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Promega2 取扱説明書

promega2 - サウンドハウス - PA音響機器、DJ・DTM … Section 1 リアパネル 5 PEDAL 6 POWER and STANDBY 6 MASTER CONTROL

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Promega2 取扱説明書

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3

Section 1

リアパネル ..........................................................................................5

PEDAL ................................................................................................6

POWER and STANDBY........................................................................6

MASTER CONTROL............................................................................7

Section 2

クイックガイド ...................................................................................8

EXAMPLE1:サウンドの重ね方 ..........................................................9

EXAMPLE2:エフェクトコントロール ...............................................9

EXAMPLE3:キーボードをスプリットする ........................................11

EXAMPLE4:その他 ...........................................................................12

EXAMPLE5:簡単なサウンドエディットの方法 .................................13

EXAMPLE6:パフォーマンス・メモリーの呼び出し ..........................14

EXAMPLE7:ユーザーメモリーの保存 ...............................................16

Section 3

フロントパネルコントロール ..............................................................17

GRAPHIC EQ ......................................................................................17

その他の機能.......................................................................................18

パフォーマンス・メモリー ...................................................................19

新しいパフォーマンスの保存 ..............................................................20

ピッチベンドとモジュレーション・ジョグダイヤル .............................20

Section 4

エフェクト ..........................................................................................22

サウンドにエフェクトを加えるには....................................................22

複数のサウンドに同じエフェクトをかけるには ..................................22

エフェクトの ON/OFF.........................................................................23

パラメーターの変更を保存する...........................................................25

Section 5

サウンドの編集 ...................................................................................26

Section 6

MIDI の編集 .......................................................................................27

Contents

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4

Section 7

コントロールの編集 ............................................................................30

ペダルの種類と設定 ............................................................................30

Section 8

Appendix

英語版を参照下さい

Contents

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Section1

リアパネル

1. MAIN OUT(バランス仕様)、RIGHT と LEFT/MONO

ステレオ接続する場合 RIGHT と LEFT 両方の端子を使用します。ケーブル 1 本によるモノ

ラル接続の場合には、LEFT/MONO 端子のみを使用し、RIGHT 端子には何も接続しないで

下さい。

2. AUX OUT 1/2

出力 1 と 2 で選択可能です。PROMEGA2 の全セクションがこの出力を使用できます。出力

1、2 は個別にも、ステレオペアとしても使用可能。詳細は 33 ページの「OUT―オーディオ

出力アサイン」を参照ください。

3. INPUT、RIGHT と LEFT/MONO

ステレオ仕様機材(CD プレーヤー、MIDI サウンドモジュールなど)とモノラル仕様機材(マ

イクやギターなど)の両方に対応します。ケーブル 1 本によるモノラル使用接続の場合には、

LEFT/MONO 端子のみを使用し、RIGHT 端子には何も接続しないで下さい。フロントパネ

ルの INPUT スライダにより、接続された機材のボリュームを調節します。

4. MIDI IN

外部 MIDI 機器から MIDI データを受信します。

5. MIDI OUT

MIDI データを PROMEGA 2 本体から外部 MIDI 機器へ送信します。

6. MIDI THROUGH

複数の MIDI 対応機器を接続する際に使用します。MIDI IN に入力された信号をそのまま

MIDI チェーン上の機材に送信します。

7. Mode Switch

使用するコンピュータのタイプを設定します。Macintosh を使用する場合には、MAC の位

置に切り替えます。PC/Windows を使用する場合 PC2(Fast)に設定してください。この設

定でインターフェースを使用する際に支障がある場合、PC1(Slow)に切り替えて下さい。

8. Computer Connector

MAC 専用シリアルケーブルの 8 PIN DIN プラグ、または General Music Multimedia Kit

の専用ケーブルを接続します。

9. DISPLAY CONTRAST

LCD ディスプレイのコントラストを調節します。

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PEDAL 3つのオプション・ペダル用のコネクターです。使用するペダルは以下の通りです。

10. PEDAL 2/ PEDAL 1

市販のフットスイッチ、またはボリュームペダルを使用可能です。(PROMEGA 2は接続さ

れるフットスイッチを自動的に感知・設定します)

11. DAMPER

市販のダンパーペダル、または General Music 専用 Pro Pedal Unit を接続します。

POWER and STANDBY

電源スイッチは本体のバックパネルにあります。電源を ON にし

た際に、内部メモリーデータを読み取ります。この過程には約 60

秒かかります。

本体左側、鍵盤の下にスタンバイ・ボタンがあります。電源スイッチとは異なり、このボタンを

ON/OFF してもデータの読み取りはなく、待ち時間なくスタートできます。

スタンドバイ・ボタンで Promega2 の電源を落とす場合、2 秒間連続してボタンを押してくださ

い。瞬間的にスタンドバイ・ボタンを押しただけでは電源が落ちません。パネルのライト点灯が

消えたら、電源が OFF になっています。Promega2 の電源を再度入れるには、スタンドバイ・ス

イッチを再度(短く)押してください。

このスタンバイ・ボタンはコンピュータのスリープ機能とほぼ同等で、電源ボタン

の ON/OFF(コンピュータのシャットダウン)の代わりに使用して下さい。本体

を長時間離れるような場合には、電源スイッチを OFF にして下さい。電源を抜き

移動する際にも、電源スイッチを OFF にして下さい。

ソフトウェアのアップグレード時には、スタンバイ・ボタンを押しながら電源を

ON にして下さい。

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MASTER CONTROL

VOLUME

全体のボリュームを調整します。最適なボリューム設定は最大値の約 75%です。アン

プシステムに接続する際には、本体のボリュームをゼロに下げた状態で接続して下さい。

接続後、本体のボリュームを 75%にセットし、アンプ側で適度なボリューム設定を行

います。

INPUT

PROMEGA2 の INPUT 1と 2 に接続した機材のボリュームレベルを調節します。接続する際に

は、INPUT ボリュームをゼロの位置にしてからケーブルを接続して、適切なボリュームレベルが

得られるまで徐々にレベルを上げて下さい。

HEADPHONES JACK

ヘッドフォン端子は本体左側、スタンバイ・ボタンの下にあります。

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Section 2

クイックガイド

PROMEGA 2 はすべての機能に簡単にアクセスできるよう設計されています。音色の設定やキー

ボードのスプリットなど、頻繁に使用される機能に関しては、エディットメニューや LCD 機能を

使うことなく設定が行えます。

このセクションは、PROMEGA 2 をすぐに演奏できるように説明されています。クイックガイド

として活用して下さい。

まずはリアルタイム操作(パフォーマンス・メモリーを使用しないマニュアル操作)を見てみま

しょう。その後でユーザー設定の保存/再生について説明します。

PROMEGA 2 では、各サウンドモジュールを全く同じフォーマットで操作できます。各セクショ

ンには大きな赤い ON/OFF スイッチがあり、このボタンを ON にすれば該当するサウンドをいく

らでも重ねることが出来ます。

PROMEGA 2 には 3 つのサウンドモジュールがあります。

?? ピアノ

?? ビンテージキーボード

?? ベース/その他

本セクションではピアノモジュールについて説明していきます。

PIANO モジュール

1. バーチャル・ポット(ロータリー式つまみ)

JAZZ、POP など、サウンドを選択します。

2. TO LEFT ボタン

このセクションの音をキーボード・スプリッ

ト・ポイントの左側に割り当てます。

3. 赤い ON/OFF ボタン

このセクションの ON/OFF を切り替えます。

4. EFFECTS ボタン

エフェクト(REVERB と PRO EFX)の

ON/OFF を切り替えます。

5. スライドフェーダ

このセクションのボリュームを調節します(その他、パラメーター類の調節も行います)。

6. OCTAVE ボタン

12 段階(半音づつ)のピッチ操作をします。

7. +/-ボタン

ピッチの調整をします。連続して+/-ボタンを押すと、セクションのピッチが上昇/下降して

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いきます。元々のピッチレベルに戻す際には、この+/-を同時に押します。両方の LED が

