32
1 多文化共生マスタープラン 平成 23 年度~平成 27 年度 ㈶千葉市国際交流協会

多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

1

多文化共生マスタープラン

平成 23 年度~平成 27 年度

㈶千葉市国際交流協会

Page 2: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

2

はじめに

従来の地方自治体の国際交流事業は、自治省の「地域国際交流促進大綱の策定に関する指針」(平成

元年2月14日付自治画第17号)により、海外の姉妹都市交流を中心とした友好・親善事業、途上国

への国際協力事業などの「外なる国際化」が中心でした。しかし、昨今では、在住外国人の増加を背景

として地域における「内なる国際化」が重要な課題となっています。

千葉市においても、千葉市国際交流協会設立の平成6年には約1万人(市内人口の85人に1人)で

あった外国人登録者数が、平成21年度末には約2万2千人(市内人口の42人に1人)と倍増してい

ます。また、統計上は現れないものの国際結婚により生まれた子どもや、中国残留邦人の帰国者・その

子どもたちなど、日本国籍を持ちながら外国文化をルーツに持つ市民も増加しています。

これまで、千葉市国際交流協会では、日本語学習支援ボランティアの斡旋や、災害時支援対策など、

在住外国人支援のための様々な事業を展開してきましたが、このたび多文化共生マスタープランを策定

することにより、外国人市民と日本人市民が互いの文化の違いを認め合いながら共存する多文化共生社

会の実現に向けて、より体系的な施策展開を図っていきます。

計画期間

計画期間は、5年間(平成23年度~平成27年度)とします。

千葉市の次期国際化推進プランの計画期間は、平成24年度から平成26年度までの3年間の予定で

すが、千葉市国際交流協会では、公益法人への移行に向け、事業目的を公益性の観点から見直すことが

必要なことから、市計画に先行して策定します。

このため計画策定にあたっては、千葉市と十分協議し、1年遅れてスタートする千葉市国際化推進プ

ランとの整合性を図りながら、計画期間中も微調整を行っていくこととします。

計画基本理念

多文化共生社会の実現は一朝一夕にできるものではありませんが、この計画では多文化共生社会の実

現に必要とされる支援事業を盛り込み、千葉市国際交流協会が地域交流の拠点としての役割を果たせる

ような基盤づくりを行います。

地域社会を構成する市民を在住外国人、国際交流ボランティア、そして地域の一般市民としてとらえ

て、異なる文化を背景とする市民が対等な立場で自律して、地域社会で生活していくことを目的として

事業を構成しました。

重点事業として、日本語能力が十分ではない外国人市民のための日本語学習支援を中心に、外国人市

民の支援、ボランティア活動の支援、地域における異文化理解の推進を推進します。

Page 3: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

3

用語の定義

千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

(1)多文化共生

「国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的違いを認めあい、対等な関係を築こうとしながら、

ともに生きていく」こと(平成 18 年 3 月 27 日付総行第 79 号「地域における多文化共生推進プラ

ンについて」より)。

外国人にとっては、国籍や文化が異なることがハンディキャップとなることなく、安心して生活

できる社会であり、地域の住民にとっては、異文化が共存することが特別なこととして身構えるこ

となく、共存または融合して共に生きていくことができる社会と考えます。

(2)外国人市民

当プランにおいては、国籍に関わらず、外国に文化的ルーツをもち、千葉市内に生活の拠点を置

く市民を外国人市民と考えます。また、外国籍であっても、滞在期間が90日未満の短期滞在者は、

含みません。

ア 外国籍市民

千葉市に外国人登録をしている市民

イ 日本国籍市民のうち、外国に言葉や文化のルーツを持つ市民

帰化者、中国・樺太残留邦人、外国人の親を持つこども など

調査

(1)千葉市国際化推進プラン策定に伴う調査研究

千葉大学と千葉市の共同研究によるアンケート調査・ヒアリング調査に協力しました。

(2)市内ボランティア団体ヒアリング

市内の日本語教室を中心に、外国人支援を行っているボランティア団体26団体を訪問して、ヒ

アリング調査をおこないました。

(3)賛助会員アンケート

協会賛助会員に送付している情報誌「ふれあい」61 号により賛助会員の意見を募集しました。

(4)外国人登録データの分析

(5)協会利用実績の分析

Page 4: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

4

千葉市国際交流協会の多文化共生推進事業概要

多文化共生社会の実現

Ⅰ 外国人市民支援

Ⅱ ボランティア活動支援

Ⅲ 地域での異文化理解の推進

外国人市民とともに

日本語学習

ボランティアによる日本語学習支援、日本語教室の紹介

相談・多言語情報提供

多言語生活相談、法律相談、多言語生活情報誌等

災害対策

災害時ボランティア登録・研修、外国人市民への情報提供

国際交流ボランティアとともに

ボランティア登録・斡旋

日本語支援・通訳・翻訳・文化交流・ホームステイ等

ボランティア活動支援

日本語ボランティア研修、語学講座

団体活動支援・連携

ふれあいフェスティバル、団体活動助成、団体ネットワーク

地域の市民とともに

交流機会の提供

異文化交流サロン、姉妹都市交流事業、留学生交流員

地域交流情報の集約

情報収集・提供

Page 5: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

5

Ⅰ 外国人市民支援

従来の千葉市国際交流協会(以下「協会」といいます)の外国人市民支援事業は、日本語力が不十分

なことや文化が異なることによって、不利益を被ることのある市民を社会的弱者としてとらえ、一方向

的な支援を行うものでした。しかし、近年の外国人市民は定住化する傾向にあり、地域社会の一員とし

て自立して生活するとともに、日本人市民と対等な立場で地域社会に参加・貢献することのできる能力

が求められています。

そこで、協会では、外国人市民への日本語学習支援を中心として、多言語による情報提供事業や相談

事業などを展開します。

1 日本語学習

地域で生活する外国人市民にとって、日常生活において日本語がわからないことが、様々な障害とな

っています。また、日本人市民とのコミュニケーションを図るためにも、最低限の日本語力は必要です。

そこで協会では、外国人市民への日本語学習支援を最重要事業と位置付けて、支援方法の見直しを行

い、一層の充実を図ります。

【現状】

学習を希望する外国人に国際交流協会登録のボランティアを紹介し、週に1回1~2時間程度、1年

間の学習を行っています。ペアで行うため、学習者の都合のよい曜日に学習を行うことができ、学習者

のニーズにあった個別学習をすることができます。

ボランティア登録に際しては、資格等は設けずに、だれもが登録できるようにしており、ボランティ

ア活動支援のための3つの講座(入門・養成・実践)を開催しています。講座では、テキストを用いて、

文法を積み上げながら、日本語で日本語を教える日本語学習支援の方法を学んでいます。

学習者は、日本語検定などの受験対策として学習をしている就学生・留学生が多くいます。

問題点としては、ペアを組んだ相手以外との交流が行われにくいことや、学習者と同じ人数のボラン

ティアが必要なことがあげられます。また、ボランティアの登録に際して資格・条件を設けていないこ

とから、まったく日本語のできない外国人市民に、日常生活に必要となる初期の日本語学習支援を行え

るボランティアが一部の人に限られてしまっています。

