R&S®ZNBT Vector Network Analyzer · 概要 r&s®znbt は、最大24ポートまで拡張可能な、マルチポート・ベクトル・ネットワーク・アナライザです。パ

R&S®ZNBT マルチポート・ネットワーク・アナライザ最大 24 ポートを 1 台に高速かつ高確度なマルチポート測定

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R&S®ZNBTマルチポート・ネットワーク・

アナライザ概要R&S®ZNBT は、最大 24ポートまで拡張可能な、マルチ

ポート・ベクトル・ネットワーク・アナライザです。パ

ラレル測定モードを備えており、複数デバイスの同時測

定が可能です。R&S®ZNBT は、多数のポートによるマルチポート測定を短時間で行うことができます。また、広いダイナミックレンジ、高パワーの入出力を備えています。R&S®ZNBTには周波数範囲の異なる 2 つのモデルがあります。R&S®ZNBT8 の周波数範囲は 9 kHz ～ 8.5 GHz であり、R&S®ZNBT20 の周波数範囲は 100 kHz ～ 20 GHz です。このため、R&S®ZNBT は、携帯電話や無線通信機器、電子製品の製造用途に適しています。GPS、WLAN や Bluetooth® 等の多機能を備え、マルチバンドに対応する携帯電話端末のフロントエンド・モジュールなどのパッシブ・デバイスおよびアクティブ・デバイスの研究開発から製造まで、幅広い用途にお使いいただけます。また、基地局フィルタや高精度が要求されるコンポーネントの評価に必要な測定性能を備えています。

R&S®ZNBT は、スイッチ・マトリクスを用いたマルチポート･システムをはるかに上回る性能を備えています。R&S®ZNB と同じラック・スペースで、最大 24 ポート（R&S®ZNBT8）または最大 16 ポート（R&S®ZNBT20）のマルチポート・デバイスを解析することができます。操作性の優れたユーザ・インタフェースによって、マルチポート測定の複雑な設定も簡単に設定できます。また、さまざまなリモート制御操作に対応し、自動測定システムの構築も容易です。