消えた状態の場合、元々のピッチレベルに戻っています。

EXAMPLE 1:サウンドの重ね方 次にサウンドモジュールの組み合わせの例を紹介します。 1) まずはピアノ・サウンドだけを ON にします。

この時にピアノセクションの LED だけが点灯します。

2) ストリング・サウンドを重ねます。

① BASS/OTHER セクションに入り、バーチャル・ポットで SLOW STRING PAD を選

択します。

② スライドフェーダで約 90 にボリュームを設

定します。

③ 今度は「リバーブ」をかけます。

REVERB ボタンを ON にして、PRO EFX ボタ

ンを OFF にします。

サウンドのオクターブ設定をノーマルに、スプリ

ット・キーボードになっていないことを確認して

下さい。オクターブ設定をノーマルにするには、

両方の OCTAVE LED を同時に押してください。

TO LEFT ボタンが OFF であることを確認くだ

さい。

3)赤い ON/OFF ボタンを押します。

この段階でストリング・サウンドとピアノ・サウンドがミックスされます。

EXAMPLE 2:エフェクトコントロール ストリング・サウンドで「コーラス」効果を試してみましょう。

1) EFFECTS セクションの PRO EFX で、バーチャル・ポットを回して

CHORUS を選択します。

2) BASS/OTHER セクションの PRO EFX ボタンを ON にします。

ここでは、コーラス効果をピアノにはかけません。従ってピアノセクション内

の PRO EFX ボタンを OFF にします。この時点で、ストリングのみにコーラ

スがかかります。パネルを見れば、ピアノセクションでは REVERB が ON、

PRO EFX ボタンが OFF になっているのが確認できるはずです。ストリングセクションでは、

REVERB と PRO EFX ボタンが両方とも ON になっているはずです。

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ピアノ、ストリングのリバーブ・エフェクト量を個別に調節してみましょう。

1) EFFECTS セクションの REVERB にある SEND ボタンを押します。

ディスプレイの表示が変わり、ボリュームレベルからリバーブレベルの表示に

変わります。スライドフェーダを使ってリバーブレベルを調節します。

2) BASS/OTHER セクションのスライダを使い、リバーブレベルを 120

に設定してください。また PIANO セクションのスライダは 60 に設定

してください。

この状態で、ストリングにはピアノの 2 倍のリバーブがかかっています。設

定が終了したので、PROMEGA2 を通常の演奏モードに戻しましょう。

1)REVERB SEND ボタン(点灯中)をもう一度押して OFF にします。

次にストリングに適用されるコーラス・エフェ

クト量を設定します。ここでも PRO EFX

SEND ボタンを使用します。

1)EFFECTS セクションの PRO EFX にある

SEND ボタンを押します。

2)BASS/OTHER のスライダを使用し、エフェ

クトのレベルを設定してください。

3)最後に PRO EFX SEND ボタン(点灯中)

を再度押し、機能を OFF にしてください。

各 SEND ボタンを押すたびに PROMEGA2 が

EDIT モードになります。EDIT モードでは、各セクションのスライダおよびディスプレイでボ

リューム以外のパラメーターを表示/変更できます。EDIT モードになると、直接押したボタン

だけでなく、全ての画面が点滅します。

PROMEGA2 の設定を変更するために、EDIT モードにする機会は多々あります。ただし誤っ

て EDIT ボタンを押してしまった場合、元に戻す必要があります。その際は点滅しているボタ

ンを押してください。

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EXAMPLE 3:キーボードをスプリットする キーボードにスプリットポイントを設定し、そのポイントの左側を任意のサウンドに設定する

機能です。まずは、ベースサウンドで試して見ましょう。

1) BASS/OTHER セクションのバーチャル・ポットを使って

FRETLESS を選択します。

2) スライドフェードを使用してボリュームを 120 に設定し

ます。

3) REVERB ボタンが OFF になっていることを確認して下

さい。

4) PRO EFX ボタンを押します。

オクターブ設定が通常に戻っていることを確認し

て下さい(両方の OCTAVE LED が OFF)。通常

の設定に戻すには、両方の OCTAVE LED を同時

に押してください。

5) TO LEFT ボタンを押します。

6) このセクションの ON/OFF ボタンを押します。

この時点で、ピアノ/ストリングの音が右側に、新

たに選択されたベースの音が左側に設定されます。

スプリットポイントの位置を変更:

EDIT & CONTROL セクションの「SPLIT P」ボタンを押したまま、

キーボード上の設定したいスプリットポイントを押してください。次

に SPLIT P ボタンを離します。

緑の EDIT & CONTROLディスプレイ上に設定された鍵盤が表示さ

れます。

スプリットポイントをディスプレイ上で再度確認するには再度

「SPLIT P」ボタンを押します。

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今度は、設定したベースサウンドにコーラスをかけ、コーラス・

エフェクト量を調整します。

1) EFFECTS セクションの PRO EFX にある SEND ボタン

を押します。

2) BASS/OTHER セクションのスライドフェーダでレベルを

100 にします。

3) 点滅する PRO EFX SEND ボタンを押して、OFF にします。

EXAMPLE 4:その他 各セクションの TO LEFT ボタンにより、どのサウンドもスプリットポイントの左側に設定す

ることができます。

?? ベースサウンドと一緒に他のサウンドを左側に設定してみましょう。

VINTAGE KEYS セクションの赤い ON/OFF ボタンを押します。次に TO LEFT ボタンを押し

てください。この状態では左側でベースと VINTAGE KEY サウンド、右側からピアノの音が

するはずです。次に右側に新しいサウンドを加えてみましょう。

?? VINTAGE KEYS セクションの TO LEFT ボタンを再度押し、この機能を OFF にします。

PROMEGA 2 にはキーボードをスプリットするためだけのボタンは設けていません。いずれか

のセクションでTO LEFT機能が起動されると、自動的にスプリットが設定されます。TO LEFT

が 1 つも押されていなければスプリットは機能しません。

例:

BASS/OTHER セクションの TO LEFT ボタンを押してこのスプリット機能を OFF にします。

TO LEFT ボタンがすべて解除された状態になり、スプリット機能も解除されます。この状態

では、スプリットなしで、ピアノ、VINTAGE KEYS、ベースの 3 つのサウンドが重なってい

ます。いずれかの TO LEFT ボタンを押せば、再度スプリット機能が戻ります。

VINTAGE KEYS セクションの TO LEFT ボタンを押します。今度は VINTAGE KEY サウンド

がスプリットの左側に設定されます。

これは和音を弾くのには便利な設定ですが、音程が間違っている場合はどう

したらよいでしょうか。

その場合、OCTAVE ボタン(+/-)を押すことで音程が上下します。

スプリットポイントより低い鍵盤で和音を弾きながら、VINTAGE KEYS

セクションの OCTAVE+ボタンを押してください。サウンドが一オクターブ上がったのが確認

できるはずです。

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EXAMPLE 5:簡単なサウンドエディットの方法 この EDIT SOUND 機能では、各サウンドの「明るさ(聴こえやすさ)」をフィルターによって

