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課題• 業務におけるスマートデバイスの活用
• 既存のシンクライアント環境における管理負荷とパフォーマンスの問題
• セキュリティ強化とデータ保護の向上
ソリューションスマートデバイスへの対応が明確で、VMware vSphereとの管理の親和性が高いVMware Horizon Viewによるデスクトップ仮想化環境へリプレース。システム運用管理にかかる負荷が軽減されるとともに、BYODによるワークスタイル変革を実現
導入効果• シンクライアント環境にまつわる運用管理負荷の軽減
• Windows OS、iPad、Android端末などマルチデバイスの包括的な活用、管理が可能に
• 3G回線でも快適なパフォーマンスを確保、ロケーションを問わない業務環境を構築
導入環境• VMware Horizon View
• VMware vSphere
RESEARCH
他社製シンクライアント環境で 顕在化した様々な課題
1962年の創業以来、半世紀に亘ってマーケティング会社の草分けとして発展してきた株式会社富士経済。フィールドリサーチという新しい手法を取り入れ、顧客企業の製品開発、市場開発で多くの実績を上げてきました。さらに、食品、医薬品などの消費財マーケットから、産業装置、エネルギーなどの生産財マーケット、サービスマーケットまで、幅広い調査ニーズに対応。現在では、受託調査、マルチクライアントレポート、マーケティングレポートを3本柱とするサービスを提供しています。
富士経済 代表取締役社長の阿部界氏は、「例えば受託調査では、設計から実査、分析、報告書作成まで一貫して専門スタッフが行っていますが、データの質に加え、守秘義務に基づいた高い機密性が要求されます。機密保護のため、また業務の効率化による品質の向上のため、当社は早くからITを活用してきました」と話す。
高い機密性を確保するために2008年に全社導入したのが、他社製ソリューションを利用したシンクライアント環境です。同社ではネットワークブート型、およびサーバベース型シンクライアントの導入により、データ資産の保護やセキュリティの確保を図ってきました。
しかし、シンクライアント環境の運用を続けていく中で、様々な課題が浮上していました。その1つが、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスを活用したワークスタイルへの対応です。システム部主査を務める佐々木朗氏は、「富士経済では iPadを会社が一部購入補助し、社員に提供しているほか、個人使
既存シンクライアントをVMware Horizon Viewに移行しマルチデバイスにも対応したセキュアな業務環境を構築BYODによるワークスタイルの変革を実現
用の端末も業務利用できるようにするなど、マルチデバイスの業務活用、そしてBYODの導入を推進してきました。しかし、外部から社内へのアクセスに際しては、SSL-VPNアプライアンスを導入し、VPN接続により社員の自席の端末にアクセス、Wake on LANで起動させリソースを活用するという煩雑な運用を行っていたのです」と、説明します。また、ログオン時のプロファイルの読込みやウイルス定義ファイルの更新が複数のユーザーで重複したり、バックアップやレプリケーションが起動したりするタイミングで、同じサーバに収容されたクライアント全体のレスポンスが悪くなるといった問題も生じていました。
加えて、災害発生時のデータ資産の保護、業務の継続性の実現や、そして、セキュリティパッチ適用時の検証作業の必要性など、運用管理負荷の増加も大きな課題となっていました。
高い機能性とロードマップ、 ヴイエムウェアの手厚いサポートを評価し VMware Horizon Viewへリプレース
顕在化した様々な課題に対応するために、富士経済は、既存システムの更改を契機にクライアント環境の刷新を決意。最終的に選択されたのが、VMware Horizon Viewによる仮
1962年の創業以来、半世紀に亘ってマーケティング・調査企業の草分けとして発展してきた株式会社富士経済。同社は調査データの保護と機密性の向上にあたり、他社製ソリューションでのシンクライアント環境を導入、運用してきましたが、今回、その刷新にあたって、クライアント環境をVMware Horizon Viewにリプレース。マルチデバイスに対応した仮想デスクトップ環境の構築により、セキュリティの強化、運用管理の効率化の成果とともに、BYODによるワークスタイル変革も実現しています。
株式会社富士経済代表取締役社長阿部 界 氏
RESEARCH
想デスクトップソリューションでした。その理由を佐々木氏は次のように説明します。
