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ササササササ(GATS) ササ サ 20068

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サービス協定(GATS)2006年8月

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サービス貿易とは何か

貿易の種類○ モノの貿易 ・・・ モノ(例:自動車・家電製品)の輸出入○ サービス貿易 ・・・ サービスの輸出入 【サービスの輸入】外国人歌手のコンサートを東京で見る             海外旅行で外国の航空会社の飛行機に乗る 【サービスの輸出】日本人のコンサルタントが海外出張し現地で企業相談             日本の銀行が海外の支店で事業展開

○ そもそもサービスとは?バス、電車などの運送サービス、銀行・保険などの金融サービス、電話・ファックスなどの通信サービス、デパートなどの流通サービス等、多種多様なサービスが存在。

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サービス貿易額

1990 1994 1998 2002 2004

モノ 3,439 4,241 5,422 6,272 9,012

サービス 783 1,038 1,318 1,570 2,125

モノ・サービス計 4,222 5,279 6,740 7,842 11,140

サービスの構成比 18.5% 19.7% 19.6% 20.0% 19.1%

( 単位:10億ドル )

サービス貿易額は着実に増大しており、WTOの統計によると、現在では世界貿易(全世界輸出額ベース)の約 20% 、 21250 億ドルに達している。

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サービス貿易自由化の意義○ サービス貿易の大きな特徴は、物品の貿易と異なり、資本、労働、技術、経営  資産等の生産要素の移動を伴うことにある。これらの移動を伴うサービス貿易の 増加は異なる国の生産要素の新しい結びつきを生み、生産性を向上させる機会 を生み出す。

○ また、金融、通信、運送・流通等のサービスは経済活動のインフラであり、これら サービス産業における自由化は当該分野のみならず、他のサービス分野や製造  業における生産効率性にも影響を及ぼす等波及効果が大きい。

○ こうしたサービス貿易自由化のメリットは本来先進国のみならず途上国にも均てん されるものであるにもかかわらず、これまでのところ途上国にはメリットが乏しいと いう見方が一般的。

 ※ OECDの調査によれば、音響・映像、コンピュータ、建設、金融、教育、小売等の   分野を中心にサービスの輸出増が世界経済成長を押し上げる効果があると分析   している。本調査は、マクロで見て先進国より途上国の方がサービスの自由化に   おける利益は大きいことを示した。

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自由化の進んだ分野ほど高成長(インドの事例)1990 年代の年間成長率

情報関連産業通信銀行生命保険ホテル・レストラン教育

鉄道居住

医療健康

水運建設

流通陸運法律空輸

不動産

娯楽郵便倉庫

自由化が最も進んだ分野中程度自由化された分野自由化されてない分野

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2.通信サービス2.通信サービス•郵便サービス•音響映像サービス•通信サービス 等

3.建設サービス及3.建設サービス及びび関連のエンジニアリ関連のエンジニアリングサービスングサービス•建設・工事サービス•土木サービス 等44.流通サービス.流通サービス

•問屋サービス•卸売サービス•小売サービス 等

5.教育サービス5.教育サービス•初等、中等、高等教育サービス•成人教育サービス 等

6.環境サービス6.環境サービス•汚水サービス•廃棄物処理サービス•衛生サービス 等

7.金融サービス7.金融サービス•保険サービス•銀行サービス 等

8.健康に関連する8.健康に関連するサービス及び社会事サービス及び社会事業サービス業サービス•病院サービス •健康サービス 等

9.観光サービス及び9.観光サービス及び旅行に関連するサービス旅行に関連するサービス•ホテル、飲食サービス•旅行サービス•観光案内サービス 等

  1010 . . 娯楽、文化娯楽、文化及びスポーツのサー及びスポーツのサービスビス•興行サービス•図書館サービス•娯楽サービス 等

11.運送サービス11.運送サービス•海上運送サービス•航空運送サービス•道路運送サービス 等

12.いずれにも含12.いずれにも含まれないその他のサまれないその他のサービスービス

1.実務サービス1.実務サービス•自由職業サービス(法律、会計、建築等)•コンピューター・サービス 等

サービス12分野WTOで用いられている分類表(” Services Sectoral Classification List”(W/120) )による

便宜上、WTO事務局ではサービスを大まかに12分野に分類している。

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第2モード(海外における消費)(例)・外国への観光旅行・外国で船舶・航空機などの修理を行う

