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PDFServer V2.1MR1 ユーザーズマニュアル スタンダード版

PDFServer Ver.2.1 MR1 スタンダード版 ユーザーズマニュアル...「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル 3 はじめに 「PDFServer V2.1 MR1」は、可能な限りどなたでも簡単に操作できるようにデザ

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  • PDFServer V2.1MR1ユーザーズマニュアル

    スタンダード版

  • 著作権について 本書とソフトウェア、及びそれらに記載されている内容は、著作権法によって保護されています。本書の内容の一部、または全部をアンテナハウス株式会社の書面による

    許可なく、複製、送信、情報検索のために保存すること、日本語以外の言語に翻訳する

    ことを禁じます。

    Adobe、Acrobat、および Distillerは、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ

    社)の米国ならびに他の国における商標または登録商標です。

    Microsoft、Windows、PowerPoint、およびVisioは米国Microsoft Corporationの米国お

    よびその他に国における登録商標または商標です。

    その他の会社名、製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。

    製品の保証について ユーザーが、本ソフトウェア、及びマニュアルを使用することによって生じた、または使用できないことによって生じたすべての損害について、アンテナハウス株式会社、

    またはその代理人が有形または無形の責任を負うことは一切ありません。

    一般的な注意事項 本書で使用している図版は、それぞれ典型的な例であり、実際にソフトウェアを利用している最中の画面、または実物と必ずしも一致しない場合があります。

    あらかじめご了承ください。

    本書、及びソフトウェアに記載されている事項は、将来改良の為、予告なく変更される

    事があります。

    All Rights Reserved ©2009-2010 アンテナハウス株式会社

    パナソニック ソリューションテクノロジー統合文書認識カラーライブラリ

    All Rights Reserved, ©1995-2000 パナソニック コミュニケーションズ株式会社

    2001-2009 パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社

  • 目次 マニュアルの使い方....................................................................... 1マニュアルの構成........................................................................................... 1

    はじめに........................................................................................... 3パッケージ内容の確認................................................................................... 3ユーザーサポートについて........................................................................... 3PDFServer V2.1 MR1 を利用するために必要なシステム........................ 4

    PDFServer について....................................................................... 5PDFServer V2.1 MR1 の概要......................................................................... 5

    PDFServer のタスク設定............................................................... 7各フォルダの作成........................................................................................... 8作成するフォルダ................................................................................................... 8PDFServer が出力することができるファイル形式.......................................... 9

    PDFServer を起動する.................................................................................10タスクの設定.................................................................................................11タスク設定ウィザードを用いる.........................................................................12タスク名の設定...............................................................................................13監視フォルダと入力ファイルの設定..........................................................14PDFServer の稼働時間とファイル検索数の設定......................................15失敗時のファイル設定 ..................................................................................16Excel 出力の設定 ............................................................................................17OCR・分割・結合の設定...............................................................................18ファイル出力の設定 ......................................................................................19PDF の基本設定 ..............................................................................................20PDF のヘッダ・フッタ設定..........................................................................21PDF のウォータマーク設定..........................................................................22設定完了...........................................................................................................24

    タスク設定ダイアログを用いる.........................................................................25PDFServer ver.1.x のタスクの取り込み.....................................................26タスク基本情報の設定 ..................................................................................27入力設定...........................................................................................................28出力設定...........................................................................................................31PDF 変換設定 ..................................................................................................32文書情報設定...................................................................................................35ヘッダ・フッタ設定 ......................................................................................36テキストウォーターマーク設定..................................................................37イメージウォータマーク設定......................................................................38

    PDFServer の共通設定.................................................................................40

    PDFServer の運用.........................................................................43コントロールパネルウィンドウ.................................................................43PDFServer のイベントログ.........................................................................46

    トラブルシューティング.............................................................47

  • 付録 .................................................................................................53ヘッダ/フッタに設定できる特殊文字 ....................................................53日付のフォーマットオプションについて........................................................54時刻のフォーマットオプションについて........................................................54

    PDFServer の対応画像形式について.........................................................55

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 1 ̶

    マニュアルの使い方 本マニュアルは、「PDFServer V2.1 MR1」の使用方法について解説しています。本マニュアルは、本製品をお使いになるユーザーが、ご利用のWindowsオペレーティ

    ングシステムに関する最低限の操作方法(マウスの操作方法等)や用語(クリック、ド

    ラッグ、フォルダ等)を既に修得/理解されていることを前提に作成されています。

    そのため、Windowsオペレーティングシステムの使用方法についての説明は、すべて

    省略されています。

    Windowsオペレーティングシステムの使用方法について詳しくは、それぞれのマニュ

    アル、関連書籍等を参照してください。

    マニュアルの構成本マニュアルは、以下の様に構成されております。

    はじめに

    ユーザー登録やユーザーサポートなど、本製品を利用される前に理解していただ

    きたいことについて説明します。

    PDFServerについて

    PDFServerの製品概要について説明します。

    PDFServerの設定

    PDFServerの機能と基本的な設定について説明します。

    PDFServerの運用

    メイン画面の説明や操作方法と、オプションの設定やツールの利用法などの説明

    します。

    トラブルシューティング

    PDFServerの設定時や作動時に、設定ミスにより発生しうるトラブルとその解決法

    をまとめました。設定や動作がうまくいかない場合は、まずこちらをご覧下さい。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 2 ̶

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 3 ̶

    はじめに 「PDFServer V2.1 MR1」は、可能な限りどなたでも簡単に操作できるようにデザインされていますが、効果的にご利用いただくためにも、使用する前に本マニュ

    アルを良くお読みください。

    パッケージ内容の確認「PDFServer V2.1 MR1」パッケージには、以下に示すアイテムが含まれています。

    欠けている場合には、ご購入先の担当営業へご連絡ください。

    ・PDFServer V2.1 MR1 インストレーション CD-ROM

    ・ライセンス証書

    ・保守契約に関する書類

    注意: 本製品のマニュアルは、PDFファイルとしてCD-ROM上に保存されており、製本されたマニュアルは、パッケージに含まれておりません。必要に応じてプリンタで印刷するなどしてご利用ください。

    ユーザーサポートについてお客さまが、製品のユーザーサポートを受けるためには、弊社との間で「保守契約」

    を締結していただく必要があります。製品に添付されている保守契約に関する書

    類をご確認ください。(製品購入から 1年間は、無償で保守サービスを提供してお

    ります。)

    ご不明な点については、購入先代理店の担当者にお問い合わせください。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 4 ̶

    PDFServer V2.1 MR1を利用するために必要なシステムPDFServer V2.1 MR1を利用するためには、以下に示すコンピュータシステムが必

    要です。ソフトウエアをインストールする前にお使いのコンピュータシステムが以

    下に示す条件を満たしていることを確認してください。

    オペレーティングシステム(OS)

    Microsoft Windows XP Professional (SP1)

    Microsoft Windows Vista

    Microsoft Windows 7

    Microsoft Windows Server 2003

    Microsoft Windows Server 2003 R2

    Microsoft Windows Server 2008

    Microsoft Windows Server 2008 R2 (すべて日本語版)

    注意: 64bit版のWindows XP Professional/Windows Vistaを利用する場合には、SP1以降が必要です。

    Microsoft .Net Framework

    Microsoft .Net Framework 3.5 SP1

    Microsoft .Net Framework 3.5 日本語 Language Pack SP1

    注意: Microsoft .Net Frameworkインストール後、必ずWindows Updateを適用して最新の状態に更新してください。

    Microsoft Office(Microsoft Excel/PowerPoint/Word)、Visio

    Microsoft Office 2007 (SP2)

    Microsoft Visio 2007 (SP2) (すべて日本語版)

    注意: PDFServerを用いてMicrosoft Office文書/Visio文書をPDFファイルに変換する場合には、上記のMicrosoft Office製品をインストールする必要があります。

    ハードディスク

    1GB以上(システムに350MB以上、データ変換/保存のために2GB以上を推奨)

    注意: 上記ディスク容量には、PDFServerが作成するPDFファイルなどの容量は含みません。

    CD-ROMドライブ/アダプタ

    上記コンピュータでの完全に動作が保証されているCD-ROMドライブ

    メモリ

    上記OSが必要とする最低メモリに加えて「PDFServer」用に512MB以上のメモリ

    (1GB以上を推奨)

