Upload
others
View
8
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
Page(s): 1/5 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、日本クエスト・ソフトウェア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。
Article ID: QTSI-110233JP Created: 2011/07/11 Revised: -
Red Hat Enterprise Linux 6.0/uEFI システムでの VaultDR Offline バックアップ
1. 概要
Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 6.0 から OS として uEFI に対応をしています。本検証では、RHEL6/uEFI システムのシステム・バックアップを VaultDR Offline にて実現できるかを検証します。 2. 環境
【NVBU Server 環境】
ハードウェア Host IBM System x3650 M2 CPU Intel Xeon E5506 2.13GHz x 2 Memory 18GB NIC Broadcom 5709C x 2 Tape or VTL VTL (2drive/10slot/10240MB) ソフトウェア OS Red Hat Enterprise Linux 6.0 (x86 64) NetVault Core Ver 8.5.3 Build 2(R2010DEC01-HALO) NetVault APM Ver VaultDR APM 2.6.8
【VaultDR Client 環境】
ハードウェア Host IBM System x3650 M3 CPU Intel Xeon L5640 2.26GHz x 2 Memory 4GB Disk 構成 146GB SAS Disk x 2
Disk0:146GB (RAID1)
Page(s): 2/5 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、日本クエスト・ソフトウェア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。
NIC(Firmware Ver) Broadcom 5709C x 2 SCSI(Firmware Ver) ServeRAID-M5015 ソフトウェア OS Red Hat Enterprise Linux 6.0 (x86 64) VaultOS Ver 5.6.4 自動認識 デバイス
NIC bnx2.ko SCSI megaraid_sas.ko
追加 ドライバ
NIC Not required SCSI Not required
パーティション構成 /dev/sda1 /boot/efi EFI 200MB /dev/sda2 /boot ext4 500MB
/dev/sda3 vg_rhel6uefi LVM PV 67906MB
lv_root / ext4 5000MB
lv_home /home ext4 500MB
lv_swap swap 2000MB
3. 手順
3.1. 事前準備
リストア時にバックアップ時のシステムを判断し易いように、バックアップ前に背景のイメージを変更しておきます。
Page(s): 3/5 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、日本クエスト・ソフトウェア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。
この時のパーティションの情報を”parted”コマンドで確認しておきます。約 200MB の EFI 用のパーティションが確認できます。
3.2. バックアップ
ディザスタ・リカバリ対象のマシンをシャットダウンし、VaultOS で起動します。IP アドレスやネットマスクを設定し、サーバからの要求の待ち状態にします。 バックアップ・サーバで NVBU Console を起動し、バックアップ画面から対象のマシンのパーティション構成を確認します。そして、Disk 全体をバックアップ対象として指定しバックアップを行います。 なお、RHEL6.0 (x86 64)上で VaultDR プラグインを使用するには、”zlib-1.2.3-25.i686.rpm”のインストールが追加で必要となります。
Page(s): 4/5 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、日本クエスト・ソフトウェア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。
3.3. リストア
リストアを試すために、DR 対象マシンのハードディスクを入れ替えて、RAID コントローラのレベルで同じサイズのディスクを作成します。 その後、バックアップ時と同様に VaultOS を起動します。 リストアは、NVBU Console のリストア画面から行います。リストア画面を開き、バックアップ済みのデータをリストア対象として指定し、リストア・ジョブを実行します。
リストア・ジョブが完了したら、リストア先のハードディスクから OS を起動します。バックアップ前に変更した背景がリストアされていることも確認します。
Page(s): 5/5 ________________________________________________ 本ドキュメントは、検証作業や検証結果についてまとめられている ものであり、本ドキュメントに関する内容について、日本クエスト・ソフトウェア株式会社が動作を保証するものでは ありません。 各ソフトウェアのバージョンおよび環境等の違いにより動作しない 場合も想定されますので、導入の際には事前に検証をされることを 推奨いたします。 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。
さらに、”parted”コマンドでパーティション情報もバックアップ時と同等になっていることを確認します。
※ リストア時に、バックアップ時よりも大きなディスクにリストアをした場合、Secondary GPT header が壊れて
いる、というようなメッセージが表示されることがあります。その場合は、”parted”コマンド等 Third Party ツールを使用して、構成を修正するようにして下さい。
3.4. まとめ
VaultDR Offline で、RHEL6 の uEFI システムのバックアップ・リストアが行えることを確認しました。
以上