調節します。

1. VINTAGE KEYS セクションを OFF にし、BASS/OTHER セクションの SLOWSTRING

PAD を選択してください。

2. EDIT & CONTROL セクション、SOUND ボタンを押します。

このボタンを押すと、EDIT & CONTROL ディスプレイに、「FLT」

が表示され、各セクションのフィルターを調節することができます。

各セクションのディスプレイにはフィルター設定状況が表示されま

す(通常はゼロの状態)。

3. スプリットの左側のストリングを暗く、右側のピアノを明るく

設定してみましょう。スライドフェーダを上げると明るさが増

し、下げると明るさが減少します。スライドフェーダが真中の

位置にあるときには、明るさのレベルは通常の「ゼロ」の状態

です。

BASS/OTHER セクションのスライダを下向きに動かし、値を-30

位に設定してください。音を出しながらフェーダーを下げると、リ

アルタイムでの音の変化が確認できます。

PIANO セクションのスライダを上向きに動かし、値を 30 に設

定してください。

4. PAGE UP/PAGE DOWN ボタン

SOUND、MIDI、CONTROL などのエディット機能は、1つ

のボタンで様々な設定が可能です。PAGE UP/PAGE DOWN

ボタンを押してこれらの機能を切り替えてください。切り替え

た機能は EDIT&CONTROLS ディスプレイで確認できます。

EDIT SOUND の別の機能を以下に紹介します。

PAGE UP ボタンを押します。EDIT & CONTROL ディスプレイには PAN が表示され、音声

の定位を定めることが出来ます。各セクションのディスプレイには、その時点で設定されてい

るパンの状態を表示します(パンが「ゼロ」の状態は、左右のバランスが均等な状態です)。

今度はストリングをやや左チャンネルよりに、ピアノを右チャンネルよりに調節してみます。

1) BASS/OTHER セクションのスライドフェーダを下げ、-30 の値にします。ストリング

がわずかに左チャンネル側に移動します。

2) PIANO セクションのスライダフェーダを上げ、30 の値にします。ピアノがわずかに右

チャンネル側に移動します。

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3) 機能を通常のプレイモードに戻す際には、点灯しているボタン(この場合EDIT SOUND)

を押すだけです。

4) 再度 EDIT SOUND ボタンを押すと EDIT SOUND 機能が解除されます。

EXAMPLE 6:パフォーマンス・メモリーの呼び出し パフォーマンス・メモリーとは、PROMEGA 2 の全機能に関わる設定です。パフォーマンス・

メモリーを保存することにより、音質、ペダル、MIDI 設定などがボタン一つで変更出来ます。

PROMEGA2 で選択できるパフォーマンス・メモリーの数は 128 種類です。これが 2 つのグル

ープ(64 メモリーからなる PRESET と USER)に分かれます。プリセットメモリーは初期状

態で保存されている上書き/変更の出来ないメモリーです。USER メモリーはユーザーが自由に

設定できます。

これらのメモリー設定に慣れる為にプリセットメモリーを選択してみましょう。例えば、本体

の電源を ON にした時にすでにメインピアノが選択されているのもプリセットメモリーの一つ

(A1)です。

USER とプリセット、2 系統のメモリーが 8 バンク(A~H)のなかに組み込まれています。こ

れらのうちの1つが必ず選択されているはずです。PERFORMANCE MEMORIES と表示され

ている一連のボタンを見てください。バンク A が選択されているはずです(電源を ON にして

から設定を変更していない場合)。

各 BANK には 8 つのパフォーマンス・メモリーが含まれています。単に最後に選択されたメモ

リーが有効となります。

パフォーマンス・メモリーを A1 に設定してみましょう。

?? パフォーマンス・メモリー上段の「1」ボタンを押します。

サウンド設定が電源を投入したときと同じベーシックなピアノ・サウンドに戻り、この状態

でプリセット A1 が選択されています。この A1 に戻る手順は以下の通りです。

1) PRESET を押します。

2) A を押します。

3) 1 を押します。

PRESET BANK A に保存されているメモリーをいくつか聴いてみましょう。2、3、4 など

のボタンを押して、プリセットサウンドを選択します。

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バンクを変更するには 2 段階の作業が必要です。まず新しいバンクを選択します。その次に新し

く選択したバンク中で、メモリーを選びます。メモリーを選ぶまで、新しいサウンドは再生され

ません。プリセット C4 を選択して見ましょう。

1)C ボタンを押します。

メモリーボタンが点滅するのを確認してください。直前に選択していたメモリーボタンは点灯し

ません。

2)4 を押します。

現在、PRESET バンク 4 が選択されています。8 種類のボタンのいずれかを押すと対応するメモ

リーサウンドが再生されます。

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EXAMPLE 7:ユーザーメモリーの保存 ユーザーメモリーに保存してみましょう。

まずはメインのピアノ・サウンド、PRESET A1 を選択します。

1) A ボタンを押します。

2) 1 ボタンを押します。

この時点ではピアノ・サウンドが選択されています。EXAMPLE 1 で行ったピアノ/ストリング

のコンビネーションをセットします。

今度は、このピアノ/ストリング・サウンドをユーザーA1 に保存します。

1) STORE ボタンを押します。

2) A ボタンを押します。

3) 1ボタンを押します。

PRESET ボタンが自動的に OFF になり、ユーザーボタンが ON になります。STORE ボタン

を押した時点で、ユーザーモードになります。プリセットモードに戻る際には、再度 PRESET

を押します。

ユーザーメモリーに正しく保存されたことを確認するために、一度プリセットメモリーを選択

し、新たに保存されたユーザーA1 を選択して下さい。

1) PRESET ボタンを押します。

2) C ボタンを押します。

3) 4 ボタンを押します。

この時点で PRESET C4 が選択されています。ユーザーメモリーA1 を再度選択肢、A1 が正し

く保存されているかテストしてみてください。

1) USER ボタンを押します。

2) A を押します。

3) 1 を押します。

A1を選択後、再生される音はピアノ/ストリングのコンビネーションサウンドのはずです。

今度は別のサウンドをユーザーメモリーに保存してみます。

EXAMPLE2 と EXAMPLE3 に戻り、スプリット(BASS を左側、ピアノ/ストリングを右側)

