ServerView Integration Pack for Microsoft SCCMmanuals.ts.fujitsu.com/file/9297/sv-intpack-sccm-jp.pdf · 2018-03-08 · ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM 5 1 はじめに

取扱説明書 - 日本語

FUJITSU Software ServerView Suite ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM

2018 年 3 月版

著作権および商標

DIN EN ISO 9001:2008 に準拠した認証を取得

高い品質とお客様の使いやすさが常に確保されるように、

このマニュアルは、DIN EN ISO 9001:2008 基準の要件に準拠した品質管理システムの規定を

満たすように作成されました。

cognitas. Gesellschaft für Technik-Dokumentation mbHwww.cognitas.de

Copyright 2018 FUJITSU LIMITED

All rights reserved.出荷時期が変更される場合があります。技術的修正を施す権利を留保します。

使用されているすべてのハードウェアおよびソフトウェアの名前は、各社の商標です。

http://www.cognitas.de

ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM 3

目次

1 はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . 5

1.1 本書の対象者 . . . . . . . . . . . . . . 6

1.2 新機能 . . . . . . . . . . . . . . . . 6

1.3 ServerView Suite リンク集 . . . . . . . . . . 6

1.4 ServerView Suite のマニュアル . . . . . . . . . 8

1.5 表記規則 . . . . . . . . . . . . . . . . 9

2 統合パッケージ . . . . . . . . . . . . . . 11

2.1 統合要件 . . . . . . . . . . . . . . . . 11

2.2 統合パッケージのインストールおよびアンインストール . . 122.2.1 統合パッケージのインストール . . . . . . . . . 122.2.2 統合パッケージのアンインストール . . . . . . . . 14

3 ServerView Integration . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15

3.1 スキャンプログラムのアップデート . . . . . . . . 15

3.2 インストール後の初期手順 . . . . . . . . . . 17

3.3 SCCM へのアップデートプロセスの統合 . . . . . . 18

3.4 富士通サーバの指定操作 . . . . . . . . . . . 223.4.1 Start iRMC Console . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 223.4.2 ServerView Operations Manager の起動 . . . . . . 23

3.5 オフライン更新リポジトリ . . . . . . . . . . 24

4 付録：SCE へのアップデートプロセスの統合 . . . . . 27

4 ServerView Integration Pack for Microsoft


1 はじめに

本書は ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM について説明します。この製品を使うと、富士通製 Windows 搭載 PRIMERGY サーバのハードウェアおよびソフトウェアを Microsoft System Center Configuration Manager

（SCCM）上で管理できます。

本書は次の項で構成されています。

● 統合パッケージ

この項では統合要件および統合パッケージのインストールおよびアンインストール方法を説明しています。

● ServerView Integration

この項は ServerView Integration についての情報を提供します。

ServerView Integration では、SCCM を使って富士通サーバに対するServerView Update Manager のアップデートプロセスの実行を管理できます。

● 付録 : SCE へのアップデートプロセスの統合

Microsoft System Center Essentials（SCE）は、SCCM 同様、自律型のシステム管理ソフトウェアです。SCE は SCOM および WSUS に基づいています。SCE は大 30 台の Windows サーバと約 500 台のクライアントに対応しています。

I 本書に記載されている Windows ソフトウェアの基本的な使用方法については、Microsoft の関連資料をご覧ください。


1.1 本書の対象者

1.1 本書の対象者

本書は、SCCM および ServerView Update Manager の十分な知識を持った管理者とサービス担当者を対象にしています。

1.2 新機能

本書は ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM について説明し、オンラインマニュアル『ServerView Suite, ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM』（2012 年 07 月版）を置き換えるものです。

このマニュアルは、新のソフトウェアステータスを反映するよう更新されます。

1.3 ServerView Suite リンク集

ServerView Suite リンク集により、Fujitsu は ServerView Suite および PRIMERGY サーバに関するさまざまなダウンロードや詳細情報を提供します。

