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クライアントの更新点
Professional Client: Protocol Comparison (8.5 CU1)
Professional Client で、2 つのプロトコルや、同じ
プロトコルの2つのバージョンを比較できるよう
になりました。プロトコルを変更したり拡張したり
する際に、このプロトコル比較機能を使用して、
どの変更を有効にし、どの変更を元に戻すかを
決定できます。また、プロトコルの作成を再開
する際に、これまでの変更箇所を確認し、重要
な部分に焦点を絞って開発を続行できます。
さらに、プロトコルのコピーを複数のPipeline Pilot
サーバーに展開している場合には、この機能を
使ってコピー間の相違点を確認できます。
Professional Client: その他の更新点 (8.5)
「お気に入り」を表示するバー、サーバー・ステー
タス・バー、ヒント表示の改善により、頻繁に使用
するコンポーネントへのアクセスがさらに簡単に
なり、ユーザー・エクスペリエンスが向上してい
ます。
Web Port: デザインと操作性に関する更新点 (8.5)
Web Portのインタ-フェースが変更され、デザイン
が洗練されると共に、目的の機能をより簡単に
見つけられるようになりました。
PiPeline Pilot 8.5の新機能
注記: このドキュメントは、 Pipeline Pilot 8.5 (2011年6月リリース)およびPipeline Pilot 8.5 Collection Update 1(2011 年12月リリース)について 記述しています。
アクセルリスのエンタープライズR&DプラットフォームPipeline Pilotは、科学研究のプロセスを標準化
し、作業の重複を減らし、生産性を高め、組織全体での一貫したベストプラクティスの実践を支援し
ます。Pipeline Pilotにより、次のことを実現できます。
• 科学的なワークフローを構築
• プロセスや手順を自動で文書化
• 研究者が化学的なワークフローを視覚的にプログラミングできるグラフィカルツールを提供
• データ処理のベストプラクティスを自動化して組織全体に展開
• 組織横断的に専門家の手法と知識を活用
この最新リリースは、各コンポーネントの科学関連機能をアップデートしているだけでなく、パフォー
マンスの向上、セキュリティの強化、使いやすさと開発機能など、企業のIT要件にも応えるものと
なっています。
データシート: pipeline pilot 8.5の新機能
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各コレクションの更新点
Analytical instrumentation Collection
• ブルカーのRAWファイル、パナリティカルのXRDMLファイル、
リガクのASCファイルの読み取り機能を強化(8.5)
• スペクトル可視化機能を改善(8.5)
Cheminformatics Collection
LMQSコンポーネントおよびDatabase Search Webクライアントの
機能を含む各種機能を強化
lMQS コンポーネント
クエリーを設計する手法を改善し、Query Capability を編集する
ための新しいプロトコルを導入(8.5)
Chemistry Collection
多くの新機能や機能強化が提供されています。中でも注目す
べきは、アクセルリスのオンライン・コンテンツやさまざまなパブ
リック・ドメイン・リソースとの統合機能です。更新点には以下が
含まれます。
• Database Content コンポーネント群: DiscoveryGate Web
サービスをはじめとする化学系Webサービスで公開されて
いるコンテンツ情報へのアクセスを提供(8.5)
• 化学反応のフィンガープリント計算:学習や類似性検索を
支援(8.5)
• NEMA キーおよび MDL 2D キーの計算: 構造の重複排除と
フィンガープリントの活用を支援(8.5)
• CambridgeSoftのCDXMLファイル形式およびシュレーディン
ガーのMaestroファイル形式のサポート(8.5)
• SMARTSフォーマットへ分子クエリーの記述をサポート (8.5)
• フォームおよびレポートで使用できる、JDraw Sketcher を統合
した新しいコンポーネント(8.5)
• 構造のチェックおよび正規化用の新しいコンポーネント群
(8.5)
• カスタムのCheshireスクリプトを実行するための新しいコンポ
ーネント(8.5)
Data ModelingおよびAdvanced Data Modeling Collection
• すべての学習用機能と、Advanced Modeling Collection の
Pareto Subset Optimizer および Pareto Combinatorial
Optimizerを強化(8.5)
• サンプル・プロトコルの大部分が更新され、より明解なレポー
トを生成可能に(8.5)
• SAS XPT Writerを改善(8.5 CU1)
Gene Expression Collection
