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GDC2010 San Francisco 報告 2010.03.27 株式会社ナウプロダクション 大信 英次

SIG-Gloc#3-2

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2010年3月27日に開催されたSIG-GLOC#3の第2部、ナウプロダクション大信氏によるGameConnection報告のスライドです。

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GDC2010 San Francisco 報告

2010.03.27株式会社ナウプロダクション

大信 英次

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1.ナウプロダクションについて

1986年1月17日設立

従業員数 220名(フルタイム)-2010年03月27日現在

年商 24.8億円(2009年5月決算)

事業

・ビデオ・ゲーム開発、パブリッシング

・モバイル・ゲーム&コンテンツ開発、パブリッシング

・パチンコ&パチスロソフト・ウェア開発、ハードウェア開発

・インタラクティブ・オンライン・コンテンツ開発

現在までに200タイトルを超えるビデオ・ゲーム・タイトルを開発

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1.ナウプロダクションについて-現在アカウントがある主な欧米パブリッシャー

主な欧米パブリッシャー・Electronic Arts・Activision・UBISOFT・Activision Blizzard・Warner Brothers Interactive・Disney Interactive Studios・Atari Global Publishing・SCEA・SCEE・THQ Inc.・Square Enix Europe・Bigben Interactive・Take 2 Interactive

・Microsoft Game Studio・Majesco Entertainment・Ignition Entertainment・2K Games・Konami Digital Entertainment America・Buka Entertainment・Mindscape・505 Games・Koch Media Group・D3Publisher of America・Midas Interactive・Codemasters・505 Games

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
5.GDC でのナウプロダクションとしてのビジネス活動� ― 実際このリスト内のパブリッシャーと契約を結び、現在コンソールゲーム制作中。 商談した主なパブリッシャー�・EA�・Activision�・UBISOFT�・Vivendi Universal�・Warner Bros.�・Disney Interactive Studios�・Atari Global Publishing�・SCEA�・THQ Inc.�・Eidos UK�
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1.ナウプロダクションについて-海外パブリッシャーとの具体的な契約進行状況

現在までの海外パブリッシャーとの具体的な成果(2006年7月度より海外開拓開始後、2010年03月27日時点)

2008年・Empire Interactive社“Unsolved Crimes”(NDS) 2009年11月北米、欧州発売

・Activision社“Little League World Series Baseball 2008”(Wii)2008年8月北米、欧州発売

2009年・ Activision社“Little League World Series Baseball 2009”(Wii)2009年6月北米販売

“爆丸(Bakugan)”5プラットフォーム(PS3, PS2, Wii, NDS, X360) 2009年10月北米、欧州発売

・Konami Digital Entertainment America“Wire Way”のNDS版、2009年11月北米、欧州、日本。I Phone版2009年12月北米、欧州、日本

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
5.GDC でのナウプロダクションとしてのビジネス活動� 政府機関�・UK Trade & Investment (UKTI)�・Canadian Embassy Japan �・カナダ・オンタリオ州政府�
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1.ナウプロダクションについて-海外企業との今後の協業推進

・中国ゲーム・ディベロッパーとビデオゲーム、パチンコ・ソフトウェア、PCオンラインゲーム、SNSアプリ等制作戦略的協業を推進。Now Production西安合弁企業設立。今後、中国の他地域に事務所設立予定

・カナダのケベック州もしくはオンタリオ州にNow ProductionのR&D、ゲーム制作スタジオ設立考察中。現在両州周辺ゲーム・ディベロッパーと制作協業、戦略的協業を調査、討議、考察中

・シンガポール、マレイシア地域の企業とコラボレーションをはかり、現地政府のファイナンス、VCのファイナンス等を原資にオリジナル・コンテンツ・ビジネスの立ち上げを調査、考察中。現地会社設立も考察中

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
5.GDC でのナウプロダクションとしてのビジネス活動� 政府機関�・UK Trade & Investment (UKTI)�・Canadian Embassy Japan �・カナダ・オンタリオ州政府�
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1.ナウプロダクションについて-海外ディベロッパーとの協業

