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採用案内2019 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT 〒163-0921 東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス21階 電話:03-5320-6952~4 E-Mail [email protected] 東京都人事委員会事務局試験部試験課 (30) 14 東京都職員採用公式ホームページ http://www.saiyou2.metro.tokyo.jp 本誌に掲載されていない職員の声や職種、イベント情報など、東京都庁に ついて理解を深めることができるサイトです。ぜひともチェックしてください! 理系のシゴト http://www.saiyou2.metro.tokyo.jp/technology/ 技術職の現場がのぞける!理系学生向けスペシャルコンテンツを公開中! @to_ jinjiiinkai 東京都庁の試験情報やイベント情報などを発信しています。 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT PERSONNEL COMMISSION

TOKYO M E T R OPOLI T A N G O V E R N MENT · > ; º tokyo m e t r opoli t a n g o v e r n ment ß y f n ý sà b ý s ý sÞÊæµ ? é & .bjm4 !tfdujpo nfusp uplzp kq

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採用案内 2 0 1 9

TOKYOMETROPOLITANGOVERNMENT

〒163-0921 東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス21階

電話:03-5320-6952~4

E-Mail:[email protected]

東京都人事委員会事務局試験部試験課

(30)14

東京都職員採用公式ホームページhttp://www.saiyou2.metro.tokyo.jp本誌に掲載されていない職員の声や職種、イベント情報など、東京都庁について理解を深めることができるサイトです。ぜひともチェックしてください!

理系のシゴトhttp://www.saiyou2.metro.tokyo.jp/technology/技術職の現場がのぞける!理系学生向けスペシャルコンテンツを公開中!

@to_ jinjiiinkai

東京都庁の試験情報やイベント情報などを発信しています。

TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT PERSONNEL COMMISSION

TOKYO

METROPOLITA

NGOVERNMENT

INTERVIEW

LIFE WORK BALANCE

DAY SCHEDULE

多様な人材で支えられている東京都

WORK GUIDE

PERSONNEL SYSTEM

先輩職員が語る!試験体験談

平成30年度職員採用試験(選考)実施状況

平成31年度(2019年度)採用試験(選考)に関する情報

P03

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P26

東京を想う力が

未来をつくる力になる。

東京と日本の成長を止めてはならない。

こうした想いのもと、東京は首都の使命として、日本の発展を主導していきます。

そして、さらなる未来への新たな一歩を踏み出そうとしているところです。

安全・安心・元気な「セーフ シティ」

誰もがいきいきと生活できる、活躍できる「ダイバーシティ」

世界に開かれた、環境先進都市、国際金融・経済都市「スマート シティ」

「人」と「人」とのつながりの中で力を発揮できる環境を築き、東京の活力を高め、

「新しい東京」の実現に向けて取り組んでいきます。

「新たな時代の輝かしい未来を切り拓く」決意と

「自らの取組で新しい東京をつくっていく」気概。

これらを胸に都民のため、東京のため、

そして首都の使命として日本全体のため、

ともに東京の未来をつくっていきましょう。

TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT01 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT 02

TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT03 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT 04

主 事

主 任

課長代理

統括課長代理

課 長

部 長

局 長

主 事

主 任

課長代理

統括課長代理

課 長

部 長

局 長平成26年入都 群馬県出身

芝宮 麻結水道局 多摩水道改革推進本部 立川給水管理事務所 施設課

※職員の所属等は平成31年1月時点の情報です。

主事/機械職

志望動機

大学では機械システム工学を専攻し、車椅子の電動自動化に関する研究を行っていました。入学当初から大学院への進学よりも就職を希望していましたが、せっかく大学に入ったので4年間精一杯勉強しようと思い、結果的に首席で卒業することができました。その後、自動車関係の会社に就職し、自動車の衝突解析に関する仕事を行っていましたが、休日が安定しておらず、実家からも遠かったため、将来を考えると長く働き続けることは少し難しいと感じ、転職を考えました。もともと転職先として、都庁は考えていなかったのですが、たまたま知人に勧められ調べてみると、休暇制度を含め福利厚生が充実していることや、実家からの距離が近かったことから、これなら長く働くことができると思いました。また、機械職として採用されると、大学で学んできたことを生かせると考えたことも都庁を選んだ大きな要因です。

長く働くことを考えた結果が都庁だった。

職場の雰囲気

担当する施設数が多く、それぞれ使用している設備が異なるため、まだまだ覚えることがたくさんあり、苦労することも多いです。しかし、現在の職場は比較的若手職員が多く、気軽に質問しやすい雰囲気があるので安心感は大きいです。そして、上司が若手の意見にも耳を傾けてくれる雰囲気もあります。例えば、今年、多数ある水源や浄水所などを点検等で現場に行く際、訪問する順番の見直しを提案し、より効率的に業務が行えるようにしました。結果的に、職員だけでなく、一緒に仕事を行う業者の方にも非常に喜んでいただけました。この他にも提案が活用される機会があり、積極的に自ら動ける環境なので、色々とやってみようと挑戦することができます。スケジュールを調整して、長期の休みを取るなどプライベートも充実しています。今後も、ライフ・ワーク・バランスを大切にしながら、将来的には入都時にいた浄水場のような大きい施設でもう一度働いてみたいです。

若手の意見が生きる職場。

業務内容と働いてみてのギャップ

入都後は金町浄水場に配属され、2年目に立川給水管理事務所に異動となり、西東京エリアの水道設備の維持管理業務を担当しています。西東京エリアには、約280 基の井戸が存在します。私の主な仕事は、その井戸の水をくみ上げ、飲める状態にするために、小規模浄水施設における電気設備の保守点検や、補修・更新をすることです。古い施設も多く、老朽化に伴って機械を新しくする必要があり、専門業者と協力をしながら仕事を行います。設計段階では、何度も現場へ行き、水配

自ら動くことが、自らの成長につながる。

運用条件や予算等を満たす仕様かよく確認した上で、機器の選定や工事範囲、条件等を検討していきます。その後、施工に移っていくのですが、設計段階も含め、働いてみて感じたギャップは、実際に現場へと足を運ぶ機会が多いということでした。前職では仕事のほとんどがデスクワークでしたが、現在は1年の半分ほどは外に出ていると思います。実際に現場に出て自分の目で設備を見ることは勉強にもなりますし、そこで得た知識は、今後設計の時にも反映できるので、自身の成長に大きくつながると感じています。

長く働ける環境で、

自分の強みを生かす。

平成27年入都 埼玉県出身

早川 陽平環境局 環境改善部 計画課

※職員の所属等は平成31年1月時点の情報です。

主事/事務職

志望動機

大学のゼミで環境について学んだことがきっかけで、環境分野に関する仕事をしたいと考えるようになりました。都庁は、「ディーゼル車規制」やCO2の「総量削減義務と排出量取引制度(キャップ&トレード)」など環境分野における非常に先駆的な取組を行っていることに、興味をひかれました。一方で、学生時代に学習したことは、長い人生でみたらごくごく限られた知識であり、環境分野以外にも、自分のやりたいことを社会に出てから見つけて、経験したいという思いも持っていました。都庁の場合、大都市を舞台にするものから、多摩地域や島しょ地域などの大自然を相手にするものまで、非常にバラエティーに富んだフィールドが広がっていると思います。その中で働くことで未知の分野に携わることができ、チャレンジし続けることができるという環境は、私にとってまさに理想的な場所だと感じ、最終的に都庁への就職を決めました。

将来が広がり続けるフィールド。

職場の雰囲気

これまで特に印象に残っている仕事のひとつは、環境に関する国際会議「きれいな空と都市 東京フォーラム」の企画・調整です。この会議は、世界22都市が参加し、大気汚染等の大都市共通の環境課題について、情報を共有し、議論するというものでした。会議の開催日が迫る中、部署全体のチーム力を生かしながら、国際的なイベントに関われたことは、大変貴重な経験になりました。都庁では事務職の他にも技術職や様々な専門職種の職員と働くことになりますが、このような人材の多様性は非常に魅力的な点だと思います。他の職種の職員と共に働くことも多く、様々な視点やそれぞれの専門性を生かしながら、仕事を進めることの大切さを学ぶことができます。また、若手のうちから責任の大きな仕事を任されることも多いですが、頼りになる先輩やベテランの方に相談をしながら、仕事を進めて行きます。そのような環境を生かし、自分の可能性を広げるために、貪欲に知識を吸収する姿勢を大事にしていきたいです。

チームだから成長できる。

業務内容と働いてみてのギャップ

現在は、大気汚染や騒音振動、悪臭、土壌汚染、自動車公害に関する環境施策の企画・調査・調整を担当しています。例えば、近隣県市と協力して大気汚染対策を実施するために、関係自治体を集めて会議を開催し、実効性のある施策の実施に向けて検討するなど、事業が円滑に進むよう他の自治体等の関係部署との調整を行っています。都庁内の職員だけでなく、他自治体の職員や時には海外からの視察対応など様々な人と関わることが多いため、非常に刺激的な毎日を送っています。入都する前は、

