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1 おうみ犯罪被害者支援センター会報 第 23 号 2015.10 滋賀県公安委員会指定 犯罪被害者等早期援助団体 認定特定非営利活動法人おうみ犯罪被害者支援センターOmi Victim Support Center 第23号 犯罪被害者支援のさらなる充実と OVSCの一層の発展を目指して 理事長 河 村 憲 司 当センター設立 15 周年という記念すべき年における 会報発刊にあたり、理事長として、一言、ご挨拶申し 上げます。 当センターは、平成 12 年に臨床心理士を中心に 設立され、その訓練を受けた相談員さんが、細々と週 3日の電話相談業務を行うというところから出発しま した。その後、会員数の増加や、電話相談業務を介し て相談員さんが経験と自信を深められ、紆余曲折はあ りましたが、徐々に当センターにおける犯罪被害者や その家族等への支援の体制が整備され、平成20年に センター事務所の 大津市への移転と 週5日への電話業 務の拡充、並びに 犯罪被害者らに対 する直接支援の拡 充、平成 21 年、滋 賀県及び滋賀県警 察からの電話相談 業務の受託と県公 安委員会による犯 罪被害者等早期援 助団体の指定、平 成23年10月、 朗 読 グループ「リーフ」の 立ち上げ、平成26年 3月、税法上の公益 認定、同年4月には、 性暴力被害者総合ワ ンストップSATOCO への参加と続き、当 センターは、滋賀県 における唯一の犯罪 被害者支援団体とし て、名実ともにその存在感を増しているところです。 このような当センターの歴史は、そのまま、 日本の犯罪被害者等支援の歴史と重なります。欧米の 先進国から約 20 年遅れたと云われる日本ですが、よう やく、平成7年頃から全国各地で民間支援団体が設立 されるようになり、平成8年には警察庁が被害者対策 要綱を定めて全国的な取り組みを進め、当センターが 平成 12 年に設立されたのも、このような全国的な流れ の中にありました。そして、平成 10 年、全国被害者支 援ネットワークの設立、平成 13 年、公安委員会による 犯罪被害者等早期援助団体指定制度の創設、平成16年、 OVSCのーと第23号内容 ごあいさつ(理事長) 相談支援員の スキルアップ研修 ~ Lefa ~北川さんからの メッセージ 『頑張って』よりも『一緒に頑張 ろう』と声をかけあう社会に 第 16 回総会報告 最近 こんな活動を しています よりよい支援を目指して 滋賀県公安委員会指定 犯罪被害者等早期援助団体 発行:認定特定非営利活動法人 おうみ犯罪被害者支援センター 〒520-0044 滋賀県大津市京町4丁目3番28号 滋賀県厚生会館1階 TEL/FAX:077-527-5310 E-mail npoovsc@yahoo.co.jp ホームページURL http://homepage3.nifty.com/ovsc/

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おうみ犯罪被害者支援センター会報 第23号 2015.10

