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主催:楽学プロジェクト委員会 仙台市教育委員会 日時:平成30年7月26日(木)・7月27日(金) 会場:木町通小学校・木町通市民センター がくがく

がくがく - Sendai...平成30年度 楽学プロジェクト 講座番号 4 「ウェディングプランナーの仕事」活動紹介 講師氏名:桐川 千富美 先生,守谷

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Page 1: がくがく - Sendai...平成30年度 楽学プロジェクト 講座番号 4 「ウェディングプランナーの仕事」活動紹介 講師氏名:桐川 千富美 先生,守谷

主催:楽学プロジェクト委員会 仙台市教育委員会

日時:平成30年7月26日(木)・7月27日(金)

会場:木町通小学校・木町通市民センター

がくがく

Page 2: がくがく - Sendai...平成30年度 楽学プロジェクト 講座番号 4 「ウェディングプランナーの仕事」活動紹介 講師氏名:桐川 千富美 先生,守谷

≪ 目 次 ≫

アナウンサーの仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

コンピュータの仕事①・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

パティシエの仕事①・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

ウェディングプランナーの仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4

美容師の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

地下鉄運転士の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

看護の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7

プロ野球選手・プロ野球球団の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

水族館の仕事①・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9

表具の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

消防士の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11

音楽演奏家の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

栄養士の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13

プロ男子サッカー選手の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14

動物眼科医の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15

スポーツトレーナーの仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16

農家の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

歯科医の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18

ネイリストの仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19

自衛隊の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20

医師の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21

航空管制官の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22

ロボット研究家の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23

ゲームクリエイターの仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24

調理師の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25

弁護士の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26

チアリーダーの仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27

パン作り教室の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28

保育士の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29

建築家の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30

介護士の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31

自動車販売店の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32

ファッションデザイナーの仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33

イベント司会の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34

警察の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35

動物園飼育員の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36

新幹線運転士の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37

薬剤師の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38

新聞記者の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39

和菓子の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40

学校の先生の仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41

イラストレーターの仕事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42

パティシエの仕事②・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43

水族館の仕事②・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44

コンピュータの仕事②・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45

保護者向けブックトーク内容紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・46

仙台市ジュニアリーダー活動紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・47

平成 30 年度 楽学プロジェクト委員名簿・・・・・・・・・・・・・・・48

Page 3: がくがく - Sendai...平成30年度 楽学プロジェクト 講座番号 4 「ウェディングプランナーの仕事」活動紹介 講師氏名:桐川 千富美 先生,守谷

平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 1

「アナウンサーの仕事」活動紹介

■ 講師氏名:渡辺 祥子 先生 所属:フリーアナウンサー・朗読家

■ 参加人数(小学生)33人 講座担当者 加藤 真由美

講師の渡辺先生は,仙台を中心にラジオパーソナリティー,CMナレーター,司会などのお

仕事をしながら,プロのアナウンサーを養成する活動もされています。今回もアナウンサーの

仕事について,実技を交えながらお話しいただきました。

1 アナウンサーの仕事について

アナウンサーには放送局に属しているアナウンサーと,属していないフリーアナウンサーがい

ます。声を通して言葉を表す仕事で,目覚めてから声が起きるまで3~4時間かかるため,早朝

の仕事は大変だそうです。文章を読む時は,文字を見て当たり前の様に読むのではなく,きちん

と意味を理解して読むことによって読み方が変わり,相手に伝わるのだと教えていただきました。

2 実技・実践

*早口言葉「ジャズ歌手 シャンソン歌手 新春 シャンソン

ショー」初めのうちはだれも言えませんでしたが,表情筋

(あ・い・う・え・お)を鍛え,ゆっくり発音するところ

から徐々に早くしていくと全員が言えるようになりました。

*読み方…「ニュース」「天気予報」「朗読」などの文章を使用

して,渡辺先生がアクセント,イントネーション,強調する

ところについて一人ずつ丁寧に指導してくださいました。

3 質疑応答から

Q.アナウンサーの洋服はどうしているのですか?

A.大きいテレビ局では衣裳を用意してくれますが,フリーアナウンサーはほとんど自前です。

4 まとめ

言葉は生きる力を引き出します。どんな場面でどんな言葉を掛けるかがとても大事になります。

言葉を大切にすることは自分を大切にすること,誰かと比較せ

ず,相手を見下げないことです。「夢」とは自分の背中を押し

てくれるもの,今の自分を輝かせてくれるものであり,一日

一日,その時間時間を大切に生きていくこと,とおっしゃって

講座を締めくくりました。

5 児童の感想紹介

○アナウンサーは声で相手に気持ちを伝えることが大変だと思いました。 (黒松小 6年生)

○一番印象に残ったことは「意識と声は繋がっている」ということです。 (片平丁小 5年生)

○うまく話せるコツや話す準備運動の仕方を教えてもらえたので,それを活かしてアナウンサー

になれるように頑張りたいです。 (高森東小 6年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 2

「コンピュータの仕事①」活動紹介 ■ 講師氏名:菊地 淳 先生,阿部 政人 先生 所属:ハリウコミュニケーションズ(株)

■ 参加人数(小学生)22人 講座担当者 本多 裕聡

ハリウコミュニケーションズ株式会社は,仙台市若林区にある印刷会社で,「どこでもパスポ

ート」や防災教育副読本「3.11から未来へ」のような印刷物の他に,ホームページの作成や

まちづくり事業などの仕事を行っている会社です。菊地先生・阿部先生と6人のアシスタント

の皆さんにコンピュータ操作や仕事をする上での大切な心構えなどを教えていただきました。

1 コンピュータの仕事

菊地先生から,まず会社の仕事内容や印刷の仕組・工夫

について防災読本などを用いて説明がありました。また,

ステノキャプショナーなどコンピュータを使った様々な

仕事があり,今後,コンピュータを道具として使う仕事が

様々な分野で増えていくこと,さらにコンピュータの仕事

をする上での大事な心構えなどについて分かりやすく教

えてくださいました。

2 Webプログラムでおみくじソフトをつくろう

阿部先生の指導のもと,二人一組となり,おみくじの

タイトル画面と内容担当に役割を分担し,プログラムに

文字を入力するなどして作業を進めました。講師やアシ

スタントの方々から操作方法についてアドバイスをいた

だきながら,協力し合い,プログラムを合体させ,ソフ

トを完成させることができました。

3 質疑応答から

社内には9台の印刷機がある,英語の学習に力を入れ

た方がいいなど,事前レポートにあった質問に対して,

まとめの段階でも詳しく解説していただきました。

4 まとめ

菊地先生から将来,仕事をする上で今から心がけなければならないことについて実体験を

もとに「自分の役割や責任を果たすこと」「長所を伸ばし,短所を認める」「興味を持つこと」

など,お話しいただきました。また「挨拶ができるようになること」が大切であり,さらに

「夢をたくさん持っていた方がいい。たくさんあれば取りかえることもできる。」「3年間続

けること」「目標は夢や目的に近づく通過点」などといった,参加者の今後の人生の指針とな

るようなお話をいただきました。

5 児童の感想紹介

○学校ではあまりやらない「プログラミング」を実際にできて,とても楽しかったです。

家に帰ったら母に自慢したいです。 (中野栄小 5年生)

○働くことについて深く教えていただき,ありがとうございました。(東六番丁小 6年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 3

「パティシエの仕事①」活動紹介

■ 講師氏名:土屋 貴幸 先生,大學 瑞希 先生 所属:仙台国際ホテル

■ 参加人数(小学生)38人 講座担当者 菅野 麻美

「パティシエの仕事」では,仙台国際ホテルの土屋貴幸先生と大學瑞希先生を講師にお迎え

し,フルーツタルトづくりの実習(フルーツの飾り付け)とパティシエの仕事についての講話

をいただきました。お手本として,先生がタルトの飾り付けを見せてくださると,参加した子

どもたちは,プロの技に引き込まれるように,目を輝かせて見ていました。

1 フルーツタルトづくりに挑戦!

先生のお手本を参考に,グループごとに,フルーツの飾り付けに挑戦しました。色や形のバ

ランスを考えたり,トッピングに金箔などを使ったり,それ

ぞれのグループごとに個性が発揮されました。初めて会った

児童同士でしたが,話し合いながら,楽しく取り組んでいま

した。試食では「おいしい」の声がたくさん聞かれました。

2 パティシエの仕事

季節に合わせて,お客さんの喜ぶ姿を想像しながら,自分

でケーキを考えて作ります。パティシエは女性が多いのです

が,実際はけっこう力仕事が多いです。大きい鍋でカスター

ドクリームを作る時などは,かなり大変です。ホテルでは,

販売する分だけでなく,料理のデザートとして出すケーキも

作っているので,多い時は何千個と作ります。クリスマスケ

ーキは,夏頃から考えて試作しています。

3 質疑応答から

・パティシエになるためには,いろいろな方法があります。

製菓学校や大学で専門の勉強をして就職する人もいます

し,街のケーキ屋さんなどで仕事をしながら学んでいる人

もいます。

・大事なことは「この仕事が好き」という気持ちです。

・手順をよく考えて作業をすることが大事です。

・プロフェッショナルとは「人に感動を与えること」です。

4 児童の感想紹介

○先生が,複雑な形のタルトを上手に切る姿が,とても印象に残りました。タルトの盛り付け

では,色や形のバランスを考えるのが,とても難しかったです。私も先生みたいなパティシ

エになりたいです。 (長町南小 6年生)

○先生の話を聞いて,やっぱり大切なことは,人を笑顔にすることだと改めて思いました。

(南中山小 5年生)

○タルトを盛り付けるのが楽しかったです。土屋先生の盛り付けが神わざみたいだと思いまし

た。ていねいに教えていただき,たくさんのことが分かりました。土屋先生がベテランで,

大変なこともある中で,すごいと思いました。あこがれになりました。 (広瀬小 5年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 4

「ウェディングプランナーの仕事」活動紹介

■ 講師氏名:桐川 千富美 先生,守谷 勝紀 先生,郷古 佳奈 先生

所属:ホテルメルパルクSENDAI

■ 参加人数(小学生)33人 講座担当者 阿部 祥

講師には,昨年度に引き続き,ホテルメルパルク SENDAI よりウェディングプランナーとして

3名の先生をお迎えしました。桐川先生にはプランナーの仕事全般について,守谷先生にはサ

ービスの仕方について,郷古先生には衣装についてお話しいただきました。

1 結婚式・披露ひ ろ う

宴えん

の様子を紹介したビデオの視聴

ビデオを見ながら,結婚式と披露宴について解説してく

ださいました。華やかな結婚式の裏側では,音楽や照明,

料理を出すタイミングを指示するなど,多くの人が関わり

それぞれの役割で新郎新婦を始めとするお客様皆様に満足

していただけるよう,日々努力していることなどを教えて

いただきました。

2 食事のサービス体験

守谷先生が,食器のセッティングやサービスの仕方を実

演しながら教えてくださいました。何名かの児童がお客様

役と,サービス役に分かれてお皿の下げ方やパンの取り分

け方に挑戦。大きなスプーンとフォークの扱いに苦戦しな

がらも,真剣な表情で取り組んでいました。

3 ドレスの試着体験

郷古先生に教えていただきながら,ドレスを着る役と着

せる役になって体験しました。たくさんの児童が興味津々

できれいなドレスを代わる代わる着せてもらっていました。

4 質疑応答から

ウェディングプランナーになるために,今からできるこ

とは?という質問に,「いろいろな人と話をしてください。

仕事の中で,新郎新婦だけでなく親御さんと話をするとき

もあります。いろいろな世代の方と話をすることが大切で

す。」とお答えくださいました。

5 まとめ

先生方はこの仕事の“やりがい”について,「結婚式が終わっても子どもを連れて会いに

来てくれたり,関係がずっと繋がっていたりしていくことです。」と話してくださいました。

6 児童の感想紹介

○私が一番心に残った活動は,ウェディングドレスを着させてあげたことです。お客様の事

をしっかりと考えて行動することが大切だと思いました。 (宮教大附属小 6年生)

○結婚式にはたくさんの人の思いがこめられていることを知りました。(八木山南小 5年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 5

「美容師の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:鈴木 香澄 先生 所属:Tresor(トレゾア)

■ 参加人数(小学生)22人 講座担当者 髙野 洋平 「美容師の仕事」では,美容室 Tresor(トレゾア)から鈴木香澄先生を講師に迎え,美容師になる

までの道のりや資格について,これまでの経験をもとに分かりやすく教えていただきました。講座

後半は,ウィッグを使って,パーマのロッド巻き体験やヘアーカット体験に子どもたちが熱心に取

り組んでいる様子が見られました。 1 美容師の仕事 ~美容師は一生勉強~

もともと香澄先生はダンスが好きで,保育士になりたかったのですが,

あるダンスのステージに立った時のメイクに心を奪われ,美容師になり

たいと思うようになりました。美容師になるためには,筆記試験と実技試

験を受けて,国家資格を取得しなければなりません。特に,実技試験では,

パーマやカットの技術が必要とされ,毎日の練習がとても重要になります。アシスタントとして,

個人差はありますが,平均約3年程度の修業が必要とされ,1日の中で座る時間はほぼなく,昼食が

夜になってしまうこともあります。美容師は一生勉強というほど,仕事に終わりはないのです。 2 美容師の仕事体験 ~パーマ&カット体験~

香澄先生が実際にお店で使っているハサミやコーム(くし)を使って,

ヘアーカット体験をしました。子どもたちは,ハサミの持ち方や動かし方

などの説明を真剣に聞き入っていました。文房具のハサミとは全く違う

使い方に驚いていました。また,パーマをかけるときに使うロッドを髪に

巻く体験もすることができました。香澄先生が巻くと簡単に見えるのに

実際に自分たちでやってみると,なかなかうまくいかず,子どもたちはプ

ロの技に見とれていました。 3 質疑応答から ~ハサミはとっても繊細~

・自分の手を間違って切ってしまうこともあります。とても切れ味がい

いので,刃に触れただけで切れてしまいます。また,ハサミはとても繊

細でもあり,落とすとすぐに壊れてしまいます。

・理容と美容の違いは,ひと言で言うと,理容は,顔そりや刈り上げなどの

「整える」こと,美容はパーマやカラーなどの「美しくする」ことに重

きを置いています。 4 まとめ ~美容師は人の見た目を変えることができる!~

美容師の仕事で特に大事なことは,美容によって人の見た目を変えるこ

とにあります。同じ人物でも美容師が手を加えることでその人の雰囲気を

ガラッと変えてしまうことができるのです。そこが美容師という仕事の楽

しいところでもあり,難しいところでもあります。 5 児童の感想紹介

○今回の楽学プロジェクトでますます美容師になりたくなりました。髪を切るとき,左手の方が大

変でした。 (新田小 5年生)

○「美容師は一生勉強」と言われたときにすごいなと思いました。さらに,アシスタントの時は一

番早く来て一番遅くまでいるということを聞いてびっくりしました。 (南吉成小 6年生)