消費者消費者 提供者移動

消費国 提供国サービス提供

第3モード(業務上の拠点を通じてのサービス提供)

(例)・海外支店を通じた金融サービス・海外現地法人が提供する流通サービス

消費国 提供国消費者

提供者拠点

サービス提供

拠点の設置

第4モード(自然人の移動)

(例)・招聘外国人アーティストによる娯楽サービス

消費国 提供国消費者

提供者提供者

自然人移動

サービス提供

第1モード(国境を越える取引)

(例)・電話で外国のコンサルタントを利用する・テレホンセンターの海外へのアウトソーシング

消費者 サービス提供 提供者

消費国 提供国

サービス貿易の4態様サービスの貿易の場合、モノと異なり製品が国境を越えてくるのが明確に分かるものではないため、 WTO においてはサービスの貿易の形態を以下の四つに分類。

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第1モード(国境を越える取引)

(例)・電話で外国のコンサルタントを利用する・テレホンセンターの海外へのアウトソーシング

消費者 サービス提供 提供者

消費国 提供国

サービス貿易の4態様①第1モード:ある加盟国の領域から他の加盟国の領域へのサービス提供       <サービスの越境>

コンサルティング業務

海外コンサルタント国内経営者 国境

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サービス貿易の4態様②第2モード:ある加盟国の領域における他の加盟国のサービス消費者への        サービス提供 <需要者の越境>

海外レストラン

旅行者 国境

第2モード(海外における消費)

( 例 )・ 外国への観光旅行・外国で船舶・航空機などの修理を行う

消費者消費者 提供者移動

消費国 提供国サービス提供

料理の提供海外旅行

旅行者

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サービス貿易の4態様③第3モード:ある加盟国のサービス提供者による、他の加盟国の領域に      おける商業拠点を通じたサービス提供<商業拠点の越境>

A銀行国内本店金融機関利用者 国境

第3モード(業務上の拠点を通じてのサービス提供)

(例)・海外支店を通じた金融サービス・海外現地法人が提供する流通サービス

消費国 提供国消費者

提供者拠点

サービス提供

海外支店の開設預金サービス

A銀行海外支店

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サービス貿易の4態様④第4モード:ある加盟国のサービス提供者による、他の加盟国の領域に      おける自然人を通じてのサービス提供<供給者の越境>

海外アーティスト消費者 国境

第4モード(自然人の移動)

(例)・招聘外国人アーティストによる娯楽サービス

消費国 提供国消費者

提供者提供者

自然人サービス提供

移動コンサートの開催

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日本国内のサービス提供者

コンピュータ関連サービス事例○ 海外へのコンピュータ関連サービスの提供

コンピュータ関連サービス産業をグローバルに展開するため、国境を越えたサービスの提供が自由にできることが重要。

○ 海外におけるコンピューター関連サービス拠点の設置海外における最適なシステム支援体制構築には、各国において商業拠点の設置ができ、かつ、その拠点からサービスの提供を自由に行えることが必要。(第3モード)

生産管理システム支援設計システム支援

全体システム支援拠点現地の顧客

海外の顧客 第2モード(ホームページへアクセスすることに よる情報の受領、ダウンロード)                      

インド支店 フィリピン支店国内本社

規制の例: 外資制限、合弁要求

第1モード(IT化に向けたコンサルティング、プログラミングサービス等の提供)

規制の例: 拠点設置要求、アクセス制限

現地の顧客

海外の顧客

拠点設置 拠点設置

○ コンピュータ関連サービス提供者の移動高度なコンピューター技能を有する者(プログラマー等)の受入れ促進。(第4モード)