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 5 ̶

    PDFServer について

    PDFServer V2.1 MR1の概要「PDFServer」は、ローカルディスクまたはネットワーク上のフォルダを定期的に

    監視し、

    ・ 取得した画像ファイル/画像だけがページ上に存在する PDF ファイルを対象

    にOCR(Optical Character Reader:光学文字読み取り)処理を施し、得られ

    たテキストを埋め込んだ PDF ファイルを生成/テキストファイルを出力

    ・ 取得したMicorosoft Office 文書(Excel/PowerPoint/Word)文書、Microsoft

    Visio 文書、TEXT ファイルを PDF ファイルに変換

    ・ 取得/生成した PDF ファイルの編集/加工

    を行う、ファイル変換サーバアプリケーションです。

    「PDFServer」を利用すると:

    画像ファイル (JPEG/JPEG2000/PNG/Multi-TIFF/TIFF/Windows BMP)

    ページ上に画像だけを持つPDFファイル

    を対象に画像ファイルの場合には、PDF ファイルに変換した後、PDF ファイルの

    場合には、ページから画像を抽出し、画像についてOCR 処理を行い、その結果抽

    出したテキストを

    1. PDFファイルのテキストのイメージに合わせて埋め込む

    2. テキストファイルとして出力する

    ことなどができます。

    また、Microsoft Word、Excel、PowerPoint、Visioの文書ファイル(拡張子 ".doc"、

    ".docx"、".xls"、".xlsx"、".ppt"、".pptx"、".vsd")および TEXTファイル(拡張子 ".txt")

    についても PDF ファイルに変換することができます。

    上記の処理を監視タスクという一つの処理設定として、複数の監視タスクを実行

    することが可能です。

    注意:OCR処理は、画像ファイルとページ上に画像だけを持つPDFファイルを対象に行います。

    これら以外の形式のファイルについては、OCR 処理を行いません。

    MEMO:プロフェッショナル版の場合には、「アプリケーション変換設定」画面で登録した拡張子の文書ファイルをPDFファイルに変換することが出来ます。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 6 ̶

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 7 ̶

    PDFServer のタスク設定

    「PDFServer」を運用するには、一つ以上の「タスク」と呼ぶ一連の作業処理を行

    うための設定を登録します。登録されたタスクを実行することにより、監視フォ

    ルダへアップロードされた画像ファイルまたはMicrosoft Officeファイルに対して、

    タスク毎の設定に基づいた処理を定期的に行い、出力先フォルダに出力します。

    監視フォルダ(入力フォルダ)とは、PDFServer によって処理する対象となるファ

    イル(画像ファイル、Microsoft Office ファイル等)を保存するディレクトリです。

    このディレクトリはタスクに設定されたスケジュールに基づき定期的に PDFServer

    によって監視され、タスク設定にしたがって処理されます。出力先フォルダは、

    出力するファイルの種類毎に指定することができます。

    PDFServer

    監視フォルダ(入力フォルダ)

    出力先

    JPEG,TIFF,BMP,PDF(イメージのみ)など

    画像ファイルPDF出力フォルダ

    テキスト出力フォルダ

    TIFF出力フォルダ

    OCR処理したPDF

    PDFから抽出したOCRテキスト

    PDFから抽出したTIFF画像

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 8 ̶

    各フォルダの作成タスクの設定にあたり監視対象とするフォルダを、あらかじめ作成します。監視フォ

    ルダ(入力フォルダ)、および各ファイルの出力先フォルダはWindows共有が可能な

    フォルダであれば、PDFServerがインストールされているコンピュータである必要は

    ありません。必要に応じて以下のフォルダを作成して下さい。(名称は任意でご指定下

    さい。)

    作成するフォルダ

    監視フォルダ ...............一つのタスクにつき監視フォルダ(入力フォルダ)を一つ指定で

    きます。(必須)

    出力先フォルダ...........PDFServerの処理によって出力されるファイルの保存先フォル

    ダです。出力されるファイルは設定により異なります。各ファイ

    ル形式ごとに出力先を指定できますので、必要に応じて作成し

    て下さい。なお、PDFServerが出力することができるファイル形

    式については、事項を参照してください。

    移動先フォルダ...........処理に失敗した場合の元ファイルの移動先を指定できます。

    (設定により処理済ファイルを移動せず、削除することもできま

    す。その場合は移動先フォルダは必要ありません)

    MEMO:処理に成功した元ファイルは、ごみ箱に移動されることなく、削除されます。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 9 ̶

    PDFServerが出力することができるファイル形式

    PDFServerが出力することができるファイルは次の通りです。

    PDFファイル ................画像ファイル、MS Officeファイルから生成されたPDFファイル、

    またはオリジナルがPDFであったファイルです。画像ファイルの

    OCR処理を行った場合、OCR処理によって得られたテキストが

    埋め込まれます。

    TIFFファイル................画像ファイルをTIFFファイルに変換して出力します。

    入力ファイルがPDFファイルの場合には、それぞれのページを

    TIFFファイルに変換して出力することが可能ですが、この処理

    は非常に大量のメモリを要求する負荷が大きなもので、完了す

    るまでに長時間を要したり、対象となるPDFファイルのページの

    内容の複雑さによっては、メモリ不足が発生し、処理を正常に完

    了できないこともあります。このことを理解した上でご利用く

    ださい。

    テキストファイル ......画像ファイルをOCR処理した際に得られたテキストと、PDFファ

    イルに設定されている文書情報をテキストファイルとして出力

    します。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 10 ̶

    PDFServerを起動するデスクトップに作成されているショートカット「PDFServer v2.1」をダブルクリック

    「PDFServer V2.1 コントロールパネル」を起動します。

    PDFServer v2.1のショートカットアイコン

    注意: 「PDFServer V2.1 コントロールパネル」は、PDFServerサービスの状況確認/設定を行うためのアプリケーションソフトウェアであり、Windowsのコントロールパネルではありません。

    製品インストール直後の状態の場合には、PDFServerのサービスは停止しており、タス

    クは全く登録されていません。

    PDFServer V2.1コントロールパネルウィンドウ

    1PDFServerステータスエリア

    このエリアのボタンを使ってPDFServerサービスの開始/終了

    を行うとともにその稼働状況を示します。

    2操作ボタン ...............このエリアのボタンを使って「タスク設定」ダイアログを表示し

    てタスクの追加/削除/編集や、PDFServerの共通設定を行う

    「共通設定」ダイアログを表示します。

    3タスクリスト...........このエリアに登録されているタスクの情報がリスト表示されます。

    また、リスト下のボタンを使ってタスクリストに登録されてい

    るタスクの開始/停止を行います。

    4タスク状況リスト..このエリアに処理中のファイルについての情報が表示されます。

    5製品情報ボタン ......このボタンをクリックするとバージョン番号、ライセンスの有効

    期限、シリアル番号など、製品情報を示すアバウトダイアログを

    表示します。

    21

    3

    4

    5

    アバウトダイアログ

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 11 ̶

    タスクの設定「タスク追加...」ボタンをクリックして表示されるコンテキストメニューを使って、タ

    スク設定方法を選択します。設定方法には、次の2通りの方法を用意しています。

    ウィザード形式で設定する

    表示される質問に順番に答えることによってタスク設定を行う、「タスク設定ウィ

    ザード」ダイアログを用いてタスク設定を行います。

    メニュー形式で設定する

    タスク設定ダイアログを表示し、必要な設定を行います。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 12 ̶

    タスク設定ウィザードを用いる

    「タスク追加...」ボタンをクリックして表示されるコンテキストメニューから「ウィ

    ザード形式で設定する」を選択して、「タスク設定ウィザード」ダイアログを開きます。

    このダイアログに表示される問いに順に回答することでタスクを設定します。

    タスク設定ウィザードダイアログ

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 13 ̶

    タスク名の設定

    まず、タスク名をダイアログのフィールドに入力します。

    タスク名設定画面

    注意: 既に存在するタスクの名前と同じタスク名を設定することはできません。

    適当なタスク名を入力した後、「次へ >>」ボタンをクリックして先に進めます。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 14 ̶

