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後援会だより vol.15 2017 年 2 月 1 後援会だより 昨年、附属天王寺中学 校創立70周年・高等学 校60周年を無事迎える ことができました。これ は、長年にわたる学校関 係者のご尽力はもとよ り、保護者の皆様の絶大 なご理解・ご支援の賜物 であり、感謝申し上げま す。 周年式典の記念講演の中で、京都大学 iPS 細胞研 究所の山中伸弥所長は、ご自身も研究所の所長とし て、研究資金の確保に奔走されているご様子をお話 しされる際に、「附属天王寺には教育後援会がある」 「教育後援会が施設の支援をしてくれる」とご紹介 いただきました。優れた研究者たちのために研究環 境を整備したいという山中所長の想いは、私たちに も通じるものがあります。 15 volume 2017 年 2 月 【連絡事務所】 〒543-0054 大阪市天王寺区 南河堀町 4 の 88 TEL:06-6779-5740 http://www.tennoji-h. oku.ed.jp/ 大阪教育大学付属天王寺中学校・高等学校天王寺校舎 教育後援会 題字は嶋田典之元理事長による はぐくまれてきた本当の教育 -学びのもり- ●理事長、中・高副校長 ご挨拶 P1 ●平成28年度活動状況報告 P4 ●天王寺学びのもり P2 ●後援会についてのQ&A P5 ●周年式典、施設工事 P3 ●入会と会費・寄付納入の方法 P6 私たち教育後援会は、国(大学)からの予算に 制約のある中で、生徒たちに最高の教育環境を整 備したいという、保護者の皆さんの熱い想いに支 えられ、学校教育活動に対する様々な支援を行う とともに、節目の周年には大規模な施設整備を行 ってきました。 今回の周年では、家庭科室の調理設備や中高の クラブのプレハブ棟の更新などの整備を行って います。また、継続的な支援として、ICT 教育へ の対応としてコンピュータ関連の機器整備や、グ ローバル教育への対応として海外との交流事業 をはじめとする教育環境のハード・ソフト両面の 充実を図っています。 今後とも、役員一同、保護者の皆様、評議員の 皆様のご意見を頂戴しながら教育環境の充実に 努めてまいりますので、引き続き教育後援会ご支援・ご協力を賜りますようお願いたします。 柴田尚彦 理事長 昨年は、イギリスのEU離脱やアメリカ大統領選 挙など、大きな変化が起こり、将来への不透明感が 広がりました。 しかし、やはり一日一日の積み重ねが大切なこと に変わりはありません。 1975年、世界で初めて女性でエベレスト登頂を果 たした田部井淳子さんは「つらい一歩でも、どんな すり足のような一歩でも、一歩一歩行けば必ず頂上 には立てる。そのことを自分の体で感じてほしい。 それはつらければつらいほど達成感も大きい。」 と言っています。 中学2年生の今回の富士登山は、田部井さんが 精力的に取り組んできた“東北の高校生の富士登 山”と、偶然にも同じ日に同じ登山道で行われま した。田部井さんは入院中の病院から直接富士山 に駆けつけたことをテレビ番組で知りました。 田部井さんが富士山にこだわった理由は前記 の通りです。一歩一歩の積み重ねが大きな成果を つくり出すこと、それを通して人として成長する ことを懸命に伝えようとしていました。田部井さ んはこの3か月後にお亡くなりになり、附中 69 期生といっしょになった富士山が最後の登山に なりました。 附属天王寺においても、一日一日の積み重ねを 大切に、この一年を過ごしてまいりたいと思いま す。今後とも皆様のご支援とご協力をお願い申し 上げます。 高校副校長 井上先生 中学副校長 武井先生

