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siemens.com/teamcenter

Siemens PLM Software

TEAMCENTER: PLMをシンプルに

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シンプルなPLMで 複雑さを管理

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優れた製品を生み出すためには、一つの大きな意思決定のみならず、そこに至るまで何千回、おそらく何百万回と小さな意思決定を繰り返しています。サプライヤーまで含めた拡張企業内の関係者なら誰もが、製品が成功するか失敗するかの分岐点でいつでもそうした決定を下しているのです。

それに加え、製品自体がますます複雑化しており、技術の進歩とともに、電子部品やソフトウェア部品が機械部品と同じくらい必要不可欠になっています。しかしながら、これらの部品間のインターフェースは、開発プロセスの後半まで見過ごされるのが一般的です。

新製品を市場投入するときは、ベストプラクティスや定型的な手続きをはじめ、どのようなビジネスであっても法規制上の要件や環境への影響、コストや品質などさまざまな要素を考慮しなければなりません。

製品ライフサイクル管理(PLM)では、必要な製品情報とプロセスのすべてを単一のシステムに集約します。製開発のためにシステム主導型なアプローチを取ることが可能となり、製品のライフサイクルを統合することができます。しかし、製品ライフサイクル自体が複雑化しているため、導入に当たってIT部門が困惑しないようにするためにはどうしたらいいでしょうか。

シ ー メ ン ス P L M ソ フ ト ウ ェ ア のTeamcenter®ソフトウェアなら、PLMのすべてをシンプルにします。

生産性を最大化し、業務を効率化して、ますます複雑化する製品を市場投入する

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Teamcenterは、導入段階から不確実な当て推量による作業を排除することで、PLMをシンプルにします。また、各種のアプリケーションからなる柔軟なポートフォリオを取り揃えているため、ユーザーにとって最適な方法でPLMの成熟度を戦略的に高めていくことができます。

PLMの導入 ほとんどのユーザーにとって、PLMの第一歩は製品データとプロセスの管理です。機械部品、電子部品、ソフトウェア、シミュレーションの各種データのほか、ドキュメントや部品表(BOM)もシングルソースでの環境内で管理・共有することができます。標準化されたワークフローに従うだけで、プロセスを変革して組織を効率化することができます。

TeamcenterでPLMの成熟度を高める

生産性を最大化し、業務を効率化して、ますます複雑化する製品を市場投入する

開始 設計 文書 BOM プロセス

要件 サービス 製造 サプライヤー

品質 コスト 持続可能性 システム

拡張

変革PLM

プラ

ット

フォ

ーム

アプリ

価値の拡大 次に、関連する領域やプロセスに目を向けます。要件を管理し、サプライヤーを含んで、設計と製造、サービスを連携させ、PLMの価値を製品ライフサイクル全体に拡大させます。

ビジネスの変革 PLMには、ビジネスを新たな次元へと導く力があります。製品ライフサイクルを変革する各種ソリューションを活用することで、ビジネスに大きな効果が生まれます。製品のコストや品質、持続可能性に関する取り組みを促進し、システム駆動型の製品開発アプローチを確立することができます。

PLMを支える確かなプラットフォーム Teamcenterプラットフォームは、すべてのアプリケーションの基盤となる、強力なコア機能を備えています。フレキシブルな導入オプション(オンプレミス、クラウド、Teamcenter Rapid Start)を選択し、PLMの直感的なユーザーエクスペリエンスをActive Workspaceで活用できます。

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PLMの導入

機械部品、電子部品、ソフトウェア、シミュレーションの各種データをシングルソースの環境で管理 次のような課題を抱えていませんか?• グローバルに分散する設計チームと協

調する• メカニカル設計、電気設計、ソフトウェ

ア設計をどう連携させるか• 適切な設計情報を見つける • 再利用率を高めて設計のバリエーショ

ンを増やしたい• コラボレーティブな設計を可能にし、相

互関連性や関係を管理する• 製品や解析を迅速かつ正確に検証する

Teamcenterでは、マルチCADおよびマルチドメインの設計プロセス管理を支援し、メカニカル設計、電気設計、ソフトウェア、シミュレーションデータの各種データを安全なシングルソースで管理します。また、会社の貴重な知的財産にアクセスし、編集して再利用し、製造にデータを引き渡しする前に設計データの品質と完全性を検証することができます。

