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「知」の集積と活用の場によるイノベーション創出推進事業【4,390(5,145)百万円】
対策のポイント農林水産・食品分野におけるイノベーションを創出するため、様々な分野
の多様な知識・技術等を結集した研究開発を重点的に推進する提案公募型研
究を実施します。
<背景/課題>
・我が国の農林水産・食品産業の競争力を強化し飛躍的に成長させていくためには、従
来の常識を覆す革新的な技術・商品・サービスを生み出す研究開発が必要です。
・このため、様々な分野のアイデア・技術等を導入した産学官連携研究を促進するオー
プンイノベーションの場として、『「知」の集積と活用の場』を創設し、イノベーショ
ン創出に向けた環境を整備したところです。
・今後の提案公募型の研究開発は、革新性をより高めてイノベーションの創出を目指す
観点から、『「知」の集積と活用の場』による取組を重点的に推進します。
政策目標○基礎研究ステージ及び応用研究ステージにおける実施課題の70%以上にお
いて、革新的な技術成果や実用化につながる技術成果を創出。
○開発研究ステージにおける実施課題の80%以上において、商品化・事業化
が有望な研究成果を創出。
<主な内容>
1.イノベーション創出強化研究推進事業基礎段階から実用化段階の提案公募型研究において、従来の常識を覆す革新的な技
術・商品・サービスを生み出していくイノベーションの創出に向け、『「知」の集積と
活用の場』による研究開発を重点的に推進します。
補助率:定額
事業実施主体:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
2.「知」の集積による産学連携推進事業「知」の集積と活用の場における産学官連携協議会の運営や、研究開発プラットフ
ォームの研究戦略の策定等を支援します。
委託費
委託先:民間団体等
お問い合わせ先:
技術会議事務局研究推進課産学連携室 (03-6744-7044)
[平成30年度予算の概要]
①産学官連携協議会
②研究開発プラットフォーム
「知」の集積と活用の場によるイノベーション創出推進事業【平成30年度予算概算決定額:44億円 うち、新規課題分:14.5億円】
○ 我が国の農林水産・食品産業の競争力を強化するためには、従来の常識を覆す革新的な技術・商品・サービスを生み出すイノベーションの創出が必要。
○ 農林水産省では、イノベーションを効果的に創出するため、様々な分野の多様な知識・技術等を導入する新たな産学連携研究の仕組みとして、平成28年4月から「知」の集積と活用の場を構築し、オープンイノベーションの環境を整備。
○ この「知」の集積と活用の場を活用し、イノベーションに繋がる研究成果の創出を推進。
多様な会員が集まり、会員の相互交流を通じて研究開発プラットフォームの形成を促進農林水産・食品産業のほか、化学、医学、情報工学等
様々な分野から約1,900の会員が入会(平成29年12月14日現在)
プロデューサー(又はチーム)を中心とし、
新産業の創出につながる研究開発を実施するための戦略を作成
62の研究開発プラットフォームが設立(平成29年12月14日現在)
③研究コンソーシアム
研究開発プラットフォームの戦略に基づき、商品化・事業化につながる革新的な技術開発を実施
農林水産・食品産業の競争力強化、成長産業化
「知」の集積と活用の場を核としたイノベーションの創出
イノベーション創出を重点的に強化する提案公募型の研究開発事業
・「知」の集積と活用の場の研究コンソーシアムから提案される研究課題については、優先採択するとともに、研究費・研究期間を拡充
・研究ステージに応じた支援
イノベーション創出に向け、「知」の集積と活用の場の取組及び研究成果の普及を加速化するための各種支援
・セミナー開催等の協議会運営に対する支援