主な特徴 ❙ R&S® ZNBT8 ベース・モデルは、4ポートを搭載（オプション追加で 8、12、16、20、24 ポートに拡張）

❙ R&S® ZNBT20 ベース・モデルは、8ポートを搭載（オプション追加で 12、16 ポートに拡張）

❙ 周波数レンジ： 9 kHz ～ 8.5 GHz（R&S® ZNBT8）または 100 kHz ～ 20 GHz（R&S® ZNBT20）

❙ 最大 24（R&S® ZNBT8）または 16（R&S® ZNBT20）の完全に位相コヒーレントなレシーバ

❙ クラス最高のダイナミックレンジ：＞ 140 dB（代表値）

❙ クラス最速の測定速度：2.1 ms（R&S® ZNBT8）または 2.5 ms（R&S® ZNBT20）（201 ポイント）

❙ 広いパワー掃引範囲：100 dB

❙ 高い出力パワー

❙ 広い IF 帯域幅：1 Hz～ 10 MHz（オプション）

❙ 優れた温度安定度：＜ 0.01 dB/℃（代表値）

❙ 100 以上の測定チャネルと測定トレース

❙ マルチポート測定をシンプルに構成

❙ マルチポート測定に適した各種校正手法

❙ R&S®ZVx および R&S®ZNx と互換

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R&S®ZNBTマルチポート・ネットワーク・

アナライザ主要な特長

マルチポート測定に対応するプラットフォーム ❙ 真のマルチポート・ネットワーク・アナライザ

❙ マルチポート測定を簡単に

❙ 高パワー・レベルでの測定 ▷ ページ 4

最高のスループット ❙ 多ポート測定のテスト時間を短縮

❙ 掃引とデータ転送を同時に実行

❙ 測定器の設定を素早く切り替え可能

❙ TTL 信号による試験シーケンスの制御

❙ 複数の DUT を同時に測定

❙ セグメント掃引による、スピード、確度の最適化 ▷ ページ 5

優れた測定／校正性能 ❙ 高速かつ高確度

❙ 優れた長期温度安定度

❙ アプリケーションに適した校正手法を適用可能

❙ 自動校正ユニットでマルチポートの校正時間を短縮 ▷ ページ 7

アクティブ／パッシブ RF コンポーネントの特性評価 ❙ 事実上無限のチャネルおよびトレース

❙ エンベディング／ディエンベディング－仮想ネットワークを使用したインピーダンス･マッチング

❙ 周波数変換デバイスの測定

❙ 平衡デバイスの特性評価

❙ ゲーティング機能と組み合わせたタイムドメイン解析

❙ 電圧および電流の測定

❙ フロントエンド・モジュール (FEMs) の測定 ▷ ページ 8

Bluetooth® のワードマークおよびロゴはBluetooth® SIG, Inc.が所有しており、ローデ・シュワルツは、ライセンスに基づいてこれらを使用しています。

16 ポートの R&S®ZNBT20。

Bluetooth® のワードマークおよびロゴは Bluetooth® SIG, Inc.が所有しており、ローデ・シュワルツは、ライセンスに基づいてこれらを使用しています。 Rohde & Schwarz R&S®ZNBT マルチポート・ネットワーク・ 3

R&S®ZNBT8 のブロック図

メジャメント・レシーバ

リファレンス・レシーバ



ポート24/ポート12

ポート3

リフレクトメータ24/リフレクトメータ12

リフレクトメータ3





ポート2

ポート1



ジェネレータ

ジェネレータ

ジェネレータ

ジェネレータ

ジェネレータ

1)

1)

1)

1)

マルチポート測定に対応するプラットフォーム

真のマルチポート・ネットワーク・アナライザR&S®ZNBT は、テストポートごとに独立したリフレクト・メータを搭載した、真のマルチポート・ネットワーク・アナライザです。この設計コンセプトでは、一般的なスイッチ・マトリックスを組み合わせて構築されたマルチポート測定システムで発生する、テストポートと測定レシーバ間の損失を排除することができます。これによって、R&S®ZNBT は、広いダイナミックレンジ、高出力パワー、低いトレースノイズおよび優れた方向性および負荷整合を実現しています。R&S®ZNBT によるマルチポート測定は、非常に正確かつ再現性よく行うことができます。アナライザは、信号およびデータの並列処理に最適化した設計を採用しています。R&S®ZNBT8 は、マルチポートDUTの Sパラメータ測定だけでなく、最大 24 信号の位相同期測定を行うこともできます。モジュール設計であるため、4 ポートの R&S®ZNBT8 基本ユニットは 8、12、16、20、または 24ポートに容易にアップグレードできます。8 ポートの R&S®ZNBT20 基本ユニットは、12 または 16 ポートにアップグレードできます。

マルチポート測定を簡単にR&S®ZNBT は、R&S®ZNB と同じユーザ・インタフェースで操作します。本機は、操作インタフェースの無い測定器です。マニュアル操作をする際には、キーボードとマウス、外部モニタなどを接続する必要があります。測定器のソフトウェア構造は、マルチポート測定に最適化されています。S-パラメータ、wave quantities、wave quantity ratios の測定設定と結果表示は、R&S®ZNBT の GUI 上で直接行うことができます。多数のポートがある DUT を試験している場合でも、最大 3 ステップの操作で各測定量を選択できます。リモートデスクトップ接続および SCPI コマンド経由で R&S®ZNBT をリモート制御することができます。

高パワー・レベルでの測定R&S®ZNBT は、低パワー・レベルでの微小信号の挙動評価、高いパワー・レベルで非線形パラメータの測定のどちらにも対応します。標準的な出力パワー・レベルは、R&S®ZNBT8の場合は ‒85 dBm ～ +15 dBm、R&S®ZNBT20 の場合は ‒60 dBm ～ +12 dBm の範囲で電子的に変えることができます。電子式ステップ・アッテネータ 1) によって、測定レシーバのパワー処理能力はさらに向上します。このステップ・アッテネータを内蔵することによって、0.1 dB 圧縮ポイントの測定範囲が拡張されるので、高パワー・レベル領域での測定時に外部アッテネータを追加する必要性がなくなります。

