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1 © 2013 IBM Corporation パターン&デプロイメント IBM PureApplication サマー・スクール 第2部 プランニング編:PureApplication Systemによるクラウド基盤の設計と構築

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© 2013 IBM Corporation

パターン&デプロイメント

IBM PureApplication サマー・スクール第2部 プランニング編:PureApplication Systemによるクラウド基盤の設計と構築

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© 2013 IBM Corporation2

Disclaimerこの資料は日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社の正式なレビューを受けておりません。

当資料は、資料内で説明されている製品の仕様を保証するものではありません。

資料の内容には正確を期するよう注意しておりますが、この資料の内容は2013年07月現在の情報であり、製品の新しいリリース、修正などによって動作/仕様が変わる可能性があるのでご注意下さい。

PureApplicationSummer School

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当セッションの目的

当セッションでは、IBM PureApplication Systemにおけるパターン、及び、パターンのデプロイメントにおけるリソース割当の動作を俯瞰します

パターンについての詳細は、次のセッションで説明します

当セッションでは、パターンを作成しデプロイする一連の流れを紹介しつつ、PureApplicationにおけるパターンの概要と、実際にそれをデプロイして動作させるためのPureApplicationの仕組みの基本概念を紹介します。

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当セッションの内容

パターン概要

仮想システム・パターン

仮想アプリケーション・パターン

デプロイメント~クラウド資源の割当~

まとめ

参考資料

パターン概要

仮想システム・パターン

仮想アプリケーション・パターン

デプロイメント~クラウド資源の割当~

まとめ

参考資料

当セッションででは、概要の後、PureApplicationが提供する2つのパターンの概念、

仮想システム・パターンと仮想アプリケーション・パターンを紹介します。

その後、パターンをデプロイすることで、稼動するシステムが作成されますが、この「デプロイ」に関わる、各種のPureApplicationの仕組みについて説明します。

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パターン概要

このセクションでは、まず、パターンの概要を紹介します。

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パターンで、迅速・確実にシステム構成

アプリケーションを実行するために必要なシステム構成を“パターン化”

複数ミドルウェア間のトポロジーや構成情報を反映したパターンを作成可能

アプリケーション特性に特化・最適化したパターンをIBMやSWベンダーが提供

ライフサイクル管理、監視、ライセンス管理などの運用管理機能をビルトイン

アプリケーションを実行するために必要なシステム構成を“パターン化”

複数ミドルウェア間のトポロジーや構成情報を反映したパターンを作成可能

アプリケーション特性に特化・最適化したパターンをIBMやSWベンダーが提供

ライフサイクル管理、監視、ライセンス管理などの運用管理機能をビルトイン

デプロイされたシステム(論理ビュー)

デプロイされたシステム(論理ビュー)

Web ServerWeb Server

DBサーバー

DBサーバー

アプリサーバーアプリ

サーバー

アプリサーバー

アプリサーバー

管理サーバー

管理サーバー

ProxyProxy

管理サーバー

管理サーバー

アプリサーバーアプリ

サーバー

アプリサーバーアプリ

サーバー

WebServerWeb

Server ProxyProxy

DBサーバー

DBサーバー

パターン

IBM Workload Deployer(*)で4年以上の実績

必要コンポーネントの配置等を記述

デプロイ

ハイパーバイザー上に必要なVMを作成し、

ミドルウェア構成まで実行

PureApplicationSystem

PureApplicationで言う「パターン」は、決して抽象的な概念だけのものではなく、実

体を伴った「アプリケーション稼動システム」のパターン化です。

お客様、ご自身が、ミドルウェアのトポロジーや各種設定をパターン化することも可能ですし、IBMやベンダーがそれを既に施したパターンを利用することもできます。

作成したパターンをPureApplication上の環境にデプロイするすることで、稼動する

システムを構築することができます。

また、デプロイの際、監視やライセンス管理との連携など、運用管理のための諸機能がビルトインされます。

このように、PureApplicationは、パターンを中心にしてアプリケーション稼動システ

ムの構築から運用までの全ライフサイクルの自動化・省力化を強力にサポートします。

運用管理に関しては、明日の運用のセッションで詳細がありますので、そちらのセッションを参照ください。今日のセッションでは、構築の部分に主にフォーカスします。

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© 2013 IBM Corporation7

アプリケーション実行環境の構築作業の削減・時間短縮

HW構成

OS導入・構成

ミドルウェア

導入・構成

WASサーバー#1

WASサーバー#2

・・・

各サーバー毎に設計・構築台数増加とともに工数増大

システム構成全体の”パターン”を作成しデプロイすることで実稼動システムを構築

・・・

WASサーバー

LADPサーバー

・・・

DBサーバー

WASサーバー

HW構成

OS導入・構成

ミドルウェア

導入・構成

・・・

HW構成

OS導入・構成

ミドルウェア

導入・構成

・・・

DBサーバー

HW構成

OS導入・構成

ミドルウェア

導入・構成・・・

LDAPサーバー

パターンによる構築パターンによる構築手組みシステム手組みシステム

パターン

Webサーバー

Webサーバー

アプりサーバー

アプりサーバー

アプりサーバー

DBサーバー

LDAPサーバー

デプロイ

繰り返し可能

繰り返し可能

知見の反映

知見の反映

属人性排除

属人性排除

ワークロード削減

ワークロード削減

少々極端な比較ですが、従来の「手組み」システム構築とパターンによる構築とを比較してみます。

左は、従来の手組みインフラ構築の様子です。

各サーバー機器に、OSの導入・構成、WASなどのミドルウェアの導入・構成、これを各サーバーに

対して行うことになります。

それぞれ、OSやネットワーうのスキルを持つ作業者、DBのスキルを持つ作業者、WASのスキルを

持つ作業者、等々、個々の専門家が、スケジュール調整しながら、サーバーをセットアップしていきます。そのため、台数が多い、大規模システムになれば、アプリケーションを実際に稼動させるまで、1ヶ月単位の日数を要します。