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後援会だより vol.15 2017 年 2 月

1

後援会だより

昨年、附属天王寺中学

校創立70周年・高等学

校60周年を無事迎える

ことができました。これ

は、長年にわたる学校関

係者のご尽力はもとよ

り、保護者の皆様の絶大

なご理解・ご支援の賜物

であり、感謝申し上げま

す。

周年式典の記念講演の中で、京都大学 iPS 細胞研

究所の山中伸弥所長は、ご自身も研究所の所長とし

て、研究資金の確保に奔走されているご様子をお話

しされる際に、「附属天王寺には教育後援会がある」

「教育後援会が施設の支援をしてくれる」とご紹介

いただきました。優れた研究者たちのために研究環

境を整備したいという山中所長の想いは、私たちに

も通じるものがあります。

15

volume

2017年 2月

【連絡事務所】

〒543-0054

大阪市天王寺区

南河堀町 4の 88

TEL:06-6779-5740

http://www.tennoji-h.

oku.ed.jp/

大阪教育大学付属天王寺中学校・高等学校天王寺校舎 教育後援会

題字は嶋田典之元理事長による

はぐくまれてきた本当の教育 -学びのもり- ●理事長、中・高副校長 ご挨拶 P1 ●平成28年度活動状況報告 P4

●天王寺学びのもり P2 ●後援会についてのQ&A P5

●周年式典、施設工事 P3 ●入会と会費・寄付納入の方法 P6

私たち教育後援会は、国(大学)からの予算に

制約のある中で、生徒たちに最高の教育環境を整

備したいという、保護者の皆さんの熱い想いに支

えられ、学校教育活動に対する様々な支援を行う

とともに、節目の周年には大規模な施設整備を行

ってきました。

今回の周年では、家庭科室の調理設備や中高の

クラブのプレハブ棟の更新などの整備を行って

います。また、継続的な支援として、ICT 教育へ

の対応としてコンピュータ関連の機器整備や、グ

ローバル教育への対応として海外との交流事業

をはじめとする教育環境のハード・ソフト両面の

充実を図っています。

今後とも、役員一同、保護者の皆様、評議員の

皆様のご意見を頂戴しながら教育環境の充実に

努めてまいりますので、引き続き教育後援会に

ご支援・ご協力を賜りますようお願いたします。

柴田尚彦 理事長

昨年は、イギリスのEU離脱やアメリカ大統領選挙など、大きな変化が起こり、将来への不透明感が広がりました。

しかし、やはり一日一日の積み重ねが大切なことに変わりはありません。

1975年、世界で初めて女性でエベレスト登頂を果たした田部井淳子さんは「つらい一歩でも、どんなすり足のような一歩でも、一歩一歩行けば必ず頂上には立てる。そのことを自分の体で感じてほしい。

それはつらければつらいほど達成感も大きい。」と言っています。

中学2年生の今回の富士登山は、田部井さんが精力的に取り組んできた“東北の高校生の富士登山”と、偶然にも同じ日に同じ登山道で行われました。田部井さんは入院中の病院から直接富士山に駆けつけたことをテレビ番組で知りました。

田部井さんが富士山にこだわった理由は前記の通りです。一歩一歩の積み重ねが大きな成果をつくり出すこと、それを通して人として成長することを懸命に伝えようとしていました。田部井さんはこの3か月後にお亡くなりになり、附中 69

期生といっしょになった富士山が最後の登山になりました。

附属天王寺においても、一日一日の積み重ねを大切に、この一年を過ごしてまいりたいと思います。今後とも皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。

高校副校長 井上先生

中学副校長 武井先生

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後援会だより vol.15 2017 年 2 月

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学びのもり・道草館は今日も元気!

附属天王寺中高「学びのもり」は平成 20年、都会の中にあって様々な学びのできる「もり」としてつくられました。ここには天候に関わらず読書できる場所として道草館(野外図書館)も設置されています。生徒・先生・保護者が三位一体となり、学びのもりの企画・管理・運営を行っています。恒例の草刈り大会、中高吹奏楽部合同のコンサートや中学美術工芸部の作品展など、笑顔の絶えない学びのもりは、みんなの力で育まれています。今後も皆様のご参加・ご協力をよろしくお願いいたします。