・研究開発プラットフォームにおける戦略づくり等への支援
・全国に配置するコーディネーターによる、ニーズ・シーズの収集やマッチングの支援等
「知」の集積による産学連携推進事業
イノベーション創出強化研究推進事業
「知」の集積と活用の場によるイノベーション創出推進事業
「知」の集積と活用の場(新たなオープンイノベーションの仕組み)
「知」の集積と活用の場づくりの推進
イノベーション創出に向けた研究開発の推進
生産性革命に向けた革新的技術開発事業(科学技術イノベーションによる農林水産分野の生産性革命の推進)
【1,000百万円】
対策のポイント農林水産業における生産性革命を推進するため、人工知能(AI)やドロ
ーン等の最先端技術を活用してイノベーションを創出することにより、生産
現場に実装可能な省力化・低コスト化等に資する技術開発を早急に進めます。
<背景/課題>
・我が国農林水産業の競争力強化を図るため、担い手の不足や高齢化など生産現場が直
面する課題に対応しつつ、生産性を飛躍的に向上させる技術が求められています。
・人工知能(AI)やドローン等の最先端技術を活用してイノベーションを創出するこ
とにより農林水産業に劇的な技術革新をもたらすことが期待されています。
政策目標〇研究開発に主体的に参画した全農林漁業者が、開発した技術を実践(平成32年度)
〇農林水産業において、生産性を1割以上向上させる技術体系を確立
(平成32年度)
<主な内容>
現場ニーズに即した明確な開発目標の下で、生産者・企業・大学・研究機関がチ
ームを組んで、最先端技術を活用し、イノベーションを創出して行う省力化・低コ
スト化等の生産性革命に資する技術開発を推進します。
補助率:定額
事業実施主体:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
お問い合わせ先:技術会議事務局研究推進課(03-3502-7462)
[平成29年度補正予算の概要]
②繁殖牛の飼養管理技術の開発
<イメージ>
【期待できる効果・ポイント】✔繁殖⽜の繁殖性と栄養状態に関する科学的知⾒を統合し、精密な飼養管理技術を開発✔ AI、ICT技術を活⽤することにより、⼤規模経営にも適⽤可能✔従来の受胎率から1割向上
繁殖⽜(⾁⽤⽜及び乳⽤⽜)の栄養状態の的確な把握による繁殖成績の改善等により⼦⽜の増産に資する精密な飼養管理技術を開発
(繁殖⽜の栄養状態の指標)
<イメージ>
① ICT・ドローンを活用した経営資源の最適配分システムの開発
⑤AI、ICT等を活用した魚介類の選別・加工技術、流通システムの開発
<イメージ> 多様な⿂介類の選別・加⼯の省⼒化や多様な流通ルート構築のため、AI、ICT等を活⽤し、⿂介類の選別・加⼯技術や鮮度等取引情報の数値化等により評価・伝達する品質評価技術を開発【期待できる効果・ポイント】 ⿂介類の選別・加⼯の⾃動化、省⼒化 ⽔産資源の有効活⽤、遠隔地取引の活性化等による産地の価格形成⼒の向上と漁業者の所得向上
労働⽣産性を3割向上、産地市場での取扱量を1割増加品質評価、多様な流通
選別 加工
④レーザーセンシング技術等を活用した森林路網作設支援システムの開発
【期待できる効果・ポイント】 熟練者でなくても正確な路網の施⼯が可能 技能不⾜による作業能率低下を防⽌するとともに、現地での線形設定を効率化することにより、コストを低減
レーザーセンシングやICT技術等を活⽤し、森林路網作設時に掘削位置等を可視化して指し⽰してくれる作設⽀援システムの開発
<イメージ>
③ジビエ利用の推進に資する鳥獣対策技術の開発
<イメージ> ジビエ利⽤に資する捕獲⿃獣の効率的運搬⼿法や運搬・加⼯の効率化にも資する簡易衛⽣検査システム等を開発
生産性革命に向けた革新的技術開発事業(科学技術イノベ シーョンによる農林水産分野の生産性革命の推進)