また、協会の生活相談の窓口を訪れる外国人は、日本に長期間滞在、または永住する可能性の高い日

本人の配偶者や研修生、定住者が多くいるのに対して、協会の日本語学習支援を受けている外国人には

これらの人の割合は多くありません。

【今後の計画】

従来の「ボランティアと学習者が1対1で行う日本語学習支援」を継続するとともに、日本人の配偶

者などの定住者が必要とする日本語によるコミュニケーション力の向上を目標として、学習支援の方法

の見直しを行います。

ボランティアと学習者が会話を中心に、日本語学習を進めることのできる日本語支援の方法について

検討し、基盤づくりを行います。

さらに、まったく日本語ができずに地域で生活している市民に、短期間で最低限の日常会話ができる

ように支援することのできるボランティアを新たに養成するとともに、これらのボランティアによる初

期日本語学習支援の場を新たに設けます。

Page 6: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

6

また、外国人への日本語支援は、地域でボランティアが主催している日本語教室が非常に大きな役割

を担っていることから、協会で実施するボランティア講座や研修は、日本語教室で活動するボランティ

アも対象として実施していきます。

2 情報提供

外国人市民が自立して地域で生活していくためには、日本語を習得し、自ら情報を得て取捨選択する

ことが大切であることから、日本語学習の支援を重点的に行いますが、市民の権利・義務に関わるもの、

保健福祉や災害などに関する情報など、安心して市民生活を送る上で必要な情報は、多言語により、外

国人市民へ提供します。

【現状】

生活情報誌(ちば市政だよりの記事を中心とした生活情報を多言語で編集)やホームページ、生活相

談窓口を通して、多言語(英語、中国語、韓国語、スペイン語、日本語)での情報提供を行っています。

現在、千葉市で外国人登録をしている市民の国籍は、100か国以上に及んでいます。これらの市民

のすべての母語に対応して、情報提供をすることは、現実的ではありません。そこで、生活情報誌では、

日本語の会話ができ、ひらがなが読める外国人であれば読むことができる「やさしい日本語」による情

報提供を行っています。

しかし、市政情報については、外国人市民も市民サービスの対象であるにも関わらず、日本語のわか

らない外国人市民には、情報の周知が図られていないケースが多く、市政だよりに情報が掲載されてか

ら翻訳をおこなう協会の生活情報誌は、情報提供の時期を逸してしまうことがあります。

【今後の計画】

即時性の必要な情報については、ホームページやブログを活用して、情報を提供していきます。

また、市政情報の速やかな提供を行うためには、千葉市職員の多文化共生についての理解・協力が必

要なことから、市国際交流課の協力を得て、市役所内部への情報発信をこれまで以上に密に行い、市職

員の意識啓発に努めていきます。

3 相談事業

母語話者による生活相談、外国人問題に詳しい法律の専門家による法律相談事業を実施し、安心して

市民生活が送れるように支援します。

ア 生活相談

【現状】

日本語のほかに、英語・中国語・韓国語・スペイン語の母語話者を相談員として配置し、平日は20

時まで、土曜は17時まで多言語による相談を受け付けています。母語話者が相談を受けるため、相談

者が話しやすく、母語による会話ができることだけで、ストレスが解消できるといった効果もあります。

また、行政窓口での手続き支援としてトリオフォン(3者通話)を利用した通訳にも対応しています。

問題点としては、相談内容が、行政の制度や窓口についての問い合わせだけではなく、悩み相談やD

Vなど、語学力だけでは対応しきれない相談が増えてきているために、対応が追い付かないケースが生

じていることや、行政に関する相談についても、範囲が多岐に及び情報収集が追い付かず、迅速な情報

提供ができていないことがあげられます。

また、協会の相談窓口についての案内は、各区役所の外国人登録窓口などを通して行っていますが、

日本国籍で外国文化をルーツに持つ市民などへ直接周知する手段が不足しています。

Page 7: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

7

【今後の計画】

相談員が語学力以外の相談受付のスキルを身につけることができるように配慮するとともに、行政・

市民サービスについての的確な情報を得られるように、市に働きかけていきます。

行政の窓口などを通して、外国人市民に協会事業の周知を図ることができるように、市職員へも協会

の存在と役割について周知し、外国人登録窓口に限らず、母子保健や児童福祉などを所管する部署へも

協力を求めていきます。

協会で対応ができない言語の通訳・翻訳についても、できるだけ対応ができるように通訳・翻訳ボラ

ンティアの登録言語数の拡充に努めるとともに、相談事業については、他行政機関等の相談窓口を紹介

するなどの対応を行っていきます。

イ 法律相談

千葉県弁護士会等の専門家の協力を得て、外国人関連の入国管理や在留資格、雇用問題等について無

料法律相談会を実施します。

【現状】

年6回奇数月に無料法律相談会を開催し、各回8名までの相談を受けつけています。年々相談者が増

加しており、相談内容も多岐に渡っています。

問題点としては、相談の機会が2か月に1回であるために、相談者の抱えている問題によっては、解

決の時期を逸する場合があることがあげられます。

【今後の計画】

法律相談会を毎月実施することとして、一般的な行政相談で対応できるものと外国人市民特有の法律

的な解決が必要な問題との振り分けを行い、一般的な行政相談の窓口で対応が可能なものは、適切な窓

口を案内できるように整理を行っていきます。

4 災害対策

千葉市の防災計画において、日本語能力の不十分な外国人は「災害時要援護者」として位置づけられ

ています。外国人が災害時に支援を必要とする要因は、日本語能力の不十分さと共に、風土の異なる地

域から来日した場合に、母国と異なる自然災害(地震や台風など)の経験がないことも挙げられます。

一方、事前に防災知識をもち、災害時においても十分な情報提供がなされていれば、多くの外国人市

民は、一方的に支援を受けるだけではなく、地域住民として被災者を支援する側にもなりうることを考

慮して、外国人市民への防災知識の普及と支援体制の整備を図っていきます。

【現状】

災害時の避難所での通訳や他市で災害があった場合の翻訳支援を想定して、災害時語学ボランティア

の登録制度を設けて、災害時語学支援のためのボランティア研修を実施しています。

また、外国人に向けては、避難所の位置を記載した多言語防災マップを作成し、各区役所市民課の窓

口を通して外国籍市民に配布しています。

しかし、市の防災計画上の語学ボランティアの位置づけが曖昧であることや、災害時のボランティア

派遣の流れや協会職員の体制がマニュアル化されていないため、災害発生時に迅速な対応ができないこ

とが懸念されます。

また、自治会の加入率が低い外国人市民は、防災訓練等の経験がない者も多く、防災についての知識

は十分とはいえません。

Page 8: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

8

【今後の計画】

災害時の語学ボランティアへの協力依頼の方法について、関係機関と協議を重ね、各々の役割を明確

にするとともに、平成 24 年度までに協会の災害時対応マニュアルを策定します。

また、災害時語学ボランティアの登録・育成を行うとともに、市等が実施する防災訓練にボランティ

アと外国人市民が共に参加することなどを通して、防災知識の普及を行っていきます。

Ⅱ ボランティア活動支援

日本語学習支援を中心とするボランティアの登録・ボランティアコーディネート、及び地域で活動す

るボランティア団体との連携により、市民による異文化理解の推進を目指します。

また、ボランティア講座などを通して、広い視野を持ち、地域での多文化共生社会形成のために活動

をしていけるボランティアを育成します。