○くしにも2種類あることを知ることができてよかったです。私も最初は保育士が夢だったけど,

この講座を受けて美容師になりたいと思いました。 (将監中央小 5年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 6

「地下鉄運転士の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:柴田 克美 先生,小山 浩 先生 所属:仙台市交通局運転課

■ 参加人数(小学生)32人 講座担当者 石川 真

鉄道に興味を持っていたり,将来就きたい職業と考えている小学生32人が参加し,「地下鉄

運転士の仕事」の講座が行われました。柴田先生と小山先生から,仕事の内容や車両の仕組み,

仕事に対する思いなどを,映像やクイズを交えながら分かりやすく教えていただきました。最

後に質問が次々に飛び出すほど,子どもたちは意欲的に参加していました。

15 児童の感想紹介

○いろいろなことを聞いて,地下鉄にものすごく興味を持ちました。 (北中山小 5年生)

○地下鉄運転士の仕事は大変で責任が重大だけど,その分,私たちが安全で,地元の大切な

足となっていることがわかりました。 (木町通小 6年生)

○再度受講しても勉強になり,とてもおもしろい講座でした。 (上杉山通小 6年生)

1 運転士として大切なこと → 「安全・正確・快適」

大切にしていることは,安全に時間通りに運行すること

で,事故が起きないように一つひとつの動作を,声をかけ

ながら確実に実施しているというお話をいただきました。

また,快適な車内空間にするために運転だけでなく,車内

放送や案内放送にも気を配っているとのことでした。

2 仕事の魅力と大変なこと

地下鉄運転士は,私たちの便利な生活になくてはならな

い重要な仕事です。それを支えているということが魅力だ

そうです。また,多くの人命を預かるという大きな責任を

持つことで,安全で時間通り運行できた時に感じる達成感

が大きくなるということをお話しいただきました。それだ

けに,自身の体調管理や,勤務の際の時間の管理,安全の

ための様々な確認が大変だそうです。

3 質疑応答から

・1日に5往復を基本として運転しています。通常勤務と

泊・明勤務があり,午後出勤して終電後仮眠をとり,翌日

の午前まで勤務することもあります。

・事故や災害の際も,お客様の安全を最優先にし,運転指令

や駅務員と協力しながら対応しています。

4 まとめ

地下鉄を安全に走らせるためにそれぞれの持ち場(役割)があり,そのどれもが欠かす

ことのできない大切な仕事であること,自分にとってやりがいのある仕事を見つけるため

に,自分の力を信じて過ごしていくことが大切であるというお話をいただきました。

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 7

「看護の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:佐々木 周人 先生 所属:仙台厚生病院

■ 参加人数(小学生)23人 講座担当者 平山 久美子

仙台厚生病院の佐々木周人先生は,院内の感染対策部門でお仕事をされています。受講した

小学生は全員女子児童で,そのほとんどが将来「看護師になりたい」「助産師になりたい」とい

う夢を持っていました。講座の教室に移動後,憧れの白衣に着替え,看護師になりきって講座

がスタートしました。

1 看護師の仕事と役割について

病院は看護師以外にも医師,薬剤師,検査技師などの多職種

で構成されています。テーブルごとに「チーム」として自己紹

介を行い,病院で働く上で重要な「チームワーク」について,

また看護師の具体的な仕事や役割について話を聞き,「人を看

る」ということを学びました。

2 看護師体験

ジュニアリーダーが腹痛を訴える患者役を務め,児童たちは

看護師として「患者を看る」体験をしました。

① 「看る」…チームごとに体調の悪い人にどのように声をか

けるか,何を聞き取るかを考えながら尋ね, 言

葉だけではなく表情や動きなどから症状や状態

を観察することを学びました。

②「手洗い」…正しく手を洗うことができるか,ブラックライト

を使用した洗い残しチェックをしました。爪や

指の間に洗い残しが多く,何回も洗い直しに行

く姿がみられ、手洗いの大切さを学びました。

③ 「ガウンテクニック」…患者や医療従事者を感染から防ぐガウンの着方を学びました。

緊張した表情が印象的でした。

3 まとめ

・女性のイメージがある仕事ですが,厚生病院では,看護師全体の約1割が男性でした。

・関わった患者さんやその家族から感謝されたり,病気の快復を一緒に喜んだりと,誰かの役

に立てるすばらしい仕事です。また女性の場合,出産や育児で一度離れても,復帰しやすい

資格のある仕事です。

・命と向き合う大変な仕事でもあり,辛い気持ちになることもあります。「人のために何かして

してあげたい」という気持ちが強い看護師は,自分を犠牲にして頑張りすぎてしまうことも

ありますが,自分自身を大切することも大事です。

4 児童の感想紹介

○やりがいを聞いて,ますます看護師になる夢を実現させたくなりました。(向山小 5年生)

○体験などができて,看護師になれた気分でした。興味がわきました。 (柳生小 6年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 8

「プロ野球選手・プロ野球球団の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:牧田 明久 先生,村上 鉄也 先生

所属:株式会社 楽天野球団 東北楽天ゴールデンイーグルス

■ 参加人数(小学生)97人 講座担当者 三浦 健輔

「プロ野球選手・プロ野球球団の仕事」は,子どもたちに憧れや夢を与える職業であり,人

気の高い講座です。講師には,株式会社楽天野球団から牧田明久先生と村上鉄也先生をお招き

しました。前半は,5つのグループに分かれて,講師の方からアドバイスをいただきながら,

バッティングやボールを使った体験活動を行いました。後半は,プロ野球球団の仕事の1つと

して,現在の仕事の内容や役割,プロ野球選手を目指すきっかけや心構えについて詳しく教え

ていただきました。

1 体を動かしての体験活動

1人1つずつ軟らかいボールを用意していただき,ボール

の握り方や投げ方など,実際に野球をするときの動きを体験

しました。その後,全員でバッティングを行いました。体育

館のスタンドに打ち込むぞと,受講生はそれぞれ夢中になっ

て取り組み,汗を流していました。

2 プロ野球球団の仕事

プロ野球選手の1年間の活動の内容やプロ野球選手になる

までの道のり,プロ野球選手の試合時の一日の様子などにつ

いて具体的にお話をしていただき,受講生たちは集中して聞

き入っていました。現職であるアカデミーコーチとして,未

来のプロ野球選手を目指している子どもたちに,野球の基礎

の大切さなどについてお話してくださいました。

3 最後に

牧田先生から1人1つずつ風船をいただき,楽天野球団の

応援歌に合わせて,風船を飛ばしました。先生方のお話から,

夢を叶えるためには,「目標を持つ」「ライバルと競い合う」

「一生懸命に取り組む」ことが大切だという力強いメッセー

ジをいただきました。

4 児童の感想紹介

○プロ野球選手になるためには,練習やいろいろな努力をする事が大切だと分かりました。

(芦口小 5年生)

○牧田先生のように,練習をすれば,夢が叶うことが分かりました。 (東長町小 5年生)

○「ライバル」と「あこがれ」を見つけて努力していきたいです。 (七北田小 6年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 9

「水族館の仕事①」活動紹介

■ 講師氏名:松川 正史 先生 所属:仙台うみの杜水族館

■ 参加人数(小学生)32人 講座担当者 菊地 順子

日本の海から世界の海まで約 400種・42,500点のたくさんの生物たちがいる仙台うみの杜水族館。

今年度は魚類チームの松川先生に来ていただきました。小学生が興味を持てるようにと,マンボウ

の給餌や水槽の掃除などの様子を動画で説明したり,えさの魚やイカ,掃除の時に使う酸素ボンベ

などの実物を見せてくれたりと,楽しく学べる用意をたくさんしてくださいました。

14 児童の感想紹介

○水族館の生き物やえさについて知ることができました。ヒトデがどのように元に戻るのか,実際

にやってみるととてもおもしろかったです。 (西多賀小 5年生)

○水族館に行くと,イルカのショーをしている人はどうやって教えているのか,掃除はどうやって

いるのかなど疑問に思っていたことが今日分かってよかったです。 (北中山小 6年生)

1 水族館の仕事 ~ 基本の仕事 3大“じ” ~

仙台うみの杜水族館では,魚類,海獣ふれあい,パフォーマンス,

水処理の各チームに分かれて仕事をしています。飼育員さんは,次

の3大“じ”をいつも大事にして毎日生物たちの健康管理を行って

いるそうです。

掃除(そうじ)・・・大水槽やイルカの水槽などはボンベを背負って1時

間以上かけて掃除をします。

給餌(きゅうじ)・・・生物の健康状態を見るうえで一番重要です。食べ方

や量などを観察して健康状態を判断します。

調餌(ちょうじ)・・・生物たちの餌は,調餌室というところで生物の種類

に合わせて切ったり,食べやすくしたりします。

水族館の役割として,「教育」「レクリエーション」「自然保護・

種の保存」「調査・研究」があることも話してくださいました。

また,トレーニングとは,生物が持っている能力を引き出すこと

です。生物と飼育員の信頼関係がとても大切であり,生物に負担を

かけない健康管理をする目的もあるそうです。

2 ヒトデ観察

1人1匹自分のヒトデを決めて,テーブルごとに誰のヒトデがひ

っくり返して戻るのが速いか,その様子を観察しました。最初は少

し怖がっていた児童も,ヒトデの巧みな管足の動きに魅了されて,

じっと観察している様子が見られました。

3 質疑応答から

飼育はどの生物も難しいものですが,一番難しいのはヨシキリザ

メだそうです。また,働くときには潜水士の資格があると便利だそ

うです。先生の前に行列ができるほどたくさんの質問が出ました。

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 10

「表具の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:大澤 友之 先生 ,唯野 浩史 先生,吉岡 宏一 先生,本田 忠裕 先生

所属:大澤表具店 他

■ 参加人数(小学生)29人 講座担当者 小宮 弘夫

この講座では,大澤友之先生,唯野浩史先生,吉岡宏一先生,本田忠裕先生,4人の先生方

にご指導いただきました。表具の歴史や伝来,今日の作品等について詳しく教えていただき,

そこで働く職人としての仕事への思いや苦労など,時間を忘れて聞き入る講座となりました。

1 表具の仕事

表具の仕事は幅広く,芸術的な「掛軸」や「屏風」,古くか ら伝わる美術品の修復,寺院などの天井や壁の表装の他に,日 常生活に密着した実用的な分野の「ふすま」「障子」など, “紙”に関する建具は,ほとんど表具師の仕事です。 古くは中国からその技術や作品が日本に伝わったものです。

2 紙蝶番を使ったミニ屏風づくり

長方形の板材を紙蝶番(かみちょうつがい)を使って貼り合 わせ,縦方向にも横方向にも開くことができるミニ屏風を製作 しました。作品の製作体験をとおして工夫点や苦労点に気づき, 先生の職業観を垣間見ることができました。参加者全員が作品 を完成させ,成就感や達成感を味わっていました。

3 まとめ

・貴重な作品の裏打ちなど世界に一つしかない作品への取組は

緊張の連続ですが,仕事への意欲に繋がるものでもあります。

・気温や湿度を考慮しながら和紙と和糊を調整して作品を完成 させることで,プロとしての意識や,依頼時間までに仕上げ るなどの社会性を身に付けることができます。

4 児童の感想紹介

○ 表具の仕事についてあまり知りませんでしたが,ミニ屏風作りを体験し,職人の技や伝統

について知ることができ,将来の職業選びに良い経験となりました。 (八幡小 5年生)

○ 講座を受けて,表具の仕事にますます興味を持ちました。表具の仕事をするうえで大切な

ことは他のどの仕事にも生かされると思いました。 (小松島小 6年生)

○ 掛軸や屏風など中国から伝わってきた文化が日本で独自に進化したものと知り,びっくり

しました。働くことによって,みんなを助け,いろいろな人やものと触れ合えるのは,す

ばらしいことだと思いました。 (原町小 6年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 11

「消防士の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:浅水 博文 先生,鳥越 久美子 先生,大森 脩平 先生,大浪 由貴 先生

所属:仙台市消防局青葉消防署

■ 参加人数(小中学生)18人 講座担当者 佐藤 陽介

「消防士の仕事」では,仙台市青葉消防署から浅水博文先生,鳥越久美子先生,大森脩平先

生,大浪由貴先生を講師に迎え,消防士の仕事ややりがい,仕事に対する思いを体験活動を交

えながら分かりやすく教えていただきました。

1 多種多様な災害の対応にあたる警防隊,急病人やけが人の救護活動に当たる救急隊

消防に入って3年目の大浪先生からは,「災害対応に大切

なことは,迅速に的確に行動することです。そのためにも

防火衣の着用も最短時間でできるように訓練しています。」

というお話を,救急隊で活躍されている鳥越先生には,「一

刻を争うので,厳しい状況の中でもあきらめずに最大限の

努力をする必要がある」というお話をいただきました。

2 あらゆる災害で人命救助を行う救助隊

東日本大震災の経験から消防士になる決意を固めた大森

先生は,「自分の力で人の命を救えるというのは何よりのや

りがいです。日々の訓練で1人でも多くの命が救えるよう

に準備をしています。」というお話をいただきました。

3 質疑応答から

・元気,勉強・部活を精一杯,ご飯をよく食べる,親と先

生の言うことをきく,これが夢を叶える一番の近道です。

・女性も活躍できる職業です。あきらめないこと,納得するまで頑張ってみることが大切です。

4 まとめ

浅水先生から,「消防士は『市民の生命を守るという任務』,『災害に最前線で立ち向かう使命

感と緊張感』,『感謝の気持ちを直接肌で感じられる喜び』,そして,『やりがいと魅力を感じら

れる』仕事です。人生の大半は仕事で費やすことになります。つまり,『どんな仕事がしたいの

か』が『どんな人生にしたいのか』に直結します。経験を積みながら,納得するまで頑張って

みましょう。皆さんが誇りを持てる仕事に出会えることを願っています。」とのお話をいただき

ました。

5 児童生徒の感想紹介

○仕事の内容など詳しく教えてもらい,将来の夢が消防士になりました。 (大和小 5年生)

○いろんな体験ができ,知識が増えて自信がつきました。消防士になりたいという思いがさら

に強くなりました。講師の先生方ありがとうございました。 (川平小 5年生)

○小学生からのあこがれの仕事でした。特に興味を持ったのは救急です。自分の力で人を助け

られることはすばらしいことだと思いました。女性は少ない職場ですが,私はこの仕事を目

指します。そして人に感謝してもらえるような人になりたいです。 (南吉成中 2年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 12

「音楽演奏家の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:林 宏樹 先生(サクソフォン奏者),鈴木 次郎 先生(ドラム奏者)