○ 人工知能(AI)やドローン等の最先端技術を活用したイノベーションの創出により、農林水産業における飛躍的な生産性向上を推進。
○ 「生産性革命・集中投資期間」である2020年までの3年間で現場実証型の技術開発を展開し、研究成果を速やかに社会実装することにより農林水産分野の「生産性革命」を実現。
衛生検査等のシステム
【期待できる効果・ポイント】 運搬作業の迅速化・軽労化による⽣産性の向上 利⽤可能⿃獣の早期選別による⾷⾁⽣産性の向上
野⽣⿃獣の⾷⾁利⽤率倍増
・気象や⼈員、ドローンによるセンシングデータ等に応じて最適な品種・作付計画・管理等を提案し、栽培管理作業も最適化
・需要予測モデルによる効率的な⽔配分システムの構築に向けた調査計画⼿法を開発
【期待できる効果・ポイント】 10以上の作物や品種の組み合わせに対応でき、経営の効率化、労働⼒や農業⽤⽔等の最適配分、気象データ、ドローンによるセンシングデータ等に応じた管理作業の⾒直しがいつでも容易に出来るソフトを開発
農業⽤⽔の供給サイドと需要サイドが調和した効率的な⽔配分システムの調査計画⼿法によって計画的な営農が可能
現状(人手による運搬) 省力化
【平成29年度補正予算額:10億円うち、新規課題分:10億円】
革新的技術開発・緊急展開事業(農林水産分野におけるイノベーションの推進)
【6,000百万円】
対策のポイント国際競争力の強化に向け、明確な開発目標の下、生産者・企業・大学・研
究機関がチームを組んで、生産者への実装までを視野に入れた技術開発を早急に進めます。
<背景/課題>・「総合的なTPP等関連政策大綱」に即し、我が国農林水産業の体質強化を図るため、外国産との差別化や更なる生産性の向上を可能にする技術を生み出し、生産現場での速やかな活用につなげることが重要です。
・このため、生産性向上に直結する課題に重点を絞り、分野の垣根を越えた研究勢力を結集して研究開発を実施し、短期間で研究成果を得て生産現場に実装する必要があります。
政策目標〇研究開発に主体的に参画した全農林漁業者が、開発した技術を実践(平成32年度)〇生産額を1割以上増加又は生産コストを2割以上低減させる技術体系を確立(平成32年度)〇新たな国産ブランドの農林水産物を10種類以上創出(平成32年度)
<主な内容>
1.革新技術の社会実装の加速(1)経営体強化プロジェクト
農林漁業経営体の技術力強化のため、テーマ毎に、農林漁業者、企業(ベンチャー企業等)、大学、研究機関がチームを組んで、明確な開発目標の下で現場への実装までを視野に入れた技術開発を支援します。
(2)地域戦略プロジェクト各地域の競争力強化のため、地域戦略に基づき、研究機関と関係者(農林漁業
者、民間企業、地方公共団体等)が共同で取り組む、先進技術を組み合わせた生産現場における革新的技術体系の実証研究を支援します。
2.先導技術の研究開発先導プロジェクト将来に向けて競争力の飛躍的な向上を図るため、新たな価値や需要を生み出す
品種、輸出促進につながる新たな生産・流通・加工技術など、次世代の技術体系を生み出す研究開発を実施します。
補助率:定額
事業実施主体:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
お問い合わせ先:1の事業 技術会議事務局研究推進課(03-3502-7462)2の事業 技術会議事務局研究統括官(生産技術)
(03-3502-2549)技術会議事務局研究開発官(基礎・基盤、環境)
(03-3502-0536)
[平成29年度補正予算の概要]
革新的技術開発・緊急展開事業(革新技術の社会実装の加速)
日EU・EPAの交渉妥結への対応
○ 我が国農林水産業の競争力強化を図るためには、生産性向上や高付加価値化に直結する技術を開発し、これを速やかに生産現場へ実装する必要。このため、①現場ニーズに沿った明確な開発目標を設定し、②農林漁業者・企業(ベンチャー企業等)大学・研究機関がチームを組んで、生産現場への実装までを視野に入れた技術開発を推進。