「ServerView Suite 」で以下のトピックに関するリンクがあります。

● サポートデスク

● マニュアル

● 製品情報

● セキュリティ情報

● ソフトウェアのダウンロード

I「ソフトウェアのダウンロード」には以下のダウンロードが含まれます。

– ServerView Suite の現在のソフトウェアバージョンおよびその他の Readme ファイル。

– ServerView Update Manager により PRIMERGY サーバをアップデートする場合、および ServerView Update Manager Express により個々のサーバをローカルでアップデートする場合の、システムソフトウェアコンポーネント（BIOS、ファームウェア、ドライバ、ServerView Agents および ServerView Update Agent）の情報ファイルおよびアップデートセット。


1.3 ServerView Suite リンク集

– ServerView Suite のすべてのドキュメントの新バージョン。

ダウンロードは無償で入手できます。

PRIMERGY サーバで以下のトピックに関するリンクがあります。

● サポートデスク

● マニュアル

● 製品情報

● スペアカタログ

ServerView Suite リンク集へのアクセス

ServerView Suite のリンク集へアクセスする方法はいくつかあります。

1. ServerView Operations Manager を使用する。

Ê 開始ページまたはメニューバーで「ヘルプ」 – 「リンク」を選択します。

2. Fujitsu マニュアルサーバで ServerView Suite のオンラインドキュメントの開始ページを使用する。

I 次のリンクを使用して、オンラインドキュメントの開始ページにアクセスします。

http://manuals.ts.fujitsu.com

Ê 左側の選択リストで「x86 Servers」を選択します。

Ê 右側で、「選択されたマニュアル」の「PRIMERGY ServerView Links」をクリックします。

3. ServerView Suite DVD 2 から

Ê PRIMERGY ServerView Suite DVD 2 の開始ウィンドウで、「ServerView Software Products」を選択します。

Ê メニューバーで「Links」を選択します。

ServerView Suite リンク集の開始ページが開きます。


1.4 ServerView Suite のマニュアル

1.4 ServerView Suite のマニュアル

マニュアルはインターネットから無料でダウンロードできます。オンラインマニュアルは、http://manuals.ts.fujitsu.com の x86 Servers のリンク先からダウンロードできます。

ServerView サイトマップ

「ServerView Suite」にあるマニュアルの概要およびファイル構造については、 ServerView Suite Sitemap を参照してください。

1. 左側の選択リストで「x86 Servers」、「Software」の順に選択します。

2. 右側で「ServerView Suite」を選択します。

3.「選択されたマニュアル」で「ServerView Suite サイトマップ」をクリックします。

http://manuals.ts.fujitsu.com/files/html/primergy/svs-sitemap/sitemap_emea_ja/index.html


1.5 表記規則

1.5 表記規則

このマニュアルでは以下の表記規則を使用します。

このマニュアル内のテキストまたはテキストの項への参照は、章または項の見出しと、章または項の開始ページで示します。

画面

スクリーンショットはある程度システムによって異なるため、必ずしも細部まですべてご利用のシステムの出力と一致するわけではありません。メニューとそのコマンドも、システムによる違いがあります。

V 注意データの損失やデバイスの損傷の可能性があるリスクを表示します。

I 追加関連情報とヒントを表示します。

Ê 作業を続けるために行う必要のある手順を示します。

太字説明文中の「太字」は、コマンド、メニュー項目、ボタン名、オプション、変数、ファイル名、およびパス名を示します。

固定幅フォントシステム出力は固定幅フォントを使用して示します。

太字の固定幅フォント

キーボードで入力する必要があるコマンドは、太字の固定幅フォントで示します。

青字の文字列外部リンクを示します。

< 文字 > 実際の値に置き換える必要のある変数を示します。

[ 文字 ] オプション（構文）を示します。

[Key symbols] キーボード上のキーを示します。明示的に大文字のテキストを入力する場合、[Shift] キーを指定します。たとえば、A を入力する場合 [Shift] + [A] キーを押します。2 つのキーを同時に押す場合は、2 つのキーをプラス記号で連結して示します。

表 1: 表記規則


1.5 表記規則


2 統合パッケージ

2.1 統合要件

● 統合パッケージは、SCCM 2012 および SCCM Current Branch への統合のみをサポートします。したがって、SCCM 2012 によって統合パッケー

