Upload
others
View
0
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
多重伝送装置
取 扱 説 明 書
東朋テクノロジー株式会社
はじめに
このたびは、当社製品をお買上げいただきまして誠にありがとうございます。本製品の
使用時は、この取扱説明書を熟読した上で正しくご使用ください。
本製品についてのご注意
●本製品は機能追加、品質向上のため予告なく仕様を変更する場合があります。
●本製品を使用したシステムを設計される場合、システム側にてフェイルセーフとなるよ
うに万一の故障に対する適切な処置を講じた上でご使用願います。
●本製品は人命に係わるシステムや医療機器など極めて高い信頼性が必要とされる用途
には使用しないでください。
●本取扱説明書は現場保全担当者の手に渡るようにし、この取扱説明書をよく読んでから
使用するようにご指導ください。
①設計上の注意事項
・外部電源の異常やユニット本体の故障時でも、システム全体が安全側に働くよ
うに外部で安全回路を設けてください。誤出力、誤動作により、事故の恐れが
あります。
(1) 非常停止回路の信号を多重伝送の信号に入れないで下さい。
(2) 多重伝送の通信に異常が生じた場合、全出力が OFF します。また、入出力
の制御部分の異常で全出力が ON することもあります。このとき、機械の
動作が安全側に働くよう、外部でフェイルセーフ回路を構成したり、機構
を設けたりしてください。
(3) 出力ユニットのリレーやトランジスタなどの故障によっては出力が ON の
状態を保持したり、OFF の状態を保持したりすることがあります。重大事
故につながるような出力信号については外部で監視する回路を設けてく
ださい。
・出力ユニットにおいて、定格以上の負荷電流または負荷短絡などによる過電流
が長時間継続して流れた場合、発煙・発火の恐れがありますので、外部にヒュ
ーズなどの安全回路を設けてください。
・通信ケーブルは、動力線などと結束したり近接したりしないで下さい。
100mm 以上を目安として離してください。
・出力ユニットでランプ負荷、ヒーター、ソレノイドバルブなどを制御すると
き、出力の OFF→ON 時に大きな電流(通常の 10 倍程度)が流れる場合があり
ますので、定格電流に余裕がない場合直接接続しないで下さい。
大きい負荷の場合は間に駆動可能なリレーを入れてください。
危険
注意
禁止
:取扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、死亡または重傷を受け
る可能性が想定される場合。
:取扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、中程度の傷害や軽傷を
受ける可能性が想定される場合および物的損害の発生が予想される場合。
:禁止(してはいけないこと)を示します。
危険
注意
安全上のご注意 安全上のご注意
②取付について
・取扱説明書に記載の環境外では使用しないでください。
高温、多湿、じんあい、腐食性ガス、振動、衝撃がある環境で使用すると
感電、火災、誤動作の原因になることがあります。
・電線くずなどの異物を入れないでください。
火災、故障、誤動作の原因になることがあります。
③保守について
・分解、改造はしないでください。
火災、故障、誤動作の原因となります。
・モジュールの着脱は電源ONの状態では行わないでください。
感電、誤動作、故障の原因となることがあります。
全ての外部供給電源を遮断してください。
・通電中に端子に触れないで下さい。感電の原因になります。
注意
禁止
危険
目 次
1. システム構成 ................................................................... 1
1-1. 接続例 .............................................................................................................................. 2
2. 基本仕様 ....................................................................... 3
3. ブロック図 ..................................................................... 4
4. 動作原理 ....................................................................... 5
4-1. マスターコントロールユニット........................................................................................ 5 4-2. 子局ユニット ................................................................................................................... 5 4-3. チェック機能 ................................................................................................................... 6
5. アドレススイッチの設定方法 ..................................................... 7
5-1. ディップスイッチの位置 .................................................................................................. 7 5-2. アドレスの設定方法 ......................................................................................................... 7 5-3. アドレスの設定例 ............................................................................................................ 8
6. マスターコントロールユニット ................................................... 9 6-1. M-MC2 ................................................................................................................................ 9 6-2. M-MC2-D(特殊仕様、受注生産) ....................................................................................... 10 6-3. 異常リセット回路 ........................................................................................................... 11
7. デジタル送信ユニット .......................................................... 12
7-1. M-8S ............................................................................................................................... 12 7-2. M-16S .............................................................................................................................. 13
8. デジタル受信ユニット .......................................................... 14
8-1. M-8R ............................................................................................................................... 14 8-2. M-16R .............................................................................................................................. 15
9. デジタル送受信ユニット ........................................................ 16
9-1. M-4S4R(○A または○B ) ................................................................................................... 16 9-2. M-8S8R(○A または○B ) ................................................................................................... 17
10. アナログ送信ユニット .......................................................... 18 10-1. M-4AD8V .......................................................................................................................... 18 10-2. M-4AD8Va ........................................................................................................................ 19 10-3. M-4AD8A .......................................................................................................................... 20
11. アナログ受信ユニット .......................................................... 21
11-1. M-4DA8V .......................................................................................................................... 21 11-2. M-4DA8Va ........................................................................................................................ 22 11-3. M-4DA8A .......................................................................................................................... 23
12. 特殊ユニット .................................................................. 24
12-1. M-H2 ............................................................................................................................... 24
13. 使用上の注意 .................................................................. 25
13-1. 信号線の接続 ................................................................................................................. 25 13-2. ユニットと機器間の接続 ................................................................................................ 25 13-3. 入力回路に関する注意 ................................................................................................... 25
14. メンテナンス .................................................................. 26
14-1. M-H2 ユニット(強電 I/F)を使用していないシステムの場合 ........................................ 26 14-2. M-H2 ユニット(強電 I/F)を使用しないシステムでのエラー例 ..................................... 29 14-3. M-H2 ユニット(強電 I/F)を使用しているシステムの場合 ............................................ 31 14-4. M-H2 ユニット(強電 I/F)を使用しているシステムのエラー例 ..................................... 34
15. 外形寸法図 .................................................................... 36
- 1 -
1. システム構成
システムはマスターコントロールユニット、送信ユニット、受信ユニット、送受信ユニットを
組合せて構成する。
マスターコントロールユニットは、1 システムに必ず 1 ユニット必要です。
強電インターフェイスユニット(H2)を使用しない場合は、CR 端子と CS 端子を短絡して下さい。
(イ) 分散 N:N 型 (ロ) 1:N 型
(ハ) 集中 1:1 型
トロリー線等を、伝送路に使用する場合は、強電インターフェイスユニット(H2)が必要です。
接続方法は下図のように、伝送ラインを H2 の C 及び E 端子につないで下さい。子局ユニットの
CR,CS 間の短絡片をはずし、CR,CS,CE 端子を H2 につないで下さい。(H2 の項を参照して下さい。)H2
は 1 ラインに 大 16 台まで接続できます。
(ニ) 分散 N:N 型 (ホ) 1:N 型
(ヘ) 集中 1:1 型 N 型
注、H2 は 1 ラインに 大 16 台まで接続可能です。
マスタ|
S R S/R R S S/R R
CR
CS
CE
CR
CS
CE
マスタ|
S/R RSS S R S/RR S RR S
マスタ|
S RSS S R R SRR R S
5km
マスタ|
S RSS S R R SRR R S
500m MAX.