「VMware Horizon Viewは仮想デスクトップ環境での使用に最適化された機能を実装していたことに加え、統合された管理ツールの提供やスマートデバイスへの対応を評価しました。さらに、コスト面では既存の他社製ソリューションのライセンスを更新するという選択肢もありましたが、ハイパーバイザーまで含めた総コストで比較すると大きなメリットがありました。また、検討段階からヴイエムウェアは高いレベルの技術情報を提供してくれるなど手厚いサポートを行ってくれたほか、VMware Horizon Suiteをはじめ、スマートデバイスに対応する製品ロードマップが明確だったことも採用の決め手となりました」
こうして2013年 4月、VMware Horizon Viewの導入が正式に決定し、導入プロジェクトがスタート。三ヵ月後の2013年7月には、東京、大阪、名古屋の各拠点、約 190名のユーザーを対象としたVMware Horizon Viewの導入を終え、仮想デスクトップ環境の本格的な運用が開始されました。
マルチデバイスを活用したワークスタイル 変革を実現3G回線の環境下でも快適に活用
VMware Horizon Viewの導入効果は様々な面で発揮されています。第 1の目的であるマルチデバイスを活用したワークスタイル変革について、佐々木氏は次のように評価します。
「現場のユーザーにとって最も大きなメリットは場所やデバイスを問わず、常に同じデスクトップ環境を利用できることです。社内では仮想デスクトップであることを意識せずに専用のシンクライアント端末で業務を行う一方、
客先などではタブレット端末でプレゼンテーションを行うなど、適材適所でのデバイス活用が行えるようになりました。ネットワーク環境が整えば海外でも国内と同じ業務が行える点もメリットであり、同時に出張先でのPCの紛失や盗難によるデータ漏えいのリスクも回避できるようになりました」
パフォーマンスについても申し分なく、「社外の3G回線の環境においても、特段のPCoIPのチューニングを行うことなく、快適に利用できています」と評価しています。
さらに、IT管理側の面では、運用負荷の軽減などさまざまなメリットが発揮されました。「リンククローン機能によってユーザー全体に標準的な環境を提供できパッチ適用などの負荷が大幅に減ったほか、vSphereの統合された管理ツールを利用できるので複数コンソールでの管理が不要になり非常に効率的になりました」と佐々木氏は話します。
VMware Horizon Viewの採用によって、BYODによるワークスタイル変革をさらに一歩推し進めただけでなく、運用管理の作業負荷を大幅に削減した富士経済。今後、同様の対応を行う企業の方々に対するメッセージとして、佐々木氏は次のように総括します。
「仮想デスクトップでは大規模導入が注目を集めがちですが、100ユーザー規模であっても十分に導入コスト以上の効果を得られます。事実、VMware Horizon Viewは非常に安定したソリューションであり、サーバ環境だけ用意すれば既存端末で仮想デスクトップ環境を展開できます。まずは現在お使いのOSとアプリケーションを仮想デスクトップで動かし、物理PCと比較しても遜色ないパフォーマンスであることを体感されることをおすすめします」
ヴイエムウェア株式会社 〒105-0013 東京都港区浜松町1-30-5 浜松町スクエア13F URL:www.vmware.com/jpCopyright © 2013 VMware, Inc. All rights reserved. Protected by U.S. and international copyright and intellectual property laws. VMwareおよびVMwareロゴはVMware, Inc.の商標です。他のすべての社名および製品名はそれぞれの企業の商標です。 Item No. CS_FUJIKEIZAI_JPQ413
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「VMware Horizon Viewは仮想デスクトップ環境での使用に最適化された機能を実装していたことに加え、統合された管理ツールの提供、スマートデバイスへの対応といった私たちが求める要件を満たすソリューションでした」株式会社富士経済 システム部主査佐々木 朗 氏
株式会社富士経済システム部主査佐々木 朗 氏
カスタマープロフィール
1962年の創業以来、フィールドリサーチという新しい手法を取り入れ、クライアントの製品開発、市場開発に多くの実績をあげてきたマーケティング、調査会社。受託調査、マルチクライアントレポート、マーケティングレポートを3本柱とするマーケティングサービスを展開し、顧客の幅広いニーズに対応している。
リモートアクセス 自宅、外出先、出張先からでも、デバイスの種類を問わず、社内と同様のデスクトップ環境を実現
外出先出張先
仮想サーバ
仮想サーバ
SSL-VPN
東京M本部名古屋M本部
大阪M本部
社内 (シンクライアント)
自宅
図:VMware Horizon Viewを活用し、デバイス、場所を問わないクライアント活用を実現