Vagrant

株式会社イプロス外山　寛

VAGRANT

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自己紹介• 外山　寛

–株式会社イプロス–チーフエンジニア

• Github– @toyama0919– https://github.com/toyama0919/

• Twitter– @god_tongue_19


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vagrant provison1

vagrant package2

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Vagrant 1.34

まとめ5

vagrant plugin


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VAGRANTの最大の長所は？


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インフラのコード化！

(Infrastructure As Code)


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インフラのコード化？

Vagrantfileはテキストファイル！テキストファイルであるということは履歴を管理できるということ。

Virtual BOXや VM Wareはイメージバイナリファイルだと履歴が管理できない。便利ではあるが変更内容を共有できない。本番では動いているが自分の環境では動かないとかはよくある話。


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本質的でない作業に時間を使わない。


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プロビジョン(provision)


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プロビジョン (provision)とは？

仮想マシンを起動した際に実行される一連の処理。サブコマンドの provision ,up ,reloadを実行した時に発動する。※ 1

※1 vagrant 1.3で仕様変更！


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プロビジョン (provision)の利点

ミドルウェアのインストールやサービスの起動、停止などを自動化できる。構築する仮想マシンが VirtualBoxでもEC2でも同じスクリプト、 Cookbookが使える。何回実行しても同じ結果になる。

→冪等性 (べきとうせい )


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プロビジョン (provision)

Chefや Chef-SoloVagrantfileの中で cookbookのパスや適用したいレシピを指定する。

ShellShellは外部ファイルではなくインラインで記述

※することも可能。後述

Puppet

CFEngine


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# Vagrantfileにコマンドを直接記述config.vm.provision :shell, :inline => "echo foo > /vagrant/test”

# 実行する外部 Shellを指定config.vm.provision :shell, :path => "script/setup.sh"

Shellによるプロビジョン


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# 以下のいずれかでプロビジョンされる。vagrant {up,reload,provision}

# shellのみでプロビジョンvagrant up --provision-with shell

Shellによるプロビジョン２


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chefとは？

サーバ OSでのインストール・設定・各サービスの状態管理等、諸々のシステム構築や運用作業を自動化できるRuby製。オープンソースとして公開されている。ミドルウェアの状態を「 Cookbook」として管理する。


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# chef-soloを仮想マシン上で実行config.vm.provision :chef_solo do |chef| chef.cookbooks_path = [ "cookbooks", "site-cookbooks" ] chef.run_list = [ "recipe[mysql55]", "recipe[java]" ]end

# これでもよい。chef.add_recipe("java")chef.add_recipe(”mysql55")

chefによるプロビジョン


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Vagrant 本番環境Chef

理想形はこんな感じ


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POVIDER(プロバイダー )


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プロバイダー (provider)とは？

仮想マシンを作るエンジンの部分。仮想マシンの種別、と覚えれば良い。例を挙げると以下のとおり

VirtualBoxAWSVMware FusionKVM


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プラグイン


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プラグイン

Vagrantのコマンドを拡張できる。providerや vagrant内部もプラグインで出来ている。現在の vagrantのバージョンは 1.2系だが古いバージョンとプラグインの互換性がないこともあるので注意。特に 1.0と 1.1以上では大きく仕様が変更されており、 Vagrantfileの記述方法自体も変わっている。


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どんなプラグインがある？

aws

sahara

veewee

berkshelf

vagrant-vbguest

vagrant-omnibus

Etc…


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vagrant-aws plugin

Vagrantで aws上に EC2インスタンスを作成できる。VPCに対応している。最近 ElasticIPに対応した。リージョン、アベイラビリティゾーン、セキュリティグループ、タグ、インスタンスタイプなど細かな指定が可能。


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vagrant-aws plugin

Internal AWS

EC2

vagrant up


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vagrant upだけで

EC2インスタンスを生成！


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config.vm.provider :aws do |aws, override| aws.access_key_id = "YOUR KEY" aws.secret_access_key = "YOUR SECRET KEY" aws.keypair_name = "KEYPAIR NAME” aws.instance_type = "t1.micro” aws.region = "ap-northeast-1” aws.security_groups = [ 'quick-start-1' ] aws.ami = "ami-XXXXXXXXX” override.ssh.username = ”ec2-user" override.ssh.private_key_path = "PATH" end

vagrant-aws plugin の設定例


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# プラグインをインストール$ vagrant plugin install vagrant-aws

# EC2インスタンスを起動$ vagrant up –provider=aws

# EC2インスタンスを Terminate 1※$ vagrant destroy

※1 stop instanceはない様子。。。

vagrant-aws plugin の設定例


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Amazon Linuxの注意点

Amazon Linuxをローカル環境に構築することは基本できない。Chefの Cookbookが Amazon Linuxに対応していないことがたまにあり、自分の環境と同じプロビジョニングをするために amazon用の対応が必要な場合がある。Shell Scriptは基本同じものが使える。


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sahara plugin

仮想マシンを簡単にロールバックできるプラグイン。Vagrantのプラグインといえばこれ、というぐらい有名。残念ながら VirtualBoxのみ対応。


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# sandboxモードに入る$ vagrant sandbox on

# 何か作業$ ~

# 巻き戻す$ vagrant sandbox rollback

# 確定する。 (rollbackしたらここに戻る )$ vagrant sandbox commit

sahara plugin


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sahara plugin

sandbox off コミットしていなければもとに戻せる。残念ながら VirtualBoxのみ対応。


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自分の BOXを他人に公開したい。


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PACKAGE(パッケージ )


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パッケージング (package)

自分で修正した仮想マシンを共有できる。拡張子が .boxで保存する。Vagrantfileで BOXのロケーションを指定できる。作成する BOXは vagrantで使用されるのが前提なので、 vagrantユーザーがいなければいけない。


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# 作業ディレクトリに Vagrantfile# package.boxが作成される$ vagrant package

# 作った BOXを自分のマシンに追加$ vagrant box add my_box package.box

# BOXを s3にアップロードして共有$ s3cmd put package.box s3://BUCKET[/PREFIX]

packageの使い方


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イプロスでの使用例Internal S3

BASEBOX


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config.vm.box = ”my_box"

# 作成した BOXを s3にアップロードしておき、# その URLを指定する。 (httpでなくても可 )config.vm.box_url = "http://hoge.s3.amazonaws.com/develop/dev.box"

Vagrantfileの設定例

vagraut upだけでダウンロードが開始され、仮想マシンがローカルに展開される


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パッケージングの使い道としては

自分で作ったボックスを S3にアップロードし、各自が vagrant経由でローカルにマシンを展開する。ローカルに BOXが存在すれば 2度目以降はマシンをダウンロードしない。最低限の部分は BOX化する、で良いがミドルウェアやアプリをインストールしていく部分は provisioningで管理していくことが望ましい。


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パッケージングの注意点

BOXの場所はインターネットにつながる場所なら可能なので、認証情報をBOXに入れてしまう場合は注意が必要。 (リポジトリのパスワードとか )

開発で使う場合は S3に BOXを置くケースが多いと思うので、 Bucket Policyなどで縛るとよい。


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開発が活発なので仕様が大きく変わる。


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Vagrant1.3がリリース、変更点は

vagrant upで初回のみプロビジョニングが実行される。2 —回目以降は明示的に provisionとしないとプロビジョニングされない。vagrant reloadも同様。Mac OS Xの guestが対応したらしい。後はファイルの構成とか細かい話。


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まとめ

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ご静聴ありがとうございました。

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