製品ドキュメントと技術資料の管理 Teamcenterは、使いやすいドキュメント管理ツール、技術情報のオーサリングツール、パブリッシングツールを提供してドキュメント管理を最適化します。また、使い慣れたMicrosoft Office製品を利用して、製品開発プロセスとデータ管理プロトコルに合わせたドキュメント作成と管理を可能にします。これにより、製品開発のナレッジをシングルソースに集約して、ドキュメントを作成・管理することが可能になります。

ドキュメント管理には、バージョン/リビジョン管理、ワークフロー、製品データへのデータリンク、印刷管理、製品データ管理、変更管理などの機能が含まれています。また、このソフトウェアを活用すれば、部品カタログやサービスマニュアルなどの体系化されたドキュメントを製品開発環境の中で高度にオーサリングして配信することができるため、テキストやグラフィック、翻訳、変更内容、マルチメディア/マルチチャネル配信、ドキュメントシリーズなどの管理が可能になります。

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BOMとBOM構成の管理Teamcenterでは、誰もがBOMを参照できる正確な製品定義が1つにまとめられており、最新の情報ソースがすべて揃っているため、スタンドアロンのスプレッドシートやシステムが不要です。また、フレキシブルなBOM定義により、構成管理に加え、お客様のニーズに合わせた迅速な製品ラインの更新が可能です。

企 業 の B O M に 関 するアプ ロ ー チ では 、多くの 場 合 、対 象とする 情 報 の絞り込 み に 、無 駄 な 時 間 が か かります。Teamcenterでは、各ユーザーが役割やタスクに関連した専用のBOMビューに安全にアクセスできます。

現 状で は 、コストの か かる試 作 機 に頼る場 合 や、仮 想 試 験 が 行える製 品構 成 が 限 ら れ て い る 場 合 が あります。Teamcenterでは、製品の仮想定義と物理定義を結び付けて製品を検証できるため、設計されたものを確実に実現できます。

製 品 デ ー タ と プロセスを自在に管理

Teamcenterを使用すると、ライフサイクル全体にわたってBOMを管理できます。事前計画やマスター製品定義は、製品の構成、設計、製造、サービスなどの工程にわたってサポートされます。また、他の企業システム全体にわたってBOM情報を統合できるため、コスト増につながるスタンドアロンのBOMソース関連のエラーを解消できます。

PLMプロセスの管理Teamcenterを使用すると、プロセスの シンプ ル さ や 複 雑 の 程 度 を 問 わず、PLMプロセス管理時の手作業とコストを削減できます。また、ビジネスロジックを盛り込み、標準テンプレートを使用することで、適切なタイミングでのタスクの完遂に必要なものを、誰もが確実に入手できます。

Teamcenterは、タスクの計画と実行を結び付けるプロジェクトおよびプログラム管理ソリューションも備えており、タイムラインの自動更新、成果物のリンク付けと追跡、およびプロジェクトステータ

スの的確な把握が可能です。また、プロジェクトと統合ポートフォリオ計画を結び付けることで、目標に合った時間、人材、および経費を確保できます。

変更管理は、プロジェクト管理およびワークフロー機能を活用して効率的に行えます。また、変更プロセスの同期と統合をすべての製品ドメインにわたって行うことで、迅速かつ正確で包括的な変更内容の実施が可能です。

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設計、要件、製造、サービス、そしてサプライヤーをつなぐ

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お客様の声を製品に反映 お客様が求めるものを提供することが、ビジネスの成功の必須条件です。しかしながら、お客様のニーズがわかる情報を見つけ出すことは難しく、すでに古い情報であったりします。そうした状況で製品を市場に投入したとしても、顧客のニーズや契約に合ったコンプライアンスをすべて盛り込めないことがあります。

Teamcenterを活用すれば、以下のことを実現できます。• 時間と手間の低減:  必要なドキュメントをシングルソー

スで作成と管理• 品質の向上:   機能面、論理面、および物理面で

の 実 現 内 容 に 要 件 をリンクすることで 、要 件 適 合 の 確認と検証が可能

• コンプライアンスの徹底:  お客様要件の定義、管理、および追跡を製品ライフサイクル全体にわたって実施

サービス業務の改善正確な資産/製品の共通ナレッジベースがない場合、効果的なサービスライフサイクル管理は望めません。資産構成、ステータス、および履歴に関するナレッジが不足していると、間違った部品を発注しかねません。また、初回解決率の低下やサービスのやり直しといった事態も招きかねません。

