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YETI ユーザーガイド

この度はYetiマイクロフォンをお買い上げ頂きまして誠に有り難うございます。Yetiは最先端技術を駆使したマルチパターンのUSBマイクロフォン、多用途に使用可能、音源や録音環境に左右されずにプロフェッショナルなレコーディングを実現する究極のツールです。Yetiはどんなサウンドも逃しません。Blue独自のトリプルカプセルアレーによりステレオ、単一指向性、無指向性、双指向性のマルチパターンから指向特性を選択可能、本来なら複数のマイクロフォを必用とするシーンでもYetiが1本で幅広い用途に対応します。

Yetiは高品位A/Dコンバーターを搭載し、コンピューターに直接、高品位なサウンドを取り込むことができます。また、ヘッドフォンアンプ内蔵でゼロレイテンシーのモニタリングが可能。ヘッドフォン・ボリューム・コントローラー、指向性パターン・セレクター、ミュートボタン、ゲイン調節が本体に装備され、録音中も手元で簡単にコントロールできます。更に高品位なサウンド、バランスのとれた周波数特性、低ノイズで優れた音響特性を提供します。ドライバーのインストールは不要です。YetiをPCまたはMacに接続してレコーディング・ソフトウェアを起動するだけでレコーディングを開始できます。

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Yeti概要

トリプルカプセルアレー • コンデンサーカプセル3基を搭載し、あらゆるタイプのレコーディングに対応します。

マルチ指向性パターン • ステレオ、単一指向性、無指向性、双指向性の4種類のパターンから選択可能。指向性パターン・セレクターで選択します。詳細と使用例については12-19ページを参照してください。

マイクゲイン • Yetiの入力ゲイン（感度）を調整します。録音開始時にはノブを中央のポジションに設定します。大音量の音源でディストーションが発生する場合はノブを左（半時計回り）に回してゲインを下げます。入力レベルが低い音源では、ノブを右（時計回り）に回して感度を上げます。

Blue logo • Blueのロゴはマイクロフォン正面に配置されています。

セット・スクリュー • マイクロフォンの角度を調整します。角度を変更してスクリューを右に回すと固定されます。マイクロフォンをデスクスタンドから取り外す場合は、落下しないようマイクをしっかり支えながら両側のスクリューを外し、デスクスタンドからマイクを真上に持ち上げて外します。

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ミュートボタン/ステータス・ライト • ミュート（消音）のオン/オフを切換えます。ボタンを押すとミュートが有効になりボタンが点滅します。ミュート中、シグナルはコンピューターに送信されません。再びボタンを押すとミュートが解除されます。ボタンは点灯に戻り通常の動作であることを示します。

ヘッドフォン・ボリューム・コントローラー • ヘッドフォンの出力音量を調整します。録音中でも手元で簡単に音量を調整できます。

ヘッドフォン出力端子 • モニタリングや再生時にヘッドフォンを接続するための1/8 標準ヘッドフォン端子が装備されています。Yetiで録音中のサウンドをリアルタイムでレイテンシ（遅れ）のないモニタリングが可能です。また、コンピューター内の音楽や映画等の音声データは、Yetiに搭載されている専用ヘッドフォンアンプおよびA/Dコンバーターによりヘッドフォンで高品位なサウンドを再生できます。

注意：Skypeやその他ボイスチャットのアプリケーションを使用する際に、外部スピーカーをYetiのヘッドフォン出力端子に接続しないよう注意してください。不快なフィードバックやノイズの発生につながります。外部スピーカーはコンピューターのヘッドフォン/スピーカー出力端子に接続してください。

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USB端子 • YetiはUSBケーブルでコンピューターに接続します。USBケーブルのミニUSBコネクターをYetiのUSB端子に接続し、もう一方のコネクターをコンピューターのUSB端子に接続します。Yetiを正常に動作させるためには、パワードUSB端子に接続する必用があります。USBハブやマルチプライヤーに接続しないでください。

標準スレッドマウント • Yetiは標準のマイクスタンドで使用することができます。Yetiを付属のデスクスタンドから取り外し、標準マイクスタンドのネジ山に取り付けます。