    監視フォルダと入力ファイルの設定

    次に監視対象となるフォルダと、処理対象となるファイルの種類を選択します。

    監視フォルダ・入力ファイル設定画面

    1. 「監視フォルダ」フィールドに対象となるフォルダのフルパスを直接入力するか、

    フィールド右にある「参照...」ボタンをクリックして表示される「フォルダの参照」

    ダイアログを用いて監視フォルダを指定します。

    2. 入力エリアに用意されているチェックボックスにチェックマークを付けて処理対

    象となるファイル形式を選択します。PDFServerは、以下にあげる形式のファイル

    を対象として処理します。

    ファイル形式 拡張子 備考BMP .bmp ※TIFF .tif ※JPEG .jpg ※JPEG2000 .j2k

    .jp2

    PNG .png ※PDF .pdf ・ Acrobat 9.x で追加された機能(256-bit AES

    による暗号化、PDFポートフォリオなど)が使用されているPDFファイルには対応していません。

    TEXT .txtMicrosoft Word※ .doc

    .docx

    Microsoft Office 2007対応

    Microsoft Excel※ .xls

    .xlsx

    Microsoft Office 2007対応

    Microsoft PowerPoint※ .ppt

    .pptx

    Microsoft Office 2007対応

    Microsoft Visio※ .vsd Microsoft Visio 2007対応

    なお、初期状態では、"PDF"だけが選択されています。

    注意: PDFServerを使用するコンピュータにPDF生成仮想プリンタドライバ「Antenna House PDF Driver 4.1」とMicrosoft Wordなどのソフトウェアがインストールされていなければ、ソフトウェアに対応するチェックボックスを利用することはできません。

    ※ 対応画像ファイルの詳細な情報については、巻末付録「PDFServerの対応画像形式について」を参照してください。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 15 ̶

    PDFServerの稼働時間とファイル検索数の設定

    次に監視フォルダをチェックするタイミングと、一度に検索するファイル数の設定を

    行います。

    稼働時間・ファイル検索数の設定画面

    1. 監視スケジュールを次のいずれかから選択し、インターバル、開始・終了時刻など

    を設定します。

    一定間隔で入力ファイルを監視して変換します。

    指定した一定のインターバル(秒/分/時間)でタスクを実行します。指定

    可能な値の範囲は、1~9999で、初期状態では、“60秒”に設定されています。

    決まった時刻の範囲内だけ一定間隔で入力ファイルを監視して変換します。

    開始時刻と終了時刻を指定し、その間、指定したインターバルでタスクを

    実行します。開始時刻と終了時刻、インターバル(秒/分/時間)を指定しま

    す。時刻は、24時間表記、指定可能な値の範囲は、1~9999です。初期状態で

    は、9:00:00~18:00:00の間を、60秒おきにタスクを実行するように設定さ

    れています。

    1日のうち、指定した時刻に一度だけ入力ファイルを監視して変換します。

    一日に一度、指定した時刻にタスクを実行します。

    タスクの実行時刻を指定して下さい。時刻は、24時間表記で指定します。初

    期状態では、9:00:00に実行する様に設定されています。

    2. 次に一回の監視フォルダの内容チェック処理で新たにキューに処理対象として登

    録される最大ファイル数を指定します。

    設定可能な値の範囲は、1~999999で、初期状態には、“100”が設定されています。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 16 ̶

    失敗時のファイル設定

    次にPDFServerによる処理中にエラーが発生するなどしてファイルの出力に失敗した

    入力ファイルの取り扱いについての設定を行います。

    注意: 処理に成功した場合には、入力ファイルは削除されます。

    失敗時のファイル設定画面

    1. 処理に失敗した時の入力ファイルの取り扱い方法を次のいずれかから選択します。

    ファイルを削除します。

    処理に失敗した対象ファイルを「ごみ箱」に移動することなく削除します。

    指定したフォルダにファイルを移動します。

    処理に失敗した入力ファイルの移動先フォルダのフルパスをフィールドに直

    接入力するか、フィールド右にある「参照...」ボタンをクリックして表示される

    「フォルダの参照」ダイアログを用いて設定します。

    移動先フォルダパスの入力例 C:¥PDFServer¥失敗フォルダ

    注意: このオプションを選択する場合には必ず移動先フォルダを指定しなければなりません。

    2. また、このオプションを選択した場合には、移動先フォルダに入力ファイルと同じ

    名前のファイルが存在したときの取り扱いについて「移動先に同じ名前のファイ

    ルが存在した場合の処理」エリアのラジオボタンを使って設定します。

    移動先に同じ名前のファイルが存在した場合の処理

    入力ファイルを上書きします。以前の内容は失われますので注意してください。

    そのまま上書き保存します。先に存在していた同じ名称のファイルは

    失われてしまいます。

    入力ファイルを移動せずに削除します。

    上書き保存せず、移動対象となるファイルを削除します。

    その結果、既に存在していたファイルは保持され、処理に失敗した入力

    ファイルが失われてしまいます。

    拡張子の前に「_数字」を付けて保存します。

    ファイル名の「.拡張子」の直前に「(数字)」(数字は1から始まる連続する

    整数)を付加した別名のファイルとして保存します。

    例: サンプル.jpg、サンプル(1).jpg、サンプル(2).jpg、・・・・

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 17 ̶

    Excel出力の設定

    Microsoft Excelの文書ファイルをPDFファイルに変換して出力するときのシートの取

    り扱いについての設定を行います。

    Excel出力の設定画面

    注意: この設定画面は、入力ファイルとして「Microsoft Excel」を選択した場合にだけ表示されます。

    1. Excelファイルのワークシートの取り扱い方法を次のいずれかから選択します。

    アクティブシート(開いたときに表示されるシート)のみPDFファイルに変換する。

    Excelのファイルを開いたときに表示されるシートだけをPDFファイルに変換

    して出力します。アクティブシート以外は、出力されません。初期状態では、こ

    のオプションが選択されています。

    すべてのシートを1つのPDFファイルに変換する。

    Excelファイルに含まれるすべてのシートを出力し、1つのPDFファイルに束

    ねて出力します。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 18 ̶

    OCR・分割・結合の設定

    次にOCRとファイルの分割/結合についての設定を行います。

    OCR・分割・結合設定画面

    1. BMP/JPEG/TIFFなどの画像ファイルをOCR処理する場合には、「OCR実行」エリ

    アのラジオボタン「実行する」を選択します。

    注意: 入力ファイルとしてBMP/JPEG/TIFFなどの画像ファイルが選択されていない場合には、「OCR実行」エリアのラジオボタンを利用することができません。

    2. 複数のページで構成されるTIFF(Multi-TIFF)ファイル、またはPDFファイルをペー

    ジごとに分割したTIFF/PDFファイルとして出力する場合には、「ファイル分割の

    実行」エリアのラジオボタン「実行する」を選択します。

    注意: 入力ファイルとしてTIFFまたはPDFが選択されていない場合には、「ファイル分割の実行」エリアのラジオボタンを利用することができません。また、ファイル分割とファイル結合を同時に行うことはできません。

    ファイル分割を行う場合、出力するファイルの名前は、処理対象となるファイルの名前に「_(アンダースコア)+ページ番号+d」を追加したものとなります。

    例: sample_1d.pdf、sample_2d.pdf、sample_3d.pdf・・・

    "d"は、ファイル分割処理されたファイルであることを示すための文

    字です。

    3. 出力されるPDFファイルを結合する場合には、「ファイル結合の実行」エリアのラ

    ジオボタン「実行する」を選択します。

    注意: ファイル結合とファイル分割を同時に行うことはできません。

    MEMO:1ページしか持たないTIFF/PDFファイルを分割処理することはできません。

    分割処理が設定されているタスクによって1ページしか持たないTIFF/PDFファイルを処理しても、出力されるファイル名に「_(アンダースコア)+ページ番号+d」は追加しません。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 19 ̶