ジのインストール要件が決定されます。統合パッケージのインストール先のサイトサーバ（設定管理用サーバとも呼ばれる）は、管理ポイントとして設定する必要があります。Windows 2008 以降をこのサーバにインストールする必要があります。

● ServerView:

– Microsoft Windows Update Service（WSUS）3.0 SP2 以上を、ソフトウェアアップデートポイントとして使用されるサイトサーバにインストールする必要があります。

– Windows Server 2008 SP2 以上および ServerView エージェントバージョン 8.10.20 以上を、SCCM で管理される PRIMERGY サーバ上、および SCCM 設定管理エージェントが実行されるサーバ上にインストールする必要があります。


2.2 統合パッケージのインストールおよびアンインストール


2.2.1 統合パッケージのインストール

FUJITSU Software ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM は、設定管理用サーバにインストールされます。

以下のプログラムで、パッケージを自動的にインストールしたり、ウィザードの指示に従ってインストールすることができます。

FUJITSU Software ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM.msi

このプログラムは、PRIMERGY ServerView Suite DVD 1 の以下の場所にあります。

ServerView Suite - Integration Solutions

または、以下のダウンロードエリアから入手できます。

http://www.fujitsu.com/fts/support

（全文検索：ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM）

I パッケージを再インストールするには、事前にアンインストールしてください。アップデートはできません。

以下のコマンドを Windows コマンドプロンプトで使用して、インストールを開始します。

msiexec [/qn] /i “FUJITSU Software ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM.msi” [<options>]

qn パラメータを指定すると、自動インストールが開始します。

コマンド呼び出しで、以下のオプションを指定できます（これに限りません）。

ALLUSERS=11 = 統合パッケージはすべてのシステムユーザが参照できます。このオプションがないと、パッケージはインストールしたユーザのみが参照できます。



TRANSFORMS=< 言語 ID>.mstTRANSFORMS を指定すると、異なる言語でインストールを提供できます。デフォルト言語は英語です。

ドイツ語のユーザインターフェースでインストールするには、以下のようにします。 TRANSFORMS=de.mst

日本語のユーザインターフェースでインストールするには、以下のようにします。 TRANSFORMS=ja.mst

/l*v <ファイル名 >/l オプションを指定した場合、インストールログファイルが現在のディレクトリに生成されます。

正常にインストールすると、検出が実行された後に検出されたクライアントが、SCCM の Configuration Manager コンソールの「Collections」にタイプ別に一覧されます。



2.2.2 統合パッケージのアンインストール

以下の 3 つのオプションの 1 つを使用して、統合パッケージをアンインストールできます。

● Windows アンインストールプログラム

Windows のコントロールパネルで、「プログラムの追加と削除」を選択します。「削除」を選択して、FUJITSU Software ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM のアンインストールプログラムを開始します。

● インストールウィザードの再起動

パッケージがインストール済みの場合、インストールウィザードの再起動によってのみアンインストールできます。この場合、「削除」オプションは自動的に選択済みになり、「次へ」を選択することでのみ確定できます。

● 以下のコマンドの呼び出し

msiexec [/qn] /x “FUJITSU Software ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM.msi”


3.1 スキャンプログラムのアップデート

3 ServerView Integration


ServerView のアップデートプロセスを SCCM へ統合するには、SVUMScanTool.msi が必要です。

スキャンプログラムは ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM の一部ではありませんが、Fujitsu サポートサーバで SCCM アップデートパッケージとして入手できます。

富士通サーバにインストールされている ServerView エージェント（バージョン 8.10.20 以上）は、サーバ上でこのプログラムを自動的に繰り返し呼び出します。ServerView エージェントは、マシンにインストールされているすべての Update Manager コンポーネントを検出し、それらのデータを Windowsレジストリへ入力します。レジストリプロバイダは、このデータを FJSV_UMComponents WMI クラスに割り当てます。このデータは SCCM の