を設定します。

このサウンドを USER A2 に保存します。

1) STORE ボタンを押します。

2) 2 ボタンを押します。

今回は既にバンク A が選択されていたので、手順が一つ少なく完了しました。

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Section 3

フロントパネルコントロール

1. GRAPHIC EQ(4 バンド EQ)

PROMEGA2 のグラフィック EQ は 4 種類の

LED バー、つまみで構成されており、各 LED

が周波数帯域を表示します。現在のディスプ

レイ表示とは違う EQ 設定をもつパフォーマ

ンス・メモリーを選択すると、自動的に新し

い EQ 設定が表示されます。

グラフィックEQセクションのON/OFFボタ

ンで、EQ が不要な場合には完全に OFF にす

ることができます。

各バンドには CONTINUOUS つまみがあり、このつまみで EQ レベルを調節します。この調節

による EQ レベルはすぐ上にある LED バーに反映されます。

LED バーの中心は緑色で、この位置はゼロ設定またはリセットした EQ の値です。EQ がゼロの

場合、音が「フラット」だと言えるでしょう。

EQ 操作を始める前に、すべてのバンドレベルを「フラット」の状態にすると調整が簡単になり

ます。操作前に RESET ボタンを押して「フラット」の状態にしましょう。

パフォーマンス・メモリーでグラフィック EQ を使用する

パフォーマンス・メモリーに好みのサウンド・コンビネーションを保存すると、EQ 設定も同時

に保存されます。特定のサウンドの EQ 設定も保存/修正できることが PROMEGA 2の強みでも

あります。

マスターとしてグラフィック EQ を使用する

グラフィック EQ はプロ機材として使用され音を補正したり、好ましくない音を削ったりするこ

とができます。

例えばコンクリートの壁で出来た高い天井のシアターでは、小さなカーペット敷きの部屋に比べ

ると、高域のカットはあまり必要ありません。この場合、グラフィック EQ を使用して「マスタ

ーEQ カーブ」をセットします。このセッティングにより、音響システムを通った音はすべて同

じレベルで処理がされます。

PROMEGA 2 のグラフィック EQ をマスターEQ として使用する場合に、どのパフォーマンス・

メモリーを選択しても EQ 設定が変更されないようにすることが必要です。この問題は LOCK ボ

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タンを押すことで解決します。

LOCK ボタンが点灯している時、EQ 設定はマニュアル操作が可能ですがパフォーマンス・メモ

リーを変更しても設定が変更されません。

2. その他の機能

TOUCH

PROMEGA 2 のキータッチの感度を Velocity Curve と呼ばれる設定を使って調整します。3 つの

プリセットがあり、ユーザー設定も可能です。

この TOUCH 機能を立ち上げるには、TOUCH ボタンを押します。このボタンが点滅し、EDIT &

CONTROL ディスプレイには現在選択されている Velocity Curve が表示されます。PAGE ボタン

により新しい Velocity Curve を選択してください。以下の 3 種類から選択します。

SFT(ソフト):弱いタッチでも、大きな音が得られます。シンセサイザーを弾きなれている方

にお勧めです。

NOR(ノーマル):通常のピアノと同じ感覚でのタッチで演奏できます。初期設定。

HRD(ハード):重いキーボードアクションでの演奏に慣れている人におすすめです。

USR(ユーザーカーブ):ユーザー設定は 1~100 の範囲で調節可能です。EFFECTS セクション

の LEVEL スライダにより調節可能です。現在選択された設定は EFFECTS セクションのディス

プレイで確認してください。

ユーザー設定「1」はベロシティーコントロールの最小値、「100」が最大値となり、「100」の時

にはプリセットの HRD 設定よりも鍵盤が硬くなります。

保存するには TOUCH ボタンをもう一度押します。

LOCAL OFF

LOCAL OFF ボタンを押すと、PROMEGA 2 の内蔵音源がキーボードから遮断されます。従って

PROMEGA2 を完全に外部音源専用のコントロール・キーボードとして使用できます。

この機能は PROMEGA2 全セクションを LOCAL OFF モードにする場合のみ使用します。全て

のセクションではなく、あるセクションのみ LOCAL OFF モードにする場合の詳細は

本マニュアルの 27 ページ、「セクション・ローカル入/切」を参照してください。

DEMO

各セクションには、それぞれのサウンドをフィーチャーしたデモ演奏がプログラムされています。

DEMO ボタンを押すと、各セクションの ON/OFF ボタンが点灯を始めます。各セクションので

も演奏を聴くには、点灯している ON/OFF ボタンを押してください。演奏を止めるには、ON/OFF

ボタンもしくは DEMO ボタンを押します。DEMO ボタンを押すと、DEMO モードが解除され、

通常の演奏モードに戻ります。

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3. パフォーマンス・メモリー

PROMEGA 2 には 128 種類のパフォーマンス・メモリーがあり、プリセットとユーザーの 2 グル

ープ(各 64 メモリー)に分かれています。

64 のプリセット・パフォーマンスはあらかじめプログラムされた音源で、変更は出来ません。最

適なサウンド・コンビネーションがプログラムされています。

64 のユーザー・パフォーマンスには、好みのサウンド・コンビネーションを自由に保存できます。

プリセット・パフォーマンスに手を加えたものも、このユーザーメモリーに保存できます。

1) まずはプリセットかユーザーボタンを押し、いずれかのグループを選択します。

2) 下段にある A~H の BANK を選択します。

3) 1BANK には 8 種類のパフォーマンスが搭載されています。上段にある 1~8 までのボタ

ンを選択します。

上記の作業が終わると、選択されたパフォーマンス・メモリーにあわせて PROMEGA 2 の設定が

変更されます。最後に選択されたパフォーマンス・メモリーが有効となりますが、パネル設定は

いつでも変更・調節可能です。現在選択されたパフォーマンス・メモリーの設定を回復するには、

対応するボタン(点灯中)を押してください。

同じパフォーマンスバンク内では(例えば BANK A)、1~8 のボタンを押すだけでプリセットを

変更可能です。続けて同じ BANK ボタンを選択する必要はありません。

各パフォーマンス設定には名前がそれぞれあり、

LCD ディスプレイに表示されます。

ユーザー設定の際に、オリジナルの名前を設定するこ

とも可能です。

注意:ユーザーパフォーマンスを工場出荷時の設定に復帰するためには、STORE ボタンを押し

ながら本体の電源を ON にして下さい。

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4. 新しいパフォーマンスの保存

新しいサウンド・コンビネーションを保存する際には、まず STORE ボタンを押します。

この段階でパフォーマンス・メモリーの名前を登録します。名前の登録をしない場合には、次の

設定に進みます。名前を登録する際にはキーボードを使用します。A2 から E6 までの白鍵でアル

ファベット順に ABC…が並んでいます。C#5 から A#6 までの黒鍵で数字を、D2 から G2 の間で

以下のコントロールを行います

D2:大文字/小文字

D#2:挿入/上書き

E2:スペース

F2:デリート

G2:バックスペース

名前設定時には、1 文字入力するごとにカーソルが 1 文字分移動します。バックスペース(G2)

を押すことで 1 文字分戻ります。LCD の右側、一行目には大文字(UPPERCASE の u)/小文字

(LOWERCASE の l)、挿入(INSERT の I)/上書き(OVERWRITE の o)設定が確認できます。

大文字/小文字設定を変えるには D2 キーを、挿入/上書き設定を変えるには D#2 キーを押してく

ださい。

1) 名前の登録が終了したら、保存する BANK(A~H)を選択します。

2) その後に 1~8 のボタンを押し、保存完了です。

3) 保存されたパフォーマンスを選択するには、まず USER ボタンを押してから該当するバ

ンクと数字のボタンを押して下さい。

5. ピッチベンドとモジュレーション・ジョグダイヤル

ピッチベンドとモジュレーション・ジョグは PROMEGA2 のみでなく、PROMEGA2 に接続され

た MIDI 機材の音源もコントロール可能です。また両方とも別の機能を搭載するよるプログラム

が可能です。

ピッチベンド

弦楽器のベンディングサウンドや、管楽器などのスラーなどを再現するために使用します。ピッ

チベンド幅は+/‐2 半音にプリセットされています。つまり、ピッチベンドを上下に回して変化す

るピッチの幅は最大 2 半音となります。

1半音ずつピッチシフト幅を変更するには、EDIT&CONTROL セクションの CONTROLS ボタ

ンを押してください。次に PAGE UP/DOWN を使い「PIT」機能を選択します。

LCD にはその時点に設定されているピッチベンドの値が表示されます。MASTER TRANSPOSE

b と#ボタンでピッチ幅を設定します。

同時に、ピッチベンドのコントロールがどのセクションに対して有効になっているかを確認でき

ます。ピッチベンドコントロールが有効なセクションは ON、無効のセクションは OFF と表示さ

れます。レベルスライダーを使って ON/OFF 設定を変更できます。

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21

ピッチベンド・ジョグダイアルは多機能に対応しています。

EFFECTS セクションディスプレイには現在選択されている機能が表示

されます。機能設定を変更するには、EFFECTS セクションの LEVEL

スライダを使ってください。設定可能な機能は以下の通りです。

Pb:ピッチベンド(初期設定)

PAN:パン、ステレオバランス調整

UAH:ワウコントロール(ワウエフェクトが設定されているときのみ使

用可能)