1 ボランティアコーディネート

日本語学習支援ボランティアを中心としたボランティア登録制度の充実を図るとともに、外国人の社

会参加のきっかけとして、外国人ボランティアの活動の場を提供していきます。

【現状】

個人単位でボランティア登録を受付け、行政機関等の要望に応じてボランティアのコーディネートを

行っています。

ボランティア活動の内容は日本語学習支援、通訳・翻訳、文化紹介、ホームステイの受け入れなどで

す。登録ボランティアは、3年ごとに登録内容の確認と更新を行っていますが、活動実績がないまま、

長期間を経過してしまっているボランティアもいます。

ボランティア登録は、個人登録で、活動依頼も個人単位で行っているために、活動を始めやすい一方、

ボランティア同士の連携が図りにくい状況です。

通訳・翻訳ボランティア登録者の対応言語は英語が多く、外国人市民の母語に多い中国語、フィリピ

ノ語、スペイン語や少数言語に対応できるボランティアが不足しています。

登録ボランティアは、95%が日本国籍です。外国籍のボランティアは日本語学習支援や文化紹介とい

った活動での登録をしています。

【今後の計画】

登録ボランティアが気軽に活動できるような場を提供することにより、現在活動実績のないボランテ

ィアの活動と、新規ボランティアの登録拡充を促します。

ボランティア登録時のオリエンテーションをきめ細かく行うことで、ボランティアの活動について、

十分な理解をいただき、積極的な活動につなげていきます。

また、地域住民の異文化理解のための事業や、日本語学習支援などでも活動できる外国人ボランティ

アの活動の場の提供に努めていきます。

2 ボランティア活動支援

日本語学習支援ボランティアのための講座を中心に、外国人市民支援や国際理解活動を行うボランテ

ィアの活動に役立つ講座を開催します。講座には、地域のボランティア団体等で活動するボランティア

Page 9: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

9

も参加できるように周知をして、講座や交流会における情報交換を通してボランティア同士の連携を図

ります。

【現状】

日本語で日本語を教える直接法による日本語学習指導の技術を習得するとともに、ボランティアの心

構えなどを身につけるための日本語学習支援講座を実施しており、平成22年度からは、協会登録ボラ

ンティア以外にも地域で活動する日本語教室のボランティアも受講対象としています。

また、日本語学習支援を行うボランティアを想定して、日本語学習支援時の媒介語としての外国語の

習得を目的に、語学講座を開催しています。

一方、講座を受講せずに工夫を重ねて、独自の日本語学習支援をおこなっているボランティアも多く

います。 協会のボランティア登録は個人単位で行っており、活動も個人単位であるため、ボランティ

ア同士の横のつながりを持ちにくいため、ほかのボランティアの活動の様子を知り、それぞれの活動の

参考とすることができるようにボランティア講座や交流会を実施しています。

【今後の計画】

外国人に「教える」のではなく、対等な立場で学習を「支援する」ボランティアのあり方を普及して

いきます。日本語学習支援の方法の見直しとともに、活動にとりくみやすい実践的なボランティア活動

の方法などを学べる場を設けます。

また、協会の職員もボランティアからの活動についての相談に適切に対応できるように、知識習得に

努めていきます。

3 団体活動支援・連携

市内で国際交流・協力に関する活動を行うボランティア団体の活動を紹介するとともに、団体相互の

連携を深める場として、引き続き「ちば市国際ふれあいフェスティバル」を実施します。また地域の日

本語教室をはじめとする在住外国人支援・国際交流活動等を行っているボランティア団体についての情

報を一元化し、市民及び各団体への情報提供をおこないます。

【現状】

市内では、海外交流、国際協力、在住外国人支援、地域の交流などさまざまな分野にわたり、多くの

ボランティア団体が活発な活動をしています。

協会では、市民へのボランティア団体の活動紹介と団体相互の交流を目的として、ちば市ふれあいフ

ェスティバルを開催しています。フェスティバル開催にあたっては、平成 21 年度から、全参加団体に

より構成する運営協議会を主体としてフェスティバルを運営しています。

日本語教室については、市内の教室情報をとりまとめて、ホームページや生活相談の窓口などを通し

て日本語学習を希望する外国人やボランティアへの情報提供をおこなっています。

【今後の計画】

ボランティア団体やボランティア活動に役立つ情報の収集を引き続きおこなうとともに、集約した情

報を整理して、市民へ提供していきます。ちば市国際ふれあいフェスティバルについても運営協議会の

より一層の充実を図っていきます。

Page 10: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

10

Ⅲ 地域での異文化理解の推進

外国人市民を受け入れる地域社会の市民に多文化共生への理解を求めていきます。現状では、一部の

積極的な市民を除いて、多くの日本人市民が外国人に対して違和感を持っています。相互の交流を通し

て外国人市民とふれあうことで、外国人市民の置かれている現状を理解し、共に生きていく考え方を普

及していきます。

【現状】

異文化交流サロンなどの小規模な交流会を通して、外国人市民と日本人市民の交流を図っていますが、

参加者が外国人との交流に関心のある人や、協会のボランティアなどの関係者に偏りがちとなっていま

す。

また、地域のボランティア団体などで開催されている交流イベントについての情報が、一元化されて

いないため、市民に十分な情報が伝わっていません。

【今後の計画】

国際交流協会主催のイベントだけではなく、地域のボランティア団体が行うイベントなどの情報を集

約・一元化して市民へ提供していきます。

協会は、区民祭りなどの多くの市民が集まる地域のイベントに参加して、多文化共生社会実現に向け

て市民の理解を求めるための広報活動を行っていきます。

また、姉妹都市交流などの国際親善事業においても、受け入れ家庭中心の交流だけではなく、来葉者

と市民の相互交流の機会を増やし、異文化理解の機会とします。

Ⅳ 情報収集・提供

協会に集約される様々な情報を整理し、ホームページ、協会情報誌や様々なイベントなどを通して情

報の発信をおこないます。

【現状】

ホームページは4言語に対応し、外国語のページは、英語・中国語・韓国語・スペイン語により、外

国人が市民生活を送る上で最低限必要な情報を提供していますが、文字化けを防ぐために、外国語ペー

ジは画像として提供しているために、更新に手間がかかり、頻繁な更新を行うことが難しい状態です。

協会情報誌は、賛助会員を中心に協会の事業についての情報を中心に年4回発行しています。

協会事務局のある千葉市国際交流プラザでは、多言語の新聞や関係機関から送付される情報誌が閲覧

できるほか、市民が気軽に情報を張り出して、交流をすることのできる伝言掲示板を設置しています。

【今後の計画】

協会が行う事業や千葉市の情報のみにとどまらず、多文化共生社会実現に向けて、役立つ様々な情報

の収集に努め、協会を通して広く一般に周知していきます。

また、外国人市民は、インターネットや携帯のサイトを通じて情報を得ることが多いため、Web の持

つ即時性の機能を活かし、外国人市民向けの情報を発信していきます。また、ボランティアや地域の日

本人住民にも役立つ情報も提供していくことで、多文化共生についての市民の理解を求めていきます。

Page 11: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

11

統計資料

Page 12: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

12

1 千葉市の外国人登録

(1)外国人登録者の推移

年度

千葉市人口

(A)

外国人登録者

(B)

日本国籍市民

(A)-(B)

外国人登録者率

(B)/(A)