Teamcenterを使用すると、サービスおよび製品エンジニアリングをサポートする一元的なナレッジベースを構築するとともに、サービスオペレーションを改善できます。

また、製品および資産の詳細なサービス計画機能が搭載されているため、詳細かつ正確なサービス計画の策定とドキュメント作成が可能になります。さらに、サービス業務の定義やスケジュールのほか、サービス提供時に必要な情報をすべて網羅したうえでのサービス業務の提供やサービス・イベントの結果の収集などを支援する「無駄のないサービス業務」が可能になります。Teamcenterを活用すれば、サービス・マニュアルや部品カタログといったドキュメント作成も簡単に行えます。

設計と製造の連携市場ニーズの変化や競争の激化、リソースの制約などにより、製造プロセスも絶えず改善することが求められています。業務を効率化し、生産性を高め、品質を維持するためには、新たな戦略が必要です。

Teamcenterでは、設計の初期段階から実際の製造の立上げ、およびそれ以降の工程までビジネスプロセスを管理できます。また、本来の意味でのコンカレント・エンジニアリング環境を実現し、製品設計データを活用すると同時に、製造成果物の最適化と同期化を図れます。これにより、ライフサイクルコスト管理の改善、マルチドメインにわたった生産性の向上、製品品質目標の維持が可能です。

世界中のサプライヤーとのコラボレーション 企業のM&Aの結果、世界中に展開していたパートナーやサプライヤーとの関係が途絶えてしまうことがよくあります。その一方で、世界中に分散するサプライチェーンの支援をサポー

PLMの価値の拡大トすることにより、優れた製品の設計および検証のデジタル化が進んでいます。サプライヤーは、製品ライフサイクルでさまざまな役割を果たせる一方で、お客様によって異なるマルチCAD環境や複数のプロセスへの対処を迫られるケースも多々あります。

サプライヤーには、PLMプロセスに参加するためのコミュニケーションツールが必要であり、OEM企業は、知的財産を保護しながら新しいサプライヤーと迅速にコラボレートできる必要があります。Teamcenterなら、サプライヤーとOEM企業が共に正確な最新情報を利用して、コラボレーティブに作業することができます。これにより、データの変換作業に費やされていた人件費や管理費を削減しながら、サプライヤーのパフォーマンスをより明確に可視化することができます。

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品質の向上 PLMには、ビジネスを新たな次元へと導く力があります。製品ライフサイクルを変革する各種ソリューションを適切に活用すると、品質、安全性、および信頼性が大幅に向上します。また、PLMは、お客様や法規制に関する要件への適合も支援します。

高品質の製品を生み出すには、コスト、納期、設計意図の間のトレードオフなど、よりスマートな意思決定が必要となります。今日の品質ソリューションの多くは、アプリケーションが別々に用意されているため、追加費用がかかります。そのため、アプリケーションごとに同じ作業を繰り返すなど、品質に影響を及ぼす恐れもあります。

ビジネスの変革

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Teamcenterでは、販売からマーケティング、設計エンジニアリング、製造にわたる各部門から問題を収集することで、品質を向上させることができるため、グローバル企業全体でのスマートな意思決定が可能です。

コスト管理と製品開発の両立 利益率は、コスト増の原因を把握していないと低下します。Teamcenterは、開発プロセスから製造プロセスにわたってコストを管理できるツールセットをすべて備えています。

これらの総合的なコストモデリングツールを使用することで、プロジェクトごとにパラメーターによる詳細なコスト見積りを予測することができます。材料費、人件費、製造費といった日常的な情報に基づいて正確かつ詳細にコストを見積もることができるため、ひとつの意思決定が与える影響を明確に把握できます。

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Teamcenterは、すべての業務機能にわたってコストモデルをサポートします。エンジニアリング部門では設計変更に伴うコストへの影響を予測し、購買および営業部門では、オープンで明確な交渉分析や経費分析を事実に基づいて行えます。また、財務部門ではプログラムの収益性を見積もることができます。

持続可能な製品の開発と法規制の順守 製造企業にとって、「環境への配慮」はもはや選択肢ではありません。環境コンプライアンスは法律で定められており、規制の数が増えるとともに、ますます複雑化しています。製造企業は、製品に使用されている材料や物質の量と濃度レベルの報告が義務付けられており、規制に違反した場合は大きな犠牲につながります。罰金が課されることや、市場から閉め出されることがあるほか、壊滅的なブランドのダメージにもなりかねません。