FLT:フィルターコントロール

モジュレーション

モジュレーション・ジョグダイヤルは通常、モーション効果(ビブラートやトレモロ)をかける

のに使用します。弦/管楽器と同じビブラート(音が持続するに従って振動が増していく)をかけ

ることができます。ジョグダイヤルを 0 ポジションからゆっくりと回すことでこの効果を得られ

ます。

使用しない場合には、ジョグダイヤルを 0 ポジションに戻して下さい。PRO EFX が OFF の状態

であるにもかかわらず、モーション効果がかかっている場合、モジュレーション・ジョグダイヤ

ルが 0 ポジションに戻されていなかった可能性があります。再度ジョグダイヤルを 0 に戻してく

ださい。

モジュレーション・ジョグダイヤルは PROMEGA2 のどのセクションにも使用できます。また設

定を変更する場合、EDIT&CONTROLS セクションの CONTROLS ボタンを押し、PAGE ボタ

ンで「MOD」機能を選択します。これでモジュレーション・ジョグダイヤルのコントロールが有

効と鳴っているセクションが表示されます(有効となっているセクションは ON、無効となって

いるセクションは OFF)。この設定を変えるには、各セクションの LEVEL スライダを使ってく

ださい。

ジョグダイヤルの機能を変更するには EFFECTS セクションの LEVEL スライダを使用します。

EFFECTS セクションのディスプレイにはその時点で選択されている機能が表示されます。機能

のリストは 32 ページの「CONTINUOUS PEDAL & MOD WHEEL」を参照して下さい。

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Section 4 エフェクト

PROMEGA 2 にはエフェクターが 2 系統あり、各サウンドセクションに適用されます。エフェク

トレベルも自由に調整していただけます。各エフェクターは個別のコントロールが装備されてい

ますが、ディスプレイは共用です。各セクションには以下の機能があります。

V-POT:エフェクト・タイプを選択

マスターDEPTH コントロール

パラメータコントロール×2

SEND ボタン

各エフェクトは工場出荷時に最適な設定になるようプリセットされています。よって殆どの場合、

エフェクトのパラメーターを調整する必要はありません。

1. サウンドにエフェクトを加えるには

エフェクトの設定は 3 段階で行うことができます。

1) 使用するエフェクトを選択します。

2) エフェクトをかけるサウンドセクションを選択します。

3) エフェクトレベルを調節します。

例えば、ST. GRAND1 に CHURCH リバーブをかけてみましょう。

1) REVERB バーチャル・ポットで CHURCH エフェクトを選択

します。

2) ピアノセクションの REVERB ボタンを押します。

3) REVERB DEPTH ボタンを押し、LEVEL スライダでエフェ

クトレベルを調節します。

2. 複数のサウンドに同じエフェクトをかけるには

SEND 機能により、複数のサウンドに同じエフェクトをかけ、サウンドごとに異なるエフェ

クトレベル設定ができます。

例:

1) 各サウンドセクションを ON にして、すべての音量が

適当なレベルになるように設定します。

2) 各セクションの REVERB ボタンを ON にし、PRO

EFX ボタンを OFF にします。

3) REVERB バーチャル・ポットを使用して STADIUMエ

フェクトを選択します。

この段階では、すべてのサウンドに深いリバーブサウンドがかかっていま

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す。リバーブが浅い場合には、REVERB DEPTH ボタンを押して EFFECTS セクションの

LEVEL スライダを上げてください。

REVERB SEND ボタンを押します(ボタンが点滅します)。各セクションのディスプレイ表

示が変わり、リバーブレベルが表示されます。LEVEL スライダを使用してゼロに設定する

と、リバーブ効果は無効になります。

ここで各セクションに異なるリバーブレベルを設定してください。設定後に、REVERB

SEND ボタンを押すと、点滅が消えます。この状態で、ノーマルモードに戻ります。

RO EFX セクションのディレイ効果を追加してみましょう。

1) 各セクションの PRO EFX ボタンを ON にします。

2) PRO EFX バーチャル・ポットで、ST. DELAY を選

択します。

各サウンドセクションにディレイがかかります。全体的なエフェクトレベルを上げるには、

PRO EFX DEPTH ボタンを押して LEVEL スライダを上げてください。

PRO EFX SEND ボタンを押すとボタンが点滅し、各セクションに適用されているディレイ

エフェクト・レベルが表示されます。エフェクトレベルは、LEVEL スライダで調節可能で

す。

この方法で複数のエフェクトを設定する場合、REVERB SEND と PRO EFX SEND をダイ

レクトに切り替えできます。PRO EFX SEND ボタンが点滅している間に REVERB SEND

ボタンを押すと、リバーブレベル調整に戻ります。

本体が REVERB SEND か PRO EFX SEND モードの場合、レベルスライダーが各セクショ

ンのエフェクトレベルを個別に調整します。その際 EFFECTS セクションの LEVEL スライ

ダは該当するエフェクトの MASTER DEPTH コントロールとして機能します。

3. エフェクトの ON/OFF

必要に応じてエフェクトを一時的に OFF にすることもできます。

リバーブを一時的に OFF にする方法例を 2 つ紹介します。

1) 各セクションのリバーブボタンを OFF する

2) REVERB DEPTH ボタンを押して、LEVEL スライダのレベルを 0 にする

方法 2)のほうが早く OFF にすることができます。ただしリバーブを元のレベルに戻すには、

元々の設定値を記憶しておく必要があります。

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4. パラメータコントロール

30 種類のエフェクトにはユーザーコントロール・パラメーターが 2 系統装備されています。

必要に応じてエフェクトを正確に設定することが出来ます。

5. リバーブセクション

リバーブセクションで使用可能なパラメーターは TIME と DELAY です。どのリバーブ・エ

フェクトを選択しても、パラメーターの調整方法は変わりません。

6. TIME(リバーブタイム)

TIME ボタンを押すと、EFFECTS セクションのディスプレイに現在のリバーブタイムが表

示されます。LEVEL スライダで調節可能です。リバーブタイムとはリバーブの持続時間で

す。レベルが高いほど、リバーブの持続時間が長くなります。

7. DELAY(PRE-DELAY)

DELAY ボタンを押すと、EFFECTS セクションのディスプレイに現行の PRE-DELAY 値が

表示されます。この値はレベルスライダーで調整できます。

DELAY 機能を使うと、鍵盤を叩いて出す音とそれに伴って生じるリバーブ出力にわずかな

間隔がおかれます。間隔は PRE-DELAY によって調整します。PRE-DELAY 機能により、オ

リジナルの音源をクリアに発声させた後で、反響音を響かせることが出来ます。

8. PRO EFXセクション

リバーブセクションとは異なり、この 2 つのパラメーターには特定の名前がありません

(PARAM1、PARAM2 と呼びます)。バーチャル POT で新しい PRO EFX エフェクトを選

択すると、PARAM1/2 の機能が切り替わります。おかげでボタン操作の負担が大幅に軽減さ

れました。

以下、各エフェクトに対応した PARAM1/PARAM2 の機能一覧です。 EFFECTS NAME PARAM 1 FUNCTION PARAM 2 FUNCTION CHORUS1 Modulation Frequency Modulation Depth CHORUS2 Modulation Frequency Modulation Depth FLANGER Modulation Frequency Feedback Amount WAH Modulation Frequency Right Phase PHASER Modulation Frequency Feedback Amount TREMOLO Modulation Frequency Right phase COMPRESSOR Threshold Compression Ratio LOUDNESS Threshold Loudness Ratio EXCITER Pre-gain Stereo Image STEREO DELAY Delay Time Feedback Amount DELAY Delay Time Feedback Amount CHORUS/DELAY Chorus Mod. Frequency Delay Time CHORUS/EXCITER Chorus Mod. Frequency K-pre CHORUS/TREMOLO Chorus Mod. Frequency Tremolo Mod. Freq CHORUS/FLANGER Chorus Mod. Frequency Flanger Mod. Freq

9. パラメーターの変更を保存する

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バーチャル POT を使って新しいリバーブおよび PRO EFX エフェクトを選択した場合、該当

エフェクトのユーザーコントロール・パラメーターが初期設定にリセットされます。

例:PRO EFX セクションで PRO EFX セクションで FLANGER を選択肢、PARAM1 と

PARAM2 の値を両方変更したとします。ここで種類の違うエフェクト(TREMOLO など)