・UK・ゲーム・ディベロッパーにシナリオ・ライティング、カルチャライゼーション等協業

・カナダQA企業へNDSゲームのローカライズ、QA、カルチャライゼーションをオーダー

・台湾ゲーム・ディベロッパーへグラフィック・アセット制作外注

・中国ゲーム・ディベロッパーへグラフィック・アセット、CGI Movie制作外注

・タイランド・ゲーム・ディベロッパーへグラフィック・アセット、CGI Movie制作外注

・マレイシア・ゲーム・ディベロッパーへグラフィック・アセット、CGI Movie制作外注

・他ワールドワイドにて各地域のゲーム・ディベロッパーの調査、協業も継続進行中

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
5.GDC でのナウプロダクションとしてのビジネス活動� 政府機関�・UK Trade & Investment (UKTI)�・Canadian Embassy Japan �・カナダ・オンタリオ州政府�
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ナウプロダクションが欧米パブリッシャーに対して制作した2009年Q4発売の案件を紹介

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
5.GDC でのナウプロダクションとしてのビジネス活動� 政府機関�・UK Trade & Investment (UKTI)�・Canadian Embassy Japan �・カナダ・オンタリオ州政府�
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1.ナウプロダクションについて

・爆丸(Bakugan)(Wii, DS, PS3, PS2, XBOX360)

・パブリッシャー: Activision社(アメリカ)

・北米、欧州発売日:2009年10月

・Business Term: Work For Hire(受託制作)

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2.GDC2010 San Francisco世界の主要ゲーム・コンベンション紹介

世界で行われる主なゲーム・コンベンションを紹介します

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2.GDC2010 San Francisco世界のゲーム・コンベンション状況2009年度年間スケジュール

1 2 3 4 5

日程 3月24~27日 6月2~4日 8月19~23日 9月24~27日 12月8日~10日

場所サンフランシスコ

USAロスアンジェルス

USAケルン

Germany東京

JapanリヨンFrance

イベント名GDC

サンフランシスコE3 GAMESCom

Tokyo GameShow

GameConnection

カテゴリーB To B MTG

B To C 展示会B To B MTG

B To B MTGand

B To CConvention

B To B MTG and

B To CConvention

B To B MTG

同時開催Game

Connection

GameConnection

Business Lounge GDC Europe

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2.GDC2010 San Francisco

・Game Developers Conference San Francisco(San Francisco, USA)

世界で最も大規模で影響力のあるゲーム開発者会議。B To Bの商談機会としては世界で最も重要な位置を占め、展示会機能も高めていた。2010年は来場者数が2009年を越えたとの事であるが、リクルート・スペースが2009年度の半分となり、欧米販売市場、欧米ゲーム関連企業の苦戦が見て取れた。

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
Now Pro Movieが入ります。
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2.GDC2010 San Franciscoゲーム・コンベンションでの営業実例

Game ConnectionというB To B 商談会

フランスのConnection Events社により2001年より開催

2009年度3回(サンフランシスコ、パリ、リオン)

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
3、世界規模でのビジネス交流の場�(例:Game Connection) フランスのリオン・ゲームにより2000年より開催 ― 2007年度4回開催�(サンフランシスコ、上海、東京、リオン) ― 2008年度4回開催予定 (サンフランシスコ、パリ、東京、リオン)� ― 2008年GDC SFにての実情 ― GDC2008参加日本企業8社(単独ブース:Now Pro, Acquire, Premium Agency, Gamepot)、(ジェトロブース: Ritz, R-Force, Bauhaus entertainment, Microvision) GDC2007はNow Proのみ
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2.GDC2010 San Franciscoゲーム・コンベンション2008年統計資料

GDC On site (Moscone Convention Center West 3rd Floor)

2008年2月19、20、21日開催 (2007年度 4日間開催)

Exhibitors 158社(ブース数 146) (2007年度 104社)

参加パブリッシャー数 120社

参加人数 約600名

総商談数 4200回

9:00~18:00 (Lunch 12:00-13:30)

商談コマ数:1日あたり15コマ(実際は18コマ「ランチ中も商談」)