学びのもりから望む

あべのハルカス 辰巳琢朗氏揮毫の「道草館」 年4回行われる草刈り大会

中高吹奏楽部合同コンサート 中学美術工芸部の作品展 都心で自然を感じるビオトープ

教育後援会では皆様からいただいた寄付金で、子供たちの使う設備や備品の支援を行っています。

これに加え平成28年度は、中学英語の授業でのAET(外国人教師)の時間数を増やすなど、ソフト面での充

実に向けた支援も行いました。以前後援会が設置したウォータークーラーの修理や、ハト害対策の追加工事など、

日常生活にかかわる部分でもきめ細かに、環境の維持活動を行っています。

~充実した教育環境への支援~

平成 27 年から 2 年がかりで、中高 12

クラスすべての机と椅子を新しくし

ました。

教室のエアコンが老朽化して動かな

くなった時には、寄付金で修理や更新

を行っています。

部活動で使う道具や機材なども、子ど

もたちの要望を受けて購入し、寄付し

ています。

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後援会だより vol.15 2017 年 2 月

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周年事業が開催されました

附属天王寺中学校は昭和 22 年(1947年)、附属高等学校

天王寺校舎は昭和 31年(1956 年)に設置されました。今年

度は中学校 70周年、高等学校 60 周年の年にあたり、2016

年 11 月 15日に周年記念式典が挙行されました。

会場となった八尾市文化会館プリズムホールでは、中

高の全生徒をはじめ、この 10 年間に関わりのあった教育

後援会や中高PTAの役員・理事、大阪教育大学学長・

理事、学校支援団体の関係者、加えて現役保護者の皆さ

ま、総勢 1400人近くが一堂に会しました。

式典の前半は、来賓の祝辞から中高生徒代表の言葉へ

と続き、さらに中高全生徒による校歌、応援歌の斉唱と

盛り上がり、後半では、本校OBであるノーベル賞学者・

山中伸弥先生による記念講演「iPS細胞がひらく新し

い医学」が行われて、充実した、かつ心に残る一日とな

りました。

また式典に際しては、附属天王寺中高のこの 10年間の

あゆみをまとめた記念誌と、記念品として新たに製作さ

れたキーホルダーが、当日、全生徒に配布されました。

教育後援会では、この 10年間の積立金を用いて、この

式典開催のための支援や施設工事を行っております。今

回の周年事業を一区切りとし、今後 10年の本校のさらな

る発展を期待したいと思います。

式典前半 応援団による高校応援歌の斉唱

式典後半 中学校29・高校23期 京都大学 iPS

細胞研究所所長 山中伸弥氏 による記念講演

附属天王寺中学校 70周年 附属高等学校天王寺校舎 60周年

記念事業で施設・設備更新工事を進めます

教育後援会では、毎年の支援事業のほかに、寄付金を積

み立て、周年記念の時期などを目処として大規模な施設・

設備の充実のための寄付を行っています。10年前の周年事

業では、校舎の改修や耐震補強、トイレの改修工事などが

実施されました。

このたびの周年事業では、数十年にわたる使用で老朽化

が進み、子ども達に危険や不便を強いているところの改善

を目指しています。

一つは家庭科の調理室の全面改修です。本校の調理室

は、家庭科が男女共修でなかった頃に作られたものがずっ

とつかわれており、クラスの半分の生徒しか入ることがで

きませんでした。以前から監査でも意見が出されており、

クラス全員が入る仕様に改装することが求められていま

す。今回の周年事業で、大規模な改修工事を実施していま

す。年度末には完成の予定です。

次に、中高の部室棟の改築です。現在本校には部室は2

棟ありますが、これらは本来「倉庫」という名目で建てら

れたもので、建築後50年近くたっています。大変老朽化

しており、安全面でも問題があります。この建物を撤去し、

新しい部室を建築する準備を進めています。

昨年末に地盤調査のためのボーリングを行い、その結果