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サービス協定(GATS)について・正式名称:サービスの貿易に関する一般協定       General Agreement on Trade in Services (GATS)・WTO協定の1つとして1995年1月に発効。・1980年代以降に国内で金融や通信等のサービス産業の規制緩和を進め、1990年代に国際的に高い競争力を実現した米国の問題意識を背景に作られたと一般的に言われる。○目的 「世界経済の成長及び発展のためにサービスの貿易の重要性が増大していることを認め、透明性及び漸進的な自由化の条件の下でサービス貿易を拡大することを目的とし・・・」(GATS前文)○適用範囲 サービス貿易に影響を及ぼす加盟国の措置を対象とする(GATS 1条) ※「サービス」=政府の権限の行使として提供されるサービス以外のすべての分            野におけるすべてのサービス(GATS 1条)

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サービス協定(GATS)の基本構造○ 自由化の二本柱:・市場アクセス( Market Access :第16条)  政府が採るべきでない措置の類型として、サービス供給者の数に関する制限(例:事業者免許の数量割当て)、外資制限等6種類の措置を限定的に列挙。加盟国は、各サービス分野及び提供の態様について、これらの措置を採らない旨の約束を行うか、全面的に又は部分的に留保を行うかを「約束表」に明記することとなっている。

・内国民待遇( National Treatment :第17条)  他の加盟国のサービス及びサービス供給者について内国のサービス及びサービス供給者と比して不利でない待遇を与えなければならない。内国民待遇の付与も、具体的な約束によって内容が決まる義務。

 政府が採るべきでない措置の類型  ( a )サービス提供者の数の制限  ( b )サービスの取引総額又は取引資産の制限  ( c )サービスの事業の総数又は指定された数量単位によって表示されたサービスの総産出量の制限  ( d )サービス提供に必要であり、かつサービス提供に直接関係する自然人の総数の制限  ( e )サービスを提供する事業体の形態の制限  ( f )外国資本の参加の制限

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約束表の記載例

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サービス協定(GATS)の基本構造○更なる自由化・追加的約束(第18条)  市場アクセス(16条)及び内国民待遇(17条)の対象とならない加盟国の措置であっても、各国間の個別の交渉により自由化交渉の対象とすることができる。  例えば、我が国を含む先進国は、基本電気通信サービスについて、「参照文書」という形式で共通の追加的約束を行っており、相互接続の確保等について共通のルールを定めている。

○ 最恵国待遇・最恵国待遇(第2条)  加盟国は、すべての国に対して同等の待遇(最恵国待遇)を与える義務を負う。      (ただしGATS発効時のみ例外登録可能。)   例:加盟国政府はアメリカ資本の保険会社とスイス資本の保険会社に対して同じ扱いを しなければ ならない。

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サービス協定(GATS)の基本構造○ その他:・透明性(第3条)  協定の運用に関連し、影響を与える国内措置又は国際協定については、原則的にはその措置が効力を発生  するまでに公表しなければならない。  例:流通業者の外資規制を行う新法の施行が3年後に予定されていればその内容につきその施行日までに 官報等の出版物の形で周知する。・途上国配慮(第4条、第19条)  自由化の過程においては、個々の加盟国の国家政策目標及び開発レベルを十分に考慮して進める。    (漸進的な市場アクセス拡大+柔軟性)・国内規制(第6条)  加盟国は、特定の約束を行った分野において、サービス貿易に影響を与えるすべての措置が、合理的、 客観的かつ公平に運用されることを確保しなければならない。 なお、この一般的義務に加えて、国内規制が不必要な貿易障壁とならないことを確保するため、更なる規律を 作成することがGATS(6条4項)において定められており、今般の交渉の課題の一つとなっている。 ・支払い及び送金(第11条)  国際収支を擁護する場合を除き、加盟国は、GATSの下での特定の約束に関連する経常取引のための国際 支払及び送金に関する制限を適用してはならない。

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ラウンド交渉における「サービス交渉」の位置づけ <マーケットアクセス分野> <ルール分野>