    ファイル出力の設定

    次にPDFServerの処理によって出力するファイルとその出力先フォルダの設定を行い

    ます。

    ファイル出力の設定画面

    出力するファイルの種類のチェックボックスにチェックマークを付けた後、フィール

    ドにフルパスを直接入力するか、フィールド右にある「参照...」ボタンをクリックして

    表示される「フォルダの参照」ダイアログを用いて、ファイルの保存先フォルダを指定

    します。

    なお、PDFServerが、出力可能なファイルの種類は以下の通りです。

    PDF ........................................監視フォルダに登録された処理対象ファイルから作成され

    たPDFファイルを出力します。OCR処理を行う場合、OCR処理

    によって得られたテキストが埋め込まれたPDFファイルが

    出力されます。

    TIFF ........................................入力ファイルをTIFFファイルに変換して出力します。

    入力ファイルが画像ファイル以外の場合、一旦PDFファイル

    に変換した後、PDFファイルのそれぞれのページをTIFFファ

    イルに変換して出力します。この処理は非常に大量のメモリ

    を要求する負荷が大きなもので、完了するまでに長時間を要

    したり、対象となるPDFファイルのページの内容の複雑さに

    よっては、メモリ不足が発生し、処理を正常に完了できない

    こともあります。このことを理解した上でご利用ください。

    テキストファイル ............画像ファイルをOCR処理した際に得られたテキストと、PDF

    ファイルに設定されている文書情報をテキストファイルと

    して出力します。

    注意: チェックボックスにチェックマークを付けた場合には、必ず保存先フォルダを指定しなければなりません。また、入力フォルダと異なり、同じフォルダを出力先フォルダに設定することができます。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 20 ̶

    PDFの基本設定

    出力するPDFファイルについての基本的な設定を行います。

    PDFの基本設定画面

    注意: この設定画面は、出力ファイルとして「PDF」を選択した場合にだけ表示されます。

    1. 出力するPDFのバージョンを設定します。

    PDFServerが出力するPDFのバージョンをコンボボックス「PDFファイルのバー

    ジョンを設定」を用いて設定します。設定可能なPDFのファイルバージョンは以下

    の通りです。初期状態では「1.3(Acrobat 4.x)」に設定されています。

    1.7(Acrobat 8.x)1.6(Acrobat 7.x)1.5(Acrobat 6.x)1.4(Acrobat 5.x)1.3(Acrobat 4.x)

    2. 高圧縮PDFファイルとして出力するか否かについての設定を行います。

    カラー画像及び、グレースケール画像をPDFファイルに変換する際に高圧縮PDF

    で出力する場合、チェックボックス「カラー画像を高圧縮PDFで出力します。」に

    チェックマークを付けます。

    3. 出力されたPDFファイルをPDF閲覧ソフトで開いたときの状態を設定します。

    開いたときに特定の状態にしたい場合には、チェックボックス「PDFファイルを閲

    覧ソフトで開いたときの状態を設定する」にチェックマークを付けた後、コンボ

    ボックスで表示する状態を設定します。設定できる状態は、次の通りです。

    ページのみ ..........................文書ウィンドウだけが表示される様に設定します。

    しおりとページ .................しおりパレットと文書ウィンドウが表示される様に

    設定します。

    サムネールとページ ........サムネールパレットと文書ウィンドウが表示される

    様に設定します。

    全画面表示で開く.............このオプションを選択すると文書ウィンドウが最大

    化され、ディスプレイモニタ全体に表示されます。こ

    の時、メニューバー、ツールバー及びウィンドウコン

    トロールは表示されません。

    注意: 利用するPDF閲覧ソフトによっては、ここで設定した開き方が適用されない場合があります。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 21 ̶

    PDFのヘッダ・フッタ設定

    出力するPDFファイルに埋め込むヘッダ・フッタについての設定を行います。

    PDFのヘッダ・フッタ設定画面

    注意: この設定画面は、出力ファイルとして「PDF」を選択した場合にだけ表示されます。

    出力するPDFファイルにヘッダ/フッタを設定する場合には、「ヘッダ文字列」/

    「フッタ文字列」エリアにあるチェックボックスにチェックマークを付け、チェック

    マーク右のフィールドにヘッダ・フッタとして設定する文字列を入力します。

    メモ ヘッダ/フッタは、それぞれページ上端/下端の“左”、“中央”、“右”の3箇所に設定できます。ヘッダ位置のチェックボックスにチェックマークを付けた後、チェックボックス左のフィールドにヘッダとして設定する文字列を入力します。

    左..........用紙の左端に入力した文字列を埋め込みます。文字列は左揃えで配置されます。

    中央.....用紙の中央に入力した文字列を埋め込みます。文字列は中央揃えで配置されます。

    右..........用紙の右端に入力した文字列を埋め込みます。文字列は右揃えで配置されます。

    特殊文字列について

    ヘッダ/フッタ文字列に特定の文字列を記述することにより、コンピュータや出

    力するPDFファイルから得た情報(日付・時刻/PDFファイルの総ページ数など)を

    自動的にヘッダ/フッタに埋め込むことができます。記述方法についての詳細は、

    巻末の付録の「ヘッダ/フッタに設定できる特殊文字」の項を参照して下さい。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 22 ̶

    PDFのウォータマーク設定

    出力するPDFファイルに埋め込むウォータマーク(透かし)についての設定を行います。

    PDFのウォータマーク設定画面

    注意: この設定画面は、出力ファイルとして「PDF」を選択した場合にだけ表示されます。

    1. ラジオボタンを使ってPDFに設定するウォータマークの種類を指定します。

    設定しない .......................................................ウォータマークを設定しません。

    テキストウォータマークを設定する .....指定した文字列をウォータマークとして

    設定します。

    イメージウォータマークを設定する .....指定したBMPファイルをウォータマーク

    として設定します。

    2. 1で選択したウォータマークについての設定を行います。

    テキストウォータマーク

    ウォータマークテキスト ...... ウォータマークとして設定する文字列をこの

    フィールドに入力します。

    フォントサイズ ........................ ウォータマークとして設定する文字のフォントサ

    イズをポイントで指定します。初期状態では、72

    ポイントに設定されています。

    角度 ............................................... ウォータマークとして設定する文字列の傾きを角

    度で指定します。初期状態では、30度に設定され

    ています。

    文字色 .......................................... ウォータマークとして設定する文字列の色をこの

    ボタンをクリックして表示される「色の設定」ダイ

    アログを用いて指定します。初期状態では、赤に設

    定されています。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 23 ̶

    イメージウォータマーク

    ビットマップファイル名 ...... ウォータマークに用いるBMPファイルのフルパ

    スをこのフィールドに入力します。フィールド

    右の「参照...」ボタンをクリックして表示される「

    ビットマップファイルの選択」ダイアログを用い

    て選択することもできます。

    位置 ............................................... ウォータマーク埋め込むページ上の位置を設定し

    ます。

    並べて ....ウォーターマークとして使用するBMP

    ファイルをタイル状に並べて合成します。

    全体 ........ウォーターマークとして使用するBMP

    ファイルをページの大きさに拡大・縮小(元画像の縦横比は保たれません)して合成します。このオプションを選択した場合には、「サイズ」で指定した画像サイズは適用されません。

    中央 ........ウォーターマークとして使用するBMPファイルとページの中心を合わせて合成します。

    左上 ........ウォーターマークとして使用するBMPファイルとページの左上端を合わせて合成します。

    右上 ........ウォーターマークとして使用するBMPファイルとページの右上端を合わせて合成します。

    左下 ........ウォーターマークとして使用するBMPファイルとページの左下端を合わせて合成します。

    右下 ........ウォーターマークとして使用するBMPファイルとページの右下端を合わせて

    合成します。

    サイズ .......................................... BMPファイルを選択すると選択した画像の幅/

    高さ(mm)が自動的に入力されます。ページ上でのウォータマークのサイズを変更したい場合は、このフィールドに直接、ページ上での幅/高さを指定します。なお、幅/高さとして設定可能な値の範囲は、0~5080です。画像サイズを指定した場合は処理対象となるファイルに関係なく、ページ上に一定のサイズで埋め込まれます。幅/高さを共に0mmに指定した場合、処理対象となるファイルの解像度に応じたサイズで埋め込まれるため、解像度によっては、ページ上で表示される大きさが変化します。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 24 ̶