○ 日EU・EPAの交渉妥結を踏まえ、EUとの競争力強化等を視野に入れた技術開発を推進。
これまでの取組
○ 日EU・EPAの交渉妥結を踏まえた新たな技術開発ニーズにも対応
これまでの研究開発に加え、EUとの競争⼒強化等を視野に⼊れた技術開発を推進し、農林⽔産業の体質強化を加速化。
<技術開発のイメージ>
○ チーズの製造技術の開発に向けた国産発酵微生物活用
○ 製造用集成材等の木材製品の国際競争力を強化する技術の開発
発酵微⽣物
国産の構造⽤集成材等の⽊材製品の競争⼒を⾼めるため、加⼯施設の効率化、原⽊供給の低コスト化に資する技術を開発
出典:林野庁「平成26年度森林・林業白書」
<イメージ>
集成材
国産チーズの競争⼒強化に向け、現在外国産に依存している発酵微⽣物について、⽇本独⾃の⾵味や⾹り等の品質を実現する純国産発酵微⽣物を探索し、チーズの製造技術に活⽤
ブルドーザの農業利用による機械コスト低減(H29~)
研究内容:機械コストの低減を⽬的として、トラクタよりも耐久性
が⾼い建設⽤ブルドーザを農業⽤に改良し、農業・建設併⽤可能な次世代農機を開発。これまでの取組:ブルドーザによる⽔⽥の均平化、
直播作業に⽬処。今後は幅広い作業体系への活⽤を実証。
果実等の鮮度保持輸送技術の開発(H28~)
研究内容:農産物の輸出において必要となる多品⽬混載海上輸送を
可能とするため、多温度維持コンテナ、エチレン除去装置等を開発。
これまでの取組:多温度維持及びエチレン除去に必要な機
器の開発に⽬処。今後、コンテナ等の試作機による輸出実証を実施。
【平成29年度補正予算額:60億円うち、新規課題分:10億円】
戦略的プロジェクト研究推進事業
【3,395(4,088)百万円】
対策のポイント農林水産業・食品産業の競争力強化に向けて、農林漁業者等のニーズを踏
まえ目標を明確にした技術開発を推進します。① 農林水産業・食品産業の現場における技術課題を解決する観点から農林漁業者等のニーズを踏まえ、農林漁業者等への実装までを視野に入れた技術開発(現場ニーズ対応型研究)。
② 国が中長期的な視点で取り組むべき研究開発の方向を示したビジョンに基づき実施する技術開発(基礎的・先導的研究)。
<背景/課題>・農林水産業・食品産業の競争力の強化のためには、現場では解決できない技術的問題
などのニーズを踏まえ、農林漁業者等が求める研究目標に基づき技術開発を行い、その成果を速やかに社会実装していく必要があります。
・また、生産性の飛躍的な向上や新産業の創出に向け、近年進歩が著しい最新技術の活用を図りつつ、中長期的な視点でイノベーションの創出が期待できる基礎的・先導的な分野の技術開発を進める必要があります。
政策目標○現場ニーズを踏まえた技術を開発し、研究開発に主体的に参画した農林漁業者が開発した技術を実践(平成34年度)
○ビジョンに基づいた技術開発を推進することによる生産性向上・収益力向上・コスト削減等の実現(平成34年度)
<主な内容>
○ 目標を明確にした戦略的技術開発の推進(1)現場ニーズに対応した技術開発
農林漁業者、食品事業者のニーズを踏まえた明確な研究目標の下、農林漁業者、企業、大学、研究機関がチームを組んで行う、農林漁業者等への実装までを視野に入れた技術開発を推進します。
(2)基礎的・先導的な技術開発
国が中長期的な視点で取り組むべき研究開発の方向を示したビジョンに基づき実施するイノベーションの創出に向けた技術開発を推進します。
委託費
委託先:民間団体等
お問い合わせ先:技術会議事務局研究企画課(03-3501-4609)研究統括官(生産技術)室
(03-3502-2549)研究開発官(基礎・基盤、環境)室
(03-3502-0536)国際研究官室
(03-3502-7467)
[平成30年度予算の概要]
30 347.6
30 344.6