48年1月 GATT発足

鉱工業品関税 73~79年 東京ラウンド

AD TBT 政府調達 補助金 ライセンシング 等

サービス 農業

鉱工業品関税 86~94年 ウルグアイ・ラウンド

AD TBT 政府調達 補助金 ライセンシング 等

繊維協定 PSI 原産地 TRIPS、SPS DSU、TRIM

95年 1月 WTO発足 サービス エネルギー 流通 電子商取引 農業

鉱工業品関税 2001年~ 新ラウンド

AD 補助金 地域貿易協定

TRIPS (部分的交渉)

投資* 競争* 貿易円滑化* 政府調達の透明性* 電子商取引

環境

はBIA(ビルト・イン・アジェンダ)/ *準備交渉の開始

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2000年2月   サービス交渉開始2001年11月  ドーハ閣僚会議                        (交渉本格化)【リクエスト・オファー方式での交渉】2002年6月末  初期リクエスト提出2003年3月末  初期オファー提出期限※途上国は全般的に提出に遅れ。2003年9月   カンクン閣僚会議決裂2004年7月   一般理事会  →改訂オファーの提出期限設定(2005年5月)  →初期オファー未提出国へ早期提出呼びかけ等2005年2月 絞り込んだ改訂リクエストを20数カ国 ・地域に提出2005年5月  改訂オファー提出期限2006年7月末 第2次改訂オファー提出期限2006年10月末 最終約束表提出期限  

UR時に積み残しとなった各ルールの策定を検討◆国内規制規律※国内規制の透明性向上等を図る→我が国からドラフト案提出(2003年5月)※2006年7月に議長作成の叩き台が提示された。        ◆セーフガード※一部途上国が強く要求)◆ 政府調達◆ 補助金

 <市場アクセス交渉> 

2006年中 交渉妥結(一括受託(シングル・アンダーテイキング))

【我が国の初期リクエスト】全加盟国に広範な自由化要求※特に、コンピュータ関連、電気通信、流通、金融、海運、AV、建設・エンジニアリング。重点地域は中国、ASEAN等【我が国への主要リクエスト】人の移動、弁護士、郵便・クーリエ、教育、環境(水道等)、金融、電気通信、エネルギー等

<ルール交渉>

【我が国の初期オファー】UR時以降の構造改革の成果(自主的自由化分)を積極的にオファー

サービス交渉<基本構図>・商業拠点(第3モード)に関心の高い先進国・人の移動(第4モード)に関心の高い途上国・越境サービス(第1モード)もアウトソーシングの増大に伴い、途上国の注目を集める。

【我が国の改訂オファー】途上国の関心の高い第4モード及び実務サービスを改善。流通、音響映像、郵便・クーリエ、海運等の一部を新規にオファー。【我が国の第2次改訂オファー】交渉中断に伴い、未提出。(各国同様)

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(1)市場アクセス交渉(日本が要求側)

(日本が受け手)

途上国の関心分野

プルリ交渉 バイ交渉補完

左記20分野 + 各国の関心事項

(2)ルール交渉   国内規制規律  ・許認可要件・手続  ・資格要件・手続  ・技術基準

緊急セーフガード(ESM) 補助金 政府調達

コンピュータ 電気通信金融 建設 海運流通 郵便・クーリエ 音響映像 法律 エネルギー

ロジスティクス     (総合物流)環境 建築・エンジニアリング MFN免除・削減

第3モード(拠点を通じた提供)

越境取引 農業関連第4モード(人の移動) 航空 教育

サービス交渉

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交渉の基本構図○基本構図 先進国vs途上国 (URとの違い)○先進国の関心分野 ・拠点設置(= 第3モード) ・金融、電気通信、流通、運輸等広範○途上国の関心分野 ・人の移動(= 第4モード) ・最近は越境サービス(= 第1モード) ・緊急セーフガード

