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Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved. OnTime Ver.5.2.x コンフィギュレーション マニュアル Rev.3

OnTime Ver.5.2.x コンフィギュレーション マニュアル … · OnTime コンフィギュレーション マニュアル 目次 3.基本設定 1.基本設定の詳細設定

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Page 1: OnTime Ver.5.2.x コンフィギュレーション マニュアル … · OnTime コンフィギュレーション マニュアル 目次 3.基本設定 1.基本設定の詳細設定

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OnTime Ver.5.2.xコンフィギュレーション

マニュアルRev.3

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OnTime コンフィギュレーション マニュアル 目次

3.基本設定1.基本設定の詳細設定

GlobalSettings文書のチューニング(詳細設定) 2017/09/15ServerSettings文書のチューニング(詳細設定) 2017/09/21

2.表示するユーザー情報(表記やソート順)の日本語化ユーザー名の表記と並びを変更する。NamesFormats、DefaultSettings 2016/07/13ユーザー表記を複雑な内容に変更。 2014/10/13取得するユーザーのプロフィールを変更します 2014/10/17メインビューやユーザー詳細の見え方を修正します。 2014/10/13

4.各種設定1.Display Groups(表示グループ)

OnTimeのDisplay Group(表示グループ)について 2014/10/13現在の組織構成を確認します。 2014/10/17Directory Display Group(ディレクトリ・表示グループ) 2014/10/17Static Display Group(静的表示グループ) 2014/10/13Dynamic Display Group(動的表示グループ) 基本 2014/10/17Dynamic Display Group(動的表示グループ) DJXその1 2014/10/13Dynamic Display Group(動的表示グループ) DJXその2 2014/10/13Dynamic Display Group(動的表示グループ) グループを同じカテゴリで表示 2014/10/17Dynamic Display Group(動的表示グループ) ふりがなでグルーピング 2014/10/13Dynamic Display Group(動的表示グループ) 別DBでグルーピング 2014/10/13Dynamic Display Group(動的表示グループ) 利用制限機能について 2015/03/23External Display Group(外部取り込み表示グループ) の設定 2015/03/25静的表示グループのグループ名をカテゴリ化に変更 2014/10/13

2.Legends(凡例)凡例の説明と凡例ビューの作業準備をしましょう 2014/10/14「休日」の表示を日本語対応に、条件も日本語に変更。 2015/02/26「プロジェクト」の条件を変更して@関数で条件設定。 2014/10/14「会議」の凡例と凡例条件を新規作成 2014/10/17クライアントでの凡例の並びを文字コード順からご希望の順序に変更します。 2014/10/14凡例設定を全ての同期対象の予定や会議に反映する。 2014/10/14凡例セットについて 2015/02/27凡例セットに新しい凡例を追加します。 2015/02/27View schedule information(予定枠だけ表示)でもLegends(凡例)を表示させる。 2017/09/15

3.Roles(権限)まずはUser文書を確認してみましょう。 2016/03/09デフォルトの権限を確認します。 2016/03/07個別のロールをセットしましょう 2014/10/14少し複雑な設定をしてみましょう。 2014/10/14メールDBのプリファレンスについて 2014/10/14リソース予約DBで「所有者による制限」を指定したリソース向け専用のロール 2016/03/07単体のリソース予約で、ロール設定結果による機能一覧 2016/03/09

4.ユーザー環境設定DefaultSettingで各種ユーザーの環境設定を行う。 2014/11/14

5.カスタムフィールドCustom Fields(カスタムフィールド) の設定について 2015/12/10

7.その他1.Broadcastデータベース

Broadcastデータベースの作成と登録 2016/07/10Broadcastデータベースの運用 2017/09/15コレクションの作成 2016/07/07カレンダーエントリの作成 2016/07/10

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GlobalSettings文書のチューニング(詳細設定) -1- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

3.基本設定 - 1.基本設定の詳細設定

GlobalSettings文書のチューニング(詳細設定)

OnTimeはConfigDBだけでほぼ全ての設定が可能です。

本マニュアルでもユーザー表記情報lDisplay Groups(表示グループ)lLegends(凡例)lRoles(権限)lユーザー環境設定l

について触れていきます。

さらにその中でも一番重要なのがこのGlobalSettings文書です。

ご利用になる環境でのOnTimeが動作するために必要な設定をほぼ網羅しています。ここでは設定出来る各種内容について触れていきます。

では右図に表示されているようにGlobalSettingsをクリックして画面を開きます。

まずは上セクションから。

上セクション枠で下記の設定を行います。Users in Group Calendar - OnTimeを利用するユーザーやリソースの指定Select by OnTimeで表示するユーザー・リソースと利用するユーザーの指定方法です。

通常は「Names/Groups/Hierarchy」を選択して下さい。メールサーバーによる絞り込みはSeverSetting文書で行えます。

Members / Excluded ドミノディレクトリからグループ名・ユーザー名を指定して下さい。会議室やリソースもご利用になる場合は併せて指定して下さい。

Multi Domain OnTimeをマルチドメインでご利用になる場合はチェックを付けて下さい。更に表示される項目にて追加のドミノディレクトリを指定して下さい。その他にもマルチドメインで利用する場合は以下の環境を必要とします。

OnTimeサーバー上に使用するドミノディレクトリのレプリカを配置して下さい。lディレクトリアシスタントの機能を有効にしてください。l関連するドメイン間でメールルーティングが正常か確認してください。l関連するドメインに対してOnTimeサーバーが信頼されるようにしてください。l関連する全てのメールサーバーに対してOnTimeサーバーが直接接続出来るlようにしてください。

Display Name of Users - OnTimeで表示に使用するユーザー名と並び順の指定Persons ユーザー名を一般的なフィールド以外で指定する場合はこちらで指定します。

もちろん@関数が使用できます。まず「Formura」を指定します。ここで指定した値を別ページで説明するNameFormat文書で使用します。

Resources 会議室やリソースの表記を指定します。詳細や利用可能人数は別項として取得出来るので通常はCommon-Siteで十分です。

Alt. Sort Order 組織で一つの並び順を@関数を使用して指定します。OnTimeのメインビューの並び順は、どんな表示グループを選択していても、ここの並び順指定を使用します。ノーツで言うところのビューでフィルタリングをするようなイメージです。なので所属する組織にあった形の並びを作成してください。どうしても個別に並び順を指定したい場合、ユーザーが個別に作成出来る「個人表示グループ」をご利用ください。

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GlobalSettings文書のチューニング(詳細設定) -2- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

次は中セクション。

このセクション枠で下記の設定を行えます。Base Options - 基本オプションDirectory of Templates OnTimeのテンプレートを保存するフォルダを指定します。

ServerSettings文書から行うサポートDBの「Upgrade Design(設計の置換)」コマンドで参照するので必ず最新版のあるフォルダを指定して下さい。

Keep/Sync back メールDBと同期する過去日数を指定します。期間を過ぎるとOnTime側での予定エントリの保持はしなくなります。もちろんメールDB側では削除はされません。

Send out of License info to 未使用のOnTimeライセンスが指定数以下になった場合にメールで通知します。宛先と通知する残数を指定します。

Entry Display Modifier (Active if formula is true) - ノーツ式でエントリの扱いを指定Hidden for other users in OnTime本人以外の画面には予定を表示させなくする条件をノーツ式で指定します。

デフォルトは以下の通りで、非公開で空き時間として扱う場合、表示されません。OrgConfidential="1" & BookFreeTime="1"

Show as Private 同じく本人以外の画面で内容を非公開にする条件をノーツ式で指定します。デフォルトでは何も指定しなくてもノーツの非公開の予定が対象になります。

Calendar Access Override Options Create and Edit own entries - Room & Resourcesnonly;Prevent viewing details for other peoples bookings

会議室やリソースの単体予約で、自分の作成した予約に対してのみ作成編集権限ある人達が他の人の予約の詳細が参照出来なくする場合にYesにチェックをつけます。

Users member of restricted list, is granted “Create and Edit own entries” as minimum

Yes-制限されたユーザーは新規作成や自身の予約の編集は出来ます。No-リソース予約DBとRoles設定で与えられた権限に従って制限されたアクセスを付与します。

Read entries details:Show description (body) エントリの詳細表示権限(Read Entries Details)がある時に、本文(詳細)まで表示さ