1）R&S®ZNBT8 のみ。

最高のスループット測定器の設定を素早く切り替え可能複数の測定設定を用いた解析を行う際に、必要な測定器のセットアップをハードディスクから毎回ロードする必要はなくなりました。セットアップは、一度読み込むと、演算データ（補正値など）も含めて、RAM に保存されるため、セットアップ間の切り替えを遅延なく行うことができます。リモート制御でのセットアップを切り替えは、瞬間的に行われます。

TTL 信号による試験シーケンスの制御自動テストの試験スピードを向上させるために、さまざまなデジタル・インタフェースが用意されています。たとえば、ユーザ制御ポートのビット割り当ては、アクティブな測定チャネルに合わせて任意に変更できます。チャネルビットは、試験セットアップで外部コンポーネントとの同期やアナライザ内部のテスト・シーケンスと DUT のタイミング調整に使用します。

外部パーツ・ハンドラを制御するためのハンドラ I/O インタフェースオプションの外部ハンドラ I/O インタフェースを用いて外部パーツ・ハンドラと通信できます。典型的なテスト・サイクルでは、パーツ・ハンドラは DUT をホルダに配置し、測定のための開始信号を送信します。測定が完了すると、パーツ・ハンドラはホルダから DUTを取り外し、あらかじめ定義された基準に従ってソートします。次に、ハンドラは新しい DUTをホルダに配置して、テスト・サイクルが再度開始されます。このように、本機を使用すると自動試験において信頼性のある結果を高速に提供できます。これは特に生産ラインで使用する場合に重要な役割を果たします。

多ポート測定のテスト時間を短縮広い IF帯域幅、短い周波数スイッチング時間、短いサンプリング時間および高速シンセサイザを備えており、201 ポイントの単一周波数掃引において、R&S®ZNBT8 は 24 個の 1 ポート DUT をわずか 2.1 ms、R&S®ZNBT20 は 16 個の 1 ポート DUT をわずか 2.5 ms で測定します 2)。本機は、DUT のすべてのポートを同時に測定することも可能です。すべてのポートの測定データは、同期して取り込まれ、RF テストポートから IF 段を経て表示部まで並列で処理されます。これによって、スイッチ・マトリックスを使用したマルチポート・システムと比較して、掃引時間を大幅に短縮することができます。

掃引とデータ転送を同時に実行R&S®ZNBT は、掃引動作中に、直前の掃引で取得した測定データを LAN または GPIB 経由で転送することができます。このため、測定からデータ転送までに要する時間は、実質的に掃引速度によって決まります。

2) R&S®ZNBT8：800 MHz 開始周波数、1 GHz 停止周波数、AGC 自動、500 kHz 測定帯域幅、掃引モード、補正オフ。R&S®ZNBT20：9 GHz 開始周波数、10 GHz 停止周波数、AGC 自動、500 kHz 測定帯域幅、掃引モード、補正オフ。

測定時間の比較：R&S®ZNBT とスイッチ・マトリックスを使用したマルチポート・ソリューション

24

20

16

12

8

4

DUTのポート数

N-ポート測定に必要な掃引回数5004003002001000

24ポートのR&S®ZNBT8

16ポートのR&S®ZNBT20

4 x N‐ポートのマトリクス構成2 x N‐ポートのマトリクス構成

4412

824

56

1260

132

16

112240

20180

380

24264

552

16

12

8

Rohde & Schwarz R&S®ZNBT マルチポート・ネットワーク・ 5

R&S®ZNBT8 は、キーボードとマウス、外部モニタを使用したマニュアル操作にも対応します。

複数の DUT を同時に測定R&S®ZNBT は、1つの DUT について複数のパスの同時測定、複数のDUT の並列測定のどちらも行うことができます。R&S®ZNBT は、テストポートを任意にグループ化して、それぞれにテスト・シーケンスを割り当て、同時に実行することができます。たとえば、 24ポート・モデルの R&S®ZNBT は、4ポートを持つ DUT を 6 つ同時に測定することができます。