全く同じ仕事なんてない。

公務員の仕事はルーティンが多いというイメージがありましたが、そんなことはありません。どの職員も常に世の中の動きに合わせ、都民にとって何が最善かを考えながら仕事をしています。また、継続して行っている仕事についても、長期的な影響を見据え、常にバージョンアップをしながら、スピード感を持って仕事をしています。その意味では、全く同じ仕事なんてないと思います。

人も仕事も関わりが多いほど、

より成長していく。

TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT05 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT 06

主 事

主 任

課長代理

統括課長代理

課 長

部 長

局 長

主 事

主 任

課長代理

統括課長代理

課 長

部 長

局 長

主任/土木職

教える立場だからこそ、

学べることがある。

平成23年入都 東京都出身

日髙 ちはる下水道局 計画調整部 事業調整課

※職員の所属等は平成31年1月時点の情報です。

主任/電気職

都民の日常を支える

電気のスペシャリストへ。

平成25年入都 東京都出身

秋葉 一記交通局 車両電気部 馬込車両検修場車両計画区

※職員の所属等は平成31年1月時点の情報です。

主事との違い

大学では、電気電子工学科で送配電系統に関する研究を行っていました。就職活動では電機系のメーカーなども視野に入れていましたが、製品の設計を専門的に行うのではなく、実際に自分の手で運用に携わりたいと考えるようになり、電気設備を使用する現場を多く持っている都庁を志望しました。また、都庁の業務の幅広さにも魅力を感じました。交通局の場合だと、車両部門に加え電力部門や信号通信部門などの分野もありますし、将来的には異動を通じて、多くの局を経験できるため、幅広いキャリアプランを持つことができます。入都時は下水道局に配属され、3年目に主任選考に合格した後、現在の交通局に異動しました。主任に昇任したからといって、仕事に対する取組み方に大きな違いはありません。しかし、若手職員に対して自らの経験に基づいたアドバイスを行ったり、課長代理に対して業務がより良くなるよう提案したりと、以前よりも組織全体を見渡しながら仕事を行うという意識が増したと思います。

より高い視点で物事を考える。

職場の雰囲気

車両検修場では、電気職として全体の調整やサポートをすることが自分の役割だと考えています。誰かをサポートするためには、その何倍もの知識が必要になるので、日々の勉強が重要であり、それが自らのスキルアップにもつながってくると思います。東京都には様々な電気職の配属部署がありますが、電気に対する基本的な考え方は同じで、別の部署でもこれまでの知識や経験を生かすことができます。例えば、現在の所属長は電気部門の職が長く、今回初めて車両部門に携わったそうなのですが、短期間で数多くの知識を吸収されていました。電気設備に関する現場作業についても高いレベルの技術を持っていて、大変尊敬しています。また、現場では、安全に作業を進めるために職員同士の密な連携が不可欠です。そのため、風通しが良く、思ったことをすぐに話したり聞いたりすることができる雰囲気になっています。今の職場はベテラン職員から多くの知識を学ぶことができ、とてもいい環境だと感じています。今後はトータルサポート力に加えて自分の得意分野をつくり、電気のスペシャリストを目指していきたいです。

コミュニケーションで現場を円滑に。

業務内容

現在所属している馬込車両検修場は、都営地下鉄浅草線の車両基地です。車両計画区、運用区、整備区の3区に分かれており、私は車両計画区を担当し、車両基地全体の設備管理に携わっています。車両検査を行うための設備関連の点検・運用・保守を行う部署だと考えていただくとイメージしやすいと思います。具体的な業務としては、車両点検

安全を守るための設備を守る。

台や電車の車輪を真円状に戻すための車輪転削盤、検車庫の大型シャッターなど、基地内の施設補修や改修などを行っています。その中には、車両機能試験器の管理といった仕事もあります。大変なことも多いですが、整備した車両に、電車好きな子供が楽しそうに乗っているのを見ると、やりがいを感じます。

業務内容

大学では、理工学部土木工学科に在籍しており、大学院時代も含めて橋梁の維持管理に関する研究を行っていました。そのため、橋や下水道管を新しく造るというより、それらを効率的に維持管理していくことに興味がありました。そこで、インフラの多くが高度経済成長期に建設され、現在更新作業を進めている東京都であれば、大学で学んだことを生かすことができると思い、都庁を志望しました。入都してからの4年間は建設局で道路の設計や工事の進行管理などを担当し、主任に昇任した5年目から、現在の下水道局へと異動しました。下水道局は、約16,000kmにも及ぶ下水道管や13箇所の水再生センター、83箇所のポンプ所など膨大な下水道施設を有しており、施設の老朽化などの課題があります。一方で、近年多発する豪雨への対応が求められており、質の高い下水道サービスを将来にわたり安定的に提供していくため、施設の老朽化対応と機能向上を同時に実現する再構築事業を進めています。私は、それらの事業に関して、経営計画に基づく予算原案の作成や事業の進行管理を担当しています。

都民の快適な暮らしを支える。

チューター制度について

都庁では、新規採用職員が安心して仕事に取り組むことができるように、チューターと呼ばれる先輩職員が1年間サポートします。私は、建設局時代にチューターの立場を経験しましたが、その際大切にしていたことは、どんなに忙しくても話を聞く姿勢を示すことです。私自身が採用された時、積極的に先輩へ質問できないタイプだったため、相談しやすい雰囲気づくりは何よりも大切だと考えていました。また、現在は、先輩職員として課の後輩に対して指導する立場になりましたが、できるだけ本人に試行錯誤してもらうことも意識しています。もちろん、困っていそうだと感じたら助け舟は出しますが、自分で考えたことは良い経験として必ず今後役に立つと思うからです。このように先輩職員として教える立場になることも増えましたが、後輩職員の疑問に対して正確に答えるためには、自分自身も日々勉強していくことが必要です。そのため、私にとっても色々なことを学ぶ良い機会になっています。このお互いに成長できる環境が、都庁で若手が活躍できる理由の一つになっていると思います。

後輩に教えることで自分自身も育っていく。

主事との違い

主任に昇任して感じた主事との違いは、自分の裁量で仕事を進められる点です。例えば、事業調整課では、建設改良工事の年間予算である約2,150億円をどのような方針に基づき配分するのかについて、他部署と調整を行いながら案を作成しています。その案を作

主事の時の経験に基づいて、仕事を行う。

成するために自らの主体的な判断により、スケジュールや打合せの設定を行います。主事の頃は、目の前の仕事をこなすだけで精一杯でしたが、主任となった現在は、主事の時に得た経験や知識を基に、より広い視野を持ちながら自分で大きな仕事を進められることにやりがいを感じます。

TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT07 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT 08

主 事

主 任

課長代理

統括課長代理

課 長

部 長

局 長

主 事

主 任

課長代理

統括課長代理

課 長

部 長

局 長

課長代理/建築職

円滑な意思疎通こそが

強いリレーションを生み出す。

平成26年入都 埼玉県出身

佐藤 達也都市整備局 東部住宅建設事務所 開発課

※職員の所属等は平成31年1月時点の情報です。

平成18年入都 宮城県出身

小野寺 静恵総務局 人事部 人事課

※職員の所属等は平成31年1月時点の情報です。

統括課長代理/事務職

誰もが活躍できる環境を

実現していく。

業務内容

新卒で入社した民間企業で、11年ほど施工管理の経験を積みました。そこで感じられるやりがいもありましたが、もっと社会的に大きな仕事に携わってみたいと思うようになり、都庁への転職を決意し、建築職として入都しました。入都から1~3年目は、建築指導業務や大規模都営住宅団地の建替計画業務を経験。そして、4年目に課長代理へ昇任すると同時に、現在の都市整備局東部住宅建設事務所の開発課へ異動となりました。当事務所では、管理課、折衝課、開発課、建設課及び設備課の5部署で、都内19区に立地する都営住宅の建替え計画から整備までを行っています。その中で開発課は、建て替える団地の選定・計画から、計画における関係部署との協議・調整、近隣住民の方々などへの説明、対外折衝等を行い、事業を進めるためのエンジン役を担っています。

都営住宅に安心と暮らしやすさを。

監督職としての難しさ

課長代理の職責は、チームのトップとして、担当者と協働し組織目標を達成していくことです。単に指示を出すのではなく、役職にとらわれず、お互いのキャリアを尊重し、意見を出し合って問題解決にあたることが重要だと考えています。チーム内の担当者は業務に精通したプロ職員が多いため、その能力をいかんなく発揮できる環境や悩みなどを気軽に相談できる雰囲気を醸成することを目指しています。そのため、コミュニケーションを積極的に図り、何でも言える風通しのよい環境づくりに注力しています。また、都の業務は、社会的に意義のあるスケールの大きなものであるため、常に、都民からの視線を意識して行動することを民間時代以上に心掛けなければならないと思っています。そのような大きな業務に携わっていることに誇りを持ち、今後も組織(チーム)が一丸となって都民の負託に応えるよう、まい進していきたいと思います。