滋賀県公安委員会指定 犯罪被害者等早期援助団体◆認定特定非営利活動法人おうみ犯罪被害者支援センター◆

Omi Victim Support Center

第23号

犯罪被害者支援のさらなる充実と  OVSCの一層の発展を目指して 理 事 長   河 村   憲 司

 当センター設立15周年という記念すべき年における

会報発刊にあたり、理事長として、一言、ご挨拶申し

上げます。

当センターは、平成12年に臨床心理士を中心に

設立され、その訓練を受けた相談員さんが、細々と週

3日の電話相談業務を行うというところから出発しま

した。その後、会員数の増加や、電話相談業務を介し

て相談員さんが経験と自信を深められ、紆余曲折はあ

りましたが、徐々に当センターにおける犯罪被害者や

その家族等への支援の体制が整備され、平成20年に

センター事務所の

大津市への移転と

週5日への電話業

務の拡充、並びに

犯罪被害者らに対

する直接支援の拡

充、平成21年、滋

賀県及び滋賀県警

察からの電話相談

業務の受託と県公

安委員会による犯

罪被害者等早期援

助団体の指定、平

成23年10月、 朗 読

グループ「リーフ」の

立ち上げ、平成26年

3月、税法上の公益

認定、同年4月には、

性暴力被害者総合ワ

ンストップSATOCO

への参加と続き、当

センターは、滋賀県

における唯一の犯罪

被害者支援団体とし

て、名実ともにその存在感を増しているところです。

このような当センターの歴史は、そのまま、

日本の犯罪被害者等支援の歴史と重なります。欧米の

先進国から約20年遅れたと云われる日本ですが、よう

やく、平成7年頃から全国各地で民間支援団体が設立

されるようになり、平成8年には警察庁が被害者対策

要綱を定めて全国的な取り組みを進め、当センターが

平成12年に設立されたのも、このような全国的な流れ

の中にありました。そして、平成10年、全国被害者支

援ネットワークの設立、平成13年、公安委員会による

犯罪被害者等早期援助団体指定制度の創設、平成16年、

OVSCのーと第23号内容● ごあいさつ(理事長)● 相談支援員の  スキルアップ研修● ~Lefa~北川さんからの  メッセージ『頑張って』よりも『一緒に頑張ろう』と声をかけあう社会に

●第16回総会報告● 最近 こんな活動を  しています● よりよい支援を目指して

滋賀県公安委員会指定 犯罪被害者等早期援助団体

発行:認定特定非営利活動法人 おうみ犯罪被害者支援センター〒520-0044 滋賀県大津市京町4丁目3番28号 滋賀県厚生会館1階 TEL/FAX:077-527-5310