また、サーバーによって設定も異なるので、作業にはミスが混入する恐れもあります。

こういった、作業は、仮に仮想化された環境、例えばIaaSであっても、あまり変わりがありません。

ソフトウェアを含む仮想マシン・イメージを利用して、導入作業を省略しても、「設定」作業が欠かせないためです。

それに対して、PureApplicationでは、このような設定・構成をパターンによって行うことができます。

PureApplicationは、パターンをGUIで作成できるパターン・エディターを提供しています。

パターン・エディタでは、必要なサーバー・コンポーネントを画面上に配置してパターンを作成していきます。

次に作成したパターン画面で、「デプロイ」ボタンをクリックすれば、必要なソフトウェアや設定に基づいてVMが作成されて、システムが構築されます。

パターンは、再利用できるので、稼動が確認できたパターンを使って、迅速・確実にシステムを構築可能です。

例えば、統合テスト環境で確認済みの構成を使って、システム・テスト環境や本番環境を、全く同じ構成で作成することができます。

こうして、作業の度に発生する属人性に伴うトラブルを防止し、専門家のワークロードを削減して、かつ、様々集積してきた知見をパターンに反映し、活用することができます。

また、自社で作成する以外にも、IBMやパートナー各社が提供するパターンを利用すれば、そこに

含まれる多様な知見をシステム構築に活用することができます。

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VMVMVMVMVMVMVMVMVMVM

VMVMVMVMVMVMVMVMVMVM

仮想イメージ仮想イメージ

ScriptPackage

VMVM

VMVM

VMVM

VMVM

ICCT

仮想アプリケーション・パターン

仮想アプリケーション・パターン

仮想システム・パターン仮想システム・パターン

VMVM

VMVM VMVM

ソフトウェア+OSイメージ

+ミドルウェア+ノウハウ (構成情報)

+アプリケーション+ベストプラクティス

VM

DB2

RHEL

VM

WAS

RHEL

IBM MW Hypervisor Edition

仮想イメージの組み合わせ

構成情報

デプロイ

PureSystems Centre

• Web application pattern• Business Intelligence pattern• SAP CRM pattern・・・

PureApplicationが提供するデプロイメント方式

PureApplicationでシステムを作成する際には、3つの手段があります。

まず、仮想イメージです。これは「仮想アプライアンス」とも呼びますが、OSとソフトウェアがパッケージ化された、ハイパーバイザー上で稼動する仮想マシン・イメージです。

IBMは、OSとミドルウェア・ソフトウェアをパッケージ化し、仮想イメージとしたソフト

ウェア製品をハイパーバイザー版として販売しています。

また、仮想イメージを作成&カスタマイズすることができるツールとして、ICCTを無償提供しています。ICCTは、PureApplicationにも同梱され、直にデプロイして使用することが可能です。

仮想イメージは単体でデプロイすることも可能ですが、これを組合せてシステムのパターンを作成することができます。それが仮想システム・パターンです。

仮想システム・パターンでは、ミドルウェアのトポロジーや設定を含めたパターンを作成します。そのため、ミドルウェアの知識が求められますが、カスタマイズの余地が大きいとも言えます。

仮想アプリケーション・パターンでは、製品知識や細かい設定をせずに、最低限の設定で、より簡単にアプリケーション稼動環境を作成するためのパターンです。

IBM或いは、ソフトウェア・ベンダーが、パターンにビルトインしています。

PureSystems Centerは、PureApplication用のパターンが登録されたおり、必要

なパターンを検索することができる、ポータルです。

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© 2013 IBM Corporation9

仮想イメージとは?

OSに各種SWを導入した仮想アプライアンス+構成スクリプト

仮想システム・パターンでは、仮想イメージを組み合わせて「パターン」を作成

IBMは、各種ミドルウェアを搭載し、エキスパートによりOS/MWの導入/構成/チューニ

ングがなされた仮想イメージを「ハイパーバイザー版」として提供

ICCTにより既存の仮想イメージのカスタマイズや、他のソフトウェアを含む独自の仮

想イメージの作成も可能

OSに各種SWを導入した仮想アプライアンス+構成スクリプト

仮想システム・パターンでは、仮想イメージを組み合わせて「パターン」を作成

IBMは、各種ミドルウェアを搭載し、エキスパートによりOS/MWの導入/構成/チューニ

ングがなされた仮想イメージを「ハイパーバイザー版」として提供

ICCTにより既存の仮想イメージのカスタマイズや、他のソフトウェアを含む独自の仮

想イメージの作成も可能

仮想イメージ仮想イメージ

ScriptScript

Operating System

Operating System

SoftwareSoftware

【参考】IBMが提供している主なハイパーバイザー製品

■ WebSphere Application Server Network deployment V7 / V8 /V8.5(PureApplication同梱)

■ DB2 V9.7 FP5 (PureApplication同梱)

■ DB2 V10.1 (PureApplication同梱)

■ WebSphere Integration Bus V9.0■ WebSphere MQ V7.5■ WebSphere Portal Server V7.0■ WebSphere BPM V8■ WebSphere CastIron V6

既存イメージのカスタマイズや他社MWを使った独自のイメージ作

成も可能

WAS/DB2はPureApplicationに同梱

(フルキャパシティ・ライセンス付)

仮想イメージについて、もう少し説明します。

先ほど、お話したように仮想イメージには、OSとソフトウェアがパッケージ化されています。

また、ソフトウェアを構成するスクリプト等を入れ込んで、自動実行させることもできます。

このような拡張も含んだハイパーバイザー製品あります。として、仮想イメージを販売しています。

また、仮想イメージを作成したり、カスタマイズするツールとしてICCT(Image Construction and Composition Tool)があります。

これによって、ハイパーバイザー版が無いIBMや他社製のソフトウェア、或いは、オープンソース・ソフトウェアを搭載した、仮想イメージを作成することも可能です。

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© 2013 IBM Corporation10

【参考】ICCTの操作例

ソフトウェア・バンドルとして登録導入イメージと導入シェルを指定

以下を指定1.導入コンポーネント概要2.導入前提条件3.導入イメージとスクリプト4.構成スクリプト5.ファイアーウォール設定6.クリーンアップ・スクリプト

1) ソフトウェア・バンドルの作成

2) SWバンドルを組合わせて、仮想イメージを拡張

準備したソフトウェア・バンドルを追加

参考までに、ICCTの操作画面です。ICCTの詳細については、明日のパターンの

カスタマイズのセッションを参照ください。

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仮想アプリケーション・パターン vs 仮想システム・パターン

ワークロード視点

• アプリケーションの特性に着目

• 主にIBMやパートナー各社がワークロー

ドに特化したパターンを提供

• ミドルウェア・レイヤーは意識しない

• 少ない設定項目・より短時間での構築

トポロジー視点

ミドルウェアの構成と配置に着目

アプリケーション個々の稼働環境に合わせてパターンを作成

ミドルウェア構成の知識が必要

スクリプトによる柔軟なカスタマイズが可能

仮想アプリケーションパターン

仮想システムパターン

簡単柔軟

先に触れたように、PureApplicationが提供する「パターン」には、2種類あります。

一つは、トポロジー視点の仮想システム・パターン、もう1つはワークロード視点のパターンである仮想アプリケーション・パターンです。

仮想システム・パターンでは、実際のサーバーに擬したアイコンを配置して、トポロジー構成を作成したり、それらのプロパティ値として、ミドルウェアの設定を行います。

また、スクリプトによって、各サーバーに独自のカスタマイズを施すことができます。

このように、仮想システム・パターンでは、稼動するミドルウェアとその構成を意識して作成する必要がありますが、一方で、カスタマイズの自由度が大きいパターンです。

それに対して、端的にいうと、仮想アプリケーション・パターンは、最低限の設定・操作でアプリケーションを動作させることができるパターンです。

作成者には、ミドルウェアの知識は要求されません。実際のサーバーの作成・設定は予め調整済みか、或いは、自動的に調整されます。

仮想アプリケーション・パターンは、設定値が少ない一方、仮想システムと比較してカスタマイズする余地は殆どありません。

例えるならば、仮想アプリケーション・パターンが、「コース料理」或いは「定食メニュー」であるのに対して、仮想システム・パターンは、「アラカルト」又は、「オーダーメード」と言っても良いかもしれません。