■ 参加人数(小中学生)22人 講座担当者 加藤 主計

サクソフォン奏者としてご活躍の林宏樹先生と,ドラム奏者としてご活躍の鈴木次郎先生を

講師に迎え,音楽演奏家に必要な心構えや,音楽に関わる仕事というのは演奏する以外にどの

ようなものが考えられるかなど,幅広くお話しいただきました。学校で吹奏楽部に所属してい

る子や,家庭でピアノを習っている子も多く,楽しく集中して活動に取り組んでいました。

1 楽器の種類について

最初に,主にジャズに使われる木管楽器についての説明 がありました。“サクソフォン”は「ソプラノ」「アルト」 「テナー」「バリトン」の4種類があること,発音の仕組 みが同じなので“クラリネット”も吹けること,またジャ ズサックスプレイヤーは“フルート”も吹く場合が多いこ と,などの説明がありました。

2 レコーディング体験

後半は,参加者が各パートを担当し,星野源さんの「ド ラえもん」のレコーディングを行いました。1曲を仕上げ るために,様々な機械を使用し,それぞれの分担があるこ とや,多重録音の仕組みについて教えていただきました。 少し時間がかかりましたが,全部のパートを録音して聴い たときは歓声が上がりました。

3 質疑応答から

・音楽のジャンルには「演奏家」のみならずたくさんの仕事があること,だから,演奏家に

なれなくても,音楽と関わる道はたくさんありますとのことでした。

・音楽の仕事は,とにかく楽しい仕事です。好きなことを仕事にできると,乗り越えられる

ことが多いとお話しいただきました。

4 まとめ

音楽のプロは資格がいらないので,自分の気持ち一つで取り組み方が違うということと,

演奏家以外の仕事もたくさんあり多岐に渡るので,ぜひ音楽を自分の近くにおいて普段から

音楽に親しんでほしい,というお話をいただきました。

5 児童生徒の感想紹介

○演奏家の仕事は思ったより大変で,レコーディング体験は緊張しました。とても楽しかっ

たからまたやりたいです。 (通町小 5年生)

○レコーディングの方法と演奏の大変さを知りました。 (宮教大附属小 5年生)

○音楽のことをたくさん教えてもらってうれしかったです。音楽のことがもっと好きになり

ました。ありがとうございました。 (松陵中 1年生)

○レコーディング体験がとても楽しかったです。間違えないか不安だったけど,間違えない

で楽しくできました。やっぱり,自分の好きなことを職業にしているのはいいなと思いま

した。 (五橋中 3年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 13

「栄養士の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:氏家 幸子 先生 ほか 学生の皆さん 所属:仙台白百合女子大学

■ 参加人数(小中学生)22人 講座担当者 湧口 俊英

長年,市内の小中学校で学校栄養職員や栄養教諭として勤務されていた氏家先生から,栄養

士の具体的な仕事の内容についてお話しいただき,後半は, 栄養士の仕事体験として,参加者

全員でお弁当づくりに挑戦しました。

1 栄養士の仕事

「いろいろな人が,いつまでも健康でいられるために,

何を,いつ,どれくらい,どのようにして食べるか」を考

え,提案や指導をすることが,栄養士の仕事になります。

学校では栄養教諭等が,給食の仕事のほかにも,食育の

中心になって児童生徒等に指導をします。その他,病院や

福祉施設,保育所等様々なところで,栄養士はたくさんの

人たちの健康をサポートしています。

2 栄養士の仕事体験(お弁当づくり)

年齢や性別,体格,活動量等から決まるその人に必要な

エネルギー量をお弁当のサイズで量ることができます。

今回は「私は私の栄養士」ということで,自分に合った

お弁当づくりを行いました。調理は仙台白百合女子大の学

生さんにお願いし,子どもたちは持参したお弁当箱に,ご

飯,照り焼きチキン,わかめとしらすの卵焼き,キャベツ

としめじの炒め物,カレー風味の粉ふきいも,きゅうりの

即席漬け,いんげんのごま和え,ミニトマトを,「詰める

ルール」を参考にして詰め,お弁当を完成させました。

※詰めるルール・・・①お弁当の半分は主食(ご飯) ②残り 1/3に主菜 ③残り 2/3に副菜

しっかりと隙間なく詰めるのがポイント

3 質疑応答から

いろいろな食品を組み合わせて食べることにより,互いに足りない部分を補い合って,栄養

価が高まることがあります(1+1が2ではなく,3になるような)。人間も助け合うことで,

互いが持っているもの以上の結果になることがありますが,それと似ています。

4 まとめ

栄養士は,いろいろな人が,いつまでも健康でいられるように,人の役に立つ仕事です。

また,「いただきます」や「ごちそうさま」の言葉には様々な人や物への感謝の意味も含まれ

ていますが,栄養以外のことを伝えていくことも大切な仕事の一つです。栄養士を目指す子ど

もたちには,理科等,学校の授業を大切にしてほしいと思います。

5 児童生徒の感想紹介

○食で人を支え,働くことはとてもかっこいいなと思いました。 (北仙台小 6年生)

○今度メニューを考えてお弁当を作ってみたいです。主食,主菜,副菜をつめておいしく食べ

たいです。 (柳生小 6年生)

○栄養士は,学校の給食を作るだけでなく,いろいろ考えているということが分かりました。

z(岩切小 5年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 14

「プロサッカー選手の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:渡辺 篤史 先生,稲田 康志 先生 所属:(株)ベガルタ仙台

■ 参加人数(小中学生)58人 講座担当者 猪股 輝

「プロサッカー選手の仕事」では,ベガルタ仙台育成部スタッフの渡辺篤史先生と稲田康

志先生を講師に迎え,前半はプロサッカーリーグの仕組みやサッカー選手の1日の過ごし方

などについて分かりやすく教えていただきました。後半は実技を行いました。

1 プロサッカーリーグの仕組み

世界のサッカー人口は約3億人で,そのうち 99.8%がア

マチュア選手であり,プロサッカー選手はわずか 0.2%しか

いないこと,日本のプロサッカー選手は約 1,700 人で,J1

を頂点とした 57 の J リーグチームに所属していることを教

えていただきました。子どもたちは「プロサッカー選手」と

いう狭き門を改めて実感しているようでした。

2 サッカーの仕事

まず,サッカーの仕事には,選手以外にも監督やコーチ,トレーナー,ドクター,管理栄養

士など様々な仕事があることを教えていただきました。昨年まで現役選手として活躍していた

稲田先生からは,プロ選手として試合に万全の体調で臨むための体のケアを考えた1日の過ご

し方や,次の対戦相手を分析しながらのチームとしての1週間のスケージュールを教えていた

だきました。子どもたちは,様々な支えがあって選手が活躍できていること,選手は常にサッ

カーのことを考えて体調に気を配りながら毎日生活してい

ること,選手としての戦略があって試合に臨んでいることな

どを実感することができました。

3 質疑応答から

Q.試合前にはどんな食事をすればいいですか?

A.消化の良い炭水化物です。よくうどんを食べています。

Q.スパイクは何足くらい持っていますか?

A.ゴールキーパーでしたが,試合用と練習用合わせて,1年間で 10足は使っていました。

4 まとめ

プロサッカー選手になるためには,練習と体づくりが大切です。ぜひ,べガルダ仙台の試

合を見に来て様々なことを感じてこれからに生かしてくださいというお話をいただきました。

5 児童生徒の感想紹介

○試合前の食事は,消化が良い麺類等を食べるといいことが分かりました。(八本松小 5年生)

○プロは生活全ての時間サッカーのことを考えていてすごいと思いました。(南吉成小 6年生)

○教えてもらった生活や食事をして,サッカーが上手になりたいです。 (連坊小路小 6年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 15

「動物眼科医の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:藤井 裕介 先生 所属:アセンズ動物病院

■ 参加人数(小中学生)38人 講座担当者 丹野 美紀

講師の藤井裕介先生は,アセンズ動物病院で眼科の専門医として働いています。仕事内容や役割,

目指すきっかけなどを丁寧に教えてくださいました。参加者の自己紹介では,多くの子どもたちが

「苦手な動物はいません。」と発表していました。講義中は,メモをとりながら熱心に取り組み,

積極的に質問する姿が多く見られ,全体として子どもたちの熱気が伝わる活動になりました。

1 動物眼科医への道

動物眼科医になるためには,まず,大学の獣医学部を卒業

し,国家試験に合格し,獣医師になることが第一歩です。さ

らに何年も専門的な勉強をして,専門医試験に合格しなけれ

ばならないことを聞き,子どもたちは驚いていました。 2 動物眼科医の仕事とある 1日

東北に2人しかいない眼科医の藤井先生のところには,多

くの動物たちが紹介されてきます。また,動物園や水族館へ

行き,アシカやトラなど様々な動物を診察しています。

動物眼科医の仕事は,大きく分けると「診療」,「後進の育成」の2つです。手術の様子などを動

画で,実際の手術に使用する器具を目の前で見せていただきました。診療には特殊な技術が必要な

ことやそのための努力,若い獣医師への指導などについても

お話してくださいました。

ある一日についてのお話では,動物眼科医として働く上

で,健康を保つことが基本であることを教えていただきまし

た。そのためには,「休日であっても毎日同じ時間に起床す

ること」や「必ず朝ご飯を食べること」「適度な運動をする

こと」が大切であるということでした。 3 質疑応答から

Q.一番うれしかったことは何ですか。

A.手術が成功して,飼い主さんが涙を流しながら喜んでくれたことです。

Q.目を診察するときに,動物が暴れたりして怖くないですか。

A.動物園や水族館で大きな動物を相手にするときには,飼育員の方が診察しやすいようサポート

してくれます。飼育員の方との連携プレーが大切です。 4 まとめ

最後に「動物が好きで,困っている動物たちを治してあげたい,という思いで努力を続けてきま

した。ぜひ 15年後にみんなと一緒に働けたらうれしいです。」とお話してくださり,子どもたちか

らも「頑張って勉強して,先生と一緒に仕事がしたい。」という感想がたくさん寄せられました。 5 児童生徒の感想紹介

○将来,一緒に働くことを夢みています。 (将監小 6年生)

○動物や動物を飼っている人のために頑張れるのはすごいと思いました。 (第二中 1年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 16

「スポーツトレーナーの仕事」活動紹介

■ 講師氏名:江刺 善之 先生 所属:アスリートジャパン Esashi

■ 参加人数(小中学生)41人 講座担当者 菅原 友子

「スポーツトレーナーの仕事」では,アスリートジャパン Esashiから江刺善之先生を講師に

迎え,スポーツ選手が力を最大限に発揮できるようにサポートする裏方としての仕事について,

体験活動を交えながら分かりやすく教えていただきました。スポーツが好きな子どもたちが多

く,熱心に話を聞きながら体験活動に取り組んでいました。

1 スポーツトレーナーについて

2020 年の東京オリンピック・パラリンピックを前に盛り上

がるスポーツ界では,現在 3,453名のトレーナーが日本スポ

ーツ協会に所属して活躍しています。スポーツトレーナーの

役割は,筋肉状態,精神的な状態,障害時のリハビリなど,

さまざまな選手の身体的・精神的サポートをすることです。

そのためには,栄養面や骨格・筋肉についての知識も大事で

あることを骨格標本やモデルとなった参加者の身体を使って

教えていただきました。

2 トレーナーの仕事体験

トレーナーは選手と一体となって,パフォーマンスを発揮

させるとともに選手の停滞期を支えていきます。そこで,「ス

トレッチ」や「コーディネーショントレーニング」を二人一

組で体験しました。互いの筋肉を動かしたりスコアを数えた

りする中で,コミュニケーションの大切さを学びました。

3 質疑応答から

トレーナーになって分かったことは,人間ってすごいとい

うことです。けがをしても立ち上がり,たくさんの努力をし

て復活する姿に感動しました。

4 まとめ

何よりも目標を明確にすることが一番大切です。将来何を

したいのか,そのために必要な勉強は何かを考えて生活して

ほしいとのお話をいただきました。

5 児童生徒の感想紹介

○スポーツトレーナーの仕事は,けがの手当てだけだと思っていたけど,選手の気持ちをたく

さん聞くことが大切だということが分かりました。 (北中山小 5年生)

○スポーツトレーナーの仕事は,体のことや人と人とのコミュニケーションが大事なことが分

かりました。このことを活かして,将来に向けてがんばりたいです。 (荒巻小 5年生)

○コンディショニングのやり方やスピード練習など,とても参考になりました。自分の体をこ

わさず,もっと速くなりたいので実行したいと思います。 (二華中 1年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 17

「農家の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:広瀬 剛史 先生 所属:一般社団法人 ReRoots

■ 参加人数(小中学生)22人 講座担当者 中嶋 卓朗

一般社団法人 ReRoots(リルーツ)の広瀬剛史先生をお招きして農業

の仕事について学びました。かごいっぱいの農作物や 30kgのお米など

を手に取りながらお話を聞き,楽しく大変充実した内容でした。

1 野菜とお米の豆知識

広瀬先生が,農作物で一杯のかごから大根を出して,「根はどこでし

ょうか」と問いかけます。身近な野菜ですが思わず考え込んでしまう

ような問いに参加者は引き込まれていきました。他にも,人参,ジャ

ガイモ,ネギ,トマト,ピーマンと,様々な野菜についての面白い話

が盛りだくさんでした。ハーブの葉を実際にちぎってみて,その場に

広がった強い香りに皆驚いていました。お米について,日本人一人の年間平均消費量である約

60kg の量を分かりやすく示され,30kgのお米を実際に持ってみるという体験もさせていただき

ました。一膳分のお米を作る田の広さが,ウルトラマンの光線ポ

ーズの広さだと教わると,参加者は皆笑顔でポーズを取っていま

した。

2 東日本大震災からの復興,農家の誇り

津波で浸水した若林区の農地復興について取り上げ,土もな

い,道具もない,家族まで失ったのに,どうしてゼロからの再ス

タートをした人たちがいたのだろうかという問いが出されまし

た。そこには,「自分たちの作った物が人の体をつくり,人の命

を支えている」「待っている人がいるのだ」という農家の誇り,

プライドがあるのだとお話しいただきました。

3 まとめ

農業で大切な生産管理では「野菜の声を聞く」という意識が

重要だとお話がありました。それは,よく観察することであり,

情報を集めて考えることであり,日頃からやっていないとでき

ないことだと教えていただきました。また,失敗の可能性は常

にあるけれども,失敗の後に次への工夫を考え,やり続けるこ

とが大切だということも教えていただきました。

「手をかけた分,努力をした分がおいしさに返ってくるのが農業。勉強も同じ。頑張って欲

しい。」と力強いメッセージをいただきました。

4 児童生徒の感想紹介

○農家は食べる人がいるから続けられるということを改めて知りました。(木町通小 6年生)

○命を育てるために命を奪わなければならないという言葉が印象的でした。(蒲町小 6年生)

○食べた人に元気になってもらいたいという農家の方の気持ちが分かりました。

1(中山中 1年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 18

「歯科医の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:西原 大輔 先生,平田 政嗣 先生 所属:西原歯科医院 仙台歯科医師会