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先進国の立場• 競争力のあるサービス産業を有する先進国、特に米・ECにとっては、特に「第3モード」(現地法人設立等によるサービス提供)に関心あり。相手国(特にアジアや南米の途上国)の外資制限や合弁要求等の撤廃、その他の国内規制改革・市場開放に関心大。• 日本は、特に東アジアを中心に、流通や運送サービスなどモノの貿易・製造業に密接に関係する分野のほか、電気通信やコンピュータ等のIT関連分野、建設・エンジニアリング、金融等の広範な分野の自由化に関心あり。• なお、先進国は、ウルグアイ・ラウンド時に既に相当程度自由化約束を行ったことから、EUの音響映像、米国の海運等を除き、先進国間でお互いに要求することは比較的少ない。

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途上国の立場• 「第4モード(人の移動)」(=労働者の相手国への輸出)以外に

サービス輸出力の乏しい途上国にとっては、サービス交渉は「先進国が一方的に恩恵を受けるもの」との認識があり、交渉には概して消極的。

• ブラジル等の一部途上国はサービス交渉の進展を農業次第として、農業交渉とのリンクを強調。

• ただし、インドを中心とした一部途上国は、最近の先進国からのアウトソーシングの拡大を背景に、「第1モード」(=インターネット等による越境サービス提供)の自由化にも関心を示し始めており、上記の第4モードに対する関心と相俟って、全体として以前より交渉に積極的。

※ 「人の移動」(第4モード) ・実際に労働者が越境してサービスを提供する形態。 ・途上国は、先進国の入国・外国人就労要件の緩和を強く要求。(先進国は、

途上国の要求を真摯に検討する用意はあるものの、ウルグアイ・ラウンド時にも「加盟国の雇用市場への進出を求める自然人には適用しない」という合意がなされたこともあり、一定要件以下の労働者の受入れはそもそも交渉の対象外との立場。)

※ 「越境取引」(第1モード) ・サービスだけが越境して提供されるもの。米選挙との関係で国内雇用を守る

ため、アウトソーシングについて規制すべきとの声が出ていた。

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市場アクセス交渉○ 基本的に二国間で交渉を行い、その成果を全ての加盟国が享受する。○ 通常、それぞれの加盟国が、関心を有する国に対し、どの分野でどのような自由化を行って欲しいか  要望を表明(リクエスト)し、そのリクエストを受けて、各加盟国がウルグアイ・ラウンドの自由化の  約束表を改善する形で自国が更に自由化する分野を提示する(オファー)という形で進められる。

• 2003年3月 初期オファー提出期限(ドーハ閣僚宣言)• 2005年5月 改訂オファー提出期限(2004年枠組合意)                   ↓          オファー内容は不十分との評価                  ↓• 2005年12月 香港閣僚会議において、今後のサービス交渉を進めるための基礎となる           自由化目標、交渉形式、交渉日程について合意。    ①モード毎に自由化の努力目標を設定      例:許容される外資出資比率の改善    ②従来の二国間交渉に加えて、分野・モード毎に複数国間(プルリ)交渉を進めることに         合意。    ③複数国リクエスト、第2次改訂オファー及び最終的約束表案の提出期限を設定。   (それぞれ、2月末、7月末、10月末)

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○ 香港閣僚宣言を受けて、各分野・モードにおいて関心国が複数国リクエストの調整を精力的に行い、3月半ばまでに20分野で共同リクエストが提出。

○ 複数国リクエストの提出を受けて、プルリ交渉の第1回を3月末から4月初めに、第2回を5月に実施。

○ このプルリ交渉は、香港閣僚会議前までの二国間交渉と比較して、①本国専門家の交渉への参加 ②リクエスト内容の絞込み・明瞭化 ③オファー改善に向けたプレッシャーの増加 といった点で、被リクエスト国にリクエスト内容の真剣な検討を促す効果があったと評価。

○ 7月1日、農業・ NAMA に係るモダリティ議論のための閣僚会合の機会に、EUは非公式サービス閣僚会合を主催し、22カ国・地域が参加。サービス分野の重要性が確認されるとともに、各国がそれぞれ検討中の第二次改訂オファーの内容について紹介をするなど、前向きな雰囲気。