次章以降では、この2つのパターンについて、それぞれ詳しく説明します。

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仮想システム・パターン

それでは、まず、仮想システム・パターンから見ていきます。

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仮想システム・パターンの関連要素

仮想イメージ スクリプト・パッケージ アドオン

カタログ事前にカタログへ登録し、仮想システム・パターン作成時に選択

事前にカタログへ登録し、仮想システム・パターン作成時に選択

仮想イメージのインポート

スクリプト・パッケージのアップロード

OVAファイルスクリプトスクリプト

.zipファイル

Web ServerWeb Server

DBサーバー

DBサーバー

アプリサーバーアプリ

サーバーアプリ

サーバーアプリ

サーバー

管理サーバー

管理サーバー

デプロイ

パターン・エディター

cbscript.json

仮想システム・パターンの作成に使用するコンポーネントを紹介します。

仮想イメージは、前章で述べたように、IBMのハイパーバイザー版、或いは、ICCTで作成したユーザー独自イメージなどで、業界標準のOVA形式のファイルになりま

す。

スクリプト・パッケージは、その名の通り、仮想システムに適用する一塊のスクリプトを纏めたものです。

アドオンは、NICやストレージの追加など、主に仮想マシンのハードウェア構成を変更するための特殊なスクリプトで、デプロイ時に1度のみ実行されます。

これらは、仮想システム・パターンの作成を始める前に、PureApplicationのカタロ

グに登録しておきます。

カタログに登録された仮想イメージ、スクリプト・パッケージ、アドオンを使って、仮想システムを作成していきます。

作成には、Web画面上のGUIツール、パターン・エディタを使用します。

作成したパターンをデプロイすることで、PureApplication上に、仮想イメージに基づいた仮想マシンが、実体「インスタンス」として作成されて、稼動できるようになります。

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© 2013 IBM Corporation14

ハイパーバイザー

DM

マネージャ

AP

サーバー#1

AP

サーバー#2

DB

サーバー

IHS

サーバー

ハイパーバイザー

DM

マネージャ

AP

サーバー#1

AP

サーバー#2

DB

サーバー

IHS

サーバー

仮想システム・パターン

アプリケーション・サーバー(2ノード)

[WAS HV版]

IHSサーバー(1ノード)

[WAS HV版]

DBサーバー[DB2 HV版]デプロイメント・

マネージャー[WAS HV版]

ハイパーバイザー

DM

マネージャ

AP

サーバー#1

AP

サーバー#2

DB

サーバー

IHS

サーバー

ストレージネットワーク

計算ノード

デプロイ

スクリプト・パッケージ

「仮想イメージ」(仮想アプライアンス)を組み合わせてパターンを作成

ハイパーバイザー(HV)製品や、ユーザー作成のカスタム仮想イメージを利用

パターン・エディター上で、仮想イメージ内のOSやミドルウェアの構成を設定

テスト済みパターンを利用することで、高品質なシステムを少ない作業量で素早く構築

デプロイ時に各仮想イメージのインスタンス(仮想マシン)をハイパーバイザー上に作成

アドオンやスクリプト・パッケージによって、柔軟にカスタマイズ可能

「仮想イメージ」(仮想アプライアンス)を組み合わせてパターンを作成

ハイパーバイザー(HV)製品や、ユーザー作成のカスタム仮想イメージを利用

パターン・エディター上で、仮想イメージ内のOSやミドルウェアの構成を設定

テスト済みパターンを利用することで、高品質なシステムを少ない作業量で素早く構築

デプロイ時に各仮想イメージのインスタンス(仮想マシン)をハイパーバイザー上に作成

アドオンやスクリプト・パッケージによって、柔軟にカスタマイズ可能

拡張設定

アドオン

パターン・エディター

パターン作成

仮想システム・パターンでは、前述したとおり仮想イメージに基づきシステムを構築します。

仮想イメージは、いくつかの「パート」、つまり「役割」を提供します。デプロイ時には、この「パート」に応じて、各VM上のミドルウェアを構成します。

例えば、WebSphere Application Serverのハイパーバイザー・エディションでは、デプロイ

メント・マネージャー、カスタム・ノード、管理エージェント等のパートが提供されます。

仮想システム・パターンの作成では、まずパターン・エディタ上で、この「パート」を配置していきます。

WASの複数サーバー構成を行うには、少なくとも1つの管理用のデプロイメント・マネー

ジャー、及び、実際にアプリケーションが稼動するカスタム・ノードを配置する必要があります。

仮想システム・パターンでは、これらの「パート」を、アドオンやスクリプト・パッケージを使って、仮想システム・パターン作成者は様々なカスタマイズを行えます。

左下の画面イメージが、仮想システム・パターンを作成している画面です。

デプロイメント・マネージャー、とカスタム・ノード、それから、IHSサーバー、DB2サーバー

の4つのパートで構成されています。

カスタム・ノードにある数字「2」とIHSのボックスにある数字「1」は、デプロイ時に作成する

サーバーのインスタンスの個数を表します。

各パートのボックスで、赤点線で囲んでいるのは、仮想イメージで用意されている「拡張設定」の項目です。

また、青点線が、「スクリプト・パッケージ」、緑点線が、「アドオン」になります。

このように、GUI上で、どのようなカスタマイズを行うのか、そのカスタマイズ内容を指定する

ことができます。

これらのカスタマイズ方法については、次ページ以降で説明します。

こうして作成したパターンをデプロイすることで、ハイパーバイザー上にパターンに基づいた仮想マシンが作成されます。

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仮想システム・パターン: パートと拡張設定

カスタム・ノード

デプロイメント・マネージャー

管理エージェント

WAS ハイパーバイザー・エディションの例

パート

拡張設定

パート

仮想イメージで用意している「役割」(例: WASのデプロイメント・マネージャー)

パターン作成時には、各パートごとのプロパティ値を設定(VM及びMWの構成・稼動に必須)