せる場合にYesにチェックをつけます。デフォルトでは作成編集削除権限を持つ人だけが参照出来ます。

View schedule Information:Show Legends 出席可能時間のみ権限(View scheduke information)がある場合に、凡例

(Legends)の色を反映させる場合にYesにチェックをつけます。Show Location(Eq. to View Extracted Calendar Details in Domino Directory)

出席可能時間のみ権限(View scheduke information)がある場合に、場所(Location)情報を表示させる場合にYesにチェックをつけます。

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GlobalSettings文書のチューニング(詳細設定) -3- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

--続き--Advanced Options - 拡張オプションCluster Files Information From オンプレミス環境の場合は「Domino Cluster Directory」を選択して下さい。

ハイブリッド構成の場合は「OnTime Cluster Crawler」を選択して下さい。Disable use of ACLs from OnTimeでの権限をメールDBやリソースDBのACLを参照しない場合にチェック。Exclude namess when reading ACLs

ACLを読みこまないユーザーを指定出来ます。

Encrypt Texts 暗号化されたエントリに対してOnTimeでも暗号化した情報を保持します。しかしこの機能はパフォーマンスに重大な影響を与えますのでセキュリティが厳密に重要な場合だけ有効にしてください。

Run Sync ProcessTimesync OnTimeはカレンダーデータの更新を検知してメールDBと同期を行います。もし

ユーザーが24時間更新を行わなくてもDailyに設定すると深夜2時に更新します。Run Admin Process各種Sub commands 深夜2時に動作するAdminプロセスのサブコマンドの実行を細かく制御出来ます。

別の時間帯にAdminプロセスを実行する場合は以下のURLを参照下さい。http://www2.ontimesuite.jp/adminprocess/

その次のセクション。Business Card情報

このセクション枠ではクライアント画面左下にも表示されるユーザー詳細情報である以下の設定が出来ます。

Photo Source - ビジネスカード内の写真管理Source None 使用しない。

Photo Database IBM ConnectionsのProfilesと同期が取れるOnTimeサポートDB。使用する場合はDBを作成して設定します。

Domino Directory DDのユーザー文書を使用する場合に指定します。フィールドはカスタマイズして作成します。

Other 独自の社員情報DB等を指定して利用出来ます。Disk Cache 有効にすることで顔写真の参照やリサイズの処理能力が高くなります。

写真は24時間毎に更新されます。Server、FilePath、View、Key、Field

各Source毎に必要なパラメータを指定します。Otherの場合は@DBLookup関数と同様のパラメータを指定します。

Data Source - ビジネスカード内のユーザープロフィール管理Read from other Database デフォルトではドミノディレクトリの指定フィールドの値を取得します。

有効にすることで値をドミノディレクトリ以外からも取得出来ます。Server、FilePath、View、Key、Field

取得したいDB内のユーザーを特定出来る為に必要なパラメータを指定します。@DBLookup関数と同様のパラメータを指定します。

Location、Deparment、Company、Title、Office Phone、Mobile Phone、Short Name

そのユーザーの各種取得したい情報をノーツ式で指定します。よって値取得をしないフィールドについては""(ブランク)を指定して下さい。

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GlobalSettings文書のチューニング(詳細設定) -4- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

その次のセクション。Alternate Directory sources for name selection

このセクション枠ではOnTime以外のディレクトリからユーザーを検索出来るようにする設定です。Alternate Directory sources for name selection会議招集時に別のアドレス帳を利用してメールアドレスを選択出来るように出来ます。参照するDBには以下の2つが必要です。・"($PeopleGroupsFlat)"のビュー・全文索引を作成して下さいPrivate Mail Contacts メールDB内の連絡先を利用する場合は有効にして下さい。Domino Directories Domino Directoryを検索出来るようにする場合は有効にして下さい。Custom Directory 独自運用のディレクトリを検索出来るようにする場合は有効にして下さい。Server サーバー名を指定して下さい。Filepath データベースファイル名を指定して下さい。Mandatory Field メールアドレスのフィールドです。必須事項です。Search Fields その他のフィールドの値でも検索するのであれば適宜設定してください。

表示にも利用されます。

その次のセクション。Pollarity Settings(日程調整オプション)の設定

説明は次ページで

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GlobalSettings文書のチューニング(詳細設定) -5- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

Main SettingsUrl for Pollarity 社内利用だけの場合はブランクです。

社外から接続する際のスタティックなurlを登録出来ます。外部からこのurlに接続する際は必ずOnTimeが動作し接続可能な以下のurlにリダイレクトされるようにして下さい。http://HOSTNAME/FOLDER/ontimegcclient.nsf/pollarity例)https://ontime.axl.ne.jp/ontime/ontimegcclient.nsf/pollarity

Mail Footer 日程調整通知メールのフッターの文字列を指定出来ます。Placeholder documentsEnable 日程候補の日時を予定ありとして仮押さえする場合は有効にして下さい。Subject prefix 確定するまでの候補日時につける件名の前置詞。Draft Subject prefix ドラフト状態の候補日時につける件名の前置詞。Mark Available 空き時間として扱う場合は有効にして下さい。Hidden for other users in OnTime OnTimeで自分以外には非公開とする場合は有効にして下さい。Clients UI

外部公開時に日程調整画面のヘッダーを一部カスタマイズ出来ます。

Logo 左端にロゴを表示出来ます。高さは40px以下にして下さい。Background ColorText ColorBorder Color

ヘッダー帯の色を設定出来ます。背景色、文字色、境界線色をそれぞれ設定します。

TextURL

右端にリンクを5つ設定出来ます。ヘルプや他システムへのリンクに使えます。

一番下のセクション

最後のセクション枠では以下の設定をします。Queue Database - 下位互換の為の設定Enable 下位互換の為、現在は使用不可。iNotes links - iNotes用のリンクを指定します。Protocol ブラウザからOnTimeを使用していて、エントリの「iNotesで開く」を使用する場合に

指定します。プロトコルは「http」か「https」を選択します。Host Formula ホスト名をノーツ式を使用して指定します。

ソースはOnTimeのUser文書を参照してください。ホスト名が一意に決まる場合は、""でくくった文字列で指定も出来ます。詳細は以下のリンクを参照http://www2.ontimesuite.jp/open-verse/

Path Formula メールファイル名をノーツ式を使用して指定します。ソースはOnTimeのUser文書を参照してください。MailFile

Adminタスクを実行すると、ConfigDBのUser文書にもiNotesのurlが表示されます。

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ServerSettings文書のチューニング(詳細設定) -6- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

3.基本設定 - 1.基本設定の詳細設定

ServerSettings文書のチューニング(詳細設定)

次にServerSettings文書は各OnTimeサーバーが動作するための情報を設定します。なのでファイルパスや各種実行環境の指定が中心になります。

左サイドメニューよりServerSettingsビューを開きます。

既に作成している文書を開くと以下のような画面が開きます。

上段枠で下記の設定を行います。Synchronisation Server OnTimeタスクを起動させるサーバー名を指定します。OnTime GC Admin Server OnTimeの管理サーバーの場合はチェックをします。環境に1台だけです。Servers being monitored for synchronisation

上記OnTimeサーバーがモニターするメールサーバーを指定します。ネットワークで接続されている必要があります。注意:同じメールサーバーを複数のServerSetting文書に絶対登録しないで下さい。複数のOnTimeサーバーからの処理で多数の競合が発生する場合があります。

Number of Threads per monitored server

モニターする1つのメールサーバーに対するスレッドの数です。1つのメールサーバーに多数のメールDBがあり更新頻度が多い場合はスレッド数を増やします。ペンディング中のDB数はサーバータスクで確認出来ます。

Max number of Mailfiles to de-queue

1つのスレッドが1回あたりに処理するリクエスト数です。全同期メールが500以下であれば10を、500以上の環境だと100をお勧めします。

OnTime GC Cluster name 複数のサーバーで運用する際に、フェールオーバーさせるグループ名を指定します。Dominoクラスターである必要はありませんが、同期処理を考えるとDominoクラスターを推薦します。

Monitored servers excluded from update in personal mail databases.