言いたいことが言える環境づくり。

主任との違い

キャリア活用採用選考に合格しての採用だったため、東京都職員としては主事ではなく主任からスタートしました。主任だった頃は、入都して日が浅いということもあり、与えられた仕事に対して全力で取り組むという感覚でしたが、課長代理になってからは、個人のみでなく、組織目標の達成を重視した取組を求められるようになりました。特に、キャリア活用採用の場合、行政組織における経験が浅い中で課長代理として中核を担うことになるので、チーム

組織としてのミッション達成を目指す。

としていかに成果をあげていけば良いのか不安に感じる時期もありました。しかしながら、同僚のサポートや充実した研修制度のおかげでそうした不安は解消され、今は、最終目標に対する解決策を常に見据え、いかに時間のロスなく、スムーズに進められるかを考えマネジメントを行っています。

管理職を目指した理由

入都時は病院経営本部に配属され、6年目に主任に昇任しました。その後総務局に異動し、入都8年目に管理職選考を受け合格しました。管理職を目指したきっかけは、病院経営本部時代の課長に受験を勧奨されたことです。尊敬する課長の期待を嬉しく思い、応えたいと思いました。また私自身、様々なことに興味があったので、幅広く経験するために自分の可能性を少しでも広げておきたいとも考えました。実際、管理職候補となった後は、厚生労働省でライフ・ワーク・バランスや女性活躍推進に関する事業を担当したほか、民間企業(監理団体)で改正会社法対応や企業経営に関すること、人事・労務管理を担当するなど、大変貴重な経験ができています。

長い都庁人生に、幅広い可能性を。

目指す管理職像

これから先、育児だけでなく介護に関する問題も、より顕在化してくるのだと思います。育児や介護、障害など、様々な事情で勤務に制約がある職員も含め、これまで以上に誰もが活躍できる職場環境をつくらなければ、これからの組織運営は成り立っていかなくなるでしょう。そういった状況にも対応するため、職員それぞれの働き方の多様性を受け止め、生かすマネジメントができるようになることが今後の目標です。そのためにも、職員一人ひとりをよく理解しなければと考えています。どのような事情を抱えていて、何が得意で、何が苦手で、どの能力を伸ばしていくのがよいか。必要な配慮や調整をした上で個々の職員の能力を伸ばす。結果的に組織の業務効率もあがります。また自分自身も業務を効率的に進め、部下が相談しやすい「良い余裕」を持てるようになりたいです。直属の上司はもちろん、都庁内にはお手本となる先輩管理職が多くいて、様々な相談に乗ってもらっています。そのような先輩管理職を目指して、私自身、これからもたくさんのことを学んでいきたいです。

制約がある職員も活躍できる職場に。

監督職としての仕事

現在は、各局と連携しながら職員の研修等を企画する業務を行いつつ、それと並行して、監督職として部下のマネジメントも行っています。育成はもちろんのこと、仕事の進捗管理にも留意しています。その中で大切にしているのは、部下がずっと一人で考え込まないような環境づくりです。一つの仕事に悩む時間も大切ですが、悩み続ければ、それだけ労働時間が長くなってしまいます。しかし、最初から私も一緒に考え、意見してしまうと、なかなか部下の力は伸びません。そのあたりのバランスをうまく取ることが大切だと考えています。自分自身の繁忙期でも、「この日のこの時間はディスカッションしましょう」と、部下との時間

「成長」と「効率」のバランスを取りながら。

を定期的に作ることで、必ずフォローできる体制をとるように工夫しています。また、一緒に課題を解決しようとすると、私にはなかった視点からの意見も出てくるので、お互いに成長していくことができると感じています。

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主 事

主 任

課長代理

統括課長代理

課 長

部 長

局 長

主 事

主 任

課長代理

統括課長代理

課 長

部 長

局 長

課長/事務職

組織の未来を見据えた

マネジメントを。

平成15年入都 青森県出身

乙山 広恵病院経営本部 経営企画部 計画調整担当課長

※職員の所属等は平成31年1月時点の情報です。

昭和60年入都 東京都出身

奥山 宏二建設局 道路建設部長

※職員の所属等は平成31年1月時点の情報です。

部長/土木職

東京都は決して

立ち止まってはいけない。

都市づくりにおける部の役割

私が就職を考えていた当時は、バブル期に差し掛かる直前で、東京都を含め日本全体で、高速道路など大規模土木構造物が次々と出来上がっていました。もともと社会の役に立つ公共性の高い仕事がしたいという思いが強かったので、自治体の中で規模が大きく憧れのあった都庁を就職先として選びました。管理職となってからは、中野区の街づくり課長や都市整備局都市基盤部街路計画課長、下水道局西部第二下水事務所長、知事本局(現:政策企画局)政策担当部長などを経て、現在の建設局道路建設部長へと至ります。道路建設部の役割は、大きく分けて2つあります。1つは、都市の骨格を形成する都市計画道路の整備で、もう1つが、山間地域や島しょ地域の生活と産業を支える道路の整備です。自動車の流れを円滑化し、幹線道路に集約することで、住宅地の中の交通量を減らしたり、緊急時の輸送路を確保したりと、安全な街づくりを進めることができます。また、近年特に力を入れているのは、いわゆる「開かずの踏切」の解消です。道路整備の一環として、鉄道の一定区間を連続して高架化又は地下化することで、道路と踏切を立体的に交差させ、踏切を無くします。そうすることで、今まで北口・南口のように鉄道で分断されている街がつながり、駅前広場を造るなど、より暮らしやすい街を形成することができます。

より安全で、より暮らしやすい東京都へ。

目指す未来

大きな事業を達成するためには、やはり「進めること」を共通認識として持ち、行動することが重要だと思います。会議の際も「前に進めようじゃないか」という言葉を、全員が口にしています。そして、決めたことはとことん実行していく “前進力”が、これからの東京都には必要だと思います。もちろん、100点満点中、80点、60点しか進められないこともありますが、そこでギブアップするのではなく、時には柔軟に軌道修正してでも100点に近づけていくことが大事になってきます。そういったポジティブな思考を持った職員と、今後の東京都を盛り上げていきたいと考えています。また、都庁は若手の意見にもしっかりと耳を傾ける組織ですし、事業規模・技術面・金額面と全てがダイナミックなので、自分の力を試すには、とてもいい環境だと思います。是非、私たちと一緒により良い東京都をつくっていきましょう。

前に進む力で、道を拓く。

管理職として大切にしている事

管理職になってからは、「大胆かつ慎重」という思考・行動の基本理念を

「責任を取る」よりも、「覚悟を決める」。

大切にしています。管理職として、事業を進める準備段階では慎重に行動し、準備が整ったら大胆に行動をしていきます。東京都と都民にとって必要だと考えられる施策であれば、多少の反対意見があったとしても信念を持って説得し、その施策を進めていきます。そうした気概を持って仕事をすることが、この大都市をより良くしていくために必要だと思います。また、「仕事に降りかかるリスクは回避」し、「自分に降りかかるリスクは覚悟」することも、管理職として大事な資質です。仕事を進める際に、リスクの回避を考えることは当然です。しかし、それでもリスクが残っている場合、それに対して「責任を取る」という消極的な姿勢ではなく、「立ち向かう覚悟を決める」ことが、管理職として大切であると思います。

管理職を目指した理由

入都して8年目で管理職選考に合格しました。その後、課長代理として神奈川県庁で自然環境保全に関する業務を1年間、病院経営本部で病院の現場を2年間経験しました。そして、統括課長代理としてオリンピック・パラリンピック準備局で2年、関連団体の(公社)東京都障害者スポーツ協会で2年間過ごしました。現在は課長として病院経営本部経営企画部に所属していますが、もともとは管理職になることを考えていませんでした。というのも、入都から7年間所属していた主税局の仕事が好きだったことに加え、専門性も高かったので、この仕事を極めてみたいという気持ちが大きかったからです。しかしながら、やはり仕事の幅が広がることに対する魅力は強く、上司の勧めもあり、管理職選考を受けてみようと思いました。自分が困っている時に助けてくれた上司がそれぞれとても心に残っていて、その方たちへの憧れというのもあったと思います。自分の提案が受け入れられずに悩んでいた時、「すぐに大きな仕組みを変えられなくても、与えられた仕事の中で何をすれば一番貢献できるのかを考えることも大事。」と教えてくれた上司のおかげで仕事を頑張れたという経験もありましたから、そんな管理職になってみたいという想いもありました。

