4
2020年10月6日作成 <本資料に関するご注意事項> ○本資料の作成元は、株式会社りそなホールディングスです。本資料の著作権は株式会社りそなホールディングスに 属し、第三者への無断開示および転用は固く禁じます。○本資料に記載されている内容、数値、図表、意見等は作成時 点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。また、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 ○本資料は信頼できると判断した情報等をもとに作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではあり ません。○取引時期などの最終決定は、お客さま自身の判断でなされるようお願いいたします。○元本保証のない投資 商品は相場環境の変動などにより投資元本を割込むことがあります。投資商品は預金ではなく預金保険対象外です。 商品ごとの手数料・リスクなどの詳細は「契約締結前交付書面」や「説明書」等をご確認ください。 ■りそな銀行 等/株式会社りそな銀行 登録金融機関 近畿財務局長(登金)第3号 加入協会/日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会 ■埼玉りそな銀行 等/株式会社埼玉りそな銀行 登録金融機関 関東財務局長(登金)第593号 加入協会/日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会 ■関西みらい銀行 商 等/ 株式会社関西みらい銀行 登録金融機関 近畿財務局長(登金)第7号 加入協会/日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会 国内債券:NOMURA-BPI 総合、国内株式:東証株価指数(TOPIX、配当込み)、先進国債券:FTSE 世界国債 インデックス(除く日本、円ベース)、先進国株式:MSCI コクサイ・インデックス(除く日本、円ベース)、 新興国債券:JP モルガン GBI-EM グローバル・ディバーシファイド(円ベース)、新興国株式:MSCI エマー ジング・マーケット・インデックス(円ベース)、国内リート:東証 REIT 指数(配当込み)、先進国リート: S&P 先進国 REIT 指数(除く日本、配当込み、円ベース) 〈 本資料で使用しているインデックスについて 〉 RESONA りそなマーケット クォータリーCONTENTS 2020年7-9月ふりかえり 今後の投資環境見通し 1-5 6-7 2020 7-9 ふりかえり 世界経済は持ち直しの動きが続 き、世界の株式市場は続伸しま した。 低金利政策の長期化観測が強ま り、主要国の長期金利は歴史的 な低位圏で推移しました。 米金融緩和の長期化観測を背景 にドルが主要通貨に対し売られ ました。ドル円相場は円高基調 となりました。 西山 善峯寺 ( 京都府 ) 西山 善峯寺 ( 京都府 ) 2020 AUTUMN 秋号 Market Quarterly

RESONA...Market Quarterly 夏号 巻末の本資料に関するご注意事項を必ずご確認ください RESONA SUMMER 2020 Market Quarterly (円、ドル) 16,000 32,000 30,000

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2020年10月6日作成

<本資料に関するご注意事項>○本資料の作成元は、株式会社りそなホールディングスです。本資料の著作権は株式会社りそなホールディングスに属し、第三者への無断開示および転用は固く禁じます。○本資料に記載されている内容、数値、図表、意見等は作成時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。また、将来の成果を示唆・保証するものではありません。○本資料は信頼できると判断した情報等をもとに作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。○取引時期などの最終決定は、お客さま自身の判断でなされるようお願いいたします。○元本保証のない投資商品は相場環境の変動などにより投資元本を割込むことがあります。投資商品は預金ではなく預金保険対象外です。商品ごとの手数料・リスクなどの詳細は「契約締結前交付書面」や「説明書」等をご確認ください。

■りそな銀行 商 号 等/株式会社りそな銀行 登録金融機関 近畿財務局長(登金)第3号 加入協会/日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会

■埼玉りそな銀行 商 号 等/株式会社埼玉りそな銀行 登録金融機関 関東財務局長(登金)第593号 加入協会/日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会■関西みらい銀行 商 号 等/ 株式会社関西みらい銀行 登録金融機関 近畿財務局長(登金)第7号 加入協会/日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会

国内債券:NOMURA-BPI 総合、国内株式:東証株価指数(TOPIX、配当込み)、先進国債券:FTSE 世界国債インデックス(除く日本、円ベース)、先進国株式:MSCI コクサイ・インデックス(除く日本、円ベース)、新興国債券:JPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド(円ベース)、新興国株式:MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円ベース)、国内リート:東証REIT 指数(配当込み)、先進国リート:S&P先進国 REIT 指数(除く日本、配当込み、円ベース)

