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地域経済構造分析から見える
高山市市民文化会館平成30年02月23日（金）
Copyright© Ryohei Nakamura, Department of Economics, Okayama University 2018
岡山大学・経済学部
大学院社会文化科学研究科
©中村良平
高山市の強みと課題
高山市地域経済構造分析セミナー
まず、まちの立ち位置を見てみる
地域経済構造分析2
岐阜市
大垣市
高山市
多治見市
関市
中津川市
美濃市
瑞浪市
羽島市
恵那市
美濃加茂市
土岐市
各務原市
可児市
山県市
瑞穂市
飛騨市
本巣市
郡上市
下呂市
海津市
岐南町
笠松町
養老町垂井町
関ヶ原町 神戸町
輪之内町
安八町
揖斐川町 大野町
池田町
北方町
坂祝町
富加町
川辺町
七宗町
八百津町
白川町
東白川村
御嵩町
白川村
0%
5%
10%
15%
20%
25%
30%
35%
40%
45%
50%
55%
60%
65%
0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 50% 55% 60% 65% 70% 75%
通勤流入率
通勤流出率
通勤流出率と通勤流入率の関係
通勤流出率：他市町村へ通勤÷常住就業者 通勤流入率：他市町村から通勤÷従業者数
対角線に近いところで、北東方向へ行くほど、昼と夜の顔ぶれが変わる。
4
所得の流入額（百万円）
所得の流出額（百万円）
所得の純流入額（百万円）
人口当たりの純流入額（千円/人）
通勤の純流入
岐阜市 183,163 217,963 -34,800 -8.5 5,539 大垣市 79,399 100,308 -20,909 -13.2 5,880 高山市 7,126 10,056 -2,931 -3.1 914 多治見市 83,903 41,385 42,518 36.9 -13,368 関市 48,315 44,179 4,136 4.5 -749 中津川市 17,852 17,179 673 0.8 -411 美濃市 13,580 13,147 433 1.9 41 瑞浪市 25,435 13,733 11,702 29.2 -3,672 羽島市 52,115 26,208 25,907 38.1 -7,957 恵那市 22,781 16,721 6,060 11.1 -1,763 美濃加茂市 37,891 40,304 -2,413 -4.8 1,232 土岐市 39,606 24,285 15,321 25.1 -3,828 各務原市 96,250 70,273 25,978 17.8 -9,512 可児市 74,061 52,309 21,752 22.7 -7,108 山県市 21,740 9,936 11,804 39.5 -3,774 瑞穂市 50,428 25,287 25,140 50.9 -7,992 飛騨市 7,937 5,250 2,687 9.7 -1,019 本巣市 29,468 23,058 6,410 18.0 -1,727 郡上市 5,022 2,641 2,382 5.1 -885 下呂市 3,761 3,757 4 0.0 66
通勤の出入りについて、市町村別の課税者対象所得額、課税者対象人数を勘案して算出（国勢調査に合わせた2010年度）。
通勤流出入による所得の出入り
5
-6,000
-5,000
-4,000
-3,000
-2,000
-1,000
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
47-50 50-55 55-60 60-65 65-70 70-75 75-80 80-85 85-90 90-95 95-00 00-05 05-10 10-15
就業圏域全体 中心都市（旧高山市） 郊外地域（２町７村）