平成6年度末 851,473 人 10,164 人 841,309 人 1.19%

平成7年度末 854,009 人 10,466 人 843,543 人 1.23%

平成8年度末 857,546 人 10,868 人 846,678 人 1.27%

平成9年度末 863,742 人 11,899 人 851,843 人 1.38%

平成10年度末 871,233 人 12,595 人 858,638 人 1.45%

平成11年度末 880,657 人 13,368 人 867,289 人 1.52%

平成12年度末 887,883 人 14,266 人 873,617 人 1.61%

平成13年度末 895,836 人 15,672 人 880,164 人 1.75%

平成14年度末 905,206 人 16,471 人 888,735 人 1.82%

平成15年度末 912,720 人 17,747 人 894,973 人 1.94%

平成16年度末 917,521 人 18,083 人 899,438 人 1.97%

平成17年度末 924,063 人 18,864 人 905,199 人 2.04%

平成18年度末 929,277 人 19,135 人 910,142 人 2.06%

平成19年度末 938,330 人 20,476 人 917,854 人 2.18%

平成20年度末 947,832 人 21,881 人 925,951 人 2.31%

平成21年度末 953,495 人 22,601 人 930,894 人 2.37%

協会設立の平成6年度末からの人口伸び率は、日本国籍の市民が 1.12 倍であるのに対して、外国人

登録者は、2.22 倍となっています。

これらの外国人市民は、美浜区の公営団地などに集住しているケースもありますが、千葉市には外国

人の集住を象徴するような産業もなく、多様な外国人が市内に散在していることが特徴と言えます。

600,000

700,000

800,000

900,000

1,000,000

1,100,000

1,200,000

1,300,000

1,400,000

1,500,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

20,000

22,000

24,000

千葉市人口及び外国人登録者数推移

外国人登録者数

千葉市人口

-外国人登録者数

住民登録外国人登録

Page 13: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

13

市内に定住する多くの中国残留邦人帰国者とその家族や、国際結婚による外国人を親にもつ子どもた

ちなど、日本国籍であるために外国人登録の統計にはあらわれないが、外国文化をルーツにもつ市民も

増加しています。

また、市内には15校の大学・短期大学があり、約2,000名の留学生が在籍しています。

(2)国籍別外国人登録者数推移

登録者数の多い国籍上位5か国の人口が、全体の82.3パーセントを占めています(H21.3.31 時

点)。

6位以下の登録者数の国籍は、約100か国あり、多様な国籍・言語の外国人市民が在住しています。

なお、平成 20 年 12 月 31 日時点の日本国内全体の外国人登録者数は下表のとおりで、千葉市の特徴

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

人数

国籍別人口推移

中国(台湾含)

韓国・朝鮮

フィリピン

ブラジル

タイ

その他

年度 中国(台湾含) 韓国・朝鮮 フィリピン ブラジル タイ その他

平成6年度末 2,528 3,787 1,200 633 240 1,776

平成7年度末 2,654 3,749 1,177 610 284 1,992

平成8年度末 2,822 3,826 1,260 578 271 2,111

平成9年度末 3,311 3,945 1,468 510 341 2,324

平成10年度末 3,759 4,085 1,645 485 383 2,238

平成11年度末 4,116 4,182 1,854 491 397 2,328

平成12年度末 4,582 4,276 2,012 507 430 2,459

平成13年度末 5,335 4,424 2,193 531 445 2,744

平成14年度末 5,969 4,410 2,218 537 450 2,887

平成15年度末 6,715 4,543 2,414 557 495 3,023

平成16年度末 6,988 4,515 2,400 606 505 3,069

平成17年度末 7,522 4,552 2,460 601 522 3,207

平成18年度末 7,844 4,537 2,476 511 522 3,245

平成19年度末 8,674 4,726 2,505 513 530 3,528

平成20年度末 9,681 4,773 2,597 554 532 3,744

10,313 4,676 2,620 618 548 3,826

45.63% 20.69% 11.59% 2.73% 2.42% 16.93%平成21年度末

Page 14: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

14

として、中国国籍の登録者が多いことがわかります。

国籍別外国人登録者数(平成20年12月31日現在)中国 韓国・朝鮮 ブラジル フィリピン ペルー 米国 その他

655,377人 589,239人 312,582人 210,617人 59,723人 52,693人 337,205人29.6% 26.6% 14.1% 9.5% 2.7% 2.4% 15.2%

(3)外国人登録者分布(平成 20年度末)

外国人登録者数が200名以上の地域

区 町 外国人登録者数 区 町 外国人登録者数

① 美浜区 高洲 1,726人 ⑫ 中央区 都町 305人② 美浜区 高浜 1,105人 ⑬ 若葉区 みつわ台 273人③ 美浜区 幸町 1,100人 ⑭ 中央区 今井 252人④ 稲毛区 小仲台 791人 ⑮ 美浜区 幕張西 240人⑤ 美浜区 真砂 664人 ⑯ 中央区 登戸 235人⑥ 花見川区 幕張町 583人 ⑰ 花見川区 千種町 216人⑦ 花見川区 花見川 519人 ⑱ 若葉区 西都賀 215人⑧ 中央区 祐光 482人 ⑲ 中央区 新宿 215人⑨ 花見川区 幕張本郷 466人 ⑳ 若葉区 貝塚町 202人⑩ 美浜区 打瀬 435人 若葉区 高品町 202人⑪ 稲毛区 園生町 346人

① 、②、③、⑤、⑦は、市営住宅・UR賃貸などの団地が多い地域です。④には千葉大学の留学

●⑩

●⑮

●①●②●③

町別外国人登録者数

●④●⑤

●⑥

●⑦

●⑧

●⑨

●⑪

●⑫

●⑬

●⑭

●⑯

●⑰

●⑱

●⑲

●⑳○21●

Page 15: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

15

生寮があります。

アンケートやヒアリング調査の結果では、外国人住民の数が多い地区においても、住民の勤務先は市

外であることが多く、地域における関係は希薄です。

2 ボランティアによる日本語教室

(1)日本語教室の分布(平成 21 年度末)

① 千葉市インターナショナルボランティアサークル ② International Community Nets

③ 役に立つ日本語 ④ グループわかば

⑤ センシティ土曜にほんご学級 ⑥ 財団法人千葉市国際交流協会

⑦ 在日タイ人児童・生徒のための「日本語学習コミュニティー」 ⑧ 蘇我日本語教室

⑨ 金曜日本語教室 ⑩ 花園VC日本語

⑪ ももの会 ⑫ 花見川土曜にほんご学級

⑬ 穴川日本語ボランタリーサークル ⑭ 外国人の為の日本語教室

⑮ 財団法人岡本国際奨学交流財団日本語教室 ⑯ 日本語会話サークル小中台

⑰ 日本語教室とどろき会 ⑱ 日本語サークル

⑲ おゆみのにほんごひろば ⑳ 土気日本語教室

○21 みどり土曜にほんご学級 ○22 ジャスミン

○23 幕張西日本語教室 ○24 MBT(Makuhari Bay Town)国際交流の会

○25 真砂日本語勉強会 ○26 国際交流せいかつ日本語みはま会

○27 土曜学級 ○28 稲浜日本語ボランティア

○29 日本語学習会(高洲) ○30 日本語学習会(真砂)

○31 日中友好雄鷹会千葉日本語教室

ボランティアによる日本語教室

①②③④

⑤⑥⑦

⑨⑩⑪

⑬⑭

⑮⑯

○21

○22○23

○24 ○25○26

○27○28

○31

○30

○29⑱

Page 16: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

16

3 協会での日本語学習者(平成 19・20・21 年度計)

