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TechnicalInformation
記載内容は、お断りなく変更することがあります。
UT750 カスタム演算 /UT75A ラダープログラム変換表
TI 05P01B41-03JA2013. 3 2 版(YK)
TI 05P01B41-03JA
目次1. はじめに ................................................................................. 12. ラダープログラム用レジスタ................................................ 23.UT750 カスタム演算を UT75A ラダーに置き換える実例 ..... 44. 変換表 .................................................................................... 7
TI 05P01B41-03JA
1.はじめに 1
2013.03.07-00
1. はじめに
UT750をお使いの皆様へ
UTAdvancedシリーズでは、UT750のカスタム演算機能をラダープログラムで実現しています。UT750のプログラムを、新たにUT75Aのラダープログラムを作成して再構築する必要があります。
本書は、UT750のカスタム演算命令を、UT75Aのラダープログラムに置き換えるための命令の互換性について説明しています。
再構築の際のご参考にご使用ください。
LL50Aの操作方法は、LL50Aユーザーズマニュアル(IM 05P05A01-02JA)をご参照ください。
UT75AとUT750の違い注意点
UT75Aのラダーは実量で演算できます– UT750は内部値0-30000を意識してカスタム演算を作成する必要がありました。そのために内部値/表示値変換モジュールがありましたが、UT75Aでは不要です。
ユーザパラメータ名称– UT750ではU1~U8– UT75AではP01~P30
Iリレーの種類– UT750のオンステータス(I193~I384)、オフステータス(I385~I576)は、ステータスが変化したとき1制御周期の間オンになります。
– UT75Aではステータスの変化を示すIリレーはありません。ラダー命令DIFU,DIFDで生成して下さい。
TI 05P01B41-03JA
2
2.ラ
ダープログラム用レジスタ
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2. ラダープログラム用レジスタ
入力機能ブロックで使用する主なラダープログラム用レジスタ
TI 05P01B41-03JA
2.ラダープログラム用レジスタ
3
2013.03.07-00
出力機能ブロックで使用する主なラダープログラム用レジスタ
TI 05P01B41-03JA
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3.UT750
カスタム演算をUT75A
ラダーに置き換える実例
2013.03.07-00
3. UT750カスタム演算をUT75Aラダーに置き換える実例
UT750カスタム演算をUT75Aラダーに置き換える実例(1/3)
2系統の流量を加算し、PV値として表示する例です。
+
入力10.0~250.0 L/min 0.0~500.0 L/min
入力2
PV値
0.0~500.0 L/min
0.0~250.0 L/min
0.0~1000.0 L/min
UT750
0.0~500.0 L/min
0.0~250.0 L/min
0.0~1000.0L/min
UT75A
TI 05P01B41-03JA
3.UT750
カスタム演算をUT75A
ラダーに置き換える実例
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UT750カスタム演算をUT75Aラダーに置き換える実例(2/3)
UT750カスタム演算の場合
0.0~250.0 L/min 0.0~500.0 L/min
0.0~1000.0 L/min
AIN3×500/1000
AIN1×250/1000
モジュール1出力+モジュール2出力
PV入力
15000=30000×500/10007500=30000×250/1000
22500=7500+15000
入力ブロック
TI 05P01B41-03JA
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3.UT750
カスタム演算をUT75A
ラダーに置き換える実例
2013.03.07-00
UT750カスタム演算をUT75Aラダーに置き換える実例(3/3)
UT75Aラダー演算の場合
入力ラダー演算
PV入力レジスタ
AIN4入力レジスタ