国勢調査人口の増減で見る地域就業圏域の発展段階：ライフサイクル
6
2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014
-104 -147 -151 -289 -340 -377 -381 -432
2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014
-351 -508 -299 -194 -111 -328 -178 -190
高山市の人口動態 住民基本台帳調べ
自然増減 社会増減
-600
-400
-200
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
'79'80'81'82'83'84'85'86'87'88'89'90'91'92'93'94'95'96'97'98'99'00'01'02'03'04'05'06'07'08'09'10'11'12'13'14'15'16
自然純増加数 出生者数 死亡者数
-700
-600
-500
-400
-300
-200
-100
0
100
200
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000
4,500
5,000
'79
'80
'81
'82
'83
'84
'85
'86
'87
'88
'89
'90
'91
'92
'93
'94
'95
'96
'97
'98
'99
'00
'01
'02
'03
'04
'05
'06
'07
'08
'09
'10
'11
'12
'13
'14
'15
'16
社会増減数 転入者数 転出者数
0
100
200
300
400
500
600
700
800
男 女
県内からの転入者数：2010～2015年：高山市
0
100
200
300
400
500
600
700
800
男 女
県内への転出者数：2010～2015年：高山市
0
100
200
300
400
500
600
男 女
県外からの転入者数：2010～2015年：高山市
0
100
200
300
400
500
600
男 女
県外への転出者数：2010～2015年：高山市
EBPM（Evidence based Policy making）
規範的な考えで因果関係を把握
単純回帰分析の解釈
個人所得（課税者所得＋年金所得）と小売り販売額との関係
基準線（統計では回帰線）からの縦方向の乖離を測ると、岐阜市では+32.8億円、大垣市で+78.8億円、最大では高山市が+318.9億円となり、消費の純流入額が推計される。人口当たりだと、2014年3月の住民人口で測ると、高山市が35.2万円/人、岐南町が64.8万円/人、本巣市が33.8万円/人の純流入額となる。（商業統計品目から独自集計）
岐阜市
大垣市
高山市
多治見市
関市
中津川市
瑞浪市
羽島市
美濃加茂市
土岐市
各務原市
可児市
瑞穂市
y = 0.5801xR² = 0.9841
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000
4,500
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000 5,500 6,000 6,500 7,000 7,500
小売販売額（億円）
個人所得（億円、2014年度）
9
大垣市
高山市
多治見市
関市
中津川市
美濃市
瑞浪市
羽島市
恵那市美濃加茂市
土岐市
各務原市
可児市
山県市
瑞穂市
飛騨市
本巣市
郡上市
下呂市
海津市
岐南町
養老町
y = 0.5801xR² = 0.9841
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
1,600
1,800
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000
小売販売額（億円）