E-mail [email protected] ホームページURL http://homepage3.nifty.com/ovsc/

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犯罪被害者等基本法の制定、平成17年、内閣府による

犯罪被害者等基本計画策定と続き、この基本計画の策

定によって、わが国の被害者支援は新たな時代を迎え

ました。

しかし、立派な被害者支援の制

度が法的に整備されても、これがきちんと機能してい

くためには、絶えずその実践に新しい生命を吹き込ん

でいかなければならず、その責務を負っているのは、

制度を運用する立場にある国、地方公共団体であると

ともに、現場で犯罪被害者等と接している支援団体の

相談員です。その努力を怠るならば、魂の入らない仏

像と同じであり、一応の制度ができた現在であるから

こそ、関係者の真価が試されています。その意味で、

支援に当たる相談員としては、支援が真に犯罪被害者

等の気持ちに沿った温かいものになっているかを常に

自らに問い続けるとともに、そのような善意の気持ち

を最大限に生かしていくために、常に自らのスキルを

高めていく努力が求められます。しかし、このような

努力は犯罪被害者らに対する連帯の感情とそれによっ

て自らも生かされているという意識だけで支えられて

いるものであり、

相談員がこのよ

うな役割を永続

的に担っていく

ためには、その

ための十分な環

境を整備してい

くことが強く求められます。このような環境整備は、

直接には、当センターの理事及び事務局の責任ですが、

きわめて限られた当センターの人的、財政的資源のな

かで、これらの環境整備を進めていくためには、国や

地方公共団体、滋賀県内の各種社会・団体の支援が不

可欠であり、これらの機関・団体に対して、相応の負

担をお願いしていかざるを得ません。

 最後に、支援団体の相談員の標語に「犯罪被害者を一

人にしない」というものがあります。

センターの理事も、「相談員さんを一人にしない」とい

う標語の下、環境整備に微力を尽くすとともに、国・

地方公共団体や社会に対しては、「犯罪被害者支援セン

ターを一人にしない」との連帯を強く訴えて行きたいと

考えます。

月 例 研 修 会

おうみ犯罪被害者支援センターでは、相談支援

員として活動しながらも、月1回のスキルアップ

研修を受けることを義務づけています。

様々な分野の事を学ぶスキルアップ研修の中から

ロールプレイ研修をご紹介します。

※ ロールプレイ研修とは:「役割演技」のこと。

現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれ

ぞれの役を演じて疑似体験をすることで、実際

にその事が起こった時に、適切に対応できるた

めの学習方法のことです。

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おうみ犯罪被害者支援センター会報 第23号 

【電話相談】編

・性犯罪被害にあった直後にかかってきた電話。

「昨日の夜…、バイトの帰りに…、突然…」

 被害者は心身共に大きなキズをおっている中で電話

をかけてくれたことを評価しながら、落ち着いて寄り

添って話を聴き、これから何

をすればいいかを適切に伝え

るなど、初回の電話対応の難

しさを学びました。

【面接相談】編

・電話相談編の続き

被害後の電話相談から 1 ヶ月以上たった時の面接相

談の場面。

「早く忘れたいのに…、突然涙がこぼれてきて…、気がついたら…自分を傷つけていて…」

 心のキズは深く、精神的な

フォローが必要な場面で、ど

こまで親身になって、寄り

添った面接相談ができるかを

考えました。

【調停付添い】編

・DV被害者の離婚調停付添いの場面

「ようやくこの日が来たけど…、裁判所にあの人が来ていると思うだけで…」

 JRの駅で待ち合わせの場面、電車の中、降車駅に

着いた時、タクシーの中、

家庭裁判所の中、など様々

な場面で、恐怖と闘いなが

らの被害者と一緒に行動す

る中で、起こるかもしれな

い出来事を想定して、とっ

さの対応を考えました。

【法律事務所付添い】編

・被害者の相談内容

「上司からのセクハラ被害(わいせつ行為)で被害届を出した。この先、どのようなことがあり、私は何をすればいいのか?」の始まりから

「加害者からの手紙や示談の申し入れにどう対応したらいいか?」

「裁判に参加するとはどういう事をすればいいのですか?」

などの具体的な相談パターンを設定しました。

 被害者に付き添って法律

事務所に行き、同席する支

援員の取るべき行動や対応

について、実際の弁護士と

一緒に研修しました。

【個人情報、守秘義務を考える】編

・相談員や相談者の個人的な事を聞かれた場合

「最近○○相談員は元気にしてるの?」

「△△さんはそちらのセンターにも相談しているはずなのでどんな対応をしているか教えてください」

 このような相談員の個人的な事を聞かれたらどの

ように対応すればいいか。また他機関の担当者と言

われて情報提供を求められた時にはどう答えればい

いのか。

 具体例を挙げながら、守

秘義務違反とは何かを言葉

だけでなく、実際の電話対

応を通して、気をつけるこ

となどを考えました。

相談支援員のスキルアップ研修<ロールプレイ研修> で学んでいる様子から月例研修会より

研修後の感想より

「日頃、相談員として対応してる中で、被害者役を演じることで、今までわからなかったその時の気持ちを体験できました」

「人前で失敗することを恐れていてはいけない。成長するために不可欠な研修だと思いました」

「被害者の秘密を守ることは当然だが、相談員の個人的情報も守っていくことを考えました」

「 今まであまり意識していなかった観察者役になり、それぞれにフィードバックすることの大切さを学びました」

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『頑張って』よりも『一緒に頑張ろう』と声をかけあう社会に

~Lefa ~北き た が わ

川 陽あ き ひ ろ

大さん

「犯罪被害者の支援」この言葉を初めて耳にしたのは

2年前のことでした。私が活動している~Lefa~(リーファ)のイベントでお世話になっている方からお話を伺ったのです。

その知人の方はこう言われました。「世の中には犯罪を起こした人を救うシステムはたくさんあります。しかし、犯罪にあわれた被害者の方の支援。これにはまだまだ皆さん関心が低いのです。その理解を皆さんに得るために協力してほしいのです。」

普通に考えれば犯罪の被害にあわれた方には支援があって当然です。しかし、それは私自身、認識が薄いことでした。それだけ、私を含め、世間の認知が低いということなのだろうと感じたのです。

犯罪を犯した人々を更生させる支援制度をよく聞きます。服役中の刑務所での労働経験などもそれにあたるのでしょう。受刑者の

方々は罪を償いながら、社会復帰するためのリハビリを行っています。

し か し、 何 の 罪 も な い 犯 罪被 害 者 の 方 々 に 対 す る 支 援 への 理 解・ 認 知 が 低 い と い う のは 考 え て み れ ば 非 常 に お か しなものです。