PV値用レジスタ
4. 変換表
TI 05P01B41-03JA
4.変換表
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4. 変換表
変換表 No.1~11UT750 カスタム演算 UT75A ラダープログラム
No 記号 モジュール名称 対応命令 解説1ADD 加算 ADD2SUB 減算 SUB3MUL 乗算 MUL4DIV 除算 DIV5ABS 絶対値 ABS6RECIPRO 逆数 RECIPRO
7MINMAXAVE自動選択MAXMINAVESUB
8MAXHOLD 最大値保持 MXHD19MINHOLD 最小値保持 MNHD1
10HOLD 保持 複数命令で対応
ロード命令とデータ転送命令を使用して作成してください例: Di1 OFFでPV値保持
11SWITCH スイッチ 複数命令で対応
ロード命令とデータ転送命令、ロードノット命令とデータ転送命令を使用して作成してください例: Di1 OFFでP01入力をリモートSP値にする
Di1 ONでP02入力をリモートSP値にする
TI 05P01B41-03JA
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4.変
換表
2013.03.07-00
変換表 No.12~15UT750 カスタム演算 UT75A ラダープログラム
No 記号 モジュール名称 対応命令 解説12LIMIT リミッタ LIMIT13CONST 定数 MOV Kパラメータに固定定数を設定して、目的のパラメータに固定値を代入します。
14AND 論理積 複数命令で対応
ロード、アンド命令を使用して作成してください例:
15OR 論理和 複数命令で対応
ロード、オア命令を使用して作成してください例:
TI 05P01B41-03JA
4.変換表
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2013.03.07-00
変換表 No.16~18
UT750 カスタム演算 UT75A ラダープログラム
No 記号 モジュール名称 対応命令 解説
16XOR 排他的論理和 XOR_B
17NOT 否定 NOT_B
18LATCH ラッチ 内部(M)リレーと複数命令で対応
Mリレーを前回値および出力値として使用します。例:
TI 05P01B41-03JA
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4.変
換表
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変換表 No.19~22
UT750 カスタム演算 UT75A ラダープログラムNo 記号 モジュール名称 対応命令 解説
19GT 大なり 内部(M)リレーと複数命令で対応
Mリレーを前回値および出力値として、GEF, LTF命令でSET, RSTしてください。例:
20LT 小なり 内部(M)リレーと複数命令で対応
Mリレーを前回値および出力値として、LEF, GTF命令でSET, RSTしてください。
21DCOUNTER 減算カウンタ 複数命令で対応
基本機能はCNTで実現。カウント入力を両エッジにするにはDIFU,DIFDを使用。自動初期化はカウントアウトリレーCNT1を次周期にリセット入力に入れる。カウンタ現在値はCOUNTER1を参照。
22COUNTER カウンタ DATと複数命令で対応
基本機能はADDで実現。DATに1加算。カウント入力を両エッジにするにはDIFU,DIFDを使用。
TI 05P01B41-03JA
4.変換表
11
2013.03.07-00
変換表 No.23~29
UT750 カスタム演算 UT75A ラダープログラムNo 記号 モジュール名称 対応命令 解説23EQ 一致 IRNGF24NEQ 不一致 ORNGF25RANGE 範囲 IRNGF
26DELAY ディレイ 複数命令で対応
DATとMOV命令2個例: Di1の状態を1制御周期遅らせてM01出力する。
27ANDW ロングワード論理積 AND UT750は32bitUT75Aは16bit
28ORW ロングワード論理和 OR UT750は32bitUT75Aは16bit
29SHIFT ワードシフトRSFTLSFTSFT
UT750は32bit、符号指定ありUT75Aは16bit、RSFT,LSFTは符号指定なし
TI 05P01B41-03JA
12
4.変
換表
2013.03.07-00
変換表 No.30, 31
UT750 カスタム演算 UT75A ラダープログラムNo 記号 モジュール名称 対応命令 解説
30SUM 積算 DATと複数命令で対応
UT750のP1初期化フラグ: DATに初期値(UT750のIN2)をMOVDAT=DAT+加算値(UT750のIN1)UT750は32bit整数UT75Aは32bit浮動小数点数