通常は使用しません。マルチOnTime環境で使用する場合に設定します。

Database Blacklist (Excluded from the monitoring process)

OnTimeはメールDBがクラスタ環境にあるかを常に確認します。クラスタディレクトリが存在しない環境の場合はOnTimeクローラーがレプリカIDを頼りに調査を行います。その際、対象で無いデータベースへの接続がlog.nsfにエラーと記録されます。ACLでOnTimeサーバーの権限が少なくとも”なし-パブリック文書[読者]”の権限があれば記録されません。その権限を設定出来ない場合は、このフィールドにそのファイル名を指定します。

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ServerSettings文書のチューニング(詳細設定) -7- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

下段枠で下記の設定を行います。Client DatabaseFilepath ClientDBのファイルパスを指定します。URL http及びhttpsで接続する際の実際に接続出来るホスト名を指定します。

IPアドレスでも構いません。クライアント接続に負荷分散装置がある場合はそのアドレスを指定して下さい。

Servlet OnTimeサーブレットが実際に動作していて、クライアントからの接続にServletを使用する際はチェックを付けます。

OnTime Token Timeout クライアントがOnTimeサーバーに接続する際に必要となるTokenのタイムアウト時間を指定します。Timeoutになると再度Dominoの認証を要求されます。

CORS Allow Origin 違うドメインの情報を取得する際のホワイトリストです。OnTime APIを使用して違うドメインから接続する際に必要です。オプションライセンスが必要です。

Launch in Notes OnTimeブラウザクライアントをNotesクライアント内のワークスペース上でデータベースアイコンから起動した際にノーツアプリケーションと同じように開く場合はチェックを付けます。

Users allowed to run "OnBehalfOf"

代理アクセスとしてサーバーと同じく実行可能なユーザーを指定します。このオプションはOnTime APIを使用する際に必要です。オプションライセンスが必要です。

Log DatabaseLog level ログの記録レベルを指定します。

Extended・・動作を詳細に記録。サポートから指示があれば指定しないでください。Info Only・・各処理の開始終了とエラーを記録。通常はこの選択肢を指定。Only Errors・・エラーがあった場合だけログに出力。No Log・・ログを記録しない場合に選択。

Log db. filename LogDBのファイルパスを指定します。Keep Entries 指定した日数以前の記録を自動削除する日数を指定。Pollarity DatabaseDatabase filename 日程調整DBのファイルパスを指定します。

Sametime AwarenessEnable SameTimeの在席表示を利用する際はチェックを付けます。URL 在席表示を利用出来るSametimeサーバーを指定します。Instant Client RefreshEnable ICRを利用する際はチェックを付けます。URL ICRで接続する際のURLを指定します。特に制限がない場合はパラメータはデフォ

ルト値で利用します。ICRの詳細についてはインストールアップグレードマニュアルを参照ください。

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ユーザー名の表記と並びを変更する。NamesFormats、DefaultSettings-8-Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

3.基本設定 - 2.表示するユーザー情報(表記やソート順)の日本語化

ユーザー名の表記と並びを変更する。NamesFormats、DefaultSettings

OnTimeでのユーザーの並び順や表記については以下のような仕様です。その仕様に基づき日本語で使用しやすく設定を行っていきます。

ソート順について

ソート(並び)順は使用する組織で1つの共通の並び順だけが使用できます。設定は組織に一つだけある設定文書であるGlobalSetting文書で行います。

ユーザー名表記について

メインビューに表示するユーザー名はDefaultSetting文書にて様々な設定に切り替えて利用できます。例えば、各使用言語ごとにDefaultSetting文書を作るならユーザー名も言語別の表記が可能です。

ユーザー名の表記の設定手順を以下のように整理します。

メインビューのユーザー名の表記を変更したいクライアントを操作するユーザーがいる。↓

そのクライアントを操作するユーザーが指定されているDefaultSettings文書で決まります。↓

DefalutSetting文書で指定されているNameFormat文書の紐付けで決まります。↓

NameFormat文書で指定している内容で表示されます。↓

NameFormatで複雑な表記(Display Name)を使用するならば、GlobalSetting文書で指定します。

ではGlobalSettings文書の設定箇所を確認します。

設定画面の上段に以下のようなDisplay Name of Users という箇所をご確認ください。

Persons ユーザー名を一般的なフィールド以外で指定する場合はこちらで指定します。もちろん@関数が使用できます。まず「Formura」を指定します。今回は値に以下を指定します。@Name([CN]; @If(AltFullName=""; FullName; AltFullName))

Resources 会議室やリソースの表記を指定します。通常はCommon-Siteで十分です。Alt. Sort Order 組織で一つの並び順を@関数を使用して指定します。今回は以下を指定します。

@If(AltFullNameSort=""; "ん"+LastName; AltFullNameSort)

次にNameFormats文書を作成します。左サイドメニューからNameFormatsビューを選択します。アクションのAdd Name Formatをクリックします。

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ユーザー名の表記と並びを変更する。NamesFormats、DefaultSettings-9-Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

開いた画面は以下のようになります。このNameFormat文書の名前と、ユーザー名・会議室名・リソース名に各3段分の表記の設定が可能です。その他にクライアントの画面左下のユーザー詳細画面の表示にも使用されます。

使用できる内容は、Users文書に取得している以下の内容です。Persons Rooms ResourcesFirstname LastnameLastname, FirstnameLastname FirstnameFirstnameLastnameEmailCompanyDepartmentLocationTitleOfficePhoneCellPhoneShortnameDisplayname-Advanced-

Commonname (Capacity)Commonname - SiteCommonnameSiteCapacityDescriptionBuildingFloorPhoneDisplayname-Advanced-

Commonname (Category)Commonname - SiteCommonnameSiteCategoryDescriptionBuildingFloorDisplayname-Advanced-

このなかで以下の2つは特殊な選択肢となります。Displayname GlobalSettings文書で@関数を使用して作成した表示名です。-Advanced- 複数の選択肢と文字列を組み合わせて自由に構成できます。

今回は上記画像のように指定して保存します。

次にDefaultSettingsビューで右の既に存在するDefaultという文書を編集します。

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ユーザー名の表記と並びを変更する。NamesFormats、DefaultSettings-10-Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

このApplication/DefaultSettings文書はグループやユーザー毎にいくつでも作成できます。詳細は「4.各種設定」項で説明します。

今回は下図のように上から3つめの「Name Format」に先ほど作成した「Nihongo」を指定して文書を保存します。

各種項目設定の変更なのでServerSettingsビューでサーバーを指定してAdminを実行してください。

実行が正常に行われたら以下のメッセージがj表示されます。

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ユーザー名の表記と並びを変更する。NamesFormats、DefaultSettings-11-Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

ブラウザクライアントを実行すると、設定した項目や表示が反映されているのが確認できます。

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ユーザー表記を複雑な内容に変更。 -12- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

3.基本設定 - 2.表示するユーザー情報(表記やソート順)の日本語化

ユーザー表記を複雑な内容に変更。

複雑な名前の表記を設定しましょう。現在の設定は、別名があれば別名、無ければ英語名となっています。

今回は、日本語別名の後ろに英語名、更に社員番号も表示させましょう。複数のフィールドを指定して複雑な表示をする場合はGlobalSettings文書で指定します。

今回は以下のノーツ式を指定します。@If(AltFullName=""; @Name([CN]; FullName); @Name([CN];AltFullName) +"("+ @Name([CN]; FullName) +")")+" "+EmployeeID

設定を変更したら、ServerSettingsビューでAdminを実行してください。

表示は以下のようになります。

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取得するユーザーのプロフィールを変更します -13- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

3.基本設定 - 2.表示するユーザー情報(表記やソート順)の日本語化

取得するユーザーのプロフィールを変更します

今までユーザーのプロフィール情報はドミノディレクトリのユーザー文書から値を取得していました。プロフィール情報の取得先をGlobalSettings文書で変更できます。この場合、ドミノディレクトリ/ユーザー文書の別フィールドから取得することも、別DBから取得することも可能です。取得する際も@関数が使用できるので様々な取得方法が実現できます。

現在の表示状態。

GlobalSettings文書で右下のBusiness Card Data Sourceで1段目のRead from other Databaseをチェックします。今回は同一サーバーの同じドミノディレクトリからDJX関連の情報などを取得します。