を一端選択し、また FLANGER を選択してください。PARAM1 と PARAM2 の値は先ほど

設定した値ではなく、初期設定になっているはずです。この機能はどんなエフェクトを選択

しても、音質がおかしくならないためのものです。エフェクトセクションそのものにはパラ

メーターの変更を保存する機能はありません。したがって特定のエフェクトのパラメーター

を保存しておきたい場合、パフォーマンス・メモリーに全体の設定を保存する必要がありま

す。

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Section 5

サウンドの編集

SOUNDボタンで、各セクション(計 4 セクション)のサウンドの調整を行うことができます。

SOUND機能を使用するには、EDIT&CONTROLセクションの SOUND

ボタンを押して下さい。

SOUND ボタンが点灯し、EDIT&CONTROL の画面には“FLT”と

表示されます。これが EDIT SOUND の第一ページです。

PAGE>ボタンを押すことで次のページに移動することができます。

PAGE<ボタンで前のページに戻ることができます。

各ページのタイトルと詳細が EDIT&CONTROLS ディスプレイに表

示されます。

FLT-ローパス・フィルター

このコントロールで各セクションのブリリアンス・レベルをダイナミ

ック・フィルターを通して調整します。各セクションの LEVEL・スラ

イダを使用して音色を明るくも暗くも変えることが可能です。フィルターを通していない音を聞

くにはフェーダーを真中の位置(センターポジション/0)にセットして下さい。

PAN―パンポット・コントロール

各セクションの PAN ポジション(バランス)をコントロールします。各セクションの LEVEL スラ

イダを調整して音を左右にふることができます。コントロールをセンターポジション(0)に戻すこ

とでバランスを中心に取れます。

*このコントロールは AUX OUT 1 または AUX OUT2 のみに割り当てられたセクションには効

果がありません。詳細は 33 ページ「OUT―オーディオ出力アサイン」を参照ください。

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Section 6

MIDI の編集

PROMEGA 2 は一つの楽器でありながら、3 ゾーンMIDI コントローラーとしても使用可能です。

各セクションは独自の MIDI ゾーンを持っていて、外部 MIDI 機器のコントロールを行うことが

できます。

PROMEGA 2のサウンド・セクションは通常内蔵されている音源を操作するのに使用されますが、

各セクションに MIDI チャンネルやプログラム・チェンジ、バンクセレクト MSB と LSB 番号を

割り当てることもできます。

そのセクションの MIDI 機能を切り替えるには ON/OFF スイッチを使用します。その為、外部

MIDI デバイスを 2 つ以上ミックスするには 2 つ以上のボタンを ON にするだけで行うことがで

きます。

MIDI 機能を設定するには EDIT&CONTROLS セクションで MIDI 機能を開いて下さい。

MIDI ボタンが点灯して、EDIT&CONTROLS ディスプレイには“CHN”と表示されます。PAGE>

ボタンを押すことで次のページに移動することができます。PAGE<ボタンで前のページに戻るこ

とができます。

各ページのタイトルが EDIT&CONTROLS ディスプレイに表示されます。

1. PCH-Program Change

このページでは各セクションがどの MIDI プログラムを再生するかを選択します。各セクシ

ョンの LEVEL スライダを使用して、0-127 のプログラムを選択します。また細かい設定を

行うために Octave+/-ボタンで±1の価を変更することができます。

MIDI が開発されたころ、殆どの MIDI 機器は 128 音以上ありませんでした。その為、プロ

グラムチェンジには 128 音のアクセスしか設定されていませんでした。しかし現在の MIDI

機器は何百、何千という様々なサウンドが設定できるため、MIDI バンクというグループに

分けられています。

*セクション・ローカル入/切:このモードでは外部 MIDI 機器から最初の 15 音(プログラム

チェンジ 0-14)を 2 つの方法で選択することが可能です。V-POT または LEVEL・スライ

ダを使用して選択することです。V-POT を使用した場合、セクションの内部音が聞こえ続

けます(ローカル ON モード)。スライダを使用した場合、内部サウンド・エンジンがミュー

トされます(ローカル OFF モード)。この場合 V-POT の赤いポインターが消灯し、EDIT

MIDI メニューを終了した後でも消灯したままになります。この赤いポインターが消灯し

ていることを確認することで、そのセクションがローカル OFF モードであり、外部音源の

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コントロールを行っていることが一目でわかります。

2. BKM-Bank Select MSB(MIDI コントローラー#0)

MIDI 機器の殆どではこの設定でバンクを選択します。このページでは LEVEL スライダで

バンク MSB 番号 0-127 を選択します。また細かい設定を行うために Octave+/-ボタンで±1

の価を変更することができます。サウンドバンクの詳細は外部 MIDI 機器のマニュアルを参

照して下さい。この番号は通常バンクセレクトMSBまたはMIDI CC#0と表記されています。

3. BKL-バンクセレクト(LSB)、(MIDIコントローラー#32)

MIDI 機器の中ではバンクセレクト MSB と LSB 数値の組み合わせでどのバンクでプログラ

ムを選択しているか判断する方法があります。このページでは LEVEL スライダで各セクシ

ョンの LSB 番号を 0-127 の中から選択することができます。また細かい設定を行うために

Octave+/-ボタンで±1の価を変更することができます。サウンドバンクの詳細は外部 MIDI

機器のマニュアルを参照して下さい。この番号は通常バンクセレクト LSB または MIDI

CC#32 と表記されています。

4. COM-MIDI Common チャンネル

このページは MIDI Common チャンネルの設定を行う際に使用します。スライダと

EFFECTS セクションのディスプレイを使用して設定を行います。Common チャンネルの設

定を無効にする場合、EFFECTS セクションの LEVEL スライダを最小数の位置まで下げて

OFF を選択します。

MIDI Common チャンネルは通常の MIDI メッセージだけではコントロールできない

PROMEGA 2 の上級機能をリモートコントロールすることが可能です。

例:

MIDI COMMON チャンネルで受信されたプログラム・チェンジ・メッセージで

PERFORMANCE MEMORIES を選択します。次の表を参照して下さい:

Program change #0~7 はプリセット A1~A8 を選択します Program change #8~15 はプリセット B1~B8 を選択します Program change #16~23 はプリセット C1~C8 を選択します Program change #24~31 はプリセット D1~D8 を選択します Program change #32~39 はプリセット E1~E8 を選択します Program change #40~47 はプリセット F1~F8 を選択します Program change #48~55 はプリセット G1~G8 を選択します Program change #56~63 はプリセット H1~H8 を選択します Program change #64~71 はユーザーA1~A8 を選択します Program change #72~79 はユーザーB1~B8 を選択します Program change #80~87 はユーザーC1~C8 を選択します Program change #88~95 はユーザーD1~D8 を選択します Program change #96~103 はユーザーE1~E8 を選択します Program change #104~111 はユーザーF1~F8 を選択します Program change #112~119 はユーザーG1~G8 を選択します Program change #120~127 はユーザーH1~H8 を選択します

MIDI COMMON チャンネルで受信された音量メッセージ(MIDI コントローラー#7)は

MASTER VOLUME メッセージとして受信されます。

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5. MID-MIDIモード

PROMEGA 2 には GLOBAL と MULTIPLE という 2 つの MIDI モードがあります。このペ

ージが選択されている際(EDIT&CONTROLS ディスプレイには“MID”と表示されます)