個人所得（億円、2014年度）拡大
労働生産性
• 高山市の規模からして、個人サービスは域内で循環している。特に、宿泊・飲食サービス業は相対的に高い付加価値を生み出している。
• それに対して、製造業の付加価値生産性は高いとは言えない。
岐阜市
大垣市
高山市
多治見市
羽島市各務原市
郡上市
下呂市
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000
付加価値額（百万円）
従業者数
岐阜市
大垣市
高山市
多治見市
関市
中津川市
羽島市
恵那市
美濃加茂市
土岐市
各務原市
可児市
郡上市
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
35,000
40,000
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000
付加価値額（百万円）
従業者数
製造業 宿泊・飲食サービス業
11
岐阜市
大垣市
高山市
多治見市
関市
中津川市
美濃市
瑞浪市
羽島市
恵那市
美濃加茂市
土岐市
各務原市
可児市山県市
飛騨市
郡上市
下呂市
海津市
岐南町笠松町
養老町垂井町
関ヶ原町
坂祝町
富加町
川辺町
七宗町
八百津町
白川町
東白川村
御嵩町
白川村
安八郡広域連合
揖斐広域連合
もとす広域連合
3%
4%
5%
6%
7%
8%
9%
15% 20% 25% 30% 35%
要介護者の人口割合
70歳以上人口割合
岐阜市
大垣市
高山市
多治見市
関市
中津川市
美濃市
瑞浪市
羽島市
恵那市
美濃加茂市
土岐市
各務原市
可児市
山県市
飛騨市
郡上市
下呂市
海津市
岐南町
笠松町
養老町
垂井町
関ヶ原町
坂祝町
富加町
川辺町
七宗町
八百津町
白川町
東白川村
御嵩町
白川村
安八郡広域連合
揖斐広域連合
もとす広域連合2.5%
3.0%
3.5%
4.0%
4.5%
5.0%
5.5%
6.0%
15% 20% 25% 30% 35%
要介護者の人口割合
70歳以上人口割合
70歳以上人口割合と要支援・要介護率 70歳以上人口割合と要介護率
• 高山市の70歳以上人口割合からすると、all岐阜県市町村の基準では、要介護率・要支援率は高い。
信金信組の預貸率の推移
貸出／預金（岐阜市、大垣市、高山市） 貸出／預金（多治見市・関市・郡上市）
これは、一種の地元への融資比率、再投資の割合を見るもの。
0.25
0.30
0.35
0.40
0.45
0.50
0.55
0.60
0.65
平成22年度平成23年度平成24年度平成25年度平成26年度平成27年度平成28年度
岐阜信用金庫 大垣信用金庫 高山信用金庫
0.25
0.30
0.35
0.40
0.45
0.50
0.55
0.60
0.65
平成22年度平成23年度平成24年度平成25年度平成26年度平成27年度平成28年度
東濃信金 関信用金庫 八幡信金
産業連関表からわかること
まちの稼ぐ力を直接把握できる
高山市産業連関70部門表（2014年）
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
55
60
耕種農業
畜産
農業サービス
林業
漁業
鉱業
畜産食料品製造業
食料品
(畜産等除く
)日本酒
その他飲料
飼料・有機肥料
繊維製品
木材・木製品
家具・装備品
パルプ・紙
印刷・製版・製本
化学工業
石油・石炭製品
プラスチック製品
セメント・セメント製品
陶磁器
他の窯業・土石製品
金属製品
はん用機械
生産用機械
業務用機械
電子部品
電気機械
情報・通信機器
輸送機械
他の製造製品
木造建築
その他の建設
公共事業
電力
ガス・熱供給
水道
廃棄物処理
卸売業
小売業
金融・保険
不動産仲介・賃貸
住宅賃貸料
住宅（帰属家賃）
運輸・郵便
情報通信
公務
教育
研究
医療
保健衛生
社会保険・社会福祉
介護
非営利団体サービス
物品賃貸サービス