Teamcenterでは、環境に配慮した設計など、将来を見据えた戦略を実施することで、材料選択が下流プロセスに及ぼす影響を前もって評価できます。また、サプライヤーの材料宣誓書や物質宣誓書の要求プロセスを自動化することで、ミスややり直し作業を最小限に抑えられるほか、コンプライアンスのランク付けやレポーティングにより、コンプライアンス違反のリスクを軽減することができます。

システムズ・エンジニアリングが可能にする確実な製品性能 Teamcenterを活用すれば、予期せぬコストや製造上の問題、サブシステム統合問題によるシステム障害、インターフェースの矛盾、製品データの非再利用、設計変更・要件変更の影響評価の欠落、プロセスの後半における大幅な妥協など、数多くの問題を改善することができます。

Teamcenterアーキテクチャーモデラーを使用すると、動作、機能、およびロジックをシステムレベルで定義して、意図したとおりの製品パフォーマンスを確保できます。また、システムパフォーマンス目標に加え、サブシステムの相互作用の取込み、モデリング、シミュレーション、および解析も、実際に試作機を製作する前に行えます。さらに、システムズエンジニアリングを統合済みの製品定義、クロスドメイン設計管理、製造プロセス、組立プラント、およびサービス計画に結び付けることもできます。

製品コスト、品質、持続可能性、システムズ・エンジニアリングを促進

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効率的で直観的なPLMユーザー・エクスペリエンス Teamcenterは、さまざまなユーザーに合った効率的で直観的なPLMユーザー・エクスペリエンスを備えています。

高度なPLM機能へのアクセスが必要な 技 術 者 や 設 計 者 と い っ た パ ワ ーユ ー ザ ー の 場 合 は 、複 雑 で 作 業量 の 多 い タ ス ク を 簡 単 に 行 え るT e a m c e n t e r の 高 性 能 クラ イアント を使用できます。

時間と場所を問わず簡単にTeamcenterにアクセスする必要のある、エグゼクティブや営業およびマーケティングチームメンバーといった幅広い企業ユーザーの場合は、クライアントやプラグインを何もインストールしなくても、Active Workspaceのブラウザを使用して、最新のコンピューティングデバイス上にあるTeamcenterにアクセスできます。Active Workspaceでは、必要な情報を迅速に検索し、全体像を把握してよりスマートな決定を下し、必要なときに必要な場所でPLMにシームレスなアクセスができるため、生産性の向上を実現できます。

信頼性に優れた実証済みのプラットフォーム機能Teamcenterのプラットフォーム機能は、現場で実証済みの強力なPLM基盤を提供します。パワフルなビジュアライゼーション機能が搭載されており、強力なビジュアル化機能では、JT™データフォーマットを使用して、3D環境で明確なコミュニケーションが行えます。

PLMを支える確かなプラットフォーム

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国 際 武 器 取 引 規 則( I T A R ) と い っ た 厳 格 な 輸出管理イニシアティブなど、クラス最高のセキュリティ機能では、知的財産を確実に保護できます。その他にも、分類、コラボレーション、報告、分析など、重要なプラットフォーム機能が用意されているため、将来も安心して使い続けられる堅牢なPLM基盤を提供します。

フレキシブルな導入オプションTeamcenterは、単一のサイトに導入できるほか、サプライヤーやパートナーを交えたグローバル規模の導入も可能です。Teamcenterのオープンで拡張可能なプラットフォームは、時間とともに変化するニーズに合わせて拡張できます。

PDMを迅速かつコスト効率よく展開基本的な製品データ管理(PDM)システムを迅速に導入して運用したい場合は、Teamcenter Rapid Startが最適です。あらかじめ設定された必要な機能を使用することで、導入段階から不確実な当て推量の作業ををしなくても導入プロセスを進められます。PDMの稼働後は、任意のPLM機能を拡張ニーズに合わせて追加できます。

Teamcenter Rapid StartのマルチCADデータ管理機能では、設計およびサプライチェーン全体でCADデータの管理、制御、および共有が行えます。また、使用するツールがMCADであってもECADであっても、部門をまたいだチームによる製品データの素早い検索、共有、および再利用が可能です。さらに、事前設定されたワークフローで日々のタスクを管理することで、設計変更や製品のリリースに対応できます。

