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飛距離性能、やさしさ、操作性、 フィールを追求した 『オノフ赤』と『黒』のいいとこ取り 高性能アイアン ONOFF IRON LABOSPEC RB - 247J 『オノフ』でプレーする多くのゴルファーにより 最適なクラブを提供するために開発される『オノフラボスペック』のクラブ。 新しく誕生した『オノフアイアン ラボスペックRB-247J』は 『オノフ』の『赤』と『黒』を融合させた高機能アイアンというが、 果たしてどんな性能なのか。 開発の飯島淳さんが説明、永井プロが試打してくれた。 『RB-247J』の 開発にあたっ た飯島淳さん (左)と、この アイアンを試 打した永井延 宏プロ(右)。 ONOFF IRON LABOSPEC RB-247J ヘッド素材・製法:(♯4 〜 PW)フェース&ボディ高強度AM355P軟鉄鋳造ボディ、 インナータングステン合金ウェイト(♯4 〜 7)、バイブレーションスタビライザー樹脂 ヘッド仕上げ:NiCrメッキ/ハーフサテン、バック面・ミラー ロフト角(°):30(♯7) ライ角(°):61.5 (♯7) フェースプログレッション(mm):4.0(♯7) バンス角(°):6.0(♯7) シャフト:①SMOOTH KICK MP-247、②N.S.PRO 950GH HT フレックス:①R、②S 長さ(インチ):①②37.0(♯7) 重さ(g):①371、②415 (♯7) スイングバランス:①D0、②D1 価格:5本セット(♯6 〜 9、PW)①115,000円+税、②100,000円+税、 単品(♯4、5)①23,000円+税、②20,000円+税 ※他にN.S.PRO 950GH(S)、N.S.PRO MODUS TOUR 105 (S)、同120(S) REPULSION KICK ST90(S)、SHINARI:i65 (S)、同i80(S)などが用意されている。 文●編集部

ONOFF IRON LABOSPEC RB-247JONOFF IRON LABOSPEC RB-247J 『オノフ』でプレーする多くのゴルファーにより 最適なクラブを提供するために開発される『オノフラボスペック』のクラブ。新しく誕生した『オノフアイアン

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Page 1: ONOFF IRON LABOSPEC RB-247JONOFF IRON LABOSPEC RB-247J 『オノフ』でプレーする多くのゴルファーにより 最適なクラブを提供するために開発される『オノフラボスペック』のクラブ。新しく誕生した『オノフアイアン

D/13Q/19W×23L×3段(段落スタイル=13Q本文-Mを使用)

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飛距離性能、やさしさ、操作性、フィールを追求した

『オノフ赤』と『黒』のいいとこ取り高性能アイアン

O N O F F I R O N LABOSPEC RB-247J

『オノフ』でプレーする多くのゴルファーにより最適なクラブを提供するために開発される『オノフラボスペック』のクラブ。

新しく誕生した『オノフアイアン ラボスペックRB-247J』は『オノフ』の『赤』と『黒』を融合させた高機能アイアンというが、

果たしてどんな性能なのか。開発の飯島淳さんが説明、永井プロが試打してくれた。

『RB-247J』の開発にあたった飯島淳さん(左)と、このアイアンを試打した永井延宏プロ(右)。

ONOFF IRON LABOSPEC RB-247Jヘッド素材・製法:(♯4 〜 PW)フェース&ボディ高強度AM355P軟鉄鋳造ボディ、インナータングステン合金ウェイト(♯4 〜7)、バイブレーションスタビライザー樹脂ヘッド仕上げ:NiCrメッキ/ハーフサテン、バック面・ミラーロフト角(°):30(♯7)ライ角(°):61.5(♯7)フェースプログレッション(mm):4.0(♯7)バンス角(°):6.0(♯7)シャフト:①SMOOTH KICK MP-247、②N.S.PRO 950GH HTフレックス:①R、②S長さ(インチ):①②37.0(♯7)重さ(g):①371、②415(♯7)スイングバランス:①D0、②D1価格:5本セット(♯6 〜 9、PW)①115,000円+税、②100,000円+税、単品(♯4、5)①23,000円+税、②20,000円+税※他にN.S.PRO 950GH(S)、N.S.PRO MODUS TOUR 105(S)、同120(S)REPULSION KICK ST90(S)、SHINARI:i65(S)、同i80(S)などが用意されている。

文●編集部

Page 2: ONOFF IRON LABOSPEC RB-247JONOFF IRON LABOSPEC RB-247J 『オノフ』でプレーする多くのゴルファーにより 最適なクラブを提供するために開発される『オノフラボスペック』のクラブ。新しく誕生した『オノフアイアン