Yetiスタートアップ・ガイド

Yetiを製品箱から取り出しマイク本体を180度回転させてBlueのロゴ面（ヘッドフォンボリューム・コントローラーのある面）を自分と対面するよう（音源）に向けます。ヘッドフォンの角度を調節して左右のセット・スクリューを右に回して締め角度を固定します。付属のUSBケーブルを使用してマイクをコンピューターのUSB端子に接続します（Yetiはコンピューターに直接、接続してください。 USBハブやマルチプライヤーを使用すると最適なパフォーマンスが得られません）。次項の解説に従い、コンピューターのOSに合わせてインストールを実行して下さい。

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Windows 7

1. 付属のUSBケーブルを使用してYetiマイクロフォンをコンピューターのUSB端子に接続します。

2. 「スタート」メニューから「コントロールパネル」を開きます。

3. 「コントロールパネル」から「ハードウェアとサウンド」をクリックします。

4. 「再生」タブで「Yeti Stereo Microphone」を選択し「規定値に設定」をクリックします。

5. 「録音」タブで「Yeti Stereo Microphone」を選択し「規定値に設定」をクリックします。

6. 「OK」をクリックしてコントロールパネルを終了します。

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Windows 8

1. 付属のUSBケーブルを使用してYetiマイクロフォンをコンピューターのUSB端子に接続します。

2. チャーム（Windowsキー＋C）から設定を選択し、コントロールパネルを選択します

3. 「コントロールパネル」から「ハードウェアとサウンド」をクリックします。

4. 「サウンド」の下の「オーディオデバイスの管理」を選択します。

5. 「再生」タブで「Yeti Stereo Microphone」を選択し「規定値に設定」をクリックします。

6. 「録音」タブで「Yeti Stereo Microphone」を選択し「規定値に設定」をクリックします。

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7. 「OK」をクリックしてコントロールパネルを終了します。

Mac OSX（10.4.11以降）

1. 付属のUSBケーブルを使用してYetiマイクロフォンをコンピューターのUSB端子に接続します。

2. Appleメニューから「システム環境設定」を選択します。

3. 「サウンド」をクリックします。

4. 「入力」タブでリストから「Yeti Stereo Microphone」を選択します。

入力音量の設定はまず80%から始めてみます。バンド演奏などの大音量の音源を録音する場合、設定値を下げます。小声の会話など静かな音を録音する場合は設定値を上げます。

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5. 「出力」タブでリストから「Yeti Stereo Microphone」を選択します。

6. 「出力音量」は100%に設定します。出力デバイスにYetiを選択すると、マイクロフォンに装備されているヘッドフォン・ボリューム・コントローラーでヘッドフォンの音量を調節できます。

Yetiの接続が完了したら、マイクロフォンのゲイン・ノブが中央の位置に設定されていることを確認し、指向特性を選択して録音を開始することができます。

その他のオペレーションシステムにインストールする場合は、www.bluemic.com/yeti を参照してください。

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Yetiを使用する

Yetiではあらゆるタイプの録音が可能です。レコーディングには法則と言うものは存在しません。サウンドが全てです。以下に、各レコーディング・モード（指向特性）の説明、推奨する設定方法や、効果的な使用方法などを紹介します。各モードの特徴と使用方法を把握して確実に求めるサウンドを手に入れましょう。難しく考える必用はありません。レコーディングを色々な方法で試して、自分だけのサウンドをクリエイトしましょう。

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ボーカル インストゥルメントアンサンブル/コーラス

ステレオ

ポッドキャスト ボーカルボイスオーバー

単一指向性

インストゥルメント

パターン シンボル

音源方向 最適な用途パターン

モード

レ コ ー デ ィン グ モ ー ド の 一 覧 表

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無指向性

フィールド イベント/オーケストラネット会議

インタビュー インストゥルメント

双指向性

デュエット

パターン シンボル

音源方向 最適な用途パターン

モード

レ コ ー デ ィン グ モ ー ド の 一 覧 表

14ステレオ

解説：ステレオモードでは、リアルなステレオ音像をとらえることができます。まず、マイクロフォンを録音する対象である音源に向けます（Blueのロゴが正面）。楽器の種類や求める音質を考慮して、マイクロフォンを音源から5センチから2メートル程度、離れた場所に設置します。音源をセンタリング（中央）すると、左右のチャンネルに同量のシグナルが送信されます。マイクの中心から左右いずれかに音源をずらして設置することで、左右にシグナルを振ることもできます。また、録音時にできるだけ音源をセンタリングして ミキシング時に定位を調節することができます。左右いずれかのチャンネルのみに録音する場合は、単一指向性、双指向性または無指向性に設定し、ソフトウェアで左右にハードパンすることもできます。