Teamcenterのクラウド展開 Teamcenterはクラウド展開をサポートしているため、サードパーティーのクラウドサービスプロバイダーに、PLMコンピューティングインフラストラクチャーの一部またはすべてを導入できます。このアプローチを採用すると、高額なハードウェアの先行投資をしなくても、Teamcenterを迅速かつフレキシブルに導入できます。導入後は、クラウドインフラストラクチャーの大幅な拡張も必要に応じて行えます。

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業界別ソリューション

Teamcenterはさまざまな業界にソリューションを提供

どの 企 業 も、適 切 な 製 品 を 開 発し、コストを厳 格 に 管 理し、市 場投 入 期 間を短 縮しな けれ ば ならないというプレッシャーにさらされています。しかしながら、業界によって、直面する課題は異なります。Teamcenterはさまざまな業界の企業ニーズに対処できます。

航空宇宙/防衛航空宇宙および防衛産業は、困難な課題に直面しています。航空機の製造と新たな航空機の注文が過去最高の水準に近づき、民間企業が宇宙船を宇宙に打上げている一方で、防衛費の縮小により、数少ないプログラムを巡る競争が激化しています。

航空宇宙および防衛産業でTeamcenterを活用することで、製造企業の技術的なパフォーマンス、コスト、およびスケジュールを大幅に改善し、計画の実行、技術、製造、サービスパフォーマンスの仮想的な検証、およびナレッジとベストプラクティスのシームレスで安全な共有が行えます。

自動車/輸送機器自動車メーカーとそのサプライヤーでは、より優れた性能、インフォテインメント、快適性、接続性、安全性、そして燃費や持続可能性に関する政府規制の順守など、さまざまなニーズに対応しければなりません。事業をグローバルに展開している自動車メーカーは、世界中のユーザーに喜ばれる車を開発しなければならない一方で、それぞれの国の市場の状況も考慮に入れなければなりません。往々にして相反するこれらすべての要素のバランスを取ることは、想像以上に困難な作業です。

Teamcenterを活用すれば、統合された製品定義にシステムズ・エンジニアリングを組み合わせたPLMプロセスによって、自動車や製品の複雑さを管理することができます。これにより、最適な市場機会を狙って、適切な製品を定義、開発、提供することができます。

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コンシューマ製品/リテールコンシューマ製品メーカーおよび小売業は、法規制の強化、不確実な経済環境、グローバル化などの課題に直面しています。消費者のニーズを満たし、利益率を向上させ、環境コンプライアンスを徹底しながら、ブランド価値を維持・向上させなければなりません。

Teamcenterなら、一元化された信頼性の高いシステム上で、製品要件や情報を収集して管理することができ、適切な意思決定に必要な適切な情報を入手して、ブランド価値を高めることができます。

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エネルギー/ユーティリティ1人あたりのエネルギー消費レベルを維持して新興市場をサポートするには、より安全かつ経済的な新しい発電方式を開発し、廃棄物を減らし、より信頼性の高い電気供給網を構築することが求められています。

Teamcenterでは、新規プラントの立上げやアップグレードの最適化、装置の設計とサプライチェーンの管理、規制や契約、ライセンスの要件への確実な準拠、運用資産の委託と維持、および寿命を迎えた製品の廃棄サポートに使用できる長期的な情報管理プラットフォームを確立できます。

石油、ガス/精製石油ガス業界は、深海、タールサンド、シェールガス田などの天然資源からエネルギーを採取しています。この産業は、難しい環境規制に直面しており、公害の低減とよりクリーンなエネルギーの生産が必須となっています。

T e a m c e n t e r で は 、設 計 モ デ ル 、試験 文 書 、デ ジ タ ル 署 名 付 き の 設 計変 更 およびプ ロジェクト変 更 履 歴 の管 理 、製 品 寿 命 を 迎えるまで 有 効 な 仕様、要件、装置のメンテナンスおよび調達記録の保管など、プロジェクト実行用のソリューションを使用して資産のライフサイクル情報を管理できます。

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エレクトロニクス/半導体製品ライフサイクルのさらなる短期化と利益率の極端な低下は、エレクトロニクスおよび半導体産業が直面する課題として挙げることができます。エレクトロニクス企業は、急速な陳腐化、競争の激化、製品の複雑化などの課題に対処するため、絶え間ない新製品の市場投入を迫られています。半導体デバイスの製造企業は、搭載機能を増やしながら価格は抑えるという状況の中で、SoC (System-on-a-Chip)デバイスや集積回路(IC)デバイスを開発しています。