(1)年齢別

(1)年齢別、(2)在留資格別を合

わせてみると、協会での日本語学習者

については、就学・留学の学生と日本

人の配偶者・家族滞在といった家族都

合による滞在者が多く、就労資格での

滞在者や定住者の学習者が少ないで

す。

(2)在留資格別

(3)国籍別

3位以下については、市内の外国人登

録数の国籍別登録者と学習者の人数が

比例しません。(外国人登録者数は、1

中国、2韓国・朝鮮 3フィリピン 4

ブラジル 5タイの順です)。

Page 17: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

17

4 協会相談窓口

(1)相談件数(言語別)

平成17年度に相談員の入れ

替えがあり、中国語・韓国語・

スペイン語は母語話者が担当

しています。

やさしい日本語であれば、コミ

ュニケーションをとれる日本

語力のある外国人については、

日本語対応で解決するケース

も多くなっています。

(2)相談件数(相談内容別)

日本語学習、日常生活に関連

する相談の伸びが大きいです。

また、相談員が母語話者であ

ることから、悩みの相談など

については1件あたりの対応

時間が長くなる傾向にありま

す。

Page 18: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

18

5 協会登録ボランティア(平成21年10月時点)

(1)登録者数推移

(2)あっせん数推移

Page 19: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

19

日本国

籍, 1078

外国籍,

65

, 0, 0, 0

, 0

, 0, 0

(3)ボランティア種別登録者数

(4)国籍別登録者数

外国籍ボランティア内訳

中国:21 名

韓国:18 名

台湾: 4 名

ペルー:3 名

インド・フィリピン:各 2 名

その他・不明:15 名

(5)年齢別登録者数

60 歳未満:756 名

60 歳以上:368 名

60 歳以上のボランティアが全体の

32.74%であり、70 歳以上も 8.71%です。

また、60 歳までは女性の比率が高く、60

歳以降は男性の登録者が多くなっています。

主婦、定年退職後の男性がボランティアの中

心を占めています。

Page 20: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

20

(6)日本語学習支援ボランティア活動

実際に日本語学習支援活動実績のある

ボランティアを年齢別に集計すると、6

0歳台の男性が最も多いです。

20-30歳代のボランティアは、登録

はあっても活動には結び付いていない

ことが多いです。

(7)住所地別

市内在住者:884名

市外在住者:259名

市内6区からの登録者は、総人口と

比べても、特定の区に片寄ることな

く登録者がいます

千葉市外からの登録者も 22.66 パー

セントいて、ボランティアは幅広い

地域から協会の活動に参加していま

す。

Page 21: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

21

6 外国人支援ボランティア団体

平成21年9月から10月にかけて、市内のボランティア団体を訪問し、ヒアリング調査を行いまし

た。

(1)調査団体(26団体)

調査は、国際交流協会に登録があるボランティア団体のうち26団体を対象に行いました。

団体の活動内容(複数回答)

在住外国人と日ごろから交流があり、外

国人の状況をよく知っている日本語教室を

中心にヒアリング調査を行いました。

日本語学習支援を行っている20団体の

うち5団体が、学習者からの生活相談にも

応じています。

ボランティアの属性(複数回答)

各団体で中心となって活動しているボラ

ンティアは、主婦や定年退職後の無職の市

民が多いですが、仕事を持つ社会人が夜間

や週末に活動している団体も9団体ありま

した。

また日本語学習の支援をしているボラン

ティアは、420 時間日本語教師養成講座の修

了者や日本語教師経験者もいましたが、千

葉市国際交流協会及び千葉県国際交流センターにおいて実施している日本語指導の講座修了者が多

くいました。

活動資金

支援を受けている外国人市民から実費程

度の会費を徴収し活動の経費に充てている

団体が多かったですが、児童や低所得者層の

外国人市民を対象に活動している団体では、

ボランティア会員が持ち出しで会費を集め、

活動経費としている団体が3団体ありまし

た。

Page 22: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

22

(2)ボランティア団体の支援を受けている外国人(複数回答)

成人を対象に活動している団体が多いで

す。日本語教室におけるこどもの受け入れに

ついては、教科指導のスキルが必要となるこ

とから、受け入れを断っているところが多か

ったです。

ボランティア団体を知った経緯(複数回答)

