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政府のネットワーク環境の再構築について
令和2年6月5日
資料2
現在の政府のネットワーク環境が抱える課題
個々のネットワーク環境のライフサイクルにも考慮しつつ、中長期的な取組として、統一的な考え方に基づき、各府省のネットワーク環境の統合を進め、政府全体のネットワーク環境の再構築を加速
政府のネットワーク環境は、府省単位や部局単位に整備されており、府省間連携、利便性、費用対効果の観点で課題がある。
感染症拡大時や大規模災害発生時等の非常時にも、府省間の迅速な連携が困難
セキュリティ水準や更改時期が異なることから統一的なアプリケーションの導入等が困難
ネットワーク環境に重複が生じやすく、費用対効果の観点で非効率
ネットワーク環境が異なることから、本務と併任先の両方で、PC端末、ソフトウェアライセンス、メールアカウント等を調達している。
調達の重複
個別最適の考え方による整備
ネットワークが府省・部局ごとに整備されている。 Web会議のような府省共通で活用するアプリケーションであっても府省ごとに整備されている。
併任職員は併任先では、別の端末を使う必要があるなど使い勝手が悪く、働き方が非効率
政府全体で見ると、重複調達となり、費用対効果の観点で非効率
※現行環境のまま、回線速度の個別の増速、統一的なアプリの導入等を進めても、課題の解決につながらない。
個別に設置された機器個別のセキュリティ設定
個別に独立したネットワーク
個別にインターネット接続
個別に構築された網
1
政府のネットワーク環境の再構築に向けた取組(方針)
△リモートワーク(一部作業)
新型コロナ感染症対策
緊急事態宣言
接触機会8割削減
出勤者7割削減
×省庁間Web会議
世界標準のセキュリティを統一して適用し、安全・安心な環境を実現
省庁間、官民間の円滑な連携を実現(Web会議)
資料の共同作成等による生産性向上
• 場所にとらわれない会議環境
緊急事態等にあわせた組織の壁にとらわれない迅速かつフラットな情報共有体制の確立
会議参加者のフレキシブルな対応(必要に応じてリアルタイムに参加等)
今般の変化への対応
ステップ 1:暫定的な取組
Web会議システム共通化
ステップ 2:中長期的な取組
ネットワーク環境の再構築
×官民間リモート会議
〇省庁間Web会議
非常時における行政サービスの提供が不十分
〇官民間リモート会議
非常時における行政サービスの提供を一部補完
予算/調達一元化による費用対効果の最大化(目標:運用経費3割減)
高度に最適化されたネットワークによる快適な環境の実現
場所・時間・デバイスにとらわれない柔軟な働き方の実現
政府全体の最適化という観点から、政府の全ての情報システムの基盤であるネットワーク環境の再構築を図る。
対応方針
目標
各府省のネットワーク環境を統合して、政府のネットワーク環境を再構築し、組織の壁にとらわれない連携を可能とすることにより、業務継続性、職員の生産性、セキュリティ水準、費用対効果等の向上を図り、感染症拡大時、大規模災害発生時等の非常時においても、行政機能を適切に発揮できるようにする。
職場 職場
A省職員 B省職員
テレワーカー
民間・自治体
2
政府のネットワーク環境の再構築に向けた取組(取組事項)
個々の情報システム・ネットワークのライフサイクルを考慮しつつ、以下の点を中心に各府省と協議し、再構築に向けた環境の整備を進める。
各府省LAN/WAN/インターネットアクセス環境
各府省コミュニケーションツール(メール・会議ツール・オフィスツール・ファイル共有環境等)およびそのライセンス管理
サービス利用に関する認証基盤
PC等業務用端末
セキュリティ基盤
政府のネットワーク環境の再構築に向け、関係府省の協力の下、令和2年度から実証を開始するとともに、再構築に向けた検討等を加速する。
令和3年度以降令和2年度
各府省が共通して利用できる回線を敷設し、既存の業務端末及び庁内LANを利用した府省共通のWeb会議環境に係る実証を行う。
実証の成果等を踏まえ、再構築後の政府のネットワーク環境の在るべき姿に係る検討等を進める。
各府省における広域NW・庁舎内NWに係る情報の共有とヒアリングへの協力
各府省への当面の依頼事項
令和2年度実証・整備対象
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