C
E
トロリー
H2
H2
S :子 局 送信ユニット
R :子 局 受信ユニット
S/R:子 局 送受信ユニット
マスタ|
RSS S/R R S/RR
C
E
トロリー
S SR
H2
H2
H2
H2
マスタ|
S
H2
C
E
トロリー
R S/R R S S/R
1 2 3 4 5 10
H2
H2
H2
H2
H2
H2
- 2 -
CRCSCEFG
ツイストペアケーブル(0.75SQ以上)
(エンドアドレス1)
8点
8点
(アドレス0)
(アドレス1)
MC2
CRCSCEFG8S
CRCSCEFG8R
CRCSCEFG
(アドレス1)
(アドレス0)
8S
CRCSCEFG8RA B
MC2:マスターコントロールユニット
1-1. 接続例
8 点の送信、8 点の受信を行う場合の接続を示します。
○A 点、○B点の送信、受信ユニットを同一アドレスにセットします。上図の場合、○A の 8S(アド
レス 0)から○B の8R(アドレス 0)へ、○B の8S(アドレス 1)から○A の8R(アドレス 1)へ送信されます。
MC2 のエンドアドレスは、子局ユニットの 大アドレスにセットして下さい。上図の場合は 1 に
なります。アドレスのセットは、「5.アドレススイッチの設定方法」をご参照下さい。CR,CS 端子
は各ユニット端子台にて、短絡してください。(標準品は短絡バーにて接続されています。)
強電インターフェイスを使用した場合の接続例を示します。
各ユニットとも、CR,CS 端子間の短絡バーをはずしてください。
信号の接続
1.すべてのユニットを CR,CS は CR,CS、CE は CE どうしを接続して下さい。
(強電インターフェイス使用の場合は、C は C、E は E)
2.信号線 CR,CS と CE は 0.75sq 以上のツイストペア線をご使用下さい。
3.トロリー線をご使用の場合は強電インターフェイスをご使用下さい。
CRCSCEFGMC2
CRCSCEFG8S
CRCSCEFG8R
CRCSCEFGH2
C
E
CRCSCEFG
8S
CRCSCEFG8R
CRCSCEFG
H2
C
E
盤外へ出る場合はツイスト線 盤外へ出る場合はツイスト線
トロリー線 総延長 500m
- 3 -
+10%
-15%
2. 基本仕様
注1.コネクタ接続のコネクタは FCN-361J040-AU(富士通)相当をご用意下さい。
2.ユニットはすべてフォトカプラ又はリレー絶縁有。(4AD8,4DA8 は非絶縁)
3.DC24V 仕様は非標準品です。お問い合わせ下さい。
周 囲 温 度 -10℃~55℃(アナログユニット 0~55℃)
周 囲 湿 度 30~85%RH(結露なし)
設 置 方 法 壁掛方式
構 造 開放タイプ
寸 法 36 ページに記載
消 費 電 力 個別仕様表参照
配 線 保 守 端子台 前面保守
電 源 AC100/110V 50/60Hz、DC24V±10%(注 3)
伝 送 方 法 正負パルス同期式 時分割直列伝送
伝 送 線 0.75sq 以上のツイストペアケーブル、トロリー線及びスリップリング(強電インターフェイス使用のとき)
伝 送 距 離 総延長 5Km(0.75sq 以上) 500m(強電インターフェイス)
ユ
ニ
ッ
ト
種
類
マ ス タ ー コ ン ト
ロ ー ル ユ ニ ッ ト MC2:マスターコントロール(エラーチェック付)
子
局
ユ
ニ
ッ
ト
送信ユニット
8S:8 点無電圧接点又は Tr オープンコレクタ入力、DC24V10mA(電源内蔵)、
端子台接続
16S:16 点 DC24V 入力、DC24V10mA、コネクタ接続(注 1)
4AD8:アナログ 4 量入力、4~20mA、0~10V 又は 1~5V、分解能 8bit
受信ユニット
8R:8 点リレー接点出力、AC200/DC24V、2A(cosθ=1)、端子台接続
16R:16 点 Tr オープンコレクタ出力、DC24V 0.1A、コネクタ接続(注 1)
4DA8:アナログ 4 量出力、4~20mA、0~10V 又は 1~5V、分解能 8bit
送受信
ユニット
4S4R:4 点無電圧接点又は Tr オープンコレクタ入力、DC24V10mA(電源内蔵)
4 点リレー接点出力、AC200/DC24V 1A(cosθ=1)、端子台接続
8S8R:8 点 DC24V 入力、DC24V10mA、コネクタ接続(注 1)
8 点 Tr オープンコレクタ出力、DC24V 0.1A
強 電 イ ン タ ー
フ ェ イ ス ユ ニ ッ ト H2:強電インターフェイス、信号電圧を±100V にレベルアップ
動 作 応 答 速 度 20ms/1 セット(8 点)
ユ ニ ッ ト 接 続 数 128 セット/8 点ベース、64 セット/16 点ベース
エ ラ ー チ ェ ッ ク 機 能 インターバルチェック、カウンタチェック、子局伝送チェック
終出力段による二連連合チェック
入 力 用 外 部 電 源 DC24V±15% 16S:5VA、8S8R:2.5VA
PLC インターフェイス Ethernet:M-ENIF
- 4 -
3. ブロック図
子局数
設定
ディップスイッチ
一致回
路
アドレ
スカウン
タ
子局のステータス
OFFチェック回路
カウントパルス
リセットパルス
タイミングパルス
発生回路
絶縁回路
初期
リセット
回路
エラー
記憶回路
同期
パルス巾
チェ
ック回路
1フレームインターバル
チェック回路
カウントオーバー
チェック回
路
基本パルス
発生回路
増巾回路
極性・選別
回路
絶縁回路
データ同期
パルス判別
回
路
増 巾 ・ 絶 縁 回 路
M-H2
信 号 線 ( ト ロ リ ー 線 等 )
増 巾 ・ 絶 縁 回 路
M-H2
増巾回路
極性選別
回路
絶縁回路
絶縁回路
リセットパルス
カウントパルス
判別
回路
データ・同
期パルス判
別回
路
タイミングパルス
発生回路
初期リセット
回路
同期パルス幅
チェック回路
1フレームインターバル
チェック回
路
カウントオーバー
チェック回路
エラーリセット
回
路
基本パルス
発生回路
一致回路
子局
アドレス設
定 ディップスイッチ
極 性 分 離
並列/直列変換回路
絶縁回
路増巾回路
出力ラッチ回路
直列/並列変換回路
2連送
照合回路
子局ユニッ
ト出力
入力
カ ウ ン ト パ ル ス
リ セ ッ ト パ ル ス
強電
インターフェイスユ
ニット
マスターコント
ロールユニット
アドレス
カウンタ
- 5 -
4. 動作原理
4-1. マスターコントロールユニット
マスターコントロ ールユニットは l システム l 台で送信ユニット、受信ユニット、送受信ユ
ニットを 128 局まで統括コントロールするユニットです。
本ユニットは、基本パルス発生回路で作られたパルスによりカウントパルスを作成します。
このカウントパルスは子局側へ送られ、アドレス決定の信号になりますが、マスター側にお
いてもこの多重システムの動作応答速度(子局数)を決定するためのアドレスカウンタにはいり
ます。
マスター側では、伝送ラインに接続されている子局ユニットのアドレスの 大値にディップ
スイッチを設定し、それと同等のカウント値になった時リセットパルスを出します。このリセ
ットパルスは一度信号線へ出された後再びマスターコントロールユニットに取り込みアドレス
カウンタをリセットします。
なお、このマスターユニットは 1 フレームインターバルチェック、カウントオーバーのチェ
ック機能を持っており、いずれかのチェックにひっかかった場合は、アドレスカウンタをリセ
ットします。
同時に、ERR ランプが点灯し、システムの動作は停止します。これは MC ERR RESET 釦を押す
まで保持されます。
さらに、このマスターユニットには、子局より送られてくるステータスに対してチェックを
行う機能があります。すなわち子局が故障等でステータス信号が OFF した場合、マスターユニッ
トはこの子局のアドレスを表示します。
◎ディップスイッチを 2 に設定した場合のカウントパルス、リセットパルスは下図のように
なります。
4-2. 子局ユニット
子局ユニットはマスターコントロールユニットの制御に基き、入力、出力の外部とのインター
フェイスの役目を果たすユニットです。
本ユニットは、あらかじめディップスイッチで送信ユニットと受信ユニットのアドレスを同一
にすることにより、信号を伝送することができます。
マスターコントロールユニットより送られたカウントパルスをアドレスカウンタによりカウン
トし、ディップスイッチの設定値と一致した段階でそのユニットが有効となり、データ同期パル
ス(8 ヶ)を発生します。このパルス信号と同期をとってデータの授受を行います。
この場合入力側は入力信号が絶縁回路で外部と絶縁された後、データ並列/直列変換回路で直列
にされ、データ同期パルスのタイミングにより信号線へ送り出されます。
一方、出力の場合はデータ直列/並列変換回路でデータが並列に直された後、二連送照合回路に
おいて 初のフレームのデータと次回のフレームのデータの一致の確認(データONの場合のみ)を
とったのちデータ信号は増幅され、内部リレーを駆動しその接点出力が外部へ出されます。
(出力はリレーのみではなくトランジスタ出力もあります。)
さらに子局ユニットは正常に動作がされていればデータ信号とは別に、ステータス信号をマス
ターユニットに対して同時に送信しており子局ユニットが異常になった場合、マスターユニット
がこの信号を検出し、子局ユニットの異常がマスターユニットにてわかる様になっています。但
カウントパルス
アドレス2 アドレス0 アドレス1 アドレス2
カウントパルス カウントパルス
リセットパルス1フレーム
- 6 -
し、複数のユニットで異常が発生した場合は、 初に検出した 1 ユニットのみ表示します。 した
がって、アドレスの小さい子局から表示されるとは限りません。
■信号波形
4-3. チェック機能
(1) インターバルチェック(マスターコントロールユニット及び子局ユニット)
マスターコントロールユニットは、同期パルス(リセットパルス、カウントパルス)を上
図の様に 10ms間隔に出力しています。
このパルスの同期が、約 160μs 以上ずれた場合や、パルスの 1 つが抜けてしまった場合、
このインターバルチェックに検出されます。
又、信号線の線路容量の影響により、子局のデータパルスが長くなり、同期パルスに近い
パルス幅となった場合にも、インターバルチェックにより検出されます。
(2) カウンタチェック(マスターコントロールユニット及び子局ユニット)
マスターコントロールユニットからの同期パルスにより、子局ユニット内部のカウンタが
動作します。
カウンタの上限は、マスターコントロールユニットのエンドアドレス設定スイッチの値で
すから、l27 以下です。それより大きい値となった場合は異常として、カウンタチェックに
より検出されます。
(3) 子局伝送チェック(マスターコントロールユニット)
マスターコントロールユニットには、子局が正常に動作しているかチェックする機能があ
ります。子局は正常であれば、信号ラインにチェックパルスを送出します。
これを読み取り、正常であるか否かを子局伝送チェックにより行います。
