Oracle RAC(Real Application Clusters)の活用 for SAPでサポートされるファイルシステムはOCFSのみ • ただし、 SAPインストールは OCFS上にダイレクトは不可

SAPユーザー限定次世代SAPインフラ構築新技術セミナー2010

SAP環境におけるOracle RAC(Real Application Clusters)の活用

2010年11月19日富士通株式会社富士通株式会社富士通-SAPコンピテンスセンター河原哲也

Copyright 2010 FUJITSU LIMITED

河原哲也 mail-to: [email protected]

はじめに

Oracle Real Application Clusters（RAC）は

データベースに高い可用性と拡張性を提供する機能です

富士通と日本オラクルは共同でSAPジャパン社内に

日本初となるWindowsプラットフォームにおける新の

Oracle 11g Release 2 RAC for SAPシステムを構築しました

本セッションではOracle RAC for SAPの概要とメリット、本セッションではOracle RAC for SAPの概要とメリット、

構築のポイントをご紹介します

Copyright 2010 FUJITSU LIMITED1

AgendaOracle Real Application Clusters (RAC) とは

Oracle RAC for SAP 構築のポイントOracle RAC for SAP 構築のポイント

まとめ




まとめ


Real Application Clusters (RAC) とは

高い可用性と拡張性を両立できるデータベース・クラスタ

可用性高速なフェイルオーバーを実現し、

可用性高速なフイルオを実現し、

システム障害時のダウンタイムを小化

拡張性負荷の増減に応じた処理性能の適化が可能拡張性負荷の増減応じた処理性能の適化可能

コスト低限必要な構成で導入でき、初期コストを抑えることが可能

リソースの有効活用により適な投資コストを実現リソ有効活用より適な投資を実現

DBサーバが停止しても、SAPサービス

複数のSAPシステム間でリソスを共有

ACTIVEACTIVEACTIVEACTIVE

は停止しない

ACTIVE

でリソースを共有。リソースを無駄なく活用

Oracle Grid Infrastructure

ERPシステム BIシステム処理量の増加に合わせ、容易に拡張可能

4 Copyright 2010 FUJITSU LIMITED

シテシテ容易に拡張可能全サーバが常に稼働し、

リソースを有効活用

RAC による高可用性の実現

高速なフェイルオーバー

障害が発生した場合、リカバリや切り替えを高速に実施

RACHA構成数分～数十分数十秒～数分

ActiveActive StandbyStandby平常時には平常時には起動してい

ActiveActive ActiveActive ActiveActive

待機サーバ稼働サバ

起動しているのみ

サーバ

処理の高速なフェイルオーバー

データベース再起動

フェイルオーバーディスクの切り替え


RAC による高拡張性の実現

サーバ追加によるスケーラビリティの向上

必要に応じてサーバを追加し、処理能力の拡張が可能

RACHA構成入れ替え買い足し

必要に応じて追加

待機サーバ稼働サバ

処理能力の増減に応じて H/W を

サーバ

6

に応じて H/W をリプレイス


SAPベンチマークで実証

SAP Business Intelligence Data Mart ベンチマークで

1,165,742 query navigation steps per hour は世界高記録

ノード追加による高いスケーラビリティを確認

FUJITSU PRIMERGY RX300 S5 × 1~4台

• Intel Xeon Processor X5570, 2.93 GHz x 2 processors / 8 cores / 16 threads• 96 GB main memory

1,000,000

1,200,000

600,000

800,000

200,000

400,000

01node 2nodes 3nodes 4nodes


Certification number: 2009045

RAC によるデータベース統合

複数システムを統合することでリソースを適化

複数の個別システム複数の個別システム

リソースが余っていても

RAC によるデータベース統合RAC によるデータベース統合

リソースを使い切りパ Oracle が使用する複数のサービス（業共有することができないフォーマンスにも影響

Oracle が使用する複数のサビス（業務単位）を使用してリソースを割り当て

アプリケーションとサービスを関連付けることで、動的な割り当てを実現

全体では CPU /メモリ利用効率がよくない全体で CPU /メモリを有効活用


全体では CPU /メモリ利用効率がよくない全体で CPU /メモリを有効活用

RAC による適な投資コストの実現

全サーバで処理を行うので待機用途のサーバは不要

必要に応じてサーバ追加による性能拡張が可能なため導入時は減構成構築が能小減の構成でシステム構築が可能

システム統合でリソースを共有化し、遊休リソースをなくしサーバを集約集約することで運用管理も簡易化されストも削減可能集約。集約することで運用管理も簡易化されコストも削減可能