■ 参加人数(小中学生)23人 講座担当者 庄司 祐太

歯科医の仕事として,多くの人が虫歯治療を一番に挙げると思いますが,実際には口の中につい

ての保健指導や健康管理など,口の中全般に携わる仕事です。本講座では,その中から虫歯の治

療と,歯型を取る体験をしました。

1 歯の治療をしてみよう

虫歯のレプリカに接着剤を塗り,そこにレジンを詰めます。レ

ジンは粘土のように形を変えることができますが,光を当てると

固まる性質があります。歯のくぼみの役割を意識しながら,詰め

たレジンで歯のくぼみを作りました。整形後に光照射器で強い光

を当てると,詰めたレジンが固まり,虫歯の穴が塞がります。こ

れは,実際の治療と同じ手順だそうです。

作業は難しくはありませんでしたが,実際には患者さんの口の

中でこの作業を行うことになります。患者さんが口を開けている

時間をできるだけ短くできるように,速く,そしてきれいに行う

技術が必要なのだそうです。

2 歯の型を取って模型を作ろう

歯の模型に型を取る材料を押し当てて歯型を作ります。そこに,

石こうを流し込み,固まるまで待ちます。固まって歯型から取り

外すと,歯の模型の完成です。虫歯治療と同様に,この歯型を取

る作業も患者さんの口の中で手際よく進める必要があります。

3 まとめ

患者さんは,歯を削って少し痛かったり,口を開け続けて疲

れたりすることがあっても,治療が終わると「ありがとう。」

と言ってくれます。それが,歯科医の仕事のやりがいであり,

喜びだそうです。歯科受診を嫌がる人はたくさんいるので,西

原先生は,そのような人が笑顔で通院できる歯科医院を目指し

ているそうです。

西原先生は最後に,「将来の仕事を決めるために,たくさんの人から話を聞いたり,家族と相談

したりしてほしい。ただ,最後は自分で決めることが大切だ。」と話してくださいました。

4 児童生徒の感想紹介

〇歯科医は大変だけれど,面白くてやりがいのある仕事だと思いました。人のためになり,「あり

がとう。」と言われる,気持ちの良い仕事に就きたいと思いました。 (桜丘小 5年生)

〇歯科医としての基礎知識や,仕事の内容について楽しく学べ,とても良い経験になりました。私

は,歯科衛生士が将来の夢です。今日の楽学プロジェクトで目標ができたので,それに向かって

努力しようと思いました。 (秀光中等 1年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 19

「ネイリストの仕事」活動紹介

■ 講師氏名:千葉 照実 先生 所属:(有)ローズデール

■ 参加人数(小中学生)22人 講座担当者 只野 康晴

現在4店舗の直営サロンと3校のスクールを経営されている(有)ローズデールの千葉照実

先生を講師に迎え,ネイリストになったいきさつやネイリストの仕事への思いをお話していた

だきました。参加した子どもたちは,実際に自分の爪をきれいに塗ることができ,とても満足

そうでした。

1 ネイリストになるまで

高校生のときに,いつか海外へ行きたいと夢見ていたの

で,英語を学びながらニューヨークの大学に進学したそうで

す。そこで,女性たちのきれいに塗られた「爪」を見て「か

っこいい」と思い,ご自分もネイルを始められたということ

です。でも,「高いお金を払ったのに上手じゃない」ならば

自分がネイリストになって「人の爪をきれいにしてあげよ

う」とネイルの学校に通いライセンスを取得し,ニューヨー

クでフリーのネイリストとして活躍されたそうです。

2 ネイリストの体験

参加した子どもたちは一人一人自分の爪に好きな色をき

れいに塗っていきました。片方の手が上手にできた子は,も

う片方の手も塗り,10本ともきれいにして満足顔でした。

3 質疑応答から

Q.ネイリストになるには?

A.専門学校やスクールに入り,しっかりと基本の技術を

学んでネイリストの技能検定試験に合格して働いてく

ださい。普段からきれいなものにアンテナを張っておく

とデザインの勉強になります。

Q.ネイリストのやりがいとは?

A.爪はいつも見えるところです。それをきれいと喜んで

もらえるとうれしいです。ネイルをした人の笑顔を見られることです。

4 まとめ

もっとこうなりたいと思うと上手になります。夢を諦めないことです。いろんなことにトラ

イして好きなことを見つけてください。好きだから長く続けられたと思います。

5 児童生徒の感想紹介

○先生からお話を聞き,ますます将来ネイリストになりたいと思いました。(木町通小 5年生)

○ベースコートやトップコートなど知らなかった単語が出てきましたが,いつ,何のために使

うのかを詳しく教えてくださったのできれいに塗ることができました。(北中山小 6年生)

○ネイリストになるまでの経緯やどうやって塗れば爪に影響なくきれいに塗れるのかなど,役

に立つことをたくさん教えてくださってありがとうございました。 (幸町中 3年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 20

「自衛隊の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:筧 裕太 先生,兼子 武 先生 所属:自衛隊宮城地方協力本部

■ 参加人数(小中学生)25人 講座担当者 佐藤 慶一

「自衛隊の仕事」の講座に,自衛隊宮城地方協力本部より,筧裕太先生と兼子武先生をお招

きしました。お二人の先生が自衛隊に入隊した経緯や活動する上で大切にしていることなど,

貴重なお話をしていただきました。参加した児童生徒は,自衛隊に関する知識が豊富で,講師

の先生と積極的に対話する姿が多く見られました。

1 自らの従事経験から

筧先生が,自らの略歴を手描きのイラストを交えながら

お話してくださいました。自衛隊には,陸上自衛隊,海上

自衛隊,航空自衛隊があることを説明され,先生が海上自

衛隊としてシンガポール,ブルネイ,ハワイなどで訓練に

参加した体験談をお話してくださいました。また,砕氷艦

「しらせ」による南極観測についてDVDを鑑賞しながら

学びました。

2 自衛隊の仕事について

兼子先生が,防衛省の組織について,図を使って分かり

やすく説明してくださいました。また,具体的な仕事内容

について,「防衛」「訓練・演習」「国際平和協力活動」「災

害派遣」という観点に分けて説明されました。尖閣諸島で

の取組や西日本豪雨での活動など,時事的な話があり,参

加者は真剣な表情で聞き入っていました。

3 質疑応答から

Q.災害時は勤務時間外でも,活動するのですか。

A.活動します。防衛大綱では,大規模災害など各種の事態への対応が決められています。

Q.潜水艦の外壁の素材は何ですか。

A.防衛秘密です。国の安全を守るために,一般の人に公開できない情報がたくさんあります。

4 まとめ

自衛隊に関する知識が豊富な参加者が多く,質疑応答の時間は大いに盛り上がりました。

最後には,「自衛官の1日」や「給料について」など現実的な話があり,参加者は終始興味深

く講座を受けていました。

5 児童生徒の感想紹介

○今まで自分が思っていたことと違うことがたくさんありました。 (小松島小 6年生)

○分かりやすい説明で,さらに自衛隊に興味を持ちました。 (幸町中 2年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 21

「医師の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:島村 弘宗 先生 所属:国立病院機構 仙台医療センター

■ 参加人数(小中学生)28人 講座担当者 太田 洋明

国立病院機構仙台医療センター外科部長の島村弘宗先生をお招きして,医師の仕事について

学びました。医師の仕事内容やがんの治療方法,外科手術の疑似体験(縫合),島村先生ご自身

の外科医への道のり,医師を目指す参加者へのメッセージ等,大変充実した内容でした。

1 医師の仕事について

医療ドラマの映像で講座が始まると,参加者は自然と身

を乗り出し,期待の高まりが感じられました。医師には,

病気やけがを治す外科医などの臨床医や病気の原因を調べ

る病理医,病気や細菌の対策を立てる研究者,そして疫学

者の三つの仕事内容があることが紹介されました。また,

がん治療に焦点を当て,三大治療法の①手術,②化学療法,

③放射線療法についても詳しくお話しいただきました。島

村先生ご自身による手術映像も映し出され,参加者は画面に見入っていました。さらに,これ

からの先端医療として,自分の細胞から臓器をつくり出す再生医療や腹部を開かないで手術す

る腹腔鏡手術,ロボット手術などが紹介され,様々な医師の仕事について学びました。

2 手術体験(縫合の体験)

手術の縫合疑似体験もさせていただきました。特別なキ

ットを使用して,手術器機と手術用の針による縫合を 11人

の参加者が体験しました。手術器機を使って針を操る難し

さに悪戦苦闘する参加者もいましたが,島村先生に教えて

いただきながら手際よく糸を結ぶ様子も見られました。

3 医師への道のり

埼玉県のご出身で,学生時代はサッカーに夢中だった島村先生がどのようにして医師として

働くようになったのか,その歩みをお話しいただきました。中学校2年生でシュバイツァーの

伝記と出会い,一念発起して医師への道を選ばれました。そして,「がんと対決しよう」と決心

され,外科医になったことをお話しいただきました。

4 まとめ

医師を目指す参加者に,どうしたら夢が叶うかを何度も立ち止まって考えること,言葉を大

切に相手の気持ちを考えて伝えること,世界に目を向けて常に前を向いて夢を持ってほしいと

いう力強いメッセージをいただきました。

5 児童生徒の感想紹介

○ここでしかできない体験や話を聞いて,もっと医師になりたくなりました。

x(聖ドミニコ学院小 5年生)

○医師には,勉強やコミュニケーション力が必要ということが分かりました。(富沢中 2年生)

○実際の手術中の映像を見ることができて,さらに医療に興味を持ちました。(第一中 2年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 22

「航空管制官の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:木村 章 先生,三浦 大樹 先生,大浪 優子 先生

所属:東京航空局 仙台空港事務所

■ 参加人数(小中学生)30人 講座担当者 佐藤 太郎

航空管制官の仕事内容や適性,仕事に対する思いなどをお話しいただきました。また,「①滑

走路を使用する航空機に順番を付けよう!」「②君はレーダー管制官!」と題した体験活動も行

いました。実際に自分が管制官になったつもりで,滑走路に入れる飛行機,飛び立たせる飛行

機を効率良く,安全に動かすことについて考えました。

1 航空管制官の仕事について

航空管制官の職場は,空港事務所の目で見える範囲の

管制塔,レーダー画面を見ながら指示を出すレーダー管

制室などです。全国でおよそ 1,900人が働いています。

地上に道があるように,空にも航空路という道がありま

す。しかし,地上と違うのは,標識や信号がないというこ

とです。浮いているので停止することができない,ぶつか

らないためには道から外れないといけないことになります。

衝突を防止し,効率的な交通の流れをつくるのが,航空管

制官の仕事です。

2 体験活動を通して

「君はレーダー管制官!」では,一人一人が楊枝を使って

飛行機間に安全な間隔を保ち,到着機が順序良く着陸でき

るように経路を考えました。作成のポイントとしては,着

陸2番機を遠回りさせること,飛行機が交差する時には上

昇降下を止めて一時水平飛行させることでした。3次元で

考えることに,児童生徒たちは苦心していましたが,グル

ープ内で話し合ったり,講師の先生方に助言をいただいた

りと,一生懸命考えていました。

3 まとめ

管制官になるためには,普段からいろいろな経験をたく

さんすること,相手のことを考えながら協力し合うこと,

先々のことを予想し,考えることが必要だ,というお話をいただきました。

4 児童生徒の感想紹介

○将来,航空管制官になれるよう頑張ります。 (宮城野小 6年生)

○パイロットと管制官のやりとりのデモンストレーションを見ることができて,とても感動

しました。 (加茂中 1年生)

○安全に効率よく物事を進めることは航空管制官の仕事だけでなく,普段の生活にも生かせ

ることだと思いました。 (青陵中等 1年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 23

「ロボット研究家の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:桜庭 弘 先生,ほか学生10名 所属:仙台高等専門学校

■ 参加人数(小中学生)32人 講座担当者 千葉 昂太

ロボット研究家の仕事では,仙台高等専門学校から桜庭弘先生と学生 10名を講師に迎え,ロ

ボット研究家の仕事の内容やロボットの仕組みについて,体験活動を通して分かりやすく教え

ていただきました。ロボットに興味を持って,この講座に申し込んだ児童生徒が多く,熱心に

活動に取り組んでいました。

1 ロボットを勉強したい人は・・・

桜庭先生が所属する仙台高等専門学校には,「ロボティッ

クスコース」というコースがあります。そこでは,ロボット

に関する技術を学べるほかに,自分が製作したロボットを大

会に出場させることができます。当日は,実際に学生が製作

した動くロボットを見たり,ロボットに触ったりしながら,

学ぶことできました。

2 ロボットを動かしてみよう

パソコンとロボットを接続し,プログラムを組んで実際に

動くロボットを製作する活動をしました。「まっすぐ動かし

てみよう」「回転させてみよう」などの課題に向かって,ど

のようにプログラムを組めばよいか,グループで一生懸命考

えました。活動の中で,ロボットが後ろ向きに進んでしまっ

たり倒れてしまったりしながら,試行錯誤して取り組んでい

ました。

3 質疑応答・まとめ

・思うようにいかないこともあり,大変な仕事ですが,世

の中の役に立てるように励むことができる仕事なので,

やりがいはあります。

・この楽学プロジェクトを小学生のころに体験して,興味

を持ち,高専に入った人もいます。小学生の頃からいろ

いろな体験をして,夢や興味を持つことが大切です。

4 児童生徒の感想紹介

○将来,世の中の役に立つロボットを作れるように今日聞いたことを生かしていきたいです。

(北仙台小 5年生)

○ロボットの動きを変えるところが難しかったけど,楽しかったです。講師の先生の話を聞

いてもっと色々なロボットを動かしてみたいと思いました。 (北中山小 5年生)

○ロボットの投げる姿がすごかったです。プログラミングは上手にできなかったけど,ロボ

ットのことにもっと興味を持ちました。 (五橋中 1年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 24

「ゲームクリエイターの仕事」活動紹介

■講師名:志村 淳 先生 所属:専門学校デジタルアーツ仙台

■参加人数(小中学生)22名 講座担当者 松田 敏

「ゲームクリエイターの仕事」では,専門学校デジタルアーツ仙台から志村淳先生に講師

としてお越しいただき,学生の方8名もスタッフとして子どもたちのサポートをしてください

ました。ゲームプログラムの実際や,仕事に対する思いを,体験活動を中心にして分かりや

すく教えていただきました。ゲームに興味を持っている子どもたちが多く,パソコンで操作活

動をしながら,熱心に取り組んでいました。 1 ゲームをつくるとは

私は,ゲームをつくる人を育てる仕事をしています。ゲームが好

きな人には,大きく分けて①ゲームをプレイするのが好きなタイプ,

②人がゲームをする姿を見て楽しむ,喜ぶタイプ,③自分がつくっ

て楽しむタイプがあります。

デジタルアーツ仙台の学校で学んだ学生の中には,実際にゲーム

をつくったり,仕事として制作に関わったりしている人もいます。

このようなお話をいただき,子どもたちは熱心に聞いていました。

2 実際にゲームをつくって遊ぶ

子どもたちは,先生が準備してくださった「Unity」というソフトを

使い,学生の方の手助けを受けながらゲームで遊びました。楽しくな

ってきたところで,次にそのソフトで,実際にゲームをつくり,遊び

ながら学びました。そこでは3,4人でグループを作り,①自分でゲ

ームをつくって遊ぶ,②他の人がつくったゲームで遊ぶことに取り組

みました。①②の両方を体験して,子どもたちは他の人のアイデアの

良さや自分のゲームの改善点に気付くことができました。

3 質疑応答から

・ゲームに興味があってこの世界に関わるようになりました。好

きなことを仕事にして生活できることは,良いことだと思います。

・「どんな勉強が役に立ちますか。」という質問がありましたが,

まずは現在興味を持っていることに熱心に取り組むことから始

めると良いでしょう。様々なことがゲームにつながってきます。

4 まとめ

今日は,ゲームを実際につくる体験をしてもらいましたが,楽しんでもらえたようで良かっ

たです。自分がつくって楽しむだけでなく,他の人がプログラムしたゲームをしてみて気付く

こともあったと思います。ぜひ「創る」ことが好きな人になってください,とお話をいただき

ました。

5 児童生徒の感想紹介

○ゲームを以前にもつくったことはあったのですが,今日はプログラムについて詳しく学ぶこ

とができて,良かったです。 (将監小 6年生)