このガイドでは以下のようにしました。Location Level0 DJXの1階層目Department Level1+@If(Level2="";"";"-"+Level2) DJXの2階層目ともし3階層目があればつなげます。Company AltFullNameSort 読み仮名を表示したいのでこのフィールドに取り込みます。Title JobTitle 役職Office Phone OfficePhoneNumber 会社電話。ユーザー詳細画面に表示されます。Mobile Phone CellPhoneNumber 携帯電話。ユーザー詳細画面に表示されます。

@関数を指定したら、毎回のようにOnTimeGC Commands/Adminを実行します。処理が完了したら、ブラウザクライアントで確認します。今回は以下のように表示されます。

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メインビューやユーザー詳細の見え方を修正します。-14- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

3.基本設定 - 2.表示するユーザー情報(表記やソート順)の日本語化

メインビューやユーザー詳細の見え方を修正します。

取得先を変更した情報を元にNameFormats文書を修正して表示内容に反映させましょう。現在は以下のように表示されています。

メインビュー ユーザー詳細

Users文書上の取得している値

NameFormats文書を再度開きます。

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メインビューやユーザー詳細の見え方を修正します。-15- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

PersonsのLine1とLine2を以下のように修正します。Advancedでは文字列は追加できますが@関数は使用できませんのでご注意ください。

修正が反映されると以下のような表示に変わりました。

メインビュー ユーザー詳細

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OnTimeのDisplay Group(表示グループ)について -16- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 1.Display Groups(表示グループ)

OnTimeのDisplay Group(表示グループ)について

OnTimeでいうグループ(正式には表示グループ)は権限とは全く関係なく、あくまでも表示の為のグルーピングです。権限についてはRoles(権限)で設定し、グループで表示されたメインビューでも、操作するユーザーと表示されているユーザーとの関係から見れる/見れない等を制御されています。

表示グループの設定には以下の4つに分類されます。またいずれも毎深夜1時のAdminタスクにて内容は更新されます。Directory Display Group ドミノディレクトリのグループを条件を指定して取り込みます。

表示名は@関数で表現できます。Static Display Group グループをマニュアルで1つずつ作成します。

使用できるユーザーの制限することが出来ます。Dynamic Display Group @関数を使用して様々なDBからユーザーをグルーピングしてグループを作成します。

ノーツビューのカテゴリ列の作成と同じイメージです。Private Display Group 個人でクライアントから作成するグループです。

ユーザー名の並び替えは自動と手動と選択できます。

ConfigDBの左サイドメニューでは以下のように表示されています。

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現在の組織構成を確認します。 -17- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 1.Display Groups(表示グループ)

現在の組織構成を確認します。

今回のステップバイステップで使用する組織構成は以下のような状態です。

$DJXPeopleiNotesTitleビュー

代表取締役、取締役の3名に部署名は設定されていません。

$DJXPeopleiNotesHierビュー

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Directory Display Group(ディレクトリ・表示グループ)-18- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 1.Display Groups(表示グループ)

Directory Display Group(ディレクトリ・表示グループ)

ディレクトリ表示グループは、ドミノディレクトリから条件を指定してグループを取り込む為の設定です。None ディレクトリ表示グループを使用しません。Prefix Characters グループ名の前方一致で絞り込みをします。Group Type グループ文書で指定するグループタイプで指定。Categories グループ文書で指定するカテゴリで指定。

Selection(選択肢)

Formula @関数で対象となるグループ文書を指定。

Category 公開グループに表示する際のカテゴリを指定します。他と重複できます。Name(命名) Formula @関数で対象となるグループ名を表現できます。

今回は以下のように設定します。Selection FormulaFormula @Contains(ListDescription; "DJX")Category DJXグループからFormula ListName+"グループ"

Adminを実行し、左サイドメニューのDeveloper/Groupsを確認するとタイプがDirectoryの文書が作成されています。

クライアントで見ると下図のようになります。

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Static Display Group(静的表示グループ) -19- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 1.Display Groups(表示グループ)

Static Display Group(静的表示グループ)

ドミノディレクトリのグループと同じく、ユーザーやグループを個別に指定して一つずつ作成するグループです。

左サイドメニューからDisplayGroup/Staticを選択し、アクションからAdd Display Groupをクリックします。

下図のような文書が開きます。

Name 表示するグループ名を指定します。Members ドミノディレクトリからグループやユーザーを指定します。Limited access 利用できる人を制限する場合はチェック。Limit to 利用できる人をドミノディレクトリからグループやユーザーで指定します。

今回は下図のように設定します。

文書を保存したら、いつものようにアクションからAdminを実行して即時反映します。

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Static Display Group(静的表示グループ) -20- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

Developer/Groupsビューを参照すると、作成した文書からユーザー情報が更新されたことが確認できます。

文書を開いて確認してみます。

クライアントで確認すると下図のように表示されます。

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Dynamic Display Group(動的表示グループ) 基本 -21- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 1.Display Groups(表示グループ)

Dynamic Display Group(動的表示グループ) 基本

Dynamic Display Groupは@関数を使用して様々なDBからユーザーをグルーピングしてグループを作成します。ノーツビューのカテゴリ列の作成と同じイメージです。

新規作成は、まず左サイドメニューのDisplay Groups/Dynamicビューを表示します。アクションのAdd Dynamic Groupをクリックして文書を作成します。

以下のような画面が開きます。

設定は@関数の@DBLookupのパラメータとよく似た項目が並んでいます。Subject Config DB内で識別する為の名称。表示されるグループ名には使用されません。Server 参照するサーバーを指定。OnTimeと同じサーバーなら省略可能。Filepath 参照するデータベースを指定。View ユーザー名が1列目になっているビューを指定。Key 上記ビューでの表示とOnTimeユーザーとマッチする種類を選択。

type グループ一覧で表示する名称がどちらかで選択。Field・・・・・参照する文書のフィールド名をそのままグループ名にする場合。Formula・・表示するグループ名を@関数で表現する場合。2階層以上を作成する場合など。

Category 公開グループに表示する際のカテゴリを指定します。他と重複できます。Formula グループ名を表現する@関数式を指定します。

Data

Field グループ名にしたい値が入っているフィールド名を指定します。

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Dynamic Display Group(動的表示グループ) DJXその1-22- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 1.Display Groups(表示グループ)

Dynamic Display Group(動的表示グループ) DJXその1

一番シンプルなサンプルを作成します。DJXの組織階層の1つめのフィールド(Level0)でユーザーをグルーピングします。但し、別ページのサンプルの為に階層を一段下げて「 全員」と表示できるように以下のような式にします。

Level0+"\\"+" 全員"

その他は画像を参照して設定してください。

他と同様にAdminタスクを実行します。

クライアントで確認すると下図のようにLevel0の組織名と一段下がって全員という文字が選択できます。

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Dynamic Display Group(動的表示グループ) DJXその2-23- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 1.Display Groups(表示グループ)

Dynamic Display Group(動的表示グループ) DJXその2

先ほどのサンプルとは対をなすような式を作成します。このページでは、組織階層の1つめしかない人と2つめの階層もある人で分けて表示させます。今回の式で表示するグループは「 直下」と表示されるようにします。

@If(Level1=""; Level0+"\\"+" 直下"; Level0+"\\"+Level1+"\\"+" 直下")

その他は画像を参照して設定してください。

他と同様にAdminタスクを実行します。

クライアントで確認すると下図のようにLevel0直下のグループとLevel1配下のグループに分かれています。

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Dynamic Display Group(動的表示グループ) グループを同じカテゴリで表示-24-Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 1.Display Groups(表示グループ)

Dynamic Display Group(動的表示グループ) グループを同じカテゴリで表示

DJX系フィールドから作成した二つのDynamic Display Group文書を二つとも使用すると、同じカテゴリの「組織」を設定しているので実際のクライアントではまとめて表示することが出来ます。

同様に、DJXは兼務情報がほかに3つあっても、同様な手法で一つのカテゴリ内で表示させることが出来ます。

他にもまとめて表示したいグループについてはカテゴリを同じ名称にしてください。

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Dynamic Display Group(動的表示グループ) ふりがなでグルーピング-25-Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 1.Display Groups(表示グループ)