RベースおよびBioConductorベースのコンポーネントとサンプル
がアップグレードされ、R 2.12とBioConductor 2.7に対応 (8.5)
Documents and Text Collection
(旧Text Analytics CollectionおよびChemMining Collection)
Text Analytics CollectionとChemMining Collectionsが統合され
Documents and Text Collectionとなりました。このコレクション
では、いくつかの重要な機能強化が行われています。特に、
化学名-化学構造変換システムのOpenEyeがコレクションに
加わった点は注目です。これによってChemMiningコンポー
ネントをより簡単に使用できるようになります。化学名-化学
構造変換システムのライセンスを別途取得する必要はあり
ません。更新点には以下が含まれます。
• SharePointドキュメント検索用の新しいコンポーネント群 (8.5)
• Web Site Crawling用の新しいコンポーネント群 (8.5)
• 言語の特定、翻訳、修正用の新しいBingベース・コンポーネ
ント群(8.5)
データシート: pipeline pilot 8.5の新機能
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• 特殊文字をテキスト・プロパティに挿入するための新しい
Inserts Special Charactersコンポーネント (8.5)
• テキストの大文字・小文字の調整に使用できる Set Text Case
コンポーネント (8.5)
• Accelrys Direct カートリッジと連携する ChemMining コンポー
ネント群が更新され、最新バージョンのDirectに対応(8.5 CU1)
• 化学名-化学構造変換システムOpenEye Nameをコレクション
の一部として導入(8.5 CU1)
• 新しい詳細なサンプル・プロトコル(Webサイトのクロール、
ドキュメントの統合型構造検索、PubMedを使用したドキュ
メント分析など)(8.5 CU1)
• レポートのタグを視覚化する、新しいTag Cloudコンポーネント
(8.5 CU1)
• HTMLドキュメントの表からその内容を抽出する、新しい
Extract Table Data from HTMLコンポーネント(8.5 CU1)
imagingおよびAdvanced imaging Collection
これらのコレクションでは、以下のような機能強化が行われ
ました。
• ツリー状の構造を持つニューロンや血管のセグメンテー
ションを可能にする、新しいツリー・セグメンテーション・コンポ
ーネント群(8.5)
• カラー画像を上に重ねたり、レポート内の複数枚から成る
画像をスクロール表示したりできる新しい視覚化コンポー
ネント(8.5)
• BigImage Explorer などの各種コンポーネントで、操作性と
パフォーマンスが向上(8.5)
• Imaging Collectionで、BigImage、学習機能、その他新機能
の理解に役立つサンプル・プロトコルを追加(8.5)
• カラー画像を複数の単色画像に分解するカラー・デコンボ
リューションをサポートした新しいコンポーネントとサンプル・
プロトコルが提供されます。H&E 染色により染色された組織
などの組織学的画像では、セグメンテーション・コンポーネン
トや学習コンポーネントへの入力としてこの分解された画像
を使用すると便利です(8.5 CU1)
• 線または領域の境界におけるすべてのピクセルの曲率を
計算して画像の曲率を検出する新しいコンポーネントとサ
ンプル・プロトコルが提供されます。各地点の出力画像は、
入力画像の対応するピクセルの曲率値を保持しています。
このコンポーネントは結晶検出、材料科学、生命科学といっ
た、さまざまな分野のアプリケーションで非常に役立ちます
(8.5 CU1)
データシート: pipeline pilot 8.5の新機能
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Mass Spec Proteomics Collection
• RベースおよびBioConductorベースのコンポーネントとサン
プルがすべてアップグレードされ、R 2.12およびBioConductor
2.7に対応 (8.5)
• SILAC実験のデータ分析方法を示す新しいサンプル・プロ
トコル(8.5)
Materials Studio Collection
• 粉末回折のパターンと構造解析の問題に対処するための
新しいコンポーネント群(8.5)
• 結晶および表面の構築および特性計算のコンポーネントで、
結晶構造/表面構造間の変換機能と、2次元周期境界条件を
適用した構造の汎用的な処理機能を改善(8.5)
• 新しいサンプル・プロトコルを追加(8.5)
next Generation Sequencing Collection
• このコレクションと連携して使用する各種サードパーティ製
ツールにおける多数の更新または機能強化(8.5, 8.5 CU1)
• 新しいサードパーティ製ビューアの追加: Integrative Genomics