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
4.実際のビジネス現場。 GDC On site �(Moscone Convention Center West 3rd Floor) - 3階の一角を使用 - 1ブース 30ft×30ft(3m×3m) 価格:定価3500ユーロ(542500円「155円」) ディスカウント 450ユーロ最大 - ナウプロ(3050ユーロ 47万円)  - 設備(30“LLDディスプレイ 450ドル、スピーカー 100ドル、設置費用 110ドル =660ドル) 2008年2月19、20、21日開催 Exhibitors 158社 (2007年度 104社) 参加パブリッシャー数 120社 (日本� 参加人数 約600名 � 総商談数 4200回� 9:00~18:00 (Lunch 12:00-13:30) � 商談コマ数:15コマ(実際は18コマ「ランチ中も商談」)� ― ナウプロダクション 2月19日は15社商談(Game Connection外で4社商談)
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2.GDC2010 San Franciscoゲーム・コンベンション2010年統計資料

GDC On site (Moscone Convention Center West 3rd Floor)

2010年3月8、9、10日開催 (2008年度 3日間開催)

Exhibitors 230社(ブース数 200) (2008年度 146社)

参加パブリッシャー数 200社

参加人数 約880名

総商談数 約5600回

9:00~18:30 (Lunch 12:00-14:00)

商談コマ数:1日あたり16コマ(実際は19コマ「ランチ中も商談」)

1社当たりの1日平均商談数 9.3商談/日

44カ国のゲーム関連企業参加

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2.GDC2010 San Franciscoゲーム・コンベンションでの営業実例

Game Connectionにて商談・3月8日 13社商談(パブリッシャー 5社、ディベロッパー8社)・3月9日 15社商談(パブリッシャー9社、ディベロッパー 6社)・3月10日 13社商談(パブリッシャー 4社、ディベロッパー 9社)

Game Connectionでの総商談数 41社パブリッシャーとの商談 18社ディベロッパーとの商談 23社

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
5.GDC でのナウプロダクションとしてのビジネス活動 Game Connection内自社ブースにて商談�・2月19日 15社商談�(パブリッシャー 3社、ディベロッパー12社)�・2月20日 12社商談�(パブリッシャー11社、ディベロッパー 1社)�・2月21日 8社商談�(パブリッシャー 2社、ディベロッパー 7社)��Game Connection総商談数 36社�パブリッシャーとの商談 16社�ディベロッパーとの商談 20社
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2.GDC2010 San Franciscoゲーム・コンベンションでの営業実例

GDC会場外にて商談・3月11日 10社商談(パブリッシャー 4社、ディベロッパー 6社)・3月12日 2社商談(パブリッシャー 0社、ディベロッパー 2社)

GDC会場外総商談数 12社パブリッシャーとの商談 4社ディベロッパーとの商談 8社

GDC、正式商談以外のInformalな商談27社程度

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
5.GDC でのナウプロダクションとしてのビジネス活動� GDC会場外にて商談�・2月17日 1社商談�(ディベロッパー 1社)�・2月18日 3社商談�(パブリッシャー1社、ディベロッパー1社、政府機関1団体)�・2月19日 5社商談�(ディベロッパー 4社、政府機関1団体)�・2月20日 5社商談�(パブリッシャー5社)�・2月21日 2社商談�(パブリッシャー 1社、ディベロッパー 1社)�・2月22日  5社商談  �(パブリッシャー 3社、ディベロッパー 2社)��GDC会場外総商談数  22社(政府機関含む)�パブリッシャーとの商談 10社�ディベロッパーとの商談  9社�政府機関との商談     3機関
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2.GDC2010 San Franciscoゲーム・コンベンションでの営業実例

GDCでの総商談数パブリッシャーとの商談 22社ディベロッパーとの商談 46社その他政府機関、QA会社等 12社

総商談数 約80社

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
5.GDC でのナウプロダクションとしてのビジネス活動 GDCでの総商談数��パブリッシャーとの商談 26社�ディベロッパーとの商談 29社�政府機関との商談     3団体��総商談数  58社(政府機関含む)
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2.GDC2010 San Franciscoゲーム・コンベンションでの営業実例