セグメント掃引による、スピード、確度の最適化フロントエンド・モジュールに用いられるフィルタなど周波数選択デバイスの測定には、圧縮によるエラーの影響を受けないように、通過帯域での出力パワー・レベルの最適化が必要です。また、阻止帯域での評価では、広いダイナミックレンジを確保するために高出力パワーと狭い IF 帯域幅が必要です。

周波数軸を、を分割したセグメントごとに、DUT 特性に最適な、出力パワー、IF 帯域幅、ポイント数などの掃引パラメータをセグメントごとに定義することができるセグメント掃引機能を備えています。これにより、測定スピードと確度の最適化が図れます。

セグメント掃引を使用したフィルタの測定。

2 つの DUT の並列試験

DUT 1 DUT 2

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高速かつ高確度R&S®ZNBT は、140 dB のダイナミックレンジを実現しているので、マルチポートの周波数選択コンポーネントの特性評価に要する時間を短縮します。R&S®ZNBT は、従来のマルチポート・ソリューションよりも広いダイナミックレンジを備えています。つまり、ダイナミック・レンジが同じである場合、本機は従来のセットアップよりも広い IF 帯域幅を使用し、高速に測定することができます。内蔵レシーバの感度が非常に優れているため、広い IF 帯域幅を選択時にもトレース・ノイズは、無視できる程度です。

優れた長期温度安定度R&S®ZNBT は、基本性能（方向性、ロードマッチ、トラッキング）が高く、長期温度安定度と校正後の測定確度が優れています。本機は再校正を行わなくても数日間にわたって安定した結果を提供します。

アプリケーションに適した校正手法を適用可能R&S®ZNBT は、同軸測定やオンウェハ測定、フィクスチャを用いた測定に対応できる、多彩な校正手法を使用することができます。 ❙ TOSM 校正（スルー、オープン、ショート、マッチ）。同軸測定に適した標準的な校正手法です。

❙ TSM 校正（スルー、ショート、マッチ）。わずか 5つのステップでフル校正を実行します。

❙ TRL/LRL 校正（スルー、リフレクト、ライン／ライン、リフレクト、ライン）。プリント基板やウェハ上での校正に適しています。

❙ TRM/TNA 校正（スルー、リフレクト、マッチ／スルー、ネットワーク、アッテネーション）。フィクスチャを使用するアプリケーションに適しています。

❙ UOSM 校正（未知のスルー (Unknown)、オープン、ショート、マッチ）。異なるタイプのコネクタを有する DUT の校正をサポートします。

上記の校正手法は、マルチポート校正時におけるスルーの接続回数を最小限に抑えることができます。TSM 校正はオープン・スタンダードを必要としないので、校正時間が大幅に短縮されます。TSM 校正は TOSM校正と同等の確度を実現しますが、各ポートに接続する校正スタンダードの数は 4 から 3 に減少します。

自動校正ユニットでマルチポートの校正時間を短縮同軸でのマルチポート測定では、コネクタの磨耗につながる着脱の回数を最小に抑え、安定した校正結果を得ることができる自動校正ユニットの使用をお勧めします。ローデ・シュワルツの自動校正ユニットは、24ポートまでのモデルを提供しています。校正ユニットより多数のポートによる測定の場合には、校正ステップの途中でつなぎ替えをすることによって、校正することができます。ソフトウェア･ウィザードが操作手順をステップ・バイ・ステップでガイドします。