    設定完了

    以上で、タスク設定は完了です。設定に誤りがない場合には、「完了」ボタンをクリック

    してタスク設定を作成/保存します。

    設定完了画面

    「完了」ボタンをクリックすると、ウィザードでの設定で新規タスクが作成され、

    PDFServer V2.1コントロールパネルのタスクリストに登録されます。

    ウィザードを用いて設定したタスク設定を変更する必要がある場合には、「タスク編

    集...」ボタンをクリックして表示されるタスク設定画面を用いて編集します。

    注意: タスク設定を編集する場合には、対象となるタスクが停止していなければなりません。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 25 ̶

    タスク設定ダイアログを用いる

    「タスク追加...」ボタンをクリックして表示されるコンテキストメニューから「メ

    ニュー形式で設定する」を選択して、「タスク設定」ダイアログを開きます。

    このダイアログを用いてタスク情報を設定します。

    タスク設定ダイアログ

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 26 ̶

    PDFServer ver.1.xのタスクの取り込み

    PDFServer V2.1は、PDFServer Ver.1.xのタスク設定ファイルを読み込み、タスク設定

    の一部を引き継いで使用することができます。

    次の手順に従って、PDFServer Ver.1.xのタスク設定ファイルを取り込みます。

    1. 「タスク設定ダイアログ」最下部にある「Ver.1設定の読み込み」ボタンをクリック

    し、「Ver.1.xタスクファイルの読込み」ダイアログを表示します。

    2. 表示されるダイアログを用いて、PDFServer Ver.1.xのタスク設定ファイル(拡張

    子:TSK)を開きます。

    3. 開いたタスク設定ファイルに記録されていたタスク名が、「PDFServer V2.1コント

    ロールパネル」ウィンドウのタスクリストにリストアップされます。

    注意: PDFServer V2.1の仕様は、PDFServer Ver.1.xから大きく変更されているため、そのままの状態では、取り込まれたタスクを正常に動作させることができない場合があります。(タスク設定に誤りがある状態で実行するとタスク起動時にエラーを発生し処理を継続できないため、タスクは停止状態に移行します。)

    必ず取り込んだタスクについて、設定の確認を行い、必要に応じてその設定内容を変更してください。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 27 ̶

    タスク基本情報の設定

    監視対象となるフォルダ(監視フォルダ)についての設定を行います。

    タスク基本情報画面

    1. 「監視タスク名」入力フィールドにこのタスクの名前を入力します。ここで設定し

    た名前がタスクリストに表示されます。

    2. 「監視フォルダ」入力フィールドに監視フォルダをフルパスで指定するか、入力

    フィールド右にある「参照...」ボタンをクリックして表示される「フォルダの参照」

    ダイアログを用いて設定します。

    注意: 他のタスクの監視フォルダとして設定されているフォルダ、またそのサブフォルダを監視フォルダに設定することはできません。

    3. 「稼働時間」エリアを用いて、監視フォルダの内容をチェックするタイミングを設

    定します。

    稼働時間

    1. 監視スケジュールを“常時”、“指定時間内”、“指定時刻に一度”のいずれかか

    ら選択します。

    2. 選択したスケジュールの時間を、該当する時間指定項目から設定して下さい。

    常時 .........................指定した一定のインターバル(秒/分/時間)でタスクを

    実行します。指定可能な値の範囲は、1~9999で、初期状

    態では、“60秒”に設定されています。

    指定時間内 ...........開始時刻と終了時刻を指定し、その間、指定したインター

    バルでタスクを実行します。開始時刻と終了時刻、イン

    ターバル(秒/分/時間)を指定します。時刻は、24時間

    表記、指定可能な値の範囲は、1~9999です。初期状態で

    は、9:00:00~18:00:00の間を、60秒おきにタスクを実行

    するように設定されています。

    指定時刻に一度 ..一日に一度、指定した時刻にタスクを実行します。

    タスクの実行時刻を指定して下さい。時刻は、24時間表

    記で指定します。初期状態では、9:00:00に実行する様に

    設定されています。

    4. 「ファイル検索」エリアを用いて、一回の監視フォルダの内容チェック処理

    で新たにキューに処理対象として登録される最大ファイル数を指定します。

    設定可能な値の範囲は、1~999999で、初期状態には、“100”が設定されています。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 28 ̶

    入力設定

    処理対象となる入力ファイルについての設定を行います。

    入力設定画面

    処理対象ファイル形式

    このエリアに用意されているチェックボックスにチェックマークを付けて処理対

    象となるファイル形式を選択します。PDFServerは、以下にあげる形式のファイル

    を対象として処理します。

    ファイル形式 拡張子 備考BMP .bmp ※TIFF .tif ※JPEG .jpg ※JPEG2000 .j2k

    .jp2

    PNG .png ※PDF .pdf ・ Acrobat 9.x で追加された機能(256-bit AES

    による暗号化、PDFポートフォリオなど)が使用されているPDFファイルには対応していません。

    TEXT .txtMicrosoft Word※ .doc

    .docx

    Microsoft Office 2007対応

    Microsoft Excel※ .xls

    .xlsx

    Microsoft Office 2007対応

    Microsoft PowerPoint※ .ppt

    .pptx

    Microsoft Office 2007対応

    Microsoft Visio※ .vsd Microsoft Visio 2007対応

    なお、初期状態では、"PDF"だけが選択されています。

    注意: PDFServerを使用するコンピュータにPDF生成仮想プリンタドライバ「Antenna House PDF Driver 4.1」とMicrosoft Wordなどのソフトウェアがインストールされていなければ、ソフトウェアに対応するチェックボックスを利用することはできません。

    ※ 対応画像ファイルの詳細な情報については、巻末付録「PDFServerの対応画像形式について」を参照してください。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 29 ̶