Dynamic Display Group(動的表示グループ) ふりがなでグルーピング

次は、特定のフィールドの値の一部を使用してグループを生成します。DJXを使用すると、ドミノディレクトリではユーザー名の読み仮名をひらがらで保持しています。この情報を元に読み仮名で分類したグループを作成します。式は少しひねって以下のようにします。

rc:=@Left(AltFullNameSort;1);@If(@IsMember(rc;"あ":"い":"う":"え":"お");"あ行";@IsMember(rc;"か":"き":"く":"け":"こ":"が":"ぎ":"ぐ":"げ":"ご");"か行";@IsMember(rc;"さ":"し":"す":"せ":"そ":"ざ":"じ":"ず":"ぜ":"ぞ");"さ行";@IsMember(rc;"た":"ち":"つ":"て":"と":"だ":"ぢ":"づ":"で":"ど");"た行";@IsMember(rc;"な":"に":"ぬ":"ね":"の");"な行";@IsMember(rc;"は":"ひ":"ふ":"へ":"ほ":"ば":"び":"ぶ":"べ":"ぼ":"ぱ":"ぴ":"ぷ":"ぺ":"ぽ");"は行";@IsMember(rc;"ま":"み":"む":"め":"も");"ま行";@IsMember(rc;"や":"ゆ":"よ");"や行";@IsMember(rc;"ら":"り":"る":"れ":"ろ");"ら行";@IsMember(rc;"わ":"を":"ん");"わ行";"他")+"\\"+rc

その他は画像を参照して設定してください。

Adminを実行後、クライアントで参照すると下図のように分類されています。

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Dynamic Display Group(動的表示グループ) 別DBでグルーピング-26-Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 1.Display Groups(表示グループ)

Dynamic Display Group(動的表示グループ) 別DBでグルーピング

このページではドミノディレクトリ以外のDBを参照してグループを作成してみます。よく使用される会議室予約DBを使用してグルーピングを行います。

今回は、サイト名(Site)をグループ名にそのまま使用できるのでTypeはFieldを指定します。会議室予約DBではビューは$RLookupが使用できます。

いつものようにAdminを実行します。クライアントではサイト別に会議室一覧が表示されました。

会議室予約DBが複数存在していたとしても、カテゴリを同じにすることで一つのカテゴリにまとめて表示することが可能です。

その他のDBも参照するビューの1列目がOnTimeで識別できるユーザー名であれば作成可能です。

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Dynamic Display Group(動的表示グループ) 利用制限機能について-27-Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 1.Display Groups(表示グループ)

Dynamic Display Group(動的表示グループ) 利用制限機能について

Ver.4.1.0より「Dynamic Display Group(動的表示グループ)」にも「Static Display Group(静的表示グループ)」と同じく利用者制限機能が実装されました。

先ほど前項「Dynamic Display Group(動的表示グループ) DJXその1」で作成したグループを以下のように修正します。

そのまま保存すると以下のようなメッセージが表示されます。

これは「利用制限はカテゴリがユニークな場合のみ有効です。」というメッセージです。2行目に表示されているDynamic Display Group文書とカテゴリが重複していることを教えてくれています。カテゴリを「組織2」に修正して保存します。

ビューを確認すると、虫眼鏡アイコンと砂時計アイコンが表示されています。虫眼鏡アイコンはLimited accessのアイコンです。砂時計アイコンは未処理のアイコンなので次回Adminコマンドが実行されると表示が消えます。即時実行する場合はアクションメニューの「OnTimeGC Commands」からAdminを実行してください。

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External Display Group(外部取り込み表示グループ) の設定-28-Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 1.Display Groups(表示グループ)

External Display Group(外部取り込み表示グループ) の設定

Ver.4.1.0より表示グループの情報をConfigDBの外部DBで設定し利用することも可能になりました。よってConfigDBのACLとは別の管理権限でグループの更新運用が可能になります。例えば、表示するメンバーが入力されたフィールドを、”グループ内に表示される”メンバーとその”グループ名を表示出来る”メンバーの両方に設定すると、ご自身が所属するグループ名だけが表示される環境を準備出来ます。

設定はOnTime ConfigDBのサイドメニューから「Display Groups/External」をクリックすることで下図のような設定文書が開きます。

External Display Group設定文書を開くと下図のようになります。

項目名 説明Enabled 有効/無効。有効にする場合はチェックを付けます。Server サーバー名を指定します。FilePath データベースファイル名を指定します。View 参照する文書群が表示されているビューを指定します。 Group Name クライアントのサイドメニューの表示グループに表示する名前が登録されているフィールド

名を指定します。 Members Include この表示グループに表示させるユーザー名/グループ名が入るフィールド名。

アドレス帳から選択出来るフィールドを推薦します。 Members Exclude Members Includeから除外するユーザー名/グループ名が入るフィールド名。同じくアドレ

ス帳から選択出来るフィールドを推薦します。 Sort リストメンバーの名前の並び順を指定するフィールド名を入力してください。

そのフィールドの値としてOnTimeの標準ソートに合わせるなら文字列の"1"になるようにしてください。Members Includeで指定されたフィールドの複数値の並びのままであれば""(ブランク)になるようにしてください。

Limit Access 他のDisplay Group(表示グループ)設定と同じく利用者制限をする場合の有効/無効を指定するフィールド名を入力してください。そのフィールドの値として利用者制限を有効にする場合は文字列の"1"になるようにしてください。利用者制限をしない場合は""(ブランク)になるようにしてください。

Limit Include 他のDisplay Group(表示グループ)設定と同じく利用者制限をする場合のユーザー名/グループ名が入るフィールド。アドレス帳から選択出来るフィールドを推薦します。

Limit Exclude 他のDisplay Group(表示グループ)設定と同じく利用者制限をする場合で、Limit Includeから除外するユーザー名/グループ名が入るフィールド。同じくアドレス帳から選択出来るフィールドを推薦します。

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静的表示グループのグループ名をカテゴリ化に変更-29- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 1.Display Groups(表示グループ)

静的表示グループのグループ名をカテゴリ化に変更

さて、このステップバイステップで作成したグループを全て表示した場合、静的表示グループだけが一階層目に表示される為、一覧が縦に長くなります。

設定を少し変更して階層下にまとめて、見やすくしてみましょう。

現在の表示

静的グループのNameの間に\を追加します。

Adminを実行後にクライアントで表示すると以下のようにカテゴリでまとめることが出来ました。

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凡例の説明と凡例ビューの作業準備をしましょう -30- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 2.Legends(凡例)

凡例の説明と凡例ビューの作業準備をしましょう

Legends(凡例)とはメインビューで各種予定を色分けして識別しやすくする機能です。色指定の条件は、@関数式で表現できますので、Notesのカレンダー文書内のデータは全て条件に出来ます。また色種類は管理出来る範囲であれば無制限ですし、色の条件も無制限に設定可能です。まずは、OnTime導入直後の状態から実際利用できる状態に作業をしていきましょう。

左サイドメニューでLegendsビューを開いてください。既にサンプルが初期設定されています。

下図のように、記号になっている条件を削除してください。

次に今回のステップバイステップでは以下の×の文書も同じく削除してください。

削除後のこの状態から作業を始めます。

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凡例の説明と凡例ビューの作業準備をしましょう -31- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

一番下の-Default-を編集画面で開いてください。

Languageには各言語用の表示文字を複数値で指定します。日本語はja:と半角スペースの後にご希望の言葉を指定してください。今回はデフォルトとしました。

Sort Orderはクライアントでの並び順ですが、別のページでご説明します。

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「休日」の表示を日本語対応に、条件も日本語に変更。-32- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 2.Legends(凡例)

「休日」の表示を日本語対応に、条件も日本語に変更。

ではまず最初に削除せずに残しておいた「Holiday」のLegend設定文書を開きます。

編集画面で開くと下図のように上段に各種設定、下段に埋込ビューで条件となるアイテムビューが確認できます。

各項目については下表を参照ください。Name ConfigDBで識別する為の名前。Languages クライアントで各言語毎に表示する名称。日本語は「ja: 」に続けて記述ください。Background 背景色の指定です。Foreground 文字色の指定です。Sort Order クライアントで凡例の並び順を指定できます。設定方法は別ページでご説明します。Time Off チェックをつけると休暇ビューで表示されます。それ以外の何にも影響は与えません。

(Ver.4.0より、3ヶ月*ビュー、2ヶ月*ビューと表現を変更しました。)