○先生のお話を聞いて,興味を持って取り組むことが大切だと感じました。

(西中田小 6年生)

○楽しく活動できました。これからもゲームをつくってみたいです。 (東仙台中 1年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 25

「調理師の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:佐々木 文彦 先生 所属:蔵王食工房 アトリエデリス

■ 参加人数(小中学生)22人 講座担当者 藤崎 久仁子

地元の食材にこだわり,蔵王で食工房を経営なされている佐々木文彦先生を講師に迎え,「調理師

の仕事」の講座が行われました。蔵王町から持ってきていただいた新鮮なトマト・ズッキーニ・玉

葱・人参が形を変え,レストランのテーブルに並ぶまでに関わる多くの人を想像させながら,仕事

内容と仕事への熱い思いを 22名の小中学生に教えていただきました。

1 調理師の仕事

はじめに,食材が料理となるまでには,たくさんの

人が関わっていることを子どもたちに気付かせてください

ました。また,食べた人が笑顔になるような料理を出したい

と願いながら,料理を作ることが大切であると教えてくださ

いました。

2 料理してみよう

次に「蔵王トマトと蔵王産ジャパンX豚肉の蔵王ヨー

グルトソース」という料理作りにチャレンジしました。子ども

たちは不慣れな野菜のみじん切りに悪戦苦闘しながらも,先生

の一言一言に耳を傾け,包丁さばきや味付けなどプロの極意を

伝授していただき,作り上げました。また,グループで協力し,

手の空いている人は交代しながら,調理の途中で片付けること

も学びました。

3 質疑応答から

・調理師として大事にしていることは「衛生」「美味し

さ」「料理ができるまでに関わってくれた方々などの背景」

などです。

・調理師になるためには,美味しい料理を提供したいと

願い,勉強することが大事です。

4 まとめ

今後は,後継者や美味しい地元食材を作る農家などを育てていきながら,食べた人が笑顔にな

る料理を開発し,提供していきたい,というお話で講座を締めくくられました。

5 児童生徒の感想紹介

○自分たちで野菜を切ったり,フライパンで混ぜたり,皿を洗ったりといろいろなことをして大

変でした。みんなで助け合いながら料理をして,とても楽しかったです。(将監西小 6年生)

○私は,ズッキーニとトマトが嫌いでしたが,この料理は美味しかったです。(虹の丘小 6年生)

○今回,調理をして,効率よく料理や片付けができたので,このチームに貢献できたと思います。

中学生として,もっと自分から声をかけられればと思いました。でも,協力し合えた点,美味

しくできた点はバッチリ良かったと思います。美味しい料理を教えていただき,ありがとうご

ざいました。 (人来田中 1年生)

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講座番号 26

平成 30年度 楽学プロジェクト

「弁護士の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:桑原 和也 先生 所属:弁護士法人 A.I.ステップ

■ 講師氏名 白戸 祐丞 先生 所属:弁護士法人杜協同 阿部・佐藤法律事務所

■ 参加人数(小中学生)23人 講座担当者 千葉 完

「弁護士の仕事」では,仙台市内の事務所に所属し,活躍していらっしゃる弁護士の桑原和也

先生,白戸祐丞先生を講師にお迎えしました。弁護士への進路,一日の様子,仕事への思いをお

二人の掛け合いを通して,親しみやすい雰囲気の中で伝えていただきました。 1 弁護士への道

大学・法科大学院を修了後,司法試験を受けます。二人の先生

はこの時寝られなくなったり,ご飯がのどを通らなかったりした

こともあったそうです。合格後,1年間研修を受け,最後に7時

間30分の試験を5日間繰り返して受けます。これに合格して初

めて弁護士の証である「バッジ」を胸に付けられます。 2 弁護士の一日

弁護士の大事な仕事の一つに,法律相談や証人尋問など「聞くこと」があります。その中でど

ういう解決が必要なのかを考えたり,事件に至った経緯を把握したりしていきます。また「書く

こと」も大切です。書類作りの中で作文を書くことが多いので,弁護士になろうと思ったら,文

章を書く力を磨いておいてください,とお話をいただきました。 3 質疑応答から

・弁護士は依頼されたことを何でも受け入れているわけではありません。じっくり話を聞いた上

で,正しいことを教えてあげる場合もあります。 ・AI が発達していくこれからも弁護士の仕事は必要とされ続けるでしょう。物事の善悪は簡単 に決まるものではなく,人の気持ちを聞いて判断することも必要になるからです。

4 まとめ

テレビドラマに登場して華やかな印象のある弁護士。しかし,

多くの人の問題解決のため,地道な作業の時間を大切にしていら

っしゃることがわかりました。今回お二人の先生方が持ってきて

くださったバッジをひとりひとり触って,その重さを感じること

ができました。また驚いたのは弁護士の活動の中に「委員会活動」

や「部活動」があること。学校にある活動と同じ名前ですが,そ

こでの活動も弁護士の先生方にとって,大切なものです。 5 児童生徒の感想紹介

○劇のような進め方で分かりやすく,おもしろかったです。

(川前小 6年生)

○キッザニアで裁判長を演じたことがあるので,今度は弁護士の 仕事体験をしたいです。 (蒲町中 1年生)

○大変なこともあるけれど,自分の知識や経験を人のために精一

杯活かせる仕事だとわかりました。 (二華中 1年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 27

「チアリーダーの仕事」活動紹介

■ 講師氏名:石河 美奈 先生,八巻 穂奈美 先生,和久 瑞希 先生,菅野 桃花 先生

所属:東北チアプロジェクト

■ 参加人数(小中学生)47人 講座担当者 山下 友子

チアリーダーの仕事にあこがれや関心を持った子どもたちが,市民センター6階ホールに集

まりました。子どもたちは,講師の方々のお話やダンスに引き込まれ,暑さも忘れて集中して

受講していました。講師の方々は,講座翌日から「東北チアフェスティバル」という大きなイ

ベントを控えた中でしたが,子どもたちのために熱心にお話や指導をしてくださいました。

1 チアリーダーとは?

2 実技・体験

3 まとめ

4 児童生徒の感想紹介

○この講座を通して,自分に自信を持つことができました。講師の先生たちを見ていると元

気になれました。私もそのような存在でいたいです。 (上杉山通小 5年生)

○チアリーダーの仕事は,踊ったり応援したりするだけだと思っていましたが,募金やおじ

いちゃんおばあちゃんが健康で元気でいられるように支えていることを知り,東北の人々

を支えていてかっこいいと思いました。 (八本松小 5年生)

一般的に「華やかにダンスする」という印象のチアリー

ダーですが,「募金活動」「高齢者の健康づくり活動」「地

域の祭への出演」「スポーツ会場での応援」等,活動は多

岐にわたっています。また,活動を通して,スポーツ選手

に勇気を与える,お客さんの手拍子を引き出す,地域に出

て笑顔を届けるといった役割もあります。

チアリーダーは,社会のルールやマナーを守ったり,相

手の身になって考えたりといった社会の模範的な存在で

あるとともに自分に自信と誇りを持つことの大切さを教

えていただきました。

最初に「きれいな立ち方・歩き方」を実践しました。よ

い姿勢と笑顔も意識しながら立つ,歩くことは,とても難

しいようでしたが,講師の方の声がけや手本を見て堂々と

行うことができました。

ダンス体験では,8カウントの動きを見て覚えて動くと

いう活動を行いました。グループの仲間と教え合ったりア

ドバイスし合ったりしながら,一生懸命に体を動かしてい

ました。最後は,チアリーダーとして,グループごとにポ

ンポンを持ってダンスを披露し合いました。

社会に出るまでには面接といった人に見られる試練が

あり,その際,姿勢や笑顔,はきはき話すことは,その人

の印象を大きく左右すること,また,今日のように多くの

人と関わりを持ち,幸せな人生を歩んでほしいというお話

をまとめにいただきました。

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 28

「パン作り教室の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:丹内 聡子 先生 所属:ABC Cooking 仙台ロフトスタジオ

■ 参加人数(小中学生)18人 講座担当者 青沼 佳

「パン作り教室の仕事」では,ABC Cooking 仙台ロフトスタジオから丹内聡子先生を講師

に迎え,料理教室での仕事の様子や仕事に対する思いについて体験活動を交えながら丁寧に教

えていただきました。パンに興味のある子どもたちが多く,ピザ作りを通して,パンに関する

質問をしたり仕事に携わる思いを感じ取ったりしていました。

15 児童生徒の感想紹介

○パン作りは大変だったけど,とても楽しく先生の教室に通いたいです。 (通町小 5年生)

○パンを作るための材料や先生の職業に込めた思いが知れて良かったです。(寺岡小 5年生)

○仕事について考える機会になり,将来につながる良い時間を過ごすことができました。これ

から自分の好きなことを続けたいと思います。 (五橋中 2年生)

1 ピザ作りを通して

パン作り教室を体験できるように,子どもたちは教

室の生徒役になりながら取り組みました。材料の配合

から生地を捏ね上げていく過程を通して,技術的なこ

とだけでなく,パン生地から分かることを聞きました。

また,出来上がったピザから,みんなのトッピングの

アイディアがいろいろなパンのアイディアになること

にも気付きました。 2 パン作り教室の先生になるまで

パンを焼いている間,ABC Cooking のパンフレッ

トを参考にいろいろなパン作りを習っていく教室のお

話を聞きました。中でも,先生自身も初めは生徒であ

ったお話や,美味しく作る楽しさ,みんなで食べる楽

しさなど,パンに限らず生徒さんと食に関する対話を

楽しみながら仕事に向き合う先生の思いを聞くことが

できました。 3 質疑応答から

美味しいパン作りには,1つ1つの過程だけでなく

材料の理解や計量の正確さなど,留意することがたく

さんあります。パン作り教室では,生徒さんそれぞれ

の思いや願いに寄り添いながら,楽しく活動できるよ

うにしています。 4 まとめ

お店に行くとたくさんの美味しくて便利な食べ物が

あること,美味しいパンがいつでもどこでも食べられ

る訳を考えてみてほしいという先生の問いかけがあり

ました。毎日自分の体に入る食べ物に少しでも関心を

持ってもらいたいという思いを大事にしながら自分な

りの思いが仕事に結びついていくという話でまとめら

れました。

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 29

「保育士の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:奥田 ありさ 先生 所属:仙台市子供未来局幼稚園・保育部運営支援課

■ 参加人数(小中学生)31人 講座担当者 五十嵐 淑子

「小さな子どもの世話をするのが好き」,「将来の夢は保育士」など,保育士の仕事に興味が

ある児童生徒 31人が集まり,講座が開催されました。講師の奥田先生は,保育士として長年勤

務され,その経験を活かして,現在は仙台市内の様々な保育所をサポートするお仕事をなさっ

ています。前半は保育士の仕事についてのお話,後半は体験実習の場をご準備いただき,分か

りやすく丁寧に教えてくださいました。

1 保育士の仕事

保育士の仕事を保育所の一日の流れに沿って,写真等を使い,具体的なエピソードを織り交

ぜながら,お話ししてくださいました。子どもたちや保護者との関わりの中で,「心から信頼し

てくれていると感じられるときがうれしい」,「子どもたちの命を預かる責任の重い仕事であ

る」,「保育士に向いている人は,人の気持ちを考えられる人」など,経験豊かな先生の言葉一

つ一つを参加者は皆,メモを取りながら,熱心に聞いていました。

2 体験実習:赤ちゃんの世話をしよう

グループ毎に赤ちゃん人形を使い,おんぶ紐でおんぶし

たり,おむつを当てたりしました。グループのメンバーと

協力したり教え合ったりしながら,和やかな雰囲気で体験

を行いました。苦戦している参加者もおり,奥田先生にこ

つを教えてもらってうまくできると,にっこりうれしそう

にしていました。

3 質疑応答から

子どもたちがけんかをしたときの仲直りのさせ方についての質問に,子どもたちの間に入っ

て話を聞き,まだ幼くてうまく言葉にできない思いを察して,伝えてあげることが大事と教え

てくださいました。

4 まとめ

「将来のために勉強,運動をし,いろいろなことに挑戦

して夢中になれることを見つけてほしい。人の話に耳を傾

け,話ができる友人を見つけてほしい。迷ってもつまずい

ても必ず道は開けます!」と奥田先生から参加者へ熱いエ

ールが送られました。

5 児童生徒の感想紹介

○人形の赤ちゃんをおぶったり抱っこしたりしたときに意外に重くてびっくりしました。将

来,保育士になれるように勉強などを頑張りたいです。 (榴岡小 6年生)

○私は,保育士は,子どもたちと楽しく遊ぶものだと思っていました。でも凸凹した道,迷

った道,行き止まりもたくさんあることが分かりました。どんな道でも解決して,辛くて

も頑張り,子どもたちの未来を考えていきたいです。 (北中山小 5年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 30

「建築家の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:江田 紳輔 先生 所属:株式会社 関・空間設計

■ 参加人数(小中学生)23人 講座担当者 武田 吉照

「建築家の仕事」では,関・空間設計から江田紳輔先生を講師に迎え,建築家の仕事につい

ての講演及び体験活動が行われました。建築物を設計する上で大切にしている考え方や,一つ

の建築物が完成するまでの流れについて,実例をもとに丁寧に教えていただきました。体験を

通して建築家の仕事の一端を学べる内容にもなっていて,子どもたちは終始真剣な表情で講座

に参加していました。

1 建築家の仕事とは?