R&S®ZN-Z151、R&S®ZN-Z152、および R&S®ZN-Z153 校正ユニット。

R&S®ZN-Z154 自動校正ユニット


優れた測定／校正性能

携帯電話や WLAN の RF モジュールは、部品サイズの小型化と機能の高集積化に伴い、多くの機能を実装しています。このようなモジュールは、生産ラインでも小パワーの信号と大パワーの信号の両方を用いた複雑な評価を行う必要があります。R&S®ZNBT は、これらの評価を高速かつ高確度に実行することができます。

事実上無限のチャネルおよびトレースR&S®ZNBT は、個々のダイアグラム内で 100 以上のトレースを任意の方法で組み合わせて、100 以上のチャネルに割り当てることができます。これによって、マルチポート・デバイスの複雑な測定と結果表示を柔軟に行うことができます。R&S®ZNBT は、複数のチャネルを使用して、1つの DUT について異なる設定条件での評価を一括で行うことができます。例えば、供給電圧と RF 入力パワーの組み合わせが異なるポート・グループでのアンプの測定を行い、結果を一括で表示することができます。これによって、試験セットアップの読み込み時間を短縮します。トレースやチャネルの名称は、ユーザ定義可能です。

エンベディング／ディエンベディング－仮想ネットワークを使用したインピーダンス･マッチング携帯電話のフロントエンドで使用される SAW フィルタなどの平衡同軸コンポーネントは、周辺回路とインピーダンス整合を取るためのマッチング･ネットワークが規定されています。R&S®ZNBT は、特別なアルゴリズムを使用して、DUT を仮想マッチング･ネットワークに組み込むことができます。R&S®ZNBT は、さまざまなタイプの変換ネットワークを提供しており、各素子の値は自由に編集することができます。各エレメントの値を変更すると、R&S®ZNBT は直ちにネットワークの再計算を行い、リアルタイムに DUT を新しいネットワークに組み込むことができます。また、エレメントの代わりに、EDA ツールで生成した *.s2p および *.s4p ファイルを R&S®ZNBT に組み込んで使用することもできます。

周波数変換デバイスの測定R&S®ZNBT は、独立した内蔵信号源を備えています。これによって、R&S®ZNBT は、アンプの相互変調測定やミキサの変換利得測定を外部信号源なしで実行できます。ただし、マルチトーン信号の生成や LO 信号が必要な場合には、外部信号源を追加する必要があります。この信号源は、R&S®ZNBT の LAN または GPIB 経由で制御されます。測定ウィザードは、試験セットアップの設定項目をステップ・バイ・ステップでガイドし、実行する測定に適した設定を完了します。

平衡デバイスの特性評価平衡デバイスの特性評価を行なうためには、R&S®ZNBT は、シングルエンド S パラメータを測定し、計算によってミックスド･モード S パラメータを求めます。この演算が、測定速度に影響を与えることはありません。また、ウィザードによって、簡単かつ確実に測定セットアップを行うことができます。

特徴アンプとミキサの測定フィルタ測定

❙ すべてのポートで高出力パワー（R&S®ZNBT8 の場合は最大 +15 dBm、R&S®ZNBT20 の場合は最大 +12 dBm） ❙ 広いパワー・レンジ（R&S®ZNBT8 の場合は最大 100 dB、R&S®ZNBT20 の場合は最大 72 dB） ❙ 相互変調、ハーモニクス、および圧縮測定 ❙ 絶対パワー測定 ❙ 電源電圧およびパワー検波器特性を測定するための 4 つの DC 入力 ❙ 電力付加効率（PAE）測定 ❙ 安定係数の測定 ❙ Y パラメータおよび Z パラメータの決定 ❙ 変換損失測定

❙ 広いダイナミック・レンジ（R&S®ZNBT8 の場合は最大 140 dB、R&S®ZNBT20 の場合は最大 130 dB） ❙ 中心周波数、帯域幅、品質係数などのフィルタ・パラメータの表示 ❙ 平衡 DUT のミックスド・モード S パラメータの決定 ❙ ポートの組のエンベディング／ディエンベディングとグラウンド・ループ・インダクタンスを含めた平衡 DUT と不平衡 DUT のリアルタイム・エンベディング／ディエンベディングのための仮想マッチング・ネットワーク ❙ インピーダンス変換 ❙ SAW フィルタの TTE（triple transit echo）の抑制およびアイ・ダイアグラムの表示などのゲーティング機能によるタイム・ドメイン解析