PERFORMANCE MEMORIES ボタン 1 と 2 でモードの切り替えが行えます。

ボタン 1 が GLOBAL モードでボタン 2 が MULTIPLE モードを選択します。LED が点灯し

ているボタンが選択されているモードです。

6. GLOBAL モード

このモードでは選択されている PERFORMANCE MEMORY に関わらず、MIDI 設定は変更

されません。この設定は簡単な MIDI アプリケーションで常に同じ設定が必要な場合使用し

ます。

7. MULTIPLEモード

このモードでは各 PERFORMANCE MEMORY に異なる MIDI 設定を割り当てることが可

能です。MIDI 設定が変更され PERFORMANCE MEMORY に保存されると、その特定の

PERFORMANCE MEMORY のみに保存されます。この設定を使用することで、自由度の高

いパワフルな MIDI コントローラー・キーボードとして使用することができます。

8. DMP-MIDI BULK DATA DUMP

PROMEGA 2 の内蔵メモリー(USER PERFORMANCES)をシーケンサーなどに MIDI 経

由で送信することができます。これを行うことで、一つだけではなく複数のパフォーマンス・

データを外部機器に保存することができます。

外部機器に MIDI ダンプを送るには、PROMEGA 2 を外部機器とループで接続して下さい

(MIDI IN から MIDI OUT へ、MIDI OUT から MIDI IN へ)。MIDI DUMP は MIDI

SYSTEM EXCLUSIVE プロトコールを使用するため PROMEGA 2 や外部 MIDI 機器の

MIDI チャンネル設定を行う必要はありません。

次に DMP スクリーンから STORE ボタンを押してダンプを開始します。LCD にはデータ転

送の進行状況を表示されます。無事転送が終了しますとディスプレイに“DUMP

EXECUTED SUCCESSFULLY”と表示されます。この時点でデータ・ファイラーを使用し

ている場合は新しいディスクにこのデータを保存して下さい。コンピュータを使用している

場合は、ファイルの保存を行って下さい。

データ転送に失敗しますと“DUMP EXECUTED UNSUCCESSFULLY”と表示されます。

ソフトやコンピュータ MIDI インターフェースの設定の違いや MIDI ケーブルの不良などが

原因として考えられます。ケーブルや各設定と他のプログラムが全て終了されていることを

確認して、必要があれば再起動を行って下さい。それでも問題が続く場合は MIDI インター

フェースを再インストールするか診断プログラムを実行して下さい。

PROMEGA 2にダンプ・ファイルを戻す際は MIDI ケーブルをループ接続して、外部機器か

ら転送を開始して下さい。PROMEGA 2はデータを受信している最中に変化はありません。

新しいデータは受信が完了して、USER PERFORMANCE を変更すると新しいデータとして

使用されます。

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Section 7

コントロールの編集

この機能は CONTROL(CONTR.)メニュー内にあり、PROMEGA 2の細かい設定の変更を行

います。ここではペダル、ホイール、オーディオ出力やユーザー・チューニング、MIDI ダンプな

どの設定変更が行えます。

CONTROL 機能を開くには EDIT&CONTROLS セクションの CONTR.ボタン押して下さい。

CONTR.ボタンが点滅し、EDIT&CONTROLS ディスプレイには“DAM”と表示されます。こ

れが EDIT CONTROL メニューの最初のページです。PAGE>ボタンを押すことで次のページに

移動することができます。PAGE<ボタンで前のページに戻ることができます。

各ページのタイトルが EDIT&CONTROLS ディスプレイに表示されます。

1. DAM:ダンパー・ペダル・アサイン

*PEDAL1端子にペダルが接続されていない場合このオプションは表示されません。

リアパネルの DAMPER 端子に接続されたペダルは踏まれた際に楽器のどの部分を影響する

か設定できます。このページでは各セクションのディスプレイで ON か OFF が選択できる

ようになっています。この設定は LEVEL スライダで変更できます。スライダを上に上げる

事で ON、降ろすことで OFF になります。

2. PD1-ペダル1アサイン

*PEDAL1端子にペダルが接続されていない場合このオプションは表示されません。

リアパネルの PEDAL1端子に接続されたペダルは踏まれた際に楽器のどの部分を影響する

か設定できます。このページでは各セクションのディスプレイで ON か OFF が選択できる

ようになっています。この設定は LEVEL スライダで変更できます。スライダを上に上げる

事で ON、降ろすことで OFF になります。詳細は 4.「ペダルの種類と設定」を参照ください。

3. PD2-ペダル 2 アサイン

*PEDAL2 端子にペダルが接続されていない場合このオプションは表示されません。

リアパネルの PEDAL2 端子に接続されたペダルは踏まれた際に楽器のどの部分を影響する

か設定できます。このページでは各セクションのディスプレイで ON か OFF が選択できる

ようになっています。この設定は LEVEL スライダで変更できます。スライダを上に上げる

事で ON、降ろすことで OFF になります。詳細は 4.「ペダルの種類と設定」を参照ください。

4. ペダルの種類と設定

PROMEGA シリーズは Generalmusic 社独自の自動ペダル感知技術を応用しています。した

がって様々なペダルの種類に合わせて、設定が簡単に行えるようになっています。

DAMPER、PEDAL1、PEDAL2 端子にはフットスイッチ(ダンパー、サスティーン・ペダル

等)と CONTINUOUS PEDAL(ボリュームペダルなど)を接続することができます。

PROMEGA2 は自動的にどのペダルが接続されたかを認識し、CONTROL メニューを設定し

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ます。ペダルが接続されていない場合、DAM、PD1、PD2 のオプションが表示されません。

ダンパーペダルのみ接続した場合、DAM オプションのみ表示されます。の DAMPER と

PEDAL1 端子に接続した場合、DAM と PD1 のオプションが表示されます。全てのペダル端

子にペダルが接続されている場合、全てのオプションが表示されます。

PROMEGA2 はペダルの数だけではなく、ペダルの種類まで認識することができます。一般

的に 3 種類のペダルがあります。

TYPE1:通常コンタクトが閉まっているもの

TYPE2:通常コンタクトが開いているもの

TYPE3:コンティニュアスまたは“ボリューム”タイプのペダル

PROMEGA2は自動的に接続されたペダルの種類を判別し、次にコントロール・メニューの

オプションの切り替えを行います。例えば、ペダル端子にフットスイッチを接続した場合、

フットスイッチはボリュームペダルでは無いため、VOLUME メニューは表示されません。

メニューで DAM、PD1、PD2 を選択すると EFFECTS セクションのディスプレイは現在選

択されているペダル機能を表示します。機能の詳細は下記の表を参照して下さい。EFFECTS

セクションの LEVEL スライダを動かすことで機能を変更することができます。また細かい

数値の変更をする場合、TUNING+/-ボタンを押すと数値が 1 単位づつ変更されます。

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各ペダルの機能をまとめた表です。

FOOTSWITCH フットスイッチ

機能 ディスプレイ表示 詳細 セ ク シ ョ ンON/OFF 切り替え

SED 割り当てられたセクションを ON/OFF 切り替えする

Performance - Pdn 前回のパフォーマンスを選択する Performance + PuP 現在のパフォーマンスの後に続くパフォーマンス

を選択する Soft SOF ピアノ・ソフトペダル機能 Sostenuto SOS ピアノ Sostenuto 機能

CONTINUOUS PEDAL and MOD WHEEL 機能 ディスプレイ表示 詳細

ボリューム vOL ボリューム調整 エキスプレッション

Epn エキスプレッション調整

フィルター FIL フィルター調整 Pan PAn PAN(ステレオバランス)調整 Wha UHA POR EFX Wha – リアルタイム・ペダルコントロ

ール Mid controllers 119-0*

119-0 (display shows each number)