「ソフトウェア更新のスキャンサイクル」で利用でき、また SCCM リソースエクスプローラではインベントリデータとしても利用できます。

スキャンプログラムの配布

このプログラムは、次の場合に SCCM 上で富士通サーバへ配布する必要があります。

1. 初めて SCCM をインストールした後（17 ページの「インストール後の初期手順」をご覧ください）

2. スキャンプログラム自体をアップデートした後（次をご覧ください）

スキャンプログラムのアップデート

新版スキャンプログラムは新のソフトウェアアップデートカタログに含まれています。このため、ソフトウェアアップデート操作中にアップデートが可能です。また、スキャンプログラムの新バージョンは、Fujitsu のサポートサーバ（https://support.ts.fujitsu.com/GFSMS/globalflash）で入手できます。

ソフトウェアアップデートを統合していて SVUMScanTool.msi が「必須」状態（21 ページの手順 5 をご覧ください）になっている場合は、まずこのスキャンプログラムを富士通サーバにのみ配布してください。その後、2 番目の手順として実際のソフトウェアアップデートを配布します。



I SCCM 管理対象の富士通サーバに新規ハードウェアコンポーネントをインストールした場合や SCCM Update Management に新しいモデルを追加した場合は、それらのシステムにも新版のスキャンプログラムをインストールしてください。新版をインストールすることで、新規コンポーネントのアップデートが正常に検知され、更新されるようになります。

スキャンプログラムのアンインストール

ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM の使用を止めてアンインストールしたい場合に、スキャンプログラムは自動では Integration Pack と一緒にアンインストールされませんので、注意してください。

アンインストールする場合には、必ず次の方法を使ってスキャンプログラムをアンインストールしてください。

● SCCM で作成した配布パッケージを使用して、すべての富士通サーバでグローバル削除を行います。この配布パッケージには次のコマンドが必要です。

msiexec /qn /X {<product code>} ALLUSERS=1

プロダクトコードは、毎回スキャンプログラムをアップデートするたびに変わります。次の 2 つの方法から、現在のプロダクトコードを確認できます。

– 富士通サーバのレジストリから有効なプロダクトコードを取得します。

HKLM\SOFTWARE\Fujitsu\ServerView Suite\Update ScanTool\Setup\ProductCode

– SCCM インベントリが拡張され、ハードウェアスキャンサイクルが実行された場合、該当する富士通サーバの ServerView Update Management Scan Tool プロダクトコードを SCCM リソースエクスプローラで確認できます。

● Windows アンインストールプログラムを使用して、それぞれの富士通サーバでローカル削除を行います。


3.2 インストール後の初期手順

3.2 インストール後の初期手順

1. 次の操作を行ってください。

– SCCM で配布ポイントとソフトウェアアップデートポイントを定義します。

– Microsoft System Center Updates Publisher (SCUP) で、ソフトウェアアップデートポイントをアップデートサーバとして定義します。

2. どの Update Manager がマシンにインストールされているかを確認するために、SCCM からスキャンプログラムを富士通サーバにインストールしてください。

「Software Library」パネルの「Application Management」フォルダで、「Create Application」アクションによって実行できます。この要件は、

新スキャンプログラムパッケージ SVUMScanTool.msi が Fujitsu のサポートサーバ（https://support.ts.fujitsu.com/GFSMS/globalflash）からネットワークドライブまたはサイトサーバのローカルドライブにダウンロードされていることです。


3.3 SCCM へのアップデートプロセスの統合

I スキャンプログラムは、SVUMScanTool.msi パッケージの一部です。このパッケージはアップデート管理の一部でもあるため、初めて SCCM を使って配布するときには、循環呼び出しオプション（まだインストールしていない場合、ここでは循環再インストール）を使用しないでください。


次で説明している手順は、ServerView Update Manager の必要なソフトウェアアップデートを SCCM へ統合するために行います。

I Update Catalog のバージョンを更新するときは、常にこの手順を行ってください。

1. SCUP へ Software Update Catalog をインポートします。

これには、SCUP を開始して、Microsoft パートナーカタログとしてソフトウェアアップデートカタログを追加します。「Import Software Updates Catalogs」機能によって、カタログをインポートできるようになります。