平衡 DUT のトポロジー

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アクティブ／パッシブRF コンポーネントの特性評価

ゲーティング機能と組み合わせたタイムドメイン解析タイムドメイン解析オプションを使用して、テスト・フィクスチャやケーブルの接続を無効化した解析や、SAW フィルタの TTE (triple transit echo) などの不必要な影響をゲーティングで除去することができます。

電圧および電流の測定R&S®ZNBT は、DC 電圧測定や PAE 測定用に RF テストポートとは独立した 4 つの DC 入力をリア・パネルに備えています。この測定機能は、掃引中の DC 電圧の変動を測定します。これらの測定は掃引と同期して実行され、電力付加効率（PAE）の決定またはパワー検波器の特性の測定に使用できます。

フロントエンド・モジュール (FEMs) の測定下図は、R&S®ZNBT を使用してフロントエンド・モジュールの S-パラメータを測定する場合の接続例です。1 つ目の DC 入力は、アンプの DC 電流の周波数応答やレベル応答の測定に使用します。2 つ目の DC 入力は、パワー検波器の DC 電流の周波数応答やレベル応答の測定に使用します。アナライザのユーザ制御ポートから出力されるチャネル・ビットは、測定パスを切り換える目的で DUT の制御に使用します。テストポート・グループを使用して、TX → Ant パスと RX → Ant パスを並列に測定することができます。これによって、測定に要する掃引時間を半分に短縮することができます。

フロントエンド・モジュールの試験

DC 入力 1DC 入力 2

ユーザ制御ポートからチャネルビットを出力

Ant 1

Ant 2

TX 2

TX 1

RX 2

RX 1

パワー検波器

スイッチ制御

VC

スイッチ

周波数ドメインおよびタイム・ドメインでのアイ・ダイアグラムと測定の同時表示。


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オーダー情報

品名型番周波数レンジオーダー番号本体

ベクトル・ネットワーク・アナライザ、4 ポート、8.5 GHz、N 1) R&S®ZNBT8 9 kHz ～ 8.5 GHz 1318.7006.24

ベクトル・ネットワーク・アナライザ、8 ポート、20 GHz、3.5 mm 1) R&S®ZNBT20 100 kHz ～ 20 GHz 1332.9002.24

ハードウェア・オプション

R&S®ZNBT8 用の追加ポート 5 ～ 8 R&S®ZNBT8-B108 9 kHz ～ 8.5 GHz 1319.4200.02

R&S®ZNBT8 用の追加ポート 9 ～ 12（ポート 5 ～ 8 が必要） R&S®ZNBT8-B112 9 kHz ～ 8.5 GHz 1319.4217.02




R&S®ZNBT20 用の追加ポート 9 ～ 12 R&S®ZNBT20-B112 100 kHz ～ 20 GHz 1332.9454.02

R&S®ZNBT20 用の追加ポート 13 ～ 16（ポート 9 ～ 12 が必要） R&S®ZNBT20-B116 100 kHz ～ 20 GHz 1332.9460.02

R&S®ZNBT8 のポート 1 ～ 4 用のレシーバ・ステップ・アッテネータ R&S®ZNBT8-B361 9 kHz ～ 8.5 GHz 1319.4317.02

ポート 5 ～ 8（R&S®ZNBT8-B108）用のレシーバ・ステップ・アッテネータ 2) R&S®ZNBT8-B362 9 kHz ～ 8.5 GHz 1319.4323.02