広告
自動車整備・機械修理
他の対事業所サービス
宿泊業
飲食サービス
洗濯・理美容・浴場業
娯楽サービス
他の対個人サービス
昼間人口当たりの生産額（万円／人）
0
5
10
15
20
25
30
35
耕種農業
畜産
農業サービス
林業
漁業
鉱業
畜産食料品製造業
食料品
(畜産等除く
)日本酒
その他飲料
飼料・有機肥料
繊維製品
木材・木製品
家具・装備品
パルプ・紙
印刷・製版・製本
化学製品（医薬品除く）
化学工業
石油・石炭製品
プラスチック製品
ゴム製品
ガラス・ガラス製品
セメント・セメント製品
陶磁器
他の窯業・土石製品
鉄鋼
非鉄金属
金属製品
はん用機械
生産用機械
業務用機械
電子部品
電気機械
情報・通信機器
輸送機械
他の製造製品
木造建築
その他の建設
公共事業
電力
ガス・熱供給
水道
廃棄物処理
卸売業
小売業
金融・保険
不動産仲介・賃貸
住宅賃貸料
住宅（帰属家賃）
運輸・郵便
情報通信
公務
教育
研究
医療
保健衛生
社会保険・社会福祉
介護
非営利団体サービス
物品賃貸サービス
広告
自動車整備・機械修理
他の対事業所サービス
宿泊業
飲食サービス
洗濯・理美容・浴場業
娯楽サービス
他の対個人サービス
昼間人口当たりの移輸出額（万円／人）
0
5
10
15
20
25
30
耕種農業
畜産
農業サービス
林業
漁業
鉱業
畜産食料品製造業
食料品
(畜産等除く
)日本酒
その他飲料
飼料・有機肥料
繊維製品
木材・木製品
家具・装備品
パルプ・紙
印刷・製版・製本
化学製品（医薬品除く）
医薬品
石油・石炭製品
プラスチック製品
ゴム製品
ガラス・ガラス製品
セメント・セメント製品
陶磁器
他の窯業・土石製品
鉄鋼
非鉄金属
金属製品
はん用機械
生産用機械
業務用機械
電子部品
電気機械
情報・通信機器
輸送機械
他の製造製品
木造建築
その他の建設
公共事業
電力
ガス・熱供給
水道
廃棄物処理
卸売業
小売業
金融・保険
不動産仲介・賃貸
住宅賃貸料
住宅（帰属家賃）
運輸・郵便
情報通信
公務
教育
研究
医療
保健衛生
社会保険・社会福祉
介護
非営利団体サービス
物品賃貸サービス
広告
自動車整備・機械修理
他の対事業所サービス
宿泊業
飲食サービス
洗濯・理美容・浴場業
娯楽サービス
他の対個人サービス
昼間人口当たりの移輸入額（万円／人）
-25
-20
-15
-10
-5
0
5
10
15
20
25
30
35
医薬品
運輸・郵便
宿泊業
家具・装備品
畜産食料品製造業
飲食サービス
耕種農業
金融・保険
医療
はん用機械
廃棄物処理
他の対個人サービス
娯楽サービス
林業
社会保険・社会福祉
介護
洗濯・理美容・浴場業
日本酒
非営利団体サービス
生産用機械
住宅賃貸料
パルプ・紙
電力
木造建築
公共事業
水道
保健衛生
陶磁器
教育
農業サービス
他の窯業・土石製品
帰属家賃
食料品
(畜産等除く
)セメント・セメント製品
鉱業
漁業
電子部品
ガラス・ガラス製品
ゴム製品
不動産仲介・賃貸
非鉄金属
繊維製品
自動車整備・機械修理
印刷・製版・製本
公務
木材・木製品
物品賃貸サービス
飼料・有機肥料
畜産
ガス・熱供給
その他飲料
鉄鋼
業務用機械
情報・通信機器
金属製品
他の製造製品
小売業
電気機械
プラスチック製品
広告
研究
輸送機械
その他の建設
石油・石炭製品
化学製品（医薬品除く）
他の対事業所サービス
卸売業
情報通信
昼間人口当たりの純移輸出額（万円／人）
18
化学工業製品（医薬品）運輸業宿泊業家具・装備品畜産関係の食料品加工飲食サービス耕種農業
純移輸出額で見る高山市の稼ぐ力
純移輸出額で見る高山市の依存性
情報通信サービス卸売り業対事業所サービス業化学製品（医薬品除く）研究広告業
中分類 小分類 従業者構成比 特化係数 特化係数
01 農業 1.4% 3.08
011 耕種農業 0.8% 3.86
012 畜産農業 0.4% 4.28
02 林業 0.5% 5.52