上図は周波数特性の一例です。マイクロフォンは用途により動作が大きく異なります。ルームアコースティック、音源からの距離、インストゥルメントのチューニング、マイクケーブリング等、多くの条件により変化します。マイキングとレコーディングのテクニックに関してはBlueのウェブサイトを参照してください。

15単一指向性

解説：単一指向性は最もよく使われるパターンでほとんどの状況に対応します。ボーカルの録音、ポッドキャスト、ボイスオーバー等に最適のパターンです。単一指向性のパターンで録音する場合、マイクロフォンの正面のサウンドのみが収音され、マイクの背面や側面のサウンドは録音されないため、マイク正面に音源を配置します。単一指向性は正確で豊かなサウンドが特徴ですが、その他の指向特性と同様のプレゼンスや空気感は得られません。

上図は周波数特性の一例です。マイクロフォンは用途により動作が大きく異なります。ルームアコースティック、音源からの距離、インストゥルメントのチューニング、マイクケーブリング等、多くの条件により変化します。マイキングとレコーディングのテクニックに関してはBlueのウェブサイトを参照してください。

16無指向性

解説：無指向性パターンではマイクロフォンは周囲のサウンドを全方向から収音します。バンドで複数のミュージシャンが一斉に演奏、室内で複数のグループの会話、電話会議等、その場全体のアンビエンス（間接音）をとらえる場合に有効です。このパターンでは全方向からのサウンドを拾うため、マイクロフォンの位置は重要ではありませんが、一つ言えることは録音対象の中でメインとなる音源にマイクの正面を向けて録音を開始します。

上図は周波数特性の一例です。マイクロフォンは用途により動作が大きく異なります。ルームアコースティック、音源からの距離、インストゥルメントのチューニング、マイクケーブリング等、多くの条件により変化します。マイキングとレコーディングのテクニックに関してはBlueのウェブサイトを参照してください。

17双 指向性

解説：双指向性パターンではマイクロフォンの正面と背面のサウンドが収音され、マイクの側面のサウンドは排除されます。双指向性では音楽インストゥルメントの録音に使用するとニュアンスのある心地よいサウンドが得られ、二者以上の対談の収録にも有効です。2つ以上の音源（対面するようマイクの前後に配置）の間にマイクロフォンを設置するとナチュラルなサウンドが得られ、更に複数のマイクロフォンを使用する手間が省けます。

ヒント、テクニック、FAQなど

Yetiを使って色々なシチュエーションで録音してみましょう。試しているうちに自分だけのサウンドが見つかるはずです。Yetiを使いこなすためのヒントや、一般的な録音のテクニックについては、Blueのウェブサイトで最新情報をチェックしてください。 www.bluemic.com/Yeti.

上図は周波数特性の一例です。マイクロフォンは用途により動作が大きく異なります。ルームアコースティック、音源からの距離、インストゥルメントのチューニング、マイクケーブリング等、多くの条件により変化します。マイキングとレコーディングのテクニックに関してはBlueのウェブサイトを参照してください。

18技術仕様

マイク部電源条件/消費電力：5V 150mAサンプリングレート：48kHzビットレート：16bitマイクカプセル：独自の14mmコンデンサーカプセル3基指向特性：単一指向性、双指向性、無指向性、ステレオ周波数特性：20Hz – 20kHz感度：4.5mV/Pa（1kHz）最大SPL：120dB（THD: 0.5% 1kHz）

ヘッドフォンアンプ部インピーダンス： >16Ω出力電力（RMS）：130mW 歪み率：0.009% 周波数特性：15Hz – 22kHzS/N比：100dB

サイズと重量サイズ（スタンド装着時）：12cm x 12.5cm x 29.5cm重量（マイク）：0.55kg重量（スタンド）：1.0kg

システム必要条件 PC：Windows 8、Windows 7USB 1.1/2.064 MB以上のRAM

Macintosh：Mac OSX（10.4.11以降）USB 1.1/2.064 MB以上のRAM

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