ポート 1 ～ 4 用の拡張パワー・レンジ（R&S®ZNBT8） R&S®ZNBT8-B21 9 kHz ～ 8.5 GHz 1319.4252.02

ポート 5 ～ 8（R&S®ZNBT8-B108）用の拡張パワー・レンジ R&S®ZNBT8-B22 9 kHz ～ 8.5 GHz 1319.4269.02





ポート 1 ～ 4 用の拡張パワー・レンジ（R&S®ZNBT20） R&S®ZNBT20-B21 100 kHz ～ 20 GHz 1332.9348.02

ポート 5 ～ 8 用の拡張パワー・レンジ（R&S®ZNBT20） R&S®ZNBT20-B22 100 kHz ～ 20 GHz 1332.9354.02

ポート 9 ～ 12（R&S®ZNBT20-B112）用の拡張パワー・レンジ R&S®ZNBT20-B23 100 kHz ～ 20 GHz 1332.9360.02

ポート 13 ～ 16（R&S®ZNBT20-B116）用の拡張パワー・レンジ R&S®ZNBT20-B24 100 kHz ～ 20 GHz 1332.9377.02

基準発振器 R&S®ZNBT-B4 1332.9477.02

DC 入力 R&S®ZNBT-B81 1332.9502.02

GPIB インタフェース R&S®ZNBT-B10 1332.9483.02

デバイス制御 R&S®ZNBT-B12 1332.9490.02

ソフトウェア・オプション（ファームウェア）

タイム・ドメイン解析（TDR） R&S®ZNBT-K2 1318.8425.02

拡張タイム・ドメイン解析 R&S®ZNBT-K20 1319.4400.02

周波数変換 3) R&S®ZNBT-K4 1318.8431.02

相互変調測定 4) R&S®ZNBT-K14 1318.8448.02

10 MHz レシーバ帯域幅 R&S®ZNBT-K17 1318.8454.02

1 mHz 周波数分解能 R&S®ZNBT-K19 1319.4000.02

外部ハンドラ I/O インタフェース R&S®ZNBT-Z14 1326.6640.05

アクセサリ

校正キット（マニュアル校正）

校正キット（N 型、50 Ω） R&S®ZV-Z270 0 Hz ～ 18 GHz 5011.6536.02

校正キット、3.5 mm R&S®ZV-Z235 0 Hz ～ 26.5 GHz 5011.6542.02

校正キット、N 型（m） R&S®ZV-Z170 0 Hz ～ 9 GHz 1317.7683.02

校正キット、N 型（f） R&S®ZV-Z170 0 Hz ～ 9 GHz 1317.7683.03

校正キット、3.5 mm（m） R&S®ZV-Z135 0 Hz ～ 15 GHz 1317.7677.02

校正キット、3.5 mm（f） R&S®ZV-Z135 0 Hz ～ 15 GHz 1317.7677.03


詳細はデータシート 3606.9727.22 または www.rohde-schwarz.com を参照してください。お近くのローデ・シュワルツの専門スタッフが、お客様に最適なソリューション選びをお手伝いします。最寄りのローデ・シュワルツの営業所を検索するには、以下の URL にアクセスしてください。www.rohde-schwarz.co.jp

