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お問合せ窓口
環 境 省 指定廃棄物に関するお問合せ窓口福島 024-523-5391 (8:30~17:15 土日祝除く) 東京 03-6741-4535 (9:30~18:15 土日祝除く) 【ホームページURL】 http://shiteihaiki.env.go.jp/
Q&AQ �空間線量率の“追加の被ばく線量が時間あたり0.19μSv”とは�
どのように算出された数値ですか?
A 時間あたり0.19μSvという値は、一時保管、減容化(焼却など)、埋立処分の際に、追加で受ける被ばく線量を、放射性物質汚染対処特措法の基本方針にある「処理などに伴い周辺住民が追加的に受ける線量が年間1mSv※1を超えないようにするもの」とするために定めた安全確認のための基準です。下記の式により算出しました。
(0.19μSv/時×8時間※2+0.19μSv/時×16時間※2×0.4※3)×365日≒1mSv/年 ※1 年間1mSvは原子力安全委員会において、周辺住民の放射被ばくが合理的にできる限り低くなるよう講じるための
対策として示されているものです。 ※2 1日のうち8時間を屋外で、16時間を屋内で過ごすという安全サイドに立った推定により、生活パターンを想定して
算出しました。 ※3 「0.4」は建物による遮へいを考慮した係数です。
Q 埋立終了後もモニタリングは継続して実施するのですか?A 指定廃棄物の搬入・中間処理・埋立中はもちろん、埋立終了後も敷地周辺の空間線量率の測定や地下
水の水質(放射性セシウム濃度ほか)などを測定し、結果を公表します。みなさまの安全・安心の確保に万全を期していきます。
Q モニタリングの結果はどのように記録されるのですか?A 空間線量率及び放射能濃度は放射性物質汚染対処特措法、放射能濃度等測定方法ガイドライン及び
指定廃棄物関係ガイドラインに従って記録し、保存します。主な記載事項は以下の通りです。
平成26年3月 第1版
モニタリングによる 安全の確認指定廃棄物の処理にあたって、 一時保管、 減容化(焼却など)および埋立処分などの各工程で モニタリングを実施します。モニタリングは、法律やガイドラインにしたがって空間線量率などを測定し、結果を公表します。
安全な暮らしを守る!
モニタリング
安全管理結果の公表
法律や
ガイドラインに
基づく
項目
対象空間線量率 排ガスの
放射能濃度焼却灰・
ばいじんなどの放射能濃度
排水および地下水の
放射能濃度① 施設あるいは保管場所の
住所・名称 ○ ○ ○ ○
②年月日 ○ ○ ○ ○
③天候・風向風速 ○ ○ — ○
④測定位置 ○ — — —
⑤試料採取位置 — ○ ○ ○
⑥測定機器・方法 ○ ○ ○ ○
⑦測定結果・分析結果 ○ ○ ○ ○
その他必要な事項を記録・保存します。
安全の確認のためにモニタリングは
大切ね。
空間線量率の測定方法空間線量率とは、測定対象の空間の単位時間当たりの放射線量のことで、これを測定することによって、周辺住民や作業員に対する安全を確認します。単位は主に「μSv/時」が用いられます。
敷地境界 観測井
管理棟
指定廃棄物の処理の各工程でのモニタリング
空間線量率の測定値について空間線量率は、地域差や、気象条件により、1日の間で上下動を繰り返したりする場合があります。放射線は自然界に存在しているため、測定値は0(ゼロ)にはなりません。
検出結果に見られる「N.D.」という表現検出結果に見られる「N.D.」という表現は、測定対象の放射能濃度が検出下限値未満であることを示しています。検出下限値は、測定器や測定方法によって変わります。検出下限値の目標値はガイドラインで定められています。
指定廃棄物の処理の各工程において、 適切にモニタリングを実施します。