まとめ


General Availability Oracle RACOracle RACのSAPによるサポートステータスは“一般出荷”

10.2.0.4 以上 / Kernel 4.6D_EXT 以上の全てのSAP製品

11.2 / 6.40_EX2, 7.X 以上（ただし現時点ではUNIX/Linuxのみ）


出典：SAP Developer Network - SAP on Oracle Developer Updatehttp://www.sdn.sap.com/irj/sdn/ora

日本初Oracle RAC for SAPシステム構築

富士通と日本オラクルが共同でSAPジャパン社内に日本初となるWindowsプラットフォームにおける新のOracle 11g Release 2 RAC for SAPシステムを構築RAC for SAPシステムを構築

ハードウェア

Serverブレードサーバ PRIMERGY BX620 S5 (CPU: Xeon E5504 1CPU/4Core、メモリ: 8GB) × 5台

ETERNUS DX60

ソフトウェア

StorageETERNUS DX60(300GB×7 + 600GB ×5 Disks)

ソフトウア

SAP SAP ERP 6.0 EhP4 Ready

OS Windows Server 2008 SP2OS Windows Server 2008 SP2

Database Oracle Database 11g Release 2 (11.2.0.1.0)

Clusterware Oracle Database 11g Release 2 Grid


Clusterware gInfrastructure (11.2.0.1.0)

日本初Oracle RAC for SAPシステム構築

富士通と日本オラクルが共同でSAPジャパン社内に日本初となるWindowsプラットフォームにおける新のOracle 11g Release 2 RAC for SAPシステムを構築RAC for SAPシステムを構築

ハードウェア本システムは

Serverブレードサーバ PRIMERGY BX620 S5 (CPU: Xeon E5504 1CPU/4Core、メモリ: 8GB) × 5台

ETERNUS DX60

・SAPジャパンサポート部門・お客様パトナ

ソフトウェア

StorageETERNUS DX60(300GB×7 + 600GB ×5 Disks)

・パートナーの皆様がご自由にお使い頂ける環境です来て見て触ってソフトウア

SAP SAP ERP 6.0 EhP4 Ready

OS Windows Server 2008 SP2

来て、見て、触って、Oracle RAC for SAPを体感できます

OS Windows Server 2008 SP2

Database Oracle Database 11g Release 2 (11.2.0.1.0)

Clusterware Oracle Database 11g Release 2 Grid

ぜひご活用ください！

（ブレドを増設してLi 環境も構築予定）


Clusterware gInfrastructure (11.2.0.1.0)（ブレードを増設してLinux環境も構築予定）

なぜWindowsプラットフォームで構築したか

新規インストーレションの81%がWindowsWindows だから SQL Server ？データベースに対する要件は？

• 信頼性

• パフォーマンス

7%4% 3%

0%

5%

0% 0%

OS Share ‐ 2010(as of Sep‐30)

AIX

HP‐UX

LINUX• パフォマンス

• セキュリティ

• コストなど81%

LINUX

NT/INTEL

OS/400

SOLARIS

TRUE64

UNIXからのマイグレーション費用？

• DBライセンスの買い直し

OS/390

富士通とオラクルはWindowsを採用されるお客様にもOracle RACによる高い付加価値をご提供したいと考えていますRACによる高い付加価値をご提供したいと考えています