    失敗時の入力ファイル処理方法

    対象ファイルの処理に失敗した場合の処理対象ファイルの取り扱い方法として、

    ファイル移動/削除のいずれかから選択します。

    メモ: 処理に成功した場合には、すべての処理対象ファイルは削除されます。

    指定したフォルダに移動する処理に失敗したファイルの移動先フォルダのフルパスをラジオボタン下の

    フィールドに直接入力するか、フィールド右にある「参照...」ボタンをクリック

    して表示される「フォルダの参照」ダイアログを用いて設定します。

    移動先フォルダパスの入力例 C:¥PDF_sv¥エラー

    注意: このオプションを選択する場合には必ず移動先フォルダを指定しなければなりません。

    移動先に同名ファイルが存在した場合

    移動先フォルダに既に同じ名称のファイルが存在した場合の処理方法を指

    定します。初期状態では、上書きするが選択されています。

    上書きする ...........そのまま上書き保存します。先に存在していた同じ名称

    のファイルは失われてしまいます。

    上書きしない ......上書き保存せず、移動対象となるファイルを削除します。

    その結果、既に存在していたファイルは保持され、処理に

    失敗した入力ファイルが失われてしまいます。

    別名に変更する ..ファイル名の「.拡張子」の直前に「_数字」(数字は1から始

    まる連続する整数)を付加した別名のファイルとして保

    存します。

    例: サンプル.jpg、サンプル_1.jpg、サンプル_2.jpg、・・・・

    削除する処理に失敗した対象ファイルを「ごみ箱」に移動することなく削除します。

    EXCEL変換

    PDFファイルへの変換対象となるExcelのシートの取り扱いをラジオボタンを使っ

    て指定します。

    アクティブシート .....変換対象となるExcelファイルで、最後に保存されたときに

    最前面に表示されていたシートのみを変換します。

    全シート .......................変換対象となるExcelファイルの全てのシートを変換します。

    ただし、Excelで「表示しない」と設定されているシートは変

    換対象外となります。

    OCR設定.......................................OCR処理を実行し、得られたテキストをPDFファイルに

    埋め込むか否かについての設定を行います。

    OCR処理を行わない....................... OCR処理を行いません。このオプションは、画像

    ファイルをPDFファイルに変換するだけの場合や

    TIFFファイルの出力、ウォーターマークの設定等、

    OCR以外の処理だけを行う場合などに利用します。

    OCR処理を行う................................ 画像ファイルの全てのページを対象にOCR処理を

    行います。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 30 ̶

    結合・分割

    PDFServerによって出力される複数のPDFファイルを結合して一つのPDFファ

    イルとして出力、または複数ページからなるPDFファイルの各ページを独立した

    ファイルに分割して出力するか否かについての設定を行います。初期状態では、

    「結合・分割を行わない」が選択されています。

    結合・分割を行わない ......PDFファイルの結合・分割処理を行いません。

    結合を行う ..........................1回の監視フォルダのチェックによって処理の待ち行列

    に追加される対象ファイルを処理し、一つのPDFファイ

    ルとして出力します。

    分割を行う ..........................入力ファイルが、Multi-TIFFファイル、またはPDFファイ

    ルの場合、これを1ページごとに独立したTIFFファイル、

    またはPDFファイルに分割して出力します。ファイル分割

    を行う場合、出力するファイルの名前は、処理対象となる

    ファイルの名前に「_(アンダースコア)+ページ番号+d」

    を追加したものとなります。

    例: sample_1d.pdf、sample_2d.pdf、sample_3d.pdf・・・

    注意: "d"は、ファイル分割処理されたファイルであることを示すための文字です。

    注意:ファイル分割は、入力ファイルがMulti-TIFF ファイル、またはPDFファイルの場合にのみ機能します。

    MEMO:1ページしか持たないTIFF/PDFファイルを分割処理することはできません。

    分割処理が設定されているタスクによって1ページしか持たないTIFF/PDFファイルを処理しても、出力されるファイル名に「_(アンダースコア)+ページ番号+d」は追加しません。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 31 ̶

    出力設定

    PDFServerによる処理の結果出力されるPDF/TIFF/テキストファイルの出力フォルダ

    についての設定を行います。

    出力設定画面

    出力フォルダ

    PDFServerの処理によって出力するファイルの種類とその出力先フォルダを設定し

    ます。初期状態では出力するファイル、出力先フォルダ共に設定されていませんの

    で、最低1つ以上ファイル形式を選択し、出力フォルダを設定する必要があります。

    出力ファイル形式

    出力するファイル形式のチェックボックスにチェックマークを付けた後、出力

    先フォルダのフルパスをチェックボックス直下にあるテキストフィールドに

    直接入力するか、テキストフィールド右にある「参照...」ボタンをクリックして

    表示される「フォルダの参照」ダイアログを用いて設定します。

    なお、PDFServerが、出力可能なファイルの種類は以下の通りです。

    PDF .................................監視フォルダに登録された処理対象ファイルから作成

    されたPDFファイルを出力します。OCR処理を行う場合、

    OCR処理によって得られたテキストが埋め込まれたPDF

    ファイルが出力されます。

    TIFF ................................入力ファイルをTIFFファイルに変換して出力します。

    入力ファイルが画像ファイル以外の場合、一旦PDFファ

    イルに変換した後、PDFファイルのそれぞれのページを

    TIFFファイルに変換して出力します。この処理は非常に

    大量のメモリを要求する負荷が大きなもので、完了す

    るまでに長時間を要したり、対象となるPDFファイルの

    ページの内容の複雑さによっては、メモリ不足が発生し、

    処理を正常に完了できないこともあります。このことを

    理解した上でご利用ください。

    テキストファイル ....画像ファイルをOCR処理した際に得られたテキストと、

    PDFファイルに設定されている文書情報をテキストファ

    イルとして出力します。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 32 ̶

    PDF変換設定

    PDFServerによって画像ファイルから直接PDFに変換されるファイルのPDFのバー

    ジョンや、開き方、セキュリティなどについての設定を行います。

    PDF変換設定画面

    ファイルバージョン

    PDFServerが出力するPDFのバージョンをこのコンボボックスを用いて設定しま

    す。設定可能なPDFのファイルバージョンは以下の通りです。初期状態では「1.3

    (Acrobat 4.x)」に設定されています。

    1.7(Acrobat 8.x)1.6(Acrobat 7.x)1.5(Acrobat 6.x)1.4(Acrobat 5.x)1.3(Acrobat 4.x)

    カラー画像を高圧縮PDFで出力する

    カラー画像及び、グレースケール画像をPDFファイルに変換する際に高圧縮PDFで

    出力する場合、このチェックボックスにチェックマークを付けます。

    PDFServerではインターネットを介して気軽にファイルをやり取りするためにカ

    ラー文書の容量をより小さくしたPDFファイル(高圧縮PDF)を作成することがで

    きます。

    分離

    文字画像部

    背景画像部

    画像ファイル

    ・2値化による圧縮

    ・JPEG圧縮 ・解像度変更

    高圧縮PDFの仕組み

    高圧縮PDFは、画像データの中から写真などの背景画像と文字画像とを分離し、文

    字画像に関しては2値化し、残った背景画像に関しては個別にJPEG圧縮率や解像

    度変換の指定を行うことにより、重要な文字画像部分については十分に判読可能

    な解像度を確保するとともにデータサイズを小さくし、背景画像は必要最小限の

    データに圧縮することで、生成されるPDFファイルの容量をより小さくする技術

    です。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 33 ̶

    開き方を設定する

    PDFServerによって出力されるPDFファイルについて、Acrobatの文書プロパティ

    「開き方の設定」で設定可能な、初期表示の内容、ウィンドウオプション、ユーザー

    インターフェイスオプションを設定します。PDFファイルの開き方を設定する場

    合には、このチェックボックスにチェックマークを付けます。

    注意: Acrobat/Adobe Reader以外のPDF閲覧ソフトで表示する場合には、ここで設定した開き方のオプションが機能しない場合があります。

    初期表示 PDFファイルを開いたときにどのようにAcrobatのワークエリアで

    開かれるかを設定します。

    表示状態 Acrobat画面の表示状態を設定します。ページのみ 文書ウィンドウだけが表示される様に設定

    します。

    しおりとページ しおりパレットと文書ウィンドウが表示さ

    れる様に設定します。

    サムネールとページ サムネールパレットと文書ウィンドウが表

    示される様に設定します。

    全画面表示で開く このオプションを選択すると文書ウィンド

    ウが最大化され、ディスプレイモニタ全体に

    表示されます。この時、メニューバー、ツール

    バー及びウィンドウコントロールは表示さ

    れません。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 34 ̶

    セキュリティを設定する

    PDFServerが出力するPDFファイルのセキュリティを設定します。セキュリティを

    設定することにより、ファイルの印刷、編集などファイルへのアクセスを制限する

    ことができます。出力するPDFファイルにセキュリティを設定する場合には、この

    チェックボックスにチェックマークを付けます。なお、初期状態ではセキュリティ

    は設定されません。

    パスワード

    PDFファイルにアクセスするために必要なパスワードの設定を行います。

    文書を開く為に

    必要なパスワード

    PDFファイルを開くために必要なユーザパスワー

    ドを設定する場合にこのチェックボックスに

    チェックマークを付けます。ユーザパスワードが設

    定されたPDFファイルは、パスワードを入力しない

    と開くことができなくなります。

    ユーザパスワード PDFファイルを開くために必要なユーザパスワー

    ドを入力します。チェックボックス「文書を開くた

    めに必要なパスワード」にチェックマークが付いて

    いる時だけ入力ができます。また、ユーザパスワー

    ドには、マスタパスワードと同じ文字列を設定する

    ことはできません。

    権限とパスワード

    の変更に必要な

    パスワード

    PDFファイルのセキュリティ設定を変更するため

    に必要なマスタパスワードを設定する場合にこの

    チェックボックスにチェックマークを付けます。マ

    スタパスワードが設定されたPDFファイルは、パス

    ワードを入力しないと権限の変更を行うことがで

    きなくなります。

    マスタパスワード PDFファイルのセキュリティ設定を変更するため

    に必要なマスタパスワードを入力します。チェッ

    クボックス「権限とパスワードの変更に必要なパ

    スワード」が選択されている時だけ入力することが

    できます。また、マスタパスワードには、ユーザパス

    ワードと同じ文字列を設定することはできません。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 35 ̶

