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アルバイトの目的は生活費、趣味・娯楽、小遣い アルバイトの給与の使い道を 3 つまで回答するよう求めると「生 活費」「小遣い」「趣味・娯楽費」等が半数~ 6 割の学生に選ば れ、「サークル活動の費用」「貯蓄」が続く結果は前回とほぼ同様 であった。ただ、学部生のデータで「生活費」を選択した自宅生 が 41.5%みられ、生活費はいわゆる小遣いも含めて答えている可 能性もある。 アルバイトの時間は 20時間以内が 8割、学年差は小さい 回答者の 84.1%がアルバイト(第二部等での定職を含む)をし ていると答えたが、その時間は、5 時間刻みの選択肢で、20 時 間までがほぼ 20%ずつとなった。なお、柏原の学部生に限って学 年別のアルバイト時間を比較したが、1 年生(20 時間以内 72.5% 以上 13.4%)から 4 年生(同 63.4%、18.5%)へ、時間数はや や増える傾向にある。 アルバイトの時間 「もっと増やしたい」人が 3割 全体の結果では、3 割程度の学生が増やしたいと考え、2 割弱 の学生が減らしたいと考えている。現在のアルバイト時間数とクロ ス集計(学部学生のみ)では、時間数が多い学生は減らしたいと 考え、少ない学生は増やしたいと考える傾向はあるが、時間が 20 時間を超える学生の中でも 20%程度は増やしたいと答え、一方 10 時間以内のアルバイトでも減らしたい学生は 1 割程度存在して いる。〈 小松 孝至 〉 7 Q6 アルバイト(仕事) 【アルバイト ( 仕事 ) で稼いだお金の使い道】/橋本 奈津美 趣味・娯楽 小遣い 生活費 貯蓄 旅行 学費 その他 サークル

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アルバイトの目的は生活費、趣味・娯楽、小遣い アルバイトの給与の使い道を 3 つまで回答するよう求めると「生活費」「小遣い」「趣味・娯楽費」等が半数~ 6 割の学生に選ばれ、「サークル活動の費用」「貯蓄」が続く結果は前回とほぼ同様であった。ただ、学部生のデータで「生活費」を選択した自宅生が 41.5%みられ、生活費はいわゆる小遣いも含めて答えている可能性もある。

アルバイトの時間は 20時間以内が 8割、学年差は小さい 回答者の 84.1%がアルバイト(第二部等での定職を含む)をしていると答えたが、その時間は、5 時間刻みの選択肢で、20 時間までがほぼ 20%ずつとなった。なお、柏原の学部生に限って学

年別のアルバイト時間を比較したが、1 年生(20 時間以内 72.5% 以上 13.4%)から 4 年生(同 63.4%、18.5%)へ、時間数はやや増える傾向にある。

アルバイトの時間 「もっと増やしたい」人が 3割 全体の結果では、3 割程度の学生が増やしたいと考え、2 割弱の学生が減らしたいと考えている。現在のアルバイト時間数とクロス集計(学部学生のみ)では、時間数が多い学生は減らしたいと考え、少ない学生は増やしたいと考える傾向はあるが、時間が 20時間を超える学生の中でも 20%程度は増やしたいと答え、一方10 時間以内のアルバイトでも減らしたい学生は 1 割程度存在している。〈 小松 孝至 〉

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Q6 アルバイト(仕事)

【アルバイト ( 仕事 ) で稼いだお金の使い道】/橋本 奈津美

趣味・娯楽 小遣い 生活費 貯蓄 旅行 学費 その他サークル

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健康状態は良好 健康状態については「良好」「おおむね良好」と答えた学生が 8割程度と多く、例年通りで高止まりしている。健康を維持するためには、多くの学生が「睡眠」が重要であると答えている。また、健康維持の力点は、男子の場合は運動、つまり鍛錬や発散に、女子の場合は生活リズムや食事といった休息や養生におかれる傾向がある。