可用性

拡張性

適な投資コスト


SAPインスタンス構成

ブレードサーバ5枚を以下の用途で構成

Blade1：AD/DC、DNSなどの管理サーバ

Blade2/3：SAPインスタンス（MSFC、ABAPとJavaのmultiple-SID）

Blade4/5：Oracle RAC ノード（ABAPとJavaの2システムを集約）

Bl d 04 Bl d 05Bl d 01 Bl d 02 Bl d 03 Blade04 Blade05Blade01 Blade02 Blade03

ABAP ERS

Java ERS

ABAP ERS

Java ERS

AD/DC I t I tJava

ABAP CI

Java CI

ABAP ERS

ABAP DI

Java DI

ABAP ERSAD/DC

DNSABAP

InstanceJAV001

InstanceJAV002

Oracle RAC

ASCSSCS

ASCSSCSMSFC

InstanceABA001

InstanceABA002

ABAP

Oracle RAC

G id I f t t

J

Grid Infrastructure


ABAP

Java

Oracle RAC for SAP構築にあたり

前提条件（2010年11月時点）

Oracle 11.2 のSAP新規インストールは未サポート（アップグレードのみ）

SAPinstにRAC Optionはない

Windows/RAC for SAPでサポートされるファイルシステムはOCFSのみ

• ただし SAPインストールはOCFS上にダイレクトは不可• ただし、SAPインストールはOCFS上にダイレクトは不可

• 自動ストレージ管理（ASM）は2011年に認定予定

SAPでは構成タイプに管理者管理を推奨

事前作業

Oracle 10g/シングル/NTFS環境にSAP新規インストールもしくは既存環境からのシステムマイグレーション

Oracle 11gへのアップグレドOracle 11gへのアップグレード


Oracle RAC for SAP構築手順

RAC化の流れ

1. Grid Infrastructureのインストール

• DNS（or GNS）、SCAN2. 共有ORACLE_HOME、データ/ログボリュームをOCFSでフォーマット

3 共有ORACLE HOMEにOracle Softwareをインストール3. 共有ORACLE_HOMEにOracle Softwareをインストール

4. データベース・ファイルをリストア

5. Oracle Parameter 調整調整

• Undo tablespaces• REDOログ

初期化パメタ（）• 初期化パラメータ（thread、instance_number、local_listener etc…）

• Oradimでサービス再作成

6 Grid Infrastructureの構成6. Grid Infrastructureの構成

• Database、Instance、Serviceの作成

7. SAP Parameter 調整

• 簡易接続ネーミングメソッドEZCONNCT• Init<SID>.ora for BR*Tools


構築手順 1/4

Blade04 Blade05Oracle

ローカルディスクOracle

Blade04 Blade05

OracleInstance

J

OracleInstance

ABAPOracle

InstanceJ

OracleInstance

ABAP

Java Java

ORA_HOMEJava

共有ORA_HOME

ORA_HOMEABAP

ORA_HOMEJava

ORA_HOMEABAP

SAPDB(Java)

SAPDB(ABAP) 作業用

SAPDB(Java)

SAPDB(ABAP)

Oracle 10g/シングル/NTFS環境にSAP新規インストールもしくは既存環境からのシステムマイグレーション

10g R2から11g R2へアップグレード

境からのシステムマイグレション


構築手順 2/4

Blade04 Blade05 Blade04 Blade05Oracle Oracle

OCW

OCW

OracleInstance

J

OracleInstance

ABAPOracle

InstanceJ

OracleInstance

ABAPOCW

OCW OCWJava JavaOCW

共有ORA_HOME

ORA_HOMEJava

ORA_HOMEABAP

ORA_HOMEJava

ORA_HOMEABAP

SAPDB(Java)ABAP SAPDB

(Java)SAPDB用

領域ABAP

ボリュームをOCFSでフォーマットGrid Infrastructure （ Oracle Clusterware ）をインストール *1回だけ

デタベスファイルを作業用領域にデータベース・ファイルを作業用領域に

バックアップ


構築手順 3/4

Blade04 Blade05RACRAC

Blade04 Blade05

OCW

OCW

RACInstanceABA002

RACInstanceABA001OCW

OCWOracle

InstanceJ

OracleInstance OCW

11g RAC

OCW

11g RAC

Java Java

ORA_HOMEJava

ORA_HOMEABAP

ORA_HOMEJava

ORA_HOMEABAP

ORA_HOMEABAP

SAPDB(Java)