L/14Q/17W×21L×3段(段落スタイル=14Q本文-Mを使用)

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れなければ意味がないわけで、それを

検証するために永井延宏プロがまずは

「オノフ・フィッティング・ラボルー

ム」で7番アイアンを試打してみた。

様々なショットデータが目の前のモニ

ターに出てくる。

「飛距離はキャリーで173ヤード、

トータルで182ヤードでした。『赤』

のようにやさしく打て、『黒』よりも飛

びますよね。打感もいいし、球も高く

上がる。スピンも効いていますね。女

子プロが要求したという性能が随所に

出ています。飛距離性能は高強度マレ

ージングのフェース材料にし、しかも

は、『オノフ

ラボスペック』の開発ス

タッフはホリッカーであり、それを使

うゴルファーもホリッカーだろうとい

うわけだ。まさに筆者もその1人、だ

からこそ、『オノフ

ラボスペック』に

目がない。

そんなゴルフホリッカーの開発スタ

ッフ、飯島淳さんが『RB︲247J』

の開発意図を話してくれる。

「女子プロから、現行の軟鉄鍛造キャ

ビティの『オノフ黒』よりも少しやさ

しく、飛距離の出るアイアンが欲しい

という要望があったのです。それって

考えてみれば、軟鉄鍛造キャビティの

『オノフ黒』と飛距離性能抜群の『オノ

フ赤』の融合、いいとこ取りのアイア

ンということなわけで、だったら、『ラ

ボスペック』で作ってしまいましょう

と、それが今回の『RB︲247J』

なわけです。『RB』はREDとBLA

CKの頭文字。まさに『赤』と『黒』の

カップフェースにしたことで反発エリ

アが広がって反発力もアップしていま

す。それも『ツイントレンチ』のたわ

み効果によって大きな反発力を得られ

るので飛ぶわけですね。打感もボディ

が軟鉄鋳造になり、ソール下部に樹脂

を注入したので、手に感じるフィーリ

ングがとてもソフトです。ポケットキ

ャビティにタングステン合金を挿入し

たことで深く低い重心となり、それが

ボールを上げやすくして打ちやすくも

している。スイートエリアが広いので、

ミスヒットにも強いと思いますね」

永井プロが納得する高性能アイアン

なのだ。

「さらにこのアイアンの特徴として、

真っ直ぐ運ぶように打っていけるとい

うことがありますね。フェースローテ

ションの少ない今時の大型ヘッドのチ

タンドライバーやフェアウェイウッド、

ユーティリティとの一貫性があるアイ

いいとこ取りのアイアンです」

もう少し具体的に言うと、飛距離性

能、やさしさ、操作性、打感の良さを

もたらすアイアンというわけだ。打ち

やすさは大きめのヘッドでポケットキ

ャビティの構造が基本的にもたらし、

それに加えて驚愕の飛びはオノフ独自

のテクノロジー「ツイントレンチ」を

さらに進化させて実現。

操作性は重心を打点とリンクするよ

うにトウ側にタングステン合金を入れ

たことでもたらし、打感の良さはソー

ル下部にバイブレーションスタピライ

ザーという樹脂を注入したことで具現

化した。しかも、抜けを良くするハイ

バンスソールを採用したり、スピン性

能を向上させるフェースレーザーミー

リングを施したりと、至れり尽くせり

の高性能アイアンになっている。

とはいえ、実際に打ってみて、そう

した高機能がパフォーマンスとして表

アンだと実感しました。それだけに打

ちやすい。大きめのヘッドのサイズ感

そのままにヘッドが真っ直ぐに動いて

いくアイアンなのです」

このことは最近のアイアンの傾向と

も言えるだろう。それはUSツアーで

も顕著に見られるように、最近のトッ

ププロは最新クラブを生かし切るため

にリストターンやアームターンの少な

いスイングを行っている。大型ヘッド

の長めの重心距離を上手く使ってビッ

グキャリーを手に入れているのだ。そ

れだけにアイアンもそうしたウッドに

合った重心距離のものが求められてい

るわけで、『RB︲247J』はまさに

そうしたアイアンになっている。

永井プロは言う。

「重心距離が短めの古いタイプのアイ

アンだと、シャフト軸を中心にインパ

クトでヘッドがクルッと回ってしまい

ます。昔はドライバーも小さなパーシ

『オノフ』は通常の『赤』と『黒』がい