拡張オプション

仮想イメージで提供される、複数のパートに跨る設定

必須ではないが、よく利用される機能の設定(例: WASのクラスター作成など)

パート

仮想イメージで用意している「役割」(例: WASのデプロイメント・マネージャー)

パターン作成時には、各パートごとのプロパティ値を設定(VM及びMWの構成・稼動に必須)

拡張オプション

仮想イメージで提供される、複数のパートに跨る設定

必須ではないが、よく利用される機能の設定(例: WASのクラスター作成など)

プロパティ

プロパティ

プロパティ

拡張設定•クラスター設定•JMSメッセージ設定

•セキュリティ設定•セッション・パーシステント設定

WAS HV

パート

パート

「パート」とそれらの「拡張設定」について説明します。

同じ仮想イメージであっても、「パート」によってデプロイ時の構成内容を変わります。

例えば、WASの仮想イメージ、ハイバーバイザー・エディションでは、デプロイメント・マネージャ、カスタム・ノード、管理エージェントといったパートが定義されています。

各パートの構成のための設定の必須項目が「プロパティ」になります。

また、複数パートに跨る拡張設定といった項目があります。例えばWASであれば、クラスター設定などがあります。

「プロパティ」及び「拡張設定」は、仮想システム・パターンを作成する際に各パートの動作をカスタマイズする、もっとも基本的な手段になります。

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ディスク関連

仮想システム・パターン: アドオン

仮想イメージのHW構成やOS設定の変更を行う機能コンポーネント

仮想NICの追加/仮想ディクス追加(Raw or フォーマット済み)/ユーザー・アカウント追加

仮想イメージのHW構成やOS設定の変更を行う機能コンポーネント

仮想NICの追加/仮想ディクス追加(Raw or フォーマット済み)/ユーザー・アカウント追加

提供されているデフォルトのアドオン

NIC関連

仮想マシン

ユーザー・アカウント関連

仮想Rawディスク追加

Rawディスク

仮想ディスク追加

ファイルシステム

仮想NIC追加

IPアドレス

仮想 構成NIC追加

IPアドレス

ユーザー・アカウント追加

UID/パスワード

仮想システム・パターンのカスタマイズの手段として、アドオンがあります。

アドオンを通して、仮想システム・パターンの作成者は仮想マシン自体の構成やOSに関わるカスタマイズを行うことができます。

ここでは、アドオンを3種類に分類しました。

ディスク関連では、ファイル・システムを作成するか否かで、2つのアドオンが用意されています。

ユーザー・アカウント関連では、その名の通り、OSに対するユーザー・アカウント追加のアドオンがあります。

NIC関連では、仮想NIC追加のアドオンを使うことで、通常定義されるNICに加えて、NICを定義することができます。

もう1つの仮想構成NIC追加アドオンは、特殊な仮想マシンに適用するもので、通常は使用しません。

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仮想システム・パターン: スクリプト・パッケージ

スクリプト・パッケージ: スクリプトをパッケージ化してカタログに登録

実行タイミング(以下)の設定に従って、VM上で実行される

実行タイミング設定は以下の4つ

仮想システムの作成時/仮想システムの削除時/開始時/仮想システムの作成&開始時(V1.1で追加)

各種変数を通じて、各パートのホスト名等の参照も可能

パターン作成時或いはデプロイ時に設定する変数を設定可能

スクリプト・パッケージ: スクリプトをパッケージ化してカタログに登録

実行タイミング(以下)の設定に従って、VM上で実行される

実行タイミング設定は以下の4つ

仮想システムの作成時/仮想システムの削除時/開始時/仮想システムの作成&開始時(V1.1で追加)

各種変数を通じて、各パートのホスト名等の参照も可能

パターン作成時或いはデプロイ時に設定する変数を設定可能

カタログ

作成時スクリプト

開始時スクリプト

開始時スクリプト・パッケージ

作成時スクリプト・パッケージ

開始時スクリプト

削除時スクリプト・パッケージ

#! /bin/sh${WAS_PROFILE_ROOT}/bin/wsadmin.sh -user ${WAS_USERNAME} -password ${WAS_PASSWORD} -lang jython -f InstallApp.jy・・・

実行コマンドや引数、設定する変数等の情報

スクリプト本体(例)

cbscript.json

スクリプト・パッケージは、仮想システム・パターンのカスタマイズのための強力な方法を提供します。

ユーザーは、仮想マシンのOS上で実行したい任意のスクリプトを、事前に「スクリプト・パッケージ」としてPureApplicationに登録します。

仮想システム・パターン作成時には、これを選択して適用したい「パート」のボックスにドロップします。

例えば、この例では、データソースを設定するスクリプト・パッケージ「DEMO_SetupDSForPlants」とデモ用アプリケーションを導入するスクリプト・パッケージ「DEMO_InstallPlantsApp」をデプロイメント・マネージャーの仮想マシンに

適用しています。

スクリプト・パッケージ中のスクリプトが実行されるタイミングの設定には、4種類あります。

仮想システムの作成時、仮想システムの削除時、仮想システムの開始時があり、もう1つは、作成と開始時の両方という設定があります。

また、各スクリプト・パッケージでは、例えば、DBパートのホスト名等を参照する変数などを利用して、パート間で連携させることができます。

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© 2013 IBM Corporation18

パターンの作成

【参考】仮想システム・パターンの効果

WAS導入

DB2導入

WVE導入

ASノードプロファイル作成

ODRプロファイル作成

DMプロファイル作成

動的クラスター作成

ヘルスモニタリングの設定

ODRクラスター作成

OSのチューニング

OS導入

OSのフィックス適用

WASフィックス適用

DB2フィックス適用

WVEフィックス適用

約20分

パターンのデプロイ

約10分拡張オプション

合計約730分

仮想イメージ

手作業の場合 仮想システム・パターンの場合

(1回目のみ実施)

合計約90分

再利用可能なパターンを構築することで

□ 設計/構築作業の迅速化

□ 品質の維持

□ テスト工数の削減

約60分 2回目からはデプロイ

の時間のみ

Webアプリケーション環境を構築した際の比較

これは、社内で手作業でWebアプリケーション基盤を手作業で作成したケースと、

仮想システム・パターンを使用して作成した場合での作業時間の比較です。

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© 2013 IBM Corporation19

仮想アプリケーション・パターン

この章では、もう1つのパターン、仮想アプリケーション・パターンについてお話しま

す。

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© 2013 IBM Corporation20

仮想アプリケーション・パターンの構成要素

DB2

パターン・タイプ

• 特定のワークロード向けにグループ化

された、プラグインの論理セット

DB接続

プラグイン

• コンポーネント、ポリシー、

リンクのインプリメンテーションの実体

LDAP接続

必要なプラグインのみを組み合わせて使用

仮想アプリケーション・パターンでは、プラグインの組み合わせであるパターン・タイプ

の形で標準化されたテンプレートを利用

WAS

パターン・タイプに従い「基本OSイメージ」に各種プラグインを適用してシステムを作成パターン・タイプに従い「基本OSイメージ」に各種プラグインを適用してシステムを作成