処理にあたっては、一時保管・減容化(焼却など)・埋立処分(処分終了後も継続)の各工程において、空間線量率や放射能濃度をしっかりモニタリングし、安全管理を徹底します。測定は放射性物質汚染対処特措法及びガイドラインに従った機器・方法で実施し、その結果を公表します。もし異常が確認された場合は、原因究明を直ちに行い、必要な措置を講じます。
一時保管…空間線量率を測定します。
減容化(焼却など)…空間線量率と排ガス放射能濃度を測定します。
埋立処分…空間線量率と地下水の放射能濃度を測定します。
事務所
敷地境界
バグフィルター
貯留ヤード 焼却炉
排突
ガス冷却室
一時保管場所
埋立地(断面図)
継続して安全管理
を実施
埋立処分
モニタリング モニタリング
収集・運搬
不燃性
可燃
性
一時保管
減容化(焼却など)
放射能濃度の測定方法放射能濃度とは、測定対象の単位重量または単位容積当たりに含まれる放射能の量のことで、単位は主に、固体(例えば廃棄物)の場合「Bq/kg」、気体(例えば排ガス)の場合「Bq/m3」、液体(例えば排水や地下水)の場合
「Bq/L」が用いられます。
ゲルマニウム半導体測定器
空間線量率の測定器
放射能濃度の測定器
モニタリングポストによる測定ハンディタイプによる測定
空間線量率の測定器には持ち運びが容易な可搬型のハンディタイプのものと、モニタリングポストと呼ばれる固定型のものがあります。測定は1年以内に校正されたこれら測定器を用いて、放射能濃度等測定方法ガイドラインに従って行います。空間線量率の測定は、地上1mの高さで行い、複数回測定した結果の平均値を測定結果とします。
放射能濃度の測定としては、主にゲルマニウム半導体検出器が用いられます。焼却灰やばいじん、排水汚泥などを測定対象とする場合には、NaIシンチレーション検出器なども用いられます。
どうやって測定するの?
1m
測定対象 測定場所 測定頻度 基準・目安
空間線量率保管場所の
境界
● 現場保管の場合: 保管期間の前後
● 現場以外保管の場合: 7日に1回以上
保管期間中に「バックグラウンド」+「追加被ばく線量0.19μSv/時」以下であること。ただし、 周辺の空間線量率が比較的高い地域に おいては、囲い付近の空間線量率を、周辺の空間線量率と同等なレベルで管理する。
測定対象 測定場所 測定頻度 基準・目安
地下水の 放射能濃度
観測井 ●1か月に1回以上 地下水の水質に異常が見られないこと。
空間線量率 敷地の境界
●7日に1回以上● 埋立処分が終了
した最終処分場: 1か月に1回以上
埋立期間中に「バックグラウンド」+「追加被ばく線量0.19μSv/時」以下であること。
※焼却灰およびばいじんについては、その放射能濃度を測定・確認したうえで、適切に処理します。※排水が発生するタイプの施設については、排水口における測定が必要です。※ 排ガスの放射性セシウム濃度について国の定める基準は、0歳から70歳までの間、摂取し続けた場合の追加
被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下となる値です。実際には、煙突から排出された排ガスは周囲の空気で希釈されるため、影響はさらに小さくなります。
μSv…マイクロシーベルト Bq…ベクレル
測定対象 測定場所 測定頻度 基準・目安
排ガスの 放射能濃度
排ガスの 排出口 ●1か月に1回以上
周辺の空気中で、セシウム134とセシウム137の各濃度限度に対する割合の和(以下の式)が1を超えないことを確認します。
セシウム134(Bq/m3)20 + セシウム137(Bq/m3)
30 ≦1
空間線量率事業場の
敷地の境界 ●7日に1回以上受入期間中に「バックグラウンド」+「追加被ばく線量0.19μSv/時」以下であること。 受入後はバックグラウンドと「おおむね同程度」であること
測定
測定
測定
測定
測定
測定
測定
測定
測定
測定
測定
測定
測定
測定