「建築を通して人々を幸せにする。」という建築家としての

揺るぎない信念のもと,依頼主の思いやその場所の持つ特質

を踏まえ,さらにその地域の未来や社会全体へ与える影響な

ど,多様な視点から一つの建築物を設計していきます。ある

デザイン画が一つの建築物になるまで,依頼主と議論を重ね

ながら,1~2年の時間をかけてすべてを見届ける仕事です。

2 建築家の仕事体験

腕を横に広げた時の長さや歩いた時の歩幅などの計測値の

みを頼りに,机の奥行きや教室の幅を推測しました。メジャ

ーも定規も使わない中で,自分たちの推測が実際の計測値に

近いことがわかると,歓声が上がりました。3~4人のグル

ープで,効率や確実性を求めて色々とアイデアを出し合うな

ど,楽しみながら建築家の仕事の一端を学びました。

3 質疑応答から

・福島県二本松市のプールの設計は,印象深い仕事の一つです。開園したときに多くの人が訪

れ,笑顔で遊んでいる光景を見て,大きな達成感を感じました。

・建築家になるには,大学の建築学科を卒業した後に就職するのが一般的です。就職した後は,

様々な人とコミュニケーションをとる力がとても大切になってきます。

4 まとめ

まとめでは講師の江田先生から,「世の中の人々に幸せになってもらうための空間を生み出す

ことに大きな価値があり,またその空間によって人と人,人と社会につながりが生まれること

を大切にしています。」というお話をいただきました。

5 児童生徒の感想紹介

○建築家の仕事についての興味を今まで以上に深めることができました。今日学んだことを

これからの生活に活かしていきたいです。 (木町通小 5年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 31

「介護士の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:梅津 早苗 先生 所属:社会福祉法人「無量壽会」

■ 参加人数(小中学生)28人 講座担当者 伊東 知則

「介護士の仕事」では,社会福祉法人無量壽会から梅津早苗先生を講師に迎え,介護士として

現場に携わっている人の仕事内容や,仕事に対する心構え,高齢化社会にともなって高まる介護

士の仕事の重要性などについて受講生にお話しいただきました。

1 介護士としての心構え

人はだれしも年をとり,体は衰えていきます。そこで,介

護が必要になった方がいたら,寄り添い希望を持たせること

が大切です。「医療は限界があるが,介護に限界はない。」介

護を必要とされる方の立場になって物事に取り組むことが

介護士にとって一番大切なことだと教えていただきました。

2 介護士の仕事と専門性

介護士は生きていくことに関わる仕事です。「なんてすばら

しい!」といつの時代も社会から必要とされる仕事です。相

手を思う気持ちを「工夫」と「言葉」で形に表し,やる気を

引き出します。また,食は生きていく上で大切です。介護を

必要とされる方と一緒になって「食べたいな」「食べさせてあ

げたいな」とお互い思うことが大事です。決して強制になっ

てはいけない,ということをお話しいただきました。

3 介護士のやりがい

介護を必要とされる方や,ご家族の方から感謝の言葉をか

けてもらえることが一番嬉しく感じます。日々お世話をする

ことで,コミュニケーションも密になり,深い関係性を築く

ことができます。介護を必要とされる方が,いきいきと生活

している姿を見ることが嬉しいとお話しいただきました。

4 最後に

「今,介護士不足は社会問題になっています。宮城県は,介護をする人が今後少なくなる都

道府県ワースト1になっています。今すぐ改善されなければいけません。」と介護士の今後に

ついてお話しいただきました。

5 児童生徒の感想紹介

○将来介護士が少なくなると聞いて,介護士になってみたいと思いました。(鹿野小 5年生)

○認知症の方の話を聞くことができて勉強になりました。 (長命ケ丘小 6年生)

○介護食を食べてみて,いろいろ工夫がなされていてびっくりしました。(将監東中 2年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 32

「自動車販売店の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:佐藤 哲也 先生,小幡 憲司 先生,藤澤 理沙 先生,相澤 拓立 先生

所属:(株)宮城トヨタ自動車

■ 参加人数(小中学生)20人 講座担当者 大場 俊宏

本講座では,3つの班に分かれ,それぞれの場所ごとに体験したり,学んだりしました。整

備や営業など,仕事内容が多岐に渡っていることがよく分かりました。車が大好きな子どもた

ちが多く,意欲的に学ぼうとする姿勢が見られ,活気のある講座となりました。

1 燃料電池自動車について(乗車体験)

校庭で,燃料電池自動車「ミライ」の仕組みについて学びま

した。車の特徴や構造に関する話や乗車体験を通し,興味が高

まりました。

2 お客様にぴったりな車の探し方について

営業について学びました。タブレットやPCで車の紹介をし

たり,機能の説明を行ったりすることができ,子ども同士で営

業の疑似体験をしました。子どもたちは,車の魅力を夢中にな

って紹介し合いました。

3 車の整備について

配線やねじ,必要な道具など,車の整備に関する専門的なこ

とについて学びました。整備士の相澤先生から「なぜ,素早く

整備するか」という問いかけがありました。「お客様を待たせな

いようにするため」と聞いて,「なるほど」と納得していました。

4 まとめ

質問に対する回答も含めたまとめとなりました。質問にもあ

った「販売店の役割」について詳しく話していただきました。

販売店には,「お客様にぴったり合った安心で安全な車を提供す

ること」「安心で安全に,快適に乗ってもらうこと」という2つ

の役割があり,お客様と接する上で一番大事なのは,「真心であ

る」というお話で講座は締めくくられました。

5 児童生徒の感想紹介

○燃料電池自動車ミライに乗せてもらったり,シミュレーションシステムや普段はあまり見

られない整備の道具を使わせていただいたり,貴重な体験をさせてもらって本当にありが

とうございました。 (上野山小 6年生)

○5年生の時にトヨタ工場に行きました。その時とは違う発見や体験をできた感謝でいっぱ

いです。 (聖ドミニコ学院小 6年生)

○カタログだけでなく,パソコンを使って紹介するなど工夫していることに感動しました。

これからも自動車について学びたいです。 (五橋中 1年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 33

「ファッションデザイナーの仕事」活動紹介

■ 講師氏名:飯岡 智 先生,久道 優子 先生 所属:宮城文化服装専門学校

■ 参加人数(小中学生)33人 講座担当者 稲毛 幸枝

ファッションデザイナーの仕事に興味を持ち,絵を描くことやものを作ることが好きな児童

生徒 33 人が参加しました。講師の飯岡先生は宮城文化服装専門学校の校長先生をされていらっ

しゃる方で,ファッションデザイナーになるまでのことについてお話ししてくださいました。

1 新人デザインコンテストのDVDを見てみよう

ファッションデザイナーとは,デザイン表現力,体の構

造,素材,縫製技術,品質管理など,あらゆる角度から服

作りを考えているということを説明していただきました。

デザインを考える時は,175cmで8頭身のモデルに合わ

せて考え,靴や帽子などもトータルで考えているというこ

とで,多いものでは 3,000点のパーツからできている入賞

者もいました。デザイナーになるための登竜門であるコンテストの貴重な映像をたっぷり見

せていただきました。デザイン画が工夫されていることはもちろんですが,案内状も三角形

や細長い長方形など変わった形をしていて,幅広く独創的な考えを持ち,他とは違うものに

するために努力していることをお話ししてくださいました。

2 デザイン画を描いてみよう

デザイナーになるためには,「自分の世界をつくる」「デ

ザインを独創的に発想するためには,色々なものを見てお

くこと」が大切だと教えていただきました。個性豊かでオ

リジナルの作品を考えるために,点の配置や数を変えたり

する演習を行いました。さらに,基礎である8頭身の体を

描き,演習を生かして実際にデザイン画を描きました。

3 質疑応答から(ファッションデザイナーになるためには)

・デザイン画が上手く描けなくても,どうアピールするかが大事です。

・感性を磨くためには,絵や写真などいろいろな芸術作品に多く触れると良いです。

4 まとめ

豊かな感性と想像力を反映させ,商品が社会的価値や芸術的価値を持つようにすることや,

そのためにオリジナルの作品を独自の感覚を生かして表現力豊かにデザインする力,そして,

挑戦し続けることが大切だと教えていただきました。

5 児童生徒の感想紹介

○同じ講座の友達のデザインがみんな上手で,改めてしっかり勉強してファッションデザイ

ナーになりたいと思いました。 (燕沢小 6年生)

○自分が思っていた以上に大変な仕事なのだと実感しました。いつか私もコンテストに出品

したいです。 (幸町中 1年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 34

「イベント司会の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:ワッキー貝山 先生(仙台出身・ローカルタレント)

■ 参加人数(小中学生)25人 講座担当者 庄司 千穂

「ワキワキワッキー!」でおなじみのワッキー貝山先生は,“ローカル=地元密着”にこだわり,

仙台のローカルフリータレントとして 20年以上活躍され続けています。今回の講座では,先生が

イベント司会の仕事をはじめとしてラジオ番組やテレビCM出演など多方面で得たご自身の経験か

ら,司会の仕事で大切なことについて,子どもたちに楽しく分かりやすく教えていただきました。

1 イベント司会の仕事で大切なこと

イベント司会の仕事には,聞き取りやすい声で話すことや

タイムキープ力などの他,フリートークをするアドリブ力も

必要です。そのため,前日には,①しっかりと寝ること ②台

本を読むこと ③情報の収集をすることが大切です。司会の仕

事は,ゲストや発表者に話してもらうために“間をつなぐ仕

事”なのだということを教わりました。

2 イベント司会の仕事に挑戦!

子どもたちがペアになり,実際にイベントで使われた原稿

を読む体験をさせてもらいました。子どもたちは先生に具体

的なアドバイスをもらい,とても嬉しそうにしていました。

3 質疑応答から

・緊張しないためには,台本の内容を頭に入れておきましょ

う。でも,少し緊張感を持っていた方が上手く話せます。

・自信がないときこそ大きな声で話しましょう。声を出すに

は横隔膜を使うので,横隔膜を引っ張る脚の筋肉を鍛える

必要があります。

・足を閉じて前を向いてきちんと立てば司会らしく話せます。

4 まとめ

先生から,「人への恩義や優しさを忘れずにいることがとて

も大切です。将来のために今,何をしておくべきか。それは,

今,小学生中学生の時にやるべきことをとにかくやること。とことん遊んで,とことん友達との

時間を作って,とことん勉強してください。それが自分の今のトークになっています。興味がな

いこともやってみると気付くことがたくさんあります。苦手と決めつけず挑戦し,色んな引き出

しを作っておいてください」という,素敵なメッセージをいただきました。

5 児童生徒の感想紹介

○とてもためになる講座でした。分かりやすくて,しっかり疑問も解けて,司会のコツがつかめ

ました。 (荒巻小 5年生)

○私が講座を受ける前に思っていたイベント司会の仕事は台本を読むだけだと思っていました

が,実際はタイムキープやフリートークなど,とても大変だということがわかりました。今回

の講座で学んだことを将来に生かしていきたいと思います。 (郡山中 2年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 35

「警察の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:三塚 久司 先生,後藤 光徳 先生,松下 重光 先生

所属:仙台北警察署

■ 参加人数(小中学生)21人 講座担当者 千葉 浩

宮城県警仙台北警察署から3名の警察官を講師にお招きし,小中学生を対象とした講座が開

かれました。受講生の中には警察官の仕事に興味を持っている人,将来警察官になりたい人が

おり,メモを取りながら興味深く話を聞いていました。また,指紋採取の実習も体験させてい

ただきました。

1 警察官の持ち物について

実際に勤務しているときの持ち物(警察手帳,笛,手錠,

警棒,無線機,携帯電話,拳銃,電灯)について説明して

いただきました。特に警察手帳は実際に触れさせていただ

きその重さにびっくりしていました。

2 警察官の仕事について

警察の業務についてのパンフレットを使い,わかりやす

く説明していただきました。現在,宮城県警では約 3,800

名の警察官が総務部,警務部,生活安全部,地域部,刑事

部,交通部,警備部の 7 つの部署で安全安心な地域社会の

実現を運営方針と定め,お仕事をしているそうです。

3 指紋採取の体験

事件現場に残された証拠品の空き缶や紙から指紋を取る

体験をさせていただきました。ウサギの毛で専用の粉を空

き缶や紙につけるとはっきり浮かび上がる指紋に歓声が上

がっていました。採取した指紋はフイルムに保存し持ち帰

りました。 4 まとめ

将来,警察官になりたいと考えている人が多く,警察官の階級について,警察官になる

ための試験について,女性警察官の比率についてなど具体的な質問が挙がりました。日頃,

私たちが安全安心に生活できるよう日々努力されている警察官の仕事がよく分かりました。

5 児童生徒の感想紹介

○警察官のことをより深く知ることができ,自分の夢の力になりました。(郡山小 5年生)

○夢を持つまでは,固い,難しいなどのイメージがありましたが,今回,お話を聞いたり体

験をしたりして楽しい時間を過ごしました。 (人来田中 2年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 36

「動物園飼育員の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:高橋 一斗 先生 所属:セルコホーム ズーパラダイス八木山

■ 参加人数(小中学生)32人 講座担当者 近江 麻江

動物園飼育員の仕事の内容,仕事に就くまでの経歴,仕事をする上で心がけていること等に

ついて,高橋先生から詳しくお話をしていただきました。また,動物の頭蓋骨や卵,フンを見

せてもらい,動物のトレーニングの疑似体験をさせていただきました。子どもたちは目を輝か

せながら話を聞き,楽しそうに活動していました。

1 飼育員の仕事について

「飼育員の仕事は何か」という問いかけに対して,児童

生徒からは「掃除」「餌やり」「イベントの企画・運営」

「種の保存」等の回答がありました。実はそれ以外にも

「健康管理」「トレーニング」「取材対応」「理科の授業」

「動物の搬出入」「調査・研究」「観察」等,たくさんの

仕事があることを知りました。特に「健康管理」の面で

は動物の体調を知るための方法として採血をすることと

採血の方法を教えていただきました。

2 動物の頭蓋骨,卵の観察から

頭蓋骨の観察では,草食動物と肉食動物の見分け方を

みんなで考えました。歯や顎の形状や目の位置,骨格の

大きさ等,様々な面からの考えが出ました。また,フン

の実物から何の動物かを当てる問題では,じっくりと観

察したり,匂いをかいだりして「フンの中に草が入って

いるから草食動物」,「フンが白いのは骨だから肉食動物」

等のするどい意見が出されました。

3 動物のトレーニング疑似体験を通して

動物を馴らすために,日々の地道なトレーニングが必

要であること,トレーニング効果が表れるまでには長い

年月がかかることを知りました。実際に2人1組で動物

役と飼育員役に分かれトレーニングの疑似体験を行いま

した。1本の棒と「OK!」の声掛けひとつで,動物を

操ることはとても難しいことを実感しました。

4 まとめ

幼いころから興味のあった動物に関する仕事に就けて楽しく仕事をしていること,動物を

相手にすることは楽しいことばかりではなく危険と隣り合わせであること,自分本位で仕事

を進めるのでなく仲間と協力することが大切であること等,高橋先生の仕事に対する熱い思

いがこもったお話をいただきました。

*写真①

(画像枠は付けない)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 37

「新幹線運転士の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:篠原 秀樹 先生,鹿野 佑喜 先生,立野 尚古 先生,安藤 信正 先生