尊敬する上司に追いつけるように。

管理職として大切にしている事

人材育成の視点にも関連しますが、プロジェクトを円滑に進めるためにも適材適所を意識することは、管理職として大切なことです。データ分析が得意、資料作成が得意など、それぞれに得意な事を任せることで、想定以上の成果を出すことができたプロジェクトもありました。また、チーム力を十分に発揮するため、できるだけ直接顔を合わせて話すようにしています。日々のコミュニケーションを大切にすることで、「現場が仕事をしやすい環境をつくり、都民の方々の命を守る。」という根本の意識を共有しつつ、各々の様々な考えやアイデアを生かすことができます。今後は、一人ひとりに目配りができるマネジメントをこれまで以上に習得しつつ、都政のために大きな貢献ができるチームをつくっていきたいと思います。

会話が生む、チームの絆。

課長代理との違い

病院経営本部は、東京都に8つある都立病院の管理・運営を所管する組織です。行政的医療を適正に都民に提供することが、都立病院の

未来の東京都を担う人材の育成。

一番の役割。経営企画部では、それを実現するための中長期の経営計画の作成や、財政・人事に関わる企画、調整などを担っています。その経営企画部で、課長として取りまとめているのは、私を含め3人の少数精鋭チーム。プロジェクトの進行管理などはもちろんですが、課長代理の頃に比べると“人材育成”に関してより責任を感じるようになりました。その人がどういう仕事をして、どのようなスキルを持てばスムーズにキャリアアップすることができるのかを考え、いま必要な仕事を任せる。そういった道筋をきちんと示し、将来の東京都を担う礎をつくるための機会創出に努めています。

TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT11 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT 12

局長

都庁の役割とは、誰もが安心して暮らし、希望と活力を持てる

東京をつくること。東京都は住む場所であり働く場所でもあ

り、国内外から多くの方が訪れて楽しんでいただく場所でも

あります。そのどの場面から切り取っても良い街へとしていく

ためには、様々なことに取り組まなければいけません。また、

少子高齢化、人口減少といった社会的な課題は東京都も例

外ではありませんが、東京都は首都として日本の持続的成長

を牽引する、元気の源のような役割も担っていると思っていま

すので、街全体の活力が失われないよう多方面からの取組を

実施しているところです。

そういう意味では現在、東京2020オリンピック・パラリンピッ

ク競技大会(以下「東京2020大会」)の成功に向けて万全の

準備を進めてるわけですが、東京2020大会の成功がゴール

ではなく、大会を契機にさらなる成熟化へと導くためのレガ

シーを残していくことも大切だと考えています。

さらには、東京2020大会成功の先にある東京の未来への道

筋を明らかにし、「新しい東京」をつくるため、3つのシティの

実現に向けて全力で取り組んでいるところです。3つのシティ

とは、都市インフラの整備や更新をはじめ災害・防災対策等

を向上させ安全安心な街を目指す「セーフ シティ」。誰もがい

きいきと暮らし、活躍できる社会の実現を目指す「ダイバーシ

ティ」。快適な都市環境を創出するとともに、日本経済のエン

ジンとして持続可能な成長を続けるために金融・経済におい

て国際競争力を有し、魅力的な都市を目指す「スマート シ

ティ」の3つです。

オリンピック・パラリンピックはスポーツの祭典であるととも

に文化の祭典でもあります。1964年の東京大会では、今も残

る都市インフラといったハードの整備が進みましたが、今回は

ハードの面に加えてソフトの面でも価値のあるレガシーを後

世に残せるよう、様々な取組を行っています。例えば、東京都

では、今後の芸術文化振興を図るため、Tokyo To kyo

FESTIVALと銘打って、様々な文化事業を展開しています。

東京は、古くから日本に根付く伝統文化のみならず海外から

の芸術やアニメ、ゲームといった日本発の先鋭的な文化など、

多彩な文化に満ちた都市です。文化振興事業にも携わる私ど

も生活文化局では、この多様な文化を一部の人だけが楽しむ

のではなく、より多くの方々が身近に感じられるような仕組み

づくり、そして日常的に楽しんでいただくための仕掛けづくり

を推進しているところです。

また、東京2020大会に向けたボランティアの育成も行われて

いますが、生活文化局では今大会を機にボランティア文化の

定着もレガシーの一つとして残せるよう、取り組んでいます。

東京2020大会成功の先に、「新しい東京」づくりを目指す

世界に誇る東京の多様な文化を、価値あるレガシーとして活性化

東京都には、学歴や性別問わず公平な評価をする任用制度が

整っています。言い換えるならば、誰もが活躍できる環境が整っ

ているということです。「働き方改革」も積極的に実践しており、

時差勤務やフレックスタイム、テレワークなど、男女問わず子育

てや介護と仕事の両立がしやすい制度を導入しています。

私も出産で1年近く産休・育休をとり、復帰後も育児とやりくり

しながら仕事をする期間が続きましたが、約20年前のその当時

でも、制度だけでなく職場風土にも助けられて乗り切ることが

できました。今はさらに環境が整っています。

これらに加えて、私自身が東京都で働く上でとても良い点だと

感じているのは、様々な分野の職場で多様な経験が積める「面

白さ」があることです。もちろん「この仕事をやりたい」と入都さ

れる方もいらっしゃるでしょうが、人事異動を経験することで、

いろいろな仕事に携わることができます。局が変われば組織も

仕事の進め方も変わり、その都度新たな気持ちで仕事に取り

組むことができますし、自身の世界や経験が広がることで、成長

にもつながると思います。

ぜひ、東京都であなたの力を思いっきり発揮してください。

広大なフィールドのもと、自身を成長させる多様な仕事、やりがいあふれる環境を用意

持続的な成長と、

成熟した社会の実現を目指し、

希望と活力に満ちた「新しい東京」へ

浜 佳葉子生活文化局長

※職員の所属等は平成31年1月時点の情報です。

主 事

主 任

課長代理

統括課長代理

課 長

部 長

局 長

TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT13 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT 14

家族を思う気持ちは、自らの仕事への意識も向上させる。

多様化する働き方に応え続けてくれる。

BALANCELIFE WORK

子供の“今”を見逃さないように。

子供が生まれた1月は、ちょうど私が担当している業務の繁忙期と重なっていたため、その時点では育児休業ではなく、「育児参加休暇」を利用して、育児に参加するようにしました。この制度は、5日間を上限に時間単位でも休暇を取得できる制度です。この休暇期間で実感したのは、子供の成長の早さです。子供の生涯で今だけの、この貴重な時間を共に過ごしたいと考え、仕事が落ち着く7月からは、1ヶ月間の育児休業を取得しました。少し珍しいと思われるかもしれませんが、都庁では多くの男性職員が育児休業を取得していると感じます。育児休業に入る前、とても助けになったのは、家庭と仕事の「両立支援アドバイザー」と呼ばれる先輩からの助言です。両立支援アドバイザーは各部署に配置されており、育児や介護に関する各制度の周知をはじめ、職員からの相談や問合せ等に対するアドバイスなどを行っています。都庁には、ライフ・ワーク・バランスを実現するために多くの制度が存在しており、それらの制度の内容や活用の仕方だけでなく、実際の子育てに関する注意点などについても的確な助言をしてもらいました。

仕事に対する意識の変化。

育児休業に入る前段階として、3ヶ月前には上司や周りの職員に不在になることを伝え、準備を進めていきました。自分の代わりに仕事をしてもらう職員に、できるだけ迷惑がかからないよう、1ヶ月間で行うべきことをリスト化するなど、私が不在の間に起こりうる事態を想定し準備を整え、対応してもらいました。このように、職場の同僚にも協力をしてもらったので、大変感謝しています。育児休業を取得したことで、24時間年中無休で子供を育てることがいかに大変かを改めて理解でき、妻への感謝の気持ちもより強くなりました。今では、妻の負担を軽くするため、また、子供の成長を見守るためにも、定時で退庁できるように業務を効率化する意識が、以前にも増して強くなりました。家庭面だけでなく、仕事の面においても自身の成長にもつながる経験となりました。

山口 賢治 平成26年入都 事務職 京都府出身主税局 資産税部 固定資産評価課

※職員の所属等は平成31年1月時点の情報です。

I N T E R V I E W

子育てに対する周りの理解。

これまで、3回の産休・育休を経験し、都庁には働きやすい環境があると実感しています。妊娠出産休暇については16週間、育児休業は子供が3歳になるまで取得可能です。3人とも2つの制度を合わせて1年前後取得しました。特に1人目の時は、初めての出産育児だったため、ひとまず3年間休むと上司に申請し、その後1年で復帰したいとお話したのですが、快く承諾いただけたことを覚えています。もちろん、休暇に入る前は引継書を作成するなど、しっかりと準備を行い、足りない部分は休暇に入ってから電話やメールでサポートできるようにしました。制度の他に、職場の雰囲気の良さにも助けられたと思います。当時の上司が積極的に育児参加してきた男性で、ご自分にも豊富な育児経験があったことから、休暇に入る前、復帰後と適宜フォローしてくださり不安はありませんでした。

