「グローバル展開」「新ビジネス」に即応できる経営基盤を ... · 2020. 4. 9. · さらなるグローバル成長に向けた取り組み連結会計の強化

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「グローバル展開」「新ビジネス」に即応できる経営基盤を目指して！

情報システム部主導による “基幹システム刷新プロジェクト”が成功するまで

ユニチカ株式会社情報システム部新基盤構築特別プロジェクトマネージャー

井上修一

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自己紹介

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AGENDA

• ユニチカのご紹介

• 脱ホストに向けての経緯、背景

• 課題解決に向けた基幹刷新への取り組み

• 新基幹システムをベースとした拡張計画について

• おわりに

ユニチカのご紹介


会社プロフィール

設立 1889年（明治22年）6月19日

本社所在地大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪センタービル東京都中央区日本橋本石町4-6-7 日本橋日銀通りビル

売上高 146,474百万円（2016/03期連結）

従業員数 4,023人（2015/09期連結）

主な事業内容

高分子事業機能材事業繊維事業







グローバルネットワーク

「海外生産」と「現地生産」。アジアを中心とした世界展開。

脱ホストに向けての経緯、背景


経営課題と情報システム基盤

①機能素材メーカーとしての基盤強化高分子事業を中心とした事業拡大戦略の推進アジア地域を中心としたグローバル戦略の推進

②新素材の開発、新市場・新用途の開拓を強化

③財務体質・株主資本の強化

着実に事業構造改革を行いグローバルで戦うための業務基盤の強化

グローバルで戦うには老朽化し”閉じた”基幹業務システム、次世代基盤への刷新が急務グローバル事業拡大の足かせにならない”伸び代”のあるシステムへ


旧業務基盤の問題

2000年代前半の会計ビッグバンで、サブシステムはオープン化、パッケージ採用するも、販売系から会計の仕訳作成など、いわゆる基幹部分はメインフレームのまま

関連会社の取込等でつぎはぎもそろそろ限界に

脱ホスト


旧業務基盤の問題

要員・育成データ検索・抽出

ビジネス拡大システム間連携

様々な問題


ストレートコンバージョンパッケージ移行

会計

販売系

段階刷新アプローチ

2011年頃、グローバル対応の流れを期に、トップダウンではなく情報システム部からのボトムアップで本格検討開始

業務差異が小さく、刷新効果の大きい「会計基盤」から着手

特定業務に特化した作りこみが多い

業務差異が小さく、将来的に全拠点で利用を想定


パッケージ選定のポイント

会計の中でのコンディションの違い

アドオンで作るこめる柔軟性も備えたパッケージが求められる

財務会計のBS、PL、補助簿や試算表などの財務会計諸表を出力するしくみ、および伝票入力

オープン化済

会計システムの上流である入金消込、支払処理、および仕訳作成など

パッケージ移行対象

作りこみが多く、機能カットが難しい領域が残る入金消込、支払処理、手形管理、、、


グローバル標準の選択

8種類ほどのパッケージを比較検討した結果･･･

やはり業務適合度や周辺システムへの影響度は重要

非常に出来がよく、かゆい所に手が届く国産パッケージ

グローバル対応に欠ける

グローバルリーディングパッケージのSAP

プロセスアプローチのため既存業務影響が大きい

柔軟性×グローバル対応×他システム連携で長ける Oracle E-Business Suiteを選定

手形決済など日本向けのアドオンや、着実な導入を支援するアセット、柔軟性を維持するための仕訳エンジンを保有するTISをOracle EBSの導入ベンダーに

課題解決に向けた基幹刷新への取り組み


グローバル会計基盤刷新PJ

グランドデザイン

Oracle EBS R12.1.3

ワークフロー

上流システム関連システム

営業

経費精算

人事

固定資産

などのパッケージやスクラッチシステム

請求伝送

連結会計

管理会計

などのパッケージやスクラッチシステム

ＴＩＳ自動仕訳エンジン

アウトバウンド・インターフェース

経理業務発生源入力

入金