021 育林業 10.22 10.22
06 総合工事業 4.7% 1.61
065 木造建築工事業 0.8% 2.17
07 職別工事業（設備工事業を除く） 1.9% 1.39
071 大工工事業 0.3% 2.19
075 左官工事業 0.2% 2.44
076 板金・金物工事業 0.2% 2.58
09 食料品製造業 2.8% 1.34
091 畜産食料品製造業 0.6% 2.21
093 野菜・果実缶詰・農産保存食料品
0.4% 4.55
10 飲料・たばこ・飼料製造業 0.3% 1.20
102 酒類製造業 0.2% 2.82
12 木材・木製品製造業 0.8% 3.72
121 製材業，木製品製造業
0.3% 3.73
129 他の木製品製造業 0.3% 13.58
13 家具・装備品製造業 2.2% 8.64
131 家具製造業 1.9% 12.86
132 宗教用具製造業 0.0% 2.53
133 建具製造業 0.2% 4.31
14 パルプ・紙・紙加工品 0.7% 1.84
145 紙製容器製造業 0.6% 3.64
中分類 小分類 従業者構成比 特化係数 特化係数
16 化学工業 2.4% 3.29
165 医薬品製造業 2.4% 11.66
32 その他の製造業 0.4% 1.05
325 がん具・運動用具製造 0.1% 1.58
327 漆器製造業 0.1% 9.99
328 畳等生活雑貨製品製造 0.1% 2.74
42 鉄道業 1.2% 2.86
43 道路旅客運送業 1.0% 1.06
52 飲食料品卸売業 1.9% 1.43
521 農畜産物・水産物卸売 0.8% 1.37
58 飲食料品小売業 4.9% 0.98
59 機械器具小売業 2.2% 1.50
60 その他の小売業 5.4% 1.34
74 技術サービス業 1.4% 1.01
75 宿泊業 7.0% 6.20
76 飲食店 7.6% 1.12
78 洗濯・理容・美容・浴場業 2.2% 1.17
781 洗濯業 0.6% 1.18
782 理容業 0.4% 1.28
79 その他の生活関連サービス業 0.9% 1.30
796 冠婚葬祭業 0.4% 1.49
81 学校教育 2.6% 0.74
83 医療業 5.9% 0.90
85 社会保険・福祉・介護事業 6.9% 1.14
854 老人福祉・介護事業 4.2% 1.15
92 その他の事業サービス業 2.1% 2.1% 0.55
922 建物サービス業 1.4% 0.89
参考 従業者数で見た雇用力、特化係数 （経済センサス2014年）
産業連関表からわかること
まちの需要（消費・投資・移出）の変化に反応するのはどの産業か
各最終需要項目が１単位増加したときにそれぞれの産業にとってどれだけの生産が誘発されるか。
0.00
0.02
0.04
0.06
0.08
0.10
0.12
0.14
0.16
0.18
耕種農業
畜産
林業
漁業
畜産食料品製造業
食料品
(畜産等除く
)日本酒
その他飲料
繊維製品
木材・木製品
家具・装備品
パルプ・紙
印刷・製版・製本
化学製品（医薬品除く）
医薬品
石油・石炭製品
プラスチック製品
陶磁器
他の窯業・土石製品
金属製品
電子部品
電気機械
情報・通信機器
輸送機械
その他の製造製品
木造建築
その他の建設
公共事業
電力
ガス・熱供給
水道
廃棄物処理
卸売業
小売業
金融・保険
不動産仲介及び賃貸
住宅賃貸料
住宅賃貸料（帰属家賃）
運輸・郵便
情報通信
公務
教育
研究
医療
保健衛生
社会保険・社会福祉
介護
その他の非営利団体
物品賃貸サービス
広告
自動車整備・機械修理
他の対事業所サービス
宿泊業
飲食サービス
洗濯・理美容・浴場業
娯楽サービス
他の対個人サービス
家計最終消費からの生産誘発
22
移輸出からの生産誘発
0.00
0.02
0.04
0.06
0.08
0.10
0.12
0.14
0.16
0.18
耕種農業
畜産
農業サービス
林業
鉱業
畜産食料品製造業