SAPDB(ABAP) ABAPSAPDB

(Java)SAPDB用

領域ABAP

データベース・ファイルをリストア

RAC化

共有ORACLE_HOMEに

Oracle Softwareをインストール

RACインスタンス/データベースを起動


構築手順 4/4

Blade04 Blade05RAC RAC

OCW

RACInstanceABA001

RACInstanceABA002

RACInstance

RACInstance

OCWInstanceJAV001

InstanceABA002

11g RAC

ORA_HOMEABAP|Java

g

SAPDB(Java)

SAPDB(ABAP)

ABAP と同様の手順にて、

JavaデータベースもRAC化する


0. インストール前の事前設定

インストールを開始する前に事前設定を実施すること

ハードウェア要件とメモリの確認

ソフトウェア要件の確認

ネットワーク要件の確認

記憶域の確認と準備記憶域の確認と準備

OS グループおよびユーザの作成

環境変数の設定環境変数の設定

システム時刻の同期（W32Time、NTP、CTSS）


RACを構成する要素 – ハードウェア

サーバ（ノード）

クラスタを構成するノード

大100ノードまで拡張可能

共有ディスク領域

共有デク型クタ構成ため共有デクが必共有ディスク型クラスタ構成のため、共有ディスクが必要

ネットワーク

各ノドに2 以上のネトクイタカド（NIC）が必要各ノードに2つ以上のネットワーク・インタフェース・カード（NIC）が必要

• パブリック・ネットワーク用

• プライベート・ネットワーク（インターコネクト）用プライトネットワク（インタコネクト）用

パブリック・ネットワーク

プライベート・ネトワクネットワーク

プライベートLANにはスイッチングハブが必須


共有ディスク

プライトにはイッチングブが必須

ノード間をケーブルで直結する構成は非サポート

RACを構成する要素 – ソフトウェア

オペレーティング・システム（OS）

各ノードにRACが稼動可能なOSが必要

Grid Infrastructure11g R2よりOracle ClusterwareとASMが統合

グドホと呼ばれる単デクグリッド・ホームと呼ばれる単一ディレクトリにインストール

Oracle Database および Oracle RAC オプション

SAPから提供されるメデアを使用SAPから提供されるメディアを使用

SAP環境ではEnterprise Editionを選択

Oracle DatabaseOracle Database

Oracle ASMOracle Clusterware

Oracle Grid Infrastructure

オペレーティング・システム


RACを構成する要素 – IPアドレス

名前解決には以下のどちらかを使用

Domain Name Server（DNS）

Grid Naming Service（GNS）

各サーバに以下が必要

パブクドパブリックIPアドレス

仮想IP（VIP）アドレス

プライベートIPアドレスプライベートIPアドレス

クラスタごとに以下が必要

1つのSingle Client Access Name（SCAN）用1つのSingle Client Access Name（SCAN）用

• パブリックIPアドレスと仮想IPアドレスと同じサブネット上であること

• 可用性の観点から3つのSCAN IPアドレスを推奨

必要なIPアドレス数

2（パブリックIP+仮想IP）xノード数 + 3(SCAN IP)