○ 7月中旬のサービス交渉会合は、農業・NAMAに係るモダリティ合意の見通しが不透明な中で開催されたが、先進国やサービス分野に関心の高いインドは、7月31日の第2次改訂オファー提出期限前後に質の高いオファーを提出することの重要性を主張。ただし、オファーの質やタイミングを農業分野の進展と関連づける発言を行う途上国もあった。

複数国間(プルリ)交渉

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In order to achieve a progressively higher level of liberalization of trade in distribution services, we request that [recipient Member] make new and improved commitments adhering to the following objectives:

(a) Sectoral Coverage: All sub-sectors (commission agents’ services, wholesale trade services, retailing services and franchising). Additional flexibility on an individual WTO Member basis would be discussed concerning the

exclusion of a limited number of sensitive products. Any such exclusion shall be clearly specified in the Schedule of Specific Commitments.

(b) Modes 1, 2 and 3: Provide market access and national treatment with no limitations, except that, on an individual basis, additional flexibility would be discussed concerning: (i) A transition period for a maximum of [X] years. (ii) A limited number of non-discriminatory economic needs tests with clear, specific main criteria as regards mode 3. (iii) A limited number of other exceptions.

(c) Mode 4: Provide market access and national treatment with no limitations beyond those indicated

in the horizontal section, ensuring in particular access for Business Visitors and Intra- Corporate Transferees.

(d) Scheduling of Commitments Ensure clarity, certainty, comparability and coherence in the scheduling and classification of

commitments through adherence to, inter alia, the Scheduling Guidelines pursuant to the Decision of the Council for Trade in Services adopted on 23 March 2001.

複数国リクエストの例(流通サービス)

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プルリ(複数国)交渉における交渉分野コンピュータ

電気通信建設金融流通

音響・映像

郵便・クーリエ

海運

最恵国待遇免除法律

エネルギー

ロジスティクス(注1)

環境第3モード(注2)

建築・エンジニアリング

日本が要求国である分野

日本が被要求国である分野注1:総合物流サービスの提供 注2:商業拠点を通じたサービスの提供我が国が約束を行っていない地上運搬等のサービスも対象とされている。

途上国は主として企業間の契約に基づく人の移動を求めている。

広範なサービス分野が対象とされており、現在関係省庁において自由化約束の可否を検討中。

私教育分野の自由化を求めている。

我が国が約束を行っていない食料品(米)、タバコの流通等のサービスも対象とされている。

主として途上国

の関心分野

主として先進国の関心分野航空教育越境取引人の移動

農業関連サービス

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中国

インド タイマレーシア

ブラジル

日、米、EU、豪平均

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

2001 2002 2003 2004

◆コンピュータ関連サービスの需要は近年特に途上国において急速に伸びており、 新規産業創造に大きく貢献する分野でもある。 コンピュータ関連支出の伸び( 2001年の支出額 = 1.0)        

      出典: Digital Planet ( 国際情報技術・サービス連盟 )

◆先進国及び発展途上国双方にとって自由化の関心が高く、共同リクエストのリク   エスト国には発展途上国も数多く含まれている。  ※リクエスト国:   チリ(とりまとめ)、インド、パキスタン、メキシコ、ペルー、韓国、台湾、香港、   シンガポール、マレーシア、日本、米国、EC、カナダ、豪州、NZ、ノルウェー◆多くの国は当該分野において規制を設けておらず、その場合には、追加的な規制 撤廃等を行うことなく、現行の開放度を自由化約束するだけでも大きな意味がある。

コンピューター関連サービスについて

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第4モードに係る約束の比較(日米欧)移動の形態 日本 EU 米国

①企業内転勤 (マネージャー、スペシャリスト等)

②商用訪問者

③自由職業従事者

弁護士、公認会計士等、雇用され なくてもサービスを提供できる者。

弁護士、弁理士、公認会計士等の10職種。(うち、司法書士、行政書士等を新規にオファー。)

法律、建築、エンジニアリング、コンピュータ、経営コンサルティング、翻訳の6分野(国毎の上限設定があり得

※る)。

高度な専門知識を有する者というカテゴリーによって、広範な職種をカバー。(6万

※5千人/年)