商談した主な欧米パブリッシャー・EA・Activision・UBISOFT・Activision Blizzard・Warner Brothers・Disney Interactive Studios・SCEA・Microsoft Games Studio USA・THQ・SCEE・Atari Global Publishing

・Majesco Entertainment・Ignition Entertainment・505 Games・Konami Digital Ent. America・Take 2・2K Games・D3PA・Zoo Publishing・Koch Media・Square Enix Europe(旧Eidos)

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
5.GDC でのナウプロダクションとしてのビジネス活動� ― 実際このリスト内のパブリッシャーと契約を結び、現在コンソールゲーム制作中。 商談した主なパブリッシャー�・EA�・Activision�・UBISOFT�・Vivendi Universal�・Warner Bros.�・Disney Interactive Studios�・Atari Global Publishing�・SCEA�・THQ Inc.�・Eidos UK�
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2.GDC2010 San Francisco

欧米ゲームパブリッシャーの現状(最新ビジネス商談の場から)

欧米大手ゲームパブリッシャー

経済状況悪化

→人気のあるライセンス→確実な回収が見込めるタイトルにシフト傾向→新規IPに対する保守化傾向→開発費10億円~25億円ラインの販売枚数がミリオンでも結果利益が出ないタイトルの開発中止→よりすぐれたディベロッパーを選ぶ傾向→ワールドワイドでのゲーム制作最適化の更なる進化(コスト削減必要。東南アジア、東欧ディベロッパーへオーダー増加)

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2.GDC2010 San Francisco欧米ゲームパブリッシャーの現状

(最新ビジネス商談の場から)

欧米大手ゲームパブリッシャー

欧米ゲームソフト店頭販売市場が2009年に失速

→Wiiの売上がソフトによっては前年同月比50%ダウン→Wii、DS単体タイトルは小売価格低下、販売枚数低下、売上利益大幅減→子供向けタイトルのPS3、360の販売期待予測が外れ、販売枚数が伸びず→PS3の販売枚数は欧州で上がっている→案件の精査が厳しくなった。リードタイムの短縮化→より利益が高い、安全なタイトル開発、発売へシフト

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2.GDC2010 San Francisco欧米ゲームパブリッシャーの現状(最新ビジネス商談の場から)

欧米大手ゲームパブリッシャー

特徴・クロス・プラットフォーム案件のニーズの高さ、恒常化

・ランセンス、版権物ゲームタイトルの恒常的な多さ

・Wiiの寿命の懸念。2011年度以降発売のWiiタイトルに関しては慎重

・Wii2の発売可能性のうわさが2011年。2010年Q4以降のWiiタイトル手控え

・DS2の発売可能性が2010年年末とほぼ特定されていた。 2010年のDSタイトル手控え。DS2の開発が既に開始されている

・PS3、XBOX360の寿命は2013年ぐらいまで延びるとの予測

・PS2の市場の終焉(ただし念のため、現在製作中のクロス・プラットフォーム開発に入れている場合有り)

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2.GDC2010 San Francisco欧米ゲームパブリッシャーの現状

(最新ビジネス商談の場から)

欧米大手ゲームパブリッシャー

その他、パブリッシャーの傾向

-クロス・プラットフォーム案件にi Phone, i Padのリクエスト増加。ただしFacebook、OpenFeit等SNSとのリンク、インセンティブ設定等有り

-制作タイトル予算の中間層減少。低めか高めが増加

-各パブリッシャーとも家庭用プラットフォーム以外が増加したことにより方向性、志向性にばらつきが激しい。確信を持ってではなく、資本関係関連企業により志向性、傾向が出たりしている。全体的に決めうちに近い行動バターンが多く見られる

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2.GDC2010 San Francisco欧米ゲームパブリッシャーの現状

(最新ビジネス商談の場から)

欧米中小ゲームパブリッシャー

経済状況悪化

→安価でも比較的人気のあるライセンス→プラットフォーム予測が一転。苦戦が続く→回収が予測出来るタイトルにシフト→新規IPに対する保守化傾向

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2.GDC2010 San Francisco欧米ゲームパブリッシャーの現状(最新ビジネス商談の場から)