制度と人、両方が支えてくれる。

働き方に対する柔軟性も都庁で女性が長く働き続けられる特長だと感じます。私の場合は、第一子が障害を持って生まれたため、保育園に加え、療育機関でのリハビリに通う必要があり、仕事と育児との両立は難しいのではと考えたこともありました。しかし「育児短時間勤務」を利用し、9:30~14:25という一番短い勤務時間を選択することで仕事を続けることができました。慣れてきた頃に、1日2時間まで勤務しない時間を作ることができる「部分休業」に切り替え、現在では8:00~16:45のフルタイムで働いています。子供の成長に合わせて、働く時間を変更できる制度は、とても助かりました。そして、都庁には、男女を問わず育児中の職員が多くいるので、例えば子供が病気になると、「お子さん大丈夫?」「仕事代わるよ」とお互いに声を掛け合える職場であることが、何よりも心強いです。出産や育児の他にも、人生には病気や介護など困難な場面にぶつかる可能性を誰しもが持っています。それでも仕事を諦めず、続けられる制度があり、支えてくれる職員が大勢います。そうした環境の中で、安心してキャリアを積み力を発揮していける、都庁はそういう職場だと思います。

和田 栞 平成17年入都 事務職 東京都出身福祉保健局 高齢社会対策部 在宅支援課

※職員の所属等は平成31年1月時点の情報です。

I N T E R V I E W

東京都の職員は、どのようにして仕事を進めているのでしょうか。

若手職員2名のとある一日に密着し、出勤から退庁までの仕事の流れをご紹介します。

打合せや事務作業、現場での立会いなど、仕事の進め方は職種やキャリアによって様々ですが、

自身が働く際の参考として、イメージしてみてください。

DAYSCHEDULE

東京2020大会でボート・カヌーの会場となる、海の森水上競技場整備工事の担当として、工事監督業務を行っています。日々、各関係者と連携しながら、着実に工事を進めていくことがミッションです。

出 勤8:45

退 庁18:00

メールチェック9:00

昼休み12:00

関係部署及び工事受注者との打合せ10:00工事に着手するために、関係する各部署へ施工計画についての説明を行います。また、工事受注者とは、工程についての確認等、入念な打合せを行い、情報共有に努めています。

現場立会い13:30着工済の現場では、構造物が設計通りにできているか、出来形・品質等の確認を行います。また、安全確保についても徹底して確認を行っています。

打合せ書類作成15:00関係部署と打合せをするための資料を作成します。要点をまとめ、誰もが分かりやすい資料を心掛けています。

受注者提出書類確認17:00受注者から提出される材料承諾書や施工計画書について、基準と照らし合わせながら内容を確認します。修正事項があれば、受注者に指示を出します。

TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT15 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT 16

稲葉 淳悟

土木職

平成28年入都 東京都出身

港湾局 東京港建設事務所オリンピック・パラリンピック施設整備課

※職員の所属等は平成31年1月時点の情報です。

主な業務内容

東京2020大会の開催都市として、組織委員会等と連携しながら、競技運営やその準備に向けた調整を行っています。大会の成功はもちろんのこと、大会後も都民の方の心に残るように、日々スピード感をもって業務に取り組んでいます。

出 勤8:45

退 庁18:00

午前の定例会の議事録作成11:00

昼休み12:00

課長・課長代理とライン内打合せ9:00

定例会に出席10:00組織委員会の担当者の方と、定期的にお互いの進捗状況を共有するための定例会に参加。定例会後は、議事録を作成し、定例会に参加していない各関係者へ速やかに展開します。

メール作成や電話対応など13:00庁内、庁外問わず、様々な関係者と連絡調整を行います。東京2020年大会は大変注目度が高いため、都民の方からお問い合わせをいただくことも多いです。

競技会場視察15:00実際に競技会場となる施設を視察。大会時の計画と照らし合わせながら、部屋の配置などを確認します。

越野 友里

事務職

平成27年入都 富山県出身

オリンピック・パラリンピック準備局計画推進部 競技・渉外課

※職員の所属等は平成31年1月時点の情報です。

主な業務内容

東京都で活躍している職員は、

実に様々なバックグラウンドを持っています。

どんな人が、どんな想いで、東京都を選んだのか。

その理由をご紹介します。

多様な人材で支えられている東京都 その他にも様々な経歴の人材が東京都で活躍しています。

※職員の所属等は平成31年1月時点の情報です。

転職者

大学院修了者

理系出身事務職員

TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT17 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT 18

「より多くの人々の健康に貢献したい」と思い、都庁を選択しました。実際、東京都では、日々新たな医薬品等の申請があります。自分で審査した製品を街で手に取ることも多く、人々の安全・安心を守っていることを実感できます。

徳島県出身

平成28年入都 / 薬剤職

中川 慎也福祉保健局 健康安全部 薬務課

就職活動の際は、生まれ育った札幌以外を知りたかったことに加え、自立心を高めようと自分を鼓舞する想いがありました。様々な選択肢がありましたが、東京都には、地域による多様性があり、取り組むべき課題も多い点に魅力を感じました。

北海道出身

平成28年入都 / 土木職

日向 美郷交通局 建設工務部 計画改良課

都庁以外に国家一般職(近畿ブロック)も併願しており、どちらに行くかを決めかねていました。決め手となったのは、環境、街づくり、インフラ整備等、常に新しい刺激に触れることができる、東京都のフィールドの広さです。

奈良県出身

平成27年入都 / 事務職

池田 萌子環境局 地球環境エネルギー部環境都市づくり課

東京都は地方自治体の中で、最大の人口を有する日本の首都です。そのため都庁の政策が、他の道府県だけでなく国の政策にも影響を及ぼすこともあります。そのような影響力の大きさに魅力を感じ、働いてみたいと思いました。

宮城県出身

平成29年入都 / 衛生監視職

長岡 佑真福祉保健局 市場衛生検査所 検査課

学生時代に労働法を専攻し、産業経済を支える仕事に携わりたいと考え、行政の仕事を志望しました。その中で都庁は、国や他の地域に先駆けた取組を行っており、幅広い形で都民の方や企業に対する支援を提供していることが魅力でした。

熊本県出身

平成27年入都 / 事務職

前原 可南子労働委員会事務局 総務課 他の自治体では経験できないような、東京

都のスケール感にひかれました。その中で、他の自治体のモデルとなるような先進的な取組について、若手職員でも自ら提案できる職場だと感じたことが入都の決め手です。

三重県出身

平成28年入都 / 建築職

中野 絵梨都市整備局 総務部 技術管理課

前職では保険会社で、保険金支払業務に携わっていました。直接お客様に接し、感謝されることも多いやりがいのある仕事でした。しかし、より多様な仕事を経験したほうが今後のキャリアプランを考えた時にプラスになると思い、転職を決意しました。転職先として都庁を選んだ一番の理由は、携われる業務の幅広さです。実際に働いてみると、その幅広さは想像を越えていました。未経験の公務員という仕事への不安は大きかったですが、経験できることが多く、毎日がとても充実しています。

前職/民間企業

平成28年入都 / 事務職

五月女 愛子都市整備局 都市づくり政策部 広域調整課

理工学研究科卒

平成28年入都 / 事務職

白木澤 沙衣産業労働局 雇用就業部 労働環境課

医学研究科卒

平成28年入都 / 事務職

野崎 佑馬病院経営本部 サービス推進部 事業支援課

国や都市の運営に興味があり、公務員を志しました。その中でも東京都は、国や他の自治体と比較して、規模や影響範囲が非常に大きく、社会情勢の変化により様々な問題が先鋭的に表れる都市です。前例の無い困難な課題に対して、先駆的な政策を打ち出していることに魅力を感じました。また、国のように同じ分野の仕事に長期間携わるのではなく、数年おきの異動で様々な分野の仕事を経験でき、働いていく中で自分に合う仕事を見つけられることも魅力の一つだと思います。

前職/国家公務員

平成28年入都 / 事務職

渡辺 一輝収用委員会事務局 総務課

建築職として、幅広い用途・規模の建築物に携わることができ、自分の仕事が都民の皆様の生活に密接に関わっていると感じられることにひかれました。また、デスクワークだけではなく、様々な現場に足を運ぶことも多いため、事業が動いていくのを肌で感じられることも大変面白いです。そして、役職や年齢に関係なく大きな事業に関われます。女性が働きやすい環境であり、長く働き続けながら、多くの経験ができることが、都庁で働くことの最大の特長だと思います。

平成26年入都 / 建築職

福士 薫港湾局 港湾整備部 施設建設課

法律を使って人々の役に立ちたいとの想いから法曹になることを志し、法科大学院に進学しました。司法試験に合格した後、大学院で地方行政について学んだことや、自治体で働いたことのある弁護士の話を耳にしたことから、私自身も行政の中で法律を使って社会に貢献したいと思うようになりました。数ある自治体の中でも最先端の取組を多数実施している都庁であれば、大学院で学んだ専門知識を生かすことができると感じ、入都を決めました。