④契約に基づく人の移動

i) 企業と個人の契約

技術、人文知識、国際業務に関わるもの。広範な職種をカバー(新規オファー)。※ 未対応

ii) 企業と企業の契約 未対応法律、会計、建築、エンジニアリング、コンピュータ、研究開発等の18分野(国毎の上限設定があり得る)を

※約束済。

今時ラウンド(いずれも初期オファー)で科学技術相談、機器の保守修理、環境サービスの3分野を追加し、会計分野の範囲拡大(簿記を含める)。

③ ④途上国は、商業的プレゼンスが要件とならない人の移動が主関心。共通リクエストでは 及び (網囲い部分)の自由化を求めている。 ※ 大学卒業又は同等の資格・知識が要件。 ④ ③欧米は、サービス提供契約に基づく自由職業従事者を受入れている。 の企業と個人の契約に基づく人の移動は の一形態でもある。

日米欧ともほぼ同等

日米欧ともほぼ同等

未対応

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国内規制(GATS第6条)の議論○ 国内規制( Domestic Regulation)

①資格要件  : 資格を取得するのに必要な要件(例:学歴、資格試験)②資格手続  : 資格を取得する手続③免許要件  : 免許を取得するのに必要な要件(例:現地法人設置に必要な最低資本金)④免許手続  : 免許を取得する手続⑤技術上の基準: 資格又は免許取得後にサービス提供をする際に遵守すべき基準(例:倫理基準)○主要国のポジション日本:5要素、分野横断の包括的な規律(テキスト)を提    案済。EUもこの方向を支持。米国:透明性のみの分野横断規律(テキスト)を提案。    さもなければ、エンジニア等一部の分野別のみの規     律づくりを主張。(規制の多くが州レベルであることや、    規制権限を縛られるべきでないとするNGOもあり、透    明性以外の分野横断的な規律策定には強い難色。)ブラジル:防御的な立場から野心のレベルが低い規律    (テキスト)を提案。インド:人の移動に関連する要素(資格の相互承認等)が    不可欠とのスタンス。テキストベースの提案は行って      いない。

(1)貿易制限ではなく、サービスの質の確保や消費者保護などを目的とする「国内規制」は、自由化交渉の枠外であり各国の権利。(2)他方、国内規制の乱用は貿易制限をもたらし、サービスの約束を無効にし得ることから、GATS第6条4は、国内規制が合理的、客観的、公平に運用されることを確保するために、以下の5つの要素につき規律の作成を義務づけている。

GATS第6条4に基づき、平成11年からWTOの国内規制作業部会(WPDR)において規律策定に向けた議論が行われ、加盟国から様々な提案が提出された(我が国も平成15年に提出)。2005年12月のWTO香港閣僚会議で採択された閣僚宣言では、今次ラウンドの終結までに国内規制規律を“ develop”することとされ、これを受けて、WPDR議長は本格的な交渉の開始に向けてベースとなる作業ペーパーを、2006年7月に加盟国に提示した。

各国立場の差が大きく調整必

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○適用範囲  市場アクセス及び内国民待遇に係る約束を行った分野のサービス○透明性 1.5要素に係る基準が一般に入手可能であること。 2.質問に回答する適切な仕組みを設けること。 3.以下の情報が一般に、又は質問回答時に入手可能であること。   許認可の必要性の有無、関係機関の情報、免許要件・基準・条件・手続・費用、   資格要件・基準・手続等、技術基準、申請の標準処理期間、不服審査手段、監視手続、   申請適格、免許手続に係る公衆の関与、免許手続等に係る例外・特例・変更○免許手続 1.予め設けられており、客観的、透明で、一般に入手可能であること。 2.決定及び手続は中立的であること。 3.申請手続自体が障壁とならないこと。(P) 4.申請手続は可能な限り簡素であり、申請提出までに合理的期間を認められること。原則として1つの機関にだけ申請すること。 5.必要書類は合理的であること。 6.可能な場合には、申請はいつでも電子的にも認められるあること。 7.文書の内容の真正性確認は、予め設けられた一般に入手可能な手続に依ること。 8.申請者に対して、申請完了の有無、追加的な必要情報の通知を行うこと。合理的期間内の修正の機会を与え、申請のステータスを通知すること。 9.申請拒否の場合には、書面で遅滞なく通知すること。要請があった場合には、必要に応じて理由を通知するとともに、不服申立の可能性と期間について通知すること。合理的期間内に申請を再提出できること。 10.合理的期間内に審査を終了すること。 11.免許費用は行政コストを考慮したものであること。 12.免許は不当な遅滞なく有効になること。