日本語として「休日」という言葉を追加した後、埋込-ビュー内の「Legend Item(条件)」を編集します。下図のような画面が開きます。

各項目については下表を参照ください。Type 条件タイプを指定します。Category/Fomula/Char 条件タイプにならった条件指定場所です。

Categoryの場合は文字列。Formulaの場合は@関数のノーツ式で表現できます。

Priority 凡例条件が他凡例と重複した場合の優先順位を数字で設定します。値が小さい方が優先順位が高い。

今回は上図のようにTypeは「Category」のまま、値も「休日」とします。

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「休日」の表示を日本語対応に、条件も日本語に変更。-33- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

結果は以下のようになります。

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「プロジェクト」の条件を変更して@関数で条件設定。-34- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 2.Legends(凡例)

「プロジェクト」の条件を変更して@関数で条件設定。

次は「プロジェクト」という凡例をそのまま利用して、凡例条件(Legend Item)を@関数で指定します。

LegendsビューでProjectを編集画面で開きます。

他と同様に日本語の表記を追加します。「ja: プロジェクト」

既存のLegend Itemを編集画面で開きます。

今回は以下のように表現し、件名に「プロジェクト」という文字列が含んでいれば条件に合致するとします。@Contains( Subject ; "プロジェクト" )

設定が完了して保存すると、以下のような画面になります。

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「会議」の凡例と凡例条件を新規作成 -35- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 2.Legends(凡例)

「会議」の凡例と凡例条件を新規作成

次の凡例は全て新規作成します。ノーツは会議の場合に予定文書のAppointmentTypeフィールドが"3"と設定されるのでその値を使用します。

LegendsビューでアクションのAdd Legendをクリックします。

画面が開いたら下図のように値を設定します。色合いはノーツの色に合わせ、背景:「C1DDF9」、文字:「2A6BAB」としました。

今回は、凡例条件がないので、「Add Item」を押して新規作成します。

TypeはFormula、Formulaには「AppointmentType = "3"」を指定します。

結果は以下の通りになります。

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クライアントでの凡例の並びを文字コード順からご希望の順序に変更します。-36-Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 2.Legends(凡例)

クライアントでの凡例の並びを文字コード順からご希望の順序に変更します。

各種凡例の準備が整い、以下のように設定されています。

このまま使用することももちろん可能ですが、クライアント画面では表記名が文字コード順に並んでしまいます。

この並びを各凡例にSort Orderを設定することでご希望の順に並べましょう。下図のようにアクションリストに並び替え用のアクションが幾つか準備されています。ビュー上でご希望の並び順になるように適宜調整してください。今回は、指定の無いデフォルトを一番下、次が休日になるように変更しました。

結果はクライアントを再起動すると反映されます。

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凡例設定を全ての同期対象の予定や会議に反映する。-37- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 2.Legends(凡例)

凡例設定を全ての同期対象の予定や会議に反映する。

OnTimeの「Sync」はほぼリアルタイムで行われています。よって対象となる予定や会議は常に前回以降に更新されたものだけが対象となります。

しかし、凡例の色は更新されていない予定(それが過去の予定でも)にも反映しないと行けません。なので全ての同期期間の予定を対象とする必要があります。

その場合は、「FullSync」を実行します。方法はServerSettingsビューでOnTimeGC Commands/FullSyncで行います。.全件が対象となりますので処理完了までしばらくかかる場合がございます。

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凡例セットについて -38- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 2.Legends(凡例)

凡例セットについて

Ver.4.0.xより凡例をメインセットは別に複数セット利用出来るようになりました。これにより、同じ予定であっても、違う視点で色分けしたり、部署毎に違う色分けを利用出来るようになりました。

但し、メインセット以外は現バージョンでは「カテゴリ」だけが条件となります。

新しい凡例セットの作成方法について下図のように新たにアクションメニューが追加されています。「Lengend Set」「Make New」を選択頂き、新規作成してください。

作成されると「-Default-」だけが自動で作成されます。

その他の凡例の作成は次ページでご説明致します。

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凡例セットに新しい凡例を追加します。 -39- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 2.Legends(凡例)

凡例セットに新しい凡例を追加します。

新しい凡例セットが作成された後で、下図のようにビュー上で該当する凡例セットのいずれかの文書を選択した状態でアクションメニューの「Add Legend」をクリックすると、その凡例セット内の新しい凡例を追加出来ます。

新規作成された画面は下図のように予めセット名が埋め込まれています。それ以外の作成方法はメインセットの説明と同じ項目です。適宜設定してください。

メインセットと同様に凡例条件の作成は画面下部の「Add Item」を押して条件設定画面を開いてください。前項での説明の通り、条件指定はカテゴリだけになります。適宜カテゴリ内容を指定してください。

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凡例セットに新しい凡例を追加します。 -40- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

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View schedule information(予定枠だけ表示)でもLegends(凡例)を表示させる。-41-Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 2.Legends(凡例)

View schedule information(予定枠だけ表示)でもLegends(凡例)を表示させる。

ロール設定で参照している人に対して、「View schedule information(予定枠だけ表示)」の権限しか持っていない場合は全て下図のように凡例のデフォルトの色で表示されます。これにより、エントリの秘匿性が保証されるわけです。

しかし、組織によっては件名などエントリの詳細は秘匿のままで、凡例だけは識別したいというご要望もあります。Ver.4.2.xより、ご要望にお応えし組織全体として設定できるようになりました。

実施したい場合は、GlobalSetting文書で下図のような指定箇所で[Calendar Access Override Options][View Schedule Information]で"Show Legends"にチェックをつけてください。

GlobalSetting文書の保存後に、即時反映する場合は、OnTimeGC CommandsでAdminを実行してください。

すると下図のように凡例の色だけは表示されるようになります。

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View schedule information(予定枠だけ表示)でもLegends(凡例)を表示させる。-42-Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

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まずはUser文書を確認してみましょう。 -43- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 3.Roles(権限)

まずはUser文書を確認してみましょう。

OnTimeは常にノーツに準拠して動作しようとします。権限についても、表示される(見られる)人の予定を使用する(見る)人がどのような権限を持っているかで決まります。そのため、ノーツでは見ようとするメールDBにその権限を設定しています。

同じようにOnTimeは利用するユーザーの基本情報をUser文書として権限を保持しています。左サイドメニューのUsersビューを開いていただくと確認できます。サンプルとして福岡さんの文書を以下に表示します。

一番下のAccess to this Person calendar entriesに・画面右下にメールDBから取得したスケジュールに対する権限・画面左下にOnTimeで設定した権限が表示されています。それぞれの機能は以下の通りです。OnTimeのRolesで設定した内容 メールDBのACLとプリファレンスに設定された内容Create, Edit and Delete entries

この人の予定を作成・編集・削除できるユーザー一覧

Create, Edit and Delete entries

この人の予定を作成・編集・削除できるユーザー一覧

Change Out of Office

この人の予定の詳細の参照と「不在通知」を設定できるユーザー一覧

Read entries details 予定の詳細を参照出来るユーザー Read entries details

予定の詳細を参照出来るユーザー

View schedule information

この人の予定の枠は参照出来るユーザー一覧(内容は見れない)

OnTimeでは、使用している人の名前やグループをこのUser文書から確認し与えられている権限で動作します。例えばどちらかで、作成・編集・削除の権限を与えられているなら表示される人の予定を操作できます。

このOnTime側で一括で権限を設定できる機能がRoles(権限)となります。

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まずはUser文書を確認してみましょう。 -44- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

ちなみに以下は会議室とリソースのUsers文書になります。画面左下のOnTimeロールと画面右下のリソース文書のオーナー情報が含まれます。

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デフォルトの権限を確認します。 -45- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 3.Roles(権限)

デフォルトの権限を確認します。

OnTimeは初回インストールするとRolesにデフォルト設定が自動作成されます。

左サイドメニューでRolesビューを選択頂き、All Users文書を編集で開いてみます。

開くと下図のようになっています。

各項目については下表を参照してください。Name 識別する為の名前。各User文書にもこの名前で反映されます。Disable 設定を一時的に無効にする場合はチェックを付けます。Role Members Members このRoles設定を利用する(クライアントで見る)側のユーザー・グループMembers the Role has selected access to Create, Edit and Delete entries この項目に登録されたユーザー・グループの予定を作成・編集・削除できます。 Change Out of Office この項目に登録されたユーザー・グループの予定の詳細を参照するだけでなく