平成27年入都 / 事務職

坂本 盛應総務局 総務部 文書課

就職活動では、漠然と食品業界・製薬業界と官公庁を併願しようと考えました。民間企業の研究職にもエントリーしましたが、会社説明会等に参加するうちに、幅広い分野の仕事ができるところに就職したいと思うようになり、最終的には都庁を選択しました。東日本大震災をきっかけに、公益性の高い仕事をしたいと考えるようになっていたことも理由の一つです。東京都の事務職は業務の幅が広く、「興味のある仕事が多岐にわたる」という方にはおすすめです。

大学院生の頃、高齢者の介護予防や健康維持に関する研究に携わっていたため、社会人になっても人々の健康づくりの支援に貢献したいという想いを持っていました。都庁の事務職を志した理由は、都民のニーズを踏まえつつ、都全体に関わる施策を企画実行できるフィールドの多様性に魅力を感じたためです。そして、実際に働いてみると、大学で学んだ専門知識や経験が業務の一部にも生かせており、その点は自身の強みだと感じています。

仕事のフィールド

TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT19 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT 20

挑戦できる機会がある。熱くなれる場所がある。それが東京都。(平成31年3月現在)

WORK GUIDE 都の機構

福祉・保健医療

子供家庭/児童相談/高齢者/障害者/生活福祉/医療政策/保健政策/感染症/食品・医療品の安全/都立病院

福祉保健局、病院経営本部主な局等

主な内容

産業・労働・経済

中小企業支援/観光振興/しごと・就職支援/職業能力開発/労働相談/農林水産業/卸売市場/労働争議の調査

産業労働局、中央卸売市場、労働委員会事務局主な局等

主な内容

環 境

温暖化対策/有害化学物質/自動車公害/自然環境/廃棄物・リサイクル/水道/下水道

環境局、水道局、下水道局主な局等

主な内容

教育・文化

広報広聴/市民活動/男女平等/消費生活/私学振興/文化政策/文化施設/スポーツ/教育政策/学校/文化財/生涯学習/図書館

生活文化局、オリンピック・パラリンピック準備局、教育庁

主な局等

主な内容

都市づくり

都市計画/住宅政策/防災都市づくり/道路/河川/公園緑地/港湾/都営地下鉄・都バス・都電

都市整備局、建設局、港湾局、交通局、収用委員会事務局

主な局等

主な内容

財政・税務

予算・決算/契約/都財産の管理/都施設の工事/都税/公金管理

財務局、主税局、会計管理局主な局等

主な内容

その他 政策企画局、青少年・治安対策本部、総務局、選挙管理委員会事務局、人事委員会事務局、監査事務局、議会局

主な局等

都議会

知事 副知事 知事部局

議会局

政策企画局

青少年・治安対策本部

総務局

財務局

主税局

生活文化局

オリンピック・パラリンピック準備局

都市整備局

環境局

福祉保健局

病院経営本部

産業労働局

中央卸売市場

建設局

港湾局

会計管理局

東京消防庁

交通局

水道局

下水道局

教育庁

選挙管理委員会事務局

人事委員会事務局

監査事務局

労働委員会事務局

収用委員会事務局

警視庁公安委員会

収用委員会

労働委員会

監査委員

人事委員会

選挙管理委員会

教育委員会

地方公営企業

議決機関

執行機関

(平成31年3月現在)

東京都庁は26の局等(平成31年3月現在)によって構成されています。業務は多岐にわたり、それぞれの局、それぞれの事業で、

一人ひとりが情熱を持って、東京という都市を日々、前進させています。自分はどの局の一員として、どんなプロジェクトに取り組み、

そして、どんな東京をつくっていくのか、イメージしてみてください。

TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT21 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT 22

東京都では、職員の能力と意欲を引き出し、その成果に応える制度が用意されています。

PERSONNEL SYSTEM人事制度

公務能率の向上やライフ・ワーク・バランスの実現等、職員が安心して職務に専念できるよう勤務条件の充実を図っています。

勤務条件

試験・選考の種類 初任給

約340,400円

約292,900円

約240,200円

約220,400円

約188,500円

約174,700円

キャリア活用(課長代理)

キャリア活用(主任)

Ⅰ類A

Ⅰ類B

Ⅱ類

Ⅲ類

大学院修士課程修了後民間等における経験8年の場合

大学院修士課程修了後

大学院修士課程修了者の場合

民間等における経験5年の場合

大学新卒者の場合

短大新卒者の場合

高校新卒者の場合

人事異動2

職員が仕事を通じてあげた成果や職務遂行力、取組姿勢等を上司が評価する「業績評価制度」を導入しており、毎年1回実施しています。業績評価は昇給や勤勉手当等、様々な形で活用されており、給与面でも職員のやる気や成果に応えることに努めています。

あなたのあげた成果が給与等にも反映されます。

〈勤勉手当〉 •••••••勤務成績(業績評価等)によって、勤勉手当の支給額(率)に差が設けられています。

昇給・手当1

職務経験を通じた人材育成(OJT)に努めており、職員は定期的な人事異動を通じて、様々な職務経験を積むこととなります。そのため自己申告制度や庁内公募制人事を設け、職務や異動について本人の積極性を重視し、適性や能力を引き出すことに努めています。

あなたの積極性・能力が人事異動にも生かされます。

都政を取り巻く社会経済環境の変化や、東京が解決すべき課題に的確に対応し、職員の能力・適性・意向等を最大限に生かし、職務に反映するために実施しています。防災対策といった緊急性の高い「大規模プロジェクト型事業等」、法務、公金管理、児童福祉といった「専門性の高い職務」、都市外交等の「国際関連業務」等、毎年多くの職員が応募し、新しい職務にチャレンジしています。

〈庁内公募制人事〉 •••••••

職員はおおむね3年を目安に異動しており、局内の異動はもちろん、局間の異動も行われています。 なお、主任昇任時には原則として局間の異動となっています。さらに、管理職選考合格時には、中央省庁や民間企業等に研修派遣されることもあります。このように人事異動を通じた多様な職務経験により、幅広い視野を持ちながら、より高度な専門性と自らの強みを発揮できる職員の育成に努めています。

〈人事異動基準〉 •••••••

職員一人ひとりの能力を最大限に生かし、努力し成果をあげた職員が報われる人事考課制度を一層推進す るため、「業績評価制度」や「自己申告制度」等を内容とする人事考課制度を実施しており、昇任選考、昇給、 人事異動、人材育成等に活用しています。

職員の仕事ぶりを上司が評価し、その結果を人材育成や昇任・昇給に活用していく制度です。評価の対象は、仕事の成果だけでなく、仕事に必要な知識を十分に保有したか、計画的かつ迅速に職務を遂行したか、チャレンジ精神を持って仕事に取り組んだか等、 仕事を進める過程(プロセス)で見られた能力や姿勢についても含まれます。 また、評価に対する納得性を向上させる観点から、評価の結果を職員へフィードバック(本人開示)する仕組みを導入しています。

能力・業績主義の根幹をなす人事考課制度の実施

〈業績評価制度〉 •••••••

職員自身が職務について目標を設定し成果を申告するとともに人事異動に関する希望等を申告する制度です。 また、目標の達成度合い等を振り返り自己採点を行うほか、上司との面接により自己申告の内容等について意見交換を行うことで、共通理解を深めていきます。

〈自己申告制度〉 •••••••

職員はその従事する職務の種類に応じ、異なる給料表及び級号給の適用を受けます。例えば、事務及び技術系の職員(行政職給料表(一)の適用を受ける職員)であればI類A採用が「1級37号給」、I類B採用が「1級29号給」、III類採用であれば「1級5号給」が適用されます。また、II類採用の栄養士(医療職給料表(二)の適用を受ける職員)であれば「1級17号給」が適用されます。行政職給料表(一)が適用される初任給は、下の表のとおりです。

1年間に20日(4月1日採用の場合は15日)付与される年次有給休暇をはじめとして、妊娠・出産を支援する休暇(妊娠出産休暇、出産支援休暇ほか)、仕事と育児・介護の両立を支援する休暇(育児参加休暇、介護休暇、短期の介護休暇ほか)、慶弔休暇、夏季休暇等があります。〈知事部局の例〉

※この初任給は、平成31年4月1日時点の給料月額に地域手当(20%地域勤務の場合)を加えたものです。 なお、採用前に給与改定等があった場合は、その定めるところによります。また、民間等における職歴がある場合は、一定の基準により加算されます。 この初任給のほか、扶養手当、住居手当、通勤手当及び実績に応じ超過勤務手当や休日給、仕事の性質により特殊勤務手当等が支給される場合があります。 また、職員の在職期間に応じて期末手当、勤務成績に応じて勤勉手当が年間おおむね4.60月分(4月採用の場合はおおむね 3.35月分)支給されます。

人事考課3

給 与 等1

休   暇2

統括課長代理

課長代理

主任

1級職

一般管理職 専門職

管理職選考

管理職にチャレンジする機会は若手にも開かれており、職員の能力や経験に応じた多様な昇任ルートがあります。

各専門職選考

特定の分野におけるスペシャリストを管理職として選抜する専門職選考も実施しています。

主任選考

I類A採用は3年目、Ⅰ類B採用は5年目、Ⅱ類採用は7年目、Ⅲ類採用は9年目から、主任選考を受験することができます。

Ⅰ類A Ⅰ類B Ⅱ類 Ⅲ類 キャリア活用

局長 行政研究

医療福祉法務

部長

課長

※上記のほか、職員の勤務時間、給与等の詳細は、東京都条例等により定められています。

TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT23 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT 24

Q&AQ1

Q4

独学で試験勉強をしています。予備校に通っている同級生も多いのですが、独学での合格は難しいでしょうか?

