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1 令和元年度 新潟県地域年金事業運営調整会議【議事録】 〇日時 令和元年9月19日(木) 13:30~15:30 〇会場 新潟東映ホテル 1 白鳥の間 (司会) 上村所長: (開会挨拶) (新潟県内年金事務所代表挨拶) 新潟西年金事務所長の上村でございます。 ここに出席しております県内 8 年金事務所長を代表しまして、一言ごあいさ つ申し上げます。 本日はご列席の皆様方につきましては、大変ご多用の中、ご参集いただきま して、またご出席賜りまして誠にありがとうございます。御礼申し上げます。 平素より公的年金事業推進につきましては、特段のご高配を賜りますことに つきまして、厚く御礼申し上げます。 日本年金機構につきましては、お陰様で基幹事業、国民年金そして加入事業 所様にかかる関係業務そして、保険料の収納、年金の請求をいただくお客様へ の年金相談の部署、それぞれの部門で順調に事業の推進を進めることができて おります。これも、皆様方のお陰だと感謝申し上げます。 特に私ども公的年金の国民の皆様方の信頼のバロメータであります国民年金 保険料の納付率でありますが、昨年度は、全国第 3 位の順位でスタートしまし て、ぜひとも第 2 位の富山県を抜き去ろうということで、鋭意取り組んできた ところでございましたが、残念ながら最後、0.01%の差で昨年度も富山県の後 塵を拝することになりました。だいぶ肉薄したのですが、2 位を奪還すること は相成りませんでした。この辺につきましては、我々の事業展開における詰め の甘さ、力不足を痛感しているところです。今年度につきましては、その悔し さの結果を糧に鋭意上位を目指して取り組んでいるところです。 本日の会議は先ほど司会が申し上げましたように、昨年 9 月に引き続いて実 施をさせていただく会議です。 昨年の会議でいただきましたご提言、また、ご指摘、ご教示の部分につきま しては、それぞれの拠点で踏まえた対応、行動または取り組みを進めさせてい ただいてきたところです。また、それとは別に、各拠点の中で独自に進めてき たこと、そして、種を撒き、種が芽を出し、そして成果、実になってその恩恵 を受けている、そういった事業もこれからの報告の中で各拠点のほうから報告 をされると思います。ぜひともそれらを踏まえたうえで、なお、我々が地域に

令和元年度 新潟県地域年金事業運営調整会議【議事録】...資料2、13頁、佐渡のテレビ相談窓口ですが、平成30年1月から実施された ということですが、新潟は県が長いというか大きいため、こういったテレビを

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令和元年度 新潟県地域年金事業運営調整会議【議事録】

〇日時 令和元年9月19日(木) 13:30~15:30

〇会場 新潟東映ホテル 1階 白鳥の間

(司会)

上村所長:

(開会挨拶)

(新潟県内年金事務所代表挨拶)