31TIMER タイマ 複数命令で対応
基本機能はCNTで実現。特殊リレーのクロックを使用してください。初期値はKレジスタまたはPレジスタを使用。自動初期化はタイムアウトリレーTIM1を次周期にロードノットする。例: 自動初期化フラグOFF時
TI 05P01B41-03JA
4.変換表
13
2013.03.07-00
変換表 No.31(つづき)
UT750 カスタム演算 UT75A ラダープログラム
No 記号 モジュール名称 対応命令 解説
31TIMER タイマ 複数命令で対応
(前ページのつづき)例: 自動初期化フラグON時
TI 05P01B41-03JA
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4.変
換表
2013.03.07-00
変換表 No.32~41
UT750 カスタム演算 UT75A ラダープログラム
No 記号 モジュール名称 対応命令 解説
32CHGLMT 変化率制限 CLMT
33PLINE1 折線近似1 PLN1折線近似はPLN1折線バイアスはできません。バイアス値を加味した折れ線近似テーブルを使用してください。
34PLINE2 折線近似2 PLN2折線近似はPLN2折線バイアスはできません。バイアス値を加味した折れ線近似テーブルを使用してください。
35ILINE1 逆折線近似1 ILN1
36ILINE2 逆折線近似2 ILN2
37CURVE1 曲線近似1 PLN21 UT750は曲線近似UT75Aは20折線
38CURVE2 曲線近似2 PLN22 UT750は曲線近似UT75Aは20折線
39RATIO 比率 RATIO
40FILTER 一次遅れフィルタ FLTR
41EUCONV EUレンジ変換 対応命令なし UT75Aは内部データ(0-30000)を使用していないので、EUレンジ変換は不要です。
TI 05P01B41-03JA
4.変換表
15
2013.03.07-00
変換表 No.42~54
UT750 カスタム演算 UT75A ラダープログラム
No 記号 モジュール名称 対応命令 解説
42SELECT2 2入力切替 対応命令なし UT75Aでは制御モードを二入力切替制御に設定してください。
43TMPHUM 温湿度演算 TMPHUM
44SQR 開平演算 SQT
45CHGDET 変化検知 DIFU、DIFD
46OUTSEL1 ループ1制御出力選択1 対応命令なし 出力種類選択パラメータ(OT)で設定してください。
47OUTSEL11 ループ1制御出力選択11 対応命令なし 出力種類選択パラメータ(OT)で設定してください。
48OUTSEL12 ループ1制御出力選択12 対応命令なし 出力種類選択パラメータ(OT)で設定してください。
49OUTSEL13 ループ1制御出力選択13 対応命令なし 出力種類選択パラメータ(OT)で設定してください。
50OUTSEL14 ループ1制御出力選択14 対応命令なし 出力種類選択パラメータ(OT)で設定してください。
51OUTSEL2 ループ2制御出力選択2 対応命令なし 出力種類選択パラメータ(OT)で設定してください。
52OUTSEL21 ループ2制御出力選択21 対応命令なし 出力種類選択パラメータ(OT)で設定してください。
53OUTSEL22 ループ2制御出力選択22 対応命令なし 出力種類選択パラメータ(OT)で設定してください。
54OUTSEL23 ループ2制御出力選択23 対応命令なし 出力種類選択パラメータ(OT)で設定してください。
TI 05P01B41-03JA
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4.変
換表
2013.03.07-00
変換表 No.55~66
UT750 カスタム演算 UT75A ラダープログラム
No 記号 モジュール名称 対応命令 解説
55DISPCHG 表示値変換 対応命令なし UT75Aは内部データ(0-30000)を使用していないので、表示値変換は不要です。
56PARASET パラメータ設定 MOV MOV命令の転送先にパラメータを指定してください。
57DISP1 データ表示1 対応命令なし UT75Aのカスタム画面機能をご使用ください。
58DISP2 データ表示2 対応命令なし UT75Aのカスタム画面機能をご使用ください。
59EXRDO 特殊DO出力 対応命令なし
60OUTSET1 出力端子設定1 対応命令なし 出力種類選択パラメータ(OT)で設定してください。
61OUTSET2 出力端子設定2 対応命令なし 出力種類選択パラメータ(OT)で設定してください。
62TCOMP 流体温度補正 TCMP1
63PCOMP 流体圧力補正 PCMP1
64PLINE3 折線近似3 PLN3
65PLINE4 折線近似4 PLN4
66(欠番です) - - -
TI 05P01B41-03JA