(4) 同期パルス幅チェック( マスターコントロールユニット及び子局ユニット)
同期パルスのパルス幅は、正常であれば 1.56ms です。
このパルス幅が、約 320μs 前後変化した場合、同期パルス幅チェックに検出されます。
(5) 二連送照合チェック(デジタル受信ユニット)
終出力段において、前回の受信データと今回の受信データの一致確認(データ ON 時の
場合のみ)をとった後、データ信号を出力します。
前回のデータ
今回のデータ
前回のデータ 今回のデータ 出 力
ON ON ON
ON OFF OFF
OFF ON OFF
OFF OFF OFF
出力
1フレーム
S フラグ
カウント
パルスリセット パルス データパルス データパルス データパルス データパルス
R フラグ
S フラグ
R フラグ
リセットパルス
カウントパルス カウントパルス カウントパルス
10ms 10ms 10ms1.56ms
- 7 -
※ 1~4 のチェック機能において、異常が検出された場合の各ユニットの動作状態を下表に示し
ます。
5. アドレススイッチの設定方法
マスターコントロールユニット、子局ユニットとも、アドレスの設定には、ディップスイッチを
使用しております。
5-1. ディップスイッチの位置
ディップスイッチは下記の位置についています。
5-2. アドレスの設定方法
アドレスの設定は、ディップスイッチにて行います。アドレス設定用のディップスイッチ
には、それぞれ 5-1 項に記されている様にスイッチの 1 番は 1、2 番は 2、3 番は 4、4 番は 8、
5 番は 16、6 番は 32、7 番は 64(8 番は無効です。)と 2 進数による重みが付けられています。
たとえば、アドレス 37 を設定するには
となり、下図の様にディップスイッチの 6 番と 3 番と 1 番を ON にします。
チェック
マスターコントロールユニット
子局ユニット
送信ユニット 受信ユニット
(1) エラー点灯 エラー接点 ON エラー点灯 エラー点灯、出力 OFF
(2) エラー点灯 エラー接点 ON エラー点灯 エラー点灯、出力 OFF
(3) S エラー又は Rエラー点灯及び
エラーアドレスを表示、エラー接点 ON - -
(4) エラー点灯 エラー接点 ON エラー点灯 エラー点灯、出力 OFF
ON1
23
45
67
8
1
2
4
8
16
32
64
NC
ON
ON
12
34
56
78
1
2
4
8
16
32
64
NC
37=32+4+1
- 8 -
注1. 16点ユニット(16S,16R,8S8R等、9~31ページの個別仕様表の専有アドレスの項が2ch
のもの)の場合は、偶数アドレスに設定して下さい。この場合、その次の奇数アドレ
スも専有しますので他のユニットをそのアドレスに設定しないで下さい。
例)16 点ユニットをアドレス 4 にセットした場合、アドレス 5 も専有しますので次の
ユニットはアドレス 6 から設定します。
注 2. 32点ユニット(4AD8,4DA8等、個別仕様表の専有アドレスの項が4chのもの)の場合は、
4 の倍数(0,4,8,……)のアドレスに設定して下さい。この場合、その次の 3 アドレス
分も専有しますので他のユニットをそのアドレスに設定しないで下さい。
例)4AD8 をアドレス 0 にセットした場合、4AD8 はアドレス 0~3 を専有しますので、次
のユニットはアドレス 4 から設定します。
注 3. アドレスは必ず 0 から連続で使用して下さい。途中のアドレスが抜けますと、マスタ
ーコントロールユニットで子局エラーの表示を行います。
5-3. アドレスの設定例
下図の組み合わせの場合は、アドレス設定は以下の形になります。
MC2
4AD8
R
8
S
8
R
8
R
4DA8
S
8
R
8
S
8
S
エンドアドレス 8にセット
アドレス0(0~3を専有)
アドレス4(4~5を専有)
アドレス6
アドレス7
アドレス8
アドレス0(0~3を専有)
アドレス4(4~5を専有)
アドレス6
アドレス7
アドレス8
接続されている子局ユニットの 大値に セットする。
16 16
- 9 -
6. マスターコントロールユニット
6-1. M-MC2 項 目 内 容 パネル表面
品 名 マスターコントロールユニット
機 能
本ユニットは、子局制御用の同期信号の発生と、信号線の異常チェッ
ク及び子局ユニットのステータスチェックを行い、異常子局ユニット
のアドレスを表示します。
本機は 1 システムに必ず 1 台必要です。(1 システムに 2 台以上のマス
ターコントロールユニットは接続できません。)
接 続 可 能 子 局 数 128 セット max
チ ェ ッ ク 機 能 1 フレーム インターバルチェック、パルス巾チェック、
カウントオーバーチェック、子局ステータスチェック
リ セ ッ ト 入 力 機 能 接点入力、トランジスタオープンコレクタ入力
入力仕様は、DC24V(電源内蔵)で入力電流 10mA です。
出 力 機 能
エラー接点出力:MC ERR、S・R ERR 検出時に出力
出 力 仕 様:接点出力 1c
出 力 電 圧:AC85~220V/DC21~30V
大負荷電流:125V 0.4A,DC30V 1A(cosθ=1)
小負荷電流:10mA(DC24V)
絶 縁 抵 抗 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 AC1500V 1 分間
接 続 端子台接続
外 形 寸 法 A(36 ページ参照)
消 費 電 力 12.0VA(MAX)〔7.0VA(TYP)〕
重 量 520g
パネル説明
RUN は本ユニットの動作が正常である時点灯、ERR は本ユニットがエラー状態にあるとき点灯
S・ERR は子局ユニットの送信機能側の異常、R・ERR は子局ユニットの受信機能側の異常時に点灯
ERR ADDR 1~64 のランプは子局ユニットの異常時、そのユニットアドレスを表示します。
, は、MC ERR、S・R ERR 時動作する接点出力です。また、S・R ERR RESET は、子局ユ
ニットの異常表示を更新するとき使用し、MC ERR RESET は本ユニットの ERR ランプが点灯し異常
状態になった時、これを復帰するために使用します。RESET IN は MC ERR,S・R ERR 時、外部からリ
セットを行う端子です。
尚、複数のユニットで異常が発生した場合は、 初に検出した 1 ユニットのみ表示します、従
って、アドレスの小さい子局から表示されるとは限りません。
マスターコントロールユニットでのエラー検出 ○エラー検出方法
エラーの状態とエラー表示、エラー出力及びリセット釦の対応表を下に示します。
エラー状態 正常 MC2 の故障 信号線の短絡
送信ユニット又は 4S4R○A 故障
受信ユニット又は 4S4R○B 故障
ERR 表示 消灯 点灯 消灯 消灯 S・ERR 表示 消灯 消灯 点灯 消灯 R・ERR 表示 消灯 消灯 消灯 点灯 エラーアドレス表示 消灯 不定 対応するアドレスを表示します。(下記を参照して下さい。)
エラー接点の導通 有効な
エラーリセット釦 - MC ERR
RESET S・R ERR RESET
○エラーアドレス表示の読み取り方法
各 LED には、2 進数による重みが左図のようにつけられています。
点灯している LED の 2 進数の合計がエラーアドレスとなります。
左図の例では、
1+8+32=41
従って、アドレス 41 の子局の異常が表示されていることになります。
S・ERR,R・ERR 表示により送信ユニットか受信ユニットかの判別ができます。
ERRADDR(2進数)
1
2
4
8
16
32
64
P1
P2
FG
ENDADDR
CR
CS
CE
MC2
1248
163264
NC
POW
RUN
ERR
AC100V
1
2
4
8
16
32
64
RESETS
RIN
ERR
ERR
ERRADDR
RESETMC ERR
RESETS.R ERR
+
-
12
34
56
78
ON
MASTER
CONTROL
UNIT
- 10 -
6-2. M-MC2-D(特殊仕様、受注生産) 項 目 内 容 パネル表面
品 名 マスターコントロールユニット
機 能
本ユニットは、子局制御用の同期信号の発生と、信号線の異常チェッ
ク及び子局ユニットのステータスチェックを行い、異常子局ユニット
のアドレスを表示します。
本機は 1 システムに必ず 1 台必要です。(1 システムに 2 台以上のマス
ターコントロールユニットは接続できません。)
接 続 可 能 子 局 数 128 セット max
チ ェ ッ ク 機 能 1 フレーム インターバルチェック、パルス巾チェック、
カウントオーバーチェック、子局ステータスチェック
リ セ ッ ト 入 力 機 能 接点入力、トランジスタオープンコレクタ入力
入力仕様は、DC24V(電源内蔵)で入力電流 10mA です。
出 力 機 能
エラー接点出力:RUN 時、S・R ERR 検出時に出力
出 力 仕 様:接点出力 1a
出 力 電 圧:AC85~220V/DC21~30V
大負荷電流:125V 0.4A,DC30V 1A(cosθ=1)
小負荷電流:10mA(DC24V)
絶 縁 抵 抗 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 AC1500V 1 分間
接 続 端子台接続
外 形 寸 法 A(36 ページ参照)
消 費 電 力 12.0VA(MAX)〔7.0VA(TYP)〕
重 量 520g
パネル説明
RUN は本ユニットの動作が正常である時点灯、ERR は本ユニットがエラー状態にあるとき点灯
S・ERR は子局ユニットの送信機能側の異常、R・ERR は子局ユニットの受信機能側の異常時に点灯
ERR ADDR 1~64 のランプは子局ユニットの異常時、そのユニットアドレスを表示します。
は、RUN 時、S・R ERR 時動作する接点出力です。また、S・R ERR RESET は、子局ユニット
の異常表示を更新するとき使用し、MC ERR RESET は本ユニットの ERR ランプが点灯し異常になっ
た時、これを復帰するために使用します。RESET IN は MC ERR,S・R ERR 時、外部からリセットを行
う端子です。
尚、複数のユニットで異常が発生した場合は、 初に検出した 1 ユニットのみ表示します。従
って、アドレスの小さい子局から表示されるとは限りません。
マスターコントロールユニットでのエラー検出 ○エラー検出方法
エラーの状態とエラー表示、接点出力及びリセット釦の対応表を下に示します。
エラー状態 正常 MC2 の故障 信号線の短絡
送信ユニット又は 4S4R○A の故障
受信ユニット又は 4S4R○B の故障
ERR 表示 消灯 点灯 消灯 消灯 S・ERR 表示 消灯 消灯 点灯 消灯 R・ERR 表示 消灯 消灯 消灯 点灯
エラーアドレス表示 消灯 不定 対応するアドレスを表示します。(下記を参照して下さい。)
R U N 接 点 ON OFF ON S・R ERR 接点 OFF 不定 ON