食料品
(畜産等除く
)日本酒
その他飲料
飼料・有機肥料
繊維製品
木材・木製品
家具・装備品
パルプ・紙
印刷・製版・製本
医薬品
石油・石炭製品
プラスチック製品
セメント・セメント製品
陶磁器
他の窯業・土石製品
鉄鋼
非鉄金属
金属製品
はん用機械
生産用機械
電子部品
電気機械
情報・通信機器
輸送機械
その他の製造製品
電力
卸売業
小売業
金融・保険
不動産仲介及び賃貸
住宅賃貸料
運輸・郵便
情報通信
公務
教育
研究
医療
保健衛生
社会保険・社会福祉
介護
その他の非営利団体
物品賃貸サービス
広告
自動車整備・機械修理
他の対事業所サービス
宿泊業
飲食サービス
洗濯・理美容・浴場業
娯楽サービス
他の対個人サービス
最終需要項目が１単位増加したときにそれぞれの産業にとってどれだけの生産が誘発されるか。
産業連関表からわかること
どの産業の地域経済への貢献度が大きいか
24
0.00
0.05
0.10
0.15
0.20
0.25
0.30
0.35
0.40
耕種農業
畜産
農業サービス
林業
漁業
鉱業
畜産食料品製造業
食料品
(畜産等除く
)日本酒
その他飲料
繊維製品
木材・木製品
家具・装備品
パルプ・紙
印刷・製版・製本
化学工業製品
石油・石炭製品
ガラス・ガラス製品
セメント・セメント製品
陶磁器
他の窯業・土石製品
金属製品
はん用機械
生産用機械
業務用機械
電子部品
電気機械
情報・通信機器
輸送機械
他の製造製品
木造建築
その他の建設
公共事業
電力
水道
廃棄物処理
卸売業
小売業
金融・保険
不動産仲介及び賃貸
住宅賃貸料
住宅賃貸料（帰属家賃）
運輸・郵便
情報通信
公務
教育
研究
医療
保健衛生
社会保険・社会福祉
介護
その他の非営利団体
物品賃貸サービス
広告
自動車整備・機械修理
他の対事業所サービス
宿泊業
飲食サービス
洗濯・理美容・浴場業
娯楽サービス
他の対個人サービス
産業の生産額が1単位変化したとき、全体に与える効果（自己効果は除く）
25
産業の生産額が0.5%変化したとき、全体に与える効果（自己効果は除く）
0
5000
10000
15000
20000
25000
30000
35000
40000
45000
50000
55000
耕種農業
畜産
農業サービス
林業
漁業
鉱業
畜産食料品製造業
食料品
(畜産等除く
)日本酒
その他飲料
飼料・有機肥料
繊維製品
木材・木製品
家具・装備品
パルプ・紙
印刷・製版・製本
化学工業製品
石油・石炭製品
プラスチック製品
ガラス・ガラス製品
セメント・セメント製品
陶磁器
他の窯業・土石製品
鉄鋼
非鉄金属
金属製品
はん用機械
生産用機械
業務用機械
電子部品
電気機械
情報・通信機器
輸送機械
他の製造製品
木造建築
その他の建設
公共事業
電力
水道
廃棄物処理
卸売業
小売業
金融・保険
不動産仲介及び賃貸
住宅賃貸料
住宅賃貸料（帰属家賃）
運輸・郵便
情報通信
公務
教育
研究
医療
保健衛生
社会保険・社会福祉
介護
その他の非営利団体
物品賃貸サービス
広告
自動車整備・機械修理
他の対事業所サービス
宿泊業
飲食サービス
洗濯・理美容・浴場業
娯楽サービス
他の対個人サービス
単位は万円
産業連関表からわかること
稼ぐ力の留意点
高山市は「日本酒」製造、域外販売からみて稼ぐ力がある。「日本酒」は産業中分類では「飲料」
飲料には、ワイン、ビール、ウイスキー、焼酎、清涼飲料なども含まれる大きなビール工場や清涼飲料水の工場がないと、「飲料」で括ると移入超過となる。
いくら稼ぐ力があっても、その産業に競争力があるか、市場性があるかなどを考慮した今後の発展可能性がないといけない。
１番目は技術力
２番目は価格力
３番目は特に需要面での将来性
データは、あくまでもこれまでの趨勢。具体的な立地企業を念頭に置いたヒアリングやグローバル情勢を読んだマーケット分析が必要。
つながり（連関と循環）が大切！
28
29
農 業
農業（生産農家）