    文書情報設定

    PDFServerが出力するPDFファイルに設定する文書情報の内容を指定します。

    文書情報画面

    以下の手順に従って、出力するPDFファイルに文書情報を設定します。初期状態では、

    文書情報は設定されません。

    1. 出力する項目のチェックボックスにチェックマークを付けます。設定可能なPDF

    の文書情報の項目は、タイトル、サブタイトル、作成者、キーワード、作成、変換で

    す。

    2. チェックボックス右のコンボボックスを用いて、文書情報設定オプションを選択

    します。

    入力ファイルがPDFの場合、文書情報をコピーする

    処理対象となるファイルがPDFの場合、対象ファイルの文書情報をコピーし

    ます。対象ファイルが、PDF以外の場合、タイトル、サブタイトル、作成者、キー

    ワードについては、空欄となり何も設定しません。

    ユーザ入力テキストを設定

    テキストボックスに入力した文字列を文書情報に設定します。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 36 ̶

    ヘッダ・フッタ設定

    PDFServerが出力するPDFファイルの指定したページにヘッダ/フッタを付加するこ

    とができます。

    ヘッダ・フッタ画面

    出力するPDFファイルにヘッダ/フッタを設定する場合には、それぞれ「ヘッダを設

    定する」/「ヘッダを設定する」チェックボックスにチェックマークを付け、必要な設

    定を行います。なお、初期状態ではこれらのチェックボックスにチェックマークは付

    いていません。

    ヘッダ文字列 ...............ヘッダはページ上端の“左”、“中央”、“右”の3箇所に設定できま

    す。ヘッダ位置のチェックボックスにチェックマークを付けた

    後、チェックボックス左のフィールドにヘッダとして設定する

    文字列を入力します。

    左....................... 用紙の左端に入力した文字列を埋め込みます。文

    字列は左揃えで配置されます。

    中央 .................. 用紙の中央に入力した文字列を埋め込みます。文

    字列は中央揃えで配置されます。

    右....................... 用紙の右端に入力した文字列を埋め込みます。文

    字列は右揃えで配置されます。

    フッタ文字列 ...............フッタはページ下端の“左”、“中央”、“右”の3箇所に設定できま

    す。フッタ位置のチェックボックスにチェックマークを付けた

    後、チェックボックス左のフィールドにフッタとして設定する

    文字列を入力します。

    左....................... 用紙の左端に入力した文字列を埋め込みます。文

    字列は左揃えで配置されます。

    中央 .................. 用紙の中央に入力した文字列を埋め込みます。文

    字列は中央揃えで配置されます。

    右....................... 用紙の右端に入力した文字列を埋め込みます。文

    字列は右揃えで配置されます。

    特殊文字列について

    ヘッダ/フッタ文字列に特定の文字列を記述することにより、コンピュータや出

    力するPDFファイルから得た情報(日付・時刻/PDFファイルの総ページ数など)を

    自動的にヘッダ/フッタに埋め込むことができます。記述方法についての詳細は、

    巻末付録「ヘッダ/フッタに設定できる特殊文字」の項を参照して下さい。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 37 ̶

    テキストウォーターマーク設定

    出力するPDFファイルのすべてのページに任意の文字列を半透明のウォーターマー

    ク(透かし)として埋め込むために必要な設定を行います。

    テキストウォータマーク画面

    テキストウォーターマークを設定する場合には、チェックボックス「テキストウォー

    ターマークを設定する」にチェックマークを付けます。なお、初期状態では、この

    チェックボックスにチェックマークは付いていません。

    処理 ......................... テキストウォーターマークの表示と印刷についてのオプション設定

    を行います。

    表示と印刷 ............埋め込んだテキストウォーターマークの表示、印刷についての

    オプションをこのコンボボックスを用いて設定します。

    表示 ウォータマークの表示/印刷を行います。非表示 ウォータマークの表示/印刷を行いません。表示/

    印刷しない

    ウォータマークを表示しますが、印刷しません。

    非表示/

    印刷する

    ウォータマークを表示しませんが、印刷します。

    設定テキスト ....... ウォータマークとして設定する文字列、また、これに用いるフォン

    ト/フォントサイズ/色などについての設定を行います。

    ウォーターマークテキスト

    このフィールドにウォーターマークとして設定する文字列を入

    力します。

    フォントサイズ ...ウォーターマークとして設定する文字列のフォントサイズをポ

    イント単位で指定します。設定可能な値の範囲は、8~999で、初

    期状態では72ポイントに設定されています。

    角度 ..........................ウォーターマークとして設定する文字列の傾きを反時計周りの

    傾きで指定します。設定可能な値の範囲は、0~360で、初期状態

    では30度に設定されています。

    文字色(塗りつぶし)

    このボタンをクリックして表示される「色の設定」ダイアログを

    使って設定するテキストウォーターマークを塗りつぶす色を設

    定します。なお、ボタンの色がテキストウォーターマークの色を

    表します。初期状態では、赤に設定されています。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 38 ̶

    イメージウォータマーク設定

    出力するPDFファイルのページ上に指定したWindows BMPファイルを半透明な

    ウォーターマーク(透かし)として埋め込むために必要な設定を行います。

    イメージウォータマーク画面

    イメージウォーターマークを設定する場合には、チェックボックス「イメージウォー

    ターマークを設定する」にチェックマークを付けます。なお、初期状態では、この

    チェックボックスにチェックマークは付いていません。

    処理 ......................... イメージウォーターマークの表示と印刷についてのオプション設定

    を行います。

    表示と印刷 ............埋め込んだイメージウォーターマークの表示、印刷についての

    オプションをこのコンボボックスを用いて設定します。

    表示 ウォータマークの表示/印刷を行います。非表示 ウォータマークの表示/印刷を行いません。表示/

    印刷しない

    ウォータマークを表示しますが、印刷しません。

    非表示/

    印刷する

    ウォータマークを表示しませんが、印刷します。

    設定イメージ ....... ウォータマークとして用いるWindows BMPファイルの指定、ペー

    ジ上の設定位置、またこれに関する透明色の設定などを行います。

    BMPファイル名 ...イメージウォーターマークとして使用するWindowsBMPファイルのフルパスを直接このフィールドに入力するか、フィールド右にある「参照...」ボタンをクリックして開く「ビットマップファイルの選択」ダイアログを用いて設定します。

    サイズ......................BMPファイルを選択すると選択した画像の幅/高さ(mm)が自動的に入力されます。ページ上でのウォータマークのサイズを変更したい場合は、このフィールドに直接、ページ上での幅/高さを指定します。なお、幅/高さとして設定可能な値の範囲は、0~5080です。画像サイズを指定した場合は処理対象となるファイルに関係なく、ページ上に一定のサイズで埋め込まれます。幅/高さを共に0mmに指定した場合、処理対象となるファイルの解像度に応じたサイズで埋め込まれるため、解像度によっては、ページ上で表示される大きさが変化します。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 39 ̶

    位置 イメージウォーターマークを配置するページ上の位置を設定し

    ます。初期状態では、ページ中央に配置するように設定されてい

    ます。

    並べて.......ウォーターマークとして使用するBMPファイルをタ

    イル状に並べて合成します。

    全体 ...........ウォーターマークとして使用するBMPファイルを

    ページの大きさに拡大・縮小(元画像の縦横比は保たれません)して合成します。このオプションを選択した場合には、「サイズ」で指定した画像サイズは適用されません。

    中央 ...........ウォーターマークとして使用するBMPファイルとページの中心を合わせて合成します。

    左上 ...........ウォーターマークとして使用するBMPファイルとページの左上端を合わせて合成します。

    右上 ...........ウォーターマークとして使用するBMPファイルとページの右上端を合わせて合成します。

    左下 ...........ウォーターマークとして使用するBMPファイルとページの左下端を合わせて合成します。

    右下 ...........ウォーターマークとして使用するBMPファイルとページの右下端を合わせて合成します。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 40 ̶