次のサイトで、カタログを確認できます。

https://support.ts.fujitsu.com/GFSMS/globalflash/FJSVUMCatalogForSCCM.cab

カタログには、PRIMERGY ソフトウェアアップデートの説明が含まれています。それらの説明は「PRIMERGY サポートパッケージ」形式または

「Autonomous Support Package」形式になっています。



インポート完了後、アップデートは SCUP の「Fujitsu」の下に表示されます。

2. アップデートを WSUS サーバ（ソフトウェアアップデートポイント）へ転送します。

転送するには、関連のアップデートを SCUP で選択し、プロジェクト固有のアクション「Publish」を実行して転送します。



3. 次にアップデートを WSUS サーバから SCCM へインポートします（同期）。

インポートするには、SCCM を開始して。オブジェクト固有のアクション「Synchronize Software Updates」→「Software Library」→

「All Software Updates」で、手動でアップデートをインポートします。



4. 同期完了後、指定されたアップデートはそれぞれの状態と一緒に SCCM上に表示されます。

5. 後の手順で、オブジェクト固有のアクション「Deploy」を実行すると、アップデートは「必須」状態で関連する PRIMERGY サーバへ配布されます。

I この方法で配布すると、現在は値 0 が返されます。その結果、実際に配布が成功した唯一の目安は、アップデートに「インストール済み」状態が表示されているかどうかです。

戻り値の 0 は Pending Reboot Code としてもアップデートごとに入力されます。


3.4 富士通サーバの指定操作


次に指定されている操作を初めて呼び出すとき、接続に関連した値を指定するように求められます。接続に関連した値とは、iRMC または ServerView Operations Manager の IP アドレス、ポート番号、およびプロトコルセキュリティレベル（SSL on / off）を指します。

入力された値は iRMC.ini および SVS2.ini ファイルに格納されるため、次回操作を呼び出したときに再び入力する必要がありません。これらのファイルは SCCM インストールパスにあります。

3.4.1 Start iRMC Console

PRIMERGY サーバを選択した後でのみ利用できるこの操作は、選択した PRIMERGY サーバの ServerView リモートマネージメント iRMC Web サーバを起動します。



3.4.2 ServerView Operations Manager の起動

PRIMERGY サーバを選択した後でのみ利用できるこの操作は、選択した PRIMERGY サーバの ServerView Operations Manager を起動します。


3.5 オフライン更新リポジトリ


セキュリティ上の理由から、生産環境にあるコンピュータは通常、アップデートをこのシナリオの SCCM リソース経由で配布できるようにするには、オフラインアップデートリポジトリが必要です。つまり、ローカルにコピーされた Fujitsu アップデートリポジトリ https://support.ts.fujitsu.com/GFSMS/globalflash にローカルにアクセスできる必要があります。

このようなオフラインリポジトリは、BuildLocalRep ツールで作成されます。

このツールを使用して、Fujitsu アップデートリポジトリ全体またはその一部（オプション -p）を、指定したディレクトリ（オプション -d）にダウンロードできます。

部分ダウンロードでは、以下の引数を使用できます。

– リポジトリ内のアップデートコンポーネントの相対パス名（ワイルドカード * を含む）。

例 : -p SystemBoard/D21*TX*

– アップデートコンポーネントのタイプ指定。タイプとして、ファームウェア、ドライバ、アプリケーションが許可されます。

プロセス中、スキャンプログラム SVUMScanTool.msi とアップデートカタログ FJSVUMCatalogForSCCM.cab が常にダウンロードされます。必要に応じて、アップデートカタログ FJSVUMCatalogForSCCM.cab が新しい名前で保存されます（-n オプション）その後、アップデートカタログ FJSVUMCatalogForSCCM.cab 内のダウンロード URL の詳細が、新しいローカルディレクトリに調整されます。

呼び出し構文は次のとおりです。

BuildLocalRep -d <Local Share Folder> [-p <Partial Repos Specification>][-n <Name of Catalog>][-u] [-t] [-v] | -h

-d <Local Share Folder>Local Share Folder は UNC 形式で指定する必要があります\\<server_name>\<release_name>