〈 本資料で使用しているインデックスについて 〉

RESONA[りそなマーケット クォータリー]

C O N T E N T S

● 2020年7-9月ふりかえり● 今後の投資環境見通し

1-56-7

2020年 7-9月   

ふりかえり 世界経済は持ち直しの動きが続き、世界の株式市場は続伸しました。

低金利政策の長期化観測が強まり、主要国の長期金利は歴史的な低位圏で推移しました。

米金融緩和の長期化観測を背景にドルが主要通貨に対し売られました。ドル円相場は円高基調となりました。

西山 善峯寺 ( 京都府 )西山 善峯寺 ( 京都府 )

2 0 2 0 A U T U M N

秋号Market Quarterly

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巻末の本資料に関するご注意事項を必ずご確認ください

RESONAAUTUMN 2020

Market Quarterly

(円、ドル)

16,000

32,000

30,000

28,000

26,000

24,000

22,000

20,000

18,000

100

108

104

102

106

110

112

114

116

118(円/ドル)

2018年 2019年 2020年(月)

-2.0

(%)

4.0

-1.0

3.0

2.0

1.0

0.0

7 8 910 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6

約10年半ぶりの利下げ・資産縮小終了(7/31)

緊急 0.5%利下げ(3/3)緊急1.0%利下げ(3/15)量的緩和を無制限に(3/23)

追加利下げ決定

(9/18)

3会合連続利下げ(10/30)

ゼロ金利政策長期化示唆(9/16)

1200 億ドル /月の資産買い入れ継続

(6/17)

年内利下げ示唆(6/19)

105.48円ドル

ECB2020 年半ばまで利上げ見送り表明

(6/6)

ECB 資産縮小終了(12月末) ECB

利下げ決定(9/12)

ECB量的緩和再開(11月)

ECB、量的緩和1.35兆ユーロに拡大 (6/11)

(12/19)政策金利を段階的に引き上げ

米国 FRBの動き

WHO(世界保健機関)新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言(1/31)

世界的大流行と認定(3/11)

主要マーケットの推移

※グラフ内の数値は直近月末値(終値)

【出所】りそなアセットマネジメントからの提供データ等に基づき、りそなホールディングスが作成

(グラフ期間:2018年10月~2020年9月末)

27781.70

23185.12

米、対中制裁関税2000 億ドル引き上げ10→25%(5/10)

米、対中制裁関税3000 億ドルに

10%発動表明(8/1)

米中貿易交渉一部合意(12/14)

S&P500最高値更新(9/2)

日経平均株価(円)

NYダウ(ドル)

消費税率引き上げ(10/1)

菅政権発足(9/16)

日本政府 緊急事態宣言を全面解除(5/25)

米、2兆ドル規模の経済対策成立(3/27)

0.69

0.02

-0.52

米国10年国債利回り(%)

ドイツ10年国債利回り(%)

世界的に金利低下が進む

米長期金利は過去最低を更新

米国10年半ぶり利下げ

日本10年国債利回り(%)

反動で小幅に上昇

景気指標は「変化」と「水準」両面から見る必要

景気指標には、「変化」を示すものと「水準」を示すものがあり、両方を見て経済実態を見極める必要があります。

国内企業の業況を表す指標にも「変化」と「水準」の2種類があります。財務省・内閣府が発表する法人企業景気予測調査は前期と比較して「上昇」「下降」「不変」を問うのに対し、日銀短観は「良い」「悪い」「さほど良くない」と、水準を問います。

両指数の直近値は右図の通りですが、発表された際の新聞報道の見出しは、前者は“プラス転換”、後者は“鈍い回復”と、与える印象は大きく異なります。

内外景気は年前半の深刻な落ち込みからリバウンド(反発)はしましたが、水準ではまだコロナ前を大きく下回っていることを認識する必要があります。

FRBはゼロ金利政策の長期化を示唆

FRB(米連邦準備制度理事会)は金融政策の枠組みを変更し、利上げを急がない方針を明らかにしました。

9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、メンバーの大半が2023年末までゼロ金利政策を据え置く見通しを示しました。