「不在通知」を設定できます。 Create and Edit own Entries 会議室とリソースのために作成されたロールレベルです。

予約を作成することと自身が作成した予約だけを編集出来ます。他人が作成した予定は編集も削除も出来ません。ターゲットとしてデフォルトで「*Rooms」と「*Resources」が設定されています。この2つのワイルドカードはロールのどの文書でも使用出来ます。

Read entries details この項目に登録されたユーザー・グループの予定の詳細を参照出来ます。 View schedule information この項目に登録されたユーザー・グループの予定の枠は参照出来ます。

各予定の内容は見れません。ノーツの空き時間検索画面とよく似た設定です。Extendedはそれぞれ除外するユーザーやグループを指定します。

今回は、全員が全員の予定を件名含め参照出来るように下図のように設定します。

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デフォルトの権限を確認します。 -46- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

文書保存後に、Adminコマンドを実行して反映します。

実行が出来れば以下のようなメッセージが表示されます。

対象先のUser文書でも設定が反映されているか確認しましょう。

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個別のロールをセットしましょう -47- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 3.Roles(権限)

個別のロールをセットしましょう

Roles文書は個別にいくつでも作成できます。各Roles文書はUser文書に反映されますが、Roles文書の数だけ全て反映できます。

今回は営業1課内は全員が全員の予定を作成・編集・削除が出来るようにまた「不在通知」もお互いに変更できるように設定します。但し例え同じ営業1課でも京都課長の予定は参照しか出来ないようにします。

まず組織構成を見てみます。Sel1Secグループがありますので使用します。

では早速Add RoleでRoles文書を作成します。

名前を営業一課、各設定を下図のように設定します。作成・編集・削除権限で京都課長を除外するのを忘れないようにします。

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個別のロールをセットしましょう -48- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

Role文書を作成後、Adminを実行してUser文書に反映された結果を確認しましょう。

営業1課の一般ユーザーのUser文書。自身がAll Usersと営業一課のRole Memberにアサインされていることが確認できます。また、自身の予定の作成・編集・削除と「不在通知」の機能を営業一課に許可したことが確認できます。

営業1課の京都課長のUser文書。同様に自身がAll Usersと営業一課のRole Memberにアサインされていることが確認できます。しかし、「不在通知」の機能しか営業一課に許可していないことが確認できます。

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少し複雑な設定をしてみましょう。 -49- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 3.Roles(権限)

少し複雑な設定をしてみましょう。

次は、京都課長・大阪課長に静岡部長の予定を作成・編集・削除ができる権限を準備します。組織を見てみるとグループが無いので、ユーザー名を直接Roles文書に指定します。

京都一課長のUser文書の状態を先に確認しておきましょう。

同様に静岡部長のUser文書の状態も先に確認しておきましょう。

Roles文書は下図のように設定します。

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少し複雑な設定をしてみましょう。 -50- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

保存すると下図のようなビューになっていることを確認します。例によってAdminを実行します。

処理後の京都一課長のUser文書を見てみましょう。Role Memberの営業課長権限Roleにアサインされていることが確認できます。

同様に静岡部長のUser文書を見てみましょう。営業課長権限Roleに作成・編集・削除の機能を許可したことが反映されています。

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メールDBのプリファレンスについて -51- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 3.Roles(権限)

メールDBのプリファレンスについて

メールDBのACLやプリファレンスで与えた権限はOnTimeのUser文書に反映され、機能することは前述しました。

例えば、個別に岡山さんが福岡産に作成編集権限を与えたいと考えてプリファレンスに設定したとします。下図は岡山さんのメールDBのプリファレンスです。

OnTimeでSyncを行います。

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メールDBのプリファレンスについて -52- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

岡山さんのUser文書にはメールDBのプリファレンスの設定が反映されています。

しかし、このように一般ユーザーが権限を自由に編集することで思わぬ事故につながる可能性もあります。そのため、OnTimeはメールDBのプリファレンスで付与した権限を無効にする設定がございます。GlobalSettings文書で「Disable use of ACLs from」にチェックします。

設定変更なのでAdminを実行します。

先ほどの岡山さんのUser文書を確認すると、メールDBからの権限情報が見えなくなっています。

今回のステップバイステップではメールDBのプリファレンスも使うので元に戻しておきます。

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リソース予約DBで「所有者による制限」を指定したリソース向け専用のロール-53-Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 3.Roles(権限)

リソース予約DBで「所有者による制限」を指定したリソース向け専用のロール

Notes/Dominoのリソース予約DBにはリソース文書で「所有者オプション」を指定出来ます。しかし、その権限をそのまま利用すると、例えば「所有者による制限」がかかったリソースは所有者でなければOnTimeのビュー上で表示出来なくなります。本機能では、リソースDBの「所有者による制限」を尊重して、よりOnTimeで使い易くするリソース専用ロールです。本機能を使用する場合は、以下の2つのいずれかを指定して下さい。

リソース予約DBのACLでサーバー以外の一般ユーザーに権限を「なし」にしてください。1.下図のようにGlobalSetting文書で「Disable use of ACLs from」で「Room & Resouces」にチェックをつけて、リソー2.ス予約DBのACLは使用しない設定でご利用下さい。

上記のいずれかを設定をする事でリソース予約DBのACLは適用されないのでこの時点では誰も権限を持たないことになります。全ての権限をRolesで指定してください。

そして下図のように「Add Role for Restricted」は「所有者による制限」で制限がかかっているリソースに対する専用ロールです。

開くと以下のようになります。

通常Notes/Dominoでは閲覧が出来なくなる「所有者による制限」がかかった会議室やリソースをこのロールを使用して適宜「予約時間だけ」もしくは「予約の詳細」を閲覧出来るようにすることが可能です。

指定した結果の機能一覧は次ページの「単体のリソース予約で、ロール設定結果による機能一覧」を参照下さい。

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単体のリソース予約で、ロール設定結果による機能一覧-54- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 3.Roles(権限)

単体のリソース予約で、ロール設定結果による機能一覧

★ご注意ください。以下の表は前章で記載の通り、リソース予約DBのACLではEveryoneの権限を「なし」に設定するかOnTimeでは使用しない設定の場合の機能一覧です。

下の3表はリソース予約DBのリソース文書で下図の「所有者による制限」の設定によって振る舞いが変わります。

それぞれ3パターンから該当する状態をご確認ください。

表1 「所有者による制限」が「-なし-」の場合表示機能 作成編集機能 ダイアログ

与えられる機能

OnTimeのロール名 内部名称

ビューで予約の表示

自分の作成した予約の詳細表示

他人の作成した予約の詳細表示

自分の予約の編集削除が出来る

単体のリソース予約が出来る

他人の予約の編集削除が出来る

リソースの表示

会議招集でリソースの利用

Create, Edit and Delete entries Editer ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○Create and Edit own Entries Auther ○ ○ ▲ ○ ○ ○ ○Read entries details Reader ○ ○ ○ ○ ○ ○View schedule information BusyTimer ○ ○ ○ ○ ○ロール設定無し No Access ○ ○

表2 「所有者による制限」で「所有者や指定されたユーザー」の場合付与する機能によって以下の2つから選択してください。

表示機能 作成編集機能 ダイアログ

与えられる機能

OnTimeのロール名 内部名称

ビューで予約の表示

自分の作成した予約の詳細表示

他人の作成した予約の詳細表示

自分の予約の編集削除が出来る

単体のリソース予約が出来る

他人の予約の編集削除が出来る

リソースの表示

会議招集でリソースの利用

Create, Edit and Delete entries Editer ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○Create and Edit own Entries Auther ○ ○ ▲ ○ ○ ○ ○Read entries details ReaderView schedule information BusyTimerロール設定無し No Access

表3 「所有者による制限」で「所有者や指定されたユーザー」でない場合付与する機能によって以下の3つから選択してください。アクションボタン「Add Role for Restricted」から作成してください。

表示機能 作成編集機能 ダイアログ

与えられる機能

OnTimeのロール名 内部名称

ビューで予約の表示

自分の作成した予約の詳細表示

他人の作成した予約の詳細表示

自分の予約の編集削除が出来る

単体のリソース予約が出来る

他人の予約の編集削除が出来る

リソースの表示

会議招集でリソースの利用

Role for RestrictedRead entries details

Reader ○ △ ○ ○ △

Role for RestrictedView schedule information

BusyTimer ○ △ ○ △

Create, Edit and Delete entries EditerCreate and Edit own Entries AutherRead entries details ReaderView schedule information BusyTimerロール設定無し No Access