民間企業との併願を考えています。公務員試験と両立できるか心配なのですが、両立するコツなどあれば教えてください。

先輩職員が語る!試験体験談

北原 吏紗 財務局 /事務職

私は、試験勉強を本格的に開始したのが遅く、短期間でより効率よく力をつけるため、予備校に通うことを選択しました。試験に関する最新の情報を収集でき、適切な情報を与えてくれる予備校には、大変助けられたと思います。しかし、勉強において重要なのは、自分の実力を分析し、自分に合った勉強法を見つけること。そして、合格を強く意識することだと思います。それらができていれば心配する必要はないと思いますよ。

小田 章弘 教育庁 / 事務職

公務員試験は、筆記試験対策・論文対策・面接対策とやるべきことが多いため、全てを網羅して完璧に行うことは難しいと思います。そして、併願をするとなると、さらに時間が限られてしまうため、何をどこまでやるのかという区切りを明確に決めておかなければなりません。公務員試験と民間企業への就職活動それぞれに割く時間を、しっかりと考えることが大

切です。

井手 美里 港湾局 / 土木職

私は公務員志望でしたので、民間企業の就職活動の経験はありません。しかし、民間企業志望の友人たちを見ていて、公務員試験の方が長い準備期間が必要であるように感じました。試験勉強には時間がかかりますから、春先に民間企業の就職活動が忙しくなってきた時のために、早い段階から公務員試験対策に手をつけておくのがよいと思います。

澤田 夕奈 交通局 / 電気職

教養試験については、大学で開催されている公務員講座を受講しました。どう勉強すればよいのか分からないという不安の解消や、試験情報の収集に役立ったと感じています。専門試験については、市販の問題集や過去問を利用して、独学で勉強しました。専攻分野の知識を活用できるということもあり、周りの職員でも独学で合格している方が多いようです。

中村 遼 水道局 / 建築職

独学での合格も、決して難しくはありません。私は技術職での受験でしたが、私を含め周りも独学で合格した方がほとんどです。過去問を集中的に解き、苦手な分野は市販されている参考書で補いました。過去問を解くことで試験のイメージを掴むことができますし、効率的に勉強することができたと思います。自分に合った勉強方法を確立させることが、何よりも大切だと思います。

Q6 合格をイメージしてやる気を高めたいのですが、合格を知った瞬間の喜びや、そのとき思ったこと、合格後にしたことなどを教えていただけますか?

北原 吏紗 財務局 /事務職

試験勉強の息抜きとして、合格したらやりたいことリストを作り、モチベーションを高めていました。合格者発表で自分の受験番号を見つけた時には、すばらしい達成感に包まれた覚えがあります。一気に緊張がほぐれ「よく頑張った!」と自分を褒めることができました。そして、入都までの間、そのやりたいことリストを一つひとつ実現していく瞬間は、この上

ない幸福感がありました。

中村 遼 水道局 / 建築職

試験対策の勉強は苦労しましたが、合格を知った瞬間は、今まで勉強してきた努力が報われ、非常に嬉しかったことを覚えています。そして、合格後は晴れやかな気持ちで友人と海外へ旅行し、思いっきり楽しみました。これから不安になる時もあると思いますが、終わった後は楽しい時間が待っているはずなので、頑張ってください。

藤田 裕大 下水道局 / 機械職

周りの友人は一足先に民間企業への就職を決めていたので、焦りや不安もありました。晴れて合格した時は、嬉しかったですね。国や他自治体からも内定を頂いていたので、自分が納得できるまで比較検討し、就職先を決めました。「お世話になった」という気持ちで、これまで使っていた参考書や資料などを全て処分した時には、これまでにない解放感に満たされたことを覚えて

います。

現在、公務員試験の勉強をしています。教養試験や専門試験は科目が多くて、どのように勉強してよいか分かりません。どうやって勉強していたか教えてください。

技術職又は専門職での受験を考えています。先輩から「理系は専攻が生きるから有利」と言われたのですが、それは本当ですか?また、逆に、自分の専攻と異なる分野の試験に合格するのは難しいですか?

Q2 Q3

藤田 裕大 下水道局 / 機械職

教養試験については、苦手分野を優先的に対策しつつ、過去問や問題集で全体的に一定の点数が取れるようになるまで、反復することが大切です。専門試験は、機械4力学を中心とする幅広い分野から出題されるため、基礎的な用語や計算問題対策として、専門書を見直しておくといいですよ。論文対策としては、新聞がお勧めです。時事問題を知ることができ

ますし、起承転結も学べます。 

宮本 郁子 福祉保健局 / 薬剤職

大学で学んだ内容が試験範囲でしたが、これは薬剤職の受験者全員に当てはまるため、有利だとは思いませんでした。公務員試験の特徴に沿った対策は不可欠です。一方、自分の専攻と異なる場合は、その分野を専門とする人との勝負になり、それなりの勉強量が必要です。しかし、その職に就きたいのなら、挑戦する価値は十分にありますし、実際に合格している方もたくさんいます。まずは、「自分が何をしたいか」を一番に考えてみてはいか

がでしょうか。

早川 諒 水道局 / 土木職

私は、専攻と公務員試験の職種が同じ土木でした。大学での必須科目が出題分野だったので、スムーズに勉強に取り組めました。また、面接でも研究していたことについて自信を持って話すことができ、有利であると感じました。そういった意味で、異なる分野での合格は、より多くの勉強が必要な点で難しいかもしれませんが、基礎を固め、しっかり対策を行えば、合格は十分可能だと思います。

Q5人前で話すのが苦手で、緊張してしまいます。面接で緊張しないコツや、どうやって練習したか教えてください。

太宅 香織 下水道局 / 環境検査職

無理に緊張を抑えようとせず、まずは深呼吸をしてみましょう。そして、「何を聞かれたか一度頭で繰り返す」、「聞かれたことに誠実に答える」ことで、会話が成立すれば十分だと思いますよ。私は、特別な練習はしていませんが、振り返ると民間企業の就職活動をしていたことで、面接慣れをしていたのではないかと思います。

小田 章弘 教育庁 / 事務職

真剣な場ですから、緊張はしていいと思います。私もとても緊張したことを覚えています。しかし、その中でも、自分の考えや想いをしっかりと伝えられるようにしなければなりません。私は友人に頼み、対面や電話などで、実際に話す練習を何度も行いました。誰かに練習を頼む場合は、相手によってアドバイスが異なりますから、より多くの人を相手に練習することが望ましいと思います。

宮本 郁子 福祉保健局 / 薬剤職

私は、過去問を解いた上で、どの分野から取り組むのかを決めました。既に持っている知識で対応できそうな分野、少し勉強すれば点数が伸びそうな分野、一から勉強しなければ理解できない分野に分けて対策。限られた時間の中だと、ある程度の取捨選択は必要です。私の場合は、点数を伸ばしやすそうな分野を重点的に対策するように意識しました。

TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT25 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT 26

●技術…土木、建築、機械、電気のことです。 ●資格・免許は取得見込みを含みます。 ●年齢は、平成32年(2020年)4月1日現在の年齢です。

平成30年度職員採用試験(選考)実施状況 平成31年度(2019年度)採用試験(選考)に関する情報

I類A

事務

試験(選考)区分 採用予定者数(名) 受験者数(名) 合格者数(名) 倍率(倍)

土木

土木

土木

土木

建築

建築

建築

建築

司書

機械

機械

機械

電気

100

25

8

15

14

電気

電気

環境検査

林業畜産

水産

造園心理

福祉A

福祉C衛生監視栄養士

栄養士

事務

事務

資金運用財務

システム不動産国際

医療事務土木設計施工

建築構造

建築施工機械設備

電気設備

林業公園整備児童心理病院心理

児童福祉

看護

17

1

1

8

10

25

45

40

38

1282

230

2

612

8

2262

14

1

獣医薬剤A薬剤B

行政65

9

2518

15

51

3

54

14

11110

10228

320

行政8

4

110

8.1

3.1

5.7

3.6

3.7

3.0

6.3

18.5

2.0

2.4

5.9

12.8

5.1

3.59.4

7.95.110.7

22.02.2

5.0

5.72.7

3.7

6.32.55.5

3.0

3.0

3.5

3.2

2.43.2

7.2

10.911.5

7.3

7.04.5

2.4

ー4.512.2

3.74.110.0

6.1

3.4

3.0

7.3

928 (265)