FRBの枠組み変更は、物価・成長率のすう勢的な低下への危機感を反映したものと考えられます。景気・物価の一時的上振れを容認することで成長期待を高め、米国経済が長期停滞に陥ることを防ぐ意図がうかがえます。

日本 製造業景況感(大企業)

米国 失業率と物価、FRB見通し

01注目トピック

02注目トピック

(グラフ期間:2006 年 1-3月期~ 2021 年 1-3月期)【出所】 りそなアセットマネジメントからの提供データに基づき、 りそなホールディングスが作成

(グラフ期間:2000 年 1月~ 2020 年 8月)【出所】りそなアセットマネジメントからの提供データに基づき、りそなホールディングスが作成

-80

-70

-60

-50

-40

-30

-20

-10

0

10

20

30

2006 2008 2018 20202010 2012 2014 2016 2022

9月調査▲27

(%ポイント)

(左軸、点線部は予測)

(右軸、点線部は予測)

12月調査(予)(▲17)

7-9月0.1

21年1-3月(予)(4.3)

10-12月(予)(8.5)

6月調査▲34

4-6月▲52.3〈変化(前期との比較)〉

〈水準〉日銀短観 (実況判断DI)

法人企業景気予測調査実況判断指数BSI(       )

-90

-80

-70

-60

-50

-40

-30

-20

-10

0

10

20(%ポイント)

3

6

9

12

15

18 (%)

(%)

0

2

4

6

8

(2020年末)7.6

(点線部はFOMCメンバー見通し中央値)

0.5

1.5

2.5

3.0

2.0

1.0

3.5 (前年比、%)

(点線部はFOMCメンバー見通し中央値)

2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 2024

物価:コアPCEデフレーター

景気:失業率

2023年末までゼロ金利継続

示唆

1.2(2020年末)

2.0(2023年末)

2%目標

FFレート

4.0(2023年末)

長期見通し4.1

: 米国 景気後退局面

2020年7-9月 ふりかえり

2 32 3

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巻末の本資料に関するご注意事項を必ずご確認ください

RESONAAUTUMN 2020

Market Quarterly

0.17%

5.17%

0.81%

‐1.59%

5.77%

7.31%

4.91%

‐0.02%

資産別騰落率(円ベース)7-9月

【出所】りそなアセットマネジメントからの提供データ等に基づき、りそなホールディングスが作成※使用インデックスについては裏表紙参照

5%

0%

-5%

-10%

-15%

-20%

-25%

10%

15%

国 内債 券

国 内株 式

先進国債 券

先進国株 式

新興国債 券

新興国株 式

国 内リート

先進国リート

-2%

0%

2%

4%

6%

8%

国 内債 券

国 内株 式

先進国債 券

先進国株 式

新興国債 券

新興国株 式

国 内リート

先進国リート

‐1.79%

4.87% 5.77%8.69%

‐3.77%

8.30%

‐17.39%

‐19.50%

 11月3日の米大統領選挙が近づいています。結果は8通りあります

が、共和党が下院多数派となる可能性は非常に小さいと見られ、右

の4通りが実際に起こり得るシナリオとなります。

 この内、米国の政策が大きく動くのは、①のバイデン大統領、上

下院とも民主党が過半数獲得となる場合です。②・③・④のケースで

は、大統領府(ホワイトハウス)と議会の支配政党が異なる”ねじれ”

となることから、重要な法案の成立が難しくなるためです。

 ①となった場合、バイデン候補が公約に掲げる環境・デジタル投資

を中心とする3兆ドル規模の財政政策や同盟国との協調重視姿勢が期

待されます。逆に、法人増税、富裕層増税、金融規制の再強化など

がマーケット(特に株式市場)では悪材料視されると見られます。

 ポジティブ/ネガティブ両面があることから、マーケットは一方向

に動きにくい、或いは、一旦売られても、その後買い戻される展開

が予想されます。

10 年国債利回りはゼロ%近傍推移●日本10年国債利回りは、2018年第4四半期以降では初めて四半期を通じてプラス圏での推移となりました。

●政府は景気拡大が2018年10月に終わったことを認定しました。4-6月期GDPは前期比年率▲28.1%と戦後最大の落ち込みとなりました。マイナス成長は3四半期連続です。