も考慮しながら安全面での基準を満たしたつかいやすい

部室を設計する予定です。設計に当たっては生徒の皆さん

の意見も取り入れながら、より愛着の持てるものにしてい

きたいと考えています。完成は平成 29 年度末を目標にし

ています。

このほか、高校美術の授業やクラブ活動スペースとして

多用途につかわれている演習室を改修する工事も行いま

す。より使いやす部屋にすることを目指しており、今年度

末までに完成する予定です。

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後援会だより vol.15 2017 年 2 月

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「税についての作文」コンクールで

内閣総理大臣賞 中3(68期)松尾一輝君

国税庁が中学生を対象

に募集した、第 50回「税

についての作文」コンク

ールで、中学校3年生の

松尾一樹君による「地球

を救うために」が最優秀

の内閣総理大臣賞を受賞

しました。過去最大の全

国約 63万人の応募者の中から選ばれたもので、大変素晴らしい

ことです。教育後援会ではこの受賞を祝って横断幕を作り、校

門横に掲示しました。

松尾君は表彰式のインタビューで、「作品を書くために本やネ

ットで調べるうちに、社会にさらに関心をもち、様々な税金に

興味を持つようになった。」と話していました。

附属天王寺にゆかりのある方を講

師にお招きする「公開セミナー」。今

年度 1 回目は、高校 19 期卒業生で造

幣局理事長を務められている百嶋先

生にご登壇頂きました。まずは自己紹

介に始まり、造幣局の歴史や仕事、貨

幣について、公務員制度、さらにはN

HK連続ドラマ「あさがきた」にまで

話題が及び、分かりやすく興味深い内

容でお話頂きました。また、高校時代

は地歴部に所属され、初志を貫く多く

の友人達との出会いがあったとのこ

と。その経験から、「和顔愛語」(和や

かな丁寧な言葉)、「至誠通天」(誠を

尽くせば相手にも通じる)をモットー

として、現在においても仕事に取り組

まれているそうです。本校で過ごした

月日が今も百嶋先生の心の中にある

ことに附天の学びの深さを感じられ

たひと時でもありました。

このときの講演をまとめた冊子は

既に配布させていただきましたが、百

嶋先生は「同窓会報の世耕大臣の記事

を読まれるときに、講演で話した内容

が何か参考になれば嬉しい。また、講

演後いただいた質問にもお答えした

いのでいつでも造幣局を訪れてくだ

さい。」とおっしゃっておられました。

セミナー第 2回は、国立国際医療研

究センターの保健医療協力課長の藤

田先生をお招きしました。産婦人科医

としての仕事から、日本では普通にで

きる医療がなぜ途上国では通用しな

いのだろうという疑問を抱き、国際医

療協力の道に進まれました。そして実

際、アフリカや南西アジアなどに赴

き、その国にあった解決策を現地の人

と一緒に模索する活動を長年続けら

れています。

講演では、藤田先生の実体験を基

に、途上国の実状や保健医療分野での

日本の役割、ひいては人を育てること

の大切さまでを語って頂きました。そ

の内容は、教育に関わる私たちに多く

の示唆を与えて下さるものでした。ま

た藤田先生は、池上彰さんの「世界を

救う 7人の日本人」の中のお一人でも

あります。ご本人からお話を伺える貴

重な機会になりました。

本校でも近年、早くから留学を経験

する生徒が増えていますので、その中

から藤田先生のような国際的な活躍

をする人が現れることを期待したい

と思います。

第26回(2016年度第 1回)公開セミナー 6月18日(土)

「霞が関での歩みと造幣局の仕事~附属天王寺で過ごした目から~」

第27回(2016年度第 2回)公開セミナー 11月23日(水・祝)

「国づくりはヒトづくり~国際保健医療協力分野で日本人ができること~」

独立行政法人造幣局 理事長

百嶋 計 先生(高校19期卒業生)