有効な エラーリセット釦
- MC ERR RESET
S・R ERR RESET
○エラーアドレス表示の読み取り方法
各 LED には、2 進数による重みが左図のようにつけられています。
点灯している LED の 2 進数の合計がエラーアドレスとなります。
左図の例では、
1+8+32=41
従って、アドレス 41 の子局の異常が表示されていることになります。
S・ERR,R・ERR 表示により送信ユニットか受信ユニットかの判別ができます。
ERRADDR(2進数)
1
2
4
8
16
32
64
P1
P2
FG
ENDADDR
CR
CS
CE
MC2
1248
163264
NC
POW
RUN
ERR
AC100V
MASTER
CONTROL
UNIT
1
2
4
8
16
32
64
RESETS
RIN
ERR
ERRADDR
RESETMC ERR
RESETS.R ERR
+
-
RUN
SER
ERR
D-TYPE
12
34
56
78
ON
- 11 -
6-3. 異常リセット回路
(1) M-MC2(標準)
異常接点出力・リセット入力接続例
(2) M-MC2-D(特殊仕様)
RUN、ERR 出力・リセット入力接続例
(3) M-MC2-B(特殊仕様)子局エラー検出機能無効仕様:子局エラー時でもエラー表示および出力を
出しません。
(4) M-MC2-C(特殊仕様)子局エラー自動復帰仕様:子局異常が復帰した場合、エラー表示および出
力を自動で解除します。
システム正常
システム異常
AC100V
-12V
+24V
COM
+
-
S・R ERR
RUN
VCE=35V 以上
リレー接点又はトランジスタオープンコレクタ入力
子局異常
システム正常
RESET IN
+12V
COM
+
-
VCE=35V 以上
AC100V
リレー接点又はトランジスタオープンコレクタ入力
RESET IN
- 12 -
7. デジタル送信ユニット
7-1. M-8S
入力回路
外部配線例
備 考
1. 2つの CO 端子は内部でつながっています。
2. オープンコレクタ入力は、NPN 形とし、クランプダイ
オードの接続されていないトランジスタにして下さい。
(13-3 を参照して下さい。)
項 目 内 容 パネル表面
品 名 8 点無電圧接点(トランジスタオープンコレクタ)入力ユニット
入 力 仕 様 無電圧接点(トランジスタオープンコレクタ)入力。(入力用 DC24V 内臓)
入力インピーダンス 2.2kΩ
入 力 電 流 10mA
突 入 電 流 13mA 以下
入力信号 ON 端子信号レベル LOW、動作表示ランプ点灯
OFF 端子信号レベル HIGH、動作表示ランプ消灯
ON 電圧/ON 電流 0~7-CO 間 6V 以下/5.5mA 以上
OFF 電圧/OFF 電流 0~7-CO 間 19V 以上/1.2mA 以下
大入力
遅れ時間
ON→OFF 1ms 以下
OFF→ON 1ms 以下
入 力 点 数 8 点/ユニット
コ モ ン 端子台 8点につき 1コモン
極 性 マイナスコモン
絶 縁 方 式 フォトカプラ
絶 縁 抵 抗 外部端子、ケースアース間 30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子、ケースアース間 AC1500V1 分間
接 続 端子台接続
小 入 力 パ ル ス 幅 10ms 又は、10×(エンドアドレス+1)×2+1ms のより大き
い方の時間幅
小 伝 送 パ ル ス 幅 10×(エンドアドレス+1)×2+1ms
専 有 ア ド レ ス 数 1ch
外 形 寸 法 B(36 ページ参照)
消 費 電 力 10VA(MAX)
重 量 680g
ON1
23
45
67
8
P1
P2
FG
7
C0
8S
CR
CS
CE
0
1
2
3
C0
4
5
6
CH
1248
163264NC
POW
RUN
ERR
ON
ADDRESS
CONTACT
INPUT
0
1
2
3
4
5
6
7
AC100V
C0
C0
リレー接点
リミットスイッチ
サーマルスイッチ
押し釦スイッチ
トランジスタ
オープンコレクタ
0
1
2
3
4
5
6
7
0~7 2.2kΩ
C0
+24V
0V
- 13 -
7-2. M-16S
項 目 内 容 パネル表面
品 名 16 点 DC24V 10mA 入力ユニット
入 力 電 圧 DC21~27V
入力インピーダンス 2.2kΩ
入 力 電 流 10mA(DC24V)
突 入 電 流 13mA 以下
入力信号 ON 端子信号レベル LOW 動作表示ランプ点灯
OFF 端子信号レベル HIGH 動作表示ランプ消灯
ON 電圧/ON 電流 19V 以上/5.5mA 以上
OFF 電圧/OFF 電流 5V 以下/1.2mA 以下
大入力
遅れ時間
ON→OFF 1ms 以下
OFF→ON 1ms 以下
入 力 点 数 16 点/ユニット
コ モ ン コネクター16 点につき 1コモン
極 性 プラスコモン
絶 縁 方 式 フォトカプラ
絶 縁 抵 抗 外部端子-ケースアース間 30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子-ケースアース間 AC1500V 1 分間
接 続 コネクター接続
小 入 力 パ ル ス 幅 10ms 又は、10×(エンドアドレス+1)×2+1ms のより
大きい方の時間幅
小 伝 送 パ ル ス 幅 10×(エンドアドレス+1)×2+1ms
専 有 ア ド レ ス 数 2ch
外 形 寸 法 C(36 ページ参照)
消 費 電 力 7VA(MAX)
重 量 600g
入力回路
A B
1
2
3 IN17
4 IN16
5 IN15
6 IN14
7 IN13
8 IN12
9 IN11
10 IN10
11 IN 7
12 IN 6
13 IN 5
14 IN 4
15 IN 3
16 IN 2
17 IN 1
18 IN 0
PV24 19 PV24
PV24 20 PV24
外部配線例
備 考
1.使用コネクタは
・FCN-361J040-AU(ハンダ付タイプ)
・FCN-360C040-B(カバー)
〔メーカー:富士通〕
相当をご用意下さい。
ハンダ付タイプ以外のものが必要な時はコネクタ
メーカーに問い合わせて下さい。
IN0~7,IN10~172.2kΩ
PV24
ON1
23
45
67
8
16S
P1
P2
FG
CE
CR
CS
CH
1248
163264NC
POW
RUN
ERR
ON
ADDRESS
0
1
2
3
4
5
6
7
AC100V10
11
12
13
14
15
16
17
DC24V
INTPUT
コネクタ表
+
-
PV24
IN0
IN17
DC24V
定電圧電源装置
- 14 -
8. デジタル受信ユニット
8-1. M-8R
項 目 内 容 パネル表面
品 名 8 点接続 AC200V/DC24V 2A 出力
出 力 方 式 リレー接点(1a)
電 力 電 圧 AC85~230V DC21~27V
出力信号 ON 接点閉 動作表示ランプ点灯
OFF 接点開 動作表示ランプ消灯
大
負荷電流
1 回路 2A (cosθ=1)
4 回路 4A (cosθ=1)
大 漏 れ 電 流 ―
サ ー ジ キ ラ ー 無し
小 負 荷 電 流 10mA(DC24V)
O N 時 大 電 圧 降 下 ―
大 突 入 電 流 5A
大入力
遅れ時間
ON→OFF 10ms 以下
OFF→ON 10ms 以下
出 力 点 数 8 点/ユニット
コ モ ン 出力端子 4点につき 1コモン
極 性 任意
絶 縁 方 式 リレー
絶 縁 抵 抗 外部端子-ケースアース間 30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子-ケースアース間 AC1500V 1 分間
接 続 端子台接続
専 有 ア ド レ ス 数 1ch
外 形 寸 法 B(36 ページ参照)
消 費 電 力 7.5VA(MAX)
重 量 750g
出力回路 外部配線例
備 考
1. C1,C2 端子は、独立したコモン端子ですので内部では
つながっていません。
ON1
23
45
67
8
P1
P2
FG
7
C2
8R
CR
CS
CE
0
1
2
3
C1
4
5
6
CH
1248
163264NC
POW
RUN
ERR
ON
ADDRESS
0
1
2
3
4
5
6
7
AC100V
RELAY
OUTPUT
MS (誘導負荷)
サージキラー
DC ランプ
DC24V
O0
O1
O2
O3
C1
O4
O5
O6
O7
C2
AC200V
O0~3,O4~7
C1 C2
リレー
- 15 -
8-2. M-16R
出力回路
外部配線例
A B
PG24 1 PG24
PG24 2 PG24
OUT17 3
OUT16 4
OUT15 5
OUT14 6
OUT13 7
OUT12 8
OUT11 9
OUT10 10
OUT 7 11
OUT 6 12
OUT 5 13
OUT 4 14
OUT 3 15
OUT 2 16
OUT 1 17
OUT 0 18
PV24 19 PV24
PV24 20 PV24
備 考
1.使用コネクタは
・FCN-361J040-AU(ハンダ付タイプ)
・FCN-360C040-B(カバー)
〔メーカー:富士通〕
相当をご用意下さい。
ハンダ付タイプ以外のものが必要な時はコネクタ
メーカーに問い合わせて下さい。
項 目 内 容 パネル表面
品 名 16 点 DC24V 0.1A トランジスタオープンコレクタ出力ユニット
出 力 方 式 トランジスタ オープンコレクタ 出力
出 力 電 圧 DC21~27V
出力信号 ON トランジスタ ON 動作表示ランプ点灯
OFF トランジスタ OFF 動作表示ランプ消灯
大負荷電流 1 回路 0.1A
16 回路 1.3A
大 漏 れ 電 流 0.1mA 以下
サ ー ジ キ ラ ー ―
小 負 荷 電 流 1mA
O N 時 大 電 圧 降 下 1.6V(0.1A)
大 突 入 電 流 ―
大入力
遅れ時間
ON→OFF 1ms 以下
OFF→ON 1ms 以下
出 力 点 数 16 点/ユニット
コ モ ン 出力端子 16 点につき 1コモン
極 性 マイナス コモン
絶 縁 方 式 フォトカプラ
絶 縁 抵 抗 外部端子-ケース間 30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子-ケース間 AC1500V 1 分間
接 続 コネクター接続
専 有 ア ド レ ス 数 2ch
外 形 寸 法 C(36 ページ参照)
消 費 電 力 5VA(MAX)
重 量 600g
ON1
23
45
67
8
16R
P1
P2
FG
CR
CS
CE
CH
1248
163264NC
POW
RUN
ERR
ON
ADDRESS
0
1
2
3
4
5
6
7
AC100V10
11
12
13
14
15
16
17
TR. 0.1A
OUTPUT
コネクタ表
+ -
PV24
OUT0
OUT17
+
-
60mA 以下
DC リレー
LED
PG24
DC24V
定電圧電源装置