新潟西年金事務所長の上村でございます。

ここに出席しております県内 8 年金事務所長を代表しまして、一言ごあいさ

つ申し上げます。

本日はご列席の皆様方につきましては、大変ご多用の中、ご参集いただきま

して、またご出席賜りまして誠にありがとうございます。御礼申し上げます。

平素より公的年金事業推進につきましては、特段のご高配を賜りますことに

つきまして、厚く御礼申し上げます。

日本年金機構につきましては、お陰様で基幹事業、国民年金そして加入事業

所様にかかる関係業務そして、保険料の収納、年金の請求をいただくお客様へ

の年金相談の部署、それぞれの部門で順調に事業の推進を進めることができて

おります。これも、皆様方のお陰だと感謝申し上げます。

特に私ども公的年金の国民の皆様方の信頼のバロメータであります国民年金

保険料の納付率でありますが、昨年度は、全国第 3 位の順位でスタートしまし

て、ぜひとも第 2 位の富山県を抜き去ろうということで、鋭意取り組んできた

ところでございましたが、残念ながら最後、0.01%の差で昨年度も富山県の後

塵を拝することになりました。だいぶ肉薄したのですが、2 位を奪還すること

は相成りませんでした。この辺につきましては、我々の事業展開における詰め

の甘さ、力不足を痛感しているところです。今年度につきましては、その悔し

さの結果を糧に鋭意上位を目指して取り組んでいるところです。

本日の会議は先ほど司会が申し上げましたように、昨年 9 月に引き続いて実

施をさせていただく会議です。

昨年の会議でいただきましたご提言、また、ご指摘、ご教示の部分につきま

しては、それぞれの拠点で踏まえた対応、行動または取り組みを進めさせてい

ただいてきたところです。また、それとは別に、各拠点の中で独自に進めてき

たこと、そして、種を撒き、種が芽を出し、そして成果、実になってその恩恵

を受けている、そういった事業もこれからの報告の中で各拠点のほうから報告

をされると思います。ぜひともそれらを踏まえたうえで、なお、我々が地域に

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(司会)

(司会)

渡邉委員長:

おける年金事業の展開、周知、啓発それらを含めた中で活動ができますように、

より闊達なご助言、提言、等々賜りたいと思います。

よろしくお願いいたします。

終わりになりますが、先般、金融庁の諮問機関のほうから出されました答申

がずいぶん話題を呼びました。今日の新聞は、特にそのままの状態で廃案にな

ると言うような記事も見たところです。そして5年に一度の年金財政検証、こ

れも出たところです。

新しいメンバーをお迎えしまして新しい体制の中で開催をさせいただく会議

でございます。被保険者の皆様方、特に若い方については、年金制度そのもの

に寄せる期待の部分よりは不安が少し先行したかなというところは否めない事

実だと思っています。ですが、私ども日本年金機構につきましては、現在の年

金制度を正しく理解していただき、そして、正しく適正な給付、公平な年金制

度の運営それが我々に課せられた最大のミッションであります。ぜひとも今日

の皆様方のご提言が、我々の背中を押していただけるように、そして我々がい

ただいたものに的確に応えられるように、これからも頑張れるよう、力強い闊

達なご意見、ご提言を賜りたいと思っております。ぜひとも今回の会議は、そ

ういった会議であり、盛会になりますよう、ご協力賜りますことをお願い申し

上げまして、簡単ではございますが、代表としてあいさつに代えさせていただ

きます。本日はよろしくお願いします。

日本年金機構職員の紹介

本部、新潟東 → 六日町 の順で自己紹介

委員の紹介

司会者が委員のお名前をお呼びし、一言いただく。

(委員紹介後、配付資料の確認)

(会議進行予定の説明 会議資料の確認 委員長へ議事進行依頼)

(渡邉委員長ご挨拶)

新潟医療福祉大学の渡邉と申します。よろしくお願いします。

昨今、千葉の方の台風とか、昨日でしょうか、悲惨な子供さんが犠牲になる

ような事件もありました。そういった中で、社会保障の基盤であります年金に

つきましては、国民の社会保障の基盤としてしっかりしたものが出来上がれば

いいなと思っております。ぜひ今日は、活発なご意見、時間の制限はあります

が、ぜひご議論いただきまして、年金のますますの発展と申しますか、そうい

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事務局

飯濵委員長代理:

事務局

白井委員:

事務局

上村所長:

渡邉委員長:

ったところに繋げられればと思っておりますので、ぜひよろしくお願いします。

議事次第に沿って進めます。

それぞれの議事を進めていきますが、最初に事務局から説明をいただいて、そ

の後、皆様から質問、ご意見を頂戴できればと思います。

それでは、【議事1】「国民年金保険料の納付状況等」について」事務局お願い

します。

資料1「国民年金保険料納付状況等」をもとに説明

(【議事1】の説明にかかる質疑等)

新潟県の 1号被保険者数はどれくらいでしょうか。

1号被保険者数として把握しておらず、表の中も対象月数ですので、後で回答

させていただきます。

納付率の表について、対象月数から免除月数を差し引く形と思いますが、そ

の部分の推移(免除の推移)がどうなっているか、分かったら教えていただきた

い。

免除の対象月数の推移でしょうか、本日は納付率ということで、その部分の

資料を用意していて、即答できなくて申し訳ございません。あとで回答したい

と思います。

付け加えさせていただきます。正式な回答は後で事務局からさせていただき

ますが、納付率の向上につきましては、分母対策といわれる免除の他にここ数

年、強制徴収ということで、分子対策そのものに力を入れているところです。

以前はどちらかというと、法律に定められた免除制度をご利用いただいて分母

を整理し、そのうえで納付率を稼ぐパターンとしていましたが、今は強制徴収

という公権力を適正に行使させていただく中で、分子対策も積極的に行ってい

ます。

上村所長から補足をいただきました。保険料の納付状況につきまして、皆さ

んの方からご意見、質問ありましたらお願いします。

それでは一旦よろしいでしょうか、最後のところで全体をとおしてご意見ご

質問受けたいと思います。

それでは先に進みたいと思います。

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事務局

伴地域年金推進員:

【議事2】「平成30年度新潟県地域年金展開事業の事業実施報告について」で

す。事務局から説明をお願いします。

資料2「新潟県地域年金展開事業 事業実施報告」に基づき説明。

〔年金セミナー事業、伴地域年金推進員からの取り組み内容説明〕

私は、学校に対して年金セミナー実施にかかるアプローチのための訪問日時

を調整し、副所長に同行してセミナーの内容について説明を行っています。

学校を代表する校長先生、教務部長等に年金セミナーの意義を理解してもら

うことが大切と感じています。新潟県高等学校長協会理事会にご協力をいただ

き、高等学校、特別支援学校の担当職員でなく、校長先生に直接セミナー開催

の要請を行うことができています。専門学校については、NSG本部の教育推

進課長様の協力により、県内 29校の教務部長あてにFAXを送信していただき、

年金事務所が訪問することを周知していただきました。そのお陰で、アプロー

チをスムーズに進めることができています。アプローチについては、繰り返し

の訪問が大切で、高等学校は平成 30年度で新潟東西管内の全高等学校と特別支

援学校を 3回連続で訪問しており、今年度は年度内に間に合うよう、7月に訪問

を行っており、訪問時期も調整を行っています。

可能な限り、実施校の要望を受け入れることを大切にしていますが、どの学

校も「カリキュラムがいっぱいで、入る余地が無い」と言うのが第一声です。

特に高等学校は成人年齢が 18 歳になったことから、「外部団体からの要請が多

く対応しきれない」という声が多く聞かれるため、各学校の事情を伺い、1授

業単位全てでなく、短い時間 30分でも「巣立ちの教育」の中に入れてもらえる

ようお願いすることや、教科や実施学年を決めず、学校の要望を受け入れ、社

会科でなく家庭科の中で実施できた学校もあります。3年生は受験を控え多忙で

あるため、2 年生なら時間を取れるとおっしゃる学校もあることから、そのよう

に対応しています。

専門学校や専門課程を持つ高等学校では、卒業後すぐ社会に出ることで、そ

のために必要な内容を話してほしい等の要望があるため、要望に沿った内容を

取り入れるようにしています。今後も、年金に関する正しい理解の普及に役立

つよう努力していきます。

各年金事務所の重点取組計画及び取組結果

〔地域コミュニティにおける制度説明の実施〕【新潟東年金事務所長】

平成 30 年 11 月 7 日、北区木崎コミュニティセンターにおいて制度説明会及

び年金相談会を実施。その後、木崎コミュニティセンターと意見交換を行い、

コミュニティセンター連絡会や広報誌を活用させてもらい、拡充を図る検討を

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渡邉委員長:

します。

〔FM放送と連携した事業〕【新発田年金事務所長】

新発田市内を放送エリアとする、「エフエムしばた」平成 30 年 10 月 29 日か

ら 11 月 8 日までの 10 日間、昼、夕方の時間帯で年金月間と予約相談の広報を

行いました。平成 30 年 8 月の予約率 75.4%が元年 8 月の予約率 90.8%と向上

し効果があったと分析し、今年度も要請を行っています。

〔FM放送と連携した事業〕【三条年金事務所長】

燕三条FM放送(通称:ラジオアート 76.8)お昼時間帯にパーソナリティと

掛け合いで年金制度の概要説明、ねんきんネット周知等を行いました。

〔FM放送と連携した事業〕【六日町年金事務所長】

地域のコミュニティFM「FM雪国」の協力により一昨年から毎月 1 回、地

域住民の広報を行っています。「パンフレットの紙面では読み流してしまう情報

をひとり一人に直接、優しく伝えることをできるのがラジオの良さ。」「年金に

関する情報は、ラジオで伝えたい情報のひとつ。」と、ラジオ局の局長からのお

話もあり、地域住民が年金制度への理解を深める役割を果たしていると感じて

います。

ねんきんネット、予約相談、国民年金の学生納付特例及び事業所から提出さ

れる算定基礎届等、時期に合わせてタイムリーなテーマを取り入れ、職員が交

代で行い、職員個々のスキルアップを図って行くことも目的としてラジオ出演

を行っており、地域の方々へ制度をきちんと伝えることにこだわって取り組ん

でいます。

〔若者サービスステーションとの協力連携〕【上越年金事務所長】

上越市パーソナルサポートセンターの事業連絡会に出席したことを契機に、

若者サポートステーションにおいて、平成 29年度から年金制度説明会の開催を

させていただいています。平成 30 年度においては、31 年 3 月に 2 回、「若者の

ための年金制度を学びましょう」という内容で説明会を行い、1日を保護者向け

とし、保護者ご自身の年金とした内容で説明を行いました。

上越地域にある大きな店舗の閉店があり、ハローワークとの連携で 31年 2月

に 3 回、退職者向けの合同説明会に参加させていただき、退職後の年金加入手

続きや年金請求手続き等の説明を行いました。日頃から地域の関係機関と連携

が取れていたことにより実施できたと考えています。

(【議事2】の説明にかかる質疑等)

事業実施報告の説明をいただきました。これにつきまして、皆さんから活発

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白井委員:

渡邉委員長:

廣井委員:

事務局

渡邉委員長:

北山委員:

渡邉委員長:

なご意見、ご質問いただきたいと思います。

セミナー開催について、資料 1、5頁、国民年金の納付状況をみると、20歳か

ら 24歳までの納付率の高さは、セミナーに力を入れた結果だと思いますが、25

歳から 29歳は全国的に見ても納付率が低い。引き続きセミナーの開催をお願い

したい。

また、国民年金基金については、親御さん自身が年金受給しながら子供のた

めに保険料を支払っている方が増えています。

これからに向けて、今回の報告を踏まえてのご意見だったと思います。

昨年度欠席をして、昨年説明があったかもしれませんが、2点お聞きしたい。

セミナー事業について、1点目は、大学に対してもアプローチを行っているの

か、2点目は、専門学校には留学生、外国人が多くいると思われ、卒業後そのま

ま新潟で在留資格を取得し就職すると考えられます。外国人留学生に対する年

金制度の周知、説明は行っているのかお聞きしたい。

大学校に対してのセミナーの要請も、電話・訪問をできるだけアポイントを

取って面談できるようにアプローチを行っています。

留学生が生徒の学校はありますが、セミナーを要請して実施している学校も

実際にあります。特に国民年金の未加入になっている生徒が多い学校もあり、

学校の理解をいただき、取得届の書き方や学生納付特例の記入方法等を含めて

説明を要望される学校もあります。

大学関係へのアプローチと外国人留学生に対するアプローチへのご意見でし

た。

昨年の調整会議の意見として資料 2、16 頁に創業塾等での公的年金への加入

手続き等の説明、とありますが、今年度については、10月 19日が最終講座にな

っており、それまでに 1 枚物の簡単なチラシ等を作っていただければ、協力は

できると思います。

年金セミナーは昨年比 17校増え、回数も増えて、若い世代が年金の理解が進

んでいるのを良いことと思っています。以前、この会議で高校生に評判が良く

て、中学生にセミナーを行ったところ、高校生よりもリアクションが良かった

と聞いた記憶があります。可能であれば、高校生のみならず中学生にも話をす

る機会があれば良いと感じました。

2点ご意見いただきました。事務局はいかがでしょうか。

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事務局:

渡邉委員長:

野島委員:

渡邉委員長:

櫻井委員:

創業塾へのご協力いただけることにつきましては、具体的の相談させていた

だき、最終講座までにお示しさせていただきます。

セミナーの部分は中学校を対象に含めたアプローチと実施に取り組んでいき

たいと考えています。

具体的な創業塾は日にちも出ていますし、また、中学生というさらに若い世

代へのアプローチというご意見だったと思います。

ハローワークの活動もあったと思いますので、その辺でどうでしょうか。

ハローワークでは、失業者へ雇用保険をお支払いするため雇用保険の説明会

を受けていただき、その流れの中で年金事務所から説明をいただいています。

上越年金事務所から説明があった協力連携の件ですが、大量離職者と呼んで

いますが、一度にまとまった数の離職者が出るような企業整理等が行われる場

合については、ハローワークの方で企業に行き、事前説明ということで離職後

の手続き、再就職の仕方等を説明するようにしており、そのときに年金事務所

も一緒に説明会の中に入って説明をしてもらいました。新潟市内でも来年出て

くる予定で、県内でもいくつか情報が入っており、また協力して実施していけ

ればと思っています。

労働局野島委員から意見でした。学校関係の活動についていかがでしょうか。

説明の中であったように、県内の多くの高等学校がセミナーでお世話になっ

ています。年金セミナーの資料について、年金事務所から送付いただき見させ

ていただきました。私自身も高校の家庭科の教員で、年金セミナーを実施して

いただき、大事な知識として身に着けておくべきものと認識しています。

年金制度について、知識だけでなく、生徒が将来を見据えて自分のこととし

て置き換えることができるか、また、世代と世代の支えあいという、世代間扶

養ということでより良い社会を互いに支えあって作っていくという意識を醸成

することが重要だと思っています。

そういう意味で、提示いただいた資料等は、ライフイベントのシミュレーシ

ョンする参加型のワークシートと、20歳で国民年金加入し、65歳の生活を想像

してみるワークシートがあり、将来を描いてみたり、思いがけない出来事が人

生の中にあって、そういった意味でも国民年金は非常に重要であることが分か

る有用性のある資料だと感じました。

高等学校では授業で現代社会や政治経済、家庭科の授業の中でも取り扱って

います。年金制度の知識をしっかりと身に着けるとともに意識の醸成を図って

指導方法の充実を図っていきたいと思っております。

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吉原委員:

西﨑委員:

年金セミナーについては関心があります。以前、校長のときに高校生はこれ

もあれもやってほしい等、指導要領にいっぱい載ってくるのですが、そんな中

で、今のように粘り強くアプローチしていただくことは非常に意味があると思

いますし、校長だけでなく、色々な先生にくいこんでいければ良いと思います。

何でこれをやる意義があるか、年金の場合は非常に説明しやすいと思いますが、

そこを強く推していければと思います。

社会科とか家庭科の教科の中で取り扱うのが、あてこめやすいと思います。

また、新学習指導要領が令和 4 年から始まりますが、前倒しで今年の 1 年生か

ら総合学習が総合的な探求の時間になります。そこでは、課題設定をして生徒

が深く探求していくのですが、年金に関して疑問を投げかけていただき、自分

から調べていくような、もっていき方をすると、より自分の事として深めてい

けると思っています。自分から疑問点をもって調べていくという形の教材を開

発していただければ、ニーズも高まると思います。

受験で忙しい学校に対しても、年金は様々な社会問題にコミットしていける

テーマだと思うので、社会や自分の生き方を考えていくうえで大事だとアピー

ルしやすいのではないでしょうか。

各委員の皆様におかれましては、多大なるご協力をいただいていることに感

謝申し上げます。

年金セミナーについてですが、学校は授業や外部からの要請等が多く、年金

だけのセミナー開催は難しい、と全国的に言われています。よく言われている

のが、他とタイアップして、仮に租税教室と年金セミナーとのタイアップで1

つの授業を行うとか、雇用保険と年金とか、そういった形で授業をタイアップ

してもらえないか。それの方が受け入れやすいと聞いています。

また、アプローチにあたり、学校の先生もセミナーはどういうことを行うの

かわからないことが多いため、教職員向けのセミナー、先生にセミナーの内容

説明をするセミナーを開催したらと思います。夏休みに教職員が集まって、勉

強会等、研修を行っているみたいなので、時間をいただいて、年金セミナーの

内容を説明すると受けがいいと聞いています。そういったことも取り組んでい

ただきたいと思う。

特別支援学校関係もぜひ進めていただきたい。こちらについては、保護者の

方を必ず対象としていただきたい。保護者の方の評判が良く、将来の自分の子

供に対して、セミナーを受けることで安心できるという意見が多いです。また、

教職員も対象としていただきたいと思っています。特別支援学校の先生は、保

護者から質問されても障害年金関係、20歳前障害は難しくて先生が説明でき

ないため、対象に入れていただきたい。

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渡邉委員長:

事務局

渡邉委員長:

上村所長:

単独のセミナーでなくタイアップしたようなセミナー、学校の先生へのセミ

ナーも大事ではないか。それから特別支援学校の学校関係、保護者の方も入れ

たセミナーをという意見でした。

タイアップのセミナーは他からも聞いたことがあるため、検討していきたい

と思います。学校の先生へのセミナーについては、アプローチの中で先生への

セミナーがお願いできないかと話をしていきます。

特別支援学校に訪問した際、PTA保護者の方からも好評であると聞いてい

るため、制度説明会という形で職員を派遣しています。

いただいたご意見を参考にして、取組をしていきたいと思います。

私から、質問といいますか、今後の方向性等伺いたい。

資料 2、13頁、佐渡のテレビ相談窓口ですが、平成 30 年 1 月から実施された

ということですが、新潟は県が長いというか大きいため、こういったテレビを

使った年金相談とかは有効ではないかと思います。粟島という離島もあるし、

いきなりテレビを使うことは難しいと思いますが、陸でも阿賀町は 1 軒 1 軒全

戸テレビが入っている。阿賀町役場と協力すればできるようなこともあると思

う。過疎の地域等、移動することが大変な地域もあると思います。そういった

地理的なところの目配り等も必要と思われます。

それから、セミナーについてですが、確かに件数は増加しました。今後は、

セミナーの質を上げて行くことも大事と思います。その一つの取組で講師のス

キル、技術をアップする話もありましたが、併せて対象となる方への内容とか、

特化したものとか、質的なものを上げて行く取組が必要と感じました。

ありがとうございます。阿賀町に関しては、今初めていただいた情報です。

佐渡につきましては、モデル実施という形で取り組んでまいりましたが、機

構理事長も成功の例であると厚生労働省の事業管理部会の中で報告をしている

ところです。佐渡市も周知が整い、非常に良いシステムだと好評をいただいて

おり、今後、全国展開の足掛かりになるだろうと思っています。

セミナーに関しましては、関係委員の皆様方をはじめとして多くのご意見を

いただいてありがとうございました。私どもも、学校でセミナーをするという

う、本丸の攻めばかりを主眼としているため、まずセミナーとはどんなものか

と先生の方に予めレクチャーをするという、これについても、夏休みの学習研

修会等に食い込めるようなアプローチの手法を取り入れていかなければならな

いと思ったところです。

また、テーマについても既存のフォーマットデータを使いまわすようなとこ

ろもあり、学生については大学生になったら「ガクトク」だというようなワン

パターン化のところもあります。それにつきましては、多様な資料を用意して

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渡邉委員長:

事務局

上村所長補足:

渡邉委員長:

白井委員:

事務局

飯濵委員長代理:

事務局

細かなニーズに対応できるような体制固めを進めていきたいと思っていますの

で、引き続き、ご理解ご協力を賜りたいと思います。

貴重なご意見ありがとうございました。

次に進みます。

【議事3】「令和元年度新潟県地域年金展開事業の事業計画(案)」について、

事務局から説明をお願いします。

資料3令和元年度新潟県地域年金展開事業事業計画(案)の資料に基づき説明

事務局から方針について説明申し上げましたが、当然のことながら、先ほど

各委員の皆様方からいただいたご意見等は、今後の活動の中に反映させていた

だきますことをお伝えしまして、説明とさせていただきます。

令和元年度新潟県地域年金展開事業 事業計画(案)ということで説明をいた

だきました。また、所長からは今までの意見を踏まえてと補足もありました。

皆さんの方で、ご意見、ご質問等ありましたらお願いします。

説明いただいた資料 3、2頁の一般財団法人新潟県社会保険協会主催の事務講

習会の方も先日、出席して説明も良くされていいただいていますが、今、働き

方改革の中で、種別が変わる等の時代に即したお話をいただけたらと思ったと

ころです。

こちらにつきましては、事務講習会の説明内容をより充実した内容となるよ

う、務めさせていただきます。

新潟県社会保険協会です。従来、事務講習会は、新規の適用事業所や事務担

当者が交代した時期に、基本的な事務処理や法令を理解いただくことを目的と

しているわけですが、今年度の新規の事業として、「社会保険セミナー」という

タイトルで、労働局、協会けんぽ、年金機構から講師を派遣いただき、テーマ

を絞って深く案内するという事業を実施する予定です。今年度は試行で 11 月 6

日に予定しています。この状況をみて、皆様方からご協力いただけるようであ

れば、来年度は 1 回と言わず、複数回予定したいと考えています。今後は、年

金機構であれば無年金、免除、障害年金等のテーマについて、深堀した制度説

明を行ってもらうような取り組みも検討しています。来年度の事業が具体的に

なりましたら、お力添えをいただきたいと思っています。

連携を図りながら、より多くの方に深い内容で説明できる良い機会であるた

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酒田委員:

渡邉委員長:

大樌委員:

事務局

田中委員:

め、協力させていただきたい。

資料 3、6頁の地域型年金委員の委嘱拡大について。新潟県の年金協会の上部

団体として、全国年金受給者団体連合会という上部組織があります。その総会

において 2019年度の事業方針が示され、厚生労働省・日本年金機構との関係を

深めること、その一環として、各県協会は地域型年金委員の委嘱数の拡大に努

め、地域型年金委員自らの研鑽と活動の充実を図り地域における年金の啓蒙活

動を推進すること、とされました。これに基づいて、新潟県協会においても 11

月に開催する全県から委員が集まる研修会の場にて、地域型年金委員の概略等

を説明するとともに、今後の活動方針として、県内 7 つの地区協会支部から積

極的に地域型年金委員の推薦をお願いする、という内容の文書を会長名で発送

することとしました。その文書には、来年 2 月を目途に、各地区協会から複数

名以上の地域型年金委員を推薦するように、との依頼を記載しています。年金

協会の計画では、20 名以上程度の地域型年金委員推薦書を年金事務所へ提出す

る計画としています。

年金協会から具体的な動きを発言いただきました。

それでは【議事3】「令和元年度新潟県地域年金展開事業の事業計画(案)」に

ついて終了します。

それでは、残り 10 分程度ですが、フリートークという形で、皆さんの出身団

体で日本年金機構へ協力できる内容等含め、ご意見、質問等お願いします。

初めての参加で勉強させていただきます。意見でなく確認ですが、高等学校

での年金セミナーの内容は国民年金に限っていますか。私も職域型年金委員な

ので、種別的に1号、2号、3号にかかわっています。高等学校でこれから進路

となれば、国民年金、厚生年金、共済等あると思いますが、国民年金に絞り込

んだキーワードはどうかな、と疑問に思いました。

中心になるのは、20 歳になったら国民年金に加入をしていただき、保険料を

納めてください。納められないときは学生納付特例、免除があります、という

話が主となります。厚生年金への切り替えの話も要望があれば盛り込んでいま

すが、資料のスライドは本部から提供された定められたもので、厚生年金の話

を含めるとなると、資料も少し工夫することになります。

平成 30年度の事業実施結果、令和元年度の計画で、セミナーと研修会の計画

がされていて、新潟県の納付率が高いのは、これらの積み重ねの結果だと思っ

ています。今後もしっかりと粘り強く行っていただくことが大事だと思います。

協会けんぽとしても昨年発言させていただきましたが、事業所に出向いて健

Page 12: 令和元年度 新潟県地域年金事業運営調整会議【議事録】...資料2、13頁、佐渡のテレビ相談窓口ですが、平成30年1月から実施された ということですが、新潟は県が長いというか大きいため、こういったテレビを

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渡邉委員長:

上村所長:

渡邉委員長:

飯濵委員長代理:

康経営等のお願い等をするケースがあり、その際に、年金の話を聞きたいとい

う事業所の声が多々あるため、ぜひお願いしたい。

セミナーの関係で、渡邉先生の医療福祉大学で話をさせていただき、協会け

んぽの課題として保険証の回収がなかなかできていない部分があり、その辺を

訴えようとチラシを作って話をしました。チラシの説明を今までと変えて、「就

職すると保険証が変わるのですよ」と言い方を変えたら、説明後のアンケート

で、「保険証が変わることを知らなかった」という意見が多くありました。切り

口を変えた説明の仕方で、理解をしてもらったと思っています。

セミナーの基本的な資料があると思いますが、25歳から 29 歳までの落ち込み

の部分の話をズバリしてもいいのではないかと思っています。「こういうことで

落ち込んでいるので、皆さんはそうならないように」と話をするなど、変わっ

たとらえ方で話をすることも有効ではないかと感じたところです。

貴重なご意見ありがとうございました。

ご意見ありがとうございました。大樌委員のご意見ですが、説明資料がパタ

ーン化されているのは、本部が示した資料を使用しているためです。資料は、

高校生の多くが進学をするという前提の中で、未手続対策として学生納付特例

制度の方に誘導する資料構成になっています。これは、かつて学生が任意加入

制度の時代に事故に遭い、憲法 25条の生存権を理由に訴訟が起こされ、それ以

後、学生は強制適用になった、という経緯からです。説明資料の拡充について

は、本部の担当部署に申出をしていかなければならないと思っております。

社会保険労務士会の先生は、学校へ出向かれて「お給料もらうと、こういう

引き算が出て、これが年金、これが医療保険だよ」と給与明細の見方の講義を

やっておられます。そういった部分に我々がタイアップするには、やはり資料

については追加しなければならないと思っています。必ずしも進学される方ば

かりではなく、家業を継がれる方もいますし、公務員になる方もいますので、

入口は全般的な多方面に渡った説明をし、後半はそれぞれの対象に進学する学

生に絞るか、就職する学生に絞るか、それぞれの学校の専門性にあわせた資料

作りで対応していきたいと思っています。ご意見を踏まえて改善に向けさせて

いただきたいと思います。

ありがとうございました。時間もあと 1・2分となりましたが、これだけは言

っておきたいということがあればお願いします。

資料 2の 16,17頁、昨年の会議でいただいたご意見が掲載されていますが、

それに対して、取組状況の中で商工会議所の創業塾で 10月何日までなら間に合

いますというような意見がありました。また今日も、委員の方からご意見とご

Page 13: 令和元年度 新潟県地域年金事業運営調整会議【議事録】...資料2、13頁、佐渡のテレビ相談窓口ですが、平成30年1月から実施された ということですが、新潟は県が長いというか大きいため、こういったテレビを

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渡邉委員長:

事務局

渡邉委員長:

本部地域第二部

臼井部長:

(司会)

提案があったと思いますが、来年またこういう形で結果を掲載するのであれば、

結果がどうだったのか、実施できたとか、断られたとか、正確な状況を掲載し

ていただきたいと思いました。

本当にそのとおりで、皆さんお忙しいとは思いますが、ぜひ、この意見を実

践といいますか、実行に結び付けていただきたいと思います。

資料 1でご質問いただきました、2点について回答させていただきます。

1点目、新潟県の国民年金第 1号被保険者数ということですが、今年 6月末現

在で、196,838人という状況になっています。

2点目の免除の推移ですが、増加傾向にあり免除率としては 35.38パーセント

で、前年比 1.54パーセント増えている状況になります。

それでは時間となりましたが、いかがでしょうか。

議事の方はこれで終了といたします。ご協力ありがとうございました。

(閉会のあいさつ)

日本年金機構 地域第二部臼井でございます。

本日はご多忙のなか、お集まりいただきまして誠にありがとうございました。

改めてお礼申し上げます。また、委員長をはじめ委員の皆様のご協力をいただ

きまして活発にこの会が終了できましたことを感謝申し上げます。ありがとう

ございます。

議題の中にもございましたとおり、ご意見いただきまして、これにつきまし

ては、本部または各年金事務所持ち帰りましてしっかりと実現に向けて努力さ

せていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

新潟県につきましては、佐渡のテレビ相談ということで、お客様チャネル拡

大に向けまして、全国の先頭を切った取組を行っている県でございます。こう

した県で、今後こうした年金の事業を進めていくにあたりましては、ご参集の

皆様をはじめとしました地域関係団体のご協力が不可欠だと思っています。地

域教育、企業等それぞれのお立場からのご意見を今後も頂戴いたしまして、し

っかりとした事業を進めてまいりたいと思っています。引き続きまして、ご指

導、ご鞭撻をお願い申し上げまして、簡単ではございますが、ごあいさつとさ

せていただきます。本日はどうもありがとうございます。

(委員の皆様へご出席のお礼並びに閉会及び次回開催予定の案内)