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単体のリソース予約で、ロール設定結果による機能一覧-55- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

▲について他人の作成した予約の詳細を閲覧出来るかどうかはGlobalSetting文書で切り替え出来ます。下図を参照下さい。

「Yes」にチェックを入れると閲覧制限をかけれます。「Yes」のチェックを外すと閲覧出来るようになります。

△についてOnTimeでは操作ができますが、DominoのR&RMgrが辞退するので、結果的に使用出来ません。

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DefaultSettingで各種ユーザーの環境設定を行う。 -56- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 4.ユーザー環境設定

DefaultSettingで各種ユーザーの環境設定を行う。

Application/DefaultSettings文書ではクライアントの各種デフォルト設定と固定の設定を実施できます。このApplication/DefaultSettings文書はグループやユーザー毎にいくつでも作成できます。なので地域別や使用言語別等、自社の環境に合わせて設定してください。

DefaultSettingsビューで右の既に存在するDefaultという文書を例にして編集します。

以下ではMembersに*が指定されているので、個別指定されていないユーザー全体に設定されます。

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DefaultSettingで各種ユーザーの環境設定を行う。 -57- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

主な項目は以下の表を参照してください。Language 言語を指定。ユーザーが変更可能。Region 日時書式を指定。ユーザーが変更可能。Name Format NameFormats文書を指定。Sametime Sametimeの在席表示・チャットを表示。使用する際はSametimeライセンスが必要です。Show hours 表示する開始・終了時間を選択。ユーザーが変更可能。Disable '-Show All-' group 公開グループで「-全てを表示-」を使用しない場合はチェック。

メインビューのロード時間が短くなります。Row Height メインビュー各行の高さを選択します。ユーザーが変更可能。Notify Host 代理作成時に本人に通知するかどうかの初期値を指定。ユーザーが変更可能。Show User in Top ユーザー自身の予定を常に最上位に表示する場合はチェック。Enterprise Scaling 大規模ユーザーで使用する場合はチェック。

・ユーザー検索時、検索条件指定前にユーザーは表示せず通信量を減らします。・メインビューの検索時に件名を対象とせず通信量を減らします。

Hide 'no access' Room & Resources in dialogs

使用できない会議室やリソースを表示しない場合はチェック。

Disable Out of Office 「不在通知」を使用しない場合はチェック。Web Theme 新しい明るめのLightか従来からのDarkかを選択。

今回は下図のように指定します。

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DefaultSettingで各種ユーザーの環境設定を行う。 -58- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

各種項目設定の変更なのでServerSettingsビューでサーバーを指定してAdminを実行してください。

実行が正常に行われたら以下のメッセージがj表示されます。

各設定したユーザー毎に設定した項目や表示が反映されているか確認してください。

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Custom Fields(カスタムフィールド) の設定について -59- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

4.各種設定 - 5.カスタムフィールド

Custom Fields(カスタムフィールド) の設定について

OnTimeはメールDBやリソースDBの設計にフィールドを追加しないでご利用頂けるカスタムフィールドを利用出来ます。機能としては以下のような仕様となります。

型はテキストのみのプレーンなテキストフィールドで入力時制限や入力時変換などは出来ません。l項目名は自由に設定出来ます。凡例と同じ設定方法でマルチ言語対応です。l項目の並び順はフィールド設定文書毎に数字で指定して自由に並べることが出来ます。l予定・終日の予定タイプの場合は本人の予定文書に保存されます。l会議の予定タイプの場合は議長の予定文書に保存されます。alリソースDBの予約の場合はOnTimeのConfigDB内に保存されます。メールDBで該当エントリ文書の編集更新の際、カスタムフィールドをフォームに作成すれば編集可能です。lそのカスタムフィールドを使用出来る予定タイプ、ユーザーによって使用する/しないの制御が可能です。l

下図のようにConfigDBのサイドメニューのApplicationカテゴリにCustomFieldsビューが準備されています。ビュー上段のAdd Fieldアクションで文書を追加してください。画面では既に9個のフィールド文書を作成しています。そのうち6-9個までは使用不可に指定しています。

Add Fieldアクションか編集で開くと下図のような画面になります。項目は凡例(Legends)の画面に似ています。フィールド名と各言語毎に使用する項目名、並び順、右上の使用する/使用しないを設定してください。

後は、OnTime Adminを手動で実行するか、深夜に実行されるのをお待ちください。

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Broadcastデータベースの作成と登録 -60- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

7.その他 - 1.Broadcastデータベース

Broadcastデータベースの作成と登録

BroadcastDBは特定のグループにカレンダーエントリをプッシュ配信出来るアプリケーションです。会社のイベントや祝日などを配布出来ます。

配布出来るエントリは、予定、終日の予定、記念日、確認 です。1.会議は配布出来ません。2.配布先はドミノディレクトリのグループ、OnTimeの公開グループ、Broadcastデータベース内のコレクションの3つ3.から選択出来ます。Broadcastデータベースは複数のデータベースを運用できるので、運用管理者毎にACLでデータベースのセキュ4.リティを設定してください。配布は深夜2時のSyncのタイミングで実行されます。5.毎日、カレンダーエントリに追加・削除・修正等が行われた場合は必ず更新が行われます。6.

データベースの作成

通常のデータベースと同様テンプレートから作成してください。データベースの作成先はOnTimeサーバー上であればフォルダはどこでも構いません。作成後は以下を参考にACLを設定してください。種類 アクセス権管理者及びOnTimeサーバー 管理者予定の配信を管理するユーザーとグループサンプルで「OnTime Users」を参考に。

編集者但し特定のメンバーだけが編集出来るようにする場合は適宜制限を厳しくしてください。

-Default- なしAnonymous なし

データベースの登録

BroadcastDBは下図のようにConfigDBでAdminコマンド時の処理対象となるよう必ず登録して下さい。

登録する内容は管理しやすい名前を付けることと対象となるデータベースの指定だけです。これで紐付けは完了です。

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Broadcastデータベースの運用 -61- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

7.その他 - 1.Broadcastデータベース

Broadcastデータベースの運用

Broadcastデータベースは、特定のユーザーやグループにカレンダーエントリをプッシュ配信するアプリケーションです。画面の構成は以下の通りです。

各新規ボタンからエントリを作成します。エントリ作成画面の構成は以下の通りです。

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Broadcastデータベースの運用 -62- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

繰り返し(Repeat)を押すと繰り返しの設定ができます。画面はノーツと同じなのでノーツをヘルプを参照ください。

CollectionsはOnTimeのグループやドミノディレクトリのグループ文書と同じく配布先として準備するリストです。配布先が複数になり煩雑になるのであれば配布先をCollectionとして登録して運用してください。配布文書の管理が容易になります。

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コレクションの作成 -63- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

7.その他 - 1.Broadcastデータベース

コレクションの作成

コレクションとは、カレンダーエントリの配布先としてよく使用する複数のグループを束ねて予め登録しておくことが出来る機能です。またコレクションを作成しておくと、該当するコレクションに割り振ったスケジュールエントリを見つけやすくなります。

登録元として、ドミノディレクトリのグループかOnTimeの公開グループを使用できます。

画面は以下の通りです。左のCollectionsビューを選択します。

画面の通り複数のコレクションを準備出来ます。

アクションボタンの「New Collections」をクリックして作成します。

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コレクションの作成 -64- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

名前を付けた後、対象となるグループをMembersに追加します。

画面下の埋め込みビューにはこのコレクションに割り振ったスケジュールエントリが表示されます。

右上の選択フィールドは各国の休日をメールDBから取り除きたいときに使用します。

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カレンダーエントリの作成 -65- Copyright©2015 OnTime All Rights Reserved.

7.その他 - 1.Broadcastデータベース

カレンダーエントリの作成

カレンダーエントリ画面は下図の通り、ノーツのカレンダーエントリとほぼ同じ項目です。適宜必要な項目を指定して保存して下さい。

違いは、Membersで配布先グループを追加、Collectionsで配布先コレクションを追加のどちらかが出来る事です。繰り返し予約やファイルの添付等も行えます。