欧米中小ゲームパブリッシャー

欧米ゲームソフト店頭販売市場が2009年に失速

→Wiiの売上がソフトによっては前年同月比50%ダウン→Wii、DS単体タイトルは小売価格低下、販売枚数低下、売上利益大幅減→今まで躊躇していたPS3、360へのシフト→PC、I Phone、ダウンロードゲームへのシフト顕著→案件の精査が厳しくなった。リードタイムの短縮化→自社出資開発の中止。買付けへの更なるシフト

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2.GDC2010 San Francisco欧米ゲームパブリッシャーの現状(最新ビジネス商談の場から)

欧米中小ゲームパブリッシャー

特徴・クロス・プラットフォーム案件のニーズが高くなっている(大規模プロジェクトは少ないが、PS3、360含む事が多くなった。PCニーズ高い。)

・Wiiの寿命の懸念。2010年度以降発売のWiiタイトルに関しては非常に慎重

・Wii2の発売可能性のうわさが2011年。2010年Q4以降のWiiタイトル手控え

・DS2の発売可能性が2010年年末とほぼ特定されていた。 2010年のDSタイトル手控え。DS2の開発が既に開始されている

・Wii、DSの2プラット・フォーム案件が減少

・中規模パブリッシャーの苦戦継続

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2.GDC2010 San Francisco欧米ゲームパブリッシャーの現状

(最新ビジネス商談の場から)

欧米中小ゲームパブリッシャーパブリッシャーの傾向

-浮き沈み、企業業績変動が多い。結果方向性変化が多く、継続した営業、情報活動が無いと各社の動向が見えにくい

-概して保守的で、受託、自社IP提案受け入れ確率は下がっており、敷居は高くなっている

-企業業績が悪いと商談設定が難しくなり、1年間アポが全く取れないことも

-各パブリッシャーとも家庭用プラットフォーム以外が増加したことにより方向性、志向性にばらつきが激しい。確信を持ってでなく、決めうちに近い行動バターンが顕著

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2.GDC2010 San Francisco海外ディベロッパーの動向、現状

(最新ビジネス商談の場から)

海外ディベロッパーの動向、現状

-欧州ディベロッパーはWii Ware、DSi Ware、PC、SNS系アプリ等へのシフトが顕著。自社IP Publishingへのシフト顕著。欧州パブリッシャーの苦戦がこの状況を生んでいる

-北米ディベロッパーは欧米大手パブリッシャーの看板タイトルを製作しているディベロッパー以外は、XLA、PSN、Facebook、i Phone、PC等の開発割合を増加

-中国、アジアディベロッパーはDS、PSP移植、グラフィックアセット受託制作、SNS系アプリ(Mixi、Facebook等)、i Phone、PCブラウザー・ゲーム等を制作

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2.GDC2010 San Francisco海外ディベロッパーの動向、現状

(最新ビジネス商談の場から)

日本のディベロッパーより遥かに先を行く、海外ディベロッパーの人材像、戦略、ビジネス・スキーム

-言語の問題を確実にクリアーにしている。顧客に合わせた言語、担当者を確保、育成-制作、販売のワールドワイドでの最適化を常に実践-ビジネスマインドの成熟した人物が基本-担当者レベルでも企業経営意識、責任者意識が高い-未来志向の経営戦略-ワールドワイドの市場動向、技術革新に即したスピード感でビジネス経営

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2.GDC2010 San Francisco 商談、調査を終えて

日本のゲーム関連企業の危機感を更に実感

-世界的、相対的に小さくなる日本市場のみでの最適化-ドメスティック市場に依存したビジネス・スキーム-ビジネス・マインドが低く、事業推進、交渉に弱い-未来志向の経営戦略の欠如-新規開拓努力が少なく、共存共栄思考が無い、既存市場シェアの奪い合い-ワールドワイドでの市場動向、技術革新のスピードに全く追いつけていないビジネス経営

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Fun for the Future

プレゼンター
プレゼンテーションのノート
Fun for the Future