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Global STEAM Education Solution Provider
ロボットプログラミング講座開講の背景
-ロボットプログラミング講座を開講した背景を教えてください
広川様「設立当初より、ひよこパソコン教室では大人を対象として、初心者大歓迎の『入門コース』から『資格取得コース』まで、パソコンライフをご提案する教室運営をしてきました。お子様の受講はあまり多くありませんでしたが、年々受講希望者が増えて参りましたので、2017年よりキッズブランドの立ち上げの準備を進めて参りました。2020年度より必修化される小学校のプログラミング教育への社会的貢献を兼ね、2018年5月よりロボットプログラミング講座の開講に至ります。」
ひよこパソコン教室( ロボットプログラミング講座 )
- 開講時期:2018年
- 受講者:小学校3年生~大人
- 講座回数:全24回 (月2回×12ヶ月)
- 講座時間:70分 (小学生60分)
- 講義形式:少人数もしくは個別対応
利用製品
- mBot
ケーズデンキ店内に教室を構えるひよこパソコン教室は、『楽しみながらひよこは育つ』を合言葉に、お子様からお年寄りに対して生涯学習の一環としてパソコン教室を全国に展開しています。当教室は、講師が丁寧に教える個別指導を特徴として、大人を対象としたパソコン教室を2001年より開校しています。今回は、2018年より開講されているロボットプログラミング講座について、当教
室を運営されているケーズデンキグループ 株式会社テクニカルアーツ ひよこパソコン教室運営部マネージャーの広川様と取手校教育担当マネージャーの斎藤様にお話を伺いました。
要約
- 講座の概要:オリジナルテキスト
を用いて講座を実施。少人数授業
で指導を行い、プログラミングと
モノづくりの楽しさを体験できる
- mBotの導入理由:製品の見た
目、組み立てのしやすさ、色のバ
リエーション、講師への研修やサ
ポート
- 生徒の学習: mBotに多様な動き
の指令を与える中で、論理的思考
やプログラミング的思考能力、ま
た集中力が養われる
https://www.makeblock.com/jp お問い合わせ:[email protected]
導入パートナー:一般社団法人 STEM教育協会
「お子様に合わせて必要な能力を伸ばしていく」
親身な指導で行われるひよこパソコン教室の
ロボットプログラミング講座
Global STEAM Education Solution Provider
- mBotの魅力について教えてください
広川様「お世話になっている一般社団法人 STEM教育協会様からのご支援を頂き、mBotを取り入れました。mBotは、多くの講師から好評でした。私自身も、mBotのfaceの可愛らしさや基盤が見えやすいところが、馴染みやすいと感じています。また、4種類のセンサーを標準で搭載しているとのことですので、ライントレースや障害物自動回避をしてくれ、『ものづくり』などの学習にも役立つところは魅力のひとつです。」
-本講座の受講者の成長や変化について教えてください
斎藤様「mBotに単純な動きを与えるだけではなく、ダンスをさせたり、ライトを光らせるといった応用的な活動に取り組んでもらう中で、ロボットへの指令を順序立てて考えられるようになったり、論理的な考え方やプログラミング的な考え方が身についてきているように感じます。また、講座の開始時期には授業に集中できていなかった受講者が、講座の後半には集中してプログラミングに取り組めるようになったことも大きな変化だと感じています。mBotは直接手で触ることができるので、子どもの集中力を培うことに寄与したのかもしれません。」
https://www.makeblock.com/jp お問い合わせ:[email protected]
導入パートナー:一般社団法人 STEM教育協会
-ロボットプログラミング講座を担当するにあたり感じたことを教えてください
斎藤様「以前から子ども向けのプログラミング教材に触れたり、子どもを対象につくったコースの運営や、ホームページを制作する講座を担当していましたので、多少の知識はありました。しかし、ロボットを用いたプログラミングと聞いたときには、理系出身でもない私がきちんと教えられるのだろうかと思いました。しかし、本部主催の勉強会に参加した際には、mBotの基本的な操作や機能を学べただけでなく、『こうした新しい取り組みが、未来をつくっていく子どもたちの生きる力を育むんだな』という大きな意義を感じられました。
ロボットプログラミング講座開講にあたって
-講座を開始した際に工夫したことがあれば教えてください
斎藤様「初めてのロボットプログラミング講座の開講でしたが、ロボットの組み立てや操作など、私がまだ教えていないことに生徒が自発的に取り組んでいる姿を見て、生徒と一緒に講座をつくることが大事だと感じました。実際に、本講座は少人数の環境で講義を行いますので、生徒は他の生徒の学習ペースに合わせる必要はありません。だからこそ、生徒の個性を引き出して伸ばし、好みや習熟度に合わせてサポートできるような授業を展開していけるように心掛けてきました。」
-今後の展開についてお聞かせください
齊藤様「mBotは、ロボットプログラミングを初めて学ぶ生徒向けの講座に最適な製品だと感じていますが、できることには限りがあります。今後は、何か物をつかんで移動させたり、形を変えたりするような、より発展的な活動を講座の中にも取り込んでみたいと考えています。それにより、子どもたちができることが増えるので、さらに学習への興味をもってもらうことができるのではないでしょうか。」
広川様「講師たちが相互に学び合えるように、2020年度から地域別の勉強会の実施を予定しています。また、プログラミング教育の専任講師を育成する計画もあります。ロボットプログラミング講座はまだ始まったばかりですので、講師たちが自信をもって指導にあたれるような基盤をつくることが重要だと感じています。」
今後の展開
mBotの魅力
講座概要
-講座の内容を教えてください
斎藤様「ロボットプログラミング講座は、1回70分授業が月2回、全24回の1年間コースを基本に夏休み、冬休みなどの短期間でのコースも揃えております。オリジナルテキストを使用して少人数制で、楽しく授業を行います。また、FIA(キッズコース)のコースは60分となり、「プログラミング」「オフィスソフト」「資格取得」「クリエイティブ」の4カテゴリが成り立っていて同時にご受講頂くお子様が多いです。」
-受講生について教えてください
広川様「小学校3年生から高校生までが受講者の中心になりますが、子どもたちだけではなく、60歳近くの受講者も在籍しています。もともとは子どもを対象として始めた講座ですが、大人の受講者も本講座を受講しているのは、人工知能やプログラミングといった最新の技術領域に関心のある方も多いからではないでしょうか。」