国内規制規律に係る作業ペーパー(抄)(2006年7月)

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日本の立場○ サービス貿易の輸出力 ・製造業中心の国際展開 ・サービス輸出は米欧に出遅れ○各分野における主要関心国   ・ コンピュータ関連   (中国、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、インド)  ・ 電気通信   (中国、韓国、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、インド、ブラジル)  ・ 金融 (中国、タイ、マレーシア、フィリピン、インド)  ・ 海運 (米国、中国、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン)  ・ 建設 (中国、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン)  ・ 流通 (中国、タイ、マレーシア、インドネシア)

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日本のオファーとリクエスト我が国のオファー  サービス貿易の自由化は、消費者の選択肢の拡大、直接投資や雇用の拡大等、輸入国、輸出国双方に利益をもたらすとの基本的考えに基づき、幅広い分野において、これまでの自由化・規制緩和を進めてきた部分を含め、積極的にオファー。 ※155分野中、およそ100分野をオファー。実務、郵便・クーリエ、電気通信、建設、流通、教育、環境、金融、観光、運送等。我が国のリクエスト  全加盟国に対し、広範な分野を自由化要求。 ※①外資規制、役員の国籍制限、土地取得制限等の分野横断的な規制の撤廃・緩和。②電気通信、建設、流通、金融、運送等のインフラ・サービスでの更なる自由化の約束。③コンピューター関連サービスや、電気通信など、新しい情報技術・通信技術に関連するサービス分野での更なる自由化の約束。④企業活動を支える各種自由職業(会計、建築士等)の更なる自由化、等を要求。我が国へのリクエスト  途上国からの人の移動(モード4)の自由化要求を中心に、弁護士、郵便・クーリエ、  教育、環境(水道等)、金融、電気通信、エネルギー等。

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○  米国 ・ 金融、通信、コンピュータ関連、建設、エネルギー、環境、法律等の分野で、主として主要途上国の市場開放に強い関心があるが、海運と途上国の関心が強い人の移動では動けない。 ・ そのような中、第2次改訂オファーに向けて、途上国の関心分野の一つである越境サービスを中心に準備を行っていた。○  EU ・ 農業・NAMAの交渉を進めるためにも、サービス分野での進展が必要との立場であり、7月1日に非公式サービス閣僚会合を主催。期限までに質の高いオファーが必要である旨、加盟国の中で最も強く主張。 ・ 金融、通信、コンピュータ関連、流通、海運、環境、法律等に関心があるが、音響映像では動けない。途上国の関心のある越境サービス、人の移動等でオファーの改善を検討していた。○  インド ・ サービスは、インドにとっては数少ない攻めの分野。 ・ インターネットを使った各種サービス提供(コンピュータ関連、越境サービス)と第4モード(人の移動)に主たる関心。「途上国にサービスでの市場開放を求めるのなら、先進国は人の移動でオファーをすべき」との立場。 ・ 農業・NAMAの進捗に拘らず、期限までに質の高いオファーを提出するべく準備していた。○  ブラジル ・ 守りの立場(教育、音響映像、健康はセンシティブ)。 ・ オファー改善の余地を多く残しており、どこまで改善するかは農業の進展次第というポジション。○  豪州 ・ サービス交渉に前向きだが、オファーの提出について全体の交渉の進展との関係を示唆していた。 ・ 音響映像はセンシティブ。

主要国の立場