製造業（工場）
サービス業（レストラン）
製造業
缶詰・ジュースの素材 産直野菜
缶・瓶
つながりを見る地域の産業連関の考え方
化学肥料 食器・厨房器具など
サービス業 輸送 小売り販売 広告・メンテ
農産品
労 働
資 本
まちの外へ
農産品の域外出荷
製造品の域外出荷
域外へサービス提供
労働投入（賃金）
設備利用（資本減耗）
労働投入（賃金）
設備利用（資本減耗）
労働投入（賃金）設備利用（資本減耗）
中
間
投
入
付加価値
外貨を稼ぐ
まちの中で循環しているか、外からの購入は？
電子デバイス
その他の電子部品 25.6%
電子デバイス 10.5%
企業内研究開発 8.3%
卸売 7.8%
非鉄金属製錬・精製 4.5%
その他の電気機械 4.3%
電力 4.0%
他の対事業所サービス 3.2%
プラスチック製品 3.1%
ガラス・ガラス製品 3.0%
その他の金属製品 1.9%
物品賃貸業 1.9%
機械修理 1.8%
他の無機化学工業製品 1.4%
その他の窯業・土石製品 1.3%
その他の非鉄金属製品 1.2%
道路貨物輸送 1.1%
印刷・製版・製本 1.1%
電線・ケーブル 1.0%
公共事業
他の対事業所サービス 19.0%
セメント・セメント製品 11.7%
卸売 9.4%
物品賃貸業 7.9%
石炭製品 5.4%
建設用金属製品 4.5%
金融業 3.4%
道路貨物輸送 3.4%
熱間圧延鋼材 3.0%
砂利・砕石 2.8%
石油製品 2.5%
自家輸送（旅客自動車） 2.4%
分類不明 2.2%
プラスチック製品 1.8%
機械修理 1.5%
その他の金属製品 1.4%
自家輸送（貨物自動車） 1.1%
電気通信 1.0%
小売業 0.8%
医 療
医薬品製造 38.1%
卸売業 12.2%
他の対事業所サービス 8.5%
医療業 6.8%
不動産仲介及び賃貸 5.0%
医療用機械器具 2.4%
保健衛生 2.3%
洗濯・理容・浴場業 2.3%
物品賃貸業 1.7%
道路貨物輸送 1.5%
情報サービス 1.4%
飲食サービス 1.4%
電力 1.2%
金融業 1.1%
建設補修 1.0%
水道業 1.0%
介 護
その他の対事業所サービス 9.0%
飲食サービス 8.8%
物品賃貸業 8.4%
卸売業 7.3%
洗濯・理容・美容・浴場業 5.3%
不動産仲介及び賃貸 4.5%
電力 3.9%
水道 3.7%
小売業 2.6%
自家輸送（旅客自動車） 2.3%
その他の紙加工品 2.2%
建設補修 2.2%
事務用品 2.1%
分類不明 2.0%
都市ガス 1.8%
石油製品 1.8%
医薬品製造 1.6%
金融業 1.6%
その他の食料品製造 1.5%
水産食料品製造 1.3%
廃棄物処理 1.3%
家具・装備品 1.3%
保険業 1.3%
道路貨物輸送 1.2%
医療用機械器具 1.2%
精穀・製粉 1.0%
４つの部門について中間投入の多い順に並び替え
2011年、全国産業連関表 190分類
これを見ることで、当該産業が頑張ればどこへ需要がいくのかがわかる
30
まちの経済の安定性をみる
31
32
化学工業38.5%
食料品22.7%
家具・装備品10.8%
はん用機械器具6.1%
生産用機械器
具
5.1%
パルプ・紙・紙
加工4.9%
木材・木製品1.9%
窯業・土石製品1.6%
繊維工業1.5%
その他7.0%
高山市の製造品出荷額の構成比（2014年）
最も構成比の大きい「化学工業」は医薬製剤薬品メーカー。従業者数は1000人以上。地元薬局・病院への供給はどの程度か？
食料品製造業では、食肉関係が４５％程度を占める。
中分類で「その他の製造業」は５９事業所。最も多いのは「漆器製造業」の４９、次いで「看板・標識機製造業」の１０、３番目が「畳製造業」の８、そして「娯楽用具・がん具製造業」の４となっている。
地場産業的な事業所が多いせいもあるが、9割近くが地元企業。
「はん用機械器具」は油圧機器の事業所、生産用機械器具製造業」は金属工作機械製造の事業所。いずれも製造品の大半は市外へ出荷。