基本OSイメージ

仮想アプリケーション・パターンの実体は、端的に言うとプラグインというスクリプトやメタデータのまとめて部品化したものを組合わせたものです。

仮想アプリケーションの作成時には、プラグインは表立っては出てきませんが、作成者が選択したパターン・タイプに従い、どのプラグインが使用されるかが決まります。

デプロイ時には、これらのプラグインが働いて、基本OSイメージに必要なソフトウェアど導入・設定し、必要な仮想マシンをビルドします。

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仮想アプリケーション・パターン

パターン作成 機能コンポーネントを指定WASWAS

WASWAS

WASWAS

DB2DB2

ProxyProxy

ProxyProxyCacheCacheCacheCache

ELBプロキシー 共有キャッシュ

共有サービス

デプロイ

機能と非機能要件を実現するために必要な構成をPureApplicationが判断。共有サービスと組合わせて、デプロイ

ログ・ポリシー

JVMポリシー

スケーリング・ポリシー

ルーティング・ポリシー

システム要件を機能コンポーネントにまで抽象化、テンプレートに沿った最低限の設定で「パターン」を作成

デプロイ時には、要件に基づき適切なシステムを自動構成

IBMやパートナー各社がベスト・プラクティスを組込み、「製品」として提供

ユーザーが独自の仮想アプリケーション・パターンを開発することも可能(ツールPlug-in Development Kit同梱)

システム要件を機能コンポーネントにまで抽象化、テンプレートに沿った最低限の設定で「パターン」を作成

デプロイ時には、要件に基づき適切なシステムを自動構成

IBMやパートナー各社がベスト・プラクティスを組込み、「製品」として提供

ユーザーが独自の仮想アプリケーション・パターンを開発することも可能(ツールPlug-in Development Kit同梱)

既存DB2既存DB2リンクを定義

非機能要件をポリシーとして定義

暗号化ポリシー

下の左側の図は、仮想アプリケーション・パターンである、Webアプリケーション・パターンV2において、仮想アプリケーション・パターン作成している様子です。

パターン作成者は、パターン・タイプを選択した後に、仮想アプリケーション・ビルダーの画面で、Enterprise Applicationコンポーネントをドラッグ&ドロップし、そこにアプリケーションEarファイルをロードします。

かつ、DBコンポーネントをドラッグ&ドロップし、2つのコンポーネント間のリンクを定義します。

これで、最低限の設定が完了して、稼動させることができます。

その他、必要に応じて、ポリシーを追加することで、非機能要件を追加することができます。

ポリシーとしては、ログ・ポリシー、スケーリング・ポリシー、JVMポリシー、及び、

ルーティング・ポリシー、及び、暗号化ポリシーがあります。

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リンク(コンポーネント間の接続)の定義

選択したコンポーネント(機能)同士をリンクする事で、コンポーネント間の接続設定が可能選択したコンポーネント(機能)同士をリンクする事で、コンポーネント間の接続設定が可能

Enterprise ApplicationとEnterprise Database間のリンクはデータソース、及びJDBCの設定

リンクの定義の画面です。アプリケーションとDBとのリンクということで、データソースとJDBCに関する設定をします。

ただし、EARファイルを分析しているので、基本的には、選択するだけでOKです。

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各ポリシーの設定

ログ・ポリシーログ・レコードの構成を指定

JVMポリシーJVMのビット数・ヒープサイズを指定

スケーリング・ポリシー負荷の変化に応じてvCPU数及びVM数を自動制御

ルーティング・ポリシー複数JVMに対する割り振りを制御

ポリシーへのQoS定義

暗号化ポリシー指定したディレクトリ以下を暗号化

ポリシーを設定して、ルーティング、スケーリング、JVM、ログ、暗号化(オプション)に関するQoS(サービス品質、非機能要件)を定義

ポリシーを設定して、ルーティング、スケーリング、JVM、ログ、暗号化(オプション)に関するQoS(サービス品質、非機能要件)を定義

各ポリシーをコンポーネントに追加

次にポリシーの設定です。ポリシーは、オプションですが、実際には設定が必要とされることが多いでしょう。

ボックス右上の+アイコンを選択し、追加するポリシーを選択します。各ポリシーの内容は、以下の通りです。

ログ・ポリシーは、ログレベルや、ログ・ファイル名の設定、JVMポリシーは、JVMのヒープサイズなどのJVMオプションになります。

ルーティング・ポリシーは、共有サービスのElastic Load Blancerにアプリケーショ

ン・サーバーへのルーティングを行わせるための設定で、仮想ホスト名やHTTP/HTTPSの指定などを行います。

スケーリング・ポリシーは、どのような閾値によって、スケール・アウト、或いは、スケール・アップで動的に性能拡張するか、などを設定します。静的に、固定CPU数を設定することも可能です。

暗号化ポリシーは、V1.1で追加された機能で、暗号化するディレクトリなどを指定します。暗号化のためのソフトウェアを別途導入する必要があります。

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クラウド・グループ

共有サービス

キャッシュ

HTTPセッション永続化

クラウド・グループ(後述)内で共有される機能コンポーネント

共有サービスも仮想アプリケーション・パターンで提供され、簡単にデプロイ&稼動

仮想アプリケーション・パターンのポリシー実装、及び監視で使用

クラウド・グループ(後述)内で共有される機能コンポーネント

共有サービスも仮想アプリケーション・パターンで提供され、簡単にデプロイ&稼動

仮想アプリケーション・パターンのポリシー実装、及び監視で使用

パターン・インスタンス

DBサーバー

LDAPサーバーアプり

サーバー

アプりサーバー

アプりサーバー

パターン・インスタンス

DBサーバー

LDAPサーバーアプり

サーバー

アプりサーバー

アプりサーバー

パターン・インスタンス

DBサーバー

LDAPサーバーアプり

サーバー

アプりサーバー

アプりサーバー

Elastic Load Balancingプロキシー

ルーティング&

オート・スケーリング

DBパフォーマンス

・モニター

DBパフォーマンス監視

システム・モニター

OS監視

WASシステム・モニター

WAS監視

HTTP サーバー

システム・モニター

IHS監視

監視関連の共有サービス

共有サービスは、個々のパターンのインスタンスではなく、クラウド・グループ単位で構成・デプロイされて稼動するサーバー群です。

仮想アプリケーション・パターンとして提供され、予め管理者がデプロイしておくことで、仮想アプリケーション・パターンから暗黙的に利用されます。

具体的には、Web アプリケーション・パターンで使用されるELBプロキシー、共有キャッシュ、各種監視系のサービスがあります。

例えば、Webアプリケーション・パターンでは、セッション永続化を選択すると、セッ

ションの保存先として、共有キャッシュ・サービスを利用します。

あるいは、ルーティング・ポリシーを設定することで、ELBプロキシーを利用して、HTTPリクエストの割振りをすることができます。

仮想システム・パターンから利用したい場合は、明示的にスクリプトパッケージ等でセットアップを行う必要があります。

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デプロイメント~クラウド資源の割当~

ここまでは、主に2つのパターンの作成を中心でたが、ここでは、パターンのデプロイについて話ます。

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資源割当の概要 ~クラウド・グループ/IPグループ/環境プロファイル~