私はその知人の方からお話していただき、自分自身も学びたいと感じました。そして、即、お受けすることを決めたのです。

「歌には力がある」そのとき、

「~Lefa~(リーファ)さんの歌には、犯罪被害者の方々を支える力を持っていると思うのです。」と言っていただいたのがとても印象的でした。私に一体何ができるのだろう。そして、私もこれまで認識が薄かった『犯罪被害者支援』とは一体どういったものなのだろうと考えていました。

お話をいただいてから約2か月後、滋賀県の聖泉大学・龍谷大学の学生の方々が開催されたイベントに~Lefa~として、私ともう一人のメンバー河野も参加させていただきました。そして、実際、ご家族が犯罪にあわれた方々のお話を聞かせていただき、また私自身も感じたことをお話させていただく機会をいただきました。

「被害者の話を聞いて」そして、それは私の認識を大き

く変えることになりました。これまで私の知りえなかった被

害者の方、そのご家族の心情、生

~ Lefa ~(リーファ)Vo 北川 陽大〈写真右〉Key&Gt 河野 弘行〈写真左〉滋賀県を拠点に活動する音楽ユニット。「地元長浜市や日本の地方を音楽で盛り上げる」をコンセプトに 2010 年に結成。2011 年4月、長浜観光協会から観光 PR隊の認定を受ける。

被害者支援とはまず被害者の気持ちを知るところから始まります<第 6弾>

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おうみ犯罪被害者支援センター会報 第23号 

活環境、経済的状況、を教えていただきました。

まず私は犯罪に巻き込まれてお子さんを亡くされた方のお話を聞きました。その方はお子さんを亡くされて5年以上たっても、深く心の痛みが続いていると語られました。特に毎年亡くなられた命日が近づくと、心臓の動悸が激しくなり体が動かなくなるそうです。また、言いようもない孤独感と同時に、容疑者への憎しみ以上に、守ってあげることが出来なかったことへの自責の念に苦しんでおられました。

「苦しい現実」また、別の犯罪被害に遭われた

ご家族の話を聞きました。その方は奥様を理由もなく、全く知らない赤の他人にナイフで刺され、半身不随にされてしまったということでした。そのため日常生活もできず、その方が奥様を支えるために仕事も辞め、5年間で2000万円以上の通院と治療費を負担されているという経済的な苦しい現実を聞きました。一般的な認識では

「容疑者が裁判所の賠償額に従って支払ってくれるのではないか」というのが大半だと思います。しかし、実際は賠償額が確定されても払ってもらえるケースは少なく、実際は犯罪に巻き込まれた被害者のご家族が負担されている事実を知りました。

また、犯罪を犯した容疑者は刑務所で服役を終えて出所したあとに、社会復帰している。しかし、被害者は生き延びたとしても、一

生、治療生活などで社会復帰できない方も多く苦しみ続けるとのことでした。さらに世間の同情の目が非常につらく、皆さんが廻りの方に一番求められるのは、それまでと変わらず普通に接してほしいのだと訴えられていました。

「他人事ではない」お話のすべてが私にとっては衝

撃的なことばかりでした。そして、自分の無知を恥じました。

また、世の中の大半の方が私と同じ認識なのだろうと考えると心が痛くて仕方ありませんでした。

犯罪を起こす容疑者は、自動車事故などの過失をのぞけば、自分の「悪意」から窃盗・強盗・殺人などの犯罪を犯します。しかし、犯罪被害者は自分の意思と無関係にある日突然、巻き込まれます。どれだけ善良で犯罪をおこす可能性がゼロの方でも、被害者にはなり得るのです。つまり、私たち自身が明日にでも被害者になる恐れがあるということです。これは決して他人事ではすまされないことです。

「当り前になって」皆さんが通常、道端で苦しんだ

り、倒れている方をご覧になられたらどうされますか?おそらく、声をかけ、場合によっては救急車を呼ばれると思います。犯罪被害者の方への支援というのもそれぐらい当たり前にならなければと私は感じました。