PV24
OUT0~7
OUT10~17
PG24
- 16 -
9. デジタル送受信ユニット
9-1. M-4S4R(○A または○B )
項 目 内 容 パネル表面
品 名 4 点無電圧接点入力&4 点リレー接点出力
入
力
部
入 力 仕 様 無電圧接点(オープンコレクタ)入力 (DC24V 電源内蔵)
入 力 イ ン ピ ー ダ ン ス 2.2kΩ
入 力 電 流 10mA
入力信号 ON 端子台信号レベル LOW 動作表示ランプ点灯
OFF 端子台信号レベル HIGH 動作表示ランプ消灯
ON 電圧/ON 電流 I0~I3-IC 間 6V 以下/5.5mA 以上
OFF 電圧/OFF 電流 I0~I3-IC 間 19V 以上/1.25mA 以下
大入力
遅れ時間
ON→OFF 1ms 以下
OFF→ON 1ms 以下
入 力 点 数 4 点/モジュール
コ モ ン ・ 極 性 入力端子 4 点につき 1 コモン、マイナスコモン
絶 縁 方 式 フォトカプラ
出
力
部
出 力 方 式 ・ 電 圧 リレー接点(1a) AC85~230V DC21~27V
出力信号 ON 接点閉 動作表示ランプ点灯
OFF 接点開 動作表示ランプ消灯
大負荷
電 流
1 回路 1A (cosθ=1)
4 回路 3A (cosθ=1)
小 負 荷 電 流 10mA
大 出 力
遅 れ 時 間
OFF→ON 10ms 以下
ON→OFF 10ms 以下
出 力 点 数 4 点/ユニット
コ モ ン ・ 極 性 出力端子 4 点につき 1 コモン 任意
絶 縁 方 式 リレー
絶 縁 抵 抗 外部端子(AC 電源入力端子)……ケースアース間 30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子(AC 電源入力端子)……ケースアース間 1500V 1 分間
接 続 端子台接続
専 有 ア ド レ ス 数 1ch
外 形 寸 法 B(36 ページ参照)
消 費 電 力 9VA(MAX)
重 量 700g
入出力回路
外部配線例
備 考 1. M-4S4R○A と M-4S4R○B の 2 種類があります。
M-4S4R○A と M-4S4R○B を同一アドレスとし、ペアで使用します。 2. オープンコレクタ入力は NPN 形とし、クランプダイオードの接続
されていないトランジスタにして下さい。 (13-3 を参照して下さい。) 3. 1ペアでアンサーバックチェックができます。
ON1
23
45
67
8
P1
P2
FG
3
OC
4S4R
CR
CS
CE
I0
1
2
3
IC
O0
1
2
CH
1248
163264NC
POW
RUN
ERR
ON
ADDRESS
RELAY
OUTPUT
I 0
I 1
I 2
I 3
O0
O1
O2
O3
AC100V
CONTACT
INPUT
&
―アンサーバック― 入力信号を常に ON しておく。
相手局は、この信号を受信したら、そのまま送信す
るように配線しておく。 自局出力により、伝送ループがチェックできる。
アクチュエータ
AC100V
IC
OC
O0
O1
O2
O3
I0
I1
I2
I3
リレー接点
押釦スイッチ
オープンコレクタ
アンサーバック入力
アンサーバック出力
I0~I3 2.2kΩ
IC
+24V
0V
O0~O3
OC
リレー
+24V
- 17 -
9-2. M-8S8R(○A または○B )
項 目 内 容 パネル表面
品 名 8 点 DC24V 10mA 入力&8 点 TR オープンコレクター出力
入
力
部
入 力 仕 様 DC24V
入 力 イ ン ピ ー ダ ン ス 2.2kΩ
入 力 電 流 10mA
入力信号 ON 端子台信号レベル LOW 動作表示ランプ点灯
OFF 端子台信号レベル HIGH 動作表示ランプ消灯
ON 電圧/ON 電流 19V 以上/5.5mA 以上
OFF 電圧/OFF 電流 5V 以下/1.2mA 以下
大入力
遅れ時間
ON→OFF 1ms 以下
OFF→ON 1ms 以下
入 力 点 数 8 点/モジュール
コ モ ン ・ 極 性 入力端子 8 点につき 1 コモン、プラスコモン
絶 縁 方 式 フォトカプラ
出
力
部
出 力 方 式 ・ 電 圧 トランジスタ・オープンコレクタ出力 DC24~27V
出力信号 ON トランジスタ ON 動作表示ランプ点灯
OFF トランジスタ OFF 動作表示ランプ消灯
大負荷
電 流
1 回路 0.1A
8 回路 0.6A
大 漏 れ 電 流 0.1mA
小 負 荷 電 流 1mA
O N 時 大 電 圧 降 下 1.6V(0.1A)
大 出 力
遅 れ 時 間
OFF→ON 1ms 以下
ON→OFF 1ms 以下
出 力 点 数 8 点/ユニット
コ モ ン ・ 極 性 出力端子 8 点につき 1 コモン、マイナスコモン
絶 縁 方 式 フォトカプラ
絶 縁 抵 抗 外部端子(AC 電源入力端子)……ケースアース間 30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子(AC 電源入力端子)……ケースアース間 AC1500V 1 分間
接 続 コネクター接続
専 有 ア ド レ ス 2ch
外 形 寸 法 C(36 ページ参照)
消 費 電 力 6VA(MAX)
重 量 600g
入出力回路
外部配線例
A B
PG24 1 PG24
PG24 2 PG24
OUT7 3
OUT6 4
OUT5 5
OUT4 6
OUT3 7
OUT2 8
OUT1 9
OUT0 10
11 IN7
12 IN6
13 IN5
14 IN4
15 IN3
16 IN2
17 IN1
18 IN0
PV24 19 PV24
PV24 20 PV24
備 考 1. M-8S8R○A と M-8S8R○B の 2 種類があります。
M-8S8R○A と M-8S8R○B を同一アドレスとし、ペアで使用します。 2. コネクタは FCN-361J040-AU(ハンダ付タイプ) FCN-360C040-B(カバー) 〔メーカー:富士通〕 相当をご用意下さい。 3. 1 ペアでアンサーバックチェックができます。
IN0~7 2.2kΩ
PV24
OUT0~7
PG24
ON1
23
45
67
8
8S8R
P1
P2
FG
CR
CS
CE
CH
1248
163264NC
0
1
2
3
4
5
6
7
POW
RUN
ERR
ON
ADDRESS
AC100V
DC24V
INPUT
TR. 0.1A
OUTPUT
&
0
1
2
3
4
5
6
7IN OUT
コネクタ表
IN0
IN7
PV24
OUT0
OUT7
+
- DC リレー
LED
PG24
DC24V
定電圧電源装置
+ -
- 18 -
10. アナログ送信ユニット
10-1. M-4AD8V
項 目 内 容 パネル表面
品 名 アナログ 0~10V 4 量電圧差動入力ユニット
入力インピーダンス 1MΩ以上
実 装 点 数 4 量/ユニット
分 解 能 8 ビット(フルスケールにて FFH)
精 度 総合精度 ±0.5%以下(10~40℃)
変 換 コ ー ド バイナリー
変 換 時 間 15μs 以下
絶
縁
内部回路―外部回路 非絶縁
各 量 間 非絶縁
絶 縁 抵 抗 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 AC1500V1 分間
接 続 端子台接続
専 有 ア ド レ ス 数 4ch
外 形 寸 法 B(36 ページ参照)
消 費 電 力 10.5VA(MAX)〔TYP8.5VA〕
重 量 800g
入力回路
外部配線例
各端子の入力は、上図のように独立の電源から
入力して下さい。
コモンを共通にしたり、独立の電源でない場合
は、精度が悪くなりますので上図の配線以外は行
わないで下さい。
引込み線は、できるだけシールド線をご使用下
さい。
備 考
ON1
23
45
67
8
P1
P2
FG
CR
CS
CE
A0
4AD8
A1
A2
A3
-V
1248
163264NC
POW
RUN
ERR
ADDRESS
ON
CH
4
INPUT
ANALOG
0~10V
8 BIT
AC100V
+
-
+
-
+
-
+
-
×
×
×
×
×
×
×
×
電圧出力源
DC0~10VV
V
V
V
A0+
A0-
A1-
A1+
A2+
A2-
A3+
A3-
+
-
OUT IN
A0~3
OUT IN
アナログ
SW
+
-
1MΩ
1MΩ
+
-
- 19 -
10-2. M-4AD8Va
項 目 内 容 パネル表面
品 名 アナログ 1~5V 4 量電圧差動入力ユニット
入力インピーダンス 1MΩ以上
実 装 点 数 4 量/ユニット
分 解 能 8 ビット(フルスケールにて FFH)
精 度 総合精度 ±0.5%以下(10~40℃)
変 換 コ ー ド バイナリー
変 換 時 間 15μs 以下
絶
縁
内部回路―外部回路 非絶縁
各 量 間 非絶縁
絶 縁 抵 抗 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 AC1500V1 分間
接 続 端子台接続
専 有 ア ド レ ス 数 4ch
外 形 寸 法 B(36 ページ参照)
消 費 電 力 10.5VA(MAX)〔TYP8.5VA〕
重 量 800g
入力回路
外部配線例
各端子の入力は、上図のように独立の電源から
入力して下さい。
コモンを共通にしたり、独立の電源でない場合
は、精度が悪くなりますので上図の配線以外は行
わないで下さい。
引込み線は、できるだけシールド線をご使用下
さい。
備 考
ON1
23
45
67
8
P1
P2
FG
CR
CS
CE
A0
4AD8
A1
A2
A3
-Va
1248
163264NC
POW
RUN
ERR
ADDRESS
ON
CH
4
INPUT
ANALOG8 BIT
AC100V
+
-
+
-
+
-
+
-
1~5V
×
×
×
×
×
×
×
×
電圧出力源
DC1~5VA0+
A0-
A1-
A1+
A2+
A2-
A3+
A3-
V
V
V
V
+
-
OUT IN
A0~3
OUT IN
アナログ
SW
+
-
1MΩ
1MΩ
+
-
- 20 -
10-3. M-4AD8A
入出力回路
外部配線例
各端子の入力は、上図のように独立の電源から
入力して下さい。
コモンを共通にしたり、独立の電源でない場合
は、精度が悪くなりますので、上図の配線以外は
行わないで下さい。
引込み線はできるだけシールド線をご使用下さ
い。
備 考
項 目 内 容 パネル表面
品 名 アナログ 4~20mA 4 量電流差動入力ユニット
入力インピーダンス 250Ω
実 装 点 数 4 量/ユニット
分 解 能 8 ビット(フルスケールにて FFH)
精 度 総合精度 ±0.5%以下(10~40℃)
変 換 コ ー ド バイナリー
変 換 時 間 15μs 以下
絶
縁
内部回路―外部回路 非絶縁
各 量 間 非絶縁
絶 縁 抵 抗 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 AC1500V1 分間