Viewer (IGV)、Circos、Tabletコンポーネントなど(8.5, 8.5 CU1)
• マッピング・コンポーネントに、再開機能を追加(8.5)
• 塩基配列読み取り用の Velvet Assembler コンポーネントを
追加(8.5)
• BreakDancerを使って構造的多型を検出する、新しいDetect
Structural Variationコンポーネント (8.5)
• さまざまな側面でパフォーマンスが向上: リポジトリベースの
複数のコンポーネントが、メモリ内の1つのrepository.xmlを
共有するようになりました。これにより多数のエンティティを
持つリポジトリのパフォーマンスが大幅に向上します。たとえ
ば、数千規模の連続データが存在する場合のAdd Features to
Repository コンポーネントと Region Generator コンポーネント
のパフォーマンスが改善されます。さらに計算の深度が
8000xを超えるようになります。また、FASTQ Splitter コンポー
ネントとFASTQ Splitter for Parallel Processingコンポーネント
が追加されました。これらのコンポーネントは、計算ノードクラ
スターを使用する際、マップされていないデータ・ファイルの
負荷分散に役立ちます(8.5 CU1)
• NGSSharedTempDirコンポーネ
ントの強化: すべてのサーバー
からアクセスする必要がある
ファイルを格納するためのグロ
ーバル・ディレクトリを導入して
います。このコンポーネントは
読み取りの前処理に特に役立
ちます(8.5 CU1)
• リポジトリのエンタープライズ
対応をサポートする、多数の強化機能:既存の参照配列、
マッピング・インデックス、マッピングされた読み取り処理を
使用するための Use Existing Files コンポーネントが追加され
たほか、featureファイルを使用したリポジトリの作成・修正が
可能になりました。さらに、リポジトリのXMLファイルがリポジ
トリ・ディレクトリ内のファイルに相対パスを使うようになった
ため、リポジトリ・ディレクトリの移動が簡単になりました。
また、参照配列の最初の表示名が内部参照IDとして使用さ
れるようになったので、サードパーティ製のプログラムから
リポジトリのファイルを直接使用できます。 Add Reference
Sequence Alias を使用すると、ユーザーが既存の参照名を指
定して表示IDを変更できます。このコンポーネントでは、参照
エイリアスの重複は例外とならず許可されるようになりました
(8.5 CU1)
• 受信した配列データ・レコードに付加されたfeature情報を、
任意でリポジトリに追加可能(8.5 CU1)
• EBI SRA FASTQ Files、UCSC Cytobands、Karyotype Charts with
Featuresのダウンロード・コンポーネントを追加(8.5 CU1)
• FastQCにより生成された品質管理レポートの結果をFASTQ、
SAM、BAMの各ファイル形式での読み取り用に表示する
新しいView QC Report for Reads (FastQC)コンポ
ーネント(8.5 CU1)
• List GFF Feature Filesを導入(8.5 CU1)
• RNAのfeatureセットとCDSのfeatureセットを使用
して入力位置を決定する、新しいLocate Position
in Gene Structureコンポーネント (8.5 CU1)
• プロトコル・サンプルをより使いやすく再編:新し
いプロトコル・サンプルでは、ChIP-Seq、アセン
ブリ、可視化、Cytoband、ウイルス密度解析、dbSNPおよび
OMIMとリンクしたSNPの使用、鎖特異的配列などの分野の
データシート: pipeline pilot 8.5の新機能
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多数の機能を紹介しています。また、サードパーティ製の新
しいNGSソフトウェア・ツールのリストに関するサンプル・プロト
コルでは、このコレクションで使用されるサードパーティ製
ツールのバージョン番号、リリース日などを示した一覧表が
提供されます(8.5, 8.5 CU1)
Plate Data Analytics Collection
• 内部コンポーネントの Dose Response Fit が強化され、さらに
多くのシグモイド・モデルをサポート(8.5)
• 非線形フィットアルゴリズムが強化され、異常値への対応を
向上(8.5)
• フィットの適合性を評価する新しい指標の採用(8.5)
• Plate Layout Stats Viewerの強化: ヒートマップおよびマルチプ
レートを無効化するオプションや、プレートをビューアに読み
込むコントロールを追加(8.5)
Polymer Properties Collection
• Polymer Properties (Synthia)コンポーネント群を導入(8.5)
R Statistics Collection
• 新しいR Robust Dose Response Fitにより、データ内の異常値