RACを構成する要素 – データベース

RACで使用するすべてのファイルは共有記憶域に配置

データ・ファイル

REDOログ・ファイル

制御ファイル

サバパラメタファイル（SPFILE）サーバ・パラメータ・ファイル（SPFILE）

共有記憶域は以下から選択

ASM（SAPでは2011年に認定予定）ASM（SAPでは2011年に認定予定）

共有ファイルシステム（OCFSなど）

ネットワーク・ファイル・システム（NFS）ネットワクファイルシステム（NFS）

データ・ファイルREDOログ・

ファイル

アーカイブREDOログ・


ファイルファイル

SPFILE 制御ファイル

RACを構成する要素 – 記憶域

以下のパーティションが必要

OCR（Oracle Cluster Registory）と投票ディスク（Voting Disk）

共有Oracleホーム

データベース・ファイル

ストレージ・オプション

OCRおよび投票ディスク

Oracle Clusterwareバ

Oracle RACバイナリ

データベース・ファイル

リカバリ・ファイル

バイナリ

Oracle ASM ○ - - ○ *1 ○

Oracle ACFS - - ○ - -Oracle ACFS ○

OCFS ○ - ○ ○ ○

Direct NFS - - - ○ ○

RAWデバイス △ - - △ -

ローカル記憶域 - ○ ○ - -


*1 SAPでは2011年に認定予定

データベースの構成タイプ

管理者管理

11g R1までと同様のスタイル。RACデータベースのインスタンスが稼動するサバは固定して配置サーバは固定して配置

ポリシー管理

11g R2から追加サバ・プルとRACデタベスが紐付けられて管理11g R2から追加。サーバ・プールとRACデータベースが紐付けられて管理。RACデータベースのインスタンスが稼動するサーバは動的に変更

構成タイプ適したシステム

管理者管理・単一のデータベースを考慮するなら管理者管理でも十分UNIXサバ/ハイエンドのサバで構築するシステム・UNIXサーバ/ハイエンドのサーバで構築するシステム

・シビアなレスポンスが要求されるシステム・高トランザクションのシステム・高度な管理が要求されるシステム

SAPではこちらを推奨

・高度な管理が要求されるシステム

ポリシー管理・データセンター全体としてサーバリソースを有効活用したいシステム・低コストなIAサーバで構築するシステムシステム統合や運用の標準化を促進したいシステム


・システム統合や運用の標準化を促進したいシステム

Windows 固有の要件

ネットワーク要件

接続名は英数字を用いてすべてのノードで統一（例：public、private）

優先順位はパブリック・ネットワーク用、プライベート・ネットワーク用、未使用のアダプタの順

OSグループおよびユーザの作成OSグルプおよびユザの作成

すべてのノードで同じユーザとパスワード

• ドメインユーザを使用し、必要なローカル・グループに追加を推奨使、要追推奨

• ORA_<SID><inst_nr>_DBAとORA_<SID><inst_nr>_OPERグループ

• <sid>admユーザの環境変数

ジ修デ検機能無効レジストリ修正（メディア検出機能の無効化）

DisableDHCPMediaSenseレジストリの値を1に設定

HKEY LOCAL MACHINE¥S t ¥C tC t lS t¥S i ¥T i ¥P• HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrentControlSet¥Services¥Tcpip¥Parameters


1. Grid Infrastructureのインストール

ローカルディスクに対してOUIでインストール


2. 共有ORACLE_HOME、データ/ログボリュームをOCFSでフォーマット

DISKPARTユーティリティで拡張パーティションを作成し、論理ドライブを作成

ベシクデク（ダイナクデクは未サポト）ベーシックディスク（ダイナミックディスクは未サポート）

> DiskpartDISKPART> select disk nDISKPART> create part extDISKPART> create part log

Ocfsformatでフォーマット

タズブズSAPではクラスタサイズはブロックサイズと同じ8KB

> Ocfsformat /m H: /c 8 /v OraHome /f /a> Ocfsformat /m J: /c 8 /v sapdata_aba /f /a> Ocfsformat /m K: /c 8 /v saplog1_aba /f /a> Ocfsformat /m L: /c 8 /v saplog2_aba /f /a


3. 共有ORACLE_HOMEにOracle Softwareをインストール

OCFSでフォーマットしたボリュームに対してOUIでインストール


4. データベース・ファイルをリストア

退避しておいたデータ・ベースファイルをリストア

コピー&ペーストでOK


5. Oracle Parameter 調整 1/3RAC化するために以下を設定

ノード毎にUNDO表領域を作成

SQL> create undo tablespace PSAPUNDO_001 datafile ‘j:¥oracle¥ABA¥sapdata1¥undo_1¥UNDO_001.DATA1’ size 5000m reuse;SQL> create ・・・