（例 : BuildLocalRep -v -d \\172.23.233.88\SCCM_LocalRepository）。

-p <Partial Repos Specification>Fujitsu アップデートリポジトリに部分ダウンロード。



-n <Name of Catalog>アップデートカタログ FJSVUMCatalogForSCCM.cab の新しい名前。

-uダウンロードに http を使用します（デフォルトは https）。

-tファイル %TMP%/BuildLocalRep.log をログに使用します。

-v画面に処理状況を表示します。

-hコマンド構文を出力します。

このカタログは、SCUP にインポートできます。該当するアップデートを WSUS サーバに転送（発行）でき、終的には SCCM 配布に利用できます。

BuildLocalRep は ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM の一部ではありませんが、Fujitsu サポートサーバ

（https://support.ts.fujitsu.com/GFSMS/globalflash）で入手できます。




4 付録：SCE へのアップデートプロセスの統合

この章では、Update Management を SCE（System Center Essentials）へ SCCM と同様に統合するために必要な手順を説明します。

まだ実行していない場合は、次の操作を SCE コンソール上で行ってください。

● コンピュータおよびデバイスマネージメントウィザードを使ったコンピュータの検出

● Update Management Configuration ウィザードを使った Update Management の構成

次で説明している手順は、後に ServerView Update Manager の必要なソフトウェアアップデートを SCE へ統合するために必要です。

I 新しいバージョンの Software Update Catalog が利用可能な場合には、必ずこの手順を実行してください。

1. スキャンプログラムはコンピュータにインストールされている Update Manager コンポーネントを特定するために使用します。サイトサーバのネットワークドライブまたはローカルドライブに、スキャンプログラムをロードしてください。そしてクライアントへ配布するソフトウェアパッケージをロードしたドライブから作成してください。

I 正しい状態情報を ServerView Update Manager のアップデートに割り当てるために、前もってソフトウェアパッケージを配布しておく必要があります。

スキャンプログラムは次から入手できます。

https://support.ts.fujitsu.com/GFSMS/globalflash/SVUMScanTool.msi

ソフトウェアパッケージを作成するには、SCE コンソールを起動し、Software フォルダに切り替えます。そして、「Create New Package...」タスクを使って「New Software Package Wizard」（次の図をご覧ください）を開始します。


初のステップでは、事前にローカル上に保存したスキャンプログラムの完全なパス名を「Package setup file」フィールドで指定します。


すると、「Package details」ステップで、スキャンプログラムのパッケージ情報が自動的に入力されます。


次のステップでは、インストールおよびアンインストールのプロパティを必ず入力します。


次のステップで、「Create」ボタンをクリックしてパッケージを作成します。

後のステップでステップを確定し、ウィザードを終了します。


「New Software Package Wizard」の終了後、次の画面が表示されます。

ここで、コンピュータグループを追加または削除するか、または今作成したソフトウェアパッケージのインストールに期限を設定します。


新規ソフトウェアパッケージが SCE コンソール上に表示されたら、「Add and Remove Approvals...」を使って、新規ソフトウェアパッケージをクライアントへ配布します。


2. Software Update Catalog を SCE へインポートします。

SCE コンソールで「Updates」フォルダに切り替えます。そして、「Import updates from partner catalogs」タスクを選択します。


「Update Catalog Import Wizard」に「Welcome」ステップが表示されます。

次のステップで、Software Update Catalog の URL を次のとおりに入力してください。

https://support.ts.fujitsu.com/GFSMS/globalflash/FJSVUMCatalogForSCCM.cab


カタログのダウンロード後、利用できるアップデートパッケージの一覧が表示されます。「Import」ボタンを使用して、アップデートパッケージを SCE へインポートできます。


正常にインポートが完了した後、アップデートは SCE コンソール上に「Unapproved」状態で表示されます。「Add and Remove Approvals」でクライアントへ配布します。


Documents

ServerView Integration Pack for Microsoft SCCMmanuals.ts.fujitsu.com/file/9297/sv-intpack-sccm-jp.pdf · 2018-03-08 · ServerView Integration Pack for Microsoft SCCM 5 1 はじめに