所属:東日本旅客鉄道(株)仙台支社仙台新幹線運輸区

■ 参加人数(小中学生)30人 講座担当者 小原 佳代子

毎年人気の「新幹線運転士の仕事」。新幹線が大好きな児童生徒 30 名は皆とても積極的で,

まさに参加型の共に作り上げるような活気ある講座となりました。また,将来,受講者の中から

新幹線の運転士が誕生することが楽しみとなるようなとても充実した講座となりました。

1 新幹線運転士の仕事

新幹線運転士の使命は,利用客が目的地まで安全

に時刻通りに到着し,安心感や快適性を感じてもら

うことであり,同時にそれがやりがいであるとの

ことでした。仕事の特徴としては,勤務時間や休み

が不定期で,特にGW,お盆,年末年始が忙しいそ

うです。新幹線が遅れている時には休憩できない時

もあるなどの苦労もあるようでした。

実際の1日の勤務表や航路表,新幹線運転台からの景色,停止

線ピッタリに停止するシーン,連結口が閉まる場面など,数々の

貴重な映像も見せていただきました。また,運転で重要なことは

「時刻」と「停止」であり,10㎞ごとに距離と運転速度の計算

をして遅れないようにしていることもお話しいただきました。

2 新幹線運転士になるまで

新幹線運転士になるためには,社内試験,運転適性検査,面接

試験,医学適性検査に合格したのちに研修を受け,さらに現場で

実績を重ねる必要があるということで,最短でも 10年かかる険

しい道なのだそうです。

3 新幹線を運転するのに必要なこと

新幹線を運転するには,時間管理と体調管理が特に重要だそうです。そして,他への影響

を避けるための正確な報告,車両故障・異常時への備えとしての正確な知識,異常を察知す

るために日々感性を磨くことが大事だとのことでした。そのためには毎日の生活の中で,勉

強などのできることをしっかり努力してほしいとのお言葉をいただきました。

4 児童生徒の感想紹介

○袋が膨らむと嫌でも起きるという起床装置の仕組みが面白いです。 (泉ケ丘小 5年生)

○質問に必ず分かりやすく教えてもくれて,とてもためになりました。(西中田小 5年生)

○新幹線運転士になるのは,とても大変だということを知りました。お話を聞いて,もっと

一生懸命勉強して新幹線運転士になりたいと思いました。 (南光台東中 1年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 38

「薬剤師の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:渡邊 善照 先生,高橋 愛 先生,森 由佳里 先生,

高橋 正吉 先生,千葉 洋希 先生 所属:東北医科薬科大学病院

■ 参加人数(小中学生)22人 講座担当者 青沼 一岳

東北医科薬科大学病院の渡邊善照先生をはじめ5名の

先生方をお迎えし,「薬剤師の仕事」を開講しました。前

身の東北厚生年金病院から東北薬科大学病院を経て,医学

部が新設されることにともなって,平成 28 年に東北医科

薬科大学病院として生まれ変わりました。現在,東北医科

薬科大学病院には 42 名の薬剤師が務めており,その使命

や業務,薬について実習を交えながら説明をいただき,参

加した受講生 22名は熱心に耳を傾けていました。

3 医療における薬剤師の役割

医療における役割について,実習を交え説明をいただきました。白衣を着用した受講生は,

模擬処方箋をもとに,2種類の薬品を電子てんびんで計量し,乳鉢・乳棒を用いて薬品を調剤

しました。慣れないながらも,熱心に調剤の作業をし,薬剤師の仕事を体験していました。

4 まとめ

薬剤師として,患者さんの命を預かっているということを常に意識していること,仕事をし

ていく上で,コミュニケーションや思いやり,いたわりが必要であることを伝えていただきま

した。また,多くのことにチャレンジしてほしいと励ましのメッセージをいただきました。

5 児童生徒の感想紹介

○今日学んだことを将来,薬剤師になるために生かしたいと思います。 (岩切小 5年生)

○薬の調合の仕事や薬剤師になるまでの過程等,進路の助けになりました。(第二中 2年生)

1 薬剤師の仕事について

はじめに薬剤師の仕事として,調剤,供給,薬事衛生

を担っており,国民の健康な生活を確保することを使命

としていることを説明いただきました。また,全国では

約 30 万人の薬剤師が活躍し,薬局や病院のほか,製薬企

業や行政機関,教育機関においても活躍しています。

2 薬剤師は薬の専門家

薬剤師は薬の専門家として,国家試験を受験し薬剤師

免許を取得していることがその条件となります。実際の

薬品を手に取りながら,新薬の開発には 40万種の化合物

のうち 20 種が 10~15 年の年月を経て新薬として製品化

されることについて説明がありました。

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 39

「新聞記者の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:与野 珠美 先生 所属:河北新報社

■ 参加人数(中学生)20人 講座担当者 宮澤 啓一

新聞記者の仕事は,社会に世の真実を伝える仕事であり,時に強い信念を持って働く事が要

求されます。受講者の中には,「新聞を作り上げるために創作意欲を高め,自らが伝えた情報が

読者のくらしの発見や彩になることを願い,ペンを走らせるような仕事だと思う。」と職業のイ

メージを事前レポートに書いた生徒もいました。DVD動画の視聴を交えた講義形式でのお話

や,当日の朝刊を読み込む活動を入れての講座でした。受講した生徒は真剣な表情で話に聞き

入ったり,食い入るように朝刊の記事を読んだりして,有意義な時間を過ごしました。

5 生徒の感想紹介

○与野先生のプロ根性を見ることができ,働く人は素敵だと思いました。(上杉山中 1年生)

○記事は,新聞をつくる方々の努力の結晶だと思いました。 (青陵中等 3年生)

1 新聞記者の仕事

新聞社内の役割分担の様子や,新聞社同士の連携

の様子,時間と闘いながら新聞を作成する緊迫した

仕事の場面など,具体的なお話をしていただきまし

た。新聞社で働く与野先生だからこそできる貴重な

お話に,受講生たちは聞き入っていました。

2 新聞について

新聞の見出しや前文をつくる際の工夫の仕方や,

記事の配置,実際に新聞を作成するときの約束事な

どのお話をいただきました。メモを取り,うなずき

ながら話を聞く受講生もいました。

3 今日の新聞を読み込んで

与野先生から,受講生一人一人に河北新報の朝刊

をいただきました。生徒たちは机いっぱいに朝刊を

広げ,興味のある記事に目を留めて読み込んでいま

した。読んだ記事の内容と,選んだ理由の発表も行

いました。

4 最後に

与野先生の「なぜ新聞記者になったのか」という

お話の中で,自分に合った仕事を見つけてほしいと

いう内容がありました。どんなときにも希望を持ち,

前向きな気持ちで,たくましく生きていってほしい

という強いメッセージを感じました。

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 40

「和菓子の仕事」活動紹介

■ 講師氏名:熊谷 典博 先生,熊谷 真紀 先生 所属:元祖仙台駄菓子本舗 熊谷屋

■ 参加人数(中学生)20人 講座担当者 成田 桂子

「和菓子の仕事」では,元祖仙台駄菓子本舗で 320 年の歴史を受け継いでいる熊谷典博さん,

真紀さんご夫妻を講師にお迎えし,仙台駄菓子の種類や店の歴史について教えていただいた後,

「ひまわり」「あさがお」「ほたる」の練りきりを作り,抹茶を点てておいしくいただきました。

1 仙台駄菓子の歴史

千利休が茶の湯の文化を広めたときに,お菓子の文化が広まり

ました。当時,白い砂糖は高価なものだったため,黒糖や水飴など

身近に手に入る物を使いました。仙台駄菓子と名前がついた訳は

仙台干飯が上質だったためです。伊達政宗は仙台駄菓子を食べて

いません。駄菓子は庶民のお菓子でした。

2 和菓子作り

いろいろな色の餡玉を準備していただき,「ひまわり」「あさが

お」「ほたる」と名前のついた3種類の練りきりを作りました。講

師の先生に一つ一つ丁寧に作り方を教えていただいた後,みんな

真剣な表情で和菓子作りに挑戦していました。どの生徒も初めて

とは思えないくらい上手な仕上がりでした。

3 質疑応答から

Q.この仕事をするきっかけは?

A.小さい頃から,店を継ぐものだと思っていました。作って売

るだけの仕事ではないので,いろいろな知識を得るために,大

学に入って学びました。

4 まとめ

「学校の勉強は,知識を得て考え方を広げるし,将来の選択肢も

広げるので大切です。また,よく遊ぶことで友達を得て,アルバイ

トをすることでいろいろな仕事を知り,ボランティアをすること

で思いやりの心を学ぶことができます。情熱と努力で目標とする

仕事につけます。頑張ってください。」と励ましの言葉をいただい

て講座を締めくくりました。

5 生徒の感想紹介

○仙台駄菓子はデザインから完成までたくさんの工夫があり,芸術的でまるで絵のようだと思

いました。日本の伝統文化が伝わってきて,和菓子は素晴らしいお菓子なのだと驚きました。

x(第一中 1年生)

○三種類の和菓子作りを体験して,お菓子一つ一つに気持ちを込めて作っていることがわかり

ました。 (蒲町中 1年生)

○仙台駄菓子の歴史や和菓子の作り方などを教えてもらい勉強になりました。将来の選択肢が

一つ増えてとても良かったです。 (三条中 2年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 41

「学校の先生の仕事」活動紹介

■ 講師名 菅原 孝代 先生,尾形 駿介 先生 所属:仙台市立湯元小学校

■ 参加人数(中学生)21人 講座担当者 石﨑 純

「学校の先生の仕事」では仙台市立湯元小学校から,菅原孝代校長先生と尾形駿介先生のお二人

を講師として迎え,学校の先生方がどのような仕事をしているのか,どんな思いを持って仕事をし

ているのか, 分かりやすく教えていただきました。受講者がグループになって授業の展開を考える

時間もあり,実感のある講座となっていました。

1 学校の先生の仕事の魅力

学校での活動や行事は,四季の中で大好きな子どもたちと共に

成長できる仕事です。また,子どもたちは1年に約 200 日登校し

ますが,同じ日は二度とありません。6年間登校すれば約 1,200

日もあるのですが,やはりどの日も同じ日はありません。毎日が

新鮮な気持ちでいられる魅力的な仕事だと言えます。

2 先生になってわくわくする授業を考えよう

小学校3年生の「わり算を考えよう」「大きい数のしくみ」の

導入部分を,グループ毎に考えました。受講生は,「小学生が授

業に意欲的に取り組めるような工夫をする」という条件のもと,

一生懸命考えていました。

3 先生ってどんな人に向く仕事?

「向く・向かないという適性」を考えるよりも,「興味がある

か,やってみたいと思うか」が大切です。「やってみたい,興味

がある,あこがれている」等の「好き」という気持ちのエネルギーを信じてください。

4 質疑応答から

・先生になったきっかけは印象的な出来事があったことです。中学生の時,普段は物静かで,私た

ちと関わりが少なかった先生が,大雪の日,一人でもくもくと雪かきをしていました。汗だくに

なって生徒たちが通る道を作っている姿を見て,本気で生徒たちの事を考えていると感じました。

・(徒競走や縄跳びの例を挙げて)何かを頑張り続けることが良いのかも知れません。その時はすぐ

に結果が出なくても,いつか何かの形になって現れると思います。

5 まとめ

先生の仕事は子どもの成長を実感できる仕事です。子どもの一人一人に寄り添いサポートでき

るのが学校の先生です。また,毎日が新しいことの連続です。常にたくさんの出会いと新たな学

びがあるということも私たち先生の生きがいとなっています。

6 生徒の感想紹介

○人と毎日接して,人のことを考えながら行動することはとても大変だと思います。でも,その

やりがいを味わってみたいです。 (中山中 1年生)

○筆記試験や実技試験はとても大変だと思いました。ですが,仕事には数々の「やりがい」があ

るので学校の先生はとても良い仕事だと思いました。 (第一中 1年生)

○「同じ日は二度とない」という言葉は,この職業だからこそ当てはまるのだと思います。関わ

る人の多さには驚きましたが,楽しそうという気持ちもふえました。 (青陵中等 2年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 42

「イラストレーターの仕事」活動紹介

■ 講師氏名:丹野 浩樹 先生, 伊藤 睦実 先生

所属:専門学校日本デザイナー芸術学院

■ 参加人数(中学生)22人 講座担当者 山口 裕子 イラスト, マンガ, アニメーション, デザインなどのプロを養成する「日本デザイナー芸術

学院」より, お二人の講師をお迎えしました。先生や卒業生の作品紹介なども交えながら, イ

ラストレーターとは具体的にどんな仕事をするのかを教えていただきました。

1 絵を描く仕事の様々な種類について

絵に関する仕事には, イラストレーター, 漫画

家, アニメーション制作, ゲームキャラクターデザ

イン,広告作成など様々な種類があることを教えて

いただきました。

技術の向上には, デッサン力を磨くこと。好きな

ものだけではなく, 何でも描いてみることが作品の

幅を広げることに繋がるとのお話もありました。

2 キャラクターを描いてみよう

各自がオリジナルのキャラクターを考えて描きま

した。顔や身体のバランスのとり方, ご用意いただい

た画材の使い方などを聞きながら, 皆熱心に取り組ん

でいました。

3 質疑応答から

Q.どのようにして仕事をとるのか?

A.丁寧に仕事をすることが次の仕事に繋がるし,

コミュニケーション力を養うことも大切。

4 まとめ

「日常のどんなことも, イラストに役立てる。一

つもムダなことは無い。絵とは関係がないような,

普段の勉強も大事にすること!」とのお話をいただ

きました。

5 生徒の感想紹介

〇プロの先生方の話を聞けて, 自分の進路が少し見え

た気がしました。 (八木山中 1年生)

〇イラストレーターになるには, 様々な絵を描けなけ

ればならないということが分かりました。これからどんどん新しい絵にもチャレンジしていきた

いと思います。 (館中 2年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 43

「パティシエの仕事②」活動紹介

■ 講師氏名:今野 直明 先生 所属:パティスリーgenki

■ 参加人数(中学生)35人 講座担当者 明山 陽子

洋菓子作りや,食に関わる仕事に興味関心のある中学生 35 名が参加し,「パティシエの仕事

②」の講座が行われました。講師の今野先生は,宮城野区で洋菓子店を経営されており,オー

ナーシェフとしておいしさと品質,さらには創造性を大切にした洋菓子を提供するお仕事をし

ています。パティシエとしての心構えや普段のお仕事の様子,また,実際の洋菓子作りについ

て教えてくださいました。

1 パティシエとして

飲食店を営んでいるご家庭で育ち,食べ物に関わる仕事に関心

があったこともあり,洋菓子作りの仕事と出合い,その楽しさや

面白さに魅了され,本格的にパティシエの道を歩むようになった

こと。また,日々の洋菓子店でのお仕事の様子や,お菓子作りに

かける思いなどをお話しいただきました。

2 ケーキをデコレーションしてみよう

生クリームの絞り方とフルーツのトッピングの仕方を教えていただ

きました。用意されたロールケーキを一人一人試行錯誤しながら,自

分でデコレーションしていきました。なかなか思うようにいかずに苦

戦する場面も見られましたが,先生方に道具の使い方やこつを教えて

いただきながら,個性が感じられるケーキが完成しました。

3 質疑応答から

Q.パティシエを目指す上で必要な資格はありますか?