ノード毎にREDOログを作成

SQL create

ノド毎にREDOログを作成

• インスタンス毎に独自のスレッドと独自のREDOログを使用

SQL> alter database add logfile thread 1 group 11 (k:¥oracle¥ABA¥SQL> alter database add logfile thread 1 group 11 (k:¥oracle¥ABA¥origlogA¥log_g11m1t1.dbf’,’l:¥oracle¥ABA¥mirrlogA¥log_g11m2t1.dbf’) Size 200M reuse;SQL> alter ・・・SQL alter

SQL> alter database enable public thread 1;SQL> alter ・・・


5. Oracle Parameter 調整 2/3RAC化するために以下を設定

パラメータ例（init.ora）

パラメータ値

db_domain WORLDl t d t b TRUEcluster_database TRUE

local_listener <node-vip.domain>:1521remote listener <SACN-vip.domain>:1521

ABA001.instance_number = 001ABA002.instance_number = 002

remote_listener SACN vip.domain :1521

ABA001.thread = 001ABA002.thread = 002ABA001.instance_name = ABA001ABA002 i t ABA002ABA002.instance_name = ABA002ABA001.serivice_names = ‘ABA’, ‘ABA001’・・・* d t t


*.undo_management = autoABA001.undo_tablespace = PSAPUNDO001

5. Oracle Parameter 調整 3/3OradimでOracle Serviceの再作成

> Oradim delete sid ABA> Oradim –delete sid ABA> Oradim –new sid ABA001

旧ORACLE_HOMEから新ORACLE_HOMEへコピー

init<SID>.ora => init<SID><inst_nr>.orainit<SID>.sap => init<SID><inst_nr>.sapSPFILE.ORA => SPFILE<inst_nr>.ORA

環境変数ORACLE_SIDを修正

<SID> => <SID><inst_nr>


6. Grid Infrastructureの構成

クラスタ・データベース構成情報の追加

> srvctl add database –d ABA –o H:¥oracle¥ABA¥112 64 –r PRIMARY_-y AUTOMATIC –s open –t NORMAL –p H:¥oracle¥ABA¥112_64¥database¥SPFILEABA.ORA –m WORLD

クラスタ・データベース構成に対するインスタンスの追加

> srvctl add instance d ABA i ABA001 n blade04> srvctl add instance –d ABA –i ABA001 –n blade04> srvctl add instance –d ABA –i ABA002 –n blade05

クラスタ・データベース構成に対するサービスの追加

> srvctl add service –d ABA –s ABA_D01_blade04 –r ABA001-a ABA002 –P BASIC –y AUTOMATIC –q true –j long –e SELECT-m BASIC –z 3 –w 5> srvctl add service ・・・


7. SAP Parameter 調整 1/3sqlnet.oraに以下を追加（sapmnt¥<SID>¥SYS¥profile¥oracle）

NAMES.DIRECTORY_PATH = (EZCONNECT, TNSNAMES)

<sid>admユーザの環境変数の修正（SAPが稼動するサーバ）

dbs_ora_tnsname = <SID> を削除

SAPインスタンスプロファイルに以下を追加

dbs/ora/tnsname = <SCAN名>/<Service名>.WORLD

SAPスタートプロファイルに以下を追加

EZCONNECT = <SCAN名>/<Service名>.WORLDdbs_ora_tnsname = $(EZCONNECT)


7. SAP Parameter 調整 2/3WebAS Javaの場合、更に以下を修正

ConfigtoolからSecure Storeにある jdbc/pool/<SID>/Url を

jdbc:oracle:thin@<SCAN名>:1521/<Service名>.WORLD


7. SAP Parameter 調整 3/3BR*ToolsがRAC環境で使えるようにinit<SID>.sapの以下を修正

parallel_instances = (ABA001:H:¥oracle¥ABA¥112_64@blade-cluster-scan fj ora local/ABA001 ABA002:H:¥oracle¥ABA¥112 [email protected]/ABA001, ABA002:H:¥oracle¥ABA¥[email protected]/ABA002)db_services = yes