手形管理（TISアセット）

資金

仕訳生成

決算

支払

分析

自由検索

債務入力

振替依頼

債権入力

会社間振替



従来のやり方にこだわらず業務改革を意識しパッケージに業務を合わせる姿勢で進めた

管理部門および事業部向けの説明会を開催し、専務や経営

管理部の部長からその旨発信してもらうことで錦の御旗に

見積り超過に対しては費用対効果を軸に対応

従業員ワークライフバランスの配慮

要件定義のポイント



どこまでやるか現場の巻き込み、自分たちのシステム

入念な移行リハーサル（3回実施）

臨戦態勢

テストのポイント

データ移行のポイント



トラブルで発覚する隠れた仕様への対応

現場とシステム部の関係性

本番稼動後のポイント


オープン化への弾み

脱メインフレームの全社プロジェクトの第一段階が成功したことでオープン化への弾みが付いた

パッケージ導入を機に業務の見直し・合理化が実現できた

関連会社、グローバル展開への基盤が整った

データ抽出がやりやすくなった

若い課員の教育になった

セキュリティ面が強化され、内部統制面でもレベルアップできた

現場（経理部）とのパイプが太くなった

「根幹部分をシンプル化し不足する機能は他のシステムやアプリケーションで補う」という基幹システムの大きな方向性が明確になった


成功のポイント

プロジェクトの肝は「人」

現場を巻き込んだ推進と現場担当者への説明の徹底

メンバーのプロ意識、やり遂げる覚悟

費用対効果にこだわった判断と関係者の説得

新基幹システムをベースとした拡張計画について


成長を支える基幹システムの方向性

脱ホストの完遂による次世代業務基盤の構築

STEP1 2015/4 会計系

STEP2 2017/4

販売系・管理会計

STEP3 2017中

残りのサブシステム

国内関連会社もOracle EBSへ取り込みを昨年度より開始

ビジネスの成長を支える伸びしろのある基幹システムへ


さらなるグローバル成長に向けた取り組み

連結会計の強化工場システム連携による原価管理の分野でのリアル性の向上やデータ緻密化など、現行フローに大きく手を入れず管理会計のレベルアップを計る

国内海外

EXCEL

EXCEL

EXCEL

実績

予算

実績

予算

EXCEL

EXCEL

EXCEL

ﾚｶﾞｼｰｼｽﾃﾑ EBS

R12.2

管理会計基盤

制度連結

管理連結

実績

実績

財務諸表基盤

EXCEL EXCEL

EXCEL

EXCEL

EXCEL

EXCEL

各種レポート

経理部

経理部経営企画経営者

見える化

4半期で実績を財務会計データで上書き

<事業部>

<事業部>

<事業部> <海外子会社A>

<海外子会社B>

<海外子会社C>

<海外子会社A>

<海外子会社B>

<海外子会社C>

<海外子会社A> <海外子会社B>

<海外子会社C>

管理会計


さらなるグローバル成長に向けた取り組み

適材適所のクラウド活用による競争力・スピード強化特定海外子会社や特定業務へのクラウド活用による効果検証

国内海外

EXCEL

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実績

予算

実績

予算

EXCEL

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R12.2

管理会計基盤

制度連結

管理連結

実績

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経理部

経理部経営企画経営者

見える化

4半期で実績を財務会計データで上書き

<事業部>

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<事業部> <海外子会社A>

<海外子会社B>

<海外子会社C>


<海外子会社C>


<海外子会社C>

管理会計

CLOUD

旧システム旧システム

旧システム

おわりに


これから基幹刷新を迎える企業様へ

覚悟信念と

ご清聴ありがとうございました

Documents

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「グローバル展開」「新ビジネス」に即応できる経営基盤を ... · 2020. 4. 9. · さらなるグローバル成長に向けた取り組み連結会計の強化