新内閣への期待も相場サポート要因に●日経平均株価は続伸し、コロナ感染が拡大し始めた今年2月以来の2万3500円台を一時回復しました。菅新政権の経済・規制改革に対する期待も株価の下支え要因となりました。

●大型株で構成される日経500種平均株価(算出方法は日経平均株価と同じ)は31年ぶりに最高値を更新しました。

FRB は金融政策の枠組みを変更●米10年国債利回りは、0.6%台を中心に推移しました。 8月上旬には終値ベースで過去最低の0.5%近辺まで低下する場面がありました。

●FRB(米連邦準備制度理事会)は物価目標を「期間平均2%」に変更し、低金利政策の長期化を示唆しました。9月FOMC(連邦公開市場委員会)では、大半の委員が2023年末まで政策金利をゼロ%下限で据え置く見通しを示しました。

テクノロジー株の調整で上げ幅縮小●米国では大手テクノロジー株を牽引役に、ナスダック総合指数とS&P500指数が史上最高値を更新しました。9月以降、過熱感が極端に高まったことから利益確定売りが膨らみ、調整地合いに転じました。

●欧州では新型コロナウイルスの感染再拡大が嫌気され、小幅な上昇にとどまりました。

為替要因がマイナス寄与●ドル安・新興国通貨高の一服が響き、円建てパフォーマンスでは2四半期ぶりにマイナスとなりました。

●国別では、メキシコ、マレーシアがプラス寄与となる一方、通貨が対米ドルで最安値を更新したトルコや、ロシア、ブラジルなどがマイナス寄与となりました。

相対的に高い利回りが下支え●東証リート指数は1650~1750ポイントのレンジで推移しました。前期までに大幅調整したオフィス系リートが反発しました。

●7月1日時点の基準地価(全用途)が3年ぶりに下落するなどファンダメンタルズの悪化が懸念される一方、インカムゲインを選好する資金流入が指数を支えています。

テクノロジー株が牽引し続伸●新興国株式は、2四半期連続でプラス・パフォーマンス(円建て)となりました。

●国別では、新型コロナウイルスの感染拡大が嫌気されたロシアやブラジルがマイナス寄与となる一方、経済活動の正常化が着実に進む中国とテクノロジー株の比重が高い台湾、韓国の上昇が目立ちました。

不動産市況の不透明感が弱材料●先進国リート指数(ドル建て指数)は、賃料収入減少等の先行き不透明感が意識され、全セクターで売りが進みました。

●国別では、オーストラリアがプラス寄与となる一方、米国、イギリス、カナダのマイナス寄与が目立ちました。

【出所】りそなアセットマネジメントからの提供資料に基づき、りそなホールディングスが作成

米国大統領・議会選挙:政策が大きく動くのは民主党完勝のケース

国内債券 国内株式 新興国債券 新興国株式

先進国債券 先進国株式 国内リート 先進国リート

バイデン

民主党過半数 共和党過半数

上院

下院

トランプ

上院

下院

バイデン

上院

下院

トランプ

上院

下院

①オール民主党 ②ねじれ(現状)

④ねじれ③ねじれ

過去3ヵ月 過去1年間

2020年7-9月 ふりかえり

4 54 5

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巻末の本資料に関するご注意事項を必ずご確認ください

RESONAAUTUMN 2020

Market Quarterly

●信用不安の拡がりから金融システムが不安定化する展開には細心の注意が必要です。●新型コロナウイルスの感染拡大が長期化/再加速した場合、過剰な債務を抱える企業の破綻や債務不履行が急増する展開が想定されます。

●りそなでは、独自指標である「りそなストレス指数」で金融・資本市場に異変が起きていないかを日々点検しています。

米国では2020年2月で戦後最長の景気拡大が終了したことが正式に認定されました。マーケットでは、次の景気サイクルのけん引役が模索されており、環境・デジタル投資などが成長フロンティアとして期待されています。環境・デジタル投資をサポートする各国政府の成長戦略にも注目が集まります。

中期見通し(今後1年~3年)

●景気に対して一般に先行して動くとされる内外の景気指標のうち、説明力の高さや速報性、投資家の認知度から12の指標を選定。それぞれの項目が3ヵ月前と比較して改善を示す指標の割合を算出した当社独自の指数です。●この指数が50を上回れば(12系列中7系列以上が改善していれば)景気は拡張局面、50を下回れば後退局面と捉え、景気転換点の判定等に利用しています。●累積DIは各月のりそな景気先行指数から50を引いた数値を累積したものです(1992年5月=0)

りそな景気先行指数とは?