接 続 端子台接続
専 有 ア ド レ ス 数 4ch
外 形 寸 法 B(36 ページ参照)
消 費 電 力 10.5VA(MAX)〔TYP8.5VA〕
重 量 800g
ON1
23
45
67
8
P1
P2
FG
CR
CS
CE
A0
4AD8
A1
A2
A3
-A
1248
163264NC
POW
RUN
ERR
ADDRESS
ON
CH
4
INPUT
ANALOG8 BIT
AC100V
+
-
+
-
+
-
+
-
4~20mA
×
×
×
×
×
×
×
×
電流出力源
DC4~20mAA
A
A
A
A0+
A0-
A1-
A1+
A2+
A2-
A3+
A3-
+
-
OUT IN
A0~3
OUT IN
アナログ SW
+
-
1MΩ
1MΩ
+
-
250Ω
- 21 -
11. アナログ受信ユニット
11-1. M-4DA8V
項 目 内 容 パネル表面
品 名 アナログ 0~10V 4 量電圧出力ユニット
負荷インピーダンス 5KΩ以上
実 装 点 数 4 量/ユニット
分 解 能 8 ビット(フルスケールにて FFH)
精 度 総合精度 ±0.5%以下(10~40℃)
絶
縁
内部回路―外部回路 非絶縁
各 量 間 非絶縁
変 換 コ ー ド バイナリー
絶 縁 抵 抗 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 AC1500V1 分間
接 続 端子台接続
専 有 ア ド レ ス 数 4ch
外 形 寸 法 B(36 ページ参照)
消 費 電 力 16VA(MAX)〔12.5VA typ〕
重 量 1000g
出力回路
外部配線例
できるだけシールド線をご使用下さい。
備 考 1. マイナス端子どうしは内部でつながっていますが、負荷までは、それ
ぞれ独立で接続して下さい。
(右図外部接続例をご参照下さい。)
ON1
23
45
67
8
P1
P2
FG
CR
CS
CE
A0
4DA8
A1
A2
A3
-V
1248
163264NC
POW
RUN
ERR
ADDRESS
ON
CH
4
ANALOG
0~10V
8 BIT
AC100V
+
-
+
-
+
-
+
-
OUTPUT
×
×
×
×
×
×
×
×
電圧出力
A0+
A0-
A1-
A1+
A2+
A2-
A3+
A3-
V
V
V
V
負荷インピーダンス 5kΩ以上
A0~3
+
-
+
-
- 22 -
11-2. M-4DA8Va
項 目 内 容 パネル表面
品 名 アナログ 1~5V 4 量電圧出力ユニット
負荷インピーダンス 5KΩ以上
実 装 点 数 4 量/ユニット
分 解 能 8 ビット(フルスケールにて FFH)
精 度 総合精度 ±0.5%以下(10~40℃)
絶
縁
内部回路―外部回路 非絶縁
各 量 間 非絶縁
変 換 コ ー ド バイナリー
絶 縁 抵 抗 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 AC1500V1 分間
接 続 脱着式端子台接続
専 有 ア ド レ ス 数 4ch
外 形 寸 法 B(36 ページ参照)
消 費 電 力 16VA(MAX)〔12.5VA typ〕
重 量 1000g
出力回路
外部配線例
できるだけシールド線をご使用下さい。
備 考 1. プラス端子どうしは内部でつながっていますが、負荷まではそれぞれ 独立で接続して下さい。
(右図外部接続例をご参照下さい。)
ON1
23
45
67
8
P1
P2
FG
CR
CS
CE
A0
4DA8
A1
A2
A3
-Va
1248
163264NC
POW
RUN
ERR
ADDRESS
ON
CH
4
ANALOG8 BIT
AC100V
+
-
+
-
+
-
+
-
OUTPUT
1~5V
×
×
×
×
×
×
×
×
電圧出力
A0+
A0-
A1-
A1+
A2+
A2-
A3+
A3-
V
V
V
V
負荷インピーダンス 5kΩ以上
A0~3
+
-
+
-
- 23 -
11-3. M-4DA8A
項 目 内 容 パネル表面
品 名 アナログ 4~20mA 4 量電流出力ユニット
負荷インピーダンス 500Ω以上
実 装 点 数 4 量/ユニット
分 解 能 8 ビット(フルスケールにて FFH)
精 度 総合精度 ±0.5%以下(10~40℃)
絶
縁
内部回路―外部回路 非絶縁
各 量 間 非絶縁
変 換 コ ー ド バイナリー
絶 縁 抵 抗 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子(AC 電源入力端子)-ケースアース間 AC1500V1 分間
接 続 脱着式端子台接続
専 有 ア ド レ ス 数 4ch
外 形 寸 法 B(36 ページ参照)
消 費 電 力 16VA(MAX)〔12.5VA typ〕
重 量 1000g
出力回路
外部配線例
できるだけシールド線をご使用下さい。
備 考 1. プラス端子どうしは内部でつながっていますが、負荷までは、それ
ぞれ独立で接続して下さい。
(右図外部配線例をご参照下さい。)
ON1
23
45
67
8
P1
P2
FG
CR
CS
CE
A0
4DA8
A1
A2
A3
-A
1248
163264NC
POW
RUN
ERR
ADDRESS
ON
CH
4
ANALOG8 BIT
AC100V
+
-
+
-
+
-
+
-
OUTPUT
4~20mA
×
×
×
×
×
×
×
×
電流出力
A
A
A
A
A0+
A0-
A1-
A1+
A2+
A2-
A3+
A3-
負荷インピーダンス 500以下
A0~3
+
-
負荷
+
+
-
+15V
100Ω
4~20mA
- 24 -
12. 特殊ユニット
12-1. M-H2
項 目 内 容 パネル表面
品 名強電インターフェイスユニット
機 能
本ユニットは、トロリー線やストップリング等を信号線に
使用する場合に必要で、信号電圧を±24V から±100V に変
換するユニットです。
接 続 可 能 台 数 1 ラインに 大 16 台まで
伝 送 距 離 総延長 MAX500m
絶 縁 抵 抗 外部端子(P1,P2 端子)-ケースアース(FG 端子)30MΩ以上
外部端子(C,E 端子)-ケースアース(FG 端子)30MΩ以上
絶 縁 耐 圧 外部端子(P1,P2 端子)-ケースアース(FG 端子)AC1500V 1 分間
外部端子(C,E 端子)-ケースアース(FG 端子) AC1500V 1 分間
接 続 端子台接続(M4)
外 形 寸 法 D(36 ページ参照)
消 費 電 力 TYP 12VA〔MAX 20VA〕
重 量 1100g
パネル説明
P1,P2 は、AC100V の電源端子です。FG は接地端子です。CR,CS,CE の端子はマス
ターコントロール及び子局ユニットの CR,CS,CE 端子と接続して下さい。
C,E は外部へ出る信号線で、各強電インターフェイスユニットの C,E と接続して
下さい。この信号ラインには、回路保護のために 0.2A のヒューズが入っています。
このヒューズが溶断した時は、FUSE BLOWOUT のランプが点灯し端子台の接点が ON
します。
POW は、電源が供給されている時点灯するランプです。
注意事項
1. トロリー線を御使用の場合は接触子をダブル(タンデム型)にしてご使用して下さい。
(スリップリングの場合もダブルにして下さい。)
2. CR,CS,CE の配線はできるだけ短く配線し、必要以上に長く引き回さないで下さい。
3. C,E 端子からトロリーへの引込線は、動力線と同一ケーブル内には入れないで下さい。
4. FUSE BLOWOUT のランプは、薄く点滅する場合がありますが、異常ではありません。
信号線へ
H2
P1
P2
FG
CR
CS
CE
C
E
POW
AC100V
POWER
INTERFACE
FUSEBLOWOUT
LINE
FUSEBLOWOUT
- 25 -
13. 使用上の注意
13-1. 信号線の接続
1. すべてのユニットは 1-1 接続例を参考に接続して下さい。
2. 信号線は 0.75sq 以上のツイストペア線をご使用下さい。
3. 屋外に信号線を敷設する場合、誘導雷対策として避雷器の設置をお勧めします。(強電 I/F
未使用時)
送信、受信ユニット間に避雷器は 2 台接続されます。避雷器がある場合、伝送距離は下表
のように制限されます。
信号線長 ≦4km ≦5km 条 件
信号線経 0.75sq 1.25sq 避雷器 1 対使用の場合
0.75sq 0.75sq 避雷器なしの場合
4. 信号線と動力線は同一ケーブル内には入れず別ケーブルとし、なるべく離してください。
13-2. ユニットと機器間の接続
1. 入力信号の引込電線の長さは 100m 以内とし、入力コモンと同じケーブル内、または同一配
線内で配線して下さい。
2. ユニットの付近に他の電源線を引き回す必要のある場合にはユニットより 50mm 以上離して
配線して下さい。又、ユニットは垂直上向きにつけて下さい。
13-3. 入力回路に関する注意
入力回路(8S、4S4R、16S、8S8R)にオープンコレクタを接続する場合の注意
1. PNP 形のトランジスタを接続すると、入力は ONしません。
2. トランジスタのコレクタにクランプダイオードが接続されていると、信号が ON したままにな
る場合があります。(8S、4S4R)
注)送信ユニットの内部電源〔±24V〕は 30V 前後まで変動します。
16S、8S8R はユニットに供給する外部電源とクランプダイオードの電源が共通であれば 2 項の
ように接続することができます。
-避雷器-
SP-E1(種類C)、又は
ZP-H3(24V形)
(株)サンコーシャ製
T+
T-
L+
L-
T+
T-
L+
L-
E E
避雷器
TOLINE
避雷器
TOLINE
入力
入力信号接点
100m以内TOLINE
50mm以上
50mm以上
電線
UP
UP
+24V
+V
送信ユニット入力回路
+24V +V
TrOFFでも電流が流れる
(注)
+24V>+V
OFF
NPN形のトランジスタを
接続して下さい。
クランプダイオード付外部
回路は接続できません。
- 26 -
子局端子台CR-CS,CE間で
左の様な信号パルスのレベルが定格±24Vの所、10V以下であれば送信不能となります。
+24V
-24V
OV
14. メンテナンス
本装置群は信頼性と耐久性を重視した設計構造となっていますのでオーバーホールなどの定期的
なメンテナンスはほとんど必要なく使用していただけますが、取扱い方法が適切でなかったり、部
品の性能劣化などにより故障となる場合があります。その場合は以下のフローによりチェックして
下さい。
14-1. M-H2 ユニット(強電 I/F)を使用していないシステムの場合
(6) 全数送受信不能の場合
(7) 複数の子局で送受信不能の場合
(8) 一つの子局で送受信不能の場合
(9) 一つの子局ユニット内で特定のビットの送受信が不能の場合
いずれの場合も別表にてマスターコントロール(MC2)ユニット、子局ユニット POW RUN、
