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富士山朝霧バイオマスシステムプラント
施設見学のしおり
事 業 名 称 環境調和型バイオマス資源活用モデル事業
所 在 富士宮市根原字宝山 115-1
受 託 者 富士開拓農業協同組合
共同事業者 富士宮市
富士設計㈱
JNC エンジニアリング㈱
環境調和型バイオマス資源活用モデル事業 の概要
1.はじめに
2.事業の経緯
3.実証実験の
目的と内容
4.施設の概要
富士宮市・朝霧地域は都道府県でも有数の酪農地帯であり、約 50 戸の酪農家、約 5,000 頭の
乳牛が飼養され、地域産業として集約的な酪農業が営まれている。しかしながら、牧草地の面
積に対して飼養頭数が過密であることから、近年は乳牛のふん尿による地下水汚染が懸念され
ています。
このような背景から、本モデル事業では朝霧地域に乳牛のふん尿を原料としたバイオマス発
電プラントを建設し、プラントから排出される消化液は液肥としての活用を模索する一方、余
剰分を富士宮市星山浄化センターに搬送して適正処理し、プラントにて発電される電気は上記
浄化センターへ送電することにより、CO2 削減と地下水汚染の低減を目的するものです。
H27.7.9 ふじのくにエネルギー地産地消事業 採択決定
H27.12.18 環境省実証実験説明会
H28.6.30 環境調和型バイオマス資源活用モデル事業委託業務 公募
H28.7.29 〃 提案書提出
H28.9.8 〃 採択(熊本、富士宮)
H28.10.3 〃 H28 年度契約
H29.4.3 〃 H29 年度契約
H29.4.13 敷地造成工事着手
H30.2.17 完成祝賀会
今回のモデル事業(富士宮モデル)におけるバイオマスシステム
電 気→託送→富士宮市下水処理場(500kw/日)
消化液→(27km)→富士宮市下水処理場(受入基準 PH5~9,BOD600mg 未満,SS600mg 未満)8.4t/日
液 肥→草地、畑地、水田(初めての試み 県内初の液肥登録)
※上流域の地下水汚染の懸念→下流域の都市施設を活用し課題解決を図る。
※バイオマス発電によって得られた電力を市下水処理場で使用→Co2 の削減を図る
富士山西麓の恵まれた自然環境と調和を図り、
朝霧の酪農が継続的に発展できる環境づくりを目指します
施設名称 富士山朝霧バイオマスプラント 敷地面積 4,997 ㎡
原 料 槽 有効容量 76 ㎥【寸法:φ 5.5m(内径)×H3.2m(有効水深)】
発 酵 槽 有効容量 675 ㎥【寸法:φ14.0m(内径)×H4.4m(有効水深)】
貯 留 槽 有効容量 155 ㎥【寸法:φ 7.5m(内径)×H3.5m(有効水深)】
脱 水 機 処理能力:9.5m3/日(スクリュー式)
乾燥機(急速堆肥化装置)処理能力:9.9 m3/日(減圧乾燥/好気性菌による発酵)
発電設備 ガス発電設備(燃料:メタンガス 発電機出力 50kW)
管 理 棟 木造 2階建て 建築面積:55m2、延床面積:67m2(1F 51m2 2F 16m2)
調 整 池 計画調整池容量 V=244 ㎥(50 年確率)
5.プラントフロー図
6.計画平面図
急速堆肥化装置棟 脱水設備棟 発酵槽 原料槽 貯留槽 調整池
キユーピクル 管理棟 事務所 計量器発電機