イドラインに基づいて活動を実施・再開する際に必要な物の一部を小地域福祉活動Reスタ
ート応援パックとして配布しています。
該当になる活動は以下のとおりです。
① 地区社会福祉協議会に登録するふれあいいきいきサロン活動
② 包括支援センター・在宅介護支援センターが実施、支援している介護予防活動等
③ 住民主体サービス団体
詳細につきましては、四日市市社会福祉協議会(354-8144)までお問い合わせくださ
い。
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4、作成にあたって
コロナウィルスの感染拡大を予防するとともに、各地域で小地域福祉活動が
継続して実践されるようにしていく為、今後も皆さんの声を集めていきたいと
と考えています。
よりよいガイドラインを作っていくために、ぜひみなさんの声をお聞かせ下
さい。
問い合わせ先 四日市市社会福祉協議会 地域福祉課
059-354-8144
●ガイドライン作成協力機関
四日市市高齢福祉課
四日市市北地域包括支援センター
四日市市中地域包括支援センター
四日市市南地域包括支援センター