一番最初にこの活動に参加するお話しをいただいたとき

「~Lefa~(リーファ)さんの歌には、犯罪被害者の方々を支える力を持っていると思うのです。」と言っていただいた理由が、この事業に関わらせていただく中で私も理解できるようになってきました。

「一緒に頑張ろう」私の歌詞には『頑張って』とい

う投げかけだけの言葉はないのです。アマチュア時代から『一緒に立ち上がろう。僕らは仲間だから。』というニュアンスしか歌詞を書かないように心掛けていました。おそらく、知人の担当者の方は私のその考えを歌詞から感じ取ってくださっていたのでしょう。

対岸の島から『頑張って』と声をかけるより、同じ場所で『一緒に頑張ろう。立ち上がろう。』と声をかける。これは犯罪被害者の方の支援に限らず、人間同士の助け合いで最も大切にしたいと思っています。この事業は、単に犯罪被害者の方を支援するだけでなく、私を含め皆さん一人一人の助け合いの心を育むと感じています。助け合いの心、これは人間として生きていく中で最も大切なことなのですから。

The Lake is especially fantasy area~ Lefa ~

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第16回通常総会報告 平成27年5月23日(土)大津市逢坂公民館2F会議室

平成26年度活動計算書

平成26年度事業報告◆相談支援事業  ●相談支援事業

右ページのグラフ・表(平成26年度相談統計)をご覧ください。

  ●広報啓発事業

○広報資料物品作成会報誌「OVSCのーと」20号、21号性被害者用カード リーフレット(性被害者用)OVSCポスター 事業案内

○啓発活動千団子まつり 学校支援メニューフェアじんけんフェスタしが2014サウンドフリークコンサート会場イエローレシートキャンペーン 犯罪被害者週間啓発活動Gネットフェスタ SATOCOフオーラム

○朗読グループ“リーフ”公演野洲市民生委員・児童委員協議会人権研修会甲賀市更生保護女性会員研修会 第15期養成講座近畿ブロック下期質の向上研修彦根南中学校教職員人権教育研修会

  ●講師派遣事業

滋賀県立男女共同参画センター相談研修大津市民生委員児童委員相談活動セミナー(中級)守山市人権研修 滋賀県社会福祉協議会人権研修大津市民生委員児童委員相談活動セミナー(初級)日本産婦人科医会性教育指導セミナー県立草津高等学校授業研修(デートDV講義)滋賀刑務所研修会 男女共同参画セミナー犯罪被害者週間中央イベント 滋賀県信用保証協会人権研修長浜市小中学校教員研修(デートDV講義)彦根市立南中学校教職員人権教育研修会

  ●研修事業

○内部研修スーパーヴィジョン実施 SATOCO研修 月例研修会 裁判傍聴実習 第15期相談支援員養成講座開催DV研修連続講座開催 県議会傍聴心のケア・ケース検討会