国立国際医療研究センター

国際医療協力局運営企画部

保健医療協力課長 藤田 則子 先生

平成28年度 活動状況報告

4月22日 教育後援会総会 6月11日 第1回 役員会・評議員会 6月18日 第1回 公開セミナー(グッズ販売) 6月 発行 「後援会からのお知らせ」第1号 9月 3日 附高祭PTA憩いの場 ポスター掲示・グッズ販売 9月10日 第2回 役員会・評議員会 10月 1日 中学校体育大会 グッズ販売・ポスター掲示 11月23日 第2回公開セミナー(グッズ販売) 12月15日 中学入試出願日(グッズ販売) 12月10日 第3回 役員会・評議員会 12月 発行 「後援会からのお知らせ」第2号 1月27日 中学入学手続き(入会手続き) 2月23日 高校入学手続き(入会手続き) 3月18日 第4回 役員会・評議員会

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後援会だより vol.15 2017 年 2 月

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昭和22年の附属天王寺中学校開設以来、保護者の

教育への思いは強く、国からの資金では到底十分でないも

のへの改善を図るために多額に資金を寄付し、用地を広め

校舎を建て什器備品を購入するなどの支援活動が行われ

ていました。昭和44年に教育後援会として規約を定め、

会員の会費と寄付金による教育支援活動が始まりました。

「より良い教育環境を子ども達に提供して守ってい

きたい」という開校発足当時からの保護者の教育への熱い

思いを受け継ぎ、個々の個性を育て、学力と創造力を兼ね

備えた人づくりが堅実に推進され発展することで、日本だ

けには留まらず、世界に発信できる国際的な人となるよう

にと、教育支援活動を行っています。今後も保護者一人一

人の理解と協力のもとで力を合わせて、子ども達の大切な

成長期の芽を育んでいきたいと強く願っています。附属天

王寺が附属天王寺らしくあるためには何をすれば良いの

かをみつめ、会員の皆様からの声をうけて、よりよい活動

につなげていきたいと考えています。

国立校の子ども1人当りの国から交付される教育

にかかる費用の負担率は府立校に比べて低く(私立校は保

護者が高額負担)、国からの運営費だけでは府立校や私立

校と同等の教育環境を満たすことはできません。 そこで、

学校に必要な教育にかかる費用の1/4以上を教育後援

会の会費と寄付金で補い、対応しています。子ども達を育

てる環境づくりには、後援会費は欠くことのできないもの

なのです。

PTA会費は国によってある程度の枠組みがされ

ており、学校が主体となって集められたのち、おもにPT

A活動を通じて子ども達の教育活動に使われており、使用

目的が限られています。

教育後援会は学校と保護者により定められた教育支援

体制で、教育後援会費は教育後援会が主体となって会費と

寄付金に分けて集められ、多方面に有効活用できます。

施設設備費、修繕費、備品の購入など教育環境の整

備、行事の下見等の教育活動や実践教育の補助、クラブ活

動の生徒活動支援、セミナー開催協力など多岐にわたり子

ども達のために活用されています。

トイレ、クーラー、校庭整備など子ども達の教育環

境を維持・整備できなくなります。また、パソコンの利用

や新しい時代を見据えた学習など十分な教育環境が整え

られないだけでなく、緊急事態に学校、生徒を支援できず

運営上も難しくなります。

国の財政が貧窮の状態で、国が全てをまかなう事が

できない実情があります。国は、保護者に対しある程度の

受益者負担(益を受けるものが自ら負担する)を求め、その

相互理解の下で国立校の存続を考えており、そのために国

からの公金が増やされないのではないかと考えられます。

天附連

学 校

生 徒

総 会

役 員 会

評 議 員 会

広 報 委 員会

総 会

理事会

理事会

評議員会

一般財団法人青松会

青松同窓会

附属天王寺中高を

支える組織

総 会

実行委員会

分科委員会

教育後援会PTA

教職員

教育後援会の活動へのご理解をいただき、活動支援のご協力をお願いいたします。

わたしたちの教育後援会 学びのもりのサポーターのことがよくわかる

後援会は、いつ、どうしてできたの?

後援会としての思いとは?

どうして後援会費が必要なの?

PTA会費と後援会費とのちがいは?

具体的にはどんなところに使われているの?

もし後援会費がなければ?

なぜ、国からの援助が少ないの?