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パーキンソニズムパーキンソニズムパーキンソニズムパーキンソニズム
(parkinsonism) 安静時振戦、無動、固縮、姿勢反射障害の四徴候のうち2つ以上が認められ
る場合をいう。
文献によっては四肢体幹の屈曲位、すくみ現象を含めた六徴のうち安静時振
戦、無動のほかもうひとつがあった場合を指す場合もある。
疫学
④骨折リスクは、既存骨折が1椎あると3倍、2椎で10倍に上がるとされる
③有病率は、日本人女性の70−75歳では1/4、75−80歳では1/3以上
②転落、転倒、交通事故等によって発生する
①骨粗鬆性脊椎圧迫骨折は軽微な外力
または明らかな原因なく発生する
⑤会陰部、排尿障害が起こる事もある
病態
③若年者の後彎角20°以上は整復の必要が大きい
②胸腰椎移行部圧迫骨折では脊椎過屈曲で尻もちを
ついた際に椎体の楔状変形をきたす
①胸椎圧迫骨折は胸郭に囲まれ可動性が少なく
後彎しているため強い屈曲によって発生する
病態
高齢者の圧迫骨折は日常生活活動での軽微な外力によって発
生することが多い.
例えば,重いものを持ち上げる,椅子に勢いよく座る,草を引き抜
くなど...
明らかな転倒以外の原因でも外力が脊柱へ加わり骨折に至る場
合がある.また,思い当たる原因がなく発生する場合も少なくない.
病態
特別な原因がない場合には,骨粗鬆症による①骨の減少,②骨
組織の破錠に伴う骨の脆弱化と,③脊柱支持に関わる体幹筋力
低下によるところが大きい.
脊柱圧迫骨折の発生はTh7〜L1の胸腰椎移行部に多く,次いで
Th7〜8の中位胸椎,腰椎に続く.
症状(急性期)
寝返り・起き上がり動作時に疼痛を訴えることが多く,当該棘突起
周辺に圧痛を認める.
座位と立位を保つことができる症例の多くは体幹屈曲は比較的
楽だが,伸展と回旋は疼痛により制限されることが多い.
他に,脊柱筋群,肩甲帯周囲筋の筋緊張亢進と圧痛,腸骨稜上
の圧痛などが認められる.
症状(急性期以降)
椎体の圧潰,変形により脊柱が後弯を呈し,椎間関節の機能異
常や偽関節による可動性の異常などにより腰背部痛を訴える.
脊柱のアライメントの崩れにより,肩甲骨周囲筋の筋緊張亢進と
圧痛,股関節・膝関節周囲の疼痛を訴えることも少なくない.
治療(①保存的治療)
コルセット装着の目的:①骨折部への負担軽
減,②脊柱変形の防止,③偽関節の予防な
ど...
コルセット装着のリスク:長期固定による不動
は体幹筋群の筋力低下を招く.
筋力低下,骨折部の修復が不十分なまま脊
柱の可動を繰り返す➡椎体圧潰が進行➡偽
関節を呈する症例が散見➡それらは手術が
必要になる.
治療(①保存的治療)
偽関節発生予防の観点から(岸川ら,日浦ら,市村の報告より):
2週間の安静後,硬性コルセット装着にて①等尺性収縮による体
幹筋群の強化,②歩行練習を中心とした運動療法を進めていくこ
とが望ましい.
治療(①保存的治療)
しかし,体幹および下肢の筋力低下,認知症進行の観点からは
早期の離床が求められるため,離床時期については医師との情
報交換を密に行い,症例の状況を全体的に捉えた上でのリハビ
リテーションプログラム作成が求められる.
治療(②観血的治療)
手術が適応となるのは,脊髄・馬尾神経の圧迫症状があり,
①保存的治療を行っても症状が進行している場合,②膀胱直腸
障害を呈する場合,③日常生活に耐えられない疼痛を有する場
合などである.
治療(②観血的療法)
手術療法の利点:早期離床・早期退院,疼痛軽減,矢状面アライ
メントの改善.
手術療法の欠点:隣接椎体の圧潰,新規の脆弱性椎体骨折
実施される術式や患者の基礎疾患の状況により,リスク管理や術
後の経過・予後が異なる.
�残存動作能力を検査し、障害の原因を追求し、治療計画を
立案すること。
�治療効果の判定や予後予測をすること。
�ADL能力を一定基準にしてスタッフ間で共有すること。
�対象者の生活の全体像を把握すること。
病態
高齢者の圧迫骨折は日常生活活動での軽微な外力によって発
生することが多い.
例えば,重いものを持ち上げる,椅子に勢いよく座る,草を引き抜
くなど...
明らかな転倒以外の原因でも外力が脊柱へ加わり骨折に至る場
合がある.また,思い当たる原因がなく発生する場合も少なくない.
治療(①保存的治療)
コルセット装着の目的:①骨折部への負担軽
減,②脊柱変形の防止,③偽関節の予防な
ど...
コルセット装着のリスク:長期固定による不動
は体幹筋群の筋力低下を招く.
筋力低下,骨折部の修復が不十分なまま脊
柱の可動を繰り返す➡椎体圧潰が進行➡偽
関節を呈する症例が散見➡それらは手術が
必要になる.
治療(①保存的治療)
偽関節発生予防の観点から(岸川ら,日浦ら,市村の報告より):
2週間の安静後,硬性コルセット装着にて①等尺性収縮による体
幹筋群の強化,②歩行練習を中心とした運動療法を進めていくこ
とが望ましい.
治療(①保存的治療)
しかし,体幹および下肢の筋力低下,認知症進行の観点からは
早期の離床が求められるため,離床時期については医師との情
報交換を密に行い,症例の状況を全体的に捉えた上でのリハビ
リテーションプログラム作成が求められる.