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SDGsと伊藤忠商事
2016年8月19日
CSR・地球環境室
1
資料8
2 All rights reserved. ITOCHU Corporation
伊藤忠の企業理念・CSR方針
伊藤忠グループ企業理念
• Committed to the Global Good
• 豊かさを担う責任
三方よし
近江商人
企業理念
コーポレートメッセージ
売り手よし、買い手よし、世間よし
近江国外に進出して活動した商人
<戦後8代目社長> ・社会課題の解決は 本業を通じて ・現場主義 ・プロ商売人たれ
事例紹介
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(事例)インド・コットン農家
◆課題1:健康被害(素手で農薬・殺虫剤を散布。) ◆課題2:貧困(借金で農薬購入) ◆課題3:環境汚染(農薬等の水系への流出) ◆課題4:オーガニック移行への障壁(期間3年間等)
インドで貧困にあえぐコットン農家のオーガニック栽培への移行を支援。 認証取得前のコットンに付加価値をつけブランド化(プレミアム乗せて購入)。 日本のアパレル・小売が趣旨に賛同して販売。
オーガニックコットン
自立
プレオーガニックコットン
移行期間
出典:プレオーガニックコットンHPより
▼課題設定 ①害虫や栄養不良で収穫量が落ちる ②オーガニック農法がわからない ③オーガニックの認証制度がわからない ④遺伝子組換えをしていない種が手に入らない ▼解決策 ④遺伝子組換えをしていない種を配布 ②オーガニック農法の指導者を派遣 ③第3者機関の認証検査員を派遣 ①生産が落ちた分、価格にプレミアム乗せて購入
プログラム内容
5
現地調査報告から
• 本プログラムは農民から大きな支持を得ている。 • 農民にとっての最も持続的な成果は、有機栽培の技術を習得し
たこと。 • 結果として
– 農薬・肥料・種子などの生産コストが減少 – 作物全般の収量が増加 – 収入向上
• 成果 – 住宅の改善 – 子どもの教育 – 健康状態の改善
法政大学大学院公共政策研究科 吉田秀美准教授による「2012年 POCプログラム現地調査報告」より
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◆課題1:経済の側面=農家の慢性的な貧困 ◆課題2:労働の側面=山岳地斜面のため機 械化が困難⇒人手による重労働 ◆課題3:環境の側面=化学肥料・農薬の過剰 使用防止、農薬等の水系への流出防止
農法の指導、レインフォレスト・アライアンスのコーヒー農園認証取得の支援、基準を満たした豆のプレミアムをつけた仕入れ、有機肥料の配布等を組合わせて、農家の自立と品質の高いコーヒー生産を両立させる取組みを行っている。
(事例)中米のコーヒー事業会社
7
今後
①他のエリア(インド内・外) ②他の商品(繊維・非繊維)
プログラム 課題 解決
商品・場所・人 貧困
環境
他
種苗配布
肥料配布
農法指導
買取保証
認証支援
現地サポート 買い手 協力者
インド 有機綿 コットン農家
○ ○ 健康 ○ ○
○ プレミ アム
○
有機農法 認証支援 (農業組合) 苗の無償提供 (伊藤忠)
伊藤忠商事 (買取保証)
クルック アパレルメーカー 小売企業
グァテマラ コーヒー 零細農家
○ ○ 斜面での作業
○ ○ ○ ○ 展示農園 有機農業指導 (事業会社)
事業会社 伊藤忠商事
アフリカ 農作物 中小農家
○ ○ ○ △ 種子・農法指導 (現地企業等)
伊藤忠商事 日本メーカー
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(事例)水事業
①水を創る=海水淡水化事業 (サウジアラビア・豪州・オマーン) ②水を配る=水道事業 (英国、スペイン) ③水を回す=水リサイクル事業 ④水アクセス困難エリアでのBOP事業
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CSRアクションプラン(推進計画)
対象 :国内外全組織 時期 :毎年(レビューは年2回) 内容 :マテリアリティ、SDGsに則した各部署の目標を設定し PDCAサイクルで回す
SDGs (持続可能な開発目標)
目標6.4
目標7.2
2030年までに、全セクターにおい
て水利用の効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる
2030年までに、世界のエネルギー
ミックスにおける際せ可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる
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Sustaionability Report 2015より
(CSRレポート2015年版)
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CSR・環境セミナー
対象 :社員及びグループ企業の社員(234名,TV会議含む) 時期 :2015年2月 テーマ :世界の課題解決の視点をビジネスに 講師 :国連開発計画 / 西郡俊哉氏 パナソニック株式会社 / 島田 玄一郎氏 モデレータ :大和総研株式会社 / 河口真理子氏
9月には SDGs
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Sustainability Report 2016より
社内啓蒙
勉強会
対象 :CSR・地球環境室 時期 :2015年9月~12月 回数 :4回(毎回4~5目標) テキスト:国連資料、「私たちが目指す世界」 内容 :目標毎に担当を決めて、以下を報告し議論 ・目標・ターゲットのポイント ・目標に合致している既存の伊藤忠グループの取組 ・目標に合致しており、参考となる他社の取組 ・どのように社内浸透させ、推進していくべきか
制作:ACE,C-Rights, Child Fund Japan, epc, JANIC, Plan, Save the Children, 動く動かす, unicef, World Vision
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啓発動画の放映
対象 :伊藤忠商事本社 社員食堂入口・コンビニ前 時期 :2016年6月~ 内容 :国連広報センター制作の動画を社員が多く通る 2か所のモニターにて放映
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