情報源として口コミによるものが多かっ

たです。ホームページでは、県国際交流セン

ター「あなたの街の日本語教室」を見たとい

う学習者が多いようでした。

また複数の日本語教室にかけもちして通

っている外国人も多く、他の日本語教室から

情報を得ているケースもありました。

支援者から見て、外国人に必要と思われること

日ごろの活動を通して、外国人のためにも

っとも必要とされる支援は何かという質問を

したところ、日本語学習の必要性を訴える団

体が多かったです。地域の日本人に多文化共

生の意識啓発が必要であると挙げた団体はあ

りませんでした。

(3)課題

活動においての課題は、ボランティアスタ

ッフの確保が大きな問題として挙げられま

した。支援に必要な人数の確保、及び中心と

なって活動しているボランティアの高齢化

なども課題となっています。

活動場所は、国際交流プラザのほか、公民

館やコミュニティーセンター等の公共施設

を利用している団体が多く、施設によっては、

予約が先着順であることや、人数や1か月の利用回数に制限があることから、定期的な活動に支

Page 23: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

23

障があるケースもありました。

また、参加者(外国人)については、日本語を学習していても、仕事や転居などの都合によ

り、継続が難しいといった問題が挙げられました。

(4)国際交流協会

ヒアリングの中で、協会に対しての意見を求めましたが、積極的な意見は出ませんでした。

協会の存在自体を知らない団体や、県交流センターと混同して認識している団体もありました。

(5)その他

外国人コミュニティーについて、在住外国人の間で、同国人同士で情報交換を行っているコミ

ュニティーや店舗などの情報について尋ねてみましたが、ボランティア団体で情報を把握してい

るところはありませんでした。

外国人とのかかわりにおいては、ハローワークや入国管理局へ付き添って行くような生活全般

にわたる支援を展開している団体と、プライバシーには踏み込まずにボランティアとしての支援

範囲を明確にしている団体とに分かれました。

こどもの支援をしている団体は少数ですが、母国との行き来を頻繁にし、継続した教育を受け

られない子や、中学3年生になって来日し、高校進学を目指そうとする子の問題など、児童生徒

の教育について、多くの課題が指摘されました。

中国残留邦人帰国者への支援をおこなっている団体からは、3世・4世の抱える問題が指摘さ

れました。十分な教育を受けていない親も多く、親が先に来日し、こどもを呼び寄せるケースに

おいては、親に日本の教育制度について知識がないために、子どもが学校に適応できなかったり、

進学できないといった問題があります。また、親世代は中国語を母語とし、子世代は日本語を母

語とする場合には、家庭内での軋轢も生じているケースもあります。

ボランティア団体の支援を受けている外国人は、千葉市外に勤務している人が多いようです。

都内に通勤している IT 技術者や、隣接市の工場でアルバイト・パートをしている様子がうかがえ

ました。

住居は、UR の賃貸や市営住宅、県営住宅に居住している人が多いようです。

Page 24: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

24

4 千葉市国際交流協会

(1)収支状況

ア 収入

協会の財源は千葉市からの補助・受託金が主なもので、これらの財源は主に人件費に充当されていま

す。

千葉市からの財源のうち事業に充当されているものは、「青少年交流事業」「留学生支援」「団体助成」

で、多文化共生事業については、団体助成以外は市からの補助金はなく、自主財源である財産運用収入、

賛助会費を財源としています。しかし近年の景気の低迷を受け、これらの収入が落ち込みつつあります。

また事業収入は、講座の受講料や情報誌の広告料があります。

-

10,000,000

20,000,000

30,000,000

40,000,000

50,000,000

60,000,000

70,000,000

80,000,000

90,000,000

100,000,000

H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21

基本財産運用

賛助会費

事業収入

受託

市補助

その他

年度 基本財産運用 賛助会費 事業収入 受託 市補助 その他 計

H6 4,829,392 3,523,000 433,000 36,027,088 5,425,264 50,237,744

H7 3,865,640 3,443,000 435,500 4,881,000 62,494,663 163,228 75,283,031

H8 2,367,902 2,780,000 418,250 19,843,166 67,330,335 61,672 92,801,325

H9 1,780,000 3,035,000 160,500 20,078,563 70,275,959 165,575 95,495,597

H10 1,620,000 3,103,000 282,500 2,474,631 73,190,644 89,346 80,760,121

H11 837,285 3,414,000 514,700 2,530,694 77,296,669 39,538 84,632,886

H12 644,228 3,284,000 1,161,000 2,583,399 79,856,133 1,445,488 88,974,248

H13 252,344 2,983,000 821,000 2,599,457 76,683,688 270,333 83,609,822

H14 3,183,738 2,836,000 727,000 2,571,600 78,471,660 2,666,006 90,456,004

H15 6,349,368 2,631,200 852,000 2,591,226 75,885,434 34,994 88,344,222

H16 6,967,953 2,520,200 1,174,000 2,298,432 74,362,158 863,096 88,185,839

H17 7,801,586 2,516,000 872,500 1,024,099 74,266,825 27 86,481,037

H18 8,619,848 2,458,000 1,000,200 917,711 72,075,990 13 85,071,762

H19 8,165,499 2,334,000 1,181,500 918,554 72,402,800 1,604 85,003,957

H20 8,470,000 2,275,000 1,143,000 483,568 68,093,314 646,895 81,111,777

H21 5,171,635 2,175,000 1,023,500 2,608,359 70,550,107 392,319 81,920,920

Page 25: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

25

イ 支出

歳出の主なものは、人件費です。平成 20 年度は、非常勤嘱託 1 名を自主財源で雇用していますが、

他の職員に係る人件費は市からの補助金・事業委託により賄っています。

窓口対応の相談員については、多言語対応の要望の声も強くあるため、人件費の削減が困難なことか

ら、収入の落ち込み分を事業費・事務管理費を削減することで対応しつつ、収支を維持している状態で

す。

-

10,000,000

20,000,000

30,000,000

40,000,000

50,000,000

60,000,000

70,000,000

80,000,000

90,000,000

100,000,000

H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21

国際交流推進

事業費

受託事業費

人件費

事務管理費

その他支出

支出計

国際交流推進事業費 受託事業費 人件費 事務管理費 その他支出 支出計

H6 5,010,619 32,338,125 3,688,963 41,037,707

H7 8,988,696 4,881,000 52,871,941 9,622,722 90,000 76,454,359

H8 11,201,858 19,843,166 56,213,465 4,162,466 5,000 91,425,955

H9 11,150,253 20,078,563 57,900,039 5,292,692 72,664 94,494,211

H10 10,728,118 2,474,631 61,700,329 6,121,478 103,008 81,127,564

H11 14,781,402 2,530,694 61,931,612 5,732,285 105,816 85,081,809

H12 16,537,712 2,583,399 62,215,298 5,175,242 745,512 87,257,163

H13 13,442,410 2,614,937 61,075,817 5,641,483 573,240 83,347,887

H14 17,752,421 2,571,600 63,082,613 4,562,533 636,600 88,605,767

H15 12,031,964 2,591,226 62,619,184 4,802,634 1,235,940 83,280,948

H16 17,886,874 2,298,432 62,482,240 4,444,620 625,000 87,737,166

H17 12,145,442 1,024,099 62,624,531 5,033,818 667,000 81,494,890

H18 15,184,317 917,711 61,749,348 4,958,473 496,630 83,306,479

H19 18,611,671 918,554 64,916,224 4,864,284 - 89,310,733

H20 13,668,422 483,568 62,611,838 4,766,992 - 81,530,820

H21 13,815,205 2,608,359 64,414,975 1,072,539 - 81,911,078

Page 26: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

26

(2)事業

平成6年度 平成7年度 平成8年度 平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度 平成13年度

国際交流サロン・PAPチーム PAP 82名 PAP 95名 PAP 83名 PAP 80名 PAP 80名

交流会(4回)

99名

PAP 62名

交流スポーツ交流

67名

スポーツ交流

59名

スポーツ交流

48名

スポーツ交流

29名

スポーツ交流

50名

潮干狩り 42名

スポーツ交流

20名

スピーチ大会11か国 13人

80名

7か国 13人

125名

6か国 10人

120名

8か国 14人

125名

8か国 13人

122名

日本文化紹介・体験華道・書道 19

華道・書道 31

華道・書道 35

華道・書道 32

華道・書道・弓

道・茶道・華

道・着付け

57名

生け花・茶道・

日本料理・書

道・着付け 44

茶道・日本料

理・

書道・伝統遊

戯・華道/篆刻

47名

生活体験

地震・火災体

験およびレクリ

エーション

43名

生活体験ツ

アー 25名

手打ちそば実

習 30名

生活体験ツ

アー

11名

食文化体験27名

生活体験ツ

アー

17名(雨天中

止)

食文化体験

30名

生活体験ツ

アー 17名

生活体験ツ

アー 11名

国際理解講座 4回 126名 5回 139回 4回 59名

学校派遣2件

5名

団体派遣4件

4名

国際ふれあいフェスティバル

勤労市民プラ

20団体(1,300

人)

勤労市民プラ

25団体(1,500

人)

勤労市民プラ

27団体(1,000

人)

勤労市民プラ

30団体(1,000

人)

勤労市民プラ

35団体(1,100

人)

勤労市民プラ

36団体(800

人)

幕張メッセ

32団体(1,200

人)

勤労市民プラ

30団体(1,300

人)

ヒューストン青少年交流(中学生)

【市受託】

派遣2週間

6名

【市受託】

受入2週間

6名

【市受託】

派遣2週間

6名

受入2週間6名

派遣2週間6名

受入2週間6名

派遣2週間6名

ノースバンクーバー青少年交流(高校生)

【市受託】

受入1か月4名

派遣1か月

4名

【市受託】

受入3週間4名

派遣3週間

4名

【市受託】

受入3週間4名

派遣3週間

4名

受入3週間

4名

派遣3週間

4名

受入3週間

4名

派遣3週間

4名

受入3週間

4名

派遣3週間

4名

受入3週間

4名

派遣3週間

4名

モントルー青少年交流(16-25歳)

【市受託】

派遣10日間

3名

受入10日間

3名

派遣10日間

3名

受入10日間

3名

国際文化フェスティバル

ヒューストン

(緑化フェア/

千葉公園)

アスンシオン

(千葉市民会

館)

ノースバンクー

バー(千葉市

文化センター

369名)

天津市(市民

会館 1,490名)

ヒューストン

(文化センター

569名)

ケソン(中央公

園)

モントルー(文

化センター

550名)

呉江(文化セン

ター 500名)

天津(文化セン

ター 500名)

アスンシオン

(市民会館

850名)

天津(文化セン

ター 500名)

その他

ノースバンクー

バー青少年交

流、市長一行

お別れパー

ティー

ヒューストン市

民訪問団派遣

22名

天津市へ図書

寄贈の支援(5

万冊)

天津市へ図書

寄贈の支援(3

万冊)