A.製菓衛生士や菓子製造技能士という資格があるといいと思

いますが,それ以上に,専門学校などで学ぶことや現場で

修行し,経験を積むことが大切だと思います。

4 まとめ

パティシエの仕事をする上で大切なことは,経験を積み基本をしっかり身につけることです。

知識も大切ですが,経験に裏打ちされた知識でなければ役に立たないと思います。また,お客

様に喜んでもらうお菓子を作るという仕事に,誇りを持ち,愛しているかどうかということも

大事だと思います。

5 生徒の感想紹介

○やりたいと思う強い気持ちと基礎と経験があれば,何にでもなれるのでは,と思うようにな

りました。 (青陵中等 3年生)

○基礎の大切さを学びました。応用も基礎があってこそだということが分かりました。

(富沢中 2年生)

○基礎を大切にするということと経験をたくさん積むということを普段の生活にも生かしてい

きたいです。 (五橋中 1年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 44

「水族館の仕事②」活動紹介

■ 講師氏名:松川 正史 先生 所属:仙台うみの杜水族館

■ 参加人数(中学生)28人 講座担当者 菊地 順子

日本の海から世界の海まで 400 種・約 42,500 点の生物たちがいる仙台うみの杜水族館。今年度は魚

類チームの松川先生に来ていただきました。飼育員の仕事の内容だけではなく,水族館で働いているこ

との意味や夢についてもお話ししてくださいました。

5 生徒の感想紹介

1 水族館の仕事 ~ 基本の仕事 3大“じ” ~

仙台うみの杜水族館では,魚類,海獣ふれあい,パフォーマンス,

水処理の各チームに分かれて仕事をしています。飼育員さんは「掃

除」「給餌」「調餌」の3大“じ”を大事にして,毎日生物たちの健康

管理を行っているそうです。特に「給餌」は生物の健康状態を見る

うえで一番重要で,食べ方や量などを観察して健康状態を判断して

いるとのことでした。

また,トレーニングとは,生物が持っている能力を引き出すこと

です。生物と飼育員の信頼関係がとても大切であり,生物に負担を

かけない健康管理をする目的もあるそうです。

2 カエルのエサやり体験

ピンセットでミルワーム(虫)やコオロギをつかみ,カエルに与

える体験をしました。なかなか食べないカエルもいましたが,タイ

ミングよくパクリと食べた瞬間を見た生徒たちは,「おお!」とカ

エルの動きの俊敏さに驚いていました。

3 質疑応答から

やりがいは生物の命を預かっているという使命感,厳しさは野生

動物は人に心を許さない,時に危険で人に合わせることはしないこ

と,人間より寿命が短いため,今接している生物の死と向き合わな

くてはならないことだと答えてくださいました。

4 おわりに

水族館の役割として,「教育」「レクリエーション」「自然保護・

種の保存」「調査・研究」があることを話してくださいました。松

川先生は,環境の悪化を防ぎ,どんな種も絶滅しないように,未来

の生物が暮らす環境がもっと良くなるように貢献したい,そのため

に働いていると話してくださいました。

○掃除は大変だけれど,掃除をすることによって,人間よりも短い命を少しでも伸ばしてあげられ

るやりがいを感じられる仕事だと思いました。 (八木山中 1年生)

○先生の話はおもしろくて分かりやすくて良かったです。話を聞いて,「将来水族館で働きたい」

という気持ちが大きくなっていくのを感じました。 (富沢中 3年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト 講座番号 45

「コンピュータの仕事②」活動紹介

■ 講師氏名:錦織 俊之 先生,木村 香代子 先生,高橋 正美 先生,

Jean Marie 先生 所属:株式会社日立ソリューションズ東日本

■ 参加人数(中学生)20人 講座担当者 松木 寛

コンピュータを利用すると,私たちの生活はどのように便利になるのか,またシステムエン

ジニア(以下SE)の仕事について実習を通して楽しく学ぶことができました。今回はSEと

してご活躍されている4人の講師の先生方に,丁寧にご指導いただきました。

1 コンピュータって何? コンピュータの仕事って?

社会で活用されているコンピュータについて,仕組み

や様々な職種があることなどをお話しいただきました。

また,コンピュータに仕事をさせる際に必要な「プログ

ラム」について,視覚的に理解できるソフトを利用しな

がら体験的に学習をしました。

2 プログラマーになってみよう

「Scratch」というソフトを用いて,プログラミングを

体験しました。顧客要求を正しく取り込むことの大切さ

やテストの大切さ,チームで取り組むことの大切さにつ

いて楽しく分かりやすく教えていただきました。

3 この仕事に就くまで・就くためには

この仕事を選んだきっかけや苦労話など実例を挙げて

教えていただきました。さらに,仕事のやりがいや喜び,

どんなことを学べばコンピュータの仕事に就くことがで

きるかについてもお話しいただきました。この仕事で得

る事が出来る達成感が次の仕事へのモチベーションにな

ることや,人との関わりが一番大事な要素であることと

いう内容に子供たちは聞き入っていました。

4 まとめ

SEの仕事は,コンピュータに向かって仕事をしてい

るように思われがちだが,実は,お客様からの要望を聞

いたり,コンピュータの操作の方法を説明したり,仕事の仲間と打合せをしたりと,人間同

士の関わりの時間がとても多いそうです。実際に顔を合わせてのあいさつや相手を思う気持

ちが一番大切だと訴えていらしたのが印象的でした。

5 生徒の感想紹介

〇コンピュータの仕事のほとんどが他の人たちと計画し合うなどのことと知り,意外でとても

おもしろかったです。 (第一中 2年生)

〇分かりやすく,自分が知りたかったことについてたくさん知ることができました。とても楽

しかったし,面白かったし,たくさんの知識が得られたと思います。 (八軒中 2年生)

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平成 30年度 楽学プロジェクト

「保護者向けブックトーク」内容紹介 ■ 講師氏名:市民図書館 小石川 正弘,小野寺 雅美

■ 参加人数:①7月 26 日(木)10:00~(28 名)②同日 14:00~(11名)

③7月 27 日(金)10:00~(25名)④同日 14:00~(14 名)

担当 小野寺 雅美 送迎なさる保護者の皆様にも有意義な時間をお過ごしいただくとの趣旨で始まった「保護者向け

ブックトーク」も,今年で 11 回目となりました。毎年,保護者の方はもちろん,ボランティアでブ

ックトークをなさっている方や学校図書館勤務の方など,様々な方にご参加いただいております。

今年度は,子どもたちの活動内容に合わせ,「チャレンジ~夢を追いかけて」というテーマでブック

トークを実施しました。児童書から一般書まで幅広く選書し,可能性を決めつけず夢を追いかける

大切さを,体験も交えながら伝えました。参加された方からは「日頃読まないジャンルの本にも目

を向けるきっかけとなった」「子どもにも聞かせたかった」とのお言葉をいただきました。また,紹

介した本だけでなく展示していた本にも反響をいただきました。我々図書館員にとっても,勉強に

なる楽学プロジェクトブックトークです。 【アンケートより(一部抜粋)】

・とても楽しく「本の試食」ができま した。初めての体験でしたが,おす すめくださる方の視点や興味でトー クが繰り広げられ,魅了されてしま いました。

・普段あまり本を読まなかったのです

が,分かりやすく楽しく紹介してい

ただいて本を読んでみようと思いま

した。子どもにも,夢の一歩は本の

中にあるのかもということを教えて

あげたいです。 ・子どもは本が好きでよく読んでいま

すが,親の私は子どもの頃から本と

は縁遠く,今日のような「ブックト

ーク」はとても楽しみながら参加さ

せていただきました。子どもと一緒に聞いても楽しめ

る内容かと思いました。今日の出会いを大切にし,親

子で本とのつながりを深めていけそうな気がします。 ・とても楽しい時間を過ごせました。最近は忙しさを理

由に本から離れた生活をしているので,本を読んで,

ときめきを思い出したいと思います。子どもも一緒に

読める本を見つけて内容を話し合えたらいいなと思

っています。 ・子どもそれぞれの思春期があり自分も人生半ば。いろ

いろ伝えたいこともありながら自分の迷いもありますが,今日の話を聞いてとても前向きになり,本

の力を借りてみようと感じることができました。 ・子どもも自立するようになり,手が掛からなくなり,自分もやりたいことをしようと思っても,何が

やりたいのか,自分の目標を見つけられずにいます。今日参加して,いくつかの読みたい本を教えて

いただけたので,これらを読んで自分らしく生きる方法を少しずつ見つけていきたいです。 ・とても楽しかったです。あっという間の時間でした。将来のことを考え始めた娘と読みたい本もあり

ました。夏休み中,図書館に行って借りようと思います。 ・自分の求めていた答えがここにありました。本っていいなあ。生きるヒントがいっぱい詰まったブッ

クトークでした。 ・とても楽しい気持ちでお話を聞かせていただきました。この夏は子どもたちと一緒に本を読み聞かせ

合い,そして夜空に願いを掛けようと思いました。 ・自分では選ばないような本を紹介していただき,また,それを面白そうと思う自分がいて,新たな発

見となりました。

【当日のプログラム】 テーマ:「チャレンジ~夢を追いかけて」

<小野寺雅美>

『木をかこう』(ブルーノ・ムナーリ作・須賀敦子訳 至光社)

『あるきだした小さな木』(ボルクマン作 偕成社)

『迷いクジラの子守歌』(安藤みきえ著 PHP研究所)

『好きをつらぬこう』(BLACK著 PHP研究所)

『南風ふく』(森谷暁子著 光文社)

『鉄のしぶきがはねる』(まはら三桃著 講談社)

『働きだして見つけた夢』(日本ドリームプロジェクト編 いろは出版)

『情報図鑑』(上田篤著 福音館書店)

<小石川正弘>

『情熱が奇跡を呼んだ』(NHKプロジェクトX制作班編 汐文社)

『ハッブル宇宙望遠鏡 150 億光年の彼方へ』(エレイン・スコット著・小林等訳 島書房)

『空の軌跡』(ベルトラン・ピカール著・シドラ房子訳 小学館)

『小惑星探査機「はやぶさ2」の大挑戦』(山根一眞著 講談社)

『いちばん危険なトイレといちばんの星空』(石田ゆうすけ著 実業之日本社)

『ワダエミ世界で仕事をするということ』(千葉望著 新潮社)

『夢を生きる』(羽生結弦著 中央公論社)

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平成 30年度 楽学プロジェクト

「仙台市ジュニアリーダー」活動紹介

■ 参加ジュニアリーダー人数(中学生・高校生)18人 担当 新妻 浩平

ジュニアリーダー(JL)は,仙台市教育委員会の支援を受け,市民センターを拠点として

活動している中学生・高校生のボランティアです。主に地域の子ども会活動を活性化させるた

めの活動を行いますが,その他のボランティア活動にも積極的に取り組んでいます。

1 受講者の誘導・受付補助・整列補助

・会場へ来た受講者へ下足用袋を渡したり,保護者の方へ

送迎時の説明をしたりしました。

・受付を待つ受講者に有意義な時間となるよう簡単な手遊

びをしたり,提出物の準備の声掛けをしたりしました。

・受講者を体育館の受付まで誘導したり,講座ごとに整列

させるお手伝いをしたりしました。

2 各講座の補助

今回は「美容師の仕事」「看護の仕

事」「プロ野球選手・プロ野球球団の

仕事」「表具の仕事」「自衛隊の仕事」

「ロボット研究家の仕事」「ゲームク

リエイターの仕事」「調理師の仕事」

「パン作り教室の仕事」「保育士の仕

事」「介護士の仕事」「自動車販売店の仕事」の 12の講座にJLが参加し,アイスブレイクや

受講者の見守り,講師の先生の補助をしました。

3 JL反省会から

・開会式は,JLの絶好の

PRの場なので,もっと分

かりやすく自分たちの活

動を伝えられれば良かっ

たと思いました。

・講座を受講させていただき

とても勉強になりました。

・大人数の前でアイスブレイクをしたのは初めてでした。成功とは言えませんが,とても良

い経験になりました。次回の要請に生かしたいと思います。

・パン作り教室の講師の先生の指示や声掛けが的確で,子どもたちの活動がとてもスムーズ

でした。自分も子ども会の要請先であんな指示ができたらいいなと思いました。

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役職 氏名 所属

1 委員長 山口 哲男 楽学プロジェクト委員会

2 副委員長 相澤 文典 袋原小学校

3 副委員長 久保木 潤子 楽学プロジェクト委員会

4 副委員長 岡本 浩行 楽学プロジェクト委員会

5 副委員長 針生 真由美 楽学プロジェクト委員会

6 委員 丹治 重廣 楽学プロジェクト委員会

7 委員 加藤 真由美 楽学プロジェクト委員会

8 委員 小原 佳代子 楽学プロジェクト委員会

9 委員 近江 麻江 楽学プロジェクト委員会

10 委員 平山 久美子 南吉成小学校PTA

11 委員 蘆澤 義章 鶴谷中学校PTA

12 委員 山口 裕子 沖野小学校PTA

13 委員 菊地 重信 袋原小学校PTA

14 委員 早坂 孝一 将監中央小学校PTA

15 委員 大場 俊宏 住吉台小学校

16 委員 千葉 昂太 鹿野小学校

17 委員 武田 吉照 七北田中学校

18 委員 伊世 貴志 木町通小学校

19 委員 舩山 和栄 木町通小学校

20 委員 新妻 浩平 生涯学習支援センター

21 委員 菅原 友子 青葉区中央市民センター

22 委員 高野 洋平 宮城野区中央市民センター

23 委員 山下 友子 若林区中央市民センター

24 委員 佐藤 太郎 太白区中央市民センター

25 委員 青沼   佳 泉区中央市民センター

26 委員 小野寺 雅美 市民図書館

27 委員 丹野 美紀 仙台市科学館

28 委員 渡邉   操 木町通市民センター

29 委員 山本 明子 木町通市民センター

30 事務局 丸山   淳 学びの連携推進室

31 事務局 馬場 早苗 学びの連携推進室

32 事務局 田中 富男 生涯学習課

33 事務局 星   恭典 生涯学習課

34 事務局 佐藤 陽子 生涯学習課 

35 事務局 佐野 真哉 生涯学習課 

36 事務局 加藤 良樹 生涯学習課 

37 事務局 渡邉 明子 生涯学習課 

平成30年度 楽学プロジェクト委員名簿

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【発行】 楽学プロジェクト委員会

(事務局)仙台市教育委員会 生涯学習部 生涯学習課

〒980-0011 仙台市青葉区上杉一丁目 5番 12号

仙台市役所上杉分庁舎 10階

℡ 022-214-8887

今年もありがとうございました