Teamcenterを活用することにより、製品ライフサイクル全体を通じてイノベーションの最適化、実績のある知的財産のデバイスおよび製品設計での再利用、およびセキュリティと拡張性に優れたコラボレーション・プラットフォームの構築が行えます。

医療機器/製薬医療機器および医薬品製造企業では、絶え間ないイノベーションにより、新たな優れた製品をヘルスケア市場に送り出し、増え続ける高齢者の寿命の延長と生活の質の向上を促しています。一方、このような製造企業は規制の増加やリソース不足、コストの上昇、グローバル競争の激化にさらされており、そのことが収益と市場投入期間を脅かしています。このため、製品ライフサイクルの管理だけでは十分ではありません。成功を収めるためには、制御と予測性が必要です。

Teamcenterでは、プログラム実行の把握、要件の評価、およびリスクの評価を高めることで製品ライフサイクルプロセスの見える化を促進し、リスクを制御できるため、リソース使用率の向上、コラボレーションの促進、法規制遵守や量産にまつわる時間とコストの削減が可能です。

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産業機械/重機設備投資の減少により、企業は新たな機器の購入を見合わせ、現在使用している機械の改良と修理を行うようになっています。一方、産業機械製造企業では、ニーズへの対応に向け、設計の複雑さへの対処、製品の設計、開発、および製造プロセスの統合、製品情報の完全な把握に加え、高速でクローズド・ループのサービスライフサイクル管理の提供を迫られています。

Teamcenterでは、より確実な新しい産業機械の開発、生産性の向上、および廃棄期間の短縮が可能です。現在抱えている問題の解決も、コストを削減して価値を創出する革新的なプラットフォームの構築と並行して行えます。また、製品および製造情報を常に見える化することで、産業機械の設計製造プロセスの改革から廃棄にわたってよりスマートな意思決定を行うことができます。

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造船/洋上プラント最新の客船や軍艦、海上プラットフォーム、深海掘削リグには、最も過酷な状況で何十年にもわたって稼働する信頼性が欠かせません。また、造船会社も、自社製品のコンポーネントを製造する複雑なサプライチェーンを使う設計開発会社兼大規模インテグレーターとなっています。

造船業界においてTeamcenterを導入すると、船舶の納入期間の短縮、チームの生産性の大幅な向上、およびプログラムの遅延を解消するベストプラクティスの採用を促進する組込みのPLMテンプレートを使用して、新しいプログラムを迅速に立上げることができます。また、コンセプトの開発段階から製造段階、船舶の稼動ライフサイクル全体にわたって船舶の

「DNA」をシームレスに追跡できます。

シーメンスPLMソフトウェアについてシーメンスPLMソフトウェアは、シーメンスデジタルファクトリー事業部のビジネスユニットで、製品ライフサイクル管理(PLM)および製造オペレーション管理(MOM)ソフトウェア、システムおよび関連サービス提供において世界をリードするPLMプロバイダーです。これまで世界77,000社を上回るお客様にサービスを提供し、900万を超えるライセンス販売で実績を上げています。米国テキサス州プレイノに本社を置くシーメンスPLMソフトウェアでは、重要な意味を持つイノベーションを実現することで、世界各地のお客様の持続的な競争優位性の確保に役立つ産業ソフトウェアソリューションの提供に、お客様と連携して取り組んでいます。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細は、www.siemens.com/plmにてご覧いただけます。

本社Granite Park One 5800 Granite Parkway Suite 600 Plano, TX 75024 USA +1 972 987 3000

北米・中南米Granite Park One 5800 Granite Parkway Suite 600 Plano, TX 75024 USA +1 314 264 8499

欧州Stephenson House Sir William Siemens Square Frimley, Camberley Surrey, GU16 8QD +44 (0) 1276 413200

日本〒151-8583 東京都渋谷区 代々木2-2-1 小田急サザンタワー Tel:+81(0)3-5354-6700 Fax:+81(0)3-5354-6780

© 2016 Siemens Product Lifecycle Management Software Inc. Siemens および Siemens のロゴは、 Siemens AG の登録商標です。 D-Cubed、 Femap、 Fibersim、 Geolus、 GO PLM、 I-deas、 JT、 NX、 Parasolid、 Solid Edge、 Syncrofit、 Teamcenter、 および Tecnomatix は、Siemens Product Lifecycle Management Software Inc. またはその子会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。その他のロゴ、商標、登録商標、またはサービスマークは、いずれもそれぞれの所有者に属します。

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