つも素晴らしいクラブで常にニューモ

デルがヒットしている。しかし『オノ

フ』愛用者にはその他にもっと自分の

希望する性能に特化したクラブが欲し

いということもあるわけで、そうした

ゴルファーに向けて『オノフ

ラボスペ

ック』という限定モデルが登場する。

これがとてもユニークで個性的。思

わず欲しくなる逸品揃いだが、限定モ

デルだけにあっという間に品切れにな

ってしまう。秋には飛距離に特化した

ぶっ飛びアイアン、『FF︲247Ⅱ』

が登場して大きな話題となったが、年

の暮れに『RB︲247J』が誕生し

た。ど

ちらのアイアンも「247」とい

う数字が付いているが、これは1日24

時間、週7日間、休みなしにゴルフの

ことばかり考えているゴルフホリック

(ゴルフ狂)をもじっている。つまり

Page 3: ONOFF IRON LABOSPEC RB-247JONOFF IRON LABOSPEC RB-247J 『オノフ』でプレーする多くのゴルファーにより 最適なクラブを提供するために開発される『オノフラボスペック』のクラブ。新しく誕生した『オノフアイアン

L/14Q/17W×21L×3段(段落スタイル=14Q本文-Mを使用)

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1.6mm打点エリア外(上部)は極限の薄さ

2.0mm実打球位置(下部)は強度限界の肉厚で反発力、反発効率が非常に高い

TWIN TRENCHツイントレンチ(溝)

270度カップフェース構造

フェース素材に高強度AM355-Pを使用し、270度カップフェース構造にすることで反発エリアを拡大し、反発力をアップ。ツイントレンチとの相乗効果で、“やさしく・飛ぶ”アイアンを実現。

とてもオーソドックスな形状でターゲットにスッと構えやすい。グースネックのため、ボールをつかまえやすく、上がりやすいイメージが持てる。尚かつ、トップエッジの厚みによって強い弾道が打てるイメージも。

女子プロツアーで活躍しているオノフ契約プロのアドバイスをもとに、ダフリにくく、抜けの良いハイバンス設計を採用。シビアなショットが求められるツアーシーンをはじめ、様々なゴルフシーンでより精度の高いショットをやさしく打てるアイアン。

『オノフスムースキックMP-247』シャフトは、ヘッドにマッチするブルーのシャフトに、立体的な「ONOFF」のロゴがシルバーに輝く、オノフならではのデザイン。DAIWAのカーボンテクノロジーが生み出す、シャフト先端(ヘッド側)に比重の大きいタングステンを含有させ、方向性を不安定にするトゥダウンを抑制し、方向安定性を高める、オリジナル高機能軽量カーボンシャフトだ。他に好みに合わせて様 な々スチールシャフトやカーボンシャフトが選べる受注生産クラブ。

飛び系アイアンを追及し続けるオノフ独自のアイアン専用のトレンチ(溝)を設けたフェース構造を搭載。フェースを2段階の肉厚に設定し、実打球位置の反発力を大幅にアップ。ボールを強く押し出し、初速向上による“飛ぶ”アイアンを実現。

4番〜7番アイアンには、ソールトゥ側にタングステン合金(10g)を内蔵。低重心化によるボールの上がりやすさだけでなく、フェースセンターにスイートスポットを近づけ打点と一致させることで、フェースの開閉を抑えたウッドに近い感覚でスイングできる。スイングをシンプルにすることで、ゴルフをやさしくしてくれるアイアン。

反発性能の高いフェース素材、構造でありながらもソール下部にバイブレーションスタビライザーを装填することで、ソフトな打感を実現。

ルール適合でありながら、スピン性能にすぐれ、様々なインパクト方向に安定したスピン性能を実現するオノフフェースレーザーミーリング仕上げ。打点ブレ、ラフや雨天時のフライヤーによるスピン量の低減を抑制し、安定したショットを生み出す。

【フェースの厚さ】 【270 度カップツイントレンチフェース】

バイブレーションスタビライザー

Page 4: ONOFF IRON LABOSPEC RB-247JONOFF IRON LABOSPEC RB-247J 『オノフ』でプレーする多くのゴルファーにより 最適なクラブを提供するために開発される『オノフラボスペック』のクラブ。新しく誕生した『オノフアイアン

L/14Q/17W×21L×3段(段落スタイル=14Q本文-Mを使用)