モントルー市市

民親善訪問団

派遣

47名

天津・呉江市

民親善訪問団

派遣

66名

呉江氏へ野球

道具寄贈

ヒューストン市

デビット・ギャ

レット夫妻演奏

会支援

ノースバンクー

バー・ヒュース

トン市民訪問

団派遣 27名

天津・呉江市

民訪問団派遣

23名

交流・異文化理解

姉妹都市交流

Page 27: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

27

平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度交流会(5回)

124名

PAP(綱引き)17名

交流会(5回)

203名

PAP 50名

交流会(5回)

156名

PAP 80名

交流会(11

回)・PAP 397

交流会(4回)・

PAP 304名

交流会(2回)・

PAP 185名PAP 74名

交流会(2回)

PAP 119名

6か国 9人

108名

8か国 11人

112名

8か国 11人

210名

9か国 10人

118名

11か国 12人

131名

11か国 13人

152名

10か国 14人

131名

6か国 8人

94名

学校派遣4件

23名

団体派遣4件

10名

セミナー 90名

学校派遣9件

22名

団体派遣8件

31名

学校派遣4件

12名

団体派遣10件

34名

学校派遣3件

13名

団体派遣7件

28名

ヒューストン市

芸術団 707人

ケソン市芸術

団 83人

ノースバンクー

バー市音楽交

流団 154人

勤労市民プラ

32団体(1,000

人)

幕張メッセ

29団体(1,500

人)

幕張メッセ

32団体(1,500

人)

幕張メッセ

36団体(1,600

人)

センシティー

39団体(1,700

人)

センシティー

40団体(1,800

人)

きぼーる

41団体(1,800

人)

きぼーる

42団体(2,000

人)

受入2週間6名

派遣2週間6名

受入2週間6名

派遣2週間6名

受入2週間6名

派遣2週間6名

受入2週間6名

派遣2週間4名

受入3週間

4名

派遣3週間

4名

受入3週間

4名

派遣3週間

4名

受入3週間

4名

派遣3週間

4名

受入3週間

4名

派遣3週間

4名

受入3週間

4名

派遣3週間

4名

受入3週間

4名

派遣3週間

4名

受入3週間

4名

派遣3週間

4名

受入2週間

4名

派遣2週間

4名

派遣10日間

3名

受入9日間

3名

派遣10日間

3名

受入10日間

3名

派遣10日間

3名

受入10日間

3名

派遣14日間

3名

受入10日間

3名

ケソン(文化セ

ンター 500名)

モントルー(市

民会館 1,000

人)

ノースバンクー

バー(市民会

館 1,000人)

アスンシオン

(市民会館

920人)

天津(市民会

館 1,000人)

ヒューストン

(市民会館

724人)

ケソン(市民会

館 806人)

ノースバンクー

バー(市民会

館 902人)

ノースバンクー

バー・ヒュース

トン市民訪問

団派遣 25名

モントルー市民

親善訪問団派

遣 35名

Page 28: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

28

平成6年度 平成7年度 平成8年度 平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度 平成13年度

英語 中級 10人 中級 10名 中級 20名 中級 20名 中級 20名 中級 40名 中級 40名 初級 37名

中国語 初級 20名 初級 20名 初級 20名 初級 30名 初級 30名 初級 20名

スペイン語 初級 30名 初級 30名 初級 16名

韓国語

生活相談日・英・中・西

279件

日・英・中・西

645件

日・英・中・西

601件

日・英・中・西

699件

日・英・中・西・仏

717件

日・英・中・西・仏

677件

日・英・中・西・仏

700件

日・英・中・西・仏

695件

法律相談

防災

留学生自転車斡旋 30台 30台 30台 21台

留学生図書券助成 379人 289人 299人

留学生交流員

団体ネットワーク 129団体 25団体

関係団体活動

実態調査 74

団体

ボランティア研修

日本語学習指

導者ワンポイン

トクリニック

9人

留学生を通し

て見たボラン

ティア

59名

留学生を通し

てのボランティ

11名

ホームステイ・

ホームビジット

をやってみよう

21名

気軽にホーム

ステイ 22名

翻訳通訳の落

とし穴 48名ニーズに合っ

た教材づくり

54名

ホームステイこ

の豊かなふれ

あいの時 23

通訳・翻訳-

国際交流員の

経験から 39

こんなときどう

してるの?(日

本語指導) 21

ボランティアと

して日本語を

教えるというこ

と 65名

日本語支援講座 養成 37名 養成 27名 養成 20名 養成 30名 養成 60名 養成 60名 養成 92名 養成 77名

団体助成

日本語学習支援 115人 204人 441人 653人 888人 957人 1,122人 673人

学校派遣

通訳 209人 275人 330人 386人 477人 429人 287人

(うち災害時通訳)

翻訳

ホームステイ・ビジット 76人 165人 215人 211人 264人 288人 272人

文化紹介 64人 90人 112人 145人 141人 179人 133人

国際交流支援 146人 218人 286人 356人 357人 410人 315人

日本語学習 191件 203件 206件 600件 875件 841件 839件 835件

学校派遣

交流支援 40件 26件 55件 42件 30件 29件 21件

通訳 22件 16件 64件 67件 60件 23件 39件

翻訳

ホームステイ・ビジット 7件 41件 40件 101件 69件 42件 37件

文化紹介 468件 25件 5件 4件 23件 27件 12件

在住外国人支援

ボランテ

ィア・団体支援

語学講座

ボランテ

ィア登録

ボランテ

ィア斡旋

Page 29: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

29

平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度

初級 42名初級 12名

中級 26名

初級 20名

中級 22名

サロン 46名

こどもサロン

67名

サロン 38名

こどもサロン

34名

サロン 64名

こどもサロン

23名

サロン 50名 サロン 48名

初級 13名 初級 10名 初級 14名 初級 11名 初級 14名

初級 15名

ステップアップ

15名

初級 14名

ステップアップ

21名

初級 19名

初級 24名 初級 15名

初級 22名 初級 16名 初級 19名 初級 14名 初級 10名 初級 11名 初級 13名 初級 16名

日・英・中・西・仏

734件

日・英・中・西・仏

783件

日・英・中・西・仏

787件

日・英・中・西・韓

787件

日・英・中・西・韓・葡

1,455件

日・英・中・西・韓・葡

1,995件

日・英・中・西・韓・葡

1,950件

日・英・中・西・韓

1,831件

6回 20名 6回 19名 6回 14名 6回 24名 6回 12名 6回 19名

関東地域国際

化協会連絡協

議会意見交換(14団体)

災害時通訳ボ

ランティア研修

61名

災害時通訳ボ

ランティア研修

60名

災害時通訳ボ

ランティア研修

119名

防災マップ作

製 3,000部

災害時語学ボ

ランティア研修

37名

30台 30台 30台 30台 30台 30台 30台 0台

344人 342人 381人 417人 375人 371人 338人 359人

3人 4人

活動状況冊子作成

活動状況冊子作成

市内日本語教

室調査(21か

所)

市内日本語教

室のネットワー

ク化(21か所)

市内日本語教

室のネットワー

ク化(24か所)

市内日本語教

室のネットワー

ク化(27か所)

市内日本語教

室のネットワー

ク化(29か所)

市内日本語教

室のネットワー

ク化(29か所)

21世紀-こと

ばの心ゆとり

の心 65名

ホストファミ

リーとしての心

構え 12名

ホストファミ

リーとしての心構え 10名

多文化共生社

会の実現(高

浜自治会にて)