○県外研修現地視察SACHICO 第1回近畿ブロック研修

第2回近畿ブロック研修 全国犯罪被害者支援フォーラム秋期全国研修 現地視察ハートフルステーションあいち

○所外研修性暴力救援センター全国連絡会女性に対する暴力の予防啓発のための研修内閣府(性犯罪被害者支援体制整備促進事業)研修プログラム

  ●調査研究事業

大津市相談機関連絡会 大津市権利擁護研究会滋賀生活支援者ネット 滋賀地域福祉研究会性暴力被害者ワンストップセンター運営委員会

◆財政基盤整備事業  ●助成金申請

(社福)滋賀県共同募金会  (一財)滋賀県民間福祉振興財団

  ●関係機関訪問

県警本部 警察署 市役所 町役場 淡海ネットワーク全国被害者ネットワーク(関西生産性本部) その他

  ●支援自販機設置

長浜葬祭(有) (株)シバタプロセス印刷 ワークス(株)(株)ツルヤ 改田ビル・湖北精工(株) 学研教室・おうみ教室ジェイ・ティ・エム(株) 各警察署など

  ●賛助会員入会依頼企業訪問

◆その他の事業  ●会議他

理事会・執行部会 三者会議(県、警察、OVSC)SATOCO運営会議 近畿ブロック事務局長会議弁護士会役員就任披露パーティー 第15回通常総会県女性等を犯罪から守るネットワーク担当者会議市町犯罪被害者等支援主管課長会議滋賀県犯罪被害者支援連絡協議会総会なくそう犯罪県民会議 社会を明るくする運動県民会議総会近畿ブロック事務局長会議滋賀県犯罪被害者支援連絡協議会研修会みんなで考える防犯・暴追会議認定・仮認定NPO法人情報交換会なくそう犯罪滋賀安全なまちづくり会議総会

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おうみ犯罪被害者支援センター会報 第23号 

賛助会員随時募集中!賛助会員随時募集中!振込先

会費金額

●滋賀銀行県庁支店(店番160) 普通口座 304044

法人 一口 1万円から個人 一口 2千円から

●郵便振替口座 00900-5-156898

口座名 特定非営利活動法人 おうみ犯罪被害者支援センター

加入者名 名義:おうみ犯罪被害者支援センター

http://homepage3.nifty.com/ovsc/URL

検 索OVSC

ここをクリック!(申込書フォーム)

賛助会員寄付募集

◆相談方法 ◆相談種別

◆相談開始からの歩み

◆OVSC電話相談合計件数前年度比較◆市町別相談

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今年度、OVSCが設立15周年を迎えるにあたり、11月に感謝のつどいが開かれます。私が被害者支援に関わるようになって6年目となり、その間の相談内容は、弁護士事務所や警察・検察への付添を含むもの、裁判の代理傍聴や被害者参加制度への支援など、多岐に渡ってきました。支援の方法も、電話や面接・付添いに加え、メールでのやりとり(おもに性被害者向け)も増え、支援員への負担も増大してきました。

それでも何とかやって来られたのは、センター活動に深いご理解をいただいている県警や県を始め、永年にわたってご支援を戴いている賛助会員の皆様、支援自販機や募金箱など、寄付金をお寄せくださった方々のおかげと感謝しております。皆様のお心を今後の励みにしつつ、被害者の置かれている現状へのご理解と、センターの存在をさらに多くの方々に知っていただけるよう、頑張りたいと思っています。(敏)

最近 こんな活動をしています。

よりよい支援を目指してよりよい支援を目指して

じんけんフェスタしが2015じんけんフェスタしが2015In草津クレアホール

第16期犯罪被害者第16期犯罪被害者   支援活動員養成講座   支援活動員養成講座

 すべての人の人権が尊重される豊かな社会の実現をめざして、今年もブースを出展しました。 被害者支援センターの活動をDVDや写真で紹介しました。 三日月知事も関心をもって私たちの活動を見てくださいました。

イエローレシートキャンペーン~ じぶんの買い物でだれかを幸せにするしくみ ~ 毎月11日の「イオン・デー」に、レジ精算時に受け取った黄色いレシートを、地域のボランティア団体名が書かれた店内BOXに投函し、レシート合計額の1%分の品物をイオンが各団体に寄贈する取り組みです。

 OVSCは、マックスバリュ膳所店にBOXを置かせていただいています。 11日が平日の場合は、10時半頃、のぼり旗を掲げ啓発活動をしていますので、皆様ぜひともご協力をお願いいたします。

 毎年恒例の犯罪被害者支援活動員養成講座、第16期生が始まりました。 今回は12名の方が、全10回の講座終修了を目指してがんばっています。新しい皆さんと共に活動できる日を心待ちにしています。

9/23祝

毎月11日

9/2~11/4

★24時間365日受付 性被害緊急ホットライン 090-2599-3105

ニッコリキューキュー サ ト コ

月~金 午前10時~午後4時(聴覚障害者用FAX相談もこちら)

おうみ犯罪被害者支援センター相談電話

いつかにっこり は い おう み

心 に 一番 や さ し い

★おうみ犯罪被害者支援センター

★犯罪被害者サポートテレホン

(滋賀県犯罪被害者総合窓口)077-525-8103077-521-8341