保証本体 3 年

その他の品目 1 年

オプション

延長保証：1 年 R&S®WE1 お近くのローデ・シュワルツの営業所にお問い合わせください。延長保証：2 年 R&S®WE2

校正サービス付き延長保証：1 年 R&S®CW1

校正サービス付き延長保証：2 年 R&S®CW2

品名型番周波数レンジオーダー番号校正ユニット（自動校正）

校正ユニット、4 ポート、3.5 mm（f） R&S®ZN-Z51 100 kHz ～ 8.5 GHz 1319.5507.34

校正ユニット、2 ポート、3.5 mm（f） R&S®ZN-Z51 100 kHz ～ 8.5 GHz 1319.5507.32

校正ユニット、4 ポート、N 型（f）5) R&S®ZN-Z51 100 kHz ～ 8.5 GHz 1319.5507.74

校正ユニット、2 ポート、N 型（f）5) R&S®ZN-Z51 100 kHz ～ 8.5 GHz 1319.5507.72

校正ユニット、2 ポート、N 型（f） R&S®ZN-Z151 300 kHz ～ 8.5 GHz 1317.9134.73

校正ユニット、2 ポート、N 型（f） R&S®ZN-Z151 100 kHz ～ 8.5 GHz 1317.9134.72

校正ユニット、6 ポート、SMA（f） R&S®ZN-Z152 100 kHz ～ 8.5 GHz 1319.6003.36



追加ポート 7 ～ 12、SMA（f） R&S®ZNZ154-B22 100 kHz ～ 8.5 GHz 1319.5136.22



校正ユニット、4 ポート、3.5 mm（f） R&S®ZV-Z52 10 MHz ～ 24 GHz 1164.0521.30

トルク・レンチ、8 mm 幅、0.9 Nm R&S®ZN-ZTW 1328.8534.35

トルク・レンチ、20 mm 幅、1.5 Nm R&S®ZN-ZTW 1328.8534.71

テスト・ケーブル

50 Ω、N 型（m）/N 型（m）、0.6 m/1 m R&S®ZV-Z91 0 Hz ～ 18 GHz 1301.7572.25/38

50 Ω、N 型（m）/N 型（m）、0.6 m/0.9 m R&S®ZV-Z191 0 Hz ～ 18 GHz 1306.4507.24/36

50 Ω、N 型（m）/3.5 mm（m）、0.6 m/1 m R&S®ZV-Z92 0 Hz ～ 18 GHz 1301.7589.25/38

50 Ω、N 型（m）/3.5 mm（m）、0.6 m/0.9 m R&S®ZV-Z192 0 Hz ～ 18 GHz 1306.4513.24/36

ハードウェア・アドオン

19 インチ・ラック・マウント・キット R&S®ZZA-KN5 1175.3040.00

USB-IEC/IEEE アダプタ R&S®ZVAB-B44 1302.5544.02

追加の取り外し可能ハードディスク、LPW10 R&S®ZNBT-B19 1332.9283.10

追加の取り外し可能ハードディスク、LPW11 R&S®ZNBT-B19 1332.9283.11

1) 手動で操作するには、外部モニタ、マウス、およびキーボード、または外部タッチスクリーンが必要です。2) R&S®ZNBT8 のみ。3) IEC/IEEE バス経由で外部ジェネレータを制御するには、R&S®ZVAB-B44 が必要です。2 つ目の内部ソースは、R&S®ZNBT8-B112 に含まれます。4) R&S®ZNBT-K4 が必要です。5) 他のコネクタ・システムを使用して設定することもできます。

R&S® は、ドイツ Rohde & Schwarz の商標または登録商標です。 PD 3606.9727.16 | Version 03.00 | 2月 2017 (ch)

掲載されている記事・図表などの無断転載を禁止します。おことわりなしに掲載内容の一部を変更させていただくことがあります。あらかじめご了承ください。© 2014 - 2017 Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG | 81671 Munich, Germany

高品質に裏打ちされたサービス❙ 世界に広がるサービス網❙ 各地域に即した独自性❙ 個別の要望に応える柔軟性❙ 妥協のない品質❙ 長期信頼性

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ローデ・シュワルツについて

Rohde & Schwarzグループ（本社：ドイツ・ミュンヘン）は、エレクトロニクス分野に特化し、電子計測、放送、無線通信の監視・探知および高品質な通信システムなどで世界をリードしています。約 80年前に創業、世界 70カ国以上で販売と保守・修理を展開している会社です。

サスティナビリティ

❙ 世界基準の製品環境規制への対応

❙ 省エネルギーと CO2 排出量の削減

❙ 製品寿命の改善、総保有コストの最適化に貢献

ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社

本社／東京オフィス〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル27階

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サービス受付　　0120-138-065　E-mail: [email protected]

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R&S®ZNBT Vector Network Analyzer · 概要 r&s®znbt は、最大24ポートまで拡張可能な、マルチ ポート・ベクトル・ネットワーク・アナライザです。パ

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