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モンヘッドだったわけで、重心距離が

短いためにアイアンもそうしたものが

上手く打てていたのです。しかし、今

時の大型ヘッドのチタンドライバーや

ウッドで育ったゴルファーだと、逆に

コントロールしにくい。今やプロだけ

でなく、アスリートゴルファーはヘッ

ドターンをあまりしないスイングにな

り、クラブもそうしたスイングにあっ

たモノが良いというわけです。『RB︲

247J』はトウ側にタングステン合

金を挿入したので、そうしたスイング

にマッチする重心位置になっているの

だと思います」

確かにベテランゴルファーでも、大

型チタンヘッドのドライバーに慣れて

しまい、アイアンもそれにあったもの

のほうが良いという傾向が強くなって

いる。特にフェースローテーションが

上手くできないゴルファーにはぴった

りなクラブになるというわけだ。

さて、『RB︲247J』の良さと特

徴がわかったところで、このアイアン

を持って高根カントリークラブに行く

飯島さんと永井プロ。実際に「フィッ

ティングラボルーム」で打ったことが

コースの生の芝でも生かし切れるかを

試してみようというわけなのだ。

さっそくフェアウェイからピンを狙

って打った永井プロ。「フィッティング

ラボルーム」での計測に合わせて、ピ

ンから180ヤード地点から打ったの

だが、ピンまでキャリーで飛んでいっ

た。思わず「おおっ!」と声を上げた

永井プロ。

「この『RB︲247J』はコースで

打つとさらに初速の速さを感じますね。

弾道も高く、勢いがあって強い。思っ

た以上に飛んでしまいました。インパ

クトでヘッドが少し深めに入りました

が、ソールの抜けが凄く良いのでしっ

かりと地面に当たって跳ね返ってくれ

まなくてもマレージングフェースの弾

きの初速感が出て、ボールが上がって

いくのが楽に感じられると思います。

私はスチールシャフト装着のものを打

ちましたが、アマチュアはカーボンシ

ャフトを入れたほうがさらに楽に打て

るでしょう。シンプルなスイングで直

線的なショットでコースを攻めていく

ことができると思います」

次に永井プロはラフから『RB︲2

47J』を試してみる。

「このラフ、一見短そうですが、野芝

の茎が残っていて強いですね。しかも

雨で下がぬかっていて柔らかい。こう

した状況で上手く打てるかやってみま

しょう」

しっかりとインパクトできた永井プ

ロ。打球はフェアウェイからと変わら

ず高く強い弾道だ。

「ターフが綺麗に取れています。ソー

ルの抜けが本当に良い証拠ですね。芝

の茎が強く、地面がぬかっているのに、

ソールの跳ね返りを感じました。しっ

かりとスイートエリアに当たってくれ

たのもソールバランスが効いているか

らでしょう。スピンもしっかりとかか

っています。ソール形状の良さでフェ

ースの上側にボールが当たらないので、

フライヤーがかからない。フェアウェ

イと飛距離が変わらないから安心して

打てますね。ライを選ばずに打てる。

素晴らしい性能だと思います」

傍らにいた飯島さんも、ラフからフ

ライヤーせずにしっかりとグリーンに

止まった打球を見て、このアイアンの

良さに自信を得たようだ。

ます。それによってインパクトロフト

がキープできるので、非常に高い打ち

出しになったのだと思います。この抜

けの良さも女子プロの希望だというこ

とですが、まさにその通りの性能です

ね」永

井プロの横でショットを見ていた

飯島さんもにっこりだ。永井プロが言

う。

「このソール形状がヘッドの特製とマ

ッチしています。しっかり打ち込んで

もバンスの強いソールが受けてくれる。

しっかり打ち込めるから打球にスピン

がかかって、弾道が高く出て、1つめ

くれるのが見えました。無理に打ち込

「本当に『赤』の飛距離と打ちやすさ、

『黒』の操作性と打感の良さがこの『R

B︲247J』にはありますね。多く

の人に使って欲しいと思います」

飯島さんのその言葉を聞いて永井さ

んがまとめた。

「フィッティングラボルームでも実感

しましたが、この『RB︲247J』

アイアンは、フェースの開閉が少ない

のでシンプルに打てます。敢えてリス

トターンやアームターンをしなくても

ヘッドが真っ直ぐに動いてくれるので、

自然に上手く打ててしまいます。本当

に大型のチタンヘッドやフェアウェイ

ウッド、ユーティリティが上手く打て

る人は、このアイアンはぴったりだと

思います。それらのウッドと同じよう

に打てばいいわけで、凄くやさしい。

ぜひ試してみて欲しいです」

永井プロも使ってみたいと納得の

『RB︲247J』アイアンだった。