4.変換表
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2013.03.07-00
変換表 No.67~78
UT750 カスタム演算 UT75A ラダープログラム
No 記号 モジュール名称 対応命令 解説
67DED 無駄時間 DED
68MAV 移動平均 MAV
69MSELECT マルチセレクタ 複数命令で対応 IRNGF, RATIO
70ECOUNTER エッジカウンタ 複数命令で対応 基本機能はADD/SUBで実現。カウント入力を両エッジにするにはDIFU,DIFDを使用。
71ETIMER エッジタイマ 複数命令で対応 基本機能はTIMで実現。特殊リレーのクロックを使用してください。
72ECHGDET エッジ変化検知 DIFU、DIFD
73SQR2 開平演算2 SQTE
74FLWSUM 流量積算 対応命令なし
75CPO 積算パルス出力 CPO
76BCD BCD変換 BCD
77XORW ロングワード排他的論理和 XOR UT750は32bit
UT75Aは16bit
78DATASAVE データ保存 対応命令なし PレジスタにMOV
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i
技術資料 改訂情報資料名称 : UT750 カスタム演算 /UT75A ラダープログラム変換表
資料番号 : TI 05P01B41-03JA
2013年2月/初版新規発行
2013年3月/2版UT75Aと UT750 の違い注意点追加ブロック図追加カスタム演算からの変換実例追加変換表にラダー図追加
■著作者 横河電機株式会社■発行者 横河電機株式会社 〒 180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
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本 社関 西 支 社東 北 支 店千 葉 支 店豊 田 支 店中 部 支 店北 陸 支 店中 国 支 店水 島 支 店九 州 支 店北 九 州 支 店
0422-52-555506-6341-1330022-243-44410436-61-13880565-33-1611052-684-2000076-258-7010082-568-7411086-434-0133092-272-0111093-521-7234
〒180-8750 〒530-0001〒982-0032〒299-0111〒471-0027〒456-0053〒920-0177〒732-0043〒710-0826〒812-0037〒802-0003
東 京 都 武 蔵 野 市 中 町 2 - 9 - 3 2大阪府大阪市北区梅田2-4 -9(ブリーゼタワー21F)仙 台 市 太 白 区 富 沢 1 - 9 - 7千 葉 県 市 原 市 姉 崎 8 6 7豊田市喜多町2-160(コモ・スクエア・ウエスト7F)名 古 屋 市 熱 田 区 一 番 3 - 5 - 1 9金沢市北陽台2 - 3(金沢テクノパーク内)広 島 県 広 島 市 東 区 東 山 町 4 - 1岡 山 県 倉 敷 市 老 松 町 3 - 7 - 1 0福岡市博多区御供所町3-21(大博通りビジネスセンター7F)北九州市小倉北区米町2-2-1(新小倉ビル6F)
本 社 0422-52-0439 〒180-8750 東 京 都 武 蔵 野 市 中 町 2 - 9 - 3 2
北 海 道 サ ー ビ ス セ ン タ ー東 北 サ ー ビ ス セ ン タ ー鹿 島 サ ー ビ ス セ ン タ ー東 部 サ ー ビ ス セ ン タ ー東 関 東 サ ー ビ ス セ ンタ ー東 京 サ ー ビ ス セ ン タ ー新 潟 サ ー ビ ス セ ン タ ー北 陸 サ ー ビ ス セ ン タ ー静 岡 サ ー ビ ス セ ン タ ー
0144-72-8833022-743-57510299-93-3791048-620-14140436-61-2381044-266-0106025-241-2161076-293-12200545-51-7138
中 部 サ ー ビ ス セ ン タ ー四 日 市 サ ー ビ ス セ ン タ ー京 滋 サ ー ビ ス セ ン タ ー関 西 サ ー ビ ス セ ン タ ー姫 路 サ ー ビ ス セ ン タ ー岡 山 サ ー ビ ス セ ン タ ー中 国 サ ー ビ ス セ ン タ ー四 国 サ ー ビ ス セ ン タ ー九 州 サ ー ビ ス セ ン タ ー
052-684-2020059-351-8187077-521-1191072-224-2221079-224-6006086-434-01500834-21-32000897-33-1717093-551-0443
Aug '10
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