の存在に強いIteratively Reweighted Least Squares(IRLS)アル
ゴリズムを使用した用量反応曲線の適用が可能に(8.5)
• Rバージョン2.12.2をサポート。Rバージョン2.3.1はサポートを
終了(8.5)
Reporting Collection
• 箱ひげ図グラフを作成する新しいBox Plotコンポーネント(8.5)
• 分類別ヒストグラムを作成する新しいHistogram (Categorical)
コンポーネント(8.5)
• Canvasツールに追加された、閉じた多角形を作成する
Polygonプロトタイプ・コンポーネント(8.5 CU1)
Sequence Analysis Collection
• 各種サードパーティ製ツールと関連コンポーネントを更新(8.5)
• 配列ロゴを作成する新しいビューアを追加(8.5 CU1)
• NCBIによるOMIMの移行に伴い、Entrez EFetch OMIMのサポ
ートを終了(8.5 CU1)
• GFF Writerでは、GFF仕様で指定されている「#gff-version 3」
の行を追加(8.5 CU1)
データシート: pipeline pilot 8.5の新機能
6http://accelrys.co.jp © 2011 すべてのブランドまたは製品名は各所有者の商標です。
アクセルリス株式会社 〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-7-1 霞が関東急ビル Tel: 03-5532-3800
Generic Components Collection
以下のような新しいコンポーネントが追加されています。
• 変換: Data from XML、Data to XML、Data to JSON (8.5)
• ファイルの読み取り: JSON Reader、XML to Data (8.5)
• ファイルの書き込み: Data to XML、Data to JSON、JSON
Writer (8.5)
• データ操作: Merge All Data (8.5)
• 基本的な数学的演算・統計処理のコンポーネント群を更新
(8.5)
• JMP Custom Script、 JMP Viewer、 Design Factorial
Experiment、 Design Mixture Experiment、 Design Optimal
Experiment 向けの新しいプロトタイプ (8.5)
PiPeline Pilot SeRveRの更新点
• Windows統合認証(WIA)(「シングル・サイン・オン」とも呼ばれ
る)がKerberosおよびNT LAN Manager (NTLM)経由でサポー
トされるようになり、Web Portや他のカスタマー・クライアント・
アプリケーションがエンドユーザーにとっていっそう使いやす
くなりました(8.5)
• 管理ポータルのレポート・タブに、Pipeline Pilotのクライアント
およびコレクションの使用状況概要を示す使用状況レポート
ページが表示されるようになりました。このレポートは、
Pipeline Pilotの価値を証明し、必要なライセンス数を決定する
のに役立ちます(8.5)
• 生物学系アプリケーションで特に重要とされるプラット
フォーム SUSE 11(64ビット版)をサポート(8.5)
• グリッドおよびクラスターの展開: Pipeline Pilot と Discovery Studio
で、クラスター展開におけるNFSへの依存性が緩和された
結果、信頼性が向上し、構成が容易になりました(8.5)
• 新しいApache用の診断ツールにより、問題発生時の原因
究明が簡単にできるようになりました(8.5)
開発者ツールの更新点
クライアントサイドの統合とSDK
• .NET クライアント SDK と JavaScript クライアント SDK で、
Windows 統合認証(WIA)によるログインをサポート(8.5)
サーバーサイドの統合とSDK
C#やVB.NETなどの.NETプログラミング言語でのコンポーネント
開発に対応した以下のツールを提供(8.5の全バージョン):
• .NETベースのコンポーネント
– NET (サーバー)
– Dynamic .NET (サーバー)
– Dynamic C# (サーバー)
– Dynamic VB.NET (サーバー)
• 各種サンプル
• .NET コンポーネント API リファレンス
• .NET 開発者向けガイド
Webサービスでの公開とクライアント・アクセス
• Pipeline PilotプロトコルをWebサービスとして統合するための
標準的なWebサービス機能のサポートを強化: 複雑なデータ
タイプへの対応、遅延の縮減、ブロッキング・モードでのジョ
ブの起動など(Java および.NETクライアント向け) (8.5)
• 新しい SOAPコネクター・コンポーネントにより、複雑な
document/literal型メッセージを使用したリモートのSOAP
ベースWebサービスへのアクセスを実現(8.5)
Pipeline Pilotに関する詳細については、次のURLを参照して
下さい。
http://accelrys.co.jp/products/pipeline-pilot