    PDFServerの共通設定PDFServerのサービスが起動した直後のタスクの状態や、エラーが発生した際の報告

    メールの送信など、PDFServerの管理/運用に関わる設定を行うことができます。

    PDFServerの共通設定は、PDFServer V2.1コントロールパネルウィンドウの「共通設定...」

    ボタンをクリックして表示される「PDFServer V2.1共通設定」ダイアログを用いて行い

    ます。

    「PDFServerV2.1共通設定」ダイアログ

    起動時のタスク状態 ...............PDFServerサービス開始時のタスクの状態を設定します。

    デフォルト ..........................前回PDFServerサービスが終了する際のタスクの状態を

    設定します。

    全タスクを開始する ........PDFServerサービスが開始すると同時に登録されている

    すべてのタスクを開始します。

    全タスクを停止する ........登録されているすべてのタスクを停止した状態で

    PDFServerサービスを開始します。このオプションを選択

    した場合、管理者がコントロールパネルウィンドウを用

    いて、タスクを開始する必要があります。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 41 ̶

    ログ表示

    行数 ........................................ログダイアログに表示する最新ログの最大行数を指定し

    ます。設定可能な値の範囲は、50~999で、初期状態には、

    100行に設定されています。

    タイムアウト .............................OfficeファイルのPDF変換は、対象となるOfficeファイ

    ルを開き、製品に付属のPDF生成仮想プリンタドライバ

    「Antenna House PDF Driver 4.1」を用いて印刷するこ

    とで実現しています。この印刷処理を実行する際、Office

    ファイルによっては、その処理に非常に時間がかかった

    り、マクロが設定されているなどの理由によりファイル

    を開いた際にダイアログが表示されユーザの操作を必要

    とするなど、PDFServerの処理が停滞することがありま

    す。これを避けるために、Officeファイルの変換について

    のタイムアウト時間を設定します。

    オフィス変換 ......................Office文書の印刷処理に関わるタイムアウト時間を秒単

    位で設定します。設定可能な値の範囲は、1~65535で、

    初期状態では、60秒に設定されています。

    オフィスエラー .................Officeのエラー処理に関わるタイムアウト時間を秒単位

    で設定します。設定可能な値の範囲は、1~65535で、初

    期状態では15秒に設定されています。

    システム監視設定

    決められた時刻にファイルを削除する

    PDFServerを利用するユーザが、PDFServer運用中に使用

    /作成するファイルをサーバから削除/移動しない限り

    サーバ上のファイルは増え続け、最後にはディスクの空

    き容量不足を生じることになります。このオプションは、

    毎日指定した時刻に登録されているすべてのタスクにつ

    いて、監視フォルダ/出力フォルダに存在する全ファイ

    ルをゴミ箱に移動することなく削除します。

    システムが稼動しているかを監視する

    PDFServerサービスの動作を監視し、指定した時間(分)そ

    の状況に変化がない場合、システムが停止しているもの

    と見なしイベントログに記録します。また、同時にエラー

    メール送信設定がなされている場合には、管理者宛に

    メールを送信します。設定可能な値の範囲は、1~30で、初

    期状態では、1分に設定されています。

    変換エラーを監視する

    指定した回数連続して変換エラーを生じた場合、異常が

    発生しているものと見なしイベントログに記録します。

    また、同時にエラーメール送信設定がなされている場合

    には、管理者宛にメールを送信します。設定可能な値の範

    囲は、1~50で、初期状態では、10回に設定されています。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 42 ̶

    エラーメール送信設定 ...........システムに関するエラーや、Office文書を変換する際に

    PDFConverterにエラーが発生した場合にイベントログ

    に記録すると同時に管理者宛にエラー報告メールを送信

    することができます。エラーメールを送信する場合には、

    チェックボックス「エラー発生時に管理者宛にメールを

    送信する」にチェックマークを付けます。なお、初期状態

    では、このチェックボックスにチェックマークは付いて

    いません。

    送信メールサーバ(SMTP)アドレスとポート番号メールの送信に使用するSMTPサーバのアドレス、また

    はホスト名と通信に使用するポート番号をそれぞれの

    フィールドに入力します。ポート番号については、初期状

    態で、“25”に設定されています。

    メール送信元(From)アドレス

    メール送信元のメールアドレスを入力します。

    メール送信先(To)アドレス

    メール送信先のメールアドレスを入力します。

    メール送信時に認証が必要

    メール送信の際に送信メールサーバ(SMTP)との認証が

    必要な場合にこのチェックボックスにチェックマークを

    付けます。

    “POP Before SMTP”を使用する

    メール送信に使用するSMTPサーバの認証方法として

    POP Before SMTPを使用している場合にこのチェック

    ボックスにチェックマークを付けます。

    受信メールサーバ(POP)アドレスとポート番号

    メール送信に使用するSMTPサーバの認証方法として

    POP Before SMTPを使用している場合に使用している

    メール受信(POP)サーバのアドレスとポート番号をそれ

    ぞれのフィールドに入力します。ポート番号については、

    初期状態で、“110”に設定されています。

    ユーザー名 ...................POPサーバに接続するためのユーザー名を入力します。

    パスワード ...................POPサーバに接続するためのパスワードを入力します。

  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 43 ̶

    PDFServer の運用

    コントロールパネルウィンドウPDFServerのコントロールパネルウィンドウを用いて、タスク登録/編集など操作、タ

    スク処理についての情報表示を行います。

    PDFServer V2.1 コントロールパネルウィンドウ

    ここでは、コントロールパネルウィンドウを用いて、PDFServerを運用する方法につい

    て説明します。

    1PDFServerステータス

    PDFServerサービスの停止/開始など、PDFServerサービスの動作を制御します。

    ステータス ............PDFServerサービスの現在の動作状況を示します。

    表示されるステータスは、以下の通りです。

    停止中 PDFServerサービスが停止していることを示し

    ます。

    起動中... PDFServerサービスの起動シークエンスが進行

    中であることを示します。起動が完了すると表

    示が“動作中”に変わります。

    動作中 PDFServerサービスが動作中であることを示し

    ます。

    停止中 PDFServerサービスの停止シークエンスが進行

    中であることを示します。サービスが完全に停

    止すると“停止中”に変わります。

    開始 ..........................このボタンをクリックすると停止しているPDFServerサービ

    スを開始します。このボタンは、PDFServerサービスが停止し

    ている時に利用可能になります。

    停止 ..........................このボタンをクリックすると動作中のPDFServerサービスを

    停止します。このボタンは、PDFServerサービスが動作してい

    る間だけ利用可能になります。

    最新の状態 ............表示されているステータスをPDFServerサービスの最新の状

    態に更新します。

    21

    3

    5

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  • 「PDFServer V2.1 MR1」ユーザーズマニュアル

    ̶ 44 ̶

    2設定ボタン

    このエリアのボタンを使って「タスク設定」ダイアログを表示してタスクの追加/

    削除/編集や、PDFServerの共通設定を行う「共通設定」ダイアログを表示します。

    タスク追加... このボタンをクリックすると新規タスクを追加するために「タス

    ク設定」ダイアログを表示します。「タスク設定」ダイアログの各設

    定項目の具体的な内容については、「PDFServerのタスク設定」の項

    を参照してください。

    タスク編集... このボタンをクリックするとタスクリストで選択している停止し

    ているタスクについての「タスク設定」ダイアログを開きます。「タ

    スク設定」ダイアログの各設定項目の具体的な内容については、

    「PDFServerのタスク設定」の項を参照してください。なお、動作中

    のタスクを開くことはできません。

    タスク削除... このボタンをクリックするとタスクリストで選択している停止し

    ているタスクを削除します。動作中のタスクを削除することはで

    きません。

    共通設定... このボタンをクリックして表示される「PDFServerV2 共通設定」

    ダイアログを用いて、PDFServerのサービスが起動した直後の

    タスクの状態や、エラーが発生した際の報告メールの送信など、

    PDFServerの管理/運用に関わる設定を行います。

    3タスクリスト

    設定されているタスクについての情報をリスト表示します。このリストに表示さ

    れる項目は次の通りです。

    タスク名 監視タスク名を表示します。タスクの状態は、アイコンによって

    表されます。

    タスクが一時停止中であることを示します。

    タスクが実行中であることを示します。

    監視フォルダ 監視対象となるフォルダのフルパスを表示します。待機数 タスク処理の対象となる待ち行列に登録されているファイル数

    を表示します。

    処理数 既に処理が正常に完了したファイル数を表示します。エラー数 今までに処理したものの内、エラーとして処理されたファイル数

    を表示します。

    4タスク操作ボタン

    このエリアのボタンを使ってタスクリストで選択しているタスクの動