学生生活と相談 学生生活の目的は、おおきく学問や教養への志向と、友人関係や楽しみといったものへの志向とに大別でき、両者とも5~6割の学生によって選択されている。特に女子学生は友人関係を重視して

いる。また、悩みとしては「就職・進路」と「勉学」に関するものが多く、ついで対人関係があげられる。大学生活の充実のためにも対人関係の要素は大きいが、その反面、人とかかわるがゆえの悩みもついてくるということだろう。それらの悩みの相談相手として選ばれるのは、家族と学内外の友人、先輩が多く、6~7割の学生によって選択されている。学内相談機関としては指導教員が選ばれる割合が高く、認知度も年々上昇している。一方で、専門相談窓口を「知らない」と答えた学生が 4 割を超えており、必要なときに適切かつ専門的な支援が届くためには、まずは利用できる場所があるという事実がより周知される必要がある。〈 奥田 紗史美 〉

Q7 健康・相談

【健康・相談について】/杉崎 里沙子

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 本学が「男女共同参画」を推進していることを知っているか尋ねたところ、「知っている」が 2 割強、「聞いたことがある」が 3 割弱で、取り組みに対する認知度は不十分と言えます。「知っている」「聞いたことがある」と回答した学生には、どのようにして知ったのか複数回答で尋ねました。その結果、半数近くの回答者が「学内の啓発ポスター」を挙げており、認知度を高めるための方法として一定の効果をもたらします。「知っている」レベルの認知を期待するなら、大学の授業(ジェンダーとセクシュアリティ/キャリアデザイン等)やシンポジウムが有効と考えられます。また、図書館の “ 男女共同参画特設コーナー ” で一元化された開架スタイルをとってい

ることが認知を促す一助となっていました。 柏原キャンパスの図書館及び天王寺キャンパスの本館に設置された授乳スペースの認知度は4割程度でした。ニーズのある学生に対して周知できているかどうか、懸念されます。  本学が「一人ひとりの多様性と人権を大切にしている」大学だと感じているかどうか尋ねた結果、肯定的・否定的回答が各 4 分の1でした。そう感じる理由については、大学の授業で人権について学習したことが肯定的回答者に多く、考えたことがない(学ぶ・知る機会がない)ことが否定的回答者に多く挙げられました。

〈 鈴木 真由子 〉

Q8 男女共同参画

【男女共同参画について】/袁 学治

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 本学の学生の海外渡航の目的は観光が 57%と最も多く、次に語学研修(13% )、留学(7%)と続き、短期の海外研修や留学のニーズが 20%と比較的に高いことが分かる。また、海外渡航をしたことがない学生(67.5%)を男女別にみると、女子が 65.5%なのに対し、男子は 72.6%に上り、女子のほうが海外渡航にやや積極的な傾向にある。 留学生との交流では、交流経験がないものが 58%を占めるものの、交流したいと思っている学生は 73%にも上る。交流したいがなかなかできない現状があるようだ。男女別では、留学生と交流したい男子は 65.8% なのに対し、女子は 79.8%に達し、ここでも女子の関心が高いことが分かる。学内での交流の機会を増やすの

はもちろん、留学生に自発的にかかわろうとする個々人の積極性も必要なのではないだろうか。 交換留学に関しては、「安くないと、貧乏学生は行けない」「経済援助」が必要と自由記述に書く学生もあり、31.4%の学生が奨学金の必要性を挙げている。さらに多くの回答者が「4 年で卒業できること」を望んでおり、「実習をどうするか」、「就職のサポート(3回生後期~4回生前期の間に行くのであれば)」という自由記述もあり、実習や就職活動と留学期間が重なることへの懸念が読みとれる。留学する学生への制度上の柔軟な支援や留学が就職に有利になる企業が増えていくことが望まれる。〈 中山 あおい 〉

Q9 国際交流

【国際交流】/市橋 百萌

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