ERR(エラー)、S-ERR、R-ERR ランプがいずれの点灯状態かを調べて下さい。
(1) 全数送受信不能の場合
MC2 の POW ランプ
は点灯しているか
ERR ランプは 点灯しているか
MC2 ユニッ
トのエラーリセット 釦を押して ERR ランプが
消えるか
ノイズなどの影響でエラーに
なった可能性があります。し
ばらく運転して様子を見てく
ださい。
ERR ランプは 消えるか
MC2 ユニットから子局に行く信号
線 CR-CS,CE を両方とも端子台か
らはずしてください。(CR-CS はシ
ョートしておく)
MC ERR RESET 釦を押す
MC2 は正常で信号線のショートも
しくは子局不良です。
MC2 の RUN ランプ
は点灯しているか
電源電圧は正常か
MC2 ユニットの不良交換が 必要です
YES
NO
YES
YES
NO
NO
NO
YES
NO
YES
NO
YES
正しい電源を供給
してください
信号線 CR-CS,CE の断線が
考えられます。信号線をお調
べください。
信号線の極性がマスターコン
トロール側と子局側で逆にな
っている可能性があります。
信号線をお調べください。
子局ユニットの ERR エラーランプは点灯
しているか
NO
YES
スタート … MC2 ユニットの RUN,ERR,S・ERR,R・ERR ランプに注目してください。
信号線(CR-CS,CE)間の導通ををテスターで調べてくだ
さい。異常がなければ子局を 1 台ずつ信号線から外して
ください。MC2 のエラーが消えた時はずした子局が不良
です。予備品を正しくアドレス設定し交換して下さい。
エンドアドレスの
設定は 0~127 にな
っているか
正しいエンドアドレスに設定
してください。
NO
YESしばしば ERR ランプが点灯するときは MC2 ユニットを交換してみて下さい。
- 27 -
① ②
③ ④
MC2 8S 8R
8S 8R
MC2 8S 8R
8R 8S
CR-CSCE
CR-CS,CE
MC2 8S 8R 8S 8R 8S 8R
ch0 ch0 ch1 ch1ch2以上
ch2以上
⑤
MC2 MC2
(2) 複数の子局で送受信不能の場合
子局エラーランプが点灯している方の信号線がはずれています。
子局エラーランプが点灯している方の CR-CS,CE 線を入れ換えて下さい。
MC2 のエンド アドレスの設定 は正しいか
子局ユニットの送信側 受信側一方だけエラーランプ
が点灯しているか
YES
NO
YES
YES
NO
NO
スタート
子局ユニット送信側 受信側両方のエラーランプが
点灯しているか
MC2 ユニットのエンドアドレスは子局の 大
アドレスと同じ値に設定してください。
MC2 と送受信の子局間で CR-CS,CE 線がはずれ
ている可能性があります。調査お願いします。
送信側,受信側どちらかの CR-CS,CE 線がはずれ
ているか、送受信間で CR-CS,CE 線が逆になって
いる可能性があります。調査お願いします。
アドレス 0,アドレス 1 の子局ユニットの
RUN ランプが点灯しており、アドレス 2 以
上の RUN ランプが点灯していない時
MC2 ユニットから全子局につながれている
CR-CS,CE 線が逆になっています。MC2 の
CR-CS,CE 線を入替えてください。
下図①②③④
の状態
下図⑤の状態
- 28 -
(3) 一つの子局で送受信不能の場合
(4) 一つの子局ユニット内で特定のビットの送受信が不能の場合
交換の際,アドレス
スイッチを設定して
ください。
送信ユニットの
入力ランプは点灯
しているか
YES
NO
YES
NO
スタート
YES
YES
確かに外部入力が
入力されているか
受信ユニットの
出力表示ランプは
点灯しているか
受信ユニットを
交換して直るか
受信ユニットを
交換して直るか
NO
NO
NO
YES
受信ユニットの不良 送信ユニットの不良
送信ユニットを交換 してみて下さい
外部配線(入力用外部電源等)を
確かめてください
送信ユニットの不良
受信ユニットの不良
外部配線を確かめてください
子局の POW ランプは点灯して
いるか
YES
NO
YES
NO
スタート
送信
ユニットの入力 ランプは点灯して
いるか
YES
NO
YES
NO
正しい電源を供給してください
子局ユニット不良 電源電圧は正常か
RUN ランプは 点灯しているか
ERR ランプは 点灯しているか
MC2 からの信号線が逆になって
いるか断線しているかもしくは
子局ユニットの不良です。
子局アドレスがエンドアドレス
を超えているか子局ユニットの
不良です。
正しく設定して下さい。
YES
NO
YES
NO
送信ユニットの入力線の異常
子局ユニットの不良
入力の外部電源が正しく供給さ
れているか確認して下さい。
送信ユニット,受信ユニットのど
ちらかが不良です。交換してくだ
さい。
子局のアドレス スイッチの設定は
良いか アドレスは 0~127 でかつアナログユニットは 4 の倍数
16 点ユニットは 2 の倍数でないと正常動作しません。
- 29 -
14-2. M-H2 ユニット(強電 I/F)を使用しないシステムでのエラー例
下図の構成の様に MC2 と 8S を 3 台、8R を 3 台接続した場合を例にとって RUN、ERR、S-ERR、R-ERR
の各ランプの動作とシステムの状態を記します。
a. 信号線 CR-CS,CE が①ではずれている場合
b. 信号線 CR-CS,CE が②ではずれている場合
c. 信号線 CR-CS,CE が③ではずれている場合
d. 信号線 CR-CS,CE が①で逆になっている場合
e. 信号線 CR-CS,CE が②で逆になっている場合
f. 信号線 CR-CS,CE が③で逆になっている場合
g. 信号線 CR-CS,CE がショートした場合
h. MC2 がノイズにより停止した場合
i. MC2 のエンドアドレス設定が 0 の場合
j. MC2 のエンドアドレス設定が 3 以上の場合
k. MC2 が故障した場合
l. アドレス 1の 8S が故障した場合
m. アドレス 2の 8R が故障した場合
n. 伝送距離が規定よりも長く信号が減衰している場合
MC2
CR-CS
CE
8
S
8
S
8
S
8
R
8
R
8
R
① ②
0
CR-CS
CE
CR-CS
CE
1 2
0 1 2
③
アドレス
アドレス
エンドアドレス 2
- 30 -
・M-H2 ユニット(強電I/F)を使用しないシステムでのエラー例早見表
正
常
異 常 状 態
a b c d e f g h i j k 1 m n
M
C
2
RUN ● ● ●
ERR ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
S・ERR ● ● ● ● ● ● ● ●
R・ERR ● ● ● ● ● ● ● ●
S・ERR か R・ERR のどちらか一方が点灯する。
8S(0)
RUN ● ● ● ● ●
ERR ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
8S(1)
RUN ● ● ● ● ● ● ●
ERR ● ● ● ● ● ● ● ● ●
8S(2)
RUN ● ● ● ● ● ● ● ●
ERR ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
8R(0)
RUN ● ● ● ● ●
ERR ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
出力 ON OFF OFF OFF ON OFF OFF OFF OFF ON ON OFF ON ON OFF
8R(1)
RUN ● ● ● ● ● ●
ERR ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
出力 ON OFF OFF OFF ON OFF OFF OFF OFF OFF ON OFF OFF ON OFF
8R(2)
RUN ● ● ● ● ● ● ● ● ●
ERR ● ● ● ● ● ● ● ● ●
出力 ON OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF ON OFF ON OFF OFF
状況によりRUN 消灯,ERR 点灯
もしくはRUN,ERR 点滅となる
状況により S・ERR か R・ERR
が点灯する場合あり
点灯 消灯
- 31 -
14-3. M-H2 ユニット(強電 I/F)を使用しているシステムの場合
(1) 全数送受信不能の場合
(2) 複数の子局で送受信不能の場合
(3) 一つの子局で送受信不能の場合
(4) 一つの子局ユニット内で特定のビットの送受信が不能の場合
いずれの場合も別表にてマス ーコントロール(MC2)ユニット、 子局ユニットの POW、RUN、
ERR、S-ERR、R-ERR ランプがいずれの点灯状態かを調べて下さい。
(1) 全数送受信不能の場合
MC2 の POW ランプ
は点灯しているか
MC2のERRランプ
は点灯しているか
MC2 ユニッ
トのエラーリセット 釦を押して ERR ランプが
消えるか
ノイズなどの影響でエラーに
なった可能性があります。し
ばらく運転して様子を見てく
ださい。
ERR ランプは 消えるか
MC2ユニットに繋がっている H2ユ
ニットのヒューズを外してくださ
い。
MC ERR RESET 釦を押す
MC2 の RUN ラン
プ
電源電圧は正常か
MC2 ユニットの不良 交換が必要です
YES
NO
YES
NO
NO
YES
NO
YES
NO
YES
正しい電源を供給
してください
ERR の点灯している子局ユニットの CR,CS,CE 線の断線、ショー
ト、配線間違い、もしくはその子局ユニットに繋がっている H2ユニットの不良と考えられます。
配線が正しければ H2 ユニットを
交換してみて下さい。
NO
YES
スタート … MC2 ユニットの RUN,ERR,S・ERR,R・ERR ランプに注目してください。
H2 ユニットの
POW ランプは 点灯しているか
YES
NO H2 の電源電圧
は正常か NO
YES
H2 ユニットの不良 交換が必要です
MC2 ユニット,及びそれに
つながれている H2 ユニッ
トは正常で C,E 線のショー
トもしくは他の H2 ユニッ
トの不良です
MC2 ユニット
に直接繋がっている子局 ユニットの ERR ランプは
点灯しているか
他の H2
ユニットにつながっている グループの子局ユニットのエラー
ランプは全て点灯して いるか
MC2ユニットに繋がっているH2ユニ
ットを取はずし、残りのユニットの
CR,CS を短絡してください。
MC ERR RESET 釦を押す
ERR ランプは 消えるか
NO
YES
信号線 CR,CS,CE の断線、配
線間違いが考えられます。 信号線を調べてください。
NO
YES
NO
YES
全ての H2 ユニットのヒューズの溶
断をチェックしてください。
RUN ランプが点灯していな
いものがあれば、H2 ユニット
どうしをつないでいる信号線
C,E が逆になっている可能性