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・

パターン

デプロイ

クラウド・グループ xx

WASWAS

WASWAS

WASWAS

IHSIHS

IHSIHSDB2DB2

WASWAS

WASWAS

WASWAS

WASWAS

IHSIHS

IHSIHSDB2DB2

WASWAS

環境プロファイル

インスタンス

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

計算ノード

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

クラウド・グループ zzストレージ

ストレージ

計算ノード

稼動のための各資源は、デプロイ時にサーバーインスタンスに割当

クラウド・グループ単位で資源をプール

環境プロファイルにより、資源の割当元のクラウド・グループ等を指定

稼動のための各資源は、デプロイ時にサーバーインスタンスに割当

クラウド・グループ単位で資源をプール

環境プロファイルにより、資源の割当元のクラウド・グループ等を指定

必要資源の指定(CPU、メモリー等)

メモリーCPU

メモリーCPUメモリー

パターン・デプロイヤー

IPグループ

IPグループ

IPグループ

IPグループ

パターンの作成が終わったら、稼動のためのデプロイです。

パターンは、デプロイすることによって実際のリソースが割当てられて稼動できる状態になります。

図にあるように、デプロイする人~パターン・デプロイヤーが実際にデプロイする際には、デプロイに関する設定である環境プロファイルを選択する必要があります。ちなみに、選択できる環境プロファイルには、デプロイヤーに対してREAD権限が設定されている必要があります。

環境プロファイルには、クラウド・グループの指定や、リソースに関する制限などが記述されています。

したがって、それぞれのユーザーが使用できる環境プロファイルを制限することで、ユーザーごと、或いはユーザー・グループごとの資源割当などをコントロールできます。

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【参考】仮想システム・パターンのデプロイ画面

デプロイをクリック

仮想システム名を指定

環境プロファイルを選択

デプロイの開始時期と仮想システムの保存期間を指定

各パートのプロパティ値およびスクリプトのパラメーターを設定/上書き

各仮想パートのデフォルト・パスワードの指定(オプション)

参考までに、仮想システム・パターンをデプロイする時の画面です。

環境プロファイル名を指定する必要があります。

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環境プロファイルとは

環境プロファイル

IPアドレスの指定方法

環境の制限

ストレージ使用量

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

仮想CPU数

使用ライセンス数

使用可能ライセンス数

仮想メモリー量

デプロイ時の優先度

使用するリソースの割当方法及び、リソースの制限などを記述

マルチテナント環境での、ユーザーやユーザー・グループの使用資源の分離・制限が可能

使用するリソースの割当方法及び、リソースの制限などを記述

マルチテナント環境での、ユーザーやユーザー・グループの使用資源の分離・制限が可能

IPグループから

の自動割当

デプロイヤーの手動設定

タイプ

開発テスト

品質保証パフォーマンス リサーチ

実働 実働前 すべて選択

プラチナ

or

金 銀 銅

デプロイ先クラウド・グループ

計算ノード

IPグループ

使用するIPグループ

IPグループ

環境プロファイルが含む設定項目は、この図のようになります。

もっとも重要なのは、デプロイ先のクラウド・グループです。

これによって、どこのリソースを使用するのかが決まります。

通常、例えば、テスト用と本番用、或いは、リソース使用量の課金先の相違、アプリケーションの重要度、等々によってクラウド・グループを分けることになります。

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IPアドレスのプール

IPグループ

・・・

nnn.nnn.nnn.nnn◆nnn.nnn.nnn.nnn使用中IPアドレス

IPグループ

DNS設定

(プライマリー&セカンダリー)

IPグループの内容物: VMに適用する各種ネットワーク設定とIPアドレスのプール

環境プロファイル設定が「IPグループ」→ プールから未使用のアドレスを割当

IPアドレスのプールには、範囲等を指定してIPアドレスを追加可能

ネットマスク & デフォルト・ゲートウェイ

DNSサーバーのIPアドレス (プライマリ & セカンダリ)

所属するVLANのID

IPアドレス範囲、及び、VLANレベルでのネットワークの分離が可能

環境プロファイル設定が「パターン・デプロイヤー」→アドレス以外の設定(ネットマスク&デフォルトゲートウェイ/DNSサーバー等)をVMに適用

IPグループの内容物: VMに適用する各種ネットワーク設定とIPアドレスのプール

環境プロファイル設定が「IPグループ」→ プールから未使用のアドレスを割当

IPアドレスのプールには、範囲等を指定してIPアドレスを追加可能

ネットマスク & デフォルト・ゲートウェイ

DNSサーバーのIPアドレス (プライマリ & セカンダリ)

所属するVLANのID

IPアドレス範囲、及び、VLANレベルでのネットワークの分離が可能

環境プロファイル設定が「パターン・デプロイヤー」→アドレス以外の設定(ネットマスク&デフォルトゲートウェイ/DNSサーバー等)をVMに適用

VLAN ID

ネットマスク& デフォルト・ゲートウェイ

IPグループは、端的に言えば、IPアドレスのプールです。

ただし、IPグループには、IPアドレスのプール以外に、デフォルトのネットマスクやゲートウェイ、DNSサーバーのIPアドレス等の指定もあります。

これらの設定は、例えば、IPアドレスを手動設定する場合でも、仮想マシンに反映されます。

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クラウド・グループ

クラウド・グループA

計算ノードやIPグループ等のリソース・プールの定義

クラウド・グループ毎にデプロイするVMのテンプレート情報を保持

共有サービスもクラウド・グループごとにデプロイ

設定項目

所属する計算ノード

タイプ: 仮想CPU割当方法を指定(次ページ参照)

IPグループ(複数可)

管理VLAN ID

ストレージ・ボリューム構成/仮想マシン構成:デフォルト値を設定

可用性リソースの予約設定(CPU及びメモリー)

計算ノードやIPグループ等のリソース・プールの定義

クラウド・グループ毎にデプロイするVMのテンプレート情報を保持

共有サービスもクラウド・グループごとにデプロイ

設定項目

所属する計算ノード

タイプ: 仮想CPU割当方法を指定(次ページ参照)