23人

日本語レッスン

交流会 63人

日本語学習支

援に関する相

談・情報交換

68人

日本語学習支

援に関する相

談・情報交換

59人

日本語学習支

援に関する相

談・情報交換

58人

日本語学習支

援に関する相

談・情報交換

79人

養成 33名

実践 25名

養成 37名

実践 23名

入門 76名

養成 82名

実践 24名

入門 50名

養成 56名

実践 20名

入門 52名

養成 70名

実践 16名

入門 44名

養成 72名

実践 15名

入門 50名

養成 68名

実践 17名

入門 50名

養成 51名

実践 13名

9団体 9団体 9団体 10団体 6団体 14団体 8団体 19団体

894人 1,104人 812人 960人 933人 895人 882人 898人

84人 77人 86人 95人

372人 446人 241人 443人 337人 378人 474人 497人

116人 131人 141人 140人 120人 90人

183人 221人 305人 337人

321人 403人 241人 268人 271人 292人 286人 277人

178人 214人 156人 162人 158人 163人 150人 171人

413人 499人 365人 272人 377人 380人 387人 413人

957件 486件 529件 541件 596件 576件 550件 581件

10件 4件 7件 4件

62件 84件 24件 35件 48件 32件 23件 48件

35件 32件 22件 28件 16件 37件 26件 31件

2件 10件

24件 56件 64件 36件 39件 61件 37件 39件

14件 21件 33件 50件 19件 14件 1件 6件

Page 30: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

30

平成6年度 平成7年度 平成8年度 平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度 平成13年度

機関紙ふれあい 3,000部×3回 3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回 2,500部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回

機関紙 The New GateWay 500部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回

ホームページ運営 日

多言語生活情報誌

プラザ資料 図書図書、新聞、雑

図書、新聞、雑

図書、新聞、雑

図書、新聞、雑

図書、新聞、雑

図書、新聞、雑

図書、新聞、雑

インターネットコーナー

協会パンフレット等 5,000部

3,000部

シンボルマーク

策定

3,000部

シンボルマーク

普及事業

5,000部

相談事例マ

ニュアル作成

日本語 8,000

英語 8,000部

施設運営グリーンハウス

実施設計

国際交流プラ

グリーンハウス

国際交流プラ

グリーンハウス

国際交流プラ

グリーンハウス

国際交流プラ

グリーンハウス

国際交流プラ

グリーンハウス

その他

その他事業

設立記念講演

会/パー

ティー

県民の日「国

際交流ひろば」

出展

千葉国政文化

講演会神田外語大学

生制作の生活

ガイドブック配

県民の日「国

際交流ひろば」

出展

政令指定都市

移行5周年記念国際文化交

流会

神田外語大学

生制作の生活

ガイドブック配布

県民の日「国

際交流ひろば」

出展

講演・シンポジ

ウム「暮らしの中の国際化」

80名

【市受託】

ハンディ生活ガイド作成(英・

中・韓・西・葡)

モントルーに

ジャズアーティ

スト派遣

呉江に野球指

導者派遣

県民の日「国

際交流ひろば」

出展

アミューズメン

ト情報英語翻訳

相談事例(生

活情報)英訳

講演「日本人

が世界から孤立しないため

に」 80名

県民の日「国

際交流ひろば

出展」

翻訳情報の

ホームページ掲載準備

外交の窓in千

葉「21世紀に向

けての地域の

国際化を考える」100名

協会設立5周

年感謝の集い

150名

県民の日「国

際交流ひろば」

出展

翻訳情報の

ホームページ掲載準備

国際交流講演

会「いま何故ボ

ランティアか」

62名

ボランティア活動拠点整備

6区に拠点を整

備するために

他政令市調査

個人 762人 895人 991人 1,074人 1,150人 1,215人 1,227人 1,250人

法人 85団体 98団体 110団体 112団体 117団体 117団体 117団体 118団体

講演「日本人

が世界から孤

立しないために」

80名

各種団体支援

ボランティア活

動拠点整備

6区に拠点を整備するために

他政令市調査

千葉ユネスコ

協会イベント外

国人参加者募

集協力

相談事例(生

活情報)英語

翻訳

扇屋ジャスコ

英会話ビデオ

テープ配布

日中国交正常

化25周年チャ

リティー公演支

千葉ユネスコ

協会イベント外

国人参加者募

集協力

千葉ユネスコ

協会イベント外

国人参加者募

集協力

タイの小学校にそろばんを送る運動支援

国際交流ソサ

エティ千葉天

津市との交流

支援

ラボ国際交流

センター海外

青少年交流支

ラボ国際交流

センター海外

青少年交流支

市受託

広報・情報

会員

Page 31: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

31

平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度

3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回

3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回 3,000部×4回

日・英・西・中・

日・英・西・中・

日・英・西・中・

日・英・西・中・

日・英・西・中・

日・英・西・中・

日・英・西・中・

日・英・西・中・

英・中 英・中 英・中英・中・やさしい

日本語

図書、新聞、雑

図書、新聞、雑

図書、新聞、雑

図書、新聞、雑

図書、新聞、雑

図書、新聞、雑

図書、新聞、雑

図書、新聞、雑

2台 2台 2台 1台

設立10周年記

念誌編纂

協会移転に伴

う広報パンフ

レット作成等

国際交流プラ

グリーンハウス

国際交流プラ

グリーンハウス

国際交流プラ

グリーンハウス

国際交流プラ

国際交流プラ

国際交流プラ

国際交流プラ

国際交流プラ

地域連携コー

ディネーター

近隣国際交流

協会との連携

(アンケート実

施)ベルローズ

デュオ公演

200名

ボランティア活

動拠点整備横浜視察

近隣国際交流

協会との連携

(意見交換会)

市川市他5団体

国際交流講演

会「地域からの

国際協力」 53

人日米草の根交

流サミット千葉

大会千葉市分

科会 29名

近隣国際交流

協会との連携

(意見交換会)

船橋市国際協力説明

会(共同:JICA

東京) 30人

設立10周年記

念公演、スピーチ大会 210名

日本語ボラン

ティアワンポイ

ントブック作成

国際協力講座

(共同:JICA東

京) 500人

国際協力講座

(共同:JICA東

京) 445人

H20,12,1 ツイ

ンビルに移転

1,245人 1,267人 1,240人 1,246人 1,188人 604人 600人 567人

116団体 116団体 116団体 113団体 100団体 71団体 68団体 69団体

ベルローズ

デュオ公演

200名

国際交流講演

会「地域からの

国際協力」 53

国際協力説明

会(共同:JICA

東京) 30人

ボランティア活

動拠点整備横浜視察

日米草の根交

流サミット千葉

大会千葉市分

科会 29名

設立10周年記

念公演、スピーチ大会 210名

ふれあいボード設置

日本語ボラン

ティアワンポイ

ントブック作成

設立10周年記

念誌編纂

Page 32: 多文化共生マスタープラン...3 用語の定義 千葉市国際交流協会の多文化共生マスタープランにおいて、用語は下記のとおりの定義で使用します。

32

(3)賛助会員

会費収入推移

会費収入は、平成 11 年度以降減少しています。

賛助会員には、特典(協会主催講座の受講料割引、会員限定の英語サロンの実施、情報誌発送)があり、

法人会員は協会ホームページに掲載し、当該団体へのリンクをすることができます。

-

500,000

1,000,000

1,500,000

2,000,000

2,500,000

3,000,000

3,500,000

4,000,000