Single Client Access Name (SCAN)クラスタへアクセスする際の単一のエイリアス

クライアント/サーバの接続設定の手間や複雑さを排除

フェイルオーバーやロードバランシング機能の設定

ノード追加 / 削除時の設定変更

ポリシーベース管理に対応した接続

サービスがどの物理サーバーに配置されても同じ設定で接続可能

より大規模なクラタの接続に対応可能より大規模なクラスタへの接続に対応可能

接続に必要な情報 (従来)

SCAN が各サービスへの接続を自動的にリダイレクト

VIP1 VIP2 VIP3接続時フェイルオーバーもしくは、

グ CRM

N

• VIP1, VIP2, VIP3

• ポート番号

• サービス名

ロード・バランシング機能を利用する場合は、VIP を複数指定

常に同じ設定で接続可能

接続に必要な情報 (RAC 11g R2) SCA

N

ERP

• SCAN 名

常に同じ設定で接続可能


BI HR• ポート番号

• サービス名

SCAN の構成

SCAN 名に対する3個の IP アドレスを DNS もしくは、Grid Naming Service (GNS) に登録が必要

SC 名前解決個ドを返しますSCAN の名前解決で 3個の IP アドレスを返します

返る IP アドレスの順番は、DNS ラウンドロビンに依存

SCAN 名 : blade-scan fj-ora localSCAN の名前解決

例： (blade-scan.fj-ora.local)

SCAN 名 : blade-scan.fj-ora.local+ SCAN VIP1 : xxx.xxx.xxx.100+ SCAN VIP2 : xxx.xxx.xxx.101

DNS サーバ

+ SCAN VIP3 : xxx.xxx.xxx.102

* SCAN 名から登録済みの IP アドレスを返すIP アドレスの取得

102xxx.xxx.xxx.102xxx.xxx.xxx.100xxx.xxx.xxx.101

• SCAN 名

• ポート番号

• サービス名

42

サス名


SAPからRACデータベースの見せ方

SAPインスタンスとServiceを1対1で紐づける

宛先はEZCONNECT（sqlplus /@<SCAN名>:1521/<Service>）

DNSEZCONNECT

SAP Instance

DNS=<SCAN名>/<Service名>

SCANscanname.domain

ServiceABA D01 bl d 03

ServiceABA DVEBGMS01

InstanceABA001

InstanceABA002RAC Database

ABA_D01_blade03ABA_DVEBGMS01_xx


ABA001 ABA002

Grid Infrastructure

C atabaseABA

障害時の動作

Serviceが別のノードにフェールオーバー

Cache Fusion メカニズムによりトランザクションロスはなし

SAP側は変更不要

DNSEZCONNECT

SAP Instance

DNS=<SCAN名>/<Service名>

SCANscanname.domain

ServiceABA D01 bl d 03

ServiceABA_D01_blade03

InstanceABA001

InstanceABA002RAC Database

ABA_D01_blade03Service

ABA_DVEBGMS01_xx

_ _


ABA001 ABA002

Grid Infrastructure

C atabaseABA

データベースの起動と停止

Srvctlを使用

Startsapコマンド、SAPMMCは不可

SQL*Plus、BR*Toolsは非推奨

> srvctl start database d ABA> srvctl start database –d ABA

> srvctl stop instance –d ABA –i ABA001

> ・・・


BR*ToolsRACインスタンスを正しく認識


Tr-cd: DBACOCKPITSAPGUIからもRACノードを正しく認識


DBA Planning CalendarBR*Toolsとの連携


SAP Dialog Instanceの追加手順

1. 新しくインストールするDIと対をなすServiceを作成

> srvctl add service –d ABA –s ABA D01 blade04 –r ABA001> srvctl add service d ABA s ABA_D01_blade04 r ABA001-a ABA002 –P BASIC –y AUTOMATIC –q true –j long –e SELECT-m BASIC –z 3 –w 5