57 (19)72 (4)73 (7)

2,564 (949)461 (75)

68 (22)122 (10)

110 (16)

151 (52)

87 (23)

23 (12)

44 (11)

35 (14)

54 (35)

59 (43)0 (0)

63 (27)

159 (152)59 (33)

110 (82)

90 (39)

927 (359)

27 (4)

12 (5)

37 (31)

195 (179)

1,090 (409)125 (16)

19 (8)

32 (1)44 (5)

205 (54)

14 (2)

85 (15)

110 (15)

46 (8)

32 (14)

22 (16)

73 (1)

5 (1)

40 (9)

30 (1)

41 (0)

4 (0)19 (2)28 (16)11 (8)

64 (31)

3 (2)

113 (15)

115 (42)

10 (2)20 (1)20 (2)

421 (191)130 (29)

21 (8)51 (7)

34 (9)

21 (9)

8 (4)

2 (1)

6 (2)

5 (3)

12 (7)

25 (22)

14 (5)

13 (12)16 (10)

27 (22)

9 (6)

127 (67)

8 (1)

4 (2)

2 (1)

33 (32)

85 (38)41 (8)

3 (1)

16 (1)18 (1)

40 (10)

4 (0)

9 (0)

14 (4)

9 (0)

3 (1)

1 (1)

33 (0)

1 (0)

測量 5 3.417 (0) 5 (0)

7 (3)

11 (0)

11 (0)0 (0)3 (1)11 (7)2 (2)

21 (10)

1 (0)

37 (6)

I類B(一般方式)

I類B(新方式)

Ⅱ類

Ⅲ類

障害者採用選考(Ⅲ類)

キャリア活用採用選考

※試験(選考)区分によっては、平成31年度(2019年度)の募集を行わない場合があります。 ※括弧内は女性の人数(内数)です。

※1 指定する資格等を有する人には、専門試験を免除します。 ※2 簡易書留で郵送してください。※3 持参による申込受付は行いません。

注 意

種類

主な職種 事務・技術一般方式 新方式

第1次

第2次

第3次

専門的な職種 事務・技術・専門的な職種事務・技術 事務

事務・技術・専門的な職種 獣医・薬剤

主な受験資格

試験(選考)科目・方法

試験(選考)案内発表日

第1次試験(選考)日

第2次試験(選考)日

第3次試験(選考)日

第1次合格発表日

最終合格発表日

第2次合格発表日

郵送受付期間

インターネット受付期間

Ⅰ類A Ⅰ類B Ⅱ類 Ⅲ類 障害者採用選考(Ⅲ類)

キャリア活用採用選考

昭和63年4月2日から平成8年4月1日生まれの人 (24歳から31歳)

①教養試験 【事務】(2時間10分)一般教養についての五肢択一式(40題必須解答) 【技術】(2時間30分)一般教養についての五肢択一式 (知能分野)27題必須解答 (知識分野)社会事情:3題必須解答その他:14題中10題   選択解答

②論文(1時間30分) 【全区分】課題式 (1題必須解答)

③専門試験(2時間30分)高度な専門知識についての記述式 【事務】5題中1題選択解答 【技術】2題中1題選択解答

口述試験職務に関連する専門知識及び人物についての個別面接

3月7日(木)

5月12日(日)

7月17日(水)

6月18日(火)

4月1日(月)から4月5日(金)まで [消印有効] ※2 ※3

4月2日(火)午前10:00から4月8日(月)午後3:00まで[受信有効]

7月3日(水)又は7月4日(木)のうち指定する1日

7月19日(金)

9月8日(日)

11月6日(水)

9月27日(金)

7月19日(金)から8月5日(月)まで [消印有効]※2 ※3

7月19日(金)午前10:00から8月7日(水)午後3:00まで[受信有効]

10月9日(水)から10月11日(金)までの間で指定する1日

6月3日(月)

8月11日(日)

11月8日(金)

9月20日(金)

6月3日(月)から6月28日(金)まで [消印有効]※2 ※3

インターネットによる申込受付は行いません。

10月12日(土)又は10月13日(日)のうち指定する1日

10月18日(金)

10月26日(土)又は10月27日(日)のうち指定する1日

3月7日(木)

5月5日(日)

7月19日(金)

6月5日(水)

4月1日(月)から4月5日(金)まで[消印有効] ※2 ※3

4月2日(火)午前10:00から4月8日(月)午後3:00まで[受信有効]

6月20日(木)から6月28日(金)までの間で指定する1日

5月5日(日)

7月26日(金)

6月26日(水)

5月31日(金)

6月14日(金)又は6月17日(月)のうち指定する1日

7月8 日(月)から7月10日(水)までの間で指定する1日

6月3日(月)

9月8日(日)

11月6日(水)

10月4日(金)

6月3日(月)から8月5日(月)まで[消印有効]※2 ※3

6月3日(月)午前10:00から8月7日(水)午後3:00まで[受信有効]

10月16日(水)から10月18日(金)までの間で指定する1日

①教養試験 【技術】(2時間30分)一般教養についての五肢択一式 (知能分野)27題必須解答 (知識分野)社会事情:3題必須解答その他:14題中10題選択解答 【技術以外の職種】(2時間10分)一般教養についての五肢択一式 (40題必須解答)

②論文(1時間30分) 【全区分】課題式(1題必須解答)

③専門試験(2時間)職務に必要な専門知識についての記述式 【事務】10題中3題選択解答 【事務以外の職種】5題中3題選択解答

口述試験主として人物についての個別面接

平成2年4月2日から平成10年4月1日生まれで、職種によっては必要な資格・免許を持っている人(22歳から29歳)

事務・土木・建築

平成2年4月2日から平成8年4月1日生まれで、【獣医】獣医師の免許を持っている人【薬剤】薬剤師の免許を持っている人(24歳から29歳)

平成2年4月2日から平成10年4月1日生まれの人(22歳から29歳)

①教養試験 【行政】(2時間10分)一般教養についての五肢択一式 (知能分野)30題必須解答 (知識分野)10題中5題選択解答 【土木・建築】(2時間30分)一般教養についての五肢択一式 (40題必須解答)

②プレゼンテーション・シート作成 (1時間30分)都政課題に関するプレゼンテーション・シート作成 (1題必須解答)

口述試験プレゼンテーション及び人物についての個別面接

口述試験 【行政】グループワーク及び人物についての個別面接【土木・建築】フィールドワーク・ワークショップ及び人物についての個別面接

口述試験主として人物についての個別面接

平成6年4月2日から平成12年4月1日生まれで、職種によっては必要な資格・免許を持っている人(20歳から25歳)

①教養試験 (1時間50分)一般教養についての五肢択一式 (40題必須解答)

②専門試験 (2時間)職務に必要な専門知識についての記述式 (5題中3題選択解答)

口述試験主として人物についての個別面接

平成10年4月2日から平成14年4月1日生まれの人(18歳から21歳)

①教養試験 (2時間)一般教養についての五肢択一式 (45題必須解答)

②作文 【事務】(1時間20分) 課題式 (1題必須解答)

③専門試験 【技術】(1時間30分)職務に必要な専門知識についての記述式 (5題中3題選択解答)

口述試験主として人物についての個別面接

昭和55年4月2日から平成14年4月1日生まれで、以下のいずれかに該当する人・身体障害者手帳の交付を受けている人・都道府県知事又は政令指定都市市長が発行する療育手帳の交付を受けている人・児童相談所等により知的障害者であると判定された人・精神障害者保険福祉手帳の交付を受けている人 (18歳から39歳)

①教養試験 (2時間20分)一般教養についての五肢択一式 (40題必須解答)

②作文 (1時間30分)課題式 (1題必須解答)

口述試験グループ討議及び個別面接

昭和35年4月2日以降に生まれた人で、学歴区分に応じた民間企業等における一定以上の職務経験がある人・院修了…5年以上・大卒……7年以上・短大卒…9年以上・高卒……11年以上 等職種によって必要な資格・免許を持っている人 (59歳まで)

①書類選考 (事前提出)職務経歴書、エントリーシート

②教養試験(2時間)一般教養についての五肢択一式 (40題必須解答)

③論文(1時間30分)課題式 (1題必須解答)

④専門試験(1時間)選考区分に関連する知識についての記述式 ※1 (1題必須解答)

口述試験プレゼンテーションを含む職務経験及び専門知識並びに人物についての個別面接

当パンフレットに記載されている内容は、平成31年(2019年)1月末現在のものであり、一部追加・変更等が生じる場合があります。平成31年度(2019年度)の実施内容については、試験・選考ごとに作成する試験・選考案内を必ず確認してください。

申込受付期間