高山市の工業出荷額 2014年工業統計（独自集計）
33
化学工業, 1,118, 21%
食料品, 1,086, 21%
家具・装備品, 990, 19%
はん用機械器具, 423, 8%
生産用機械器具,
205, 4%
パルプ・紙・紙加工, 307, 6%
木材・木製品, 182, 3%
窯業・土石製品, 133, 3%
繊維工業, 184, 3%
その他, 639, 12%
従業者数
市外への出荷額が増えると、市内の経済にどの程度の効果をもたらすか。雇用効果はどうか。上流産業への効果はどうか。仕入れ品の自給率を上げれば、効果はどの程度変化するか。
-25.0%
-20.0%
-15.0%
-10.0%
-5.0%
0.0%
5.0%
10.0%
15.0%
20.0%
25.0%
99-00 00-01 01-02 02-03 03-04 04-05 05-06 06-07 07-08 08-09 09-10 10-11 11-12 12-13 13-14
食料品 家具・装備品
-30.0%
-20.0%
-10.0%
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
99-00 00-01 01-02 02-03 03-04 04-05 05-06 06-07 07-08 08-09 09-10 10-11 11-12 12-13 13-14
木材・木製品 パルプ・紙・紙加工
-1.25
-1
-0.75
-0.5
-0.25
0
0.25
0.5
0.75
1
99-00 00-01 01-02 02-03 03-04 04-05 05-06 06-07 07-08 08-09 09-10 10-11 11-12 12-13 13-14
はん用機械 生産用機械 一般機械
工業統計表「製造品出荷額」の対前年変化率をグラフ化
産業構成としては、好不調を打ち消すような構成が、地域経済の安定性を意味する点からは望ましい。
人口減少時代のまちの産業振興は
35
都市政策の目指すべき方向
都市サービスの充実をめざす consumption city
モノの消費サービスの消費コトの消費食べる（味覚）見る（視覚）聞く（聴覚）触れる（触覚）香る（嗅覚）
感じる（泣き笑い喜びなどの感情）休む（寝る）
動く（通勤・通学、散歩、運動）
域外からマネーを稼ぐには マネーを循環させるには 生産を雇用につなげるには
住宅政策：民間市場の活性化
雇用政策：就業環境の改善
雇用を居住につなげるには
Commodity Production ⇒ Service Production
ものを生産する工場よりもサービスを生み出すまちに！
若い世代に住んでもらうには
新たなサービスを創造することは、上流の製造業や建設業、農林水産業への波及効果が生まれる。
五感
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域外マネー獲得 地域内循環促進
観光客向けサービス
ビジネス客向けサービス
外国人観光客
市民向けサービス
五感を生かしたサービス生産を若者のアイディアや高齢者の知識や経験などの融合で創出。観光客向けのサービスで域外マネーの獲得。
獲得したマネーを少子化対策や高齢者福祉に回す。ここでも、新しいサービスを生み出す。
子供向け
若者向け
高齢者向け
国内観光客
域内循環型のつながる地域サービスの創出
移住者
事業者
居住者
付加価値部分
地域経済構造分析：地域創生の展望
• 地域で働きたい高付加価値型の仕事の創出
• 製造業そのものよりも製造業に与える情報サービス
• 観光の価値を高める文化サービス
• サービスを関連させると雇用が見込める。
目的に応じた施策（打ち手）を考える
施策（打ち手）に対応したシミュレーションの設定
必要な情報の収集投入係数、移入率
付加価値分配率、需要構成比などの変更
具体的シナリオの必要な施策
経済、雇用、人口の姿