2. 通常通りsapinstでDIをインストール

3. 後のStart dialog instance フェーズでエラーが発生

4. 以下の2箇所を修正し、sapinstをリトライ

<sid>admユーザの環境変数 dbs ora tnsname を削除<sid>admユザの環境変数 dbs_ora_tnsname を削除

インスタンスプロファイル、スタートプロファイルをEZCONNECTの書式に


Next Step…Oracle 11.2のSAP新規インストールサポート

2010/Q4予定

ASM/ACFSのSAPサポート

2011/Q1予定

Large SystemO l RAC

11gへ直接マイグレション

Oracle RACLow-cost System！

11gへ直接マイグレーションO2O, TTS …

Grid InfrastructureASM


Clusterware

Oracle ASM 概要

ディスク構成を仮想化する Oracle Database の機能

Oracle Database 10g より実装

全てのサーバでファイルの共有が可能

物理ファイルの管理を簡易化

サバサーバ

オンラインでディスクの追加・削除が可能ASM による管理

ストレージ

ファイルの重要度

の追加削除が可能ASM による管理

構成変更時に自動でデータを再配置

ファイルの重要度にあわせて多重化


ASM による全体適化機能

ストライピングデクグプ内全デクを

表A 表B 索引 Tmpディスク・グループ内の、全てのディスクを使用する（ホットスポットが発生しない）⇒ 性能の適化

表A 表B 索引 p

ミラーリング対障害性のためにファイルの種類に応じ

ファイル２１４３

対障害性のためにファイルの種類に応じてデータを多重化（レベルの選択が可能）⇒可用性を担保

１２３４

３（ミラー）１（ミラー）２（ミラー）４（ミラー）

動的リバランシングデスクの追加/削除時に自動的にフイル+ ディスクの追加/削除時に自動的にファイルを再配置し、適な構成を維持⇒拡張性を担保削除

+- 追加REBALANCE


RAC for SAPに関する参考情報

SAP NOTES527843 - SAP 環境での Oracle RAC サポート

581320 - FAQ: Oracle Real Application Cluster (RAC)905359 - Oracle RAC データベースでの BR* ツールの使用

SAP Developer NetworkSAP O l R l A li ti Cl t (RAC)SAP on Oracle Real Application Clusters (RAC)http://www.sdn.sap.com/irj/sdn/ora?rid=/webcontent/uuid/e9071e42-0d01-0010-4bae-dafd2e524b57• Configuration of SAP NetWeaver for Oracle Grid Infrastructure 11.2 with

Oracle Real Application Clusters 11g Release 2 • Providing High Availability for SAP Resources with Oracle Clusterware 11• Providing High Availability for SAP Resources with Oracle Clusterware 11

Release 2




まとめ


Oracle RAC for SAPとは

高い可用性と拡張性を両立しつつ、コストを削減

止まらない

• 計画外停止に対する可用性向上

• ローリングアップデートによるメンテナンスダウンタイム削減

容易に拡張容易に拡張

• 小さく入れて、大きく育てる（初期コストの削減）

• 安価なIAサーバで大きいリソースを実現

リソースの有効活用

• 待機用途のサーバが不要

• 11g R2からは複数のデータベースを集約・統合• 11g R2からは複数のデータベースを集約・統合

• 運用コストの削減

RAC for SAPの構築は理解すれば簡単

SAP側はプロファイルパラメータを少しいじるだけ

BR*Tools、DBACOCKPITもRAC対応済み


後に

Oracle RAC for SAP を正しく運用するためのポイント

構築 *本日お話した内容

管理

• パフォーマンス・チューニング

• ワークロード管理• ワクロド管理

• バックアップとリカバリ

• 構成変更（ノードの追加と削除）

Oracle RAC for SAP については

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Oracle RAC(Real Application Clusters)の活用 for SAPでサポートされるファイルシステムはOCFSのみ • ただし 、 SAPインストールは OCFS上にダイレクトは不可

Oracle RAC(Real Application Clusters)の活用 for SAPでサポートされるファイルシステムはOCFSのみ • ただし、 SAPインストールは OCFS上にダイレクトは不可