があります。信号線をチェッ
クしてください。
溶断していたか
NO
YES
H2 ユニットにつながれてい
る C,E 線のショート、もしく
は C,E 線に外部より電圧が加
わった可能性があります。配
線のチェックを行い、再度ヒ
ューズを交換して動作確認を
してください。
A B
しばしばERRランプが点灯す
るときは MC2 ユニットを交
換してみて下さい。
正しいエンドアドレスに設定
してください。
NO
エンドアド
レスの設定は 0~127 になっ ているか
- 32 -
(2) 複数の子局で送受信不能の場合
MC2 のエンド アドレスの設定
は正しいか
YES
NO
YES
YES
NO
NO
スタート
ある H2
ユニットにつながれて いる子局ユニット全てに ERR
ランプが点灯して いるか
MC2 ユニットのエンドアドレスは子局の 大
アドレスと同じ値に設定してください。
送受信不能のアドレスの送信側,受信
側の ERR ランプの点灯状態を調べて
ください。
H2 ユニットの C,E 端子への配線が断
線していないかを調べて下さい。
H2 ユニットの ヒューズが切れて
いるか
H2 ユニットと 子局間の配線は
正しいか
C,E 線の一時的短絡、外部よりの電圧
印加等により溶断したものと考えら
れます。ヒューズを交換してみて下さ
い。
断線していたかYES
NO
YES
NO
YES
NO
正しい配線にして下さい。
配線を直してください。
H2 ユニットの不良が考えられます。 交換して動作を見てください。
一部の子局ユニッ
トだけが ERR にな
っているか
CR,CS,CE 線のいずれかの配線がはず
れているか、間違っている可能性があり
ますので調べてください。
H2 ユニットどうしつながれている C,E 線が
逆になっています。逆に接続しなおしてくだ
さい。
アドレス 0及び 1のRUNランプが点灯してお
り、アドレス 2 以上の RUN ランプが点灯して
いない時。
MC2 ユニット単独にして CR,CS を
短絡して下さい。
MC ERR RESET 釦を押す
NO
YES
配線チェックをして異常がなければ、H2 ユニットのヒューズをはず
したままで子局を一台ずつ CR,CS,CE のラインからはずし、MC ERR RESET 釦を押してください。MC2 の ERR ランプが消えた時
はずした子局ユニットが不良です。
MC2 ユニットの
ERR ランプは 消えるか
A B
MC2ユニットは正常でCR,CS.CE線どうしの
ショートもしくはMC2ユニットに直接つなが
れている子局の不良です。
- 33 -
(3) 一つの子局で送受信不能の場合
(4) 一つの子局ユニット内で特定のビットの送受信が不能の場合
交換の際,アドレス
スイッチを設定して
ください。
送信ユニットの
入力ランプは点灯
しているか
YES
NO
YES
NO
スタート
YES
YES
確かに外部入力が
入力されているか
受信ユニットの
出力表示ランプは
点灯しているか
受信ユニットを
交換して直るか
受信ユニットを
交換して直るか
NO
NO
NO
YES
受信ユニットの不良 送信ユニットの不良
外部配線(入力用外部電源等)を
確かめてください
送信ユニットの不良
受信ユニットの不良
外部配線を確かめてください
子局の POW ランプは点灯して
いるか
YES
NO
YES
NO
スタート
送信
ユニットの入力 ランプは点灯して
いるか
YES
NO
YES
NO
正しい電源を供給してください
子局ユニット不良 電源電圧は正常か
RUN ランプは 点灯しているか
ERR ランプは 点灯しているか
MC2 からの信号線が逆になって
いるか断線しているかもしくは
子局ユニットの不良です。
子局アドレスがエンドアドレス
を超えているか子局ユニットの
不良です。
正しく設定して下さい。
YES
NO
YES
NO
送信ユニットの入力線の異常
子局ユニットの不良
入力の外部電源が正しく供給さ
れているか確認して下さい。
MC2に ERR S ランプが点灯して
いれば送信ユニットの不良です。
そうでない場合は受信ユニット
交換してみてください。
子局のアドレス スイッチの設定は
良いか アドレスは 0~127でかつアナログユニットは
4 の倍数でないと正常動作しません。
- 34 -
14-4. M-H2 ユニット(強電 I/F)を使用しているシステムのエラー例
下図の構成の M-H2 ユニットを使用したシステムで、異常が発生した場合の各ランプの表示等を示
します。
a. 信号線 C,E が①ではずれている場合
b. 信号線 C,E が②ではずれている場合
c. 信号線 C,E が③ではずれている場合
d. 信号線 C,E が①で逆になっている場合
e. 信号線 C,E が②で逆になっている場合
f. 信号線 C,E が③で逆になっている場合
g. 信号線 C,E がショートした場合
h. Aの H2 ユニットのヒューズが切れた場合
i. Bの H2 ユニットのヒューズが切れた場合
j. Cの H2 ユニットのヒューズが切れた場合
k. Aの H2 ユニットが故障した場合
l. Bの H2 ユニットが故障した場合
m. Cの H2 ユニットが故障した場合
n. Cの子局ユニットのどれかが故障した時
M
C
2
子 局
ユニット
H
2
C
E
H
2
C
E
子 局
ユニット
H
2
C
E
子 局
ユニット
① ②
③
A B
C
- 35 -
・M-H2 ユニット(強電 I/F)使用時のエラー例早見表
正
常
異 常 状 態
a b c d e f g h i j k 1 m n
M
C
2
RUN ● ●
ERR ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
S・ERR ● ● ●
R・ERR ● ● ●
S・ERR か R・ERR のどちらか一方が点灯する。
(子局の故障時はエラーとなっている方の表示となる。)
子局ユニット
RUN ● ●
ERR ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
H 2
FUSE
BLOWOUT ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
子局ユニット
RUN ● ● ● ● ● ● ● ● ●
ERR ● ● ● ● ● ● ● ●
H 2
FUSE
BLOWOUT ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
子局ユニット
RUN ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
ERR ● ● ● ● ● ● ●
H 2
FUSE
BLOWOUT ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
H2 ユニットが信号線に異常な波形を出すよう
な故障時,kの状態になる場合がある。
アドレス0と1のものは
RUNのランプが点灯する。
点灯 消灯
アドレス0と1のものは
RUNのランプが点灯する。
故障ユニットの状態表示
正常品はRUN点灯ERR消灯
- 36 -
15. 外形寸法図
138116
123
138116
61
138116
156
162
73
199
212
222
5
22.5 22.545
138116
113
- 37 -
保証期間と保証範囲
【保証期間】
納入品の保証期間は、ご注文の指定場所に納入後、1年と致します。
【保証範囲】
上記保証期間中に、当社の責により故障を生じた場合は、納入品の故障部分の修理または交換を、当社の責任において行います。
ただし、次に該当する場合は、上記保証の対象範囲から除外させて頂きます。
(1) 不適当なお取扱い、またはご使用による場合。
(2) 故障の原因が、納入品以外の事由による場合。
(3) 当社以外の改造、または修理が行われた場合。
(4) その他、天災等の災害など、当社の責にあらざる場合。
なお、以上は納入品そのものの保証を意味するものであり、納入品の故障により発生した損害については、当社はその責任を負いません。
サービスの範囲
納入品の価格には、技術者派遣等のサービス費用は含んでおりませんので、次の場合は別個に費用を申し受けます。
(1) 取付、調整および試運転立会。
(2) 保守点検および上記保証範囲外の修理、調整。
(3) 技術指導および技術教育。
ご使用上の注意補足
◆電源端子に仕様を超える超える電圧を加えますと故障したり、発煙・発火等の危険性がありますので必ず仕様どおりの電圧を加えて下
さい。
◆感電防止のため FG 端子は必ずアースしてください。
◆落下させたり乱暴な扱いをしないで下さい。
◆金属片などの導電性物質が本体内部に入らないようにして下さい。故障および事故の原因になります。
◆万一結露した場合は、完全に乾くまで放置してから通電して下さい。そのままの状態で通電しますと感電などの事故の原因になります。
◆可燃性ガスの漏れる恐れのある場所への設置は行わないで下さい。万一ガスが漏れてユニットの周囲に溜ると発火の原因になる場合が
あります。
◆端子台カバーは感電防止のため必ず取付けてご使用ください。
◆ユニットの交換などにより信号線を外す場合、活線状態で行いますと信号線のショートや混触等により他のユニットの動作に影響を
及ぼす事があります。また場合によっては装置を故障させる原因にもなりますので必ずマスターコントローラー(またはこれに相当する
インターフェイスユニット)の電源を OFF にした状態で行って下さい。
◆次のようなところに設置または保管をしないで下さい。故障の原因になります。
・仕様値を超える温度・湿度環境の場所。
・水分、油分が当たる場所。
・粉塵や腐食性ガスのある雰囲気中。
・衝撃の加わる場所および加振器等の振動発生源の振動が著しく伝わる場所。
◆万一本装置に異常が認められたときは、速やかに電源を切って下さい。そのまま通電されますと重大事故の原因になります。(修理の
ときは何が起こったかをご連絡下さい。)
その他のご注意
◆本装置を使用したシステムを設計される場合、システム側にてフェイルセーフとなるよう万一の故障に対する適切な処置を講じた上で
ご使用願います。
◆本装置は人命に係るシステムや医療機関など極めて高い信頼性が必要とされる用途には使用しないで下さい。
◆取扱説明書は必ず、現場保全担当者の手に渡るようお願いします。
多重伝送装置 取扱説明書
昭和 62 年 6 月 作成
昭和 63 年 3 月 改正
平成 2 年 8 月 改正
平成 4 年 9 月 改正
平成 7 年 5 月 改正
平成 13 年 9 月 改正
平成 29 年 1 月 改正
おことわり
記載内容の一部を予告なく変更する場合がありますので予めご了承願います。
東朋テクノロジー株式会社 本 社
〒460-0008 名古屋市中区栄三丁目 10 番 22 号
稲沢ものづくり開発本部
〒492-8501 愛知県稲沢市下津下町東五丁目 1 番地
TEL:(0587)24-1214
FAX:(0587)24-1221
URL: http://www.toho-tec.co.jp/