当面の焦点

現在は年前半の急激な落ち込みからのリバウンド(反発)局面。新たな景気拡大サイクルに入る前の「助走段階」が当面続く見通し

新型コロナウイルスの感染拡大が長期化し、過剰債務を抱える企業の破綻増から信用不安につながる展開を要注視

ウイズ(with)コロナで自律的な回復には限界があり、財政・金融両面からの政策支援の継続が必要に

中期見通し

リスクの点検

見通しのポイント

(グラフ期間:1992年 1月~2020年 9月末、りそな景気先行指数は1992年 5月~2020年 9月)

【出所】りそなアセットマネジメントからの提供データ等に基づき、りそなホールディングスが作成

※MSCI-ワールド指数、現地通貨ベース

りそな景気先行指数

りそな景気先行指数累積DI

25.0 25.0 62.5 58.3 70.8 66.7 16.7 8.3 16.7921 896 909 917 938 955 921 880 846

50.0846

75.0 83.3871 905

83.3938

2月 3月11月10月 12月(2019) 1月 5月4月 6月 8月7月 9月(2020)9月りそな景気先行指数(2019年9月~2020年9月)

※2020 年 9月は暫定値

01

世界景気は10年程度の時間をかけて、拡大(好況)期と後退(不況)期を循環します。現在は、3月~5月の都市封鎖などから一気に景気後退に陥った後のリバウンド局面にあります。ウイズ(with)コロナで自律的な回復には限界があり、拡大サイクルが軌道に乗るまで、財政・金融が一体となった政策支援の継続が求められます。

当面の焦点:財政・金融一体の政策支援

2020年7月 2020年11月 2020年12月3日

3日

4・5日

6日

16日

21・22日

30日

米国 大統領・議会選挙

豪州 金融政策決定理事会FOMC(米連邦公開市場委員会)

FOMC(米連邦公開市場委員会)日本 7-9月期GDP(速報)

G20 首脳会合

OPEC総会

10日

豪州 金融政策決定理事会

EU首脳会議

米国 政府つなぎ予算期限

英国 EU離脱の移行期間終了

11日

31日

15・16日

17・18日

1日

10・11日

※日程は変更になる可能性があります

リスクの点検03

米国 雇用統計

2020年10月

15・16日

19日

28・29日

29日

29日

中旬

EU首脳会議G20 財務大臣・中央銀行総裁会議

中国 7-9月期GDP

米国 7-9月期GDP(速報)

ECB(欧州中央銀行)理事会

IMF 世界経済見通し

日銀 金融政策決定会合

日銀 金融政策決定会合

ECB(欧州中央銀行)理事会

02

1・2日15・16日

今後の重要イベント

景気拡大 後退 後退拡大 拡大 後退

2001年3月~

2007年12月~

:米景気後退局面

りそな景気先行指数累積DI(右軸)りそな景気先行指数累積DI(右軸)

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

世界株価指数※

(左軸)

92 94 96 98 00 02 04 06 08 10 12 14 16 18 20 (年)

1104

938

763

(2016/04)

(2014/10)

(2018/03)

2000年1月

2006年3月

2007年5月2000年

3月

景気循環(ビジネスサイクル)

回復 拡大

修復 後退

リカバリー

リバウンドリバウンド

ウイズ(with)コロナ

アフターコロナ コロナ

ショック

財政・金融一体でサポート

現在、新たな拡大サイクルに入る前の助走段階

2020年初2020年初

今春

*2020年 9月のりそな景気先行指数累積DIは暫定値。

今後の投資環境見通し

6 76 7