MIDI コンティニュアス・コントローラー(119~0) コントローラーは各セクションにある該当チャンネルの MIDI 出力に接続します。

*MIDI CONTINUOUS CONTROLLER とは業界水準のコントローラーであり、シンセや

音源モジュールの様々なパラメーターの変更に使用できます。各機材には数種類のコント

ローラー番号しか使用できなくなっています。シンセや音源モジュールの MIDI チャート

を元にどのコントローラーが使用可能か確認して下さい。

**119 から 0 まで全ての数字が表示されるわけではありません。MIDI CONTINUOUS

CONTROLLER ファミリーのうち、幾つかの番号が表示されないことがあります。表示さ

れない番号は、コンティニュアス・ペダルではない機能の ON/OFF を切り替えるコントロ

ール用です(例:コントローラー#64 やダンパー/ホールド等)。これらの機能はコンティ

ニュアス・ペダルではないフットスイッチなどを接続することで使用可能になります。

5. PIT-ピッチベンド・ホイール・アサイン

フロントパネルの左側に設置されているピッチベンド・ホイールは楽器のどのセクションに

でも影響を与えるように設定できます。このページでは各セクションのディスプレイでホイ

ールが ON か OFF かの設定の切り替えが行えます。この設定は各セクションの LEVEL ス

ライダを上下に動かすことで変更できます。スライダを上げると ON、下げると OFF になり

ます。

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ピッチベンド・ホイールはその他様々な機能をコントロールすることが可能です。現在選択さ

れている機能は EFFECTS セクションのディスプレイに表示されます。これは EFFECTS セ

クションの LEVEL スライダを動かすことで機能を変更することができます。

選択可能な機能は次の通りです:

Pb ピッチベンド(標準)

Pan Panpot またはステレオ・バランス・コントロール

UAH ワウ・コントロール

FLT フィルター・コントロール

初期設定(ピッチベンド)に戻す場合は、Pb を選択して下さい。

6. MOD―モジュレーション・ホイール・アサイン

フロントパネル左側に設置されているモジュレーション・ホイールは楽器のどのセクション

にでも影響を与えるように設定できます。このページでは各セクションのディスプレイでホ

イールが ON か OFF かの設定の切り替えが行えます。この設定は各セクションの LEVEL

スライダを上下に動かすことで変更できます。この設定は LEVEL スライダで変更できます。

スライダを上げると ON、下ろすことで OFF になります。

モジュレーション・ホイールは様々な機能をコントロールすることが可能です。EFFECTS セ

クションの LEVEL スライダを動かすことで設定の変更が行えます。また細かい設定を行う

ためには TUNING+/-ボタンで±1の価を変更することができます。選択可能な機能の詳細

は CONTINUOUS PEDAL と MOD WHEEL の表を参照して下さい。

ホイールを初期設定(モジュレーション)に戻す場合は、機能を Controller#1 に設定してく

ださい。(EFFECTS セクションのディスプレイには“1”と表示されます。)

7. OUT―オーディオ出力アサイン

PROMEGA 2 には 4 つのオーディオ出力端子が装備されていて、2 系統に分かれています―

メイン出力と AUX 出力です。オーディオ出力アサイン・ページはどのセクションがどの出

力を使用するか設定します。

MAIN OUT 端子は必ずステレオで使用する必要があります(しかし EDIT サウンドの PAN

機能を使用することで、一つの出力のみに信号を送ることも可能です)。AUX 端子はステレ

オとして使用できますし、2 つのモノラル出力としても使用可能です。

OUT ページを選択されますと、ディスプレイにどのセクションがどの出力に設定されている

か表示されます。この設定は各セクションの LEVEL スライダを使用することで変更するこ

とができます。

次のオプションから選択可能です:

L-R セクションは MAIN OUT からステレオで出力されます。(LEFT/MONO と RIGHT)

1-2 セクションが AUX OUT からステレオで出力されます。(1 は左チャンネル、2 は右

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チャンネル)

1 セクションはモノラルで AUX OUT1からのみ出力されます。**

2 セクションはモノラルで AUX OUT1からのみ出力されます。**

**EDIT SOUND 機能の PAN はこの信号に全く影響がありません。

8. TUN-マイクロチューニング・セレクション

このページでは様々なチューニングから選択することができます。これでその時代やスタイ

ルに合わせて曲を弾くことができます。また USER チューン・プリセットで楽器を好きなよ

うに設定することが可能です。

大きな LCD ディスプレイには選択されているチューニング・プリセットが表示されます。7

種類の設定から選択することができます。選択されているチューニング・プリセットの番号は

PERFORMANCE MEMORY ボタン 1-7 に表示されます(このボタンは点灯しています)。

他のボタンを押すとで、別のチューニングを選択できます。

選択可能な設定は次のようになります:

1.EQUAL 平均律チューニング 2.PIANO 1 平均律にかわるもう一つの典型的なチューニング 3. PIANO 2 平均律にかわるもう一つの典型的なチューニング 4. MEANTONE C スケールを意識したチューニング 5. KIRNBERGER クラシカルチューニング 6. TARTINI VALLOTTI クラシカルチューニング 7. USER ユーザプログラム

User チューニング:EDIT/CONTROLS/MICROTUNING の 7 を押して USER TUNING

MODE に入ります。このモードでは各鍵盤のチューニングの LEVEL スライダを使い、一つ

ずつ設定できます。また細かい設定を行う場合、TUNING+/-ボタンを使用して±1の単位で

チューニングを行います。

変更したい鍵盤を押して下さい(画面には“press a key”と表示されます)。押した鍵盤の現

在のチューニング情報は LCD に表示されます。

その鍵盤を押し続けながら EFFECTS セクションの LEVELスライダを動かしチューニング

の変更を行って下さい。この際、その鍵盤の設定のみを行っていることを忘れないで下さい。

他の鍵盤のチューニングを行う場合は、その鍵盤を選択して同じくチューニングを行って下

さい。

USER TUNING は自動的に保存されますので保存の手間がかかりません。MICROTUNING

ページに戻る度、このチューニングは呼び戻されます。

通常のチューニングに戻す場合は、ボタン1、2か3を押して下さい。

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*初期設定の MICROTUNING パラメーターに戻すには、TUNING+/-ボタンを押しながら

キーボードの電源を入れて下さい。

9. PRF:パフォーマンスセレクトモード

パフォーマンス・メモリーには MODE1 と MODE2 の 2 種類があります。通常は MODE1

を使用しますが、変更も可能です。

モード変更はパフォーマンス・メモリーのボタン 1 と 2 を使用して行います。使用されてい

るモードは LCD に表示されます。またはボタンが点灯します。2 つのモードは以下の通りで

す。

MODE1:新しい BANK を A~H のボタンで選択すると、サウンド設定を変更する前は、パ

フォーマンスが選択されるまで作動しません。

MODE2:A~H のボタンで新たな BANK を選択して、パフォーマンスを呼び出します。電

源を入れたままの状態では、パフォーマンス#1 が呼び出されます。

10. PED:ペダル選択モード

PROMEGA 2 には 3 つのペダル(ダンパー、ペダル1、ペダル2)を設定する際に、2 種類

のモードあります。GLOBAL モードと MULTIPLE モードです。

11. GLOBAL モード:

このモードでは、選択されるパフォーマンス・メモリーの種類に関わらず、CONTROLS メ

ニューのペダル設定は常に同じ状態です。同じペダル設定を引き続き使用するような環境で

とても便利です。

12. MULTIPLE MODE:

このモードでは、各パフォーマンス・メモリーにそれぞれ異なるペダル設定が可能です。ペ

ダル設定が変更されパフォーマンス・メモリーに保存されると、その特定のメモリーが呼び

出される時にだけ反映されます。この便利な機能により、プログラム可能 MIDI コントロー

ラキーボードとして本領を発揮します。

13. STP:スタートアップモード

PROMEGA 2 の電源を ON にした時の、設定環境を選択します。設定環境は次の 2 つから選

択できます。

DEFAULT:電源を ON にすると、グランドピアノが初期設定されています。

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USER:電源をOFFにする時に使用していた設定が、電源をONにした時に呼び出されます。

ボタン 1 により DEFAULT モード、ボタン 2 により USER モードを選択します。選択され

ているモードは LCD に表示され、ボタンも点灯します。