IPグループ(複数可)

管理VLAN ID

ストレージ・ボリューム構成/仮想マシン構成:デフォルト値を設定

可用性リソースの予約設定(CPU及びメモリー)

クラウド・グループB

nnn.nnn.nnn.nnn

◆nnn.nnn.nnn.nnn

使用中IPアドレス

IPグループA

計算ノード#2

計算ノード#1

IPグループB

nnn.nnn.nnn.nnn

◆nnn.nnn.nnn.nnn

使用中IPアドレス

IPグループC

計算ノード#5

計算ノード#4

計算ノード#3

クラウド・グループは、計算ノードが提供するCPU/メモリーのリソース・プールです。

計算ノードが、クラウド・グループに所属することで、そのCPU・メモリーが利用できるようになります。

計算ノードは、複数のクラウド・グループに所属することはできません。

デプロイすると、そのインスタンスは、デプロイ先のクラウド・グループに所属する計算ノード上で稼動します。

また、クラウド・グループには、ひとつ以上のIPグループも所属させることができます。

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クラウド・グループ: 仮想CPU割当てのタイプ

【専用】 【平均】

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

VM VM

VM・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

VM

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

VM

VM

8 vCPU = 1pCPU

1vCPU = 1pCPU

仮想CPU(vCPU)と物理CPU(pCPU)

タイプ1計算ノードの

最大仮想CPU数特徴・補足

専用 16*CPU及びメモリーへのアクセス効率が高い

1計算ノード上で稼動できるVM数が少ない

平均 128*

他のVMの使用状況によっては、より多くのCPU能力

が使用可能

より多くの仮想マシンを1計算ノードで稼動できる

1つの物理CPUを最大8つのVMで共用指定された仮想CPU数(=物理CPU)を、個々のVMが専有

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

CPU CPU CPU

CPU

VM VM

VM VMvCPU=1 vCPU=2

*ただし、CPUコアの10%は、ハイパーバイザー用に予約

ここでは、W1500のケースで説明します。

クラウド・グループには、インスタンスのCPUの使用のオプションとして、「専用」又は、「平均」のいずれかを選択する必要があります。

「平均」とすれば、1計算ノード当り16個のCPUコアを128個の仮想CPUとみなして、各VMで共有して使用することができます。

一方「専有」とした場合、各VMへは、実際のCPUコアが割当てられます。したがって、各計算ノードでは、最大16個までしか仮想マシンを稼動させることができません。

通常は、CPUを有効に利用できる「平均」を設定します。

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仮想システム・パターン

仮想メモリー量

デプロイ時の資源割当:仮想システム・パターン

仮想CPU数

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

vCPUオペレーティング

システムボリューム

アドオン

ストレージ・ボリューム

デプロイ時に変更可能

CPU及びメモリー

パターンにおいて、各サーバーに対して明示的に割当資源を指定

デプロイ時に変更することも可能

ストレージ

オペレーティング・システム・ボリューム: 使用する仮想イメージで固定

ストレージ・ボリューム: パターン作成時にアドオンを使用してストレージを追加可能

スワップ域: 固定

* クラウド・グループで事前定義したストレージを稼働中のVMに追加することも可能

CPU及びメモリー

パターンにおいて、各サーバーに対して明示的に割当資源を指定

デプロイ時に変更することも可能

ストレージ

オペレーティング・システム・ボリューム: 使用する仮想イメージで固定

ストレージ・ボリューム: パターン作成時にアドオンを使用してストレージを追加可能

スワップ域: 固定

* クラウド・グループで事前定義したストレージを稼働中のVMに追加することも可能

スワップ

仮想システム・パターンをデプロイする際の資源割当では、パターン自体或いは、パターンのデプロイ時に明示的にCPU数及びメモリー量を指定する必要あります。

ストレージについては、仮想イメージで構成しているオペレーティング・システム・ボリュームに対して、アドオンを指定してストレージを追加することができます。

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アプリケーション・サーバー

仮想メモリー

デプロイ時の資源割当:仮想アプリケーション・パターン

仮想CPU

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

vCPU

オペレーティング・システム

・ボリューム

JVMポリシー

データベース・サーバー

仮想メモリー仮想CPU

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

vCPU

オペレーティング・システム

・ボリューム

ストレージボリューム

データベースサイズ

資源の割当量は、各パターンにおいて自動で設定Web Application Patternの場合:

アプリケーション・サーバーストレージ :(オペレーティング・システム・ボリューム)+スワップ域メモリー :JVMポリシーのヒープ設定から自動構成CPU数 :スケーリング・ポリシーで設定

データベース・サーバーストレージ: (上記に加えて)+DBサイズに応じた容量のストレージを自動追加メモリー、CPU数は自動構成

資源の割当量は、各パターンにおいて自動で設定Web Application Patternの場合:

アプリケーション・サーバーストレージ :(オペレーティング・システム・ボリューム)+スワップ域メモリー :JVMポリシーのヒープ設定から自動構成CPU数 :スケーリング・ポリシーで設定

データベース・サーバーストレージ: (上記に加えて)+DBサイズに応じた容量のストレージを自動追加メモリー、CPU数は自動構成

スワップ

スワップ

仮想アプリケーション・パターンでは、資源量を明示的に指定する必要はありません。

ポリシーなどの指定に応じて、自動的にCPUやメモリー、ストレージが割当てられま

す。

例えば、ここでは、Web Application Patternの場合の資源の割当内容を例として

あげています。

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デプロイメント方式の選択指針

自由度 (Customization / Control)High Low

CO

STH

igh

Low

TIME

ShortLong

OS

MW

1 仮想イメージ

2 仮想システム・パターン

3 仮想アプリケーション・パターン

ワークロード視点

アプリケーションの特性に注目

ミドルウェア以下を意識しない

トポロジー視点

ミドルウェアのシステム構成に注目

ITインフラとしての管理を意識

デプロイメント方式を選択するに当たっては、カスタマイズの必要性と、ワークロード(ここでは、コストと時間で表現)との兼ね合いを、どう評価するかが大きな指針になります。

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以下ソフトウェアについては、フル・キャパシティのライセンスが付属

• 監視用ソフトウェア(含む H/W、OS、ミドルウェア)

• 仮想化、及び、仮想化環境管理

• パターン作成ツール

• 仮想システム・パターン:IBM OS Image for Red Hat Linux Systems v2 (RHEL 64-bit v6.4)IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition v7 with IMP (WAS 7.0)IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition v8 with IMP (WAS 8.0)IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition v8.5 with IMP (WAS 8.5)IBM DB2 9.7 FP8 Enterprise Server Edition HV*IBM DB2 10.1 Enterprise Server Edition HV*IBM Advanced Middleware Configuration V1.1 (for migrating applications)

• 仮想アプリケーション・パターン:IBM Application Pattern for Java v1 (64-bit Java 7 SDK)IBM Workload Deployer Pattern for Web Applications v1 (with WAS v7)IBM Web Application Pattern v2 (with WAS v8)IBM Transactional Database for Cloud v1.1 (with DB2 9.7 FP8 & 10.1)IBM Data Mart for Cloud v1.1 (with DB2 9.7 FP8 & 10.1)

【参考】PureApplication System W1500: 同梱ソフトウェア

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© 2013 IBM Corporation36

以下ソフトウェアについては、フル・キャパシティのライセンスが付属

• 監視用ソフトウェア(含む H/W、OS、ミドルウェア)

• 仮想化、及び、仮想化環境管理

• パターン作成ツール

• 仮想システム・パターン:IBM OS Image for Power Systems (AIX v6.1 & AIX v7.1)IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition v7 with IMP (WAS 7.0)IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition v8 with IMP (WAS 8.0)IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition v8.5 with IMP (WAS 8.5)IBM DB2 9.7 FP8 Enterprise Server Edition HV*IBM DB2 10.1 Enterprise Server Edition HV*IBM Advanced Middleware Configuration V1.1

• 仮想アプリケーション・パターン:IBM Application Pattern for Java v1 (64-bit Java 7 SDK)IBM Workload Deployer Pattern for Web Applications v1 (with WAS v7)IBM Web Application Pattern v2 (with WAS v8)IBM Transactional Database for Cloud v1.1 (with DB2 9.7 FP8)IBM Data Mart for Cloud v1.1 (with DB2 9.7 FP8)IBM Mixed Language Application Modernization Pattern V1.0 (for C & COBOL apps)

【参考】PureApplication System W1700: 同梱ソフトウェア

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まとめ

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© 2013 IBM Corporation38

まとめ

2種類のパターン

仮想システム・パターン

サーバーの配置パターンを作成、MWやOSのカスタマイズが容易

仮想アプリケーション・パターン

アプリケーション特性に応じたパターンを利用

非機能要件はポリシーで制御、ミドルウェアの構成・配置はおまかせ

デプロイにおけるクラウド資源の割当

クラウド・グループと環境プロファイルで、資源割当をコントロール

仮想システム・パターンでは、プロパティ設定やアドオンで柔軟に変更可能

仮想アプリケーション・パターンでは、資源割当を自動化する機能を提供

2種類のパターン

仮想システム・パターン

サーバーの配置パターンを作成、MWやOSのカスタマイズが容易

仮想アプリケーション・パターン

アプリケーション特性に応じたパターンを利用

非機能要件はポリシーで制御、ミドルウェアの構成・配置はおまかせ

デプロイにおけるクラウド資源の割当

クラウド・グループと環境プロファイルで、資源割当をコントロール

仮想システム・パターンでは、プロパティ設定やアドオンで柔軟に変更可能

仮想アプリケーション・パターンでは、資源割当を自動化する機能を提供

当セッションでは、PureApplication Systemにおけるパターンの概要とデプロイ時

のクラウド資源の割当に関して、ご紹介しました。

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© 2013 IBM Corporation39

【参考】PureApplication System購入可能な仮想システム・パターン

Product Version W1500 W1700

API Management 2.0 ✔

Business Process Management Advanced Pattern 8.0, 8.0.0.1

✔ ✔

IBM Connections Hypervisor Edition 4.0 ✔

IBM Informix Pattern 11.7 ✔ ✔

IBM Integration Bus Hypervisor Edition 9.0 ✔ ✔

InfoSphere Information Server Hypervisor Edition 9.1 ✔ ✔

Maximo Asset Management 7.5 ✔ ✔

Operational Decision Management Pattern 8.0, 8.0.0.1

✔ ✔

Software Delivery and Lifecycle Patterns 1.0 ✔

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© 2013 IBM Corporation40

【参考】PureApplication System購入可能な仮想システム・パターン(つづき)

Product Version W1500 W1700

IBM Web Experience Pattern for WebSphere Portal Server

7.08.0

IBM Web Experience Pattern for IBM Content Management

7.08.0

WebSphere Cast Iron Hypervisor Edition 6.4 ✔

WebSphere Commerce Enterprise 7.0 ✔

WebSphere DataPower Gateway XG45 Virtual Edition 5.06.0

WebSphere DataPower Gateway XI52 Virtual Edition 5.06.0

WebSphere Message Broker Hypervisor Edition 8.0 ✔

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© 2013 IBM Corporation41

【参考】PureApplication System購入可能な仮想システム・パターン(つづき)

Product Version W1500 W1700

WebSphere MQ Hypervisor Edition 7.07.5

✔ ✔(7.5のみ)

WebSphere SOA Policy Gateway Pattern 2.0 ✔

WebSphere SOA Policy Pattern 2.0 ✔

IBM WebSphere Transformation Extender (WTX) with Launcher Hypervisor Edition

8.4 ✔ ✔

IBM Encryption Pattern for Guardium Encryption Expert

✔ ✔

WebSphere Application Server Hypervisor Edition 8.5.5 ✔ ✔

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© 2013 IBM Corporation42

【参考】PureApplication System購入可能な仮想アプリケーション・パターン

Product Version W1500 W1700

BPM Application Pattern 8.5 ✔

Business Intelligence Pattern 1.02.0

✔ ✔(2.0のみ)

Messaging Extension to Web Application Pattern 2.0 ✔ ✔

Mobile Application Platform Pattern 5.06.0

✔ ✔

Operational Decision Manager Application Pattern 8.5 ✔

WebSphere Mixed Language Application Platform 1.0 ✔

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© 2013 IBM Corporation43

参考資料

IBM PureApplication System W1500 / W700 Information Centerhttp://pic.dhe.ibm.com/infocenter/psappsys/v1r1m0/index.jsp

developerWorks:「パターン・デプロイメント技術を体験してみよう」http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/pureapp/pattern_deploy/index.html

developerWorks:「IBM PureApplication System でアプリケーション・ランタイム環境を管理する」

http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/techarticles/1210_woolf/1210_woolf.html

developerWorks:「Managing administrative access in IBM PureApplication System」http://www.ibm.com/developerworks/websphere/library/techarticles/1211_woolf/1211_woolf.html

IBM PureApplication System デザイン・ワークショップ

http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/pureapp/ipas_design_ws/

Page 44: PureAppSummerSchool 2 2 PatternDeploy.ppt[読み取り専用]public.dhe.ibm.com/software/dw/jp/websphere